JP2001225981A - クリーニング装置および給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置および給紙装置および画像形成装置

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JP2001225981A JP2000039282A JP2000039282A JP2001225981A JP 2001225981 A JP2001225981 A JP 2001225981A JP 2000039282 A JP2000039282 A JP 2000039282A JP 2000039282 A JP2000039282 A JP 2000039282A JP 2001225981 A JP2001225981 A JP 2001225981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除去回収した紙粉が転写紙や周辺部材に再付
着することがない構成を備えたクリーニング装置および
給紙装置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 積載部から繰り出された転写紙を挟持
搬送する一対のローラ3,4と、上記ローラの一方4に
当接するクリーニングブレードとを備えたクリーニング
装置において、上記クリーニングブレード10は、この
クリーニングブレード10が当接するローラ4の回転軸
を支点として回動可能な支持部材9に基部が取り付けら
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング装置
および給紙装置およびこれを用いた画像形成装置に関
し、さらに詳しくは、給紙部材の表面に付着した紙粉を
除去回収する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタあるいはファクシミリ
装置などの画像形成装置においては、潜像担持体である
感光体上に形成されたトナー像などの可視像を記録用紙
などのシート材に転写することが行われることが多い。
シート材の代表的なものとして紙があり、この紙が転写
紙として用られる場合には、給紙部に装備されている給
紙カセットあるいは手差しトレイなどから搬送されるよ
うになっており、転写部に至る前方位置で給送ローラに
より挟持搬送されて転写位置に移動する。
【0003】転写紙を給紙カセット内から搬送する場合
には、給紙カセットの出口において重送を防止されるこ
とが必要であり、このための構成として、摩擦係数の高
いゴムなどで構成されたローラあるいはパッドを用いた
フリクションパッド分離方式や、当接位置で互いに逆方
向に周面が移動するローラを用い、ローラと転写紙との
間の摩擦係数およびシート材同士の摩擦係数を関係づけ
て最上位の転写紙のみを繰り出すようにした逆転ローラ
方式がある。
【0004】上記重送防止に用いられる構成では、いず
れも転写紙との間での摩擦力を利用していることから、
転写紙を分離させるようにさばく際に紙粉が発生する。
【0005】紙粉が転写紙表面に付着したままである
と、転写部に配置されている転写ローラの表面に紙粉が
転移してそのローラ表面を汚損してしまい、これにより
転写バイアスの作用範囲が変化して転写不良を起こす虞
がある。また、感光体の周辺に設けられている残留トナ
ー除去用のクリーニングブレードの先端に挟まると、感
光体表面に対するクリーニングブレードの圧接状態が変
化し、残留トナーの除去が良好に行われなくなることも
ある。さらに、転写紙の搬送部材として用いられるロー
ラに付着するとその表面の摩擦係数が低下してしまい、
スリップによる搬送不良を発生する場合もある。
【0006】紙粉が発生する原因の一つに転写紙の材料
がある。近年、自然環境保護の観点から、木材を主原料
とするのに代えて葦や草を原料とする草パルプを原料と
する転写紙が用いられることがあり、このような転写紙
では、木材パルプを主原料とする場合に比べて紙粉の発
生率が高いとされている。
【0007】環境保護上での対策の一つに現像剤の再使
用が挙げられ、このため、未転写状態のトナーを回収し
て再度現像装置に戻す構成が種々提案されている。この
ような現像装置への再循環に用いられる現像剤中に紙粉
が多く含まれていると、現像材であるトナーの帯電不足
が発生しやすくなったり、画像中で白抜け部が多くなる
などの不具合がある。
【0008】従来、紙粉を除去する構成としては、転写
紙の搬送方向において給紙カセットなどの収容部の後方
に位置する給紙ローラを対象としてこれに当接するブラ
シやブレードを設けて給紙ローラ表面に付着している紙
粉を除去回収する構成が提案されている(例えば、実公
平7−12998号公報、特開平10−203672号
公報、特開平10−129874号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報には、画像形
