JP2001226090A - 横行システムを持った作業車両 - Google Patents

横行システムを持った作業車両

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JP2001226090A JP2000036006A JP2000036006A JP2001226090A JP 2001226090 A JP2001226090 A JP 2001226090A JP 2000036006 A JP2000036006 A JP 2000036006A JP 2000036006 A JP2000036006 A JP 2000036006A JP 2001226090 A JP2001226090 A JP 2001226090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動式の前車輪を真横に向くように換向で
き、横行走行時に、直進性のアシスト、および車体の向
き変更などの姿勢制御を一定のスピードで行える横行シ
ステムを持った作業車両を提供する。 【解決手段】 車体2に前車輪3と後車輪4を換向可能
に設け、前車輪3は走行駆動装置21側の駆動軸22に
連動連結した。走行駆動装置21は、車体2側に対して
縦軸心27の周りに回動自在に設けた旋回部材24に取
り付け、旋回部材24の回動を行わせる回動手段30を
設け、回動手段30は、油圧作動装置33によって旋回
部材24を互いに逆方向に回動させる。油圧ポンプ50
と作業用コントロールバルブ51との配管52中に切り
換えバルブ手段53を設け、切り換えバルブ手段53に
より切り換わる側の配管54は、フローデバイダ55を
介して油圧作動装置用コントロールバルブ56に接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横行走行に切り換
え得る横行システムを持った作業車両に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、横行システムを持った作業車両と
しては、大型の運搬車、一部のローダなどに見られ、フ
ォークリフトにおいてはリーチ式電気車に存在する。ま
た、車両の動きに対してマストやフォークが横向きに取
り付けられ、長尺物を扱うサイドフォークリフトはあ
る。しかし、カウンタータイプのフォークリフトにおい
ては、通常の作業に加えて、横行することが可能でサイ
ドフォークと同様の機能を持つものは存在しない。この
ようなフォークリフトを成立させるためには、駆動輪で
ある前車輪を真横に向くように操舵しなければならな
い。
【0003】すなわち、図8で示す従来のフォークリフ
ト1は、その車体2の前部に左右一対の前車輪(駆動
輪)3が設けられるとともに、後部に左右一対の後車輪
4が設けられ、そして車体2の前部で上方には運転席5
が設けられる。前記車体2の前端部には上下方向で伸縮
自在なマスト6が、車幅方向の連結軸7を介して前後方
向に回動自在に取り付けられるとともに、前後回動を行
わせるティルトシリンダー8が、車体2とマスト6との
間に設けられる。
【0004】前記マスト6は、フォークリフト1側の左
右一対の外枠9と、この外枠9に案内されて昇降自在な
左右一対の内枠10とからなり、そして外枠9と内枠1
0との間にリフトシリンダー11が設けられている。ま
た内枠10側に案内されて昇降自在なリフトブラケット
12が設けられるとともに、このリフトブラケット12
に上下一対のフィンガーバを介して、左右一対のフォー
ク13が設けられている。
【0005】前記運転席5には、座席15や、この座席
15の前方に位置されるハンドル16などが配設され、
そして上方には、本体2側から立設されたフロントパイ
プ17やリヤパイプ18を介してヘッドガード19が配
設されている。さらに座席15の後方で本体2上にはカ
ウンターウエイト20が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のフォー
クリフト1では、左右の前車輪3が共通の走行駆動装置
により駆動されていることから、これら前車輪3を真横
に向くように操舵することはできず、以て横行走行は行
えない。
【0007】そこで本発明の請求項1記載の発明は、駆
動式の前車輪を真横に向くように操舵し得、しかも横行
走行時には、直進性のアシスト、および車体(車両)の
向き変更などの姿勢制御を一定のスピードで行える横行
システムを持った作業車両を提供することを目的とした
