JP2001226177A - 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 - Google Patents

金属−セラミックス複合材料及びその製造方法

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Yoshibumi Takei
義文 武井
Hiroyuki Tsuto
宏之 津戸
Tatsuya Shiogai
達也 塩貝
Tamotsu Harada
保 原田
Ichiro Aoki
一郎 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合材料中のアルミニウム合金の充填が充分
な金属−セラミックス複合材料の製造方法とそれによっ
て得られる金属−セラミックス複合材料を提供するこ
と。 【解決手段】 セラミックス粉末でプリフォームを形成
し、そのプリフォームに金属を浸透させた金属−セラミ
ックス複合材料であって、該セラミックス粉末がSiC
粉末であり、該金属がMgを含み、かつそのMgの含有
率が複合材料中のどの部分でも2重量%を下回らず、1
2重量%を上回らないアルミニウム合金であり、そのア
ルミニウム合金が複合材料中のどの部分でもプリフォー
ム中の空隙に対して95vol%以上充填されているこ
ととする金属−セラミックス複合材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形成したプリフォ
ームに金属を浸透させた金属−セラミックス複合材料及
びその製造方法に関し、特に複合材料中の金属の充填率
が均一な金属−セラミックス複合材料及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属材料の高靭性、高熱伝導性と
セラミックス材料の高剛性、低熱膨張性を兼ね備えた材
料として金属−セラミックス複合材料が注目されてい
る。
【0003】この材料の製造方法としては、粉末冶金
法、高圧鋳造法、真空鋳造法などが従来から知られてい
るが、セラミックスの含有量が制御できない、あるいは
大型の加圧装置が必要である、ニアネット成形が困難な
どの理由により、いずれも十分満足できず、またコスト
もかかるものであった。これら問題を解決した製造方法
として注目されているのが、米国ランクサイド社が開発
した非加圧金属浸透法(PrimexTM)である。
【0004】この方法は、SiCやAl23などのセラ
ミックス粉末で形成されたプリフォームに、Mgを含む
アルミニウムインゴットを接触させ、これをN2雰囲気
中で700〜900℃の温度に加熱して溶融したアルミ
ニウム合金をプリフォーム中に浸透させる方法である。
これは、MgとN2との化学反応を利用してセラミック
ス粉末への溶融金属の濡れ性を改善することにより、加
圧しなくても金属をプリフォーム中に浸透できるという
特徴がある。本方法によれば、複雑な形状をニアネット
で作ることが可能であり、かつ高価な加圧装置も不要で
あるため、設備費が少なくて済み、コスト的にも有利で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法で得られる複合材料では、Mgの窒化反応が浸透の駆
動力となっていることから、浸透させるアルミニウム合
金中のMgの含有率が不適切であると、溶融されたアル
ミニウム合金の浸透が一様でなくなり、それに起因して
複合材料中のアルミニウム合金の充填が不充分になると
いう問題があった。
【0006】また、本発明者等が検討したところ、溶融
されたアルミニウム合金の浸透を早めるためMgを含ん
だ敷き粉の上にプリフォームを載せてアルミニウム合金
を浸透させる場合には、浸透させるアルミニウム合金中
のMgの含有率が適切であっても、場合によってはアル
ミニウム合金の浸透が一様でなくなり、それに起因して
複合材料中のアルミニウム合金の充填が不充分となるこ
ともわかってきた。
【0007】本発明は、上述した金属−セラミックス複
合材料が有する課題に鑑みなされたものであって、その
目的は、複合材料中のアルミニウム合金の充填が充分な
金属−セラミックス複合材料の製造方法とそれによって
得られる金属−セラミックス複合材料を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、プリフォームをSi
C粉末で形成されたプリフォームとし、そのプリフォー
ムに所定量のMgを含むアルミニウム合金を窒素中で浸
透させれば、あるいは溶融されたアルミニウム合金の浸
透を早めるためMgを含んだ敷き粉の上にプリフォーム
を載せてアルミニウム合金を浸透させる場合には、その
プリフォームを所定量のMgを含むセラミックス粉末か
ら成る敷き粉に載せ、そのプリフォームに所定量のMg
を含むアルミニウム合金を窒素中で浸透させれば、複合
材料中のアルミニウム合金の充填が充分な金属−セラミ
