JP2001226099A - 屈伸型高所作業車の安全装置 - Google Patents

屈伸型高所作業車の安全装置

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JP2001226099A JP2000033486A JP2000033486A JP2001226099A JP 2001226099 A JP2001226099 A JP 2001226099A JP 2000033486 A JP2000033486 A JP 2000033486A JP 2000033486 A JP2000033486 A JP 2000033486A JP 2001226099 A JP2001226099 A JP 2001226099A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈伸型高所作業車においては上ブームの対地
角を90度を越えない所定の対地角で制限する必要があ
るが、安全装置の信頼性は十分とはいえないものであっ
た。 【解決手段】 下ブーム対地角検出器により検出される
下ブームの対地角と上下ブーム相対角検出器により検出
される上ブームの下ブームに対する相対角とより上ブー
ム演算対地角を算出し、該上ブーム演算対地角が予め設
定されている第1の規制角に達したときに下ブームの起
伏下げ作動及び上ブームの屈伸上げ作動を規制する第1
の規制手段と、上ブームの対地角を検出する上ブーム対
地角検出器と、該上ブーム対地角検出器により検出され
る上ブーム検出対地角が予め設定されている第2の規制
角に達したときに、前記第1の規制手段の作動規制に関
わりなく下ブームの起伏下げ作動及び上ブームの屈伸上
げ作動を規制する第2の規制手段と、を有する安全装置
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏自在な下ブー
ムの先端に上ブームを屈伸自在に枢支し、その先端にバ
ケットを備えた屈伸型高所作業車、特にその走行時には
倒伏姿勢の前記下ブームの上方に前記上ブームを略並行
に折り畳んだ格納姿勢をとる屈伸型高所作業車の上ブー
ム対地角が所定の角度を越えないよう規制する安全装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に、その上下ブームを折り畳んだ格
納姿勢(走行姿勢)にある屈伸型高所作業車11の側面
図を示す。3は下ブームであって、走行基台1上に旋回
自在に搭載された旋回台2に対し起伏自在に枢支されて
いる。下ブーム3は下ブーム起伏シリンダ4により起伏
駆動されるものであって、順次嵌挿された複数段の下ブ
ームセクションから構成されており、内蔵する伸縮機構
により伸縮可能である。5は上ブームであって、前記下
ブーム3の先端部3aに屈伸自在に枢支されている。上
ブーム5は下ブーム先端部3aと上ブーム間に配置され
たリンク機構9と屈伸シリンダ6とにより下ブーム3に
対し屈伸可能である。また、上ブーム5は前記下ブーム
3と同様に順次嵌挿された複数段の上ブームセクション
から構成されており、内蔵する伸縮機構により伸縮可能
である。8は前記上ブーム5の先端部5aに枢支された
先端アーム7を介して枢支されたバケットである。バケ
ット8は先端アーム7内部に配置されたレベリング機構
により、下ブーム3および上ブーム5の姿勢に関わりな
くその姿勢を一定に保つよう構成されている。
【0003】図2は屈伸型高所作業車11が走行基台1
からアウトリガ10を張出し、下ブーム3および上ブー
ム5を最大伸長し、かつ最大起伏・屈伸した作業姿勢を
示している。屈伸型高所作業車11はこの作業姿勢がバ
ケットの最大作業高さとなるように構成されており、こ
の種の高所作業車はバケット8の最大作業高さが非常に
高いことを特徴としている。
【0004】したがって、前述した下ブーム3を起伏駆
動する下ブーム起伏シリンダ4および上ブーム5を屈伸
駆動する屈伸シリンダ6、リンク機構9は図2に示され
た最大起伏角度および最大屈伸角度を取りうるよう構成
している。
【0005】ところが、上述した下ブーム最大起伏角お
よび下ブームに対する上ブーム最大屈伸角を取りうるよ
う構成したために、下ブーム3および上ブーム5の姿勢
によっては図3でB(二点鎖線)に示すよう上ブーム対
地角θUが90度(鉛直線A)を越えた位置に上ブーム
5が位置した姿勢をとりうることとなる。