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の横行システムを持った
作業車両は、車体に前車輪と後車輪がそれぞれ換向可能
に設けられ、前車輪は左右一対で、それぞれ走行駆動装
置側の駆動軸に連動連結され、両走行駆動装置は、車体
側に対して縦軸心の周りに回動自在に設けられた旋回部
材に取り付けられるとともに、旋回部材の回動を行わせ
る回動手段が設けられ、この回動手段は、油圧作動装置
によって両旋回部材を互いに逆方向に回動させるように
構成され、油圧ポンプと作業用コントロールバルブとの
配管中に切り換えバルブ手段が設けられ、この切り換え
バルブ手段により切り換わる側の配管は、フローデバイ
ダを介して油圧作動装置用コントロールバルブに接続さ
れていることを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項1の発明によると、通常
走行時に切り換えバルブ手段は一方切り換え状態にあ
り、油圧ポンプからの圧油の全流量を作業用コントロー
ルバルブに流している。そして油圧作動装置は中立位置
で、左右の前車輪を前後方向に向けている。このような
作業車両は前後に走行動し得、そして作業用コントロー
ルバルブを介して種々な作業部を作動させ得る。
【0010】通常走行時から横行走行へと切り換えると
き、切り換えバルブ手段を他方切り換え状態とする。こ
れにより、油圧ポンプからの圧油の全流量をフローデバ
イダに送り、そしてフローデバイダにより流量制御し
て、一定流量の圧油を油圧作動装置用コントロールバル
ブへと流し得る。すなわち、フローデバイダによって、
油圧ポンプからの圧油流量に関係なく、一定量の圧油を
油圧作動装置用コントロールバルブに流し得る。
【0011】この油圧作動装置用コントロールバルブで
は、換向に必要な圧油だけ制御して油圧作動装置へ流
し、これにより油圧作動装置を一方へ作動させて、両旋
回部材を縦軸心の周りに回動させ、両前車輪を車体に対
して90度状に換向(真横状に換向)させる。ここで両
前車輪は、それぞれ走行駆動装置と一体であることか
ら、その90度状の換向は容易にスムーズに行える。こ
のようにして両前車輪を真横状に換向したのち、走行駆
動装置により両前車輪を互いに逆方向に制御回転させる
ことで、作業車両を左右で横行走行させ得る。その際に
後車輪を、旋回キャスタ形式による追従換向、または前
車輪と同様にして強制的に換向させる。
【0012】このような横行走行を行うとき、すなわ
ち、両前車輪を車体に対して90度状に換向させた横行
モード時に、油圧作動装置を少し作動させて、両前車輪
を内向きや外向きで小角度(5度位の範囲)に換向させ
ることで、路面状況や重量バランス(前後の負荷変動)
からくる直進性のずれを容易に補正し得る。そして両前
車輪を内外に換向させる(動かす)ことにより、横行走
行時に作業車両の向きを多少変えることも可能となり、
さらには横行走行時の旋回も可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。なお、実施の形態におい
て、前述した従来例(図8)と同一の構成物またはほぼ
同一の構成物については、同一の符号を付して詳細は省
略する。すなわち、1は作業車両の一例であるフォーク
リフト、2は車体、3は前車輪、4は後車輪、5は運転
席、6はマスト、7は連結軸、8はティルトシリンダ
ー、9は外枠、10は内枠、11はリフトシリンダー、
12はリフトブラケット、13はフォーク、15は座
席、16はハンドル、17はフロントパイプ、18はリ
ヤパイプ、19はヘッドガード、20はカウンターウエ
イトをそれぞれ示す。
【0014】左右一対の前車輪3と左右一対の後車輪4
は、それぞれ車体2に対して90度換向可能(真横に換
向可能)に設けられている。すなわち、左右一対の前車
輪3は、そのリム3Aがそれぞれ油圧モータ(走行駆動
装置)21の回転フランジ(駆動軸)22に連結具23
を介して直接に取り付けられることで、モータ21側に
連動連結されている。
【0015】そして、モータ21のマウントは、逆L字
状の旋回部材24における縦板部分に横向きで取り付け
られ、また旋回部材24における横板部分は、軸受25
と縦軸26とを介して、車体2側に対して縦軸心27の
周りに回動自在に設けられている。その際に縦軸心27
は、前車輪3の真上部分に位置されるように構成されて
いる。
【0016】前記旋回部材24の回動を行わせる回動手
段30が設けられ、この回動手段30は、共通の油圧作
動装置によって両旋回部材24を互いに逆方向に回動さ
せるように構成されている。すなわち、両旋回部材24
