JP2001225567A - 平版印刷版原版及びその製造方法 - Google Patents

平版印刷版原版及びその製造方法

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JP2001225567A
JP2001225567A JP2000040832A JP2000040832A JP2001225567A JP 2001225567 A JP2001225567 A JP 2001225567A JP 2000040832 A JP2000040832 A JP 2000040832A JP 2000040832 A JP2000040832 A JP 2000040832A JP 2001225567 A JP2001225567 A JP 2001225567A
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heat insulating
aluminum
laminate
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JP2000040832A
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English (en)
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Hirokazu Sawada
宏和 澤田
Akio Uesugi
彰男 上杉
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線レーザにより直接記録可能な画像記録
層を有し、高感度で、非画像部に汚れが発生しない優れ
た印刷物を得ることが出来る平版印刷版原版及びその簡
易な製造方法を提供する。 【解決手段】 金属製基材15b上に、断熱層21、表
面処理を施したアルミニウムを主とする金属層15aを
順次設けてなる支持体上に、赤外線レーザで記録可能な
画像記録層22を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版原版に関
するものであり、詳しくは、アルミニウム板を支持体と
し、コンピュータ等のデジタル信号に基づいて赤外線レ
ーザを走査することにより記録する、ダイレクト製版可
能な画像記録層を有し、高感度な平版印刷版原版および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるレーザの発展は目ざまし
く、特に波長760nmから1200nmの赤外線を放
射する固体レーザ及び半導体レーザは、高出力かつ小型
のものが容易に入手できるようになっている。コンピュ
ータ等のデジタルデータから直接製版する際の記録光源
として、これらのレーザは非常に有用である。これら各
種レーザ光に感応する記録材料については種々研究され
ており、代表的なものとして、感光波長760nm以上
の赤外線レーザで記録可能な材料としては米国特許第4
708925号記載のポジ型記録材料、特開平8−27
6558号に記載されている酸触媒架橋型のネガ型記録
材料等がある。このようなレーザ光線を用いる画像記録
材料の中で、特に760nm以上の赤外線レーザを用い
て描画する方式では、赤外線レーザを照射した部分に高
熱を発生しその熱を利用して画像を形成しているものが
大部分である。このように高熱を利用する場合、光モー
ドではなく熱モードとして使用するために非常に硬調な
画質が得られ刷版材料としては好ましい。
【0003】このような熱モードの記録層を用いる場
合、通常一般的に、耐刷性や平滑性、加工のし易さなど
の観点から用いられるアルミニウム等の金属製の支持体
では、支持体の熱伝導性が高いことから、露光による熱
エネルギーが支持体から拡散して、露光エネルギーが効
率よく記録に用いられないため、大幅な感度低下を招く
という問題がある。このため、熱伝導性の低いポリエチ
レンテレフタレート(PET)等の樹脂製の支持体の使
用により、熱拡散を防止し、感度を上げる試みもなされ
ているが、画像記録層との密着性や耐刷性など解決すべ
き問題も多いのが現状である。
【0004】図2は従来の平版印刷版用原版の層構成を
示す概略断面図である。図2(A)は、アルミニウム板
23の表面25に粗面化処理を行い、その上に赤外線レ
ーザで記録可能な画像記録層22を設けた平版印刷版用
原版を示す。特にレーザエネルギーを光熱変換剤により
熱エネルギーに変換して画像形成する感光性の画像記録
層の場合、熱伝導率が極めて高いアルミニウムに熱を奪
われるために、記録に要するエネルギーが非常に大き
く、言い換えると感度が低いと言う欠点があった。一
方、図2(B)は熱伝導率が非常に低いPET基板24
に赤外線レーザで記録可能な感熱性の画像記録層22を
設けた平版印刷版用原版を示す。この場合、低いレーザ
エネルギーで記録可能であるが、記録層22とPET基
板24の密着力が弱いため、耐刷性に劣る問題がある。
また、アルミニウムとは異なり、PETは親水性が殆ど
無いために、記録層側に親水性層を形成したり、あるい
はPOET自体に何らかの親水化処理を行った上で記録
層を設ける必要があるが、いずれにしろアルミニウム支
持体におけるような優れた耐刷性と汚れ難さを達成出来
ないという問題があった。
【0005】これらの問題を解決すべく、本発明者らは
先に特願平11−321349号を出願し、金属支持体
上に断熱層、親水性表面を有する金属層、及び熱によっ
て溶融除去されるかアルカリに対する溶解性が変化する
親油性の層をこの順に設けた平版印刷版用原版を提案し
ている。この平版印刷版原版は、感度、耐刷性に優れて
いるが、本発明ではさらに断熱層形成工程に一層の改良
を加え、工程数の少ない簡易な製造方法で優れた特性を
有する平版印刷版原版を容易に提供するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、赤外
線レーザにより直接記録可能な画像記録層を有し、高感
度で、非画像部に汚れが発生しない優れた印刷物を得る
ことが出来る平版印刷版原版及びその簡易な製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、検討の結
果、金属製支持体の内部に断熱層を設けた積層構造とす
ることで上記問題点を解決し得ることを見出し、本発明
を完成した。即ち、本発明の平版印刷版原版は、金属製