【0006】しかし、このように上ブーム5が下ブーム
先端部3aの枢支点の鉛直上方よりも下ブーム3の先端
側に位置した姿勢となると、上ブーム5の屈伸機構であ
る屈伸シリンダ6あるいはリンク機構9に通常姿勢とは
逆向きの外力が作用するようになり強度的に問題とな
る。また、先端アーム7によりバケット8は上ブーム5
よりも常に下ブーム3側に位置するよう構成されている
ので、上ブーム対地角θUが90度以上となる姿勢は作
業姿勢としても不必要なものである。
【0007】以上の理由より、上ブーム5対地角θUが
90度を越えないように規制する必要がある。
【0008】そこで、従来の屈伸型高所作業車の安全装
置は、下ブーム3に装着された下ブーム対地角検出器に
より検出される下ブームの対地角θLと下ブーム3と上
ブーム5間に装着された上下ブーム相対角検出器により
検出される上下ブーム相対角θLUとより上ブーム演算
対地角を算出し、該上ブーム演算対地角が予め設定され
ている規制角に達したときに上ブーム3の対地角θUが
増大する下ブームの起伏下げ作動及び上ブーム5の屈伸
上げ作動を制限するよう構成されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように屈伸型高
所作業車においては上ブームの対地角が90度を越えな
いよう制限する必要があるのであるが、従来その制限は
上述した制限機能のみを有する安全装置で行われていた
ため、当該安全装置の信頼性は十分とはいえないもので
あった。
【0010】そこで、本発明は、上述したような屈伸型
高所作業車において重要な制御である上ブームの対地角
の規制に関し、二重の検出機能および作動制限機能を有
する信頼性の高い安全装置を提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、起伏自在に枢支された下ブームと、該下ブームの先
端に屈伸自在に枢支された上ブームと、該上ブームの先
端にバケットを備え、その走行時には倒伏姿勢の前記下
ブームの上方に前記上ブームを略並行に折り畳んだ格納
姿勢をとる屈伸型高所作業車であって、下ブーム対地角
検出器により検出される下ブームの対地角と上下ブーム
相対角検出器により検出される上ブームの下ブームに対
する相対角とより上ブーム演算対地角を算出し、該上ブ
ーム演算対地角が予め設定されている第1の規制角に達
したときに下ブームの起伏下げ作動及び上ブームの屈伸
上げ作動を規制する第1の規制手段を備えた屈伸型高所
作業車の安全装置において、前記安全装置は、上ブーム
の対地角を検出する上ブーム対地角検出器と、該上ブー
ム対地角検出器により検出される上ブーム検出対地角が
予め設定されている第2の規制角に達したときに、前記
第1の規制手段の作動規制に関わりなく下ブームの起伏
下げ作動及び上ブームの屈伸上げ作動を規制する第2の
規制手段と、を有して構成していることを特徴としてい
る。
【0012】この構成により、本願の安全装置は第1の
規制手段と第2の規制手段が上ブームの対地角の検出を
それぞれ独立して行なうとともに、上ブームの対地角が
増大する操作である下ブームの起伏下げ作動及び上ブー
ムの屈伸上げ作動をそれぞれ独立して規制するので、信
頼性の高いものとなるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明するに
あたって、従来の技術で図1に図示し説明した屈伸型高
所作業車に本願発明を適用した例を説明する。従って本
発明と従来のものと共通する部分については、同符号を
用い詳細な説明を略して以下に説明する。検出器 図4に、本発明の実施の形態に係る角度検出器を屈伸型
高所作業車の下ブーム3および上ブーム5に取付けた状
態を示す。
【0014】20は下ブーム対地角検出器であって、下
ブーム先端部3aにとりつけられている。下ブーム対地
角検出器20はポテンショメータあるいはロータリエン
コーダ等のセンサーと振り子を組み合わせて対地角を直
接検出するよう構成されている。21は上下ブーム相対
角検出器であって、上ブーム5の下ブーム先端部3aへ
の枢支部に取付けられている。上下ブーム相対角検出器
21はそのケース24を上ブーム基端部5bに取付け、
該ケース24にポテンショメータあるいはロータリエン
コーダ等のセンサー22を取り付けている。センサー2
2のシャフトにはレバー23が取り付けられており、レ
バー23の先端は下ブーム先端部3aに取り付けられて
