JP2001226769A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

Info

Publication number
JP2001226769A
JP2001226769A JP2000033207A JP2000033207A JP2001226769A JP 2001226769 A JP2001226769 A JP 2001226769A JP 2000033207 A JP2000033207 A JP 2000033207A JP 2000033207 A JP2000033207 A JP 2000033207A JP 2001226769 A JP2001226769 A JP 2001226769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
film forming
reversing
film
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000033207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4108896B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Nakano
喜之 中野
Kentaro Shingo
健太郎 新郷
Takashi Sueyoshi
貴志 末吉
Yuji Adachi
勇治 足達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000033207A priority Critical patent/JP4108896B2/ja
Publication of JP2001226769A publication Critical patent/JP2001226769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108896B2 publication Critical patent/JP4108896B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成膜用ワークの両面に薄膜を形成するものにお
いて、安価な設備コストで高い生産性と歩留りの向上と
を得ることのできる成膜装置を提供する。 【解決手段】一面への薄膜形成が終了した成膜用ワーク
9を保持するトレー28がワーク搬送手段3によって反
転位置まで搬送されたときに、このトレー28を突き上
げ機構21によってワーク搬送手段3から取り外して成
膜室2内におけるワーク搬送手段3の上方位置または成
膜室2に連通した反転室33内まで持ち上げて、このト
レー28をトレー反転機構39で保持しながら上下面反
転させる。反転されたトレー28を支持した突き上げ機
構21の下降によってトレー28をワーク搬送手段3に
再び取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電子部品
や薄膜磁気ヘッドなどの薄膜デバイスの製造過程におけ
る成膜対象基板などの成膜用ワークの表面に薄膜を生成
する工程に用いられる成膜装置に関し、特に、成膜用ワ
ークの両面に薄膜を生成するための成膜装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の用途に用いられている従来の一
般的なスパッタリング方式の成膜装置は、その概略縦断
面図をそれぞれ示す図5または図6に示すような構成に
なっている。図5において、外体容器の真空チャンバ1
は、その側壁に開口した真空排気口(図示せず)を介し
て真空排気ポンプ(図示せず)に接続されており、真空
排気ポンプの駆動によって内部空間の成膜室2が高真空
状態に引かれる。この高真空状態となった成膜室2に
は、図示しないガス導入管を通じてアルゴンガスなどの
プロセスガスが導入されて所定の圧力に調整される。
【0003】成膜室2の中央部には、ターンテーブル3
が回転軸4回りに回転自在に支持されており、ターンテ
ーブル3における同一の回転円上には、支持段部8を有
するトレー取付孔7が、例えば等間隔で複数個設けられ
ている。成膜対象のガラス基板などからなる成膜用ワー
ク9は、これの成膜しない周縁部を両側から挟み込むこ
とによってマスキングされた状態でトレー10に取り付
けられており、トレー10がトレー取付孔7に挿入して
支持段部8上に載置されることにより、トレー10を介
してターンテーブル3に保持されている。この成膜用ワ
ーク9は、ターンテーブル3の回転駆動によって成膜室
2内を搬送される。
【0004】各成膜用ワーク9に薄膜を形成するための
成膜材料(スパッタリング材料)となるターゲット11
は、スパッタ電極12およびバッキングプレート13か
らなるカソードに固着されて、ターンテーブル3の回転
駆動による成膜用ワーク9の移動軌跡に真上で対向する
位置に配置されている。バッキングプレート13は、絶
縁物14を介して真空チャンバ1の開口上端面に電気絶
縁状態で支持され、且つ成膜室2は、絶縁物14の上下
両面の凹溝に嵌め込まれたOリング17によって真空シ
ールされている。また、回転軸4はハウジング18によ
って成膜室2を真空シールした状態で回転自在に支持さ
れている。
【0005】一方、図6に示す成膜装置は、図5の成膜
装置における成膜室2の上部に設けられているスパッタ
電極12およびバッキングプレート13からなるカソー
