JP2001226616A - インクジェット記録液およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録液およびインクジェット記録方法

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JP2001226616A
JP2001226616A JP2000041872A JP2000041872A JP2001226616A JP 2001226616 A JP2001226616 A JP 2001226616A JP 2000041872 A JP2000041872 A JP 2000041872A JP 2000041872 A JP2000041872 A JP 2000041872A JP 2001226616 A JP2001226616 A JP 2001226616A
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recording liquid
weight
ink jet
surfactant
parts
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JP2000041872A
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English (en)
Inventor
Koji Doi
孝次 土井
Hiroshi Inoue
洋 井上
Takako Kobayashi
孝子 小林
Izuru Matsui
出 松井
Takeshi Hashimoto
健 橋本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク乾燥性、光学濃度、フェザリング、及
び画像定着性を同時に満足するインクジェット記録液及
びこれを用いたインクジェット記録方法の提供。 【解決手段】 色材、水溶性有機溶媒、不飽和結合を有
する界面活性剤、所望により2級又は3級のアルキル基
を有する界面活性剤、及び水を含有するインクジェット
記録液であって、前記記録液の表面張力が20〜40m
N/mであり、かつ前記記録液に含まれる全界面活性剤
の添加量が該記録液100重量%中0.2〜5.0重量
%であるインクジェット記録液、及び該記録液を用いた
インクジェット記録方法により上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録液、及び該記録液を用いたインクジェット記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式のプリンターは、ノ
ズル、スリット又は多孔質フィルム等から液体又は溶融
固体インクを吐出し、紙、布、フィルム等に記録を行う
ものであり、小型、安価、静寂性等の利点が知られてい
る。中でも、圧電素子を用いたピエゾインクジェット方
式、及びインクに熱エネルギーを作用させて記録を行う
熱インクジェット方式では印字速度を高速化し、解像度
を向上することが可能である等の利点を有する。
【0003】従来、インクジェット記録方式では長期保
存安定性に優れている水溶性染料が用いられてきたが、
染料インクは耐水性、耐光性に問題があった。それに対
して、顔料インクは、長期保存安定性では染料インクよ
り劣るものの、耐水性、耐光性に優れ、かつ高濃度の画
質が得られる等の利点が知られている。
【0004】インクジェットプリンターの高速化を実現
する為には、インクの乾燥性を速くすることが要求され
ている。インクの速乾性を実現する方法として、インク
に界面活性剤を添加する方法が特開昭55-65269号公報等
に開示されている。しかし、この方法は、光学濃度が低
下し、フェザリングが悪化する等の不具合が発生する。
また、特開平4-239067号公報は、印字性能向上を目的と
して、インク中にHLB(親水基/疎水基バランス)が
10〜20である界面活性剤を添加したインクと、ヘッ
ド構成との組合せの構成が開示されている。しかし、こ
の方法でも、インク乾燥性、光学濃度、フェザリング、
画像定着性を同時に満足することができなかった。
【0005】以上のように、インク乾燥性、光学濃度、
フェザリング、及び画像定着性を同時に満足するインク
ジェット記録液およびインクジェット記録方法は、従来
得られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ク乾燥性、光学濃度、フェザリング、及び画像定着性を
同時に満足するインクジェット記録液及びこれを用いた
インクジェット記録方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、以下のインクジェット記録液及びこれを用いた
インクジェット記録方法により、上記目的を達成できる
ことを見出した。即ち、本発明者らは、以下の<1>〜
<30>に掲げる発明を見出した。
【0008】<1> 色材、水溶性有機溶媒、少なくと
も2種の界面活性剤、及び水を必須成分として含有する
インクジェット記録液であって、前記界面活性剤のうち
の1種が不飽和結合を有し、前記記録液の表面張力が2
0〜40mN/mであり、かつ前記記録液に含まれる全
界面活性剤の添加量が該記録液100重量%中0.2〜
5.0重量%であることを特徴とするインクジェット記
録液。 <2> 上記<1>において、該インクジェット記録液
がさらに2級又は3級のアルキル基を有する界面活性剤
を含有するのがよい。
【0009】<3> 上記<1>又は<2>において、
不飽和結合を有する界面活性剤がノニオン性界面活性剤
であるのがよい。 <4> 上記<2>又は<3>において、2級又は3級
のアルキル基を有する界面活性剤がノニオン性界面活性
剤であるのがよい。
【0010】<5> 上記<3>又は<4>において、
ノニオン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルであるのがよい。 <6> 上記<5>において、界面活性剤のアルキル基
の炭素数が8〜20であるのがよい。 <7> 上記<5>又は<6>において、界面活性剤の
親水基部のエチレンオキサイド基数が2〜15であるの
がよい。
【0011】<8> 上記<5>〜<7>のいずれかに
おいて、ポリオキシエチレンアルキルエーテルがポリオ
キシエチレンオレイルエーテルであるのがよい。 <9> 上記<5>〜<7>において、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルがポリオキシエチレン2-エチルヘ
キシルエーテルであるのがよい。
【0012】<10> 上記<4>において、不飽和結
合を有する界面活性剤がポリオキシエチレンオレイルエ
ーテルであり、2級又は3級アルキル基を有する界面活
性剤がポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテルで
あるのがよい。
【0013】<11> 色材、水溶性有機溶媒、少なく
とも2種の界面活性剤、及び水を必須成分として含有す
るインクジェット記録液であって、前記界面活性剤のう
ちの1種はHLB(親水基/疎水基バランス)が8〜1
3であり、前記記録液の表面張力が20〜40mN/m
であり、かつ前記記録液に含まれる全界面活性剤の添加
量が該記録液100重量%中0.2〜5.0重量%であ
ることを特徴とするインクジェット記録液。 <12> 上記<11>において、該インクジェット記
録液がさらにHLBが12〜15である界面活性剤を含
有するのがよい。
【0014】<13> 上記<11>又は<12>にお
いて、HLBが8〜13である界面活性剤がノニオン性
界面活性剤であるのがよい。 <14> 上記<12>又は<13>において、HLB
が12〜15である界面活性剤がノニオン性界面活性剤
であるのがよい。 <15> 上記<13>又は<14>において、ノニオ
ン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテル
であるのがよい。
【0015】<16> 上記<15>において、界面活
性剤のアルキル基の炭素数が8〜20であるのがよい。 <17> 上記<15>又は<16>において、界面活
性剤の親水基部のエチレンオキサイド基数が2〜15で
あるのがよい。
【0016】<18> 上記<15>〜<17>のいず
れかにおいて、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが
ポリオキシエチレンオレイルエーテルであるのがよい。 <19> 上記<15>〜<17>において、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルがポリオキシエチレン2-エ
チルヘキシルエーテルであるのがよい。
【0017】<20> 上記<14>において、HLB
が8〜13である界面活性剤がポリオキシエチレンオレ
イルエーテルであり、HLBが12〜15である界面活
性剤がポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテルで
あるのがよい。
【0018】<21> 上記<1>〜<20>のいずれ
かにおいて、記録液の粘度が1.5〜6.0mPa・s
であるのがよい。 <22> 上記<1>〜<21>のいずれかにおいて、
記録液中の分散粒子の体積平均粒子径が30〜300n
mであるのがよい。
【0019】<23> 上記<1>〜<22>におい
て、色材の添加量が、記録液100重量%中、0.5〜
20重量%であるのがよい。 <24> 上記<1>〜<23>において、色材が水に
自己分散可能な顔料であるのがよい。
【0020】<25> 色材、水溶性有機溶媒、少なく
とも2種の界面活性剤、及び水を必須成分として含有す
るインクジェット記録液を熱インクジェット記録方式に
より記録するインクジェット記録方法であって、前記界
面活性剤が不飽和結合を有し、前記記録液の表面張力が
20〜40mN/mであり、かつ前記記録液に含まれる
全界面活性剤の添加量が該記録液100重量%中0.2
〜5.0重量%であることを特徴とするインクジェット
記録方法。 <26> 上記<25>において、該インクジェット記
録液がさらに2級又は3級のアルキル基を有する界面活
性剤を含有するのがよい。
【0021】<27> 色材、水溶性有機溶媒、少なく
とも2種の界面活性剤、及び水を必須成分として含有す
るインクジェット記録液を熱インクジェット記録方式に
より記録するインクジェット記録方法であって、前記界
面活性剤はHLB(親水基/疎水基バランス)が8〜1
3であり、前記記録液の表面張力が20〜40mN/m
であり、かつ前記記録液に含まれる全界面活性剤の添加
量が該記録液100重量%中0.2〜5.0重量%であ
ることを特徴とするインクジェット記録方法。 <28> 上記<27>において、該インクジェット記
録液がさらにHLBが12〜15である界面活性剤を含
有するのがよい。
【0022】<29> 上記<25>〜<28>のいず
れかにおいて、記録液の1ドロップの液量が20pl以
下であるのがよい。 <30> 上記<25>〜<29>のいずれかにおい
て、記録液に複数パルスを印加することにより1ドロッ
プを形成するのがよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録液は、色材、水溶性有機溶
媒、界面活性剤、及び水を必須成分として含有する。以
下、それぞれの必須成分について説明する。
【0024】(色材)本発明において使用される色材と
して、顔料、染料等を用いることができる。顔料とし
て、有機顔料、無機顔料のいずれをも用いることがで
き、黒色顔料としてファーネスブラック、ランプブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラック顔料等が挙げられる。黒色とシアン、マゼ
ンタ、イエローの3原色顔料のほか、赤、緑、青、茶、
白等の特定色顔料や、金、銀色等の金属光沢顔料、無色
または淡色の体質顔料、プラスチックピグメント等を使
用してもよい。また、本発明のために、新規に合成した
顔料を用いてもよい。
【0025】具体的には、Raven 7000、Raven 5750、Ra
ven 5250、Raven 5000 ULTRAII、Raven 3500、Raven 20
00、Raven 1500、Raven 1250、Raven 1200、Raven 1190
ULTRAII、Raven 1170、Raven 1255、Raven 1080、Rave
n 1060(以上コロンビアン・カーボン社製)、Regal 40
0R、Regal 330R、Regal 660R、Mogul L、Black Pearls
L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch
900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Mon
arch 1400(以上キャボット社製)、Color Black FW1、C
olor Black FW2、Color Black FW2V、Color Black 18、
Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S
160、Color Black S170、Printex 35、Printex U、 Pri
ntex V、Printex 140U、Printex 140V、Special Black
6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Blac
k4(以上デグッサ社製)、No. 25、No. 33、No. 40、N
o. 47、No. 52、No. 900、No. 2300、MCF-88、MA 600、
MA7、MA 8、MA100(以上三菱化学社製)等を挙げること
ができるが、これらに限定されるものではない。
【0026】シアン色としてC. I. Pigment Blue-1、-
2、-3、-15、-15:1、-15:2、-15:3、-15:4、-16、-22、
-60等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。マゼンタ色としてC.I.Pigment Red-5、-7、-12、-4
8、-48:1、-57、-112、-122、-123、-146、-168、-18
4、-202等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。黄色としてC.I.Pigment Yellow-1、-2、-3、-1
2、-13、-14、-16、-17、-73、-74、-75、-83、-93、-9
5、-97、-98、-114、-128、-129、-151、-154等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0027】また、本発明において、色材として水に自
己分散可能な顔料を用いるのがよい。水に自己分散可能
な顔料とは、水への可溶化基を顔料表面に数多く配し、
高分子分散剤を用いなくとも水中で安定に分散可能な顔
料のことを指す。水に自己分散可能な顔料の作成方法と
して、通常のいわゆる顔料に対して酸・塩基処理、カッ
プリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処
理、酸化/還元処理等の表面改質処理等を施す方法が知
られている。
【0028】この「水に自己分散可能な顔料」であるか
否かを判断する基準として、以下の基準を用いた。即
ち、水95重量部と顔料5重量部とを加え、超音波ホモ
ジナイザーを用いて分散させ、この分散液をガラス瓶中
で1日放置する。該分散液について、放置前及び放置後
に、上から3分の1の体積量の分散液の顔料濃度を測定
する。放置後の顔料濃度が放置前の顔料濃度の98%以
上であるものを「水に自己分散可能な顔料」であると判
断する。
【0029】このような「水に自己分散可能な顔料」と
して、Cab-o-jet-200、Cab-o-jet-300、並びにIJX-55、
IJX-56、IJX-157(以上、キャボット社製);Microjet
Black CW-1(オリエント化学社製);及び日本触媒社か
ら市販されている自己分散顔料等の市販入手可能な自己
分散顔料等を挙げることができるが、これらに限定され
るものではない。
【0030】一方、本発明において、色材として用いら
れる染料には、水溶性染料、油性染料、分散染料などが
挙げられる。水溶性染料の具体例として、C.I.ダイレク
トブラック-2、-4、-9、-11、-17、-19、-2
2、-32、-80、-151、-154、-168、-17
1、-194、-195;C.I.ダイレクトブルー-1、-
2、-6、-8、-22、-34、-70、-71、-76、-
78、-86、-112、-142、-165、-199、-
200、-201、-202、-203、-207、-21
8、-236、-287、-307;C.I.ダイレクトレッ
ド-1、-2、-4、-8、-9、-11、-13、-15、-
20、-28、-31、-33、-37、-39、-51、-
59、-62、-63、-73、-75、-80、-81、-
83、-87、-90、-94、-95、-99、-101、
-110、-189、-227;C.I.ダイレクトイエロー-
1、-2、-4、-8、-11、-12、-26、-27、-2
8、-33、-34、-41、-44、-48、-58、-8
6、-87、-88、-132、-135、-142、-14
4、-173;C.I.フードブラック-1、-2;C.I.アシ
ッドブラック-1、-2、-7、-16、-24、-26、-
28、-31、-48、-52、-63、-107、-11
2、-118、-119、-121、-156、-172、-
194、-208;C.I.アシッドブルー-1、-7、-9、
-15、-22、-23、-27、-29、-40、-43、-
55、-59、-62、-78、-80、-81、-83、-
90、-102、-104、-111、-185、-24
9、-254;C.I.アシッドレッド-1、-4、-8、-1
3、-14、-15、-18、-21、-26、-35、-3
7、-52、-110、-144、-180、-249、-2
57;C.I.アシッドイエロー-1、-3、-4、-7、-1
1、-12、-13、-14、-18、-19、-23、-2
5、-34、-38、-41、-42、-44、-53、-5
5、-61、-71、-76、-78、-79、-122など
が挙げられる。
【0031】本発明のインクジェット記録用インクに用
いられる色材は、記録液100重量%中、0.5〜20
重量%、好ましくは1〜10重量%の範囲で用いるのが
よい。記録液中の色材量が少なすぎると、十分な光学濃
度が得られない傾向が生じる一方、色材量が多すぎる
と、インクが正常に噴射されない傾向が生じる。
【0032】(水溶性有機溶媒)本発明に用いられる水
溶性有機溶媒として、多価アルコール類、多価アルコー
ル類誘導体、含窒素溶媒、アルコール類、含イオウ溶媒
等が使用される。具体的には、多価アルコール類として
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1、5-ペンタンジオール、1,2,6-ヘキサントリオ
ール、グリセリン等が挙げられる。多価アルコール誘導
体として、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオ
キサイド付加物等が挙げられる。含窒素溶媒として、ピ
ロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、シクロヘキシルピ
ロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。アル
コール類として、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げら
れる。さらに、含イオウ溶媒として、チオジエタノー
ル、チオジグリセロール、スルホラン、ジメチルスルホ
キシド等が挙げられる。その他に、炭酸プロピレン、炭
酸エチレン等を用いることもできる。
【0033】本発明に用いられる水溶性有機溶媒は、単
独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。水
溶性有機溶媒の含有量は、記録液100重量%中、1〜
60重量%、好ましくは5〜40重量%であるのがよ
い。記録液中の水溶性有機溶媒量が少なすぎると、十分
な光学濃度が得られない場合が生じる傾向にある一方、
多すぎると、乾燥時間が長くなる傾向が生じる。
【0034】(界面活性剤)本発明のインクジェット記
録液は、界面活性剤を含有する。第1の面において、該
界面活性剤は、不飽和結合を有するものを用いるのがよ
い。この不飽和結合を有する界面活性剤を用いることに
より、印字品質を向上させることができる。その理由
は、明確に分かっているわけではないが、色材と界面活
性剤との相互作用が大きく、色材を凝集させる効果が大
きいためと考えられる。
【0035】また、第1の面として、この不飽和結合を
有する界面活性剤と、2級又は3級のアルキル基を有す
る界面活性剤とを組み合わせて用いるのが好ましい。こ
の2級又は3級のアルキル基を有する界面活性剤を用い
ることにより、光学濃度を高めることができ且つ乾燥時
間を早くすることができる。その理由は、明確に分かっ
ているわけではないが、2級又は3級のアルキル基を有
する界面活性剤を用いると、記録液に適度な浸透性が得
られるためであると推測される。
【0036】第1の面として、これらの組合せにより、
印字品質を向上、光学濃度の向上、及び早い乾燥時間と
いう効果を奏することができる。なお、組合せて用いる
場合、「不飽和結合を有する界面活性剤」を1種以上、
「2級又は3級のアルキル基を有する界面活性剤」を1
種以上の、合計2種以上の界面活性剤を用いるのがよ
い。また、組合せて用いる場合、「不飽和結合を有する
界面活性剤」:「2級又は3級のアルキル基を有する界
面活性剤」の比率は、5:1〜1:5であるのがよい。
【0037】また、第2の面として、本発明に用いる界
面活性剤は、HLBが8〜13であるものを用いるのが
よい。このHLBが8〜13である界面活性剤を用いる
ことにより、適度な凝集性が得られ、画質を改善するこ
とができる。
【0038】第2の面として、この「HLBが8〜13
である界面活性剤」と、「HLBが12〜15である界
面活性剤」とを組み合わせて用いるのが好ましい。この
HLBが12〜15である界面活性剤を用いることによ
り、記録液に適度な浸透性が生じ、乾燥が促進される。
これら界面活性剤の組合せにより、凝集性と浸透性のバ
ランスが適度となり、特に画質および乾燥に関して、界
面活性剤を単独で含有する記録液よりも優れた印字特性
を得ることできる。
【0039】ここで、「HLB」の値は、本明細書にお
いて、グリフィンの算出法により得られた値を用いる。
なお、第2の面において、界面活性剤を組合せて用いる
場合、上述と同様に、合計2種以上の界面活性剤を用い
るのがよい。なお、(HLBが8〜13である界面活性
剤):(HLBが12〜15である界面活性剤)は、
5:1〜1:5の範囲であるのがよい。
【0040】特に好ましくは、本発明において、「不飽
和結合を有する界面活性剤であって、HLBが8〜13
である界面活性剤」を用いるのがよい。さらに、この
「不飽和結合を有する界面活性剤であって、HLBが8
〜13である界面活性剤」と、「2級又は3級のアルキ
ル基を有する界面活性剤であって、HLBが12〜15
である界面活性剤」とを組み合わせて用いるのがよい。
なお、組合せて用いる場合、上述と同様に、合計2種以
上の界面活性剤を用いるのがよい。上記2種の界面活性
剤の比率は、5:1〜1:5であるのがよい。
【0041】第1の面として用いられる「不飽和結合を
有する界面活性剤」として、基本骨格に二重結合および
三重結合を有する界面活性剤が挙げられる。具体的に
は、オレイルアルコール、エライジルアルコール、リノ
レイルアルコール、リノレニルアルコール、2-ヘプタデ
セン-1-オール、アセチレンアルコール等の不飽和アル
コールのアルキルエーテル誘導体;ラウロレイン酸、ミ
リストレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ドデシン酸、オクタデシン酸等の不飽和脂肪酸のア
ルキルエステル誘導体等が挙げられる。
【0042】第1の面として好ましく用いられる「2級
又は3級アルキル基を有する界面活性剤」として、2-エ
チルヘキシルアルコール、2-オクタノール、2-ヘキサデ
カノール、2-オクタデカノール等の分岐アルコールのア
ルキルエーテル誘導体;メチルヘプタデカン酸、メチル
ペンタデカン酸、メチルオクタデカン酸等の分岐脂肪酸
のアルキルエステル等を挙げることができる。
【0043】(HLB)HLBが8〜13である界面活
性剤の具体例として、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル(オキシエチレンユニット数=4〜10)、ポリオ
キシエチレンエライジルエーテル(オキシエチレンユニ
ット数=4〜10)、ポリオキシエチレンリノレイルエ
ーテル(オキシエチレンユニット数=4〜10)、ポリ
オキシエチレンリノレニルエーテル(オキシエチレンユ
ニット数=4〜10)、ポリオキシエチレンヘプタデセ
ノールエーテル(オキシエチレンユニット数=4〜
9)、ラウリル酸ポリエチレングリコール(オキシエチ
レンユニット数=2〜5)、ミリストレン酸ポリエチレ
ングリコール(オキシエチレンユニット数=2〜6)、
オレイン酸ポリエチレングリコール(オキシエチレンユ
ニット数=3〜8)、リノール酸ポリエチレングリコー
ル(オキシエチレンユニット数=3〜8)、リノレイン
酸ポリエチレングリコール(オキシエチレンユニット数
=3〜8)、オクタデシン酸ポリエチレングリコール
(オキシエチレンユニット数=3〜8)、及びドデシン
酸ポリエチレングリコール(オキシエチレンユニット数
=2〜5)などを挙げることができる。
【0044】また、HLBが12〜15である界面活性
剤の具体例として、ポリオキシエチレン2-エチルヘキシ
ルエーテル(オキシエチレンユニット数=4〜7)、ポ
リオキシエチレン2-オクタノールエーテル(オキシエチ
レンユニット数=4〜7)、ポリオキシエチレン2-ヘキ
サデカノールエーテル(オキシエチレンユニット数=8
〜14)、ポリオキシエチレン2-オクタデカノールエー
テル(オキシエチレンユニット数=9〜16)、メチル
ヘプタデカン酸ポリエチレングリコール(オキシエチレ
ンユニット数=8〜15)、メチルペンタデカン酸ポリ
エチレングリコール(オキシエチレンユニット数=7〜
13)、及びメチルオクタデカン酸ポリエチレングリコ
ール(オキシエチレンユニット数=8〜16)などを挙
げることができる。
【0045】本発明において、「不飽和結合を有する界
面活性剤」及び「2級又は3級アルキル基を有する界面
活性剤」並びに「HLBが8〜13である界面活性剤」
及び「HLBが12〜15である界面活性剤」はいずれ
も、ノニオン性界面活性剤を用いるのが好ましい。
【0046】ノニオン性界面活性剤として、ポリエチレ
ングリコールアルキルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールポリプ
ロピレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロ
ールアミド、アセチレングリコールのオキシエチレン付
加物等が挙げられる。なお、アセチレングリコールのエ
チレンオキサイド付加物は、その化合物内に不飽和結合
及び2級又は3級アルキル基を有するため、不飽和結合
を有する界面活性剤又は2級又は3級アルキル基を有す
る界面活性剤として用いることができる。
【0047】これらノニオン性界面活性剤のうち、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルであるのがより好まし
く、疎水性基炭素数が8〜20であり、親水基のエチレ
ンオキサイド基数が2〜15であるポリオキシエチレン
アルキルエーテルが好ましい。特に、「不飽和結合を有
する界面活性剤」がポリオキシエチレンオレイルエーテ
ルであるのが好ましく、それと「2級又は3級アルキル
基を有する界面活性剤」としてのポリオキシエチレン2-
エチルヘキシルエーテルとを組み合わせて用いるのが好
ましい。
【0048】本発明において使用される界面活性剤とし
て、上記界面活性剤の他、印字特性を制御するためにそ
の他の界面活性剤、例えばノニオン性界面活性剤、アニ
オン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活
性剤を用いてもよい。ノニオン性界面活性剤の具体例と
して、上述に掲げたものが挙げられる。
【0049】アニオン性界面活性剤の具体例として、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸
塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸
エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫
酸エステル塩およびスルホン酸塩、高級アルキルスルホ
コハク酸塩、高級アルキルリン酸エステル塩、高級アル
コールエチレンオキサイド付加物のリン酸エステル塩等
が挙げられる。
【0050】カチオン性界面活性剤の具体例として、テ
トラアルキルアンモニウム塩、アルキルアミン塩、ベン
ザルコニウム塩、アルキルピリジウム塩、イミダゾリウ
ム塩等が挙げられる。その他に、ポリシロキサンオキシ
エチレン付加物等のシリコーン系界面活性剤;パーフル
オロアルキルカルボン酸塩;パーフルオロアルキルスル
ホン酸塩;オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテ
ル等のフッ素系界面活性剤;スピクリスポール酸やラム
ノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント:
などを用いることもできる。
【0051】界面活性剤は、本発明のインクジェット記
録液100重量%中、その量が、0.2〜5重量%、好
ましくは0.2〜3重量%、より好ましくは0.2〜
1.5重量%の範囲で用いるのがよい。添加量が多すぎ
ると、光学濃度の低下する傾向が生じる一方、少なすぎ
ると、乾燥時間が長くなる傾向が生じる。
【0052】(その他の成分)また、本発明のインクジ
ェット記録液は、顔料、分散染料を分散させるために、
高分子分散剤を含有してもよい。高分子分散剤として、
親水性構造部と疎水性構造部とを有する化合物などが有
効に用いることができ、具体的には、縮合系重合体およ
び付加重合体などを挙げることができる。
【0053】その他に、本発明のインクジェット記録液
は、インク特性制御のため、ポリエチレンイミン、ポリ
アミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコ
ール、エチルセルロース及びカルボキシメチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、多糖類及びその誘導体、その
他水溶性ポリマー、アクリル系ポリマーエマルション及
びポリウレタン系エマルション等のポリマーエマルショ
ン、シクロデキストリン、大環状アミン類、デンドリマ
ー、クラウンエーテル類、尿素及びその誘導体、アセト
アミド等を含有することができる。
【0054】また、本発明のインクジェット記録液は、
導電率、pHを調整するため、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属類の化合
物、水酸化アンモニウム、トリエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、エタノールアミン、2-アミノ-2-メチ
ル-1-プロパノール等の含窒素化合物、水酸化カルシウ
ム等のアルカリ土類金属類の化合物、硫酸、塩酸、硝酸
等の酸、硫酸アンモニウム等の強酸と弱アルカリの塩等
を含有することができる。
【0055】その他必要に応じ、本発明のインクジェッ
ト記録液は、pH緩衝剤、酸化防止剤、防カビ剤、粘度
調整剤、導電剤、紫外線吸収剤及びキレート化剤、並び
に水溶性染料、分散染料及び油溶性染料等を含有するこ
とができる。
【0056】(記録液の製法)上記のような成分を含有
してなる本発明のインクジェット記録液は、水を含む各
成分を適量準備し、これらを加えて色材濃度が所望の濃
度となるように調整する。得られたものを、混合、攪拌
し、所望の孔径のフィルター、例えば1μmのフィルタ
ーを通過させることにより、インクジェット記録液を調
製することができる。なお、自己分散可能な顔料を用い
る場合、所望量の該顔料を分散させた分散液を予め準備
し、これを各成分と混合するのがよい。
【0057】(記録液の物性)このようにして得られた
インクジェット記録液は、次のような物性を有するのが
よい。即ち、本発明のインクジェット記録液の表面張力
は、20〜40mN/m、好ましくは25〜40mN/
mであるのがよい。表面張力の値が低すぎると、十分な
光学濃度が得られない傾向にある一方、高すぎると、乾
燥時間が長くなる傾向にある。
【0058】また、本発明のインクジェット記録液の粘
度は、1.5〜6.0mPa・s、好ましくは1.5〜
5.0mPa・sであるのがよい。粘度の値が大きすぎ
ると、乾燥時間が長くなる傾向が生じる。これは、紙へ
の浸透性が小さくなるためであると考えられる。一方、
粘度の値が小さすぎると、十分な光学濃度が得られない
傾向が生じる。これは、紙への浸透性が過剰に大きくな
るためであると考えられる。
【0059】本発明のインクジェット記録液のpHは、
特に限定するものではないが、3〜11、好ましくは
4.5〜9.5であるのがよい。また、顔料表面にアニ
オン性基を有する顔料を用いたインクジェット記録液の
場合、pHは6〜11、好ましくは6〜9.5、より好
ましくは7.5〜9.0であるのがよい。顔料表面にカ
チオン性基を有する顔料を用いたインクジェット記録液
の場合、4.5〜8.0、好ましくは4.5〜7.0で
あるのがよい。
【0060】色材として顔料を用いた場合、インクジェ
ット記録液における分散粒子の体積平均粒子径が30〜
120nm、好ましくは30〜100nm、より好まし
くは30〜60nmであるのがよい。この体積平均粒子
径の値が大きすぎると、乾燥時間が長くなる傾向が生じ
る。これは、分散粒子径が大きくなるにつれて、記録液
の浸透が抑制されるためであると考えられる。一方、体
積平均粒子径の値が小さすぎると、光学濃度が低くなる
傾向が生じる。
【0061】一方、色材として染料を用いた場合、本発
明のインクジェット記録液に、エマルジョン等の水不溶
性成分を添加することが好ましい。これは、記録液の紙
への浸透性を水不溶性成分により制御することが可能と
なるためであると考えられる。記録液における分散粒子
の体積平均粒子径は、50〜300nm、好ましくは6
0〜200nm、より好ましくは60〜150nmであ
るのがよい。この場合、体積平均粒子径の値が小さすぎ
ると、フェザリングが悪化する傾向が生じる。一方、分
散粒子径の値が大きすぎると、目詰まりが悪化する傾向
が生じる。
【0062】本明細書において、体積平均粒子径の測定
装置は、マイクロトラックUPA粒度分析計9340(Leeds &
Northrup社製)を用いた。その測定は、インク4ml
を測定セルに入れ、所定の測定法にしたがって行った。
なお、測定時に入力するパラメーターとして、粘度には
記録液の粘度を、分散粒子の密度には顔料の密度を入力
した。
【0063】色材として顔料を用いた場合、記録液中に
存在する0.5μm以上の粒子数は、記録液2μl中に
1×105〜1×106個であるのがよい。0.5μm以
上の粒子数の値が低すぎると、十分な光学濃度が得られ
ない傾向が生じる。一方、0.5μm以上の粒子数の値
が大きすぎると、乾燥時間が長くなる傾向が生じる。な
お、本明細書において、記録液中に存在する0.5μm
以上の粒子数は、Accusizer TM770 Optical Particle S
izer (Particle Sizing Systems社製)を用いて測定し
た。また、測定時に入力するパラメーターとして、分散
粒子の密度は、色材の密度を入力した。
【0064】記録液2μl中に存在する0.5μm以上
の粗粒数として、1×105〜8×105個、好ましくは
2×105〜6×105個の範囲内にあるのがよい。
【0065】(記録方法)本発明のインクジェット記録
液は、種々のインクジェット記録方式を採用するさまざ
まな装置又は方法に用いることができる。特に、熱イン
クジェット記録方式を採用する装置又は方法に用いるの
がよい。また、本発明のインクジェット記録液は、該記
録液の乾燥を制御する、ヒーター等を加熱手段を搭載し
た記録装置もしくは方法、及び中間体転写機構を搭載
し、中間体に記録液を印字した後、紙等の記録媒体に転
写する記録装置等においても用いることもできる。
【0066】このようなインクジェット記録装置又は方
法において、記録液1ドロップ中の量が、20pl以
下、好ましくは1〜15pl、より好ましくは1〜12
plでるのがよい。記録媒体上に記録液を印字した場
合、記録液中の水分は大気中に蒸発するか又は記録媒体
(例えば紙)に浸透することにより拡散する。この大気
中への蒸発と紙中への浸透の割合は記録液のドロップ量
により変化し、したがって印字特性が変化するものと推
測される。すなわち、上記の範囲において、ドロップ量
は、浸透と蒸発とのバランスが適度になるものと考えら
れる。一方、ドロップ量が多すぎると、フェザリングが
悪化する傾向が生じる。
【0067】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明のさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0068】<顔料分散方法1>水に自己分散可能な顔
料分散液は、この分散液を8000rpm×30分間、
遠心分離処理を施し、残渣部分(全量に対して20%)
を除去したものを用いた。
【0069】<顔料分散方法2>顔料に対しプラズマ処
理を施すことにより、水に自己分散可能な顔料を得た。
この自己分散顔料に、顔料濃度が20重量%となるよう
にイオン交換水を加え、高圧ホモジナイザーを用いて分
散させた。この分散液を8000rpm×30分間、遠
心分離処理を施し、残渣部分(全量に対して20%)を
除去した。
【0070】<インク作成方法>適量の上記分散液に、
水溶性有機溶媒、界面活性剤、イオン交換水を適量加
え、総量が100重量部、色材濃度が所定濃度となるよ
うに調整した。これを、混合、攪拌し、1μmのフィル
ターを通過させることにより、目的とするインクを得
た。
【0071】(実施例1)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 3重量部 ジエチレングリコール 20重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=6、HLB=10.6) (商品名:E206(日本油脂社製)) ポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテル*2 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=4、HLB=12.6) (商品名:EH4(青木油脂工業社製)) 尿素 6重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:2級アルキル基を有する界面活性剤。
【0072】このインク物性は、表面張力30mN/
m、体積平均粒子径85nm、粘度2.5mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は10plであった。
【0073】(実施例2)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 カーボンブラック 3.5重量部 (商品名:MA-100(三菱化学社製)) ジエチレングリコール 7.5重量部 チオジグリコール 7.5重量部 グリセリン 5重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=9、HLB=12.4) (商品名:EN909(青木油脂工業社製)) ポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテル*2 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=6、HLB=14.3) (商品名:EH−6(青木油脂工業社製)) イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:2級アルキル基を有する界面活性剤。
【0074】このインク物性は、表面張力32mN/
m、体積平均粒子径89nm、粘度2.5mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は10plであった。
【0075】(実施例3)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(商品名:CW-1(オリエント社製)) 3重量部 エチレングリコール 5重量部 スルホラン 5重量部 N-メチル-2-ピロリドン 5重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=5、HLB=9.7) (商品名:EN−905(青木油脂工業社製)) アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物*2 0.1重量部 (オキシエチレンのユニット数=10、HLB=14.2) (商品名:サーフィノール465(日信化学社製)) 尿素 4重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:分岐構造及び不飽和結合を有する界面活性剤。
【0076】このインク物性は、表面張力30mN/
m、体積平均粒子径78nm、粘度2.3mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は12plであった。
【0077】(実施例4)上記顔料分散方法2及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 顔料(C.I.Pigment Blue 15:3) 3重量部 ジグリセリンエチレンオキサイド付加物 5重量部 チオジグリコール 5重量部 プロピレングリコール 5重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=5、HLB=9.7) (商品名:EN−905(青木油脂工業社製)) ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=9、HLB=14.2) (商品名:EL−1509(青木油脂工業社製)) 尿素 6重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤。
【0078】このインク物性は、表面張力29mN/
m、体積平均粒子径56nm、粘度2.8mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は9plであった。
【0079】(実施例5)上記インク作成方法にしたが
って、以下に示す組成のインクを得た。 染料(C.I.アシッドブルー9) 3重量部 グリセリン 5重量部 チオジグリコール 5重量部 プロピレングリコール 5重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.25重量部 (オキシエチレンのユニット数=6、HLB=10.6) (商品名:E206(日本油脂社製)) ファインサーフ F0−80*2 0.1重量部 (青木油脂工業社製の商品名)(HLB=11.2) N,N-Bis(2-hydroxyethyl)-2-aminoethanesulfonic acid 1.2重量部 水酸化ナトリウム 0.6重量部 ニッペマイクロジェルE−6000 0.3重量部 (日本ペイント社製) 尿素 6重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:3級アルキル基を有する界面活性剤。
【0080】このインク物性は、表面張力29mN/
m、体積平均粒子径135nm、粘度2.8mPa・s
であった。このインクを800dpiヘッドにて印字
し、ドロップ量は9plであった。
【0081】(実施例6)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 3重量部 ジエチレングリコール 10重量部 ジグリセリンエチレンオキサイド付加物 5重量部 2-エチルヘキシルメタクリレート-メタクリル酸- 1重量部 メタクリル酸ナトリウム共重合体*1 (2EHMA:MAA=50:50、HLB=11.4、重量平均分子量:約4700) アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物*2 0.1重量部 (オキシエチレンのユニット数=10、HLB=14.2) (商品名:サーフィノール465(日信化学社製)) 尿素 4重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:2級アルキル基を有する界面活性剤 *2:分岐構造及び不飽和結合を有する界面活性剤。
【0082】このインク物性は、表面張力32mN/
m、体積平均粒子径110nm、粘度2.7mPa・s
であった。このインクをPM−770C(セイコーエプ
ソン社製)で印字した。
【0083】(比較例1)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 4重量部 ジエチレングリコール 20重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 3重量部 (オキシエチレンのユニット数=6、HLB=10.6) (商品名:E206(日本油脂社製)) ポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテル*2 3重量部 (オキシエチレンのユニット数=4、HLB=12.6) (商品名:EH4(青木油脂工業社製)) 尿素 6重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:2級アルキル基を有する界面活性剤。
【0084】このインク物性は、表面張力29mN/
m、体積平均粒子径53nm、粘度3.3mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は8plであった。
【0085】(比較例2)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 4重量部 ジエチレングリコール 20重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル*1 0.05重量部 (オキシエチレンのユニット数=6、HLB=10.6) (商品名:E206(日本油脂社製)) ポリオキシエチレン2-エチルヘキシルエーテル*2 0.1重量部 (オキシエチレンのユニット数=4、HLB=12.6) (商品名:EH4(青木油脂工業社製)) 尿素 6重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部 注*1:不飽和結合を有する界面活性剤;及び *2:2級アルキル基を有する界面活性剤。
【0086】このインク物性は、表面張力31mN/
m、体積平均粒子径91nm、粘度2.1mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は12plであった。
【0087】(比較例3)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 5重量部 ジエチレングリコール 5重量部 ジグリセリンエチレンオキサイド付加物 5重量部 ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.3重量部 (オキシエチレンのユニット数=8、HLB=12.4) (商品名:BC8SY(日光ケミカル社製)) ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.5重量部 (オキシエチレンのユニット数=21、HLB=19.0) (商品名:BL21(日光ケミカル社製)) 尿素 4重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部
【0088】このインク物性は、表面張力28mN/
m、体積平均粒子径54nm、粘度2.8mPa・sで
あった。このインクを800dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は8plであった。
【0089】(比較例4)上記顔料分散方法1及びイン
ク作成方法にしたがって、以下に示す組成のインクを得
た。 表面処理顔料(Cabojet/キャボット社製) 5重量部 ジエチレングリコール 5重量部 ジグリセリンエチレンオキサイド付加物 5重量部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.1重量部 (オキシエチレンのユニット数=30、HLB=14.2) (商品名:E230(日本油脂社製)) 尿素 4重量部 イソプロピルアルコール 2重量部 イオン交換水 残部 計100重量部
【0090】このインク物性は、表面張力49mN/
m、体積平均粒子径89nm、粘度2.0mPa・sで
あった。このインクを400dpiヘッドにて印字し、
ドロップ量は45plであった。
【0091】<評価方法>印字装置として、以下の3種
類のインクジェット装置を用いた。 (1)800dpi、160ノズルの熱インクジェット
方式の試作プリントヘッド、(2)400dpi、16
0ノズルの熱インクジェット方式の試作プリントヘッ
ド、及び(3)PM−770C(セイコーエプソン社
製)。
【0092】記録媒体には、FX−L紙(富士ゼロック
ス社製)を用いた。また、印字および評価は一般環境下
(温度23±0.5℃、湿度55±5%R.H)で行っ
た。試作インクジェット記録装置を用いて、100%カ
バレッジパターンおよびラインパターンを印字し、24
時間、一般環境下に放置した。この100%カバレッジ
パターンを用いて、定着強度、光学濃度の評価を行い、
ラインパターンを用いてフェザリングの評価を行った。
【0093】光学濃度(表1中「B」で示される)は、
記録物をエックスライト404(エックスライト社製)
を用いて測定し、光学濃度が1.35以上のものを○、
1.2以上1.35未満のものを△、1.2未満のもの
を×として評価した。
【0094】フェザリングの評価(表1中「C」で示さ
れる)は、ラインパターンの滲みの程度を予め定めてお
いた限度見本に照合し、官能評価を行った。乾燥時間の
測定(表1中「A」で示される)は、ベタ印字部の印字
画像の上から別のFX−L紙を重ね、さらに上から1.
9×104N/m2の荷重をかけ、重ねた紙にインクが転
写されなくなるまでの時間を測定した。この時の乾燥時
間が10秒以下のものを○、10〜20秒のものを△、
20秒以上のものを×として評価した。
【0095】画像定着性の評価(表1中「D」で示され
る)は、ベタ印字部の印字画像の上から別のFX−L紙
を重ね、さらに上から4.9×104N/m2の荷重をか
け、白紙のFX−L紙に転写されたインクについて、予
め定めておいた限度見本を参照し、官能評価による評価
を行った。
【0096】実施例1〜実施例6及び比較例1〜4につ
いて、上記の評価を行った結果を表1に示す。
【0097】
【表1】
【0098】表1から明らかなように、実施例1〜実施
例6は、インク乾燥性、光学濃度、フェザリング及び画
像定着性のいずれについても、満足する評価結果を得
た。一方、比較例1〜比較例4では、評価項目のいずれ
かについて、要求される結果をもたらすことができなか
った。
【0099】
【発明の効果】本発明により、インク乾燥性、光学濃
度、フェザリング、及び画像定着性を同時に満足するイ
ンクジェット記録液及びこれを用いたインクジェット記
録方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝子 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 松井 出 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 橋本 健 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA05 EA13 FC01 FC02 2H086 BA52 BA53 BA55 BA59 BA60 BA62 4J039 AE07 AE11 BA04 BC05 BC07 BC09 BC12 BC13 BC33 BC35 BC50 BC54 BC55 BE01 BE03 BE04 BE06 BE07 BE08 BE12 BE22 CA03 CA06 EA10 EA15 EA16 EA17 EA18 EA19 EA20 EA21 EA33 EA43 EA47 GA11 GA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材、水溶性有機溶媒、少なくとも2種
    の界面活性剤、及び水を必須成分として含有するインク
    ジェット記録液であって、前記界面活性剤のうちの1種
    が不飽和結合を有し、前記記録液の表面張力が20〜4
    0mN/mであり、かつ前記記録液に含まれる全界面活
    性剤の添加量が該記録液100重量%中0.2〜5.0
    重量%であることを特徴とするインクジェット記録液。
  2. 【請求項2】 色材、水溶性有機溶媒、少なくとも2種
    の界面活性剤、及び水を必須成分として含有するインク
    ジェット記録液であって、前記界面活性剤のうちの1種
    はHLB(親水基/疎水基バランス)が8〜13であ
    り、前記記録液の表面張力が20〜40mN/mであ
    り、かつ前記記録液に含まれる全界面活性剤の添加量が
    該記録液100重量%中0.2〜5.0重量%であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録液。
  3. 【請求項3】 色材、水溶性有機溶媒、少なくとも2種
    の界面活性剤、及び水を必須成分として含有するインク
    ジェット記録液を熱インクジェット記録方式により記録
    するインクジェット記録方法であって、前記界面活性剤
    のうちの1種が不飽和結合を有し、前記記録液の表面張
    力が20〜40mN/mであり、かつ前記記録液に含ま
    れる全界面活性剤の添加量が該記録液100重量%中
    0.2〜5.0重量%であることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  4. 【請求項4】 色材、水溶性有機溶媒、少なくとも2種
    の界面活性剤、及び水を必須成分として含有するインク
    ジェット記録液を熱インクジェット記録方式により記録
    するインクジェット記録方法であって、前記界面活性剤
    のうちの1種はHLB(親水基/疎水基バランス)が8
    〜13であり、前記記録液の表面張力が20〜40mN
    /mであり、かつ前記記録液に含まれる全界面活性剤の
    添加量が該記録液100重量%中0.2〜5.0重量%
    であることを特徴とするインクジェット記録方法。
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