基材上に、断熱層、表面処理を施したアルミニウムを主
とする金属層を順次設けてなる支持体上に、赤外線レー
ザで記録可能な画像記録層を有することを特徴とする。
このような積層構造の支持体は、金属溶湯供給ノズルか
らアルミニウムを主とする金属溶湯を連続的に吐出する
と共に、この吐出した溶湯と、溶湯に接する側の面に断
熱材を含む断熱層を予め設けたウエブ状の金属板とを接
触させた状態で、駆動冷却鋳型間に供給することで、1
工程でアルミニウムを主とする金属層、断熱層、金属製
基材の積層体を製造し、圧延、及び必要に応じて熱処理
や矯正処理を行い、その後、アルミニウムを主とする金
属層の表面に粗面化処理を施すか、複数の吐出口を持つ
金属溶湯供給ノズルから金属溶湯を連続的に吐出し、冷
却鋳型間に供給して板を鋳造する際に、少なくとも1つ
のノズルからはアルミニウムを主とする金属溶湯を連続
的に吐出すると共に、隣接する吐出口から吐出される溶
湯間の境界に断熱材を供給することにより、断熱材から
なる層を中間に設けた鋳造板積層体を製造し、駆動冷却
鋳型間に供給することで、1工程でアルミニウムを主と
する金属層、断熱層、金属製基材の積層体を製造し、圧
延、及び必要に応じて熱処理や矯正処理を行った後、ア
ルミニウムを主とする金属層に表面処理を施すことで得
ることができる。ここで、前記断熱層に用いる断熱材と
しては、気孔率3%以上の無機化合物粒子からなる群よ
り選択される一種以上を用いることが好ましい態様であ
る。
【0008】また、本発明の請求項5に係る平版印刷版
原版の製造方法は、金属溶湯供給ノズルからアルミニウ
ムを主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共に、この
吐出した溶湯と、溶湯に接する側の面に断熱材からなる
層を予め設けたウエブ状の金属板とを接触させた状態
で、駆動冷却鋳型間に供給し、アルミニウムを主とする
金属層、断熱層、金属製基材の積層体を製造する積層体
製造工程と、該積層体を圧延を行って厚さ0.1〜lm
mの層構造の板とする圧延工程と、該積層体のアルミニ
ウムを主とする金属層に表面処理を施す粗面化工程と、
該表面処理を行った積層体上に、赤外線レーザで記録可
能な画像記録層を設ける画像記録層形成工程と、を含む
ことを特徴とする。請求項6に係る平版印刷版原版の製
造方法は、複数の吐出口を持つ金属溶湯供給ノズルから
金属溶湯を連続的に吐出し、冷却鋳型間に供給して板を
鋳造する際に、少なくとも1つのノズルからはアルミニ
ウムを主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共に、隣
接する吐出口から吐出される溶湯間の境界に断熱材を供
給することにより、断熱材を含む断熱層をアルミニウム
を主とする金属層と金属製基材との間に設けてなる積層
体を製造する積層体製造工程と、該積層体を圧延を行っ
て厚さ0.1〜lmmの層構造の板とする圧延工程と、
該積層体のアルミニウムを主とする金属層に表面処理を
施す表面処理工程と、該表面処理を行った積層体上に、
赤外線レーザで記録可能な画像記録層を設ける画像記録
層形成工程と、を含むことを特徴とする。これらの製造
方法においても、前記断熱層に用いる断熱材としては、
気孔率3%以上の無機化合物で、例えば、中空構造を持
った粒状の耐火材、無機化合物粒子からなる群より選択
される一種以上を用いることが好ましい。
【0009】本発明の平版印刷版原版の構成として、最
表層に画像記録層、その下に表面を粗面化等の表面処理
したアルミニウムを主とする金属層を設けるため、支持
体と記録層との密着性に優れ、その下に断熱層を備える
ため、画像形成のために与えられた熱が支持体の深さ方
向に拡散することを防止し、効率よく画像形成に使用さ
れることで高感度が達成できるとともに、その下に金属
製の基材を有する少なくとも3層の積層体であり、強度
や撓み性に優れるものである。また、このような積層構
造の支持体は、予め断熱層を設けたウエブ(薄層)状の
金属製基材の断熱層側に、金属溶湯供給ノズルからアル
ミニウムを主とする金属溶湯を連続的に吐出して、吐出
した溶湯と金属板とを接触させた状態で、駆動冷却鋳型
間に供給することで、或いは、複数の吐出口を持つ金属
溶湯供給ノズルから金属溶湯を連続的に吐出する際に、
アルミニウムを主体とする金属を吐出する吐出口と、金
属製基板を作成するために吐出される溶湯との間の境界
に断熱材を供給することで、1工程で積層構造を形成し
うるため、非常に少ない工程、低いコストで、優れた特
性の平版印刷版原版を製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の平版印刷版原版の特徴は、粗面化処理を行った
アルミニウムを主とする金属層、断熱層、金属製基材の
各層を含む多層構造の支持体を用い、粗面化、親水化な
どの表面処理を施したAl金属層表面に、赤外線レーザ
で記録可能な感熱或いは感光性の画像記録層を設けてな
る点にある。本発明の態様によれば、画像記録層の下に
親水性に優れるアルミニウム層があることで画像記録層
除去後の非画像部が親水性、保水性に富み、汚れの発生
の懸念がない、優れた印刷性を示し、しかもアルミニウ
ム層の下が断熱層であることから、ヒートモードレーザ
で直接記録する場合にも、熱が逃げにくいことで非常に
高感度であり、しかも多層構造でありながら、極めて安
価に製造が出来るという特徴を有する。さらに、強度を
保持する基材の素材を画像記録層との密着性、表面親水
性などの特性を考慮することなく選択しうるため、一層
のコスト低減を図れるという利点をも有するものであ
る。図1は本発明の平版印刷版用原版の層構成を模式的
に示す概略断面図であり、基材15bの上に断熱層2
1、更にその上に、アルミを主成分とする表層材15a
があり、その15aの表面は表面処理により粗面化され
た面25があって、その上にレーザで直描可能な画像記
録層22が設けられている。各層の厚みは必要な感度、
感光層の処方によって、適宜選択される。なお、図1は
模式図であるため、各層の厚みを定量的に示すものでは
ない。上記本発明に係る多層構造の複合支持体は、例え
ば以下に示す連続鋳造法及びDC鋳造法により得られ
る。
【0011】最初に、連続鋳造法による支持体の製造工
程を図3及び図4を参照して説明する。この連続鋳造法
は、従来の連続鋳造法に従って行うことができるが、芯
材と表層材、もしくは裏材と表材とを、それぞれ異なる
溶湯供給ノズルから同時に押し出しつつ、互い接触させ