いる。25は上ブーム対地角検出器であって、上ブーム
基端部5bに取り付けられており、本実施の形態では振
り子とリミットスイッチから構成されたものとなってい
る。上ブーム対地角検出器25も下ブーム対地角検出器
20と同様にポテンショメータあるいはロータリエンコ
ーダ等のセンサーで構成してもよいことは勿論である。
【0015】上述した下ブーム対地角検出器20、上下
ブーム相対角検出器21、上ブーム対地角検出器25か
らはハーネスが上下ブーム側面に沿って配設されてお
り、後述する安全装置に検出信号を送るようになってい
る。安全装置 図5は屈伸型高所作業車の安全装置の電気回路のうち本
願の発明に関係する部分のみを抜き出したものである。
また、図6は安全装置に関係する油圧回路を抜き出した
ものである。以下、図5および図6に基づいて本願の安
全装置の実施の形態を説明する。
【0016】30は電気回路の電源ライン、31はアー
スラインである。25は前述した上ブーム対地角検出器
であって、上ブーム対地角が85度になると内蔵する接
点32が開くようになっている。33は前記電源ライン
30とアースライン31の間に前記接点32と直列に介
装されたリレーである。34は当該リレー33により駆
動される接点である。上ブーム対地角が85度未満のと
きは前記接点32は閉じておりリレー33は通電されて
いるため、接点34は閉じた状態となっている。したが
って、このとき接点34は上記電源ライン30に接続さ
れているため、接点34からは後述するコントローラ3
5、アンロード回路60、非常下ブーム伏せ回路70、
非常上ブーム上げ回路80に電源を供給している。
【0017】35はコントローラであって、前述した下
ブーム対地角検出器20および上下ブーム相対角検出器
21の検出信号を受取るようになっており、後述するア
ンロード回路60からのラインと前記アースライン31
の間に介装される接点36を内蔵している。コントロー
ラ35内の内蔵接点36は前述した下ブーム対地角およ
び上下ブーム相対角から演算される上ブーム演算対地角
が80度に達すると開くようコントローラ35内部で制
御される。したがって、上ブーム演算対地角が80度未
満のときは、後述するアンロード回路60からのライン
と前記アースライン31の間は接続状態となっている。
【0018】91は非常スイッチであって、非常操作時
以外は開いた状態となっている。非常スイッチ91はそ
の操作時、前記電源ライン30と後述する非常操作スイ
ッチ92およびアンロード回路60とを接続する。ま
た、同時に前記コントローラ35の一つのポートを前記
アースライン31に接続する。
【0019】92は前述した非常スイッチ91と非常下
ブーム伏せ回路70および非常上ブーム上げ回路80と
の間に介装された非常操作スイッチである。内蔵するス
イッチ94は非常下ブーム操作スイッチであって、伏せ
側に操作したときは非常下ブーム伏せ回路70に接続す
るようになっている。勿論、反対側に操作したときは非
常下ブーム上げ回路に接続するのであるが、本願発明と
直接関係ないので省略している。また、内蔵するスイッ
チ93は非常上ブーム操作スイッチであって、上げ側に
操作したときは非常上ブーム上げ回路80に接続するよ
うになっている。上記と同様、非常上ブーム伏せ回路に
ついては省略している。
【0020】60はアンロード回路であって、アンロー
ドソレノイド61を駆動する回路となっている。図6に
おいて、102はポンプ油路103とタンク油路104
との間に介装されたリリーフ弁である。100はリリー
フ弁102のベント油路105とタンク油路104との
間に介装されたアンロードソレノイド弁である。61は
アンロードソレノイド弁100を駆動するソレノイドで
ある。アンロードソレノイド弁100は、ソレノイド6
1に非通電時には前記ベント油路105をタンク油路1
04に連通し、ソレノイド61に通電されたときは、前
記ベント油路105をタンク油路104と遮断するよう
になっている。したがって、ソレノイド61に非通電時
にはポンプ油路103はアンロード状態となり、ソレノ
イド61に通電時にはポンプ油路103はオンロード状
態となる。
【0021】アンロード回路60のリレー62は前記非
常スイッチ91が操作されていない状態では非通電状態
であるため接点63は開いており、接点64は前述した
上ブーム対地角検出器25により駆動される接点34側
に接続状態となっている。したがって、接点34が閉じ
