JP2000072395A - 高所作業車の過積載防止装置 - Google Patents

高所作業車の過積載防止装置

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JP2000072395A
JP2000072395A JP10242798A JP24279898A JP2000072395A JP 2000072395 A JP2000072395 A JP 2000072395A JP 10242798 A JP10242798 A JP 10242798A JP 24279898 A JP24279898 A JP 24279898A JP 2000072395 A JP2000072395 A JP 2000072395A
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hydraulic
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Yuichi Yagisawa
祐一 八木澤
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台を上昇させたときに車両が転倒せず、
シザースリンクを損傷させない。 【解決手段】 シザースリンク式の高所作業車1は、昇
降シリンダ33を作動させる油圧供給路45と、作業台
7の高さを複数の領域に分けこれらの領域のいずれの領
域に作業台7があるかを判定するリミットスイッチ4
9,51と、各領域毎に油圧供給路45の許容圧力を設
定し油圧供給路45の油圧が許容圧力に到達したか否か
を判定する圧力スイッチ55,57と、昇降シリンダ3
3の作動が停止状態にあるか否かを検知するリレーB
(39)と有する。リレーB(39)が昇降シリンダ3
3の作動の停止状態を検知し、圧力スイッチ55,57
とが許容圧力に到達したことを判定した場合には、車両
の走行作動と作業台7を上昇させる昇降シリンダの33
作動とを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の過積載防
止装置に関し、さらに詳細には、シザースリンク式の高
所作業車の過積載防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業者や荷物等を所望の高所に移動させ
ることができる高所作業装置としては、例えば、走行可
能な基台上にシザースリンクを介して作業台を取り付
け、シザースリンク内に設けた昇降シリンダを作動させ
て作業台を昇降させるように構成したシザースリンク式
の高所作業車がある。
【0003】高所作業車のシザースリンクは複数の腕部
材と昇降シリンダとから構成されている。腕部材のうち
シザースリンクの上部に配設された上前腕部材の上端部
は作業台の下部に設けられた作業台レールの前側に揺動
自在に枢支され、上前腕部材に交差する上後腕部材の上
端部には作業台レール内に沿って回転移動するローラが
設けられている。また、シザースリンクの下部に配設さ
れた下前腕部材の下部は車体の前部に揺動自在に枢支さ
れ、下前腕部材に交差する下後腕部材の下端部には車体
の上部であって前後方向に延設された車体レール内に沿
って回転移動するローラが設けられている。下後腕部材
の先端部には中間腕部材が枢支され、下後腕部材と中間
腕部材との間に昇降シリンダを接続し、この昇降シリン
ダを伸長作動することで中間腕部材が起仰してローラが
作業台レールと車体レール内に沿って車体の前側方向へ
回転移動してシザースリンクが伸長し作業台が上方へ移
動する。
【0004】ところで、シザースリンク式の高所作業車
は、作業台に搭載される荷物の重量により車両が転倒し
たり、リンクが損傷する虞が生じるため、昇降シリンダ
のボトム圧を検出して、シザースリンクや車両の作動を
規制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業台
上に荷物を載せたままで作業台を昇降させると、昇降シ
リンダのボトム圧は作業台の上昇にともない小さくな
る。即ち、作業台が上下方向に移動すると中間腕部材に
枢支された昇降シリンダのロッドの先端部が移動すると
ともに昇降シリンダのボトムが起伏作動することから、
中間腕部材に作用するモーメントの釣り合いを考慮する
と、昇降シリンダのボトム圧は作業台の上昇にともない
小さくなる。
【0006】従って、昇降シリンダのボトム圧が最大値
になるとき(即ち、作業台を基台に格納した状態から作
業台を起動させるとき)の昇降シリンダのボトム圧を許
容最大圧力に設定すると、作業台の上昇にともない昇降
シリンダのボトム圧は小さくなるので、作業台が上昇し
たときの昇降シリンダのボトム圧を許容最大圧力になる
ように作業台に荷物を搭載すると過積載の状態になり、
車両が転倒したりシザースリンクが損傷する虞が生じ
る。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、作業台を上昇させても車両が転倒したりシ
ザースリンクが損傷する虞が生じない高所作業車の過積