ドとバッキングプレート13に固着されたターゲット1
1とを有する構成と同一構成のものが、成膜室2の下部
にも設置されており、それ以外は図5の成膜装置と同一
構成になっている。なお、上下のターゲット11は互い
に相対向するよう配置されている。
【0006】上記の各成膜装置では、成膜室2内がプロ
セスガス雰囲気中において、ターゲット11に対し電源
部(図示せず)からスパッタ電極12およびバッキング
プレート13を介して直流電力または高周波電力が印加
されることにより、例えばアルゴンプラズマを生成し、
高いエネルギを有するイオンをターゲット11に入射さ
せることによって、このターゲット11からスパッタ粒
子を弾き出し、そのスパッタ粒子を、ターゲット11の
真下位置に搬送された成膜用ワーク9に堆積させること
により、成膜用ワーク9の表面に薄膜を形成するように
なっている。なお、図5の成膜装置では、成膜用ワーク
9の上面に薄膜を形成したのちに、この成膜用ワーク9
を上下反転させてターンテーブル3に再度設置して、成
膜用ワーク9の反対面に対する薄膜の形成が行われる。
一方、図6の成膜装置では、成膜用ワーク9の上下両面
に対し上下のターゲット11から同時に薄膜の形成が行
われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
成膜装置では、成膜用ワーク9の両面に対して薄膜を同
時に形成して高い生産性を得ることができるが、スパッ
タ電極12およびバッキングプレート13からなるカソ
ードとバッキングプレート13に固着されたターゲット
11とからなる構成を上下に2組必要とすることから、
電源も2台必要となり、設備コストが高くつく問題があ
る。
【0008】一方、図5の成膜装置では、単一の成膜用
ワーク9に対し2回の薄膜形成工程を要するだけでな
く、成膜用ワーク9の一面に薄膜を形成したのちに、成
膜用ワーク9を上下反転させる必要があり、薄膜形成の
生産性が悪い。ここで、成膜用ワーク9の反転に際し
て、一面への薄膜形成が終了した成膜用ワーク9を成膜
室2の外部に出して反転させたのちに成膜室2内に再び
挿入する工程を採用した場合には、成膜室2の大気開放
と真空引きとに時間がかかり、薄膜形成の生産性がさら
に悪くなる。これとは別に、一面への薄膜形成が終了し
た成膜用ワーク9をターンテーブル3の上方において上
下反転させるための複雑な反転機構をターンテーブル3
自体に組み込んだ成膜装置が存在する。この成膜装置で
は、ターンテーブル3に保持されている成膜用ワーク9
の近傍箇所に複雑な反転機構が存在するので、薄膜の形
成時に、反転機構の駆動によって発生するミクロな塵や
不純なガスの影響を受けて成膜用ワーク9の歩留りが悪
くなるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、成膜用ワークの両面に薄膜を形成す
るものにおいて、安価な設備コストで高い生産性と歩留
りの向上とを得ることのできる構成を備えた成膜装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、成膜材料のターゲットから放出される粒
子によって前記ターゲットに対向配置された成膜用ワー
クの両面に薄膜を生成する成膜装置において、真空チャ
ンバ内部の成膜室に設けられた前記ターゲットと、前記
成膜用ワークの周縁部を保持したトレーが着脱自在に取
り付けられて前記成膜用ワークを前記ターゲットに対向
する成膜位置まで搬送するワーク搬送手段と、前記成膜
位置において前記成膜用ワークの一面への薄膜形成が終
了したのちに前記ワーク搬送手段によって反転位置まで
搬送された前記トレーを前記ワーク搬送手段から取り外
して前記成膜室内における前記ワーク搬送手段の上方位
置または前記成膜室に連通した反転室内まで持ち上げる
突き上げ機構と、前記突き上げ機構によって持ち上げら
れ前記トレーを保持して上下面反転させるトレー反転機
構とを備え、前記トレー反転機構によって反転された前
記トレーを前記突き上げ機構により支持したのち、この
突き上げ機構の下降によって前記トレーを前記ワーク搬
送手段に再び取り付けるように構成されていることを特
徴としている。
【0011】この成膜装置では、一面への薄膜形成の終
了した成膜用ワークを保持しているトレーを、成膜室内
におけるワーク搬送手段の上方位置またはこの成膜室に
連通した反転室内に突き上げ機構によって持ち上げてト
レー反転機構で上下面反転させたのちに、突き上げ機構
によって再びワーク搬送手段に設置するようになってい
るので、成膜用ワークを成膜室の外部に出して反転させ
る従来装置と比較して、成膜室の大気開放と真空引きと
を行う必要がないことから、生産性の向上を図ることが
できる。また、トレー反転機構は、突き上げ機構との組
み合わせによって反転位置におけるワーク搬送手段の上
方位置に設けることを可能としているので、ワーク搬送
手段に保持されている成膜用ワークは、ワーク搬送手段
自体に複雑な構成のトレー反転機構を設けた従来装置の
ようなミクロな塵や不純なガスの影響を受けることがな
くなり、成膜用ワークに形成された薄膜の歩留りの低下
を招かない。さらに、1台の電源で成膜用ワークの両面
に薄膜を形成できるので、設備コストを低減できる。
【0012】また、上記発明の成膜装置におけるトレー
反転機構は、同一直線上に所定間隔で対向配置されて互
いに接離する方向に直線移動自在で、且つ回転自在とな
った一対の反転軸と、この両反転軸の相対向する端部に