成装置本体側に不動部にて支持されたブラシあるいはブ
レードをローラ周面に対向させてローラの回転方向上流
側において接触させ、ローラ表面に付着している紙粉を
接線方向に掻き取る構成が開示されている。
【0010】しかし、このような紙粉の除去回収構造で
は良好な紙粉除去を得ることができない場合がある。す
なわち、クリーニングブレードの場合で説明すると、ク
リーニングブレードは可撓性を有するPETなどの材料
を用いたフイルムで構成され、上記公報にもあるよう
に、不動部などの剛体部に対して両面テープや接着剤に
より基端が一体的に取り付けられ、自由端がローラ表面
に対してローラの回転方向上流側に位置するようになっ
ているが、クリーニングブレードを支持する剛体部とク
リーニング対象となるローラとの位置精度が悪いとロー
ラに対するクリーニングブレードの当接状態が悪くな
り、紙粉をうまく回収できないことがある。例えば、ク
リーニングブレードがローラに接近しすぎているとロー
ラ周面にブレード先端が食い込み、いわゆる、掻き取り
可能な先端よりも基端側がローラ周面に接触する腹当て
状態となり、先端がローラ周面から遊離してしまう。ま
たこれとは反対にクリーニングブレードがローラ周面か
ら離れすぎていると、先端での掻き取りは殆ど不可能と
なる。
【0011】一般に紙粉除去の対象部材であるローラ
は、転写紙を挟持搬送する部材であるので、板金部材で
構成された側板などの不動部に対して駆動側のローラが
回転支持され、このローラに対して転写紙を加圧する加
圧ローラが対向して設けられるという関係が設定されて
いるが、側板での支持部の位置精度が加工精度に影響を
受けやすいことなどが原因として駆動側のローラとこれ
に対向当接するクリーニングブレードとの位置関係が各
誤差の積み上げによって狂ってしまいやすくなる。これ
により、クリーニングブレードの当接状態が正規の状態
にいいされにくく、紙粉の除去回収が円滑に行えなくな
る。
【0012】クリーニングブレードにより除去回収され
た紙粉は、除去回収された位置から他の部分、例えば、
転写紙の搬送路などに零れたりすることを極力避けるこ
とが転写紙への再付着や周辺部材への汚損を防ぐ上で重
要となる。クリーニングブレードによって除去回収され
た紙粉はそのままクリーニングブレードに堆積している
と、重力や不意の力によってその堆積位置から零れたり
あるいは堆積量が多くなると溢れてしまい、結果とし
て、上述した転写紙への再付着などが起こるので、この
ような事態を回避することが重要となる。
【0013】本発明の目的は、上記従来のクリーニング
装置およびこれを用いた給紙装置および画像形成装置に
おける問題に鑑み、紙粉除去対象部材との間の位置関係
を正確に維持して下記粉の除去回収が確実に行える構成
を備えたクリーニング装置および給紙装置および画像形
成装置を提供することにある本発明の別の目的は、除去
回収した紙粉が転写紙や周辺部材に再付着することがな
い構成を備えたクリーニング装置および給紙装置および
画像形成装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、除去回収された紙粉
が溢れたり零れたりして転写紙への再付着が発生するの
を確実に防止できる構成を備えたクリーニング装置およ
び給紙装置および画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
積載部から繰り出された転写紙を挟持搬送する一対のロ
ーラと、上記ローラの一方に当接するクリーニングブレ
ードとを備えたクリーニング装置において、上記クリー
ニングブレードは、このクリーニングブレードが当接す
るローラの回転軸を支点として回動可能な支持部材に基
部が取り付けられていることを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明は、上記支持部材が上
記転写紙の搬送ガイド部材であることを特徴としてい
る。
【0017】請求項3記載の発明は、上記搬送ガイド部
材が、最大回動角を上記クリーニングブレードの水平線
方向に対して90度以下に設定されていることを特徴と
している。
【0018】請求項4記載の発明は、上記搬送ガイド部
材が不動部に設けられているストッパによって90度以
下の最大回動角に規定されていることを特徴としてい
る。
【0019】請求項5記載の発明は、上記一対のローラ
のうちで、上記クリーニングブレードが対向当接する側
のローラに上記転写紙の搬送方向と逆方向への回転を阻
止する構成が設けられていることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1乃至6の
うちの一つに記載のクリーニング装置を用いる給紙装置
であって、転写紙を挟持搬送可能な一対のローラと、上
記ローラのうちの一方に当接可能なクリーニングブレー