て固化させるものである。以下、詳細に説明する。図3
に示すように、アルミニウムの溶湯は溶解保持炉1を傾
動させることで樋2に送る。そして、樋2の液面は、液
面センサ7によって検知され、アンプ8を介して溶解炉
傾動用モータ9を制御することで、溶湯の供給量を制御
して樋2の液面を一定に維持する。また、必要に応じ
て、溶湯に結晶粒微細化ワイヤ10を供給する。溶湯
は、溶湯供給ノズル3から、1対の冷却ロール4a,4
bの間隙に供給され、凝固・冷却すると共に圧延を施さ
れ、鋳造板が製造される。冷却ロール4a,4bから排
出された鋳造板は、例えばコイラ6によって巻き取った
り、カッター5で適宜サンプリングしたりすることがで
きる。その際、溶湯供給ノズル3は、図4に示すよう
に、3つの吐出口3a,3b,3cを有しており、図3
において中央の樋2aに耐熱性のある断熱材を添加する
ことで、内部に断熱材を含む断熱層を持ったアルミニウ
ム板を鋳造することができる。
【0012】樋2cは表層部を構成する表層材となる溶
湯が、樋2bは基材を構成する溶湯が供給される。それ
ぞれに対応する溶解保持炉1(なお、図3には基材用樋
2bに対応する1基のみを図示する)から供給される。
断熱層用樋2aには溶湯供給ノズル3の中央の吐出口3
aが接続し、表層材用樋2c、基材用樋2bにはそれぞ
れ溶湯供給ノズル3の吐出口3c,3bが接続してい
る。断熱層用樋2aには断熱材を分散させたアルミニウ
ム溶湯が供給される。表層材用樋2cには、アルミニウ
ム合金の溶湯が供給される。基材用樋2bには、平版印
刷版用支持体に求められる機械的特性に応じて適宜材質
が選択される金属基材材料が供給される。基材としてア
ルミニウムを選択した場合は、アルミニウムの再利用が
容易になり、リサイクル性に優れるものとなる。
【0013】これらの溶湯を供給すると、溶湯供給ノズ
ル3からは、ほぼ同じ流速にて表層(本発明においては
Alを主とする金属層)、断熱層、金属性基材層が3層
同時に押し出される。この時の流速は、溶湯の液挙動が
必要以上に乱れない程度の流速であり、具体的には完全
な層流でなくてもよいが、層流状態がほぼ維持できる程
度の流速である。そして、溶湯供給ノズル3から押し出
された溶場は、三層がその境界部分で完全に混合せず、
かつ明確な界面を形成しない状態に徐々に固化する。
【0014】鋳造速度は、鋳造する板厚にもよるが、
0.1m/分〜10m/分の範囲である。特に、鋳造開
始時の速度を小さくし、徐々に所定の速度まで増加させ
ると安定した鋳造ができる。例えば、板厚7mmのアル
ミニウム板を鋳造する場合には、鋳造開始時の速度(冷
却ロール4a,4bの周速度)を0.2m/分とし、1
分ごとに0.1m/分ずつ、1.0m/分まで上昇させる
方法、また板厚lmmのアルミニウム板を鋳造する場合
には、鋳造開始時の速度をlm/分とし、1分ごとにl
m/分ずつ、10m/分まで上昇させる方法が用いられ
る。
【0015】表層に使用されるアルミニウムの合金成分
としては、JIS 1050材、JIS 1100材、
JIS 1070材、Al−Mg系合金、Al−Mn系
合金、Al−Mn−Mg系合金、Al−Zr系合、Al
−Mg−Si系合金などが使用される。JIS 105
0材に関しては、本願発明者らによって、下記の技術が
開示されている。特開昭59−153861号、特開昭
61−51395号、特開昭62−146694.特開
昭60−215725号、特開昭60−215726
号、特開昭60−215727号、特開昭60−215
728号、特開昭61−272357号、特開昭58−
11759号、特開昭58−42493号、特開昭58
−221254号、特開昭62−148295号、特開
平4−254545号、特開平4−165041号、特
公平3−68939号、特開平3−234594号、特
公平1−47545号、特開昭62−140894の各
公報。また、特公平1−35910、特公昭55−28
874の各公報に記載の技術等も知られている。JIS
1070材に関しては、本願発明者らによって、下記
の技術が開示されている。特開平7−81264号、特
開平7−305133号、特開平8−49034号、特
開平8−73974号、特開平8−108659号、特
開平8−92679の各公報。
【0016】Al−Mg系合金に関しては、本願発明者
らによって、下記の技術が開示されている。特公昭62
−5080号、特公昭63−60823号、特公平3−
61753号、特開昭60−203496号、特開昭6
0−203497号、特公平3−11635号、特開昭
61−274993号、 特開昭62−23794号、
特開昭63−47347号、特開昭63−47348
号、特開昭63―47349号、特開昭64−6129
3号、特開昭63−135294号、特開昭63−87
288号、 特公平4−73392号、特公平7−10
0844号、特開昭62−149856号、特公平4−
73394号、特開昭62−181191号、特公平5
−76530号、特開昭63−30294号、特公平6
−37116の各公報。また、特開平2−215599
号、特開昭61−201747の公報等も知られてい
る。Al−Mm系合金に関しては、本願発明者らによっ
て、下記の技術が開示されている。特開昭60−230
951号、特開平1−306288号、特開平2−29
3189の各公報。また、特公昭54−42284号、
特公平4−19290号、特公平4−19291号、特
公平4−19292号、特開昭61−35995号、特
開昭64−51992号、US5009722、US5
028276、特開平4−226394号、等も知られ
ている。
【0017】Al−Mn−Mg系合金に関しては、本願
発明者らによって、下記の技術が開示されている。特開
昭62−86143号、特開平3−222796号、ま
た、特公昭63−60824号、特開昭60−6334
6号、特開昭60−63347号、EP22373号、
特開平1−283350号、US4818300号、B
R1222777号、等が知られている。Al−Zr系
合金に関して、本発明者らによって、下記の技術が知ら
れている。特公昭63−15978号、特開昭61−5
1395号公報。また、特開昭63−143234号、
特開昭63−143235号公報等も知られている。A
l−Mg−Si系合金に関しては、BR1421710
等が知られている。本発明のAlを主とする金属層に
は、前記各公報に記載の如き、公知のアルミニウム系金
属を適宜、使用することができる。