固着された一対のチャック部とを備えるとともに、前記
両反転軸の互いに近接する方向への直線移動により、前
記両チャック部でトレーを両側から挟み付ける状態でチ
ャッキングしたのち、前記反転軸の180 °の角度の回転
によって前記トレーを上下面反転させ、前記両反転軸の
互いに離間する方向への直線移動により、前記両チャッ
ク部による前記トレーのチャッキングを解除する構成と
することができる。
【0013】これにより、成膜室内におけるワーク搬送
手段の上方位置またはこの成膜室に連通した反転室内に
設けるトレー反転機構は、突き上げ機構と組み合わせて
相互に連動させる構造とすることにより、比較的簡素化
した構成で具現化することができる。
【0014】上記発明において、トレーが、外周の複数
箇所から係止部が突設された非円形の形状を有し、トレ
ー反転機構は、前記トレーを挿入できる形状の挿入孔お
よび前記挿入孔の孔周面から外方に凹設されて前記係止
部を挿入させることのできる幅を有する保持溝とを有す
る保持体と、この保持体を対向両側で支持しながら180
°の角度で回転される一対の反転軸とを備えて構成さ
れ、突き上げ機構は、前記トレーを持ち上げて前記挿入
孔内に位置決めしたのちに前記係止部を前記保持溝内に
挿入させる角度だけ左右両方に回転される構成とするこ
とが好ましい。
【0015】これにより、トレーのトレー反転機構への
着脱を、突き上げ機構の昇降シャフトの回転動作によっ
て行うことができるので、トレー反転機構には、トレー
をチャッキングするためのチャック部などが不要となっ
て、保持体と一対の反転軸とを有するのみの簡略化され
た構成とすることができ、成膜室内に容易に設置するこ
とができる。
【0016】また、上記発明における突き上げ機構は、
トレーに形成された位置決め孔に抜脱自在に挿入する位
置決め小ピン部を上端に備えてトレーを支持する複数本
の位置決め支持ピンと、前記トレーを支持する複数本の
支持ピンとを備えていることが好ましい。
【0017】これにより、突き上げ機構は、トレーをワ
ーク搬送手段から取り外してトレー反転機構に保持させ
る位置まで持ち上げたのち、トレー反転機構で上下面反
転されたトレーを受け取って再びワーク搬送手段に取り
付ける際に、トレーとの相対位置を常に所定の位置決め
状態として取り扱うことができるので、トレーのワーク
搬送手段に対する着脱を確実に行うことができる。ま
た、突き上げ機構は、トレーを位置決め状態で保持でき
ることにより、自体の回転によってトレーを一体的に回
転させることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明の一実施の形態に係る成膜装置の概略構成を示す縦断
面図である。同図において、図5または図6と同一若し
くは同等のものには同一の符号を付して、その説明を省
略する。この成膜装置では、スパッタ電極12およびバ
ッキングプレート13からなるカソードとバッキングプ
レート13に固着されたターゲット11とからなる構成
を、図5の成膜装置と同様に、成膜室2の上部に1組備
えているだけである。
【0019】真空チャンバ1の底板部におけるターゲッ
ト11の配設位置の真下を除く箇所であって、ターンテ
ーブル3のトレー取付孔7の回動軌跡に真下で対向する
箇所には、挿通孔19が設けられ、真空チャンバ1の底
板部外面には、挿通孔19を真空シールした状態でケー
シング20が取り付けられている。このケーシング20
の内部空間には、成膜用ワーク9の突き上げ機構21が
配設されている。突き上げ機構21は、ケーシング20
に対し真空シールされた状態で貫通して上下動される昇
降シャフト22と、この昇降シャフト22の上端に直交
した配置で固着された突き上げプレート23と、この突
き上げプレート23の上面の同一円上において交互に等
間隔(90°間隔)で立設された2本の位置決め支持ピ
ン24と2本の支持ピン27とにより構成されている。
位置決め支持ピン24は、支持ピン27と同一形状のピ
ン体の上端面からこれよりも径の小さな位置決め小ピン
部24aが突設されている。
【0020】ここで、成膜用ワーク9を保持するトレー
28について、図2を参照しながら説明する。図2
(a)はトレー28と突き上げ機構21とを示す拡大平
面図、(b)は(a)の縦断面図を示す。トレー28
は、(b)に明示するように、一組のトレー部材28
a,28bによって構成されており、この一組のトレー
部材28a,28bは、成膜用ワーク9の周縁部に対し
位置決め状態で両側から挟み込んだ状態でねじ(図示せ
ず)により互いに固定されて、成膜用ワーク9の両面の
周縁部を精度良くマスキングしている。
【0021】この両トレー部材28a,28bにおける
中心に対する径方向の対称位置には、位置決め小ピン部
24aが挿入できる径を有する一対の位置決め孔29が
相対向して形成されている。したがって、突き上げ機構
21が上昇したときには、一対の位置決め小ピン部24
aがそれぞれトレー28の位置決め孔29に挿入するこ
とにより、先ずトレー28に対する位置決めを行い、続
いて各一対ずつの位置決め支持ピン24と支持ピン27
との計4本の上端面がトレー28の下面に当接して支持
し、そのまま上昇してトレー28をターンテーブル3の
トレー取付孔7から取り外してその上方へ持ち上げる。
【0022】一方、図1の真空チャンバ1の天板部にお
ける挿通孔19の真上位置には、トレー28よりも十分
に大きな径を有した挿入孔30が形成され、この挿入孔
30の孔径と同一の内径を有する円筒状のケーシング3