ドと、上記ローラの近傍に配置されて上記クリーニング
ブレードが当接する側のローラの回転支軸を支点として
回動可能な搬送ガイド部材とを備え、上記搬送ガイド部
材には、上記クリーニングブレードに隣接して紙粉の収
容部が設けられていることを特徴としている。
【0021】請求項7記載の発明は、潜像担持体上に有
する可視像を転写紙に転写する構成を備えた画像形成装
置であって、上記転写が行われる転写位置に向けて転写
紙を給送する給紙部と、上記潜像担持体に対する可視像
処理を行うプロセスカートリッジとを備え、上記プロセ
スカートリッジは、画像形成装置内の定位置とこの定位
置から外れる位置とに変位可能に設けられ、変位する際
に上記クリーニングブレードを清掃する手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0022】請求項8記載の発明は、上記清掃する手段
が、クリーニングブレードに体呼応する上記プロセスカ
ートリッジの面に設けられたブレードで構成され、プロ
セスカートリッジが定位置から外れる位置に変位する際
に上記クリーニングブレード状に堆積した紙粉を除去す
ることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により各請求項
記載の発明の実施の形態を説明する。図1は、画像形成
装置に用いられる給紙装置におけるレジストローラの設
置部を示す概略的な模式図である。図1において、転写
紙の移動方向と直角な方向に相当する転写紙の幅方向両
側の位置には、側板1,2が設けられている。側板1,
2は、画像形成装置の内部にて不動状態に取り付けられ
る。側板1,2の対向面間には、駆動ローラ3および従
動ローラ4がそれぞれ支持されている。
【0024】駆動ローラ3は、金属製の回転軸と回転軸
に装着されているゴム製のローラで構成されており、軸
受け5を介して側板に挿通支持されている。駆動ローラ
3の回転軸はギヤ付きの電磁クラッチ6が取り付けられ
ており、電磁クラッチ6に対しては、図示しないモー
タ、ギヤ列群などを介してギヤ部に駆動力が伝達され、
DC電源の入力により選択的に駆動ローラ3への回転動
力を断接することができる。従動ローラ4は、駆動ロー
ラ3に対して接触することで連動可能な金属製ローラで
あり、軸受け7を介して側板1,2に形成されている長
穴1A、2Aに挿通支持されている。軸受け7は、長穴
1A、2A内に装填されるバネ8によって加圧されてお
り、従動ローラ4を駆動ローラ3側に向けて付勢するよ
うになっている。駆動ローラ3の近傍には、搬送ガイド
部材9が配置されており、この搬送ガイド部材9にはク
リーニングブレード10が駆動ローラ3に対して対向当
接するようになっている。以上のような構成の給紙装置
におけるレジストローラ設置部を対象として各請求項記
載の発明の実施の形態を説明すると次の通りである。図
2は請求項1記載の発明に関する実施例を示す図であ
り、上述した搬送ガイド9およびこれに設けられている
クリーニングブレード10の構成を示している。図2に
おいて搬送ガイド部材9は、従動ローラ4の回転軸と同
軸線上に回動支点を備えて側板1,2に対し回動可能に
設けられている。搬送ガイド部材9には、従動ローラ4
の回転軸の一部に嵌合可能な爪部9Aが側壁部に設けら
れ、従動ローラ4の回転軸に嵌合することで回動でき
る。
【0025】搬送ガイド部材9における従動ローラ4と
対向する位置には、クリーニングブレード10がその基
部を支持部9Bに一体化されて設けられている。クリー
ニングブレード10は、PETフィルムにより構成され
ており、搬送ガイド部材9に形成されている支持部9B
の上面に両面テープなどで貼り付けられたりあるいは接
着されることで基部が一体化される。クリーニングブレ
ード10の自由端は、支持部9Bの傾斜角度により従動
ローラ4の接線方向に指向するようになっており、従動
ローラ4の回転方向上流側の位置でローラ周面に当接し
ている。
【0026】本実施例は以上のような構成であるから、
駆動ローラ3が回転駆動されるとこれに当接している従
動ローラ4も連動する。従動ローラ4が回転すると、回
転方向上流側の位置で接線方向に指向して当接している
クリーニングブレード10によって従動ローラ4の周面
に付着した紙粉(便宜上、図2において符号Pで示す)
を掻き取ることができる。
【0027】駆動ローラ3と従動ローラ4とで挟持搬送
される転写紙(便宜上、符号Sで示す)に付着した紙粉
が従動ローラ4に付着すると、回転に従ってクリーニン
グブレード10の先端に達し、その先端により掻き取ら
れる。掻き取られた紙粉は、従動ローラ4から掻き取ら
れた際の慣性力(遠心力)によりクリーニングブレード
10上をわずかでも移動して従動ローラ4から離れるの
で、従動ローラ4に再付着しにくい状態とされる。
【0028】本実施例によれば、側板1,2ではなく、