【0018】次に支持体の断熱層について説明する。こ
の断熱層は耐熱性と断熱性に優れた材料を含む層であ
り、その観点から、断熱材料として熱伝導性の低い無機
化合物粒子を含む層であることが好ましい。断熱層に添
加する材料としては、無機化合物粉体が選択でき、例え
ば、Al23,ZrO2,Si34,Si02,SiC,
TiO2,TiN,TiC,TiB 2,MgO,BN,ム
ライト、珪酸カルシウム、アルミノリチウムシリケー
ト、火山灰、中空性の火山灰(例えば、商品名:シラス
バルーン、鹿児島県工業技術センター製等)、珪砂等の
金属酸化物、セラミック粒子、天然物が選択できる。こ
れらの粒子の粒子径は0.2〜10μm程度であること
が好ましい。特に、断熱効果の観点から、構造内に気孔
(空隙)を有する気孔率3%以上の粒子が好ましい。無
機化合物粒子の気孔率は高いほど断熱性に優れるが、気
孔率が80%を超えると強度不良が発生する虞があるた
め、3〜80%の範囲であることが好ましい。本発明に
おける気孔率は窯業において耐火物などの真の気孔率を
測定する公知の方法、例えば、「化学大辞典 第2巻」
第703頁(共立出版、1963年)に記載の方法等で
測定することができる。
【0019】これら断熱材は、表層のAl材同様のAl
溶湯に分散させて供給することが出来る。必要な断熱機
能を得るためには、断熱層中にこれらの粒子を10〜8
0重量%程度含むことが好ましい。あるいは、表層のA
lより断熱性に優れた金属を選択することで、該金属溶
湯を断熱層を構成する断熱材料として使用することもで
きる。このような断熱性に優れた金属としては、例え
ば、チタン等が挙げられ、これにより断熱層を形成する
場合には、複数の溶湯吐出口のうち、Alを主体とする
金属を吐出する吐出口と金属製基材材料吐出口との間に
位置する吐出口からこの断熱性に優れた金属溶湯を吐出
させればよい。
【0020】金属製基材としては、表層材に要求される
粗面化処理適性は不要であるため、色々な材質から選沢
できる。例えば表層材と同様のアルミニウム、不純物成
分が多いが安価に入手できるアルミスクラップ材、強度
を制御するため適宜合金成分を添加したAl、あるい
は、アルミニウム以外の異種金属などから選択される。
【0021】このようにして作られた層構造を持つ鋳造
板は、その後は、常法に従って、図8に示す圧延機40
で板厚を減じる。圧延の途中で図9に示すバッチ焼鈍機
41や、図10に示す連続焼鈍機42を用いて焼鈍処理
を行っても良い。最終的に厚さ0.1〜1.0mmの厚
みに仕上げる。この圧延工程を行う前のAlを主とする
金属層(以下、適宜、表層と称する)材料の厚みを選定
することによって、最終的に厚さ0.1〜1.0mmの
厚みに仕上げた時の表層厚みが決まる。例えば表層、断
熱層、基材層からなる、鋳造後の総板厚が10mm、表
層の厚みがlmmの場合に最終板厚を0.3mmにする
と、表層の厚みは約0.03mmにすることが出来る。
厚さ0.1〜1.0mmの厚みに仕上げた後、必要に応じ
て図11に示す矯正機43で平面性矯正を行った後に、
画像記録層を塗布する側の表面に粗面化処理、陽極酸化
処理、親水化処理などの表面処理を行った後、レーザ描
画適性を持つ画像記録層塗布液を塗布、乾燥すること
で、三層構造の支持体上に赤外線レーザで書き込み可能
な画像記録層を有する平版印刷版原版を得ることができ
る。
【0022】次に、DC鋳造法による製造工程を図5及
び図6を参照して説明する。このDC鋳造法は、従来の
DC鋳造法に従って行うことができるが、基材と表層材
を、それぞれ異なる溶湯供給ノズルから同時に鋳型に供
給し、固化部分を成長させるものである。以下、詳細に
説明する。溶湯は、図示しない溶解保持炉から、溶湯供
給ノズル16を介して、例えば水等の冷却手段が流れる
冷却路14aを備えた固定冷却鋳型14および下降テー
ブル13によって作られる空間に供給される(図5の状
態)。浴場が、鋳型14に接して、その外側寄りの領域
及び下降テーブル13寄りの領域が凝固して回化部分1
8が生成し始めると、徐々に下降テーブル13を下げ
る。同時に、溶湯供給ノズル16からは連続して溶湯が
供給されており、鋳型14内には溶湯供給ノズル16の
近傍の液状部分19と固化部分18とが平衡するように
存在する。従って、下降テーブル15の降下に伴い固化
部分18が成長して、長形のDC鋳塊が得られる(図6
の状態)。下降テーブル15が下限まで降下すると溶湯
の供給を停止し、完全に擬固したらDC鋳塊を取り除
き、次工程、例えば面削工程に送られる。
【0023】溶湯供給ノズル16は、断熱材を含む成分
を供給する中央のノズル16a、表層材を供給する端部
のノズル16c、基材を供給するノズル16bを持つ構
成となっている。そして、上述した連続鋳造法になら
い、溶湯供給ノズル16aから断熱材成分となる浴場
を、溶湯供給ノズル16c、16bからそれぞれ表層
材、基材成分となる溶湯を同時に鋳型14内に供給す
る。溶湯は、液状部分19では三層がその境界部分で完
全に混合しないまま凝固し始め、固化部分18へと移行
する。
【0024】このDC鋳造法においても、支持体を構成
するAlを主体とする金属(表層材)、断熱層を形成す
る断熱材料、金属製基材を構成する金属としては、先に
連続鋳造法を説明する際に用いたのと同様の材質を選択
できる。その後は、常法に従って、表層、基材それぞれ
を面削し、必要に応じて加熱処理や均質化処理を行った
後、熱間圧延と冷間圧延で板厚を減じる。圧延の途中で
焼鈍処理を行っても良い。最終的に厚さ0.1〜1.0
mmの厚みに仕上げる。表層、断熱層、基材の厚み比を
選択することで、連続鋳造法において記載したのと同様
に、最終的に厚さ0.1〜1.0mmの厚みに仕上げた
時の表層の厚みを設定できる。その後、必要に応じて平
面性矯正を行った後に、記録層を形成する表層側表面に
粗面化処理、陽極酸化処理などの表面処理を行った後、
赤外線レーザで書き込み可能な画像記録層を形成して平
版印刷版原版を得る。
【0025】次に連続鋳造法の別の例である駆動冷却鋳
型を用いた実施態様について図を用いて説明する。本発
明の製造方法は従来の連続鋳造法に従うものであるが、
一対の駆動冷却鋳型間に溶湯とアルミニウムウエブとを
接触させた状態で供給することを特徴とする。連続鋳造
法としては、ハンター法や3C法に代表されるような駆
動冷却鋳型として冷却ロールを使用する方法、ハズレー
法に代表にされるような駆動冷却鋳型として冷却ベルト
を使用する方法が工業的に実用化されているが、本発明