1が、内周面を挿入孔30に合致させた配置で真空チャ
ンバ1の上面に固着され、且つ、ケーシング31の上端
開口部が蓋体32で施蓋されている。このケーシング3
1と蓋体32とで囲まれた内部空間は、突き上げ機構2
1の上昇によってターンテーブル3から持ち上げられて
挿入されたトレー28つまり成膜用ワーク9を上下反転
させるための反転室33になっている。ケーシング31
における径方向の両側面部には、先端にチャック部34
を備えた反転軸37が、軸受部材38によって回転自
在、且つスライド自在に支持されて配設されている。こ
の一対のチャック部34と一対の反転軸37と一対の軸
受部材38とは、トレー28を上下反転させるトレー反
転機構39を構成している。このトレー反転機構39の
動作については後述する。
【0023】つぎに、上記成膜装置の作用について説明
する。先ず、成膜用ワーク9を保持したトレー28は、
ロボットアームなどの搬送手段(図せず)によって成膜
室2内に搬入されて、ターンテーブル3の各トレー取付
孔7に順次取り付けられる。つぎに、成膜室2内は、真
空ポンプの駆動によって高真空状態に引かれ、続いて、
高真空状態となった成膜室2内にはガス導入管を通じて
アルゴンなどのプロセスガス(放電ガス)が導入され
る。このプロセスガスの雰囲気中において、電源部から
スパッタ電極12およびバッキングプレート13を介し
てターゲット11に直流電力または高周波電力が印加さ
れることにより、例えばアルゴンプラズマを生成し、高
いエネルギを有するイオンをスパッタリング材料のター
ゲット11に入射させることにより、このターゲット1
1のスパッタ粒子を弾き出し、そのスパッタ粒子をガラ
ス基板などからなる成膜用ワーク9に堆積させることに
より、成膜用ワーク9の一面(この場合は上面)に所要
の薄膜を形成する。
【0024】上述の成膜用ワーク9の一面への薄膜の形
成に際しては、ターンテーブル3の一定速度の回転によ
ってターゲット11の真下位置を移動中の成膜用ワーク
9に対し行う方法と、ターンテーブル3の間欠移動によ
って成膜用ワーク9をターゲット11の真下に位置決め
状態に静止させて行う方法との何れかが用いられる。こ
の何れかの方法により一面に薄膜が形成された成膜用ワ
ーク9は、ターンテーブル3の回転にともなって突き上
げ機構21の上方の反転位置まで搬送されたときに、タ
ーンテーブル3の回転制御によって突き上げ機構21に
対し正確に対向する位置決め状態に静止される。この状
態において、突き上げ機構21の昇降シャフト22の上
動により突き上げプレート23が上昇して、一対の位置
決め小ピン部24aがトレー28の対向する位置決め孔
29に挿入したのち、各一対ずつの位置決め支持ピン2
4および支持ピン27が、トレー28の下面に当接した
のち、このトレー28を持ち上げてそのまま反転室33
内に挿入させる。
【0025】突き上げ機構21は、トレー28が図1に
2点鎖線で示すように両側のチャック部34に対し正確
に対向した時点で上昇を停止する。このトレー28が両
側のチャック部34に対し位置決め状態で静止される
と、トレー反転機構39では、両側の反転軸37がそれ
ぞれ互いに近接する方向に直線移動されることにより、
一対のチャック部34が図1の実線の図示位置から2点
鎖線の図示位置まで進出して、4本の支持ピン24,2
7で支持されているトレー28を、これの径方向の両縁
部をそれぞれ掴持しながら両側から挟み付けてチャッキ
ングする。
【0026】そののち、突き上げ機構21は、下降して
トレー28の支持を解除したのち、トレー28の反転動
作に邪魔にならない下方位置まで退避する。続いて、ト
レー反転機構39の両側の反転軸37が180 °回転され
ることにより、成膜用ワーク9は一対のチャック部34
でチャッキングされたトレー28を介して上下面を反転
される。図1に2点鎖線で示す円は、トレー28が180
°回転される過程における90°回転された状態を示して
いる。トレー28の反転が終了すると、突き上げ機構2
1が再び上昇して、一対の位置決め小ピン部24aが上
下反転されたトレー28の下側の位置決め孔29に挿入
し、且つ計4本のピン24,27がトレー28に対しこ
れの下面に当接して支持する。
【0027】トレー28が計4本のピン24,27で支
持された状態において、反転機構39では反転軸37が
互いに離間する方向に直線移動して、一対のチャック部
34によるトレー28のチャッキングが解除される。続
いて、突き上げ機構21は、下降して図1に図示の通常
位置に復帰するが、この突き上げ機構21によって下降
されるトレー28は、ターンテーブル3のトレー取付孔
7に挿入して支持段部8上に所定の位置決め状態で載置
され、そののち、一対の位置決め小ピン部24aはトレ
ー28の位置決め孔29から抜脱する。このように上下
面反転して再びターンテーブル3に取り付けられた成膜
用ワーク9は、ターンテーブル3の回転によってターゲ
ット11の真下位置まで搬送されたときに、上面側に転
換された他面に対し薄膜が形成される。
【0028】上述のように、上記成膜装置では、一面へ
の薄膜形成が終了した成膜用ワーク9を、成膜室2に連
通して構成された反転室33内に突き上げ機構21によ
って持ち上げたのち、トレー反転機構39で上下面反転
させ、さらに、突き上げ機構21によって再びターンテ
ーブル3のトレー取付孔7に設置するようにしている。
したがって、この成膜装置は、成膜用ワーク9を成膜室
2の外部に出して反転させる従来装置に比較して、成膜