における横板部分には、それぞれ縦ピン31が設けら
れ、その際に両縦ピン31は、縦軸心27に対して互い
に前後方向の逆方向に位置されている。
【0017】そして車幅方向のリンク体32が配設さ
れ、このリンク体32の両端は前記縦ピン31に相対回
動可能に連結されている。前記リンク体32を車幅方向
に移動させる旋回用シリンダー(油圧作動装置の一例)
33が車幅方向に配設され、そのシリンダー本体が本体
2の一方側に相対回動自在に連結されるとともに、ピス
トンロッドが他方側の旋回部材24から連設されたブラ
ケット34に相対回動自在に連結されている。以上の3
1〜34などにより回動手段30の一例が構成される。
【0018】左右一対の後車輪4は、そのリム4Aがそ
れぞれ旋回部材35における縦板部分に遊転自在に取り
付けられ、また旋回部材35における横板部分は、軸受
36と縦軸37とを介して、車体2側に対して縦軸心3
8の周りに回動自在に設けられている。その際に縦軸心
38は、後車輪4の真上部分に位置されるように構成さ
れている。すなわち、左右一対の後車輪4は、旋回キャ
スタ形式により追従換向されるように構成されている。
【0019】前記車体2側にはエンジン40が設けられ
るとともに、このエンジン40により駆動される一対の
ポンプ41と油圧ポンプ50が設けられている。そし
て、一個の油圧モータ21にそれぞれポンプ41が対応
されるように、すなわち、2ポンプ2モータタイプの油
圧駆動システム(HSTシステム)になるように、対応
するポンプ41と油圧モータ21とが配管(油圧ホース
など)42を介して連通されている。
【0020】前記油圧ポンプ50は、ティルトシリンダ
ー8やリフトシリンダー11などを制御する作業用コン
トロールバルブ51に配管52を介して接続されてい
る。この配管52中にはソレノイドバルブ(切り換えバ
ルブ手段の一例)53が設けられ、そしてソレノイドバ
ルブ53により切り換わる側の配管54は、フローデバ
イダ55を介して油圧作動装置用コントロールバルブ5
6に接続されている。
【0021】なお、フローデバイダ55での余剰流量を
流す戻し配管57は、前記作業用コントロールバルブ5
1への配管52に合流され、そして戻し配管57には逆
止弁58が介在されている。59はタンクを示す。
【0022】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。図1、図3や図4の実線、ならびに図5は
通常走行時を示している。このときソレノイドバルブ5
3はオフ状態で、油圧ポンプ50からの圧油は全流量が
配管52を介して作業用コントロールバルブ51に流れ
ている。そして旋回用シリンダー33は中央位置とさ
れ、リンク体32が中央へ移動されることで、左右の前
車輪3ならびに左右の後車輪4は前後方向に向いてい
る。このようなフォークリフト1は、運転席5の座席1
5に座った作業者がハンドル16を操縦することで、走
行動し得る。
【0023】そしてリフト用レバーを操作し、作業用コ
ントロールバルブ51を介してリフトシリンダー11を
作動させることで、リフトブラケット12などを介して
フォーク13を、マスト6に沿って昇降動させ得、以て
所期のフォーク作業を行える。またティルト用レバーを
操作し、作業用コントロールバルブ51を介してティル
トシリンダー8を作動させることで、マスト6を連結軸
7の周りで回動(傾倒)させ得、以てリフトブラケット
12などを介してフォーク13の姿勢を変化させ得る。
【0024】このような通常走行時から横行走行へと切
り換えるとき、まずレバー式の横行モードスイッチ(図
示せず。)を操作し、ソレノイドバルブ53に信号を入
れ、以て図2に示すようにオン状態に切り換える。これ
により、油圧ポンプ50からの圧油は全流量が配管54
を介してフローデバイダ55に送られる。そして圧油
は、フローデバイダ55により流量制御され、以て一定
流量の圧油が配管54を介して油圧作動装置用コントロ
ールバルブ56へと流れる。なお、フローデバイダ55
で流量制御された油以外の余剰流量は、戻し配管57を
介して作業用コントロールバルブ51へ流れる。
【0025】前記油圧作動装置用コントロールバルブ5
6では、換向に必要な圧油だけコントロールレバーで制
御されて旋回用シリンダー33へ流れる。これにより、
たとえば旋回用シリンダー33を収縮させ、リンク体3
2の移動に伴って、旋回部材24を縦軸心27の周りに
回動させる。このとき、左右の前車輪3に対してリンク
体32がクロス状に位置されていることから、図2、図
3や図4の仮想線、ならびに図6に示すように、両旋回