ックス複合材料が得られるとの知見を得て本発明を完成
するに至った。
【0009】即ち本発明は、(1)セラミックス粉末で
プリフォームを形成し、そのプリフォームに金属を浸透
させた金属−セラミックス複合材料であって、該セラミ
ックス粉末がSiC粉末であり、該金属がMgを含み、
かつそのMgの含有率が複合材料中のどの部分でも2重
量%を下回らず、12重量%を上回らないアルミニウム
合金であり、そのアルミニウム合金が複合材料中のどの
部分でもプリフォーム中の空隙に対して95vol%以
上充填されていることを特徴とする金属−セラミックス
複合材料(請求項1)とし、(2)前記SiC粉末が、
5〜150μmの平均粒径を有し、かつ1μm以下の粒
子を10%以下含むSiC粉末であることを特徴とする
請求項1記載の金属−セラミックス複合材料(請求項
2)とし、(3)前記プリフォームが、40〜80vo
l%の粉末充填率を有するプリフォームであることを特
徴とする請求項1または2記載の金属−セラミックス複
合材料(請求項3)とし、(4)セラミックス粉末でプ
リフォームを形成し、そのプリフォームにアルミニウム
合金を浸透させるにあたり、該セラミックス粉末がSi
C粉末であり、該アルミニウム合金が2〜12重量%の
Mgを含むアルミニウム合金であり、そのアルミニウム
合金を窒素雰囲気中で700〜900℃の温度で溶融し
て非加圧でプリフォーム中に浸透させることを特徴とす
る金属−セラミックス複合材料の製造方法(請求項4)
とし、(5)セラミックス粉末でプリフォームを形成
し、そのプリフォームをMgを含む敷き粉の上に載せて
アルミニウム合金を浸透させるにあたり、該セラミック
ス粉末がSiC粉末であり、該敷き粉が複合材料中のア
ルミニウム合金中のMgの含有率が2〜12重量%とな
るMgを含むセラミックス粉末から成る敷き粉であり、
該アルミニウム合金が0〜10重量%のMgを含むアル
ミニウム合金であり、そのアルミニウム合金を窒素雰囲
気中で700〜900℃の温度で溶融して非加圧でプリ
フォーム中に浸透させることを特徴とする金属−セラミ
ックス複合材料の製造方法(請求項5)とし、(6)前
記SiC粉末が、5〜150μmの平均粒径を有し、か
つ1μm以下の粒子を10%以下含むSiC粉末である
ことを特徴とする請求項4または5記載の金属−セラミ
ックス複合材料の製造方法(請求項6)とし、(7)前
記プリフォームが、40〜80vol%の粉末充填率を
有するプリフォームであることを特徴とする請求項4、
5または6記載の金属−セラミックス複合材料の製造方
法(請求項7)とすることを要旨とする。以下さらに詳
細に説明する。
【0010】本発明は、上記で述べたようにプリフォー
ムを構成するセラミックス粉末の種類、浸透させるアル
ミニウム合金中のMgの含有率、敷き粉を用いる場合に
は敷き粉中のMgの含有量等を特定することにより、複
合材料中のアルミニウム合金の充填が充分な優れた金属
−セラミックス複合材料を得るための製造方法とそれに
よって得られる複合材料を提供するものである。
【0011】先ず、本発明で用いるセラミックス粉末に
ついて説明する。セラミックス粉末としてはSiC粉末
とする。そのSiC粉末の粒度構成としては、5〜15
0μmの平均粒径を有し、かつ1μm以下の粒子を10
%以下含むSiC粉末とする。SiC粉末の平均粒径が
5μmより小さいとアルミニウム合金の浸透が不均一に
なり易く、特に1μmより細かい微粒子が10%より多
く含まれると浸透不良部分が発生し易くなる。一方、平
均粒径が150μmより大きいと形成されたプリフォー
ムの強度が弱く、取扱い性が悪くなる。
【0012】そのプリフォームの形成方法としては、慣
用の方法を用いることができる。例えば、SiC粉末に
バインダーを添加してプレスにより形成する方法や、S
iC粉末を溶媒に混合してスラリーを調製し、それをフ
ィルタープレスにより形成する方法などを用いることが
できる。
【0013】そのプリフォームの粉末充填率としては、
40〜80vol%が好ましく、粉末充填率が40vo
l%より低いと剛性が低くなり、また、SiC粉末の平
均粒径が5〜150μm範囲であれば80vol%より
高くすることは事実上困難である。
【0014】そのプリフォームに浸透させるアルミニウ
ム合金としては、2〜12重量%のMgを含むアルミニ
ウム合金とする。Mgの含有率が2重量%より少ないと
アルミニウム合金の浸透が遅く、未浸透部分が発生す
る。逆に12重量%より多いと場所による浸透速度に差
が生じて浸透不良部分が発生し、複合材料中のアルミニ
ウム合金の充填が充分でなくなる。
【0015】次に、プリフォームの下に敷き粉を敷く場
合には、敷く敷き粉としては、複合材料中のアルミニウ
ム合金中のMgの含有率が2〜12重量%となるような
Mgを含むセラミックス粉末から成る敷き粉とする。セ
ラミックス粉末の種類は何でもよいが、プリフォームを
構成するセラミックス粉末がSiC粉末であるから、S