室2の大気開放と真空引きとを行う必要がないことか
ら、生産性の向上を図ることができる。また、トレー反
転機構39は、ターンテーブル3の特定の1ポジション
の上方位置の反転室33内に設けられているから、ター
ンテーブル3自体に複雑な構成の反転機構を設けた従来
装置のようなミクロな塵や不純なガスの影響を受けるこ
とがないので、成膜用ワーク9に形成した薄膜の歩留り
が低下することがない。さらに、1台の電源で成膜用ワ
ーク9の両面に薄膜を形成できるので、設備コストを低
減できる。
【0029】なお、上記実施の形態では、真空チャンバ
1の上方に突出する形態で成膜室2に連通する反転室3
3を設けた場合を例示しているが、成膜室2内でトレー
28を反転させる構成としてもよい。要は、トレー28
を反転させるためのスペースが成膜室2と連通していれ
ばよい。但し、成膜室2内に設けるトレー反転機構は、
設置スペースの関係上から、構成を簡略化する必要があ
り、つぎに、成膜室2内に設けるのに適したトレー反転
機構について説明する。
【0030】図3(a)は上述のように成膜室2内に設
けるのに適したトレー反転機構40とトレー41との関
係を示した平面図、(b)は(a)のA−A線断面図で
ある。トレー41は、平面視ほぼ正方形の外形を有して
おり、所定の2箇所に、突き上げ機構21における一対
の位置決め支持ピン24の各々の位置決め小ピン部24
aを挿入させるための位置決め孔42が形成されてい
る。ほぼ正方形の外形を有するトレー41の4箇所の角
部は、トレー反転機構40に保持させるための係止部4
1aになっている。
【0031】一方、トレー反転機構40は、円形となっ
た外形の内部にトレー41を挿入することのできる正方
形の挿入孔44を有する保持体43と、この保持体43
を対向両側で支持する2本の反転軸47とを備えて構成
されている。また、保持体43の内周面には、正方形の
挿入孔44の4辺に対向する4箇所に、正方形の挿入孔
44の外接円に沿って外方に向け凹設された形状であっ
て、トレー41の係止部41aを挿入させることのでき
る幅を有する保持溝48がそれぞれ形成されている。
【0032】つぎに、上記トレー反転機構40によるト
レー41の反転動作について説明する。上記トレー反転
機構40は、保持体43と一対の反転軸47とを有する
簡略化された構成であって、図1の成膜室2内における
ターンテーブル3の上方であって突き上げ機構21の真
上位置に設置される。そして、トレー41に保持された
成膜用ワーク(図示せず)の一面への薄膜形成が終了し
て、このトレー41が突き上げ機構21およびトレー反
転機構40に対向する反転位置まで搬送されて静止され
ると、突き上げ機構21が上昇して、一対の位置決め小
ピン部24aが位置決め孔42に挿入してトレー41に
対する位置決めがなされたのちに、トレー41が、一対
の位置決め支持ピン24および一対の支持ピン27で支
持されながらターンテーブル3のトレー取付孔7の上方
へ持ち上げられ、(b)に示すようにトレー反転機構4
0の挿入孔44内に位置決め状態に挿入される。
【0033】トレー41が挿入孔44内に位置決め状態
に挿入された状態において、図1に示す突き上げ機構2
1の昇降シャフト22が、例えば右方向に約45°の角度
だけ回転する。これにより、一対の位置決め小ピン部2
4aの位置決め孔42への挿入によって位置決め状態で
突き上げ機構21に支持されているトレー41は、突き
上げ機構21と一体的に(a)に2点鎖線で示す状態ま
で回動して、これの4つの係止部41aがそれぞれ
(b)に示すようにトレー反転機構40の保持溝48内
に入り込むことにより、トレー反転機構40に保持され
る。続いて、突き上げ機構21は、4本の支持ピン2
4,27が保持体43の反転動作に対し邪魔にならない
下方位置まで下降して、そのままの位置を保持する。こ
れにより、トレー41の保持はトレー反転機構40の保
持体43に移行される。この状態において、反転軸47
が180 °回転してトレー41が上下面を反転される。
【0034】トレー41が上下面反転されて静止状態と
なると、突き上げ機構21が再び上昇して、一対の位置
決め小ピン部24aがトレー41の位置決め孔42内に
挿入し、且つ4本の支持ピン24,27がトレー41の
下面に当接してこれを支持する。この突き上げ機構21
でトレー41を位置決め状態に支持した状態において、
突き上げ機構21の昇降シャフト22が、例えば左方向
に約45°の角度だけ回転される。これにより、トレー4
1と挿入孔44との相対的な位置関係は図3に図示の元
の状態に戻る。すなわち、トレー41は、これの4つの
係止部41aが保持溝48から抜け出して、挿入孔44
に対し抜脱可能な相対位置となる。
【0035】続いて、突き上げ機構21が下降して図1
に図示の通常位置に復帰するがこのとき、この突き上げ
機構21によって下降されるトレー41は、ターンテー
ブル3のトレー取付孔7に挿入して支持段部8上に所定
の位置決め状態で載置される。そののち、一対の位置決
め小ピン部24aはトレー41の位置決め孔42から抜
脱する。この上下面反転して再びターンテーブル3に取
り付けられたトレー41に保持されている成膜用ワーク
は、ターンテーブル3の回転によってターゲット11の
真下位置まで搬送されたときに、上面側の他面に対し薄
膜が形成される。
【0036】このトレー反転機構40は、保持体43と
一対の反転軸47とを有するのみの簡略化された構成で
あるとともに、トレー41のトレー反転機構40への着