部材24は縦軸心27の周りに互いに逆方向に回動され
たのち、両前車輪3を車体2に対して90度状に換向
(真横状に換向)させることになる。
【0026】ここで前車輪3は、それぞれ油圧モータ2
1と一体であることから、その90度状の換向は容易に
スムーズに行え、さらに縦軸心27が前車輪3の真上部
分に位置されていることから、前車輪3などはコンパク
トにして90度状の換向が行えることになる。
【0027】このようにして前車輪3の換向を行ったこ
と、すなわち前車輪3が真横状に換向したことをセンサ
ーで感知して、インジケータランプを点灯させ、これに
より横行モードが可能になる。したがって、エンジン4
0により駆動されている一対のポンプ41からの油圧
を、運転席5における正逆制御により、対応した油圧モ
ータ21に配管42を介して供給することで、前車輪3
を正逆に駆動させ、以てフォークリフト1を左右で横行
走行させ得る。
【0028】その際に、左右の前車輪3に対応される油
圧モータ21は、その回転方向が逆となるように制御さ
れる。なお、旋回キャスタ形式である左右一対の後車輪
4は、縦軸心38の周りに追従換向される。
【0029】このような横行走行を行うとき、すなわ
ち、両前車輪3を車体2に対して90度状に換向(真横
状に換向)させた横行モード時に、旋回用シリンダー3
3を少し伸展させて、図7の(a)に示すように、両前
車輪3を内向き(ハの字状)で小角度(5度位の範囲)
に換向させたり、また、旋回用シリンダー33を少し収
縮させて、図7の(b)に示すように、両前車輪3を外
向き(逆ハの字状)で小角度(5度位の範囲)に換向さ
せたりする。これにより、横行走行における路面状況や
重量バランス(前後の負荷変動)からくる直進性のずれ
を、容易に補正し得る。
【0030】なお、両前車輪3を小角度(5度位の範
囲)で内外に換向させる(動かす)ことにより、横行走
行時にフォークリフト1の向きを多少変えることも可能
となる。また、構造上可能であれば、両前車輪3の換向
角度を5度以上に大きく取ることにより、横行走行時の
旋回も可能となる。
【0031】上述したように、フローデバイダ55によ
って、エンジン40の回転数に関係なく一定量の圧油が
油圧作動装置用コントロールバルブ56に流れるため、
前車輪3の換向や横行走行時の姿勢制御(直進性補正)
は、常に一定のスピードで容易にかつスムーズに行え
る。たとえば、微速で横行走行をする場合、アクセルペ
ダルの踏み代は少なくエンジン回転数は低いが、十分に
姿勢制御は可能である。また、エンジン回転数を最大に
上げていても、急激に換向することはない。
【0032】前述したようにして横行走行を行えること
で、たとえば長尺物の搬送を、フォーク13を介して容
易に行える。なお、フォークリフト1の駆動形式とし
て、2ポンプ2モータタイプの油圧駆動システムを採用
していることで、前述した通常走行時における旋回は、
前車輪3の回転方向、回転数差をハンドルホイールして
行うが、横行走行を行うときには、この旋回システムを
電気的にストップさせる。
【0033】上記した実施の形態では、回動手段30の
油圧作動装置33として左右共用の旋回用シリンダー3
3が示されているが、これは左右別個の形式であっても
よい。
【0034】上記した実施の形態では、切り換えバルブ
手段としてソレノイドバルブ53が示されているが、こ
れはレバーにより機械的に切り換えられるバルブなどで
あってもよい。
【0035】上記した実施の形態では、作業車両として
カウンタータイプのフォークリフト1が示されている
が、作業車両としては、大型の運搬車、ローダ、サイド
フォークリフトなどであっても同様に作用し得るもので
ある。
【0036】上記した実施の形態では、左右一対の後車
輪4として、追従換向される旋回キャスタ形式が採用さ
れているが、これは前車輪3と同様にして、シリンダー
などにより強制的に換向される形式を採用してもよい。
また、左右一対の後車輪4のうち、一方の後車輪4をハ
ンドルホイールによるステア形式、他方の後車輪4を旋
回キャスタ形式としてもよく、この場合、横行走行に切
り換える際、一方の後車輪4を、シリンダーなどにより
強制的に換向させる。
【0037】上記した実施の形態では、左右一対の後車
輪4が示されているが、これは車幅の中央部分の一箇所
に、左右対で並列の後車輪4が配設された形式であって
もよい。
【0038】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、通
常走行時に切り換えバルブ手段は一方切り換え状態にあ
り、油圧ポンプからの圧油の全流量を作業用コントロー