ではこれらの方法の全てを採用することができる。
【0026】図7は本発明の製造方法を実施するために
好適な製造装置の一例を示す構成図であり、駆動冷却鋳
型として冷却ロールを使用する構成を示すものである。
図示されるように、金属製基材を形成するための溶湯は
溶解保持炉1を傾動させて樋2に送される。樋2の液面
は液面センサ7によって検知され、アンプ8を介して溶
解炉傾動用モータ9を制御することで、溶湯の供給量を
適宜制御して樋2の液面を一定に維持する。また、必要
に応じて、溶湯に、適宜な位置で、結晶粒微細化ワイヤ
10を供給する。溶湯は、溶湯供給ノズル3から所定の
速度で連続的に吐出され、一対の冷却ロール4a, 4
bの間隙へと送られる。この時、ウエブ供給装置14a
から送出されるアルミニウムウエブ15aは塗布乾燥装
置30によって片面に断熱材を含む断熱層を設けられ、
引き続いて、溶湯に張り合わせられるように冷却ロール
4a,4bの隙間に連続的に供給される。あらかじめア
ルミニウムウエブ15aに断熱材を塗布したものを、ウ
エブ供給装置14aに取り付ける場合は、図7に示す塗
布乾燥装置30は使用しなくて良い。
【0027】このとき、塗布乾燥により形成される断熱
層は、先に連続鋳造法で吐出口より供給されるような無
機化合物粒子を断熱材とし、それを水に分散させた液を
表層材となるアルミニウムウエブ表面に塗布、乾燥して
形成される。ここでバインダーを用いてもよいが、溶油
と接触する際に燃焼するため、排気設備が必要となる。
また、アルミニウムウエブに予め粗面化処理を施してお
くと、無機化合物粒子を塗布する際に、より均一に塗布
できるため好ましい。そして、冷却ロール4a,4bを
通過することにより、溶湯が凝固・冷却されるととも
に、溶湯及びアルミニウムウエブ15aが断熱層を挟ん
で積層した状態で圧延を施され、複合アルミニウム合金
板20が製造される。この複合アルミニウム合金板20
は、コイラ6によって巻き取ったり、カッター5で適宜
サンプリングしたりする。コイラ6による巻き取り速度
は、溶湯の合金組成や所望する板厚等により異なるが、
溶湯が冷却ロール4a,4bを通過する際に凝固し得る
速度である。
【0028】このようにして作られた層構造を持つ鋳造
板は、その後は、先に連続鋳造法の第一の形態で述べた
のと同様の常法に従って、冷間圧延で板厚を減じる。圧
延の途中で焼鈍処理を行っても良い。最終的に厚さ0.
1〜1.0mmの厚みに仕上げる。表層材アルミニウム
ウエブ15a、断熱層、基材の厚み比を選択すること
で、前記の各態様におけるのと同様に、最終的に厚さ
0.1〜1.0mmの厚みに仕上げた時の皮材の厚みを
設定できる。その後、必要に応じて平面性矯正を行った
後に、表層側表面に粗面化処理、陽極酸化処理などの表
面処理を行った後、赤外線レーザで書き込み可能な画像
記録層を塗布することで、平版印刷版原版を得る。本態
様では、冷却ロールを使用したが、この冷却ロールは必
ずしも必要ではなく、ハズレー法に代表にされるような
駆動冷却鋳型として冷却ベルトを使用する方法を用いた
場合は、引き続き熱間圧延によって厚みを減じた後に、
冷間圧延で厚さ0.1〜1.0mmに仕上げる。途中で熱
処理を加えても良い。
【0029】以上述べたような方法で三層構造の支持体
を得ることができるが、この支持体の表層であるアルミ
ニウムを主とする金属層の表面には、画像記録層との密
着性向上、非画像部の親水性向上などの目的で種々の表
面処理を施すことができる。ここで、圧延後の表層に行
う表面処理について説明する。一般的に平版印刷版原版
の支持体の表面処理としては、次のようなものが使用で
きる。即ち、表面の粗面化処理と、陽極酸化処理であ
る。陽極酸化処理の後、感光層塗布の前に界面制御のた
めの処理あるいは、下塗り層の塗布を行うこともある。
粗面化処理には、機械的粗面化、化学的粗面化、電気化
学的粗面化が単独又は組み合わせて行われる。
【0030】機械的な粗面化処理は、アルミニウム板表
面を平均表面粗さ0.35〜1.0μmとする目的で行
われ、具体的には、例えば特開平6−135175号、
特公昭50−40047号公報に記載されている如き機
械的な粗面化処理が挙げられる。表面粗さを0.35〜
l.0μmとする必要がない場合には、この機械的粗面
化は行われなくてもよい。また、電気化学的粗面化は、
支持体表面に微細な凹凸を容易に付与することができる
ため、感光層と基板の密着を向上する上で有用である。
電気化学的粗面化としては、硝酸または塩酸を主体とす
る水溶液中で、直流又は交流を用いて行われる。この粗
面化により、平均直径約0.5〜20μmのクレーター
またはハニカム状のピットをアルミニウム表面に30〜
100%の面積率で生成することが出来る。ここで設け
たピットは印刷版の非画像部の汚れにくさと耐刷力を向
上する作用がある。電気化学的処理では、十分なピット
を表面に設けるために必要なだけの電気量、即ち電流と
電流を流した時間の積が電気化学的粗面化における重要
な条件となる。より少ない電気量で十分なピットを形成
出来ることは、省エネの観点からも望ましい。
【0031】また、通常アルミニウム板の表面の耐磨耗
性を高めるために陽極酸化処理が施される。アルミニウ
ム板の陽極酸化処理に用いられる電解質としては板表面
に多孔質酸化皮膜を形成するものならば、いかなるもの
でも使用することができる。一般には硫酸、リン酸、シ
ュウ酸、クロム酸、またはそれらの混合液が用いられ
る。それらの電解質の濃度は電解質の種類によって適宜
決められる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質によっ
て変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解質
の濃度が1〜80wt%、液温は5〜70℃、電流密度
1〜60A/dm 2、電圧1〜100V、電解時間10
秒〜300秒の範囲にあれば適当である。陽極酸化皮膜
量としては、1〜6g/m2が通常用いられる。また、
陽極酸化処理後、必要に応じて封孔処理を施すこともあ
る。かかる封孔処理は熱水および無機塩または有機塩を
含む熱水溶液への浸漬ならびに水蒸気浴等によっておこ
なわれる。
【0032】また、必要に応じて親水化処理等の界面制
御処理が施される。特に、画像記録層が除去された部分
が親水層(インク非受容層)となる場合、この親水化処
理は非画像部の汚れ発生防止の観点から好ましい。本発
明に使用しうる界面制御処理としては、米国特許第27