載防止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の高所作業車の過積載防止装置は、走行可能な
基台(例えば、実施形態における車体3)と、基台上に
設けられたシザースリンクと、シザースリンクを伸縮作
動させる油圧アクチュエータ(例えば、実施形態におけ
る昇降シリンダ33)と、シザースリンクの上部に設け
られた作業台とを有し、油圧アクチュエータの作動によ
りシザースリンクを伸縮作動させて作業台が昇降作動自
在に構成された高所作業車の過積載防止装置である。
【0009】この過積載防止装置は、油圧アクチュエー
タに圧油を給排する油圧供給路と、作業台の高さを複数
の領域に分け、これらの領域のいずれの領域に作業台が
あるかを判定する作業台位置判定手段(例えば、実施形
態における第1リミットスイッチ49,第2リミットス
イッチ51)と、各領域毎に油圧供給路の許容圧力を設
定する許容圧力設定手段(例えば、実施形態における第
1圧力スイッチ49,第2圧力スイッチ51)と、油圧
供給路の油圧が許容圧力に到達したか否かを判定する許
容圧力判定手段(例えば、実施形態における第1圧力ス
イッチ49,第2圧力スイッチ51)と、油圧アクチュ
エータの作動が停止状態にあるか否かを検知する停止状
態検知手段(例えば、実施形態におけるリレーB)とを
有し、停止状態検知手段により油圧アクチュエータが停
止状態にあることを検知し、且つ作業台位置判定手段に
より判定された作業台の高さ領域に対応して許容圧力設
定手段に設定された許容圧力に到達したことを許容圧力
判定手段が判定した場合には、基台の走行作動と作業台
を上昇させる油圧アクチュエータの作動とを規制するこ
とが好ましい。
【0010】シザースリンクが伸長し作業台が上方に移
動して作業台を所定位置に停止させると、停止状態検知
手段が油圧アクチュエータの停止状態を検知し、作業台
位置判定手段により判定された作業台の高さ領域に対応
して許容圧力設定手段に設定された許容圧力に到達した
か否かを許容圧力判定手段が判定する。許容圧力判定手
段が許容圧力に到達したことを判定したときには、基台
の走行作動と作業台を上昇させる油圧アクチュエータの
作動とを規制する。
【0011】従って、高所作業車が過積載の状態にある
場合、車両を転倒させる虞のある作動を規制するので、
車両の転倒やシザースリンクの破損を未然に防止するこ
とができる。
【0012】許容圧力設定手段により設定される許容圧
力は作業台の高さに応じて設定されるが、作業台の高さ
は複数の領域、例えば、作業台が低位置にある場合と高
位置にある場合の2つの領域に分けることを例示するこ
とができる。また、2つの領域に限らず3つ以上の領域
に分けてもよい。許容圧力設定手段により設定される許
容圧力は油圧供給路が破損する圧力よりも小さいことが
好ましく、例えば、油圧供給路にリリーフ弁を設けると
きには、リリーフ弁の許容圧力以下の圧力にすることを
例示することができる。
【0013】油圧供給路には油圧供給路の油圧を許容圧
力以上になるのを防止するリリーフ弁が設けられること
が好ましい。このリリーフ弁を油圧供給路に設けること
で、作業台に過積載の荷物が搭載されて油圧供給路が許
容圧力に到達しようとしてもこれを防止できるので、油
圧供給路の破損を未然に防止することができる。
【0014】また、本発明の高所作業車の過積載防止装
置は、請求項1記載の高所作業車の過積載防止装置と、
作業台が基台上に格納されているか否かを検知する作業
台格納検知手段と、作業台を基台上に格納した状態から
油圧アクチュエータを作動させて作業台を起動させると
きの油圧供給路の起動許容圧力を設定する起動許容圧力
設定手段(例えば、実施形態における第3圧力スイッチ
111)と、油圧供給路の油圧が起動許容圧力に到達し
たか否かを判定する起動許容圧力判定手段(例えば、実
施形態における第3圧力スイッチ111)とを有し、作
業台格納検知手段が作業台の格納状態を検知し、格納状
態の作業台を起動させる場合に、起動設定圧力判定手段
が起動許容圧力に到達していると判定したときには、作
業台の起動を規制してもよい。
【0015】作業台格納検知手段が作業台の格納状態を
検知した状態で、格納状態の作業台を起動させる場合
に、起動設定圧力判定手段が起動許容圧力に到達してい
ると判定したときには作業台の起動を規制する。通常、
格納された作業台の起動時に作業台に過積載の荷物が載
せられている場合にはリリーフ弁によって作業台の起動
を規制しているが、このリリーフ弁の代わりに作業台格
納検知手段と起動許容圧力設定手段と起動許容圧力判定
手段とを設けたのが請求項2記載の発明である。従っ
て、作業台の起動時における過積載を確実に判定して油
圧アクチュエータの作動を防止し、車両の転倒やシザー
スリンクの破損の虞を未然に防止することができる。
【0016】起動許容圧力はリリーフ弁の許容圧力と同
一又はそれ以下の圧力に設定することが好ましい。ま
た、請求項2記載の発明にリリーフ弁を設けてもよい。
起動許容圧力設定手段等が故障したときでもリリーフ弁
が作動するので、車両の転倒やシザースリンクの破損の