脱を突き上げ機構21の昇降シャフト22の回転によっ
て行う構成となっていることから、図1のトレー反転機
構39におけるチャック部34を備えた反転軸37のよ
うな横方向へ移動する部材が存在しなく、成膜室2内に
容易に設置することができる。
【0037】図4(a)は成膜室2内に設けるのに適し
た他のトレー反転機構49とトレー50との関係を示し
た平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。ト
レー50は、全体として円形であって、その円形におけ
る90°間隔の4か所から係止部50aが径方向外方に突
設された非円形の形状になっている。また、トレー50
には、径方向の両側に、突き上げ機構21における一対
の位置決め支持ピン24の各々の位置決め小ピン部24
aを挿入させるための位置決め孔51が形成されてい
る。
【0038】一方、トレー反転機構49は、円形となっ
た外形の内部にトレー50の挿入孔52を有する保持体
53と、この保持体53をこれの径方向の両側で対向す
る2箇所の周端面にそれぞれ固着されて支持する一対の
反転軸54とを備えて構成されている。挿入孔52は、
トレー50を挿入できる形状であって、円形における90
°間隔の4箇所に係止部50aが挿入できる凹所57が
形成されている。また、保持体53には、その内周面に
おける4つの凹所57の各々の間に、各凹所57の外接
円に沿って外方に向け凹設された形状であって、トレー
50の係止部50aを挿入させることのできる幅を有す
る保持溝58がそれぞれ形成されている。
【0039】つぎに、上記トレー反転機構49によるト
レー50の反転動作について説明する。このトレー反転
機構49は、図3のトレー反転機構40と同様に、保持
体53と一対の反転軸54とを有するのみの簡略化され
た構成であって、図1の成膜室2内におけるターンテー
ブル3の上方であって突き上げ機構21の真上位置に設
置される。そして、トレー50に保持された成膜用ワー
ク(図示せず)の一面への薄膜形成が終了して、このト
レー50が反転位置まで搬送されたときに、突き上げ機
構21が上昇して、トレー50が、一対の位置決め支持
ピン24および一対の支持ピン27によってターンテー
ブル3のトレー取付孔7の上方へ持ち上げられて、
(b)に示すようにトレー反転機構49の挿入孔52内
に位置決め状態に挿入される。このとき、トレー50
は、これの4つの係止部50aがそれぞれ対応する凹所
57内に入り込むことによって、挿入孔52への挿入を
許容される。
【0040】トレー50が挿入孔52内に位置決め状態
に挿入された状態において、図1に示す突き上げ機構2
1の昇降シャフト22が、例えば右方向に約100程度
の僅かな所定角度だけ回転する。これにより、一対の位
置決め小ピン部24aに位置決め状態で突き上げ機構2
1に支持されているトレー50は、突き上げ機構21と
一体的に回動して、これの4つの係止部50aがそれぞ
れトレー反転機構49の保持溝58内に入り込む。続い
て、突き上げ機構21は、4本の支持ピン24,27が
保持体53の反転動作に対し邪魔にならない下方位置ま
で下降して、そのままの位置を保持する。これにより、
トレー50の保持はトレー反転機構49の保持体53に
移行される。この状態において、反転軸54が180 °回
転してトレー50が上下面を反転される。
【0041】トレー50が上下面反転されて静止状態と
なると、突き上げ機構21が再び上昇して、一対の位置
決め小ピン部24aがトレー50の位置決め孔51内に
挿入し、且つ4本の支持ピン24,27がトレー50に
当接してこれを支持する。この状態において、突き上げ
機構21の昇降シャフト22が、例えば左方向に約10
0程度の所定角度だけ回転すると、トレー50と挿入孔
52との相対的な位置関係が元の状態に戻る。すなわ
ち、トレー50は、これの4つの係止部50aが保持溝
58から抜け出して凹所57内に位置し、挿入孔52に
対し抜脱可能な相対位置となる。
【0042】続いて、突き上げ機構21は、下降して図
1に図示の通常位置に復帰するが、このとき、突き上げ
機構21によって下降されるトレー50は、ターンテー
ブル3のトレー取付孔7に挿入して支持段部8上に所定
の位置決め状態で載置される。そののち、一対の位置決
め小ピン部24aはトレー50の位置決め孔51から抜
脱する。この上下面反転して再びターンテーブル3に取
り付けられたトレー50に保持されている成膜用ワーク
は、ターンテーブル3の回転によってターゲット11の
真下位置まで搬送されたときに、上面側の他面に対し薄
膜が形成される。
【0043】このトレー反転機構49は、図3のトレー
反転機構40と同様に、保持体53と一対の反転軸54
とを有するのみの簡略化された構成であるとともに、ト
レー50のトレー反転機構49への着脱を突き上げ機構
21の昇降シャフト22の回転によって行う構成として
いることから、図1のトレー反転機構39におけるチャ
ック部34を備えた反転軸37のような横方向へ移動す
る部材が存在しなく、成膜室2内に容易に設置すること
ができる効果を得られるのに加えて、トレー50をトレ
ー反転機構49に対し着脱させるための昇降シャフト2
2の回転角度を、図3のトレー反転機構40に比較して
格段に小さくできる利点がある。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の成膜装置によれ
ば、一面への薄膜形成が終了した成膜用ワークを、成膜
室内におけるワーク搬送手段の上方位置またはこの成膜