14066号、同第3181461号、同第32807
34号及び同第3902734号各明細書に開示されて
いるようなアルカリ金属シリケート(例えば珪酸ナトリ
ウム水溶液)法がある。この方法においては、支持体が
珪酸ナトリウム水溶液中で浸漬されるか、また電解処理
される。他に特公昭36−22063号公報に開示され
ているフッ化ジルコン酸カリウム、および、米国特許第
3276868、同第4153461号および同第46
89272号各明細書に開示されているようなポリビニ
ルホスホン酸で処理する方法などが用いられる。
【0033】支持体上に画像記録層を塗布する前に必要
に応じて下塗り層と称する中間層が設けられる。例え
ば、特開昭60−149491号公報に開示されている
アミノ酸及びその塩類(Na塩、K塩等のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、塩酸塩、蓚酸塩、酢酸塩、リン酸
塩等)、特開昭60−232998号公報に開示されて
いる水酸基を有するアミン類及びその塩類(塩酸塩、蓚
酸塩、リン酸塩等)、特開昭63−165183号公報
に開示されているアミノ基及すホスホン酸基を有する化
合物またはその塩等を、下塗り用中間層として用いるこ
とが出来る。また、特開平4−282637に開示され
ているホスホン酸基を有する化合物を中間層として用い
ることが出来る。また、アルカリ金属ケイ酸処理後に
は、特開平11−109637号公報に記載されている
酸基とオニウム基を含有する高分子化合物を中間層とし
て用いることが出来る。このようにして得られた平版印
刷版用支持体に、所定の画像記録層を設けることで、感
光性平版印刷版を得ることができる。
【0034】本発明においては、画像記録層として、赤
外線レーザによる記録可能な感光層或いは感光感熱層が
用いられる。例えば、レーザ光を熱エネルギーに変換し
て画像形成する例として、光熱変換剤としての赤外線吸
収剤、熱によって酸を発生する化合物及び酸によって架
橋する化合物、或いは、赤外線吸収剤、熱重合開始剤及
び重合性化合物を含有し、露光部が架橋或いは重合反応
により硬化して画像部を形成するネガ型の感光層や、赤
外線吸収剤、熱によって酸を発生する化合物及び酸によ
って分解する結合部を持つ化合物を含有し、露光部が水
溶性或いはアルカリ性水溶液可溶性となって非画像ぶと
なるポジ型感光層等が使用できる。本発明においては、
画像形成層の構成には特に制限はなく、赤外線レーザ書
き込み可能な公知の感光或いは感熱性組成物を適宜選択
して使用できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに制限されるものではない。 (実施例1〜18、比較例1〜6) [支持体A−1〜A−6の作製] Alを主とする金属層:表層材として、Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純物の
合金を用いる。 断熱層:下記表1に示す断熱材を99.7%アルミニウ
ム溶湯に体積比率で1:1の割合で混入したものを使
用。 金属製基材:表層材と同じ溶湯を使用。(Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純
物。) 図3に示す鋳造機と図4に示す溶湯供給ノズルを用い
て、前記表層材、断熱材、基材の3層からなる、鋳造板
厚=10mmの複合鋳造板を鋳造した。その後、冷間圧
延で厚さ2mmまで圧延し、550℃×l0時間のバッ
チ焼鈍を行った後、厚み0.3mmに圧延した。更に平
面性の矯正を行って支持体A−1〜A−6とした。
【0036】[支持体B−1、B−2の作製]比較のた
め、支持体A−1の作製において、断熱層を形成する9
9.7%アルミニウム溶湯に断熱材を混入しなかった他
は同様にして3層構造の支持体を作成してB−1とし
た。また、表層材(金属製基材も同じ材料である)のみ
を使用して、溶湯供給ノズルを用いて、鋳造板厚=10
mmの鋳造板を鋳造した。その後、冷間圧延で厚さ2m
mまで圧延し、550℃×l0時間のバッチ焼鈍を行っ
た後、厚み0.3mmに圧延した。更に平面性の矯正を
行って支持体B−2とした。支持体B−2は単層構造で
ある。
【0037】
【表1】
【0038】[支持体A−7〜A−12の作製] Alを主とする金属層:表層材として、Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純物の
合金を用いた。 断熱層:下記表2に示す断熱材を99.7%アルミニウ
ム溶湯に体積比率で1:1の割合で混入したものを使
用。 金属製基材:表層材と同じ溶湯を使用。(Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純
物。) 図5、6に示す鋳造機を用いて、表層、断熱層、基材の
3層からなる、鋳造板厚さ520mmの複合鋳造板を鋳
造した。表層材、基材は、前記支持体A−1と同様、そ
の後、面削機で表層材厚さ25mm、基材厚さ460m
mになるようにまで面削を行った。断熱層は約15mm
であった。加熱処理後、熱間圧延機で板厚5mmまで圧
延した後、冷間圧延機で2mmに圧延し、550℃×l
0時間のバッチ焼鈍を行った後、再度冷間圧延機で厚み
0.3mmに圧延した。更に平面性の矯正を行って支持
体A−7〜A−12とした。
【0039】[支持体B−3、B−4の作製]比較のた
め、支持体A−7の作製において、断熱層を形成する9
9.7%アルミニウム溶湯に断熱材を混入しなかった他
は同様にして3層構造の支持体を作成してB−3とし
た。また、表層材(金属製基材も同じ材料である)のみ
を使用して、A−7におけるのと同様の鋳造機を用い
て、鋳造板厚=520mmの鋳造板を鋳造した。その後
は支持体A−7におけるのと同様にして支持体B−4と
した。支持体B−4は単層構造である。
【0040】
【表2】
【0041】[支持体A−13〜A−18の作製] Alを主とする金属層:表層材として、Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純物か
らなる厚み0.2mmのアルミニウムウエブの表面にパ
ミストン液を供給しながらブラシを用いた粗面化処理を
行い、片面が粗面化処理されたアルミニウムウエブを用
いた。 断熱層:表3に示す断熱材を表層材の粗面化処理された
片面に予め塗布乾燥して形成した。 金属製基材:表層材と同じ溶湯を使用。(Fe:0.3
%、Si:0.07%、Cu:0.014%、Ti:0.