iC粉末がなお好ましい。その敷き粉に含むMgが複合
材料中のアルミニウム合金中のMgの含有率が2重量%
より少なくなる含有量であると、アルミニウム合金の浸
透が遅く、未浸透部分が発生する。一方、複合材料中の
アルミニウム合金中のMgの含有率が12重量%を超え
る高含有量であると、浸透速度の差が著しくなり、それ
がためにアルミニウム合金の浸透が一様でなくなり、複
合材料中のアルミニウム合金の充填が充分でない部分が
生じる。
【0016】一方、浸透させるアルミニウム合金として
は、0〜10重量%のMgを含むアルミニウム合金とす
る。アルミニウム合金中のMgの含有率は0でも構わな
いが、その場合には複合材料中のアルミニウム合金中に
Mgの含有率が2重量%以上になるよう敷き粉中のMg
の含有量を調整する必要がある。逆に10重量%より多
いと複合材料中のアルミニウム合金中にMgの含有率が
12重量%を超える高含有部分が生じ、先と同様複合材
料中のアルミニウム合金の充填が充分でない部分が生じ
る。
【0017】以上のように先のプリフォーム、アルミニ
ウム合金を組み合わせて、あるいは敷き粉を用いる場合
には、先のプリフォーム、敷き粉、アルミニウム合金を
組み合わせて窒素雰囲気中で700〜900℃の温度で
加熱処理することにより、溶融したアルミニウム合金が
非加圧で一様にプリフォーム中に浸透し、複合材料中の
アルミニウム合金の充填が充分な金属−セラミックス複
合材料を得ることができる。
【0018】このようにして得られる複合材料は、Si
C粉末でプリフォームが形成され、そのプリフォーム中
にMgの含有率が複合材料中のどの部分でも2質量%を
下回らず、12質量%を上回らないアルミニウム合金で
浸透され、かつそのアルミニウム合金が複合材料中のど
の部分でもプリフォーム中の空隙に対して95vol%
以上充填されたアルミニウム合金の充填が充分な金属−
セラミックス複合材料となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を比較例と
共に具体的に挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0020】(実施例1、2) (1)複合材料の作製 セラミックス粉末として平均粒径が14μmで1μm以
下の細かい微粒子を6.0%含むSiC粉末を用い、こ
れにバインダーとしてPVA(ポリビニルアルコール)
を5重量部加え、プレス法で200kg/cm2の圧力
で大きさが50×50×t50mmで粉末充填率が65
vol%のプリフォームを形成した。このプリフォーム
の上に表1に示す組成を有する500gのアルミニウム
合金を載せ、これを窒素雰囲気中で850℃の温度で加
熱処理して溶融したアルミニウム合金をプリフォーム中
に浸透させ、この状態を24時間保持した後、冷却して
複合材料を作製した。
【0021】(2)評価 得られた複合材料の上、中、下部から10×10×10
mmの試験片を切り出し、その試験片からICP発光分
析で複合材料中のアルミニウム合金中のMgの含有率を
測定した。また、アルミニウム合金を溶融して除去した
後のSiC粉末の重量から複合材料中のアルミニウム合
金の充填率を求め、その充填率からプリフォーム中の空
隙に対して充填されたアルミニウム合金の充填率を算定
した。それらの結果を表1に示す。
【0022】(実施例3、4)実施例1のプリフォーム
を表1に示すSiC粉末から成る敷き粉の上に載せた他
は実施例1と同様に複合材料を作製し、評価した。その
結果も表1に示す。
【0023】(比較例1〜4)比較例1、2では、浸透
させるアルミニウム合金中のMgの含有率を本発明の範
囲外にした他は、比較例3、4では、敷き粉中のMgの
含有量を本発明の範囲外にした他は実施例1と同様に複
合材料を作製し、評価した。それらの結果も表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、実施例1、2で
は、セラミックス粉末の種類、浸透させるアルミニウム
合金中のMgの含有率が本発明の範囲内にあるので、ま
た、実施例3、4では、セラミックス粉末の種類、敷き
粉中のMgの含有量、浸透させるアルミニウム合金中の
Mgの含有率が本発明の範囲内にあるので、作製された
複合材料中のアルミニウム合金中のMgの含有率が本発
明の範囲内にあり、しかも複合材料中のアルミニウム合
金の充填が充分であった。
【0026】これに対して、比較例1では、浸透させる
アルミニウム合金中のMgの含有率が少なすぎたので、
複合材料中に未浸透部分が認められ、比較例2では、浸
透させるアルミニウム合金中のMgの含有率が多すぎた
ため、複合材料中に浸透不良部分が存在し、アルミニウ
ム合金の充填が不充分であった。また、比較例3では、
敷き粉中のMgの含有量が少なすぎたので、複合材料中
に未浸透部分が認められ、比較例4では、敷き粉中のM
gの含有量が多すぎたため、複合材料中にMgの高含有