室に連通した反転室内に突き上げ機構によって持ち上げ
て、反転機構で上下面反転させたのちに、突き上げ機構
によって再びワーク搬送手段に設置する構成としたの
で、成膜用ワークを成膜室の外部に出して反転させる従
来装置に比較して、成膜室の大気開放と真空引きとを行
う必要がないことから、生産性の向上を図ることができ
る。また、トレー反転機構は、突き上げ機構との組み合
わせによって反転位置におけるワーク搬送手段の上方位
置に設けることを可能としているので、ワーク搬送手段
自体に複雑な構成のトレー反転機構を設けた従来装置の
ようなミクロな塵や不純なガスの影響を受けることがな
くなり、成膜用ワークの薄膜の歩留りの低下を招かな
い。さらに、1台の電源で成膜用ワークの両面に薄膜を
形成できるので、設備コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る成膜装置の概略構
成を示す縦断面図。
【図2】(a)は同上の成膜装置における成膜用ワーク
を保持するトレーと突き上げ機構とを示す拡大平面図、
(b)は(a)の縦断面図。
【図3】(a)は同上成膜装置に用いることのできる他
のトレー反転機構とトレーとの関係を示す平面図、
(b)は(a)のA−A線断面図。
【図4】(a)は同上成膜装置に用いることのできるさ
らに他のトレー反転機構とトレーとの関係を示す平面
図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図5】従来の成膜装置を示す概略縦断面図。
【図6】従来の他の成膜装置を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 真空チャンバ 2 成膜室 3 ターンテーブル(ワーク搬送手段) 9 成膜用ワーク 11 ターゲット 21 突き上げ機構 24 位置決め支持ピン 24a 位置決め小ピン部 27 支持ピン 28,41,50 トレー 29,42,51 位置決め孔 33 反転室 34 チャック部 39,40,49 トレー反転機構 41a,50a 係止部 43,53 保持体 44,52 挿入孔 47,54 反転軸 48,58 保持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 貴志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 足達 勇治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜材料のターゲットから放出される粒
    子によって前記ターゲットに対向配置された成膜用ワー
    クの両面に薄膜を生成する成膜装置において、 真空チャンバ内部の成膜室に設けられた前記ターゲット
    と、 前記成膜用ワークの周縁部を保持したトレーが着脱自在
    に取り付けられて前記成膜用ワークを前記ターゲットに
    対向する成膜位置まで搬送するワーク搬送手段と、 前記成膜位置において前記成膜用ワークの一面への薄膜
    形成が終了したのちに前記ワーク搬送手段によって反転
    位置まで搬送された前記トレーを前記ワーク搬送手段か
    ら取り外して前記成膜室内における前記ワーク搬送手段
    の上方位置または前記成膜室に連通した反転室内まで持
    ち上げる突き上げ機構と、 前記突き上げ機構によって持ち上げられ前記トレーを保
    持して上下面反転させるトレー反転機構とを備え、 前記トレー反転機構によって反転された前記トレーを前
    記突き上げ機構により支持したのち、この突き上げ機構
    の下降によって前記トレーを前記ワーク搬送手段に再び
    取り付けるように構成されていることを特徴とする成膜
    装置。
  2. 【請求項2】 トレー反転機構は、 同一直線上に所定間隔で対向配置されて互いに接離する
    方向に直線移動自在で、且つ回転自在となった一対の反
    転軸と、この両反転軸の相対向する端部に固着された一
    対のチャック部とを備えるとともに、前記両反転軸の互
    いに近接する方向への直線移動により、前記両チャック
    部でトレーを両側から挟み付ける状態でチャッキングし
    たのち、前記反転軸の180 °の角度の回転によって前記
    トレーを上下面反転させ、前記両反転軸の互いに離間す
    る方向への直線移動により、前記両チャック部による前
    記トレーのチャッキングを解除するよう構成されている
    請求項1に記載の成膜装置。
  3. 【請求項3】 トレーが、外周端の複数箇所から係止部
    が突設された非円形の形状を有し、 トレー反転機構は、 前記トレーを挿入できる形状の挿入孔および前記挿入孔
    の孔周面から外方へ向け凹設されて前記係止部を挿入さ
    せることのできる幅を有する保持溝を有する保持体と、
    この保持体を対向両側で支持しながら180 °の角度で回
    転させる一対の反転軸とを備えて構成され、 突き上げ機構は、前記トレーを持ち上げて前記挿入孔内
    に位置決めしたのちに前記係止部を前記保持溝内に挿入
    させる角度だけ左右両方に回転されるよう構成されてい
    る請求項1に記載の成膜装置。
  4. 【請求項4】 突き上げ機構は、トレーに形成された位
    置決め孔に抜脱自在に挿入する位置決め小ピン部を上端
    に備えてトレーを支持する複数本の位置決め支持ピン
    と、前記トレーを支持する複数本の支持ピンとを備えて