側板に支持されてローラが直接支持される関係にある搬
送ガイド部材9にクリーニングブレード10を設けるこ
とで、側板1,2における搬送ガイド部材の支持部構造
の誤差に関係なく従動ローラ4とクリーニングブレード
10との対向位置関係を正確に設定することができる。
【0029】次に請求項3および4記載の発明の実施例
を図3により説明すると次の通りである。図3におい
て、搬送ガイド部材9は、従動ローラ4の回転軸を支点
として回動するようになっており、回動した際の最大角
度(θ)がクリーニングブレード10の水平線方向に対
して90度以下に設定されている。搬送ガイド部材9
は、転写紙の搬送路中で発生する紙詰まりを解消する際
に、搬送路を開放できる方向に回動する。このため、搬
送路を解消するために開放された際には、図示しない不
動部、例えば側板1,2側などに設けられているストッ
パ11により上記最大角度の位置で係止される係止部9
CAが搬送ガイド部材9には設けられている。
【0030】ストッパ11に対して係止部9Cが衝合す
る際の角度が上述した90度以下に設定されている理由
は次の通りである。クリーニングブレード10が従動ロ
ーラ4の周面に対して接線方向に指向する角度で設けら
れているので、従動ローラ4の周面と搬送ガイド部材9
の支持部9Bとの間を結ぶ線が垂直にならないようにす
るためである。これにより、クリーニングブレード10
上に堆積した紙粉は垂直時に作用する重力方向の力を弱
められるので、クリーニングブレード10の表面で滑落
しないようにされる。
【0031】本実施例は以上のような構成であるから、
通常態位である横倒しの状態にある搬送ガイド部材9が
開放されると、ストッパ11に係止部9Cが衝合するこ
とで最大角度が90度以下に抑えられる。これにより、
クリーニングブレード10上に堆積している紙粉は重力
方向の力を弱められることで滑落しない状態に維持され
る。特に、オペレータによって開放される際の角度が自
動的に規定されるので、搬送路の開放量が常に一定化さ
れるとともに、その一定化された角度以下であればさら
に良好に紙粉の滑落が防止できることになる。
【0032】本実施例によれば、搬送ガイド部材の開放
角度を規定するだけの簡単な構成により除去回収されて
クリーニングブレード10上に堆積している紙粉が不用
意に搬送路中に落下したり零れるようなことが未然に防
止できる。
【0033】次に請求項5記載の発明の実施例について
図4および図5により説明すると次の通りである。図5
は、従動ローラ4における回転軸の支持部を示す図であ
り、同図において従動ローラ4の回転軸は、バネ8によ
り付勢されている軸受け7によって回転支持されてい
る。軸受け7と回転軸との間には、一方向クラッチ12
が配置してある。一方向クラッチ12は、転写紙Sを給
送できる方向のみに回転を許容する構成とされ、転写紙
の給送方向と反対方向での回転を停止させるようになっ
ている。
【0034】本実施例は以上のような構成であるから、
搬送路中で紙詰まりが生じた場合、詰まった転写紙を取
り出すために、まず、上述したように搬送ガイド部材9
が回動される。ストッパ11と係止部9Cとにより回動
最大角度が90度以下に抑えられた状態に搬送ガイド部
材9の姿勢が維持されると、例えば、図4に示すよう
に、駆動ローラ3と従動ローラ4とで挟持されている転
写紙をその給送方向と逆方向に引き出すことで詰まった
転写紙が取り出される。転写紙が給送方向と逆方向に移
動させられると、この移動に連れ回る関係にある従動ロ
ーラ4は、一方向クラッチ12によって回転が停止され
る。このため、転写紙Sは、従動ローラ4の周面に接触
しながら滑り移動する。
【0035】本実施例によれば、搬送ガイド部材9が回
動された状態の時にその回動角度が90度以下に抑えら
れることでクリーニングブレード10からの紙粉の滑落
を防止できるとともに、この状態にあるクリーニングブ
レード10が当接している従動ローラ4を回転不能にし
ていることで従動ローラ4の逆転によりクリーニングブ
レード10上に堆積している紙粉がローラ周面に引き出
されるのを防止することができる。この結果、転写紙の
取り出しの際においても不用意な従動ローラ4の回転を
起こさせないので、除去回収した紙粉が搬送路路中ある
いは従動ローラ4に再付着したり零れたりするのをより
効果的に防止することができる。
【0036】次の請求項6乃至8記載の発明の実施例に
ついて図6により説明すると次の通りである。図6は、
画像形成装置における感光体への給紙装置の構成を説明
するための模式図である。図6において、感光体13の
周囲には、画像形成処理のための帯電、書き込みおよび
現像の各工程を実行する装置が配置されており、これら
各装置は、画像形成装置本体内で定位置とこの定位置か
ら外れる位置とに変位可能なプロセスカートリッジ14
に納められている。図6においては、プロセスカートリ
ッジ14の内部に納められている装置の位置を示すため