虞を未然に且つ確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図8に基づいて説明する。本実施の形態は
クローラ式の走行装置を有したシザースリンク式の高所
作業車の態様を示す。
【0018】
【第1の実施の形態】第1の実施の形態の高所作業車の
過積載防止装置を図1から図5を使用して説明する。最
初に、本発明の高所作業車の過積載防止装置を説明する
前に、この過積載防止装置を搭載した高所作業車を説明
する。高所作業車1は、図1に示すように、車体3とシ
ザースリンク5と作業台7とを有している。車体3はそ
の左右にクローラ式走行装置9を有し、このクローラ式
走行装置9を作動させることで車体3が走行するように
構成されている。車体3の上部であって車体3の左右両
端部には車体レール11が車体3の前後方向に延設され
ている。車体レール11は車体3の後部から中央部にか
けて断面コ字状をなし、車体3の中央部から前部にかけ
て断面L字状をなしている。
【0019】この車体レール11間であって車体3上に
はシザースリンク5が設けられている。シザースリンク
5は、複数の腕部材13を揺動自在に連接した連接機構
を交差させてなるリンク機構15を車体3の幅方向に所
定の間隙を有して対向に配置したものである。リンク機
構15の腕部材17のうち下部に配設された下前腕部材
17の下部は断面L字状の車体レール11の側板11a
の前部内側に揺動自在に枢支されており、下前腕部材1
7に交差する下後腕部材19の下端部にはローラ21が
車体レール11側に突出して設けられ、このローラ21
が車体レール11の空間部11b内を車体3の前後方向
に回転移動する配置されている。下後腕部材19が揺動
移動するとローラ21が車体レール11内に沿って車体
3の前後方向に移動する。下後腕部材19の先端部には
中間腕部材23が枢支されている。
【0020】シザースリンク5の上部には作業台7が設
けられ、この作業台7の下部に作業台レール25が車体
3の前後方向に延設されている。作業台レール25は車
体レール11と略同様の構成をなしているので、車体レ
ール11と同一態様部分については同一符号を付してそ
の説明を省略する。リンク機構15の上前腕部材27の
上端部は作業台レール25の側板11aの前部内側に揺
動自在に枢支されている。上前腕部材35に交差する上
後腕部材29の上端部には作業台レール25の空間部1
1b内を車体3の前後方向に回転移動するローラ31が
設けられている。
【0021】下後腕部材19と中間腕部材23との間に
は昇降シリンダ33が接続されており、この昇降シリン
ダ33が伸長作動することで中間腕部材23が起仰して
ローラ21,31が車体レール11と作業台レール25
内に沿って車体3の前側方向に回転移動し、シザースリ
ンク5が伸長して作業台7が上方へ移動する。また、昇
降シリンダ33を縮小させると中間腕部材23が倒伏作
動し、ローラ21,31が車体レール11と作業台レー
ル33内に沿って車体3の後側方向へ回転移動し、シザ
ースリンク5が縮小して作業台7が下方へ移動する。
【0022】次に、過積載防止装置を図2から図4を使
用して説明する。図2は過積載防止装置のブロック図を
示し、図3は過積載防止装置の電気回路図を示す。過積
載防止装置35は、図2に示すように、高さセンサ37
と停止状態センサ39と規制手段41と圧力スイッチ4
3と油圧供給路45と警報器47とを有している。高さ
センサ37は、図3に示すように、作業台7の高さ方向
の位置を検出するリミットスイッチであり、このリミッ
トスイッチは作業台7の高さが低い位置(低領域)にあ
ることを検出する第1リミットスイッチ49と、作業台
7の高さが高い位置(高領域)にあることを検出する第
2リミットスイッチ51とから構成されている。第1リ
ミットスイッチ49と第2リミットスイッチ51には電
源53が電気的に接続されており、第1リミットスイッ
チ49は作業台7が低領域にあるときに作動して電源5
3と電気的に接続される。また、第2リミットスイッチ
51は作業台7が高領域にあるときに作動して電源53
と電気的に接続される。
【0023】第1リミットスイッチ49よりも下流側に
は第1圧力スイッチ55が電気的に接続され、第2リミ
ットスイッチ51よりも下流側には第2圧力スイッチ5
7が電気的に接続されている。第1圧力スイッチ55は
低領域における油圧供給路45の許容圧力を設定すると
ともに、油圧供給路45の油圧がこの許容圧力に到達し
たか否かを判定する機能を有している。第2圧力スイッ
チ57も第1圧力スイッチ55と同様の機能を有する
が、許容圧力が第1圧力スイッチ55のそれよりも小さ
い点が相違する。これは、作業台7上に荷重を搭載して
作業台7を昇降作動させると、昇降シリンダ33が伸縮
作動するとともに起伏作動するので昇降シリンダ33に
作用する曲げモーメンが変化するため、作業台7上に搭
載された荷重が同一であっても昇降シリンダ33には異
なる力が作用するからである。
【0024】第1リミットスイッチ55と第2リミット
スイッチ57よりも下流側には順に規制手段41の一部
であるリレーA(59)の駆動源(ソレノイド)59b
と、停止状態センサ39であるリレーB(39)と、シ