部が生じ、複合材料中のアルミニウム合金の充填が充分
でない部分が生じていた。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、プリフォ
ームを構成するセラミックス粉末の種類、浸透させるア
ルミニウム合金中のMgの含有率を、あるいは敷き粉を
用いる場合には、プリフォームを構成するセラミックス
粉末の種類、敷き粉中のMgの含有量、浸透させるアル
ミニウム合金中のMgの含有率等を特定したので、複合
材料中のアルミニウム合金の充填が充分な優れた金属−
セラミックス複合材料を得ることができる。得られる複
合材料は、高靭性、高熱伝導性、高剛性、低熱膨張性を
兼ね備えた材料として幅広い用途に好ましく用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 保 東京都江東区清澄1−2−23 太平洋セメ ント株式 会社 研究本部 清澄研究所 (72)発明者 青木 一郎 東京都江東区清澄1−2−23 太平洋セメ ント株式 会社 研究本部 清澄研究所 Fターム(参考) 4K018 AA15 AB02 BA20 BB04 CA11 FA35 4K020 AA22 AC01 BA05 BB22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス粉末でプリフォームを形成
    し、そのプリフォームに金属を浸透させた金属−セラミ
    ックス複合材料であって、該セラミックス粉末がSiC
    粉末であり、該金属がMgを含み、かつそのMgの含有
    率が複合材料中のどの部分でも2重量%を下回らず、1
    2重量%を上回らないアルミニウム合金であり、そのア
    ルミニウム合金が複合材料中のどの部分でもプリフォー
    ム中の空隙に対して95vol%以上充填されているこ
    とを特徴とする金属−セラミックス複合材料。
  2. 【請求項2】 前記SiC粉末が、5〜150μmの平
    均粒径を有し、かつ1μm以下の粒子を10%以下含む
    SiC粉末であることを特徴とする請求項1記載の金属
    −セラミックス複合材料。
  3. 【請求項3】 前記プリフォームが、40〜80vol
    %の粉末充填率を有するプリフォームであることを特徴
    とする請求項1または2記載の金属−セラミックス複合
    材料。
  4. 【請求項4】 セラミックス粉末でプリフォームを形成
    し、そのプリフォームにアルミニウム合金を浸透させる
    にあたり、該セラミックス粉末がSiC粉末であり、該
    アルミニウム合金が2〜12重量%のMgを含むアルミ
    ニウム合金であり、そのアルミニウム合金を窒素雰囲気
    中で700〜900℃の温度で溶融して非加圧でプリフ
    ォーム中に浸透させることを特徴とする金属−セラミッ
    クス複合材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 セラミックス粉末でプリフォームを形成
    し、そのプリフォームをMgを含む敷き粉の上に載せて
    アルミニウム合金を浸透させるにあたり、該セラミック
    ス粉末がSiC粉末であり、該敷き粉が複合材料中のア
    ルミニウム合金中のMgの含有率が2〜12重量%とな
    るMgを含むセラミックス粉末から成る敷き粉であり、
    該アルミニウム合金が0〜10重量%のMgを含むアル
    ミニウム合金であり、そのアルミニウム合金を窒素雰囲
    気中で700〜900℃の温度で溶融して非加圧でプリ
    フォーム中に浸透させることを特徴とする金属−セラミ
    ックス複合材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記SiC粉末が、5〜150μmの平
    均粒径を有し、かつ1μm以下の粒子を10%以下含む
    SiC粉末であることを特徴とする請求項4または5記
    載の金属−セラミックス複合材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記プリフォームが、40〜80vol
    %の粉末充填率を有するプリフォームであることを特徴
    とする請求項4、5または6記載の金属−セラミックス
    複合材料の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2476409C2 (ru) * 2007-10-17 2013-02-27 Ту Бергакадеми Фрайберг Пористый огнеупорный материал для получения стекла, способ его получения и применение

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