02%、Al:99.5%以上、残部は不可避不純
物。) 図7に示す装置を使って、アルミニウムウエブの断熱層
を形成した側に溶湯吐出口より金属製基材の溶湯を吐出
させ、表層材、断熱層、基材からなる総板厚7mmの複
合材を連続鋳造圧延した。その後、冷間圧延で厚さ2m
mまで圧延し、550℃×l0時間のバッチ焼鈍を行っ
た後、厚み0.3mmに圧延した。更に平面性の矯正を
行って支持体A−13〜A−18とした。
【0042】[支持体B−5、B−6の作製]比較のた
め、支持体A−12の作製において、アルミニウムウエ
ブに予め断熱層を形成しなかったものを用いた他は同様
にして2層構造の支持体を作成してB−5とした。ま
た、表層材(金属製基材も同じ材料である)のみを使用
して、A−12におけるのと同様の連続鋳造機を用い
て、鋳造板厚=7mmの鋳造板を鋳造した。その後は支
持体A−12におけるのと同様にして支持体B−6とし
た。支持体B−6は単層構造である。
【0043】
【表3】
【0044】[平版印刷版原版の製造]次に、上記のよ
うにして得られた支持体A−1〜A−18、支持体B−
1〜B−6を用いて、下記表4に記載の条件で表面処理
を行った。その後、以下に示す処方の感光層塗布液
(a)〜(c)を、下記表5に記載の条件で、乾燥後の
塗布量が約1g/m2となるように塗布乾燥して画像記
録層を形成し、実施例1〜18及び比較例1〜6の平版
印刷版原版を得た。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】 〔感光層塗布液(a)〕 ・カプリン酸 0.03g ・特定の共重合体(フェノール性水酸基を有する樹脂、スルホンアミド基を有す るモノマー、活性イミノ基を有するモノマーの内、少なくとも1つを共重合成分 として10モル%以上含む共重合体) 0.75g ・m、p−クレゾールノボラック(m,p比=6/4) 0.25g ・p−トルエンスルホン酸 0.003g ・テトラヒドロ無水フタル酸 0.03g ・シアニン染料 0.017g ・ビクトリアピュアブルー BOHの対イオンを1−ナフタレンスルホン酸アニ オンにした染料 0.017g ・メガファックF−177(大日本インキ化学工業製界面活性剤) 0.05g ・γ−ブチルラクトン 10g ・メチルエチルケトン 10g ・1−メトキシ−2−プロパノール 1g
【0048】 〔感光層塗布液(b)〕 ・カーボンブラック分散液 10g ・4−ジアゾジフェニルアミンと ホルムアルデヒド縮合物六フッ化リン酸塩 0.5g ・メタクリル酸、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ベンジルメタクリレート 、アクリロニトリルのラジカル共重合体モル比15:30:40:15 重量平 均分子量10万) 5g ・リンゴ酸 0.05g ・FC−430(米国3M社製フッ素系界面活性剤) 0.05g ・1−メトキシ−2−プロパノール 80g ・乳酸エチル 15g .水 5g
【0049】 〔感光層塗布液(c)〕 ・ベヘン酸 5mg ・ポリメチルメタクリレート(PMMA) 41mg (アルドリッチ社製、平均分子量996000(GPC)) ・赤外線吸収染料 8mg (Cyabsorb IR−165:商品名、アメリカン シアナミド社製) ・クロロホルム 13ml
【0050】各平版印刷版原版を以下の条件で露光し、
感度を評価した。結果を前記表5に併記する。 (レーザー照射条件)連続発振YAGレーザー(波長
1.064μm)、レーザー光最大出力0.724W、
走査速度120cm/s、1/e2ビーム直径35μm
(ビームプロファイルは良好なガウス分布であったので
ガウス分布近似し、ピーク最大強度の1/e2光出力の
位置をビーム直径とした。)とした。レーザー出力を可
変して書き込み、非画像部の線幅を測定し、線幅が24
μmに相当するレーザーの光出力値:P[W]と線幅L
=24μm、書き込み時間T[秒]=D/(√2・V)
(D:1/e2ビーム直径[cm]、V:走査速度[c
m/s])から、照射エネルギーI[J/cm2]=4
・P/(πD2)×Tを求めて、これを感度とした。
【0051】(感度評価方法と結果)上記のようにして
作成した平版印刷版を光学顕微鏡で観察したところ、線
幅25μmの細線を描画できた。線幅24μmの細線を
描画できる最小の光出力から感度を求めた。0.49W
の時、線幅が25μmになった。感度は740mJ/c
2であった。
【0052】(印刷評価方法と結果)この様にしてレー
ザー照射により画像形成した平版印刷版を、後処理せず
に印刷機にかけて印刷をおこなった。印刷機としては、
ハリス菊半単色機(ハリス(株)製)を用い、インキと
してGeos墨(大日本インキ化学工業(株)製)、湿
し水として、湿し水EU−3(富士写真フイルム(株)
製)を1:100に水で希釈したもの90vol%とイ
ソプロパノール10vol%との混合物をそれぞれ用い
て、上質紙上に印刷をおこなった。その結果、レーザー
照射部には汚れが無く、また、非照射部には着肉した鮮
明な印刷物を3000枚印刷することができた。
【0053】上記表6より、本発明に係る断熱層を設け
た3層構造の支持体を用いた実施例1〜18は支持体の
鋳造方法にかかわらず、感度に優れ、印刷時の非画像部
の汚れもなく鮮明な印刷物が得られることがわかった。
一方、複合構造であっても断熱層のない支持体を用いた
比較例1、3、5及び単層構造の支持体を用いた比較例
2、4、6については全く同じ表面処理を行い、同じ記
録層を有するものであるが、感度が劣ることがわかる。
【0054】(実施例19〜24、比較例7〜12)支
持体A−1、A−7、A−13それぞれと同じ手法で厚
さ0.3mmの支持体を作製し、表面処理条件、感光層
を表6に示すように変えて、実施例19〜24の平版印
刷版原版を作成した。更に、支持体B−2、B−4、B