ておりかつ、コントローラ35の内蔵接点36が閉じて
いるときはリレー65は通電状態であるため、接点66
は閉じておりソレノイド61は通電状態である。すなわ
ちポンプ油路103はオンロード状態である。また、非
常スイッチ91が操作されたときは、接点63は閉じ、
接点64は非常スイッチ91側に接続状態となる。した
がって、リレー65は接点34およびコントローラ35
の内蔵接点36の状態に関係なく通電状態となるため、
ポンプ油路103は無条件にオンロード状態となる。
【0022】70は非常下ブーム伏せ回路であって、非
常下ブーム伏せソレノイド71を駆動する回路である。
図6において、106はポンプ油路103およびタンク
油路104と下ブーム起伏シリンダ4との間に介装され
た操作弁である。ソレノイド71に通電されると操作弁
106は右側に切換わり、下ブーム起伏シリンダ4は縮
小するため、下ブーム3は伏せ動作するようになる。非
常下ブーム伏せ回路のリレー72は、前述した上ブーム
対地角検出器25により駆動される接点34側に接続さ
れている。したがって、上ブーム検出対地角が85度未
満のときは前記リレー72は通電状態であるため、接点
73は閉じている。そのため、前述した非常スイッチ9
1の接点が閉じており、かつ非常操作スイッチ92の下
ブーム伏せ操作スイッチ94が閉じたときにはリレー7
4に通電され、接点75が閉じソレノイド71に通電さ
れる。
【0023】80は非常上ブーム上げ回路であって、非
常上ブーム上げソレノイド81を駆動する回路である。
図6において、107はポンプ油路103およびタンク
油路104と上ブーム屈伸シリンダ6との間に介装され
た操作弁である。ソレノイド81に通電されると操作弁
107は左側に切換わり、上ブーム屈伸シリンダ6は伸
長するため、上ブーム5は上げ動作するようになる。非
常上ブーム上げ回路80のリレー82は、前述した上ブ
ーム対地角検出器25により駆動される接点34側に接
続されている。したがって、上ブーム検出対地角が85
度未満のときは前記リレー82は通電状態であるため、
接点83は閉じている。そのため、前述した非常スイッ
チ91の接点が閉じており、かつ非常操作スイッチ92
の上ブーム上げ操作スイッチ93が閉じたときにはリレ
ー84に通電され、接点85が閉じソレノイド81に通
電される。普通操作時 非常スイッチ91は操作されていないため、非常スイッ
チ91の接点は開いている。そのため、上述したように
アンロード回路60のリレー65と上ブーム対地角検出
器25により駆動される接点34およびコントローラ3
5に内蔵される接点36は、前記電源ライン30とアー
スライン31との間で直列接続されている。
【0024】コントローラ35内部で演算される演算対
地角が80度(請求項1の第1規制角に相当)に達する
と接点36が開くため、リレー65は非通電となり接点
66が開きソレノイド61は非通電状態となる。したが
って、ポンプ油路103はアンロード状態となり下ブー
ム3の起伏下げ作動及び上ブーム5の屈伸上げ作動が規
制される。これにより、上ブーム対地角のさらなる増加
は規制されるのであって、以上が請求項1に記載した第
1の規制手段に相当する部分の作用である。ところが、
なんらかの原因で第一規制手段に不具合が発生して演算
対地角が80を越える状態となってもコントローラ35
内部の接点36が開かない場合は、上ブーム対地角検出
器25が作用し、対地角が85度(請求項1の第2規制
角に相当)に達したときに、接点34が開くので、リレ
ー65は非通電となり接点66が開きソレノイド61は
非通電状態となる。したがって、ポンプ油路103はア
ンロード状態となり下ブーム3の起伏下げ作動及び上ブ
ームの屈伸上げ作動が規制されるのである。これが請求
項1に記載した第2の規制手段に相当する部分の作用で
ある。
【0025】以上のように、上ブーム3の対地角規制に
関し、第1規制手段と第2規制手段が二重に作用し規制
するので、その信頼性が非常に高いものとなるのであ
る。非常操作時 非常スイッチ91を操作して接点91が閉じた非常操作
時には、上ブーム対地角検出器25で検出される上ブー
ム検出対地角が85度(第2規制角)未満の状態では上
述したように接点34が閉じ、リレー72、82が駆動
され、接点73、83が閉じているので、非常操作スイ
ッチ92の下ブーム起伏操作スイッチ94を伏せ側に操
作することにより下ブーム3の起伏伏せ操作が可能であ