ルバルブに流すことができる。そして油圧作動装置は中
立位置で、左右の前車輪を前後方向に向けている。この
ような作業車両は前後に走行動でき、そして作業用コン
トロールバルブを介して種々な作業部を作動できる。
【0039】通常走行時から横行走行へと切り換えると
き、切り換えバルブ手段を他方切り換え状態とすること
により、油圧ポンプからの圧油の全流量をフローデバイ
ダに送り、そしてフローデバイダにより流量制御して、
一定流量の圧油を油圧作動装置用コントロールバルブへ
と流すことができる。
【0040】この油圧作動装置用コントロールバルブで
は、換向に必要な圧油だけ制御して油圧作動装置へ流
し、これにより油圧作動装置を一方へ作動させて、両旋
回部材を縦軸心の周りに回動させ、両前車輪を車体に対
して90度状に換向(真横状に換向)できる。ここで両
前車輪は、それぞれ走行駆動装置と一体であることか
ら、その90度状の換向は容易にスムーズに行うことが
できる。このようにして両前車輪を真横状に換向したの
ち、走行駆動装置により両前車輪を互いに逆方向に制御
回転させることで、作業車両を左右で横行走行でき、そ
の際に後車輪を、旋回キャスタ形式による追従換向、ま
たは前車輪と同様にして強制的に換向できる。
【0041】さらに横行走行を行うとき、すなわち、両
前車輪を車体に対して90度状に換向させた横行モード
時に、油圧作動装置を少し作動させて、両前車輪を内向
きや外向きで小角度に換向させることで、路面状況や重
量バランス(前後の負荷変動)からくる直進性のずれを
容易に補正できる。そして両前車輪を内外に換向させる
ことにより、横行走行時に作業車両の向きを多少変えた
り、横行走行時に旋回させたりすることもできる。
【0042】このように、フローデバイダによって、油
圧ポンプからの圧油流量に関係なく、一定量の圧油を油
圧作動装置用コントロールバルブに流すことができるた
め、両前車輪の換向や横行走行時の姿勢制御(直進性補
正)を、常に一定のスピードで容易にかつスムーズに行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、横行システ
ムを持った作業車両における通常走行時の系統説明図で
ある。
【図2】同横行システムを持った作業車両における横行
走行時の系統説明図である。
【図3】同横行システムを持った作業車両の側面図であ
る。
【図4】同横行システムを持った作業車両の前車輪部分
の一部切り欠き背面図である。
【図5】同横行システムを持った作業車両の通常走行時
の概略平面図である。
【図6】同横行システムを持った作業車両の横行走行時
の概略平面図である。
【図7】同横行システムを持った作業車両の横行走行調
整時の概略平面図である。
【図8】従来例を示し、フォークリフトの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 フォークリフト(作業車両) 2 車体 3 前車輪 4 後車輪 5 運転席 8 ティルトシリンダー 11 リフトシリンダー 13 フォーク 16 ハンドル 21 油圧モータ(走行駆動装置) 22 回転フランジ(駆動軸) 24 旋回部材 27 縦軸心 30 回動手段 32 リンク体 33 旋回用シリンダー(油圧作動装置) 35 旋回部材 38 縦軸心 40 エンジン 41 ポンプ 50 油圧ポンプ 51 作業用コントロールバルブ 52 配管 53 ソレノイドバルブ(切り換えバルブ手段) 54 配管 55 フローデバイダ 56 油圧作動装置用コントロールバルブ 57 戻し配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に前車輪と後車輪がそれぞれ換向可
    能に設けられ、前車輪は左右一対で、それぞれ走行駆動
    装置側の駆動軸に連動連結され、両走行駆動装置は、車
    体側に対して縦軸心の周りに回動自在に設けられた旋回
    部材に取り付けられるとともに、旋回部材の回動を行わ
    せる回動手段が設けられ、この回動手段は、油圧作動装
    置によって両旋回部材を互いに逆方向に回動させるよう
    に構成され、油圧ポンプと作業用コントロールバルブと
    の配管中に切り換えバルブ手段が設けられ、この切り換
    えバルブ手段により切り換わる側の配管は、フローデバ
    イダを介して油圧作動装置用コントロールバルブに接続
    されていることを特徴とする横行システムを持った作業
    車両。
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