ザースリンク5を昇降作動させる操作回路61とが電気
的に接続されている。リレーB(39)は操作回路61
からシザースリンク5を昇降作動させる操作信号を受信
したときには作動せず、リレーB(39)のスイッチ部
39aの接点が開放された状態になり、また、操作回路
61からシザースリンク5を昇降作動させる操作信号を
リレーB(39)が受信しないときには、リレーB(3
9)の駆動源39bが作動してリレーB(39)のスイ
ッチ部39aの接点が接続される。リレーB(39)の
スイッチ部39aの一方の接点には電源63が電気的に
接続されている。
【0025】規制手段41はリレーA(59)とこのリ
レーA(59)に電気的に接続されたラッチリレー65
とから構成されている。ラッチリレー65はリレーA
(59)のスイッチ部59aの接点の切り換え操作に基
づいて昇降シリンダ33の伸長作動等を規制する規制回
路67側に電気的接点を移動させる第1駆動源69と、
非規制回路71側に電気的接点を移動させる第2駆動源
73とを有している。規制回路67にはリレーC(7
5)が電気的に接続されており、リレーC(75)の駆
動源75bを作動させることで、油圧供給路45を介し
てシザースリンク5を上昇させる作動とクローラ式走行
装置9の作動(ステアリングの作動も含む)を規制する
とともに、警報器47を作動させる。
【0026】油圧供給路45は、図4に示すように、昇
降シリンダ33のボトム側33aとモータMに接続され
た油圧ポンプ77との間を連通する主管路79と、昇降
シリンダ33のロッド側33bと油圧タンク81との間
を接続する帰還管路83と、主管路79と帰還管路83
とを連通させる接続管路85と、主管路79から分岐す
る補助管路87とから構成されている。主管路79には
下流側からストレーナ89と油圧ポンプ77とチェック
弁91とヒューズ弁93とが設けられている。ストレー
ナ89は作動油内の塵を取り除く機能を有し、チェック
弁91は油圧ポンプ77からの作動油の吐出のみを許容
する機能を有し、ヒューズ弁93は主管路79が破損等
して作動油が漏れ出した場合でも、昇降シリンダ33が
急激に縮小して作業台7が急激に降下するのを防止する
機能を有している。
【0027】ヒューズ弁93よりも下流側であってチェ
ック弁91よりも上流側の主管路79にはこれから分岐
する補助管路87が接続されている。補助管路87には
第1圧力スイッチ55と第2圧力スイッチ57が設けら
れている。チェック弁91よりも下流側で油圧ポンプ7
7よりも上流側の主管路79には帰還管路83に連通す
る接続管路85が接続され、チェック弁91よりも上流
側で補助管路87が接続された主管路79の接続部87
aよりも下流側の主管路79と接続管路85が接続され
た帰還管路83の接続部85aよりも上流側の帰還管路
83との間には昇降シリンダ33の作動を規制する規制
管路95が接続されている。
【0028】接続管路85にはリリーフ弁97が設けら
れ、このリリーフ弁97は主管路79内の油圧が許容圧
力に到達したときに主管路97内の作動油を帰還管路8
3に逃がして主管路79内の油圧を許容圧力以上になる
のを防止する機能を有している。規制管路95には主管
路側から順にフィルタ97とチェック弁付き切替弁10
1と流量調整弁103とが設けられている。チェック弁
付き切替弁101は、通常は作動油を帰還管路83側か
ら主管路79側に流し主管路79を介して昇降シリンダ
33に供給させる機能を有し、圧力スイッチ55、57
が異常を検知したときには、チェック弁付き切替弁10
1に設けられたソレノイド105が作動してチェック弁
付き切替弁101が切り換わり、主管路79内の作業油
が規制管路95を通って帰還管路83側に流し、帰還管
路83を通って油圧タンク81に排出させる機能を有し
ている。このため、昇降シリンダ33を上昇させる作動
を規制することができる。昇降シリンダ33の上昇規制
は流量調整弁103の開度を調整することで、上昇規制
の程度を調整することができる。
【0029】次に、本発明の過積載防止装置35の作用
を図3から図5を使用して説明する。尚、図5は作業台
7の作業床の高さに対する昇降シリンダ33のボトム側
33a内の作動油の圧力の関係を示すグラフであり、同
図に示すように、リリーフ弁97の許容圧力は145kg
f/cm2であり、第1リミットスイッチ49は作業床の高
さが3.5m以内にあることを検知し、第2リミットスイッ
チ51は作業床が高さ3.5m以上5.5m以内にあることを検
知する。第1圧力スイッチ55の許容圧力は140kgf/
cm2、第2圧力スイッチ57の許容圧力は130kgf/cm2
に設定されている。また、図中▲は作業台7に250kg
fの荷物を載せたときの作業床の高さに対する昇降シリ
ンダ33のボトム側33a内の作動油の圧力を関係を示
し、■は作業台7に320kgfの荷物を載せたときの関
係を示している。作業台7はその作業床の高さが1.5
mから5.5mの範囲内で昇降可能であり、作業床の最
下動が1.5mであり、最上動が5.5mである。
【0030】本発明の過積載防止装置35の作用の説明
において、作業台7に搭載する荷物の荷重の大きさが2