に符号15により帯電装置を、符号16により現像装置
を、また符号17により転写装置をれぞれ便宜上示して
いる。
【0037】プロセスカートリッジ14は、例えば、消
耗品の交換など保守点検時において画像形成装置本体内
の定位置から外部に引き出されるものであり、図示しな
い把手などを持つことで矢印で示す方向に沿って地位力
この定位置を外れた外部に変位することができる。
【0038】プロセスカートリッジ14におけるクリー
ニングブレード10と対向する位置には、ブラシを用い
た清掃手段18が設けられている。清掃手段18は、プ
ロセスカートリッジ14の変位課程においてクリーニン
グブレード10の上面に堆積した紙粉を除去することが
できる長さを持ち、その基部がプロセスカートリッジ1
4側に取り付けられている。
【0039】一方、搬送ガイド部材9には、クリーニン
グブレード10の近傍に上面が開口した凹部からなる収
容部9Dが設けられている。
【0040】本実施例は以上のような構成であるから、
プロセスカートリッジ14が定位置から外れた位置に変
位する際には、清掃手段18がクリーニングブレード1
0の上面を擦る。これにより、クリーニングブレード1
0の上面に堆積している紙粉Pは、清掃手段18の移動
方向に沿って掻き取られる。清掃手段18は、図6中、
符号L1で示す位置に達するとクリーニングブレード1
0に接触を開始し、その後、符号L2で示す位置に達す
る課程でクリーニングブレード10の上面を拭き取るこ
とにより紙粉Pを掻き取り、符号L2に達した時点で掻
き取った紙粉Pを収容部9Dに導入する。
【0041】本実施例によれば、既存の構成であるプロ
セスカートリッジを利用してクリーニングブレード10
の清掃が行えるので、改めてクリーニングブレード10
の清掃行程を設定する必要がない。しかも、プロセスカ
ートリッジ14が定期的な保守点検などによりある時間
間隔により変位されることにより、大量に通紙した場合
のように大量の紙粉がクリーニングブレード10上に堆
積していてもクリーニングブレード10から収容部9D
に向けて回収できるので、クリーニングブレード10か
ら溢れたり零れたりする機会を少なくすることができ
る。特に、クリーニングブレード10を対象とした清掃
時期を敢えて設定しないでもプロセスカートリッジ14
の変位時期に応じて自動的に清掃が行えるので、メンテ
ナンス作業が簡易化できる。
【0042】なお、上記実施例では、紙粉を付着物の対
象としたが、本発明ではこれに限らず他の付着物を対象
とすることもちろん可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
クリーニングブレードがクリーニング対象部材であるロ
ーラの支持部材に設けられているので、ローラとの対向
位置関係を維持することが可能となり、ローラの取り付
け位置の精度に関係なくローラの位置を基準としてクリ
ーニングブレードを当接させることができる。これによ
り、ローラ周面に付着している紙粉を効率よく除去回収
することが可能になる。特に、請求項2記載の発明によ
れば、ローラの支持部材としてローラ近傍に配置される
搬送ガイド部材を用いることにより、ローラの取り付け
位置とクリーニングブレードの取り付け位置とをまとめ
て整合させることが可能となり、精度維持のための作業
が簡単となる。
【0044】請求項3および4記載の発明によれば、ク
リーニングブレードの支持部材が回動する際の最大角度
がクリーニングブレードの水平線方向に対して90度以
下に抑えるようになっているので、紙詰まりの解消など
で支持部材が回動された場合でもクリーニングブレード
の大麻っている紙粉が重力の影響を受けてこぼれ落ちや
すくなるのを防止することができる。これにより、除去
回収した紙粉が転写紙や周辺部材へ再付着するのを確実
に防止できる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、クリーニン
グブレードが当接している側のローラが転写紙の搬送方
向と逆方向への回転を阻止されているので、搬送方向へ
の回転を基準として紙粉を除去回収するクリーニングブ
レードに堆積した紙粉がその回転方向の変化によってロ
ーラ側に逆転移するのが確実に防止できる、これによ
り、仮に、クリーニングブレードが当接しているローラ
を逆転させるような事態があっても、除去回収した紙粉
が転写紙やその周辺部に零れたりすることが確実に防げ
る。
【0046】請求項6記載の発明によれば、搬送ガイド
部材にクリーニングブレードによって除去回収された紙
粉を収容できる構成を備えているので、クリーニングブ
レード上に堆積した紙粉が自らの重力によって転写紙や
周辺部材に落下したり零れたりするのを防止することが
可能となる。
【0047】請求項7および8記載の発明によれば、画
像形成装置内での定位置およびこの定位置から外れる位
置に変位可能なプロセスカートリッジにクリーニングブ