    いる請求項1〜3の何れかに記載の成膜装置。
JP2000033207A 2000-02-10 2000-02-10 成膜装置 Expired - Fee Related JP4108896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033207A JP4108896B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033207A JP4108896B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001226769A true JP2001226769A (ja) 2001-08-21
JP4108896B2 JP4108896B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=18557719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000033207A Expired - Fee Related JP4108896B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4108896B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187114A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Shibaura Mechatronics Corp 真空処理装置
WO2011161745A1 (ja) * 2010-06-21 2011-12-29 株式会社アルバック 基板反転装置、真空成膜装置及び基板反転方法
US9458535B2 (en) 2013-12-13 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor manufacturing device and semiconductor manufacturing method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187114A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Shibaura Mechatronics Corp 真空処理装置
WO2011161745A1 (ja) * 2010-06-21 2011-12-29 株式会社アルバック 基板反転装置、真空成膜装置及び基板反転方法
CN102947481A (zh) * 2010-06-21 2013-02-27 株式会社爱发科 基板反转装置、真空成膜装置以及基板反转方法
US9458535B2 (en) 2013-12-13 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor manufacturing device and semiconductor manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4108896B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4795299A (en) Dial deposition and processing apparatus
KR890002837B1 (ko) 연속 스퍼터 장치
EP0443049B1 (en) Sputtering apparatus and sputtering system
US7033471B2 (en) Sputter chamber as well as vacuum transport chamber and vacuum handling apparatus with such chambers
KR100639071B1 (ko) 박막 작성 시스템
JPH0249424A (ja) エッチング方法
JPWO2006025336A1 (ja) 成膜装置
US5783055A (en) Multi-chamber sputtering apparatus
JP5603333B2 (ja) 基板処理装置
JPH05175162A (ja) ドライエッチング装置
CN218812073U (zh) 一种沉积设备
JP2001226769A (ja) 成膜装置
JPH09111453A (ja) 真空基板搬送装置及び真空基板搬送方法
JPH03155619A (ja) 真空処理装置
JPS6250463A (ja) 連続スパツタ装置
JP2002256425A (ja) スパッタリング用マルチターゲット装置
JP5059269B2 (ja) スパッタチャンバならびに真空輸送チャンバおよびこれらのチャンバを備えた真空処理装置
JP2003129235A (ja) スパッタリング方法
JP2000273631A (ja) スパッタリング装置
JPH0480734B2 (ja)
CN117802459A (zh) 成膜装置
CN117802462A (zh) 成膜装置
JP2762479B2 (ja) マグネトロン型スパッタリング装置
JP2024052559A (ja) 成膜装置
TWI853719B (zh) 成膜裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees