JP2001226342A - 4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンの製造方法 - Google Patents

4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンの製造方法

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JP2001226342A
JP2001226342A JP2000037340A JP2000037340A JP2001226342A JP 2001226342 A JP2001226342 A JP 2001226342A JP 2000037340 A JP2000037340 A JP 2000037340A JP 2000037340 A JP2000037340 A JP 2000037340A JP 2001226342 A JP2001226342 A JP 2001226342A
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benzophenone
tribromomethylsulfonyl
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Satoshi Kimura
聡 木村
Akiyuki Fujisawa
映志 藤澤
Daisuke Hirakawa
大介 平川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光照射によりラジカルを発生する能力を有する
4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンの
製造方法を提供する。 【解決手段】下記式(1); で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェノンを酸化お
よび臭素化することを特徴とする下記式(2); で表される4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾ
フェノンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4−(トリブロモ
メチルスルホニル)ベンゾフェノンの製造方法に関す
る。さらに詳しくは光照射によりラジカルを発生する能
力を有する4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾ
フェノンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光重合開始剤として、分子内にハ
ロゲンを有する化合物、例えば四塩化炭素、四臭化炭
素、ヘキサクロロエタン、α、α、α−トリクロロトル
エン、o−ニトロ−α、α、α−トリブロモアセトフェ
ノン、o−ニトロベンゼンスルフェニルクロライド、ヘ
キサブロモジメチルスルホキシド、トリクロロメチルフ
ェニルスルホン、トリブロモメチルフェニルスルホン、
トリブロモメチル−p−ニトロフェニルスルホンおよび
テトラブロモジメチルスルホン等が知られている。
【0003】中でも、(トリハロゲノメチル)フェニル
スルホン類は、光照射によりラジカルを生じるため重合
反応の開始剤として有用であり、さらにハロゲン化銀写
真のカブリ防止剤としても有用な化合物である。また、
微生物に対する抗菌剤としても重要な化合物である。
【0004】特に、4−(トリブロモメチルスルホニ
ル)ベンゾフェノンは、水銀灯のスペクトルを有効に利
用でき、ラジカル発生効率の良い光重合開始剤として有
用である。しかしながら、4−(トリブロモメチルスル
ホニル)ベンゾフェノンを工業的に製造する方法は知ら
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、4−
(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンの製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、4−(メチ
ルチオ)ベンゾフェノンを酸化および臭素化することに
より4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノ
ンが容易に得られることを見出した。すなわち、本発明
は、下記式(1);
【0007】
【化7】
【0008】で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェ
ノンを酸化および臭素化することを特徴とする下記式
(2);
【0009】
【化8】
【0010】で表される4−(トリブロモメチルスルホ
ニル)ベンゾフェノンの製造方法に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、下記式
(1);
【0012】
【化9】
【0013】で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェ
ノンを酸化および臭素化することにより下記式(2);
【0014】
【化10】
【0015】で表される4−(トリブロモメチルスルホ
ニル)ベンゾフェノンを製造することができる。
【0016】前記4−(メチルチオ)ベンゾフェノンを
酸化および臭素化する方法としては、(A)塩基と水の
存在下に臭素を用いて酸化および臭素化を同時に行う方
法、(B)次亜臭素酸塩を用いて酸化および臭素化を同
時に行う方法等が挙げられる。
【0017】前記(A)塩基と水の存在下に臭素を用い
て酸化および臭素化を同時に行う方法において用いられ
る臭素の使用量は、4−(メチルチオ)ベンゾフェノン
1モル対して、5〜20モル、好ましくは6〜15モル
である。臭素の使用量が5モル未満の場合、反応が完結
しにくく、20モルを越える場合、使用量に見合う効果
がなく経済的に不利である。
【0018】前記塩基としては、特に限定されないが、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられる。塩基の使
用量は、臭素1モル対して、通常2〜8モル、好ましく
は2.1〜5モルである。塩基の使用量が2モル未満の
場合、反応が完結しにくく、8モルを越える場合、使用
量に見合う効果がなく経済的に不利である。
【0019】前記水の量は、特に限定されないが、塩基
1モルに対して40〜800g程度である。
【0020】前記(B)次亜臭素酸塩を用いて酸化およ
び臭素化を同時に行う方法において用いられる次亜臭素
酸塩としては、特に限定されないが、次亜臭素酸ナトリ
ウム、次亜臭素酸カリウム等の次亜臭素酸のアルカリ金
属塩等が挙げられる。中でも次亜臭素酸ナトリウムが好
適に用いられる。
【0021】前記次亜臭素酸塩の使用量は、4−(メチ
ルチオ)ベンゾフェノン1モル対して5〜20モル、好
ましくは6〜15モルである。次亜臭素酸塩の使用量が
5モル未満の場合、反応が完結しにくく、20モルを越
える場合、使用量に見合う効果がなく経済的に不利であ
る。
【0022】前記次亜臭素酸塩は、通常水溶液として用
いられ、その濃度は、特に限定されないが、工業的には
10〜30重量%のものが有利に使用できる。
【0023】前記(A)および(B)の方法における反
応温度は、いずれの場合も通常5〜80℃、好ましくは
15〜75℃である。反応温度が、5℃未満の場合、反
応速度が遅く、反応に長時間を要し、80℃を越える場
合、反応速度は早くなるが、副反応生成物も増加する。
反応時間は、反応温度により異なるが、通常5〜20時
間である。
【0024】前記(A)および(B)の方法において
は、通常、反応は不均一系で進行するため相間移動触媒
を添加して反応を円滑に進行させることができる。前記
相間移動触媒としては、特に限定されないが、テトラブ
チルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウ
ムブロマイド等の第4級アンモニウム塩、テトラブチル
ホスホニウムクロライド、テトラブチルホスホニウムブ
ロマイド等の第4級ホスホニウム塩等が好適に用いられ
る。その使用量は、4−(メチルチオ)ベンゾフェノン
に対して、通常0.1〜50重量%である。
【0025】前記(A)および(B)の方法において
は、原料である4−(メチルチオ)ベンゾフェノンおよ
び生成物である4−(トリブロモメチルスルホニル)ベ
ンゾフェノンが共に水不溶性であるため、酸化および臭
素化反応は固−液の不均一2相系で行われる。したがっ
て、反応終了後に、通常のろ過操作のみで容易に4−
(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンを単離
することができる。また、モノクロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等の有機溶媒を用いて、液−液の不均一2相
系で酸化および臭素化反応を行うこともできる。その
際、反応終了後に、通常の分液操作で有機層を得、得ら
れた有機層を冷却することにより4−(トリブロモメチ
ルスルホニル)ベンゾフェノンを析出させて単離するこ
とができる。前記有機溶媒の使用量は、4−(メチルチ
オ)ベンゾフェノン1モルに対して500〜2000g
が適量である。
【0026】本発明の製造方法において原料として用い
られる前記式(1)で表される4−メチルチオベンゾフ
ェノンの製造方法としては、特に限定されないが、例え
ば下記一般式(3);
【0027】
【化11】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)
【0028】で表される4−ハロゲノベンゾフェノンと
メタンチオールのアルカリ金属塩を反応させる方法等が
挙げられる。
【0029】ここで、前記一般式(3)で表される4−
ハロゲノベンゾフェノンは、例えば、モノハロゲノベン
ゼンとベンゾイルクロライドをルイス酸触媒下で反応さ
せる公知の方法等により製造することができる。前記4
−ハロゲノベンゾフェノンの具体例としては、例えば4
−フルオロベンゾフェノン、4−クロロベンゾフェノ
ン、4−ブロモベンゾフェノンおよび4−イオドベンゾ
フェノン等が挙げられる。中でも、4−クロロベンゾフ
ェノンが好適に用いられる。
【0030】前記4−ハロゲノベンゾフェノンとメタン
チオールのアルカリ金属塩との反応に用いられるメタン
チオールのアルカリ金属塩としては、特に限定されない
が、カリウムメタンチオレート、ナトリウムメタンチオ
レート等が挙げられる。中でもナトリウムメタンチオレ
ートが好適に用いられる。メタンチオールのアルカリ金
属塩の使用量は、4−ハロゲノベンゾフェノン1モルに
対して、通常1〜3モル、好ましくは1〜2モル、さら
に好ましくは1.1〜1.5モルである。メタンチオー
ルのアルカリ金属塩の使用量が1モル未満の場合、未反
応の4−ハロゲノベンゾフェノンが多くなり、3モルを
越える場合、使用量に見合う効果が得られず経済的に不
利である。
【0031】前記メタンチオールのアルカリ金属塩は、
通常水溶液として用いられ、その濃度は、5〜60重量
%、好ましくは10〜40重量%である。
【0032】前記反応においては、通常、反応は不均一
系で進行するため相間移動触媒を添加して反応を円滑に
進行させることができる。前記相間移動触媒としては、
特に限定されないが、テトラブチルアンモニウムクロラ
イド、テトラブチルアンモニウムブロマイド等の第4級
アンモニウム塩、テトラブチルホスホニウムクロライ
ド、テトラブチルホスホニウムブロマイド等の第4級ホ
スホニウム塩等が好適に用いられる。その使用量は、4
−ハロゲノベンゾフェノンに対し、通常0.1〜50重
量%、好ましくは1〜20重量%である。相間移動触媒
の使用量が0.1重量%未満の場合、触媒効果が十分に
あらわれず、50重量%を越える場合、それに見合う効
果が得られず経済的に不利である。
【0033】前記反応における反応温度は、通常50〜
120℃、好ましくは75〜110℃である。反応温度
が50℃未満の場合、反応が遅く、反応に長時間を要
し、120℃を越える場合、反応は速くなるが、副生成
物も増加する。反応時間は、反応温度により異なるが通
常1〜10時間である。
【0034】前記反応においては、原料である4−ハロ
ゲノベンゾフェノンが水不溶性であるため、反応温度が
4−ハロゲノベンゾフェノンの融点未満の場合、反応は
固−液の不均一2相系で進行し、また、反応温度が4−
ハロゲノベンゾフェノンの融点以上の場合には、反応は
液−液の不均一2相系で進行する。生成物である4−
(メチルチオ)ベンゾフェノンも水不溶性であるため、
反応終了後に反応液を4−(メチルチオ)ベンゾフェノ
ンの融点未満の温度まで冷却することにより、通常のろ
過操作のみで容易に4−(メチルチオ)ベンゾフェノン
を単離することができる。一方、モノクロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等の4−ハロゲノベンゾフェノンが溶
解する有機溶媒を用いて液−液の不均一2相系で反応を
行うこともできる。その際、反応終了後に、通常の分液
操作で有機層を得、得られた有機層を冷却することによ
り4−(メチルチオ)ベンゾフェノンを析出させて単離
することができる。前記有機溶媒の使用量は、4−ハロ
ゲノベンゾフェノン1モルに対して500〜2000g
が適量である。
【0035】本発明においては4−(メチルチオ)ベン
ゾフェノンを含む反応液を用いて、引き続き酸化および
臭素化することにより4−(トリブロモメチルスルホニ
ル)ベンゾフェノンを製造することもできる。
【0036】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制約を受
けるものではない。
【0037】実施例1 攪拌機、温度計、冷却器および滴下ロートを備えた0.
5dm3容の4つ口フラスコに4−クロロベンゾフェノ
ン21.6g(0.1モル)、テトラブチルアンモニウ
ムブロマイド1.5gおよびモノクロロベンゼン60g
を仕込み、70〜80℃で3時間を要して30重量%ナ
トリウムメタンチオレート水溶液26.0g(0.11
モル)を滴下し、滴下後、90〜100℃で1時間反応
させた。
【0038】反応終了後、得られた反応液を85℃で分
液して、有機層を得、得られた有機層を冷却し、析出し
た生成物を濾過、洗浄、乾燥して4−(メチルチオ)ベ
ンゾフェノン22.1g(0.096モル)を得た。4
−クロロベンゾフェノンに対する収率は96.0%であ
った。
【0039】実施例2 攪拌機、温度計および冷却器を備えた0.5dm3容の
4つ口フラスコに27重量%次亜臭素酸ナトリウム水溶
液261.3g(0.6モル)、テトラブチルアンモニ
ウムブロマイド3gを仕込み、30〜40℃で1時間を
要して、実施例1の方法で得られた4−(メチルチオ)
ベンゾフェノン22.1g(0.096モル)を添加
し、添加後、50〜60℃で8時間反応させた。
【0040】反応終了後、析出した生成物を濾過、洗
浄、乾燥して4−(トリブロモメチルスルホニル)ベン
ゾフェノン43.2g(0.087モル)を得た。4−
(メチルチオ)ベンゾフェノンに対する収率は90.6
%であった。
【0041】実施例3 攪拌機、温度計、冷却器および滴下ロートを備えた0.
5dm3容の4つ口フラスコに実施例1の方法で得られ
た4−(メチルチオ)ベンゾフェノン22.1g(0.
096モル)、水酸化ナトリウム80g(2モル)およ
び水187gを仕込み、60〜70℃で5時間を要して
臭素111.9g(0.7モル)を滴下し、滴下後、6
5〜75℃で10時間反応させた。
【0042】反応終了後、析出した生成物を濾過、洗
浄、乾燥して、4−(トリブロモメチルスルホニル)ベ
ンゾフェノン41.7g(0.084モル)を得た。4
−(メチルチオ)ベンゾフェノンに対する収率は87.