り、上ブーム屈伸操作スイッチ93を上げ側に操作する
ことにより上ブーム5の屈伸上げ操作が可能である。こ
の操作により上ブーム5の対地角が増加し85度(第2
規制角)に達したときには前述したように非常下ブーム
起伏下げ回路70の接点73および非常上ブーム屈伸上
げ回路80の接点83が開くので上ブーム5の対地角を
増加させる操作が規制されるのである。
【0026】以上のように、非常操作時においてもコン
トローラ35およびアンロード回路60等よりなる第1
規制手段とかかわりなく規制機能が働くので、通常操作
と同様に上ブーム対地角規制が行われるのである。
【0027】
【発明の効果】本願発明の屈伸型高所作業車の安全装置
は、下ブーム対地角検出器により検出される下ブームの
対地角と上下ブーム相対角検出器により検出される上ブ
ームの下ブームに対する相対角とより上ブーム演算対地
角を算出し、該上ブーム演算対地角が予め設定されてい
る第1の規制角に達したときに下ブームの起伏下げ作動
及び上ブームの屈伸上げ作動を規制する第1の規制手段
と、上ブームの対地角を検出する上ブーム対地角検出器
と、該上ブーム対地角検出器により検出される上ブーム
検出対地角が予め設定されている第2の規制角に達した
ときに、前記第1の規制手段の作動規制に関わりなく下
ブームの起伏下げ作動及び上ブームの屈伸上げ作動を規
制する第2の規制手段とを有している。すなわち、第1
の規制手段と第2の規制手段により上ブームの対地角の
検出がそれぞれ独立して行われるとともに、上ブームの
対地角が増大する操作である下ブームの起伏下げ作動及
び上ブームの屈伸上げ作動をそれぞれ独立して規制する
ので信頼性の高い安全装置となっているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行姿勢にある屈伸型高所作業車の側面図であ
る。
【図2】最大作業高さにある屈伸型高所作業車の説明図
である。
【図3】上ブームの動作可能範囲を示す図である。
【図4】角度検出器を取付けた上下ブームの説明図であ
る。
【図5】本願の発明に関係する部分を抜き出した安全装
置の電気回路図である。
【図6】本願の発明に関係する部分を抜き出した安全装
置の油圧回路図である。
【符号の説明】
1走行基台、2旋回台、3下ブーム、4下ブーム起伏シ
リンダ、5上ブーム、6屈伸シリンダ、7先端アーム、
8バケット、9リンク機構、10アウトリガ、11屈伸
型高所作業車、20下ブーム対地角検出器、21上下ブ
ーム相対角検出器、25上ブーム対地角検出器、30電
源ライン、31アースライン、35コントローラ、60
アンロード回路、61アンロードソレノイド、70非常
下ブーム伏せ回路、71非常下ブーム伏せソレノイド、
80非常上ブーム上げ回路、非常上ブーム上げソレノイ
ド、91非常スイッチ、92非常操作スイッチ、100
アンロードソレノイド弁、102リリーフ弁、103ポ
ンプ油路、104タンク油路、105ベント油路、10
6操作弁、107操作弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏自在に枢支された下ブームと、該下
    ブームの先端に屈伸自在に枢支された上ブームと、該上
    ブームの先端にバケットを備え、その走行時には倒伏姿
    勢の前記下ブームの上方に前記上ブームを略並行に折り
    畳んだ格納姿勢をとる屈伸型高所作業車であって、 下ブーム対地角検出器により検出される下ブームの対地
    角と上下ブーム相対角検出器により検出される上ブーム
    の下ブームに対する相対角とより上ブーム演算対地角を
    算出し、該上ブーム演算対地角が予め設定されている第
    1の規制角に達したときに下ブームの起伏下げ作動及び
    上ブームの屈伸上げ作動を規制する第1の規制手段を備
    えた屈伸型高所作業車の安全装置において、 前記安全装置は、上ブームの対地角を検出する上ブーム
    対地角検出器と、該上ブーム対地角検出器により検出さ
    れる上ブーム検出対地角が予め設定されている第2の規
    制角に達したときに、前記第1の規制手段の作動規制に
    関わりなく下ブームの起伏下げ作動及び上ブームの屈伸
    上げ作動を規制する第2の規制手段と、を有しているこ
    とを特徴とする屈伸型高所作業車の安全装置。
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