50kgfの場合と320kgfの場合に分けて説明する。
【0031】(1)荷物の荷重が250kgfの場合 最初に、車体3上に格納された作業台7の上部に作業者
が搭乗し、図示しない操作装置によって高所作業車1の
クローラ式走行装置9を操作して作業現場に高所作業車
1を移動させる。そして、作業者が作業台7上に250
kgfの荷物を載せた後に、操作装置を操作して作業台7
を上方に移動させる。
【0032】作業者が操作装置を操作して作業台7を上
昇させようとすると、昇降シリンダ33のボトム側33
a内の圧力(以下、「ボトム圧」と記す。)が図5に示
す130kgf/cm2(図中点C)になり、このボトム圧は
リリーフ弁97の許容圧力よりも小さいので図4に示す
リリーフ弁97は作動せず、油圧ポンプ77から吐出さ
れる作動油はチェック弁91とヒューズ弁93を経由し
て昇降シリンダ33のボトム側33aに供給されて昇降
シリンダ33が伸長し作業台7が上方に移動する。これ
と同時に、図3に示す第1リミットスイッチ49が作動
して第1圧力スイッチ55に電力が供給されるが、主管
路79内の油圧は第1圧力スイッチ55の許容圧力より
も小さいので第1圧力スイッチ55は作動せず、リレー
A(59)の駆動源59bも作動せず、リレーA(5
9)のスイッチ部59aは上方の接点側に接続した状態
を保持する。また、昇降シリンダ33が伸縮作動してい
るときにはリレーB(39)は作動しないのでリレーB
(39)のスイッチ部(39a)の接点は開放状態にな
り、リレーA(59)のスイッチ部59aと電源63間
が遮断され、ラッチリレー65の第2駆動源73に電力
が供給されず、ラッチリレー65のスイッチ部65aは
上方の接点を接続した状態に保持し、非規制回路71に
電源107の電力が供給されて昇降シリンダ33の伸長
作動が継続して、作業台7が上昇する。
【0033】ここで、作業台7の作業床の高さが3.0mの
位置にきたときに操作装置を操作して作業台7を停止さ
せる場合を考える。作業者は操作装置により図4に示す
モータMを介して油圧ポンプ77の回転を停止させる。
油圧ポンプ77が停止すると、主管路79内の作動油は
チャック弁91とチャック弁付き切替弁101により帰
還管路83側への流れが遮断されているので、作業台7
の移動は停止する。これと同時に、主管路79内を流れ
る作動油が補助管路87にも流れ、第1圧力スイッチ5
5と第2圧力スイッチ57に供給される。作業台7の作
業床が高さ3.0mの位置で停止しているときは、図3に示
すように、第1リミットスイッチ49が作動して第1圧
力スイッチ55に電源53から電力が供給されるが、第
1圧力スイッチ55の設定圧力よりも昇降シリンダ33
の油圧は小さいので、第1圧力スイッチ55は作動せ
ず、リレーA(59)の駆動源59bも作動せず、リレ
ーA(59)のスイッチ部59aは上方の接点側に接触
した状態を保持する。また、昇降シリンダ33が作動し
ていないときはリレーB(39)が作動し、リレーB
(39)のスイッチ部39aの接点間が接続されて電源
63とリレーA(59)のスイッチ部59aとを電気的
に接続する。このため、ラッチリレー65の第2駆動源
73に電力が供給され、ラッチリレー65のスイッチ部
65aは上方の接点側の接続を保持し、非規制回路71
に電源107の電力が供給されて、作業台7を上昇させ
たり車両を走行させたりすることができる。
【0034】本発明の過積載防止装置35の作用の説明
において作業床の高さが3.0mにある場合を説明したが、
図5に示すように、作業床の高さが1.5m〜3.5mの範
囲L内の任意の位置でも昇降シリンダ33の油圧は第1
圧力スイッチ55の設定圧力(140kgf/cm2)よりも
常に小さいので、前述した作業床の高さが3.0mの位置に
あるときと同様に作業台7を上昇移動させる等の規制は
行なわない。また、作業床の高さが3.5m〜5.5mの範
囲H内の任意の位置においても昇降シリンダ33の油圧
は第2圧力スイッチ57の設定圧力(130kgf/cm2)
よりも常に小さいので、作業台7を上昇移動させる等の
規制は行なわない。
【0035】次に、停止した作業台7上で作業者が高所
作業を行なった後に操作装置を操作して作業台7を下方
に移動させる場合を考える。即ち、作業者は操作装置を
操作して図4に示すチェック弁付き切替弁101のソレ
ノイド105を作動させてチェック弁付き切替弁101
を切り換え、主管路79内の作動油がチェック弁付き切
替弁101を経由して帰還管路83に流れるようにす
る。また、作業者は流量調整弁103の開度を調整する
ことで、作業台7の降下する速度を調整することができ
る。チェック弁付き切替弁101が切り換えられると、
主管路79内の作動油は作業台7の自重に押されてチェ
ック弁付き切替弁101を経由して帰還管路83に流れ
て油圧タンク81に排出されるので、作業台7が下方に
移動して車体3上に格納される。このように、作業台7
上に250kgfの荷物を搭載したときには、昇降シリン
ダ33の油圧は第1圧力スイッチ55の設定圧力(14
0kgf/cm2)と第2圧力スイッチ57の設定圧力(13
0kgf/cm2)よりも常に小さいので、作業床の高さが1.
5m〜5.5mの全範囲内の任意の位置で作業台7を停止
させても作業台7を上昇移動させる等の規制は行なわれ
ない。
【0036】(2)荷物の荷重が320kgfの場合 次に、作業台7に320kgfの荷物を載せた場合の過積
載防止装置35の作用について説明する。車体3上に格
納された作業台7に320kgfの荷物を載せ、作業者が
操作装置を操作して作業台7を上昇させようとすると、
昇降シリンダ33のボトム圧は、図5に示すように、1
45kgf/cm2(図中点D)であり、このボトム圧はリリ
ーフ弁97の許容圧力と同一なのでリリーフ弁97は作
動せず、昇降シリンダ33の作動により作業台7が上昇
する。作業台7が上昇する過程は前述した作業台7に2
50kgfの荷物を載せた場合と同様なのでその説明は省
略する。作業台7が上昇すると図6に示す第1リミット
スイッチ49が作動して第1圧力スイッチ55に電源5
3からの電力が供給される。主管路79内の油圧は第1
圧力スイッチ55の許容圧力よりも大きいので第1圧力
スイッチ55が作動して、リレーA(59)のスイッチ
部59Aは下方の接点を接続するが、昇降シリンダ33
の作動中はリレーB(39)は作動しないので、リレー
A(59)のスイッチ部59aには電源63からの電力
が供給されない。このため、ラッチリレー65の第1駆
動源69に電力が供給されず、ラッチリレー65のスイ
ッチ部65aは上方の接点側を接続した状態に保持し
て、非規制回路71側に電源107の電力が供給されて
昇降シリンダ33の伸長作動が継続される。
【0037】次に、作業台7の作業床の高さが3.0mの位
置にきた場合を考える。作業台7の作業床の高さが3.0m
の位置にくると作業者は操作装置を操作して作業台7を
停止させる。作業台7の停止する作用は前述した作業台
7に250kgfの荷物を載せた場合と同様なのでその説
明は省略する。作業台7が停止すると、主管路79内の
作動油の油圧は補助管路87の第1圧力スイッチ55と
第2圧力スイッチ57に作用する。作業台7の作業床は
高さ3.0mの位置で停止しているので、図3に示す第1リ
ミットスイッチ49が作動して第1圧力スイッチ55に
電力が供給され、第1圧力スイッチ55の設定圧力より
も昇降シリンダ33の油圧が大きいので第1圧力スイッ
チ55が作動して、リレーA(59)の駆動源(59
b)が作動し、リレーA(59)のスイッチ部59aは
下方の接点側に接触した状態を保持する。また、リレー
B(39)が作動して電源とリレーA(59)のスイッ
チ部59aを電気的に接続し、電源63の電力がラッチ
リレー65の第1駆動源69に供給され、第1駆動源6
9が作動してラッチリレー65のスイッチ部65aが切
り替わり、下側の接点を接続して規制回路67に電源1
07の電力が供給される。規制回路67に電力が供給さ
れるとリレーC(75)が作動して、昇降シリンダ33
の伸長作動や車両の走行作動を規制するとともに、警報
器47を作動させる。即ち、作業台7が停止した状態で
圧力スイッチ55,57が作動すると、昇降シリンダ3
3の伸長作動や車両の走行作動をさせようとしても過積
載防止装置35が作用してこれらの作動を規制する。こ
のため、車両の転倒やシザースリンクの破損を未然に防
止することができる。
【0038】本発明の過積載防止装置35の作用の説明
において作業床の高さが3.0mにある場合を説明したが、
図5に示すように、作業床の高さが1.5m〜3.5mの範
囲L内の任意の位置でも昇降シリンダ33の油圧は第1
圧力スイッチ55の設定圧力(140kgf/cm2)よりも
常に大きいので、前述した作業床の高さが3.0mの位置に
あるときと同様に作業台7を上昇移動させる等の規制が
常に行なわれる。また、作業床の高さが3.5m〜5.5m
の範囲H内の任意の位置においても昇降シリンダ33の
油圧は第2圧力スイッチ57の設定圧力(130kgf/cm
2)よりも常に大きいので、作業台7を上昇移動させる
等の規制が行なわれる。従って、作業台7が昇降移動す
る全範囲において作業台7に過積載の荷物が搭載された
ときには作業台7の上昇移動が規制されるので、車両の
転倒やシザースリンク5の破損を未然に防止することが
できる。
【0039】尚、本実施の形態では、2つの第1圧力ス
イッチ55と第2圧力スイッチ57を使用したが、これ
ら以外に作業床の高さが3.5m〜4.0m,4.0m〜4.5
m,4.5m〜5.0mの各範囲に対応した設定圧力(図中
E,F,G)を定めた圧力スイッチを複数設けることがで
きる。これにより、より精度の高い作業台7の作動規制
を行なうことができる。
【0040】次に、作業者は警報器47の作動等により
過積載の状態を認識することで、高所作業を行なわずに
作業台7を下方に移動させて作業台7を車体3に格納す
る。作業台7を下方に移動させる作用は前述した作業台
7に250kgfの荷物を載せた場合と同様なのでその説
明は省略する。尚、車体3に格納された作業台7を起動
させる場合、昇降シリンダ33のボトム圧が145kgf/
cm2に到達したときにリリーフ弁97を作動させてもよ
い。
【0041】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
を図6から図8を使用して説明する。第2の実施の形態
は前述した第1の実施の形態との相違点のみを説明し、
同一態様部分については同一符号を付してその説明を省
略する。第2の実施の形態の過積載防止装置35は、図
6に示すように、作業台格納スイッチ109と第3圧力
スイッチ111が設けられている。作業台格納スイッチ
109は第1圧力スイッチ55等と同様に電源53に対
して並列に電気的に接続され、作業台格納スイッチ10
9よりも下流側に第3圧力スイッチ111を電気的に接
続している。作業台格納スイッチ109は作業台7が車
体3上に格納されているときに作動して電源53と第3
圧力スイッチ111とを電気的に接続させる機能を有す
る。第3圧力スイッチ111は、図7に示すように、補
助管路87に設けられ、昇降シリンダ33のピーク圧を
検出する機能を有し、このピーク圧が第3圧力スイッチ
111の設定圧力に達したときにリレーA(59)を作
動させる機能を有している。第3圧力スイッチ111の
設定圧力は、図8に示すように、リリーフ弁97の許容
圧力と同一の145kgf/cm2である。
【0042】次に、作業台7が車体3上に格納された状
態で作業台7に320kgfの荷物を載せ、作業者が操作
装置を操作して作業台7を起動させる場合について説明
する。作業者が操作装置を操作して作業台7を起動させ
ようとすると、作業台格納スイッチ109が作動して第
3圧力スイッチ111に電源53の電力が供給される。
昇降シリンダ33のボトム圧と第3圧力スイッチ111
の設定圧力は同一の145kgf/cm2であるので、第3圧
力スイッチ111が作動する。第3圧力スイッチ111
が作動するとリレーA(59)のスイッチ部59aは下
方の接点側に接触した状態になる。
【0043】また、昇降シリンダ33は作動していない
のでリレーB(39)が作動し、リレーB(39)のス
イッチ部39aが接点間を接続して電源63とリレーA
(59)のスイッチ部59aとを電気的に接続して電源
63の電力がラッチリレー65の第1駆動源69に供給
され、第1駆動源69が作動してラッチリレー65のス
イッチ部65aが切り換わり下方の接点を接続させ、電
源107の電力が規制回路67に供給される。このた
め、昇降シリンダ33の伸長作動や車両の走行作動を規
制するとともに、警報器47が作動することで、車両の
転倒やシザースリンク5の破損を未然に防止することが
できる。さらに、従来の圧力スイッチはピーク圧を遅延
により検知しないような機能を有するものを使用してい
たのでコストが高くなり現場での調整も多かったが、ピ
ーク圧を検知する第3圧力スイッチ111を使用するこ
とで安価で調整労力を少なくすることができ、経済的で
作業効率の向上を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明による高所作業車の過積載防止装
置によれば、停止状態検知手段が油圧アクチュエータの
停止状態を検知し、且つ作業台位置判定手段により判定
された作業台の高さ領域に対応して許容圧力設定手段に
設定された許容圧力に到達したことを許容圧力判定手段
が判定した場合には、基台の走行作動と作業台を上昇さ
せる油圧アクチュエータの作動とを規制することで、車
両を転倒させる虞のある作動を規制して車両の転倒やシ
ザースリンクの破損を未然に防止することができる。
【0045】また、請求項1記載の高所作業車の過積載
防止装置に、 作業台が基台上に格納されているか否か
を検知する作業台格納検知手段と、作業台を基台上に格
納した状態から油圧アクチュエータを作動させて作業台
を起動させるときの油圧供給路の起動許容圧力を設定す
る起動許容圧力設定手段と、油圧供給路の油圧が起動許
容圧力に到達したか否かを判定する起動許容圧力判定手
段とを設け、作業台格納検知手段が作業台の格納状態を
検知した状態で作業台を起動させる場合に、起動設定圧
力判定手段が起動許容圧力に到達していると判定したと
きには、作業台の起動を規制させる場合には、作業台の
起動時における過積載を確実に判定して油圧アクチュエ
ータの作動を防止し、車両の転倒やシザースリンクの破
損の虞を未然に防止することができる。
【0046】さらに、油圧供給路に油圧供給路の油圧が
許容圧力以上になるのを防止するリリーフ弁を設ける場
合には、作業台に過積載の荷物が搭載されて油圧供給路
が許容圧力に到達しようとしてもこれを防止できるの
で、油圧供給路の破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置を搭載した高所作業車の正面図を示
す。
【図2】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置のブロック図を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の電気回路図を示す。
【図4】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の油圧供給路を示す。
【図5】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の作用を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の電気回路図を示す。
【図7】本発明の第2の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の油圧供給路を示す。
【図8】本発明の第2の実施の形態における高所作業車
の過積載防止装置の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 3 車体 5 シザースリンク 7 作業台 33 昇降シリンダ 35 過積載防止装置 39 リレーB 43 圧力スイッチ 45 圧力供給路 49 第1リミットスイッチ 51 第2リミットスイッチ 55 第1圧力スイッチ 57 第2圧力スイッチ 97 リリーフ弁 109 作業台格納スイッチ 111 第3圧力スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能な基台と、前記基台上に設けら
    れたシザースリンクと、前記シザースリンクを伸縮作動
    させる油圧アクチュエータと、前記シザースリンクの上
    部に設けられた作業台とを有し、前記油圧アクチュエー
    タの作動により前記シザースリンクを伸縮作動させて前
    記作業台が昇降作動自在に構成された高所作業車の過積
    載防止装置であって、 前記油圧アクチュエータに圧油を給排する油圧供給路
    と、 前記作業台の高さを複数の領域に分け、これらの領域の
    いずれの領域に前記作業台があるかを判定する作業台位
    置判定手段と、 前記各領域毎に前記油圧供給路の許容圧力を設定する許
    容圧力設定手段と、 前記油圧供給路の油圧が前記許容圧力に到達したか否か
    を判定する許容圧力判定手段と、 前記油圧アクチュエータの作動が停止状態にあるか否か
    を検知する停止状態検知手段とを有し、 前記停止状態検知手段により前記油圧アクチュエータが
    停止状態にあることを検知し、且つ前記作業台位置判定
    手段により判定された前記作業台の高さ領域に対応して
    前記許容圧力設定手段に設定された前記許容圧力に到達
    したことを前記許容圧力判定手段が判定した場合には、
    前記基台の走行作動と前記作業台を上昇させる前記油圧
    アクチュエータの作動とを規制することを特徴とする高
    所作業車の過積載防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高所作業車の過積載防止
    装置と、 前記作業台が前記基台上に格納されているか否かを検知
    する作業台格納検知手段と、 前記作業台を前記基台上に格納した状態から前記油圧ア
    クチュエータを作動させて前記作業台を起動させるとき
    の前記油圧供給路の起動許容圧力を設定する起動許容圧
    力設定手段と、 前記油圧供給路の油圧が前記起動許容圧力に到達したか
    否かを判定する起動許容圧力判定手段とを有し、 前記作業台格納検知手段が前記作業台の格納状態を検知
    し、格納状態の前記作業台を起動させる場合に、前記起
    動設定圧力判定手段が前記起動許容圧力に到達している
    と判定したときには、前記作業台の起動を規制すること
    を特徴とする高所作業車の過積載防止装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧供給路には前記油圧供給路の油
    圧が許容圧力以上になるのを防止するリリーフ弁が設け
    られることを特徴とする請求項1又は2記載の高所作業
    車の過積載防止装置。
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