5%であった。
【0043】実施例4 攪拌機、温度計、冷却器および滴下ロートを備えた0.
5dm3容の4つ口フラスコに4−クロロベンゾフェノ
ン21.6g(0.1モル)、テトラブチルアンモニウ
ムブロマイド1.5gおよびモノクロロベンゼン60g
を仕込み、70〜80℃で3時間を要して30重量%ナ
トリウムメタンチオレート水溶液26.0g(0.11
モル)を滴下し、滴下後、90〜100℃で1時間反応
させた。得られた反応液に、水酸化ナトリウム80g
(2モル)および水187gを添加した後、60〜70
℃で5時間を要して臭素111.9g(0.7モル)を
滴下し、滴下後、65〜75℃で10時間反応させた。
【0044】反応終了後、析出した生成物を濾過、洗
浄、乾燥して、4−(トリブロモメチルスルホニル)ベ
ンゾフェノン41.7g(0.084モル)を得た。4
−クロロベンゾフェノンに対する収率は84.0%であ
った。
【0045】実施例5 攪拌機、温度計、冷却器および滴下ロートを備えた0.
5dm3容の4つ口フラスコに4−クロロベンゾフェノ
ン21.6g(0.1モル)、テトラブチルアンモニウ
ムブロマイド2.0gおよび30重量%ナトリウムメタ
ンチオレート水溶液26.0g(0.11モル)を仕込
み、80〜90℃で2時間反応させた。得られた反応液
に27重量%次亜臭素酸ナトリウム水溶液261.3g
(0.6モル)を添加し、添加後、50〜60℃で8時
間反応させた。
【0046】反応終了後、析出した生成物を濾過、洗
浄、乾燥して4−(トリブロモメチルスルホニル)ベン
ゾフェノン43.2g(0.087モル)を得た。4−
クロロベンゾフェノンに対する収率は87.0%であっ
た。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、水銀灯のスペクトルを
有効に利用でき、ラジカル発生効率の良い光重合開始剤
として有用な4−(トリブロモメチルスルホニル)ベン
ゾフェノンを工業的に有利に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AC62 AC63 BA02 BA29 BA65 BB31 BC10 BC11 BR60 FE71 FE76 TA02 4H039 CA53 CA80

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1); 【化1】 で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェノンを酸化お
    よび臭素化することを特徴とする下記式(2); 【化2】 で表される4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾ
    フェノンの製造方法。
  2. 【請求項2】塩基と水の存在下に臭素を用いて酸化およ
    び臭素化する請求項1記載の4−(トリブロモメチルス
    ルホニル)ベンゾフェノンの製造方法。
  3. 【請求項3】塩基が、アルカリ金属水酸化物である請求
    項2記載の4−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾ
    フェノンの製造方法。
  4. 【請求項4】次亜臭素酸塩を用いて酸化および臭素化す
    る請求項1記載の4−(トリブロモメチルスルホニル)
    ベンゾフェノンの製造方法。
  5. 【請求項5】次亜臭素酸塩が、次亜臭素酸ナトリウムで
    ある請求項4記載の4−(トリブロモメチルスルホニ
    ル)ベンゾフェノンの製造方法。
  6. 【請求項6】下記一般式(3); 【化3】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で表される4−ハ
    ロゲノベンゾフェノンとメタンチオールのアルカリ金属
    塩を反応させることを特徴とする下記式(1); 【化4】 で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェノンの製造方
    法。
  7. 【請求項7】4−ハロゲノベンゾフェノンが4−クロロ
    ベンゾフェノンである請求項6記載の4−(メチルチ
    オ)ベンゾフェノンの製造方法。
  8. 【請求項8】メタンチオールのアルカリ金属塩が、ナト
    リウムメタンチオレートである請求項6記載の4−(メ
    チルチオ)ベンゾフェノンの製造方法。
  9. 【請求項9】下記一般式(3); 【化5】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で表される4−ハ
    ロゲノベンゾフェノンとメタンチオールのアルカリ金属
    塩を反応させて下記式(1); 【化6】 で表される4−(メチルチオ)ベンゾフェノンとなし、
    引き続き酸化および臭素化することを特徴とする4−
    (トリブロモメチルスルホニル)ベンゾフェノンの製造
    方法。
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