レードの清掃部材を設け、プロセスカートリッジの変位
に応じてクリーニングブレードに堆積した紙粉を除去す
ることができるので、紙粉のAふれやこぼれを防止して
転写紙や周辺部材への再付着を特別な構造を新たに設け
ることなく防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2記載の発明の実施例による給
紙装置のレジストローラ設置部の構成を説明するための
斜視図である。
【図2】図1に示したレジストローラ設置部に用いられ
る搬送ガイド部材およびクリーニングブレードの構成を
説明するための模式図である。
【図3】請求項3および4記載の発明の実施例によるク
リーニング装置を説明するための模式図である。
【図4】図3に示したクリーニング装置の一態様を説明
するための模式図である。
【図5】請求項5記載の発明の実施例によるクリーニン
グ装置の構成を説明するための図である。
【図6】請求項5乃至7記載の発明の実施例による給紙
装置を備えた画像形成装置の構成を説明するための模式
図である。
【符号の説明】
1,2 画像形成装置内に位置する側板 3 駆動ローラ 4 従動ローラ 7 従動ローラの軸受け 9 クリーニングブレードの支持部材に相
当する搬送ガイド部材 9A 従動ローラの回転軸との嵌合用爪部 9B クリーニングブレードの支持部 9C 係止部 9D 収容部 10 クリーニングブレード 12 逆転防止用の一方向クラッチ 13 感光体 14 プロセスカートリッジ 18 清掃手段であるブラシ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載部から繰り出された転写紙を挟持搬送
    する一対のローラと、上記ローラの一方に当接するクリ
    ーニングブレードとを備えたクリーニング装置におい
    て、 上記クリーニングブレードは、このクリーニングブレー
    ドが当接するローラの回転軸を支点として回動可能な支
    持部材に基部が取り付けられていることを特徴とするク
    リーニング装置。
  2. 【請求項2】上記支持部材が上記転写紙の搬送ガイド部
    材であることを特徴とする請求項1記載のクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】上記搬送ガイド部材は、最大回動角が上記
    クリーニングブレードの水平線方向に対して90度以下
    に設定されていることを特徴とする請求項2記載のクリ
    ーニング装置。
  4. 【請求項4】上記搬送ガイド部材は不動部に設けられて
    いるストッパによって90度以下の最大回動角が規定さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のクリーニング
    装置。
  5. 【請求項5】上記一対のローラのうちで、上記クリーニ
    ングブレードが対向当接する側のローラには、上記転写
    紙の搬送方向と逆方向への回転を阻止する構成が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のクリーニング
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至6のうちの一つに記載のクリ
    ーニング装置を用いる給紙装置であって、 転写紙を挟持搬送可能な一対のローラと、 上記ローラのうちの一方に当接可能なクリーニングブレ
    ードと、 上記ローラの近傍に配置されて上記クリーニングブレー
    ドが当接する側のローラの回転支軸を支点として回動可
    能な搬送ガイド部材とを備え、 上記搬送ガイド部材には、上記クリーニングブレードに
    隣接して紙粉の収容部が設けられていることを特徴とす
    る給紙装置。
  7. 【請求項7】潜像担持体上に有する可視像を転写紙に転
    写する構成を備えた画像形成装置であって、 上記転写が行われる転写位置に向けて転写紙を給送する
    給紙部と、 上記潜像担持体に対する可視像処理を行うプロセスカー
    トリッジとを備え、 上記プロセスカートリッジは、画像形成装置内の定位置
    とこの定位置から外れる位置とに変位可能に設けられ、
    変位する際に上記クリーニングブレードを清掃する手段
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記清掃する手段は、クリーニングブレー
    ドに体呼応する上記プロセスカートリッジの面に設けら
    れたブレードで構成され、プロセスカートリッジが定位
    置から外れる位置に変位する際に上記クリーニングブレ
    ード状に堆積した紙粉を除去することを特徴とする請求
    項7記載の画像形成装置。
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