−6と同じ手法で厚さ0.3mmの単層構造の支持体を
作製し、表面処理条件、感光層を変えて、比較例7〜1
2の平版印刷版原版を作成した。これらを実施例1〜1
8、比較例1〜6と同様に評価した結果を表6に併記す
る。
【0055】
【表6】
【0056】以上、表6に示すように本発明の実施例
は、表面処理条件・感光層の組み合わせ毎に、比較例に
比べ、少ないエネルギーで書き込みが可能であり、感度
に優れていることがわかる。
【0057】(比較例13〜15)次に、熱伝導率がア
ルミニウムに比べて非常に小さいため、ヒートモードレ
ーザの描画性に優れたPET基板を支持体として用い、
表7に示すような感光層を形成して比較例9〜11の平
版印刷版原版とし、実施例1〜18と同様の評価を行っ
て結果を表7に併記した。また、比較のため、同じ感光
層を形成した本発明の平版印刷版原版である実施例1
3、21、24の構成と評価結果を表8に併記した。
【0058】
【表7】
【0059】表7に明らかなように、PET支持体を用
いた比較例13、14、15は、熱伝導性が低いため、
記録に際しての感度は優れているものの、汚れが発生す
るなど、印刷性が非常に悪く、実用上問題となるレベル
であった。
【発明の効果】本発明の平版印刷版原版は前記構成とし
たので、発生した熱が支持体へ拡散せず、効率よく画像
形成出来ることで高感度が得られるとともに、印刷時の
画像部と基板の密着性、非画像部の親水性と保水性が高
いことにより優れた印刷適性を示す。また、本発明の平
版印刷版原版の製造法によれば、Alを鋳造する際に層
構造を付与できることで、非常に少ない工程で低コスト
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の平版印刷版用原版の層構造を示す概
略断面図である。
【図2】 (A)は金属製支持体を用いた従来の平版印
刷版用原版の層構造を示す概略断面図であり、(B)は
PET製支持体を用いた従来の平版印刷版用原版の層構
造を示す概略断面図である。
【図3】 本発明の平版印刷版用原版の複合支持体を製
造する連続鋳造装置の1例を示す概略図である。
【図4】 本発明の平版印刷版用原版の複合支持体を製
造する溶湯ノズルの構造を示す概略断面図である。
【図5】 本発明の平版印刷版用原版の複合支持体を製
造するDC鋳造法に用いる装置を示す概略図である。
【図6】 本発明の平版印刷版用原版の複合支持体を製
造するDC鋳造法において、鋳塊ができる様子を示す概
略図である。
【図7】 本発明の平版印刷版用原版の複合支持体を製
造する駆動冷却鋳型として冷却ロールを使用する態様を
示す概略図である。
【図8】 圧延装置を示す概略図である。
【図9】 バッチ焼鈍装置を示す概略図である。
【図10】 連続焼鈍装置を示す概略図である。
【図11】 矯正装置を示す概略図である。
【符号の説明】
21 断熱層 15a アルミニウムを主とする金属層(アルミ表層
材) 15b 金属製基材 25 表面処理面 22 感光層(画像記録層) 23 アルミ基板 24 PET基板 1 溶解保持炉 2、2a、2b、2c 溶湯流路 3 溶湯ノズル 3a 断熱層供給口 3b 基材層用溶湯供給口 3c 表層材用溶湯供給口 4a、4b 鋳造ロール 5 カッター 6 コイラー 7 液面センサ 8 アンプ 9 モータ 14 冷却鋳型 14a 冷却水路 13 昇降テーブル 16 鋳造ノズル 16a 断熱層供給口 16b 基材層用溶湯供給口 16c 表層材用溶湯供給口 17a 表層材用アルミウエブ 30 断熱材塗布乾燥装置 40 圧延機 41 バッチ焼鈍機 42 連続焼鈍機 43 矯正装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA12 AA14 AB03 AC08 AD01 AD03 DA18 DA21 EA01 FA03 2H084 AA14 AA30 BB02 BB13 CC05 2H096 AA07 CA01 CA20 EA04 2H114 AA04 AA15 AA16 AA23 AA24 AA28 AA30 BA01 BA10 DA04 DA14 DA75 EA08 GA07 GA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製基材上に、主として無機化合物粒
    子からなる断熱層、表面処理を施したアルミニウムを主
    とする金属層を順次設けてなる支持体上に、赤外線レー
    ザで記録可能な画像記録層を有する平版印刷版原版。
  2. 【請求項2】 金属溶湯供給ノズルからアルミニウムを
    主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共に、この吐出
    した溶湯と、溶湯に接する側の面に断熱材を含む断熱層
    を予め設けたウエブ状の金属板とを接触させた状態で、
    駆動冷却鋳型間に供給することで、1工程でアルミニウ
    ムを主とする金属層、断熱層、金属製基材の積層体を製
    造し、圧延を行って厚さ0.1〜lmmの板状となし、
    該積層体のアルミニウムを主とする金属層に表面処理を
    施した後、赤外線レーザで記録可能な画像記録層を設け
    てなる平版印刷版原版。
  3. 【請求項3】 複数の吐出口を持つ金属溶湯供給ノズル
    から金属溶湯を連続的に吐出し、冷却鋳型間に供給して
    板を鋳造する際に、少なくとも1つのノズルからはアル
    ミニウムを主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共
    に、隣接する吐出口から吐出される溶湯間の境界に断熱
    材を供給することにより、断熱材からなる層を中間に設
    けた鋳造板積層体を製造し、駆動冷却鋳型間に供給する
    ことで、1工程でアルミニウムを主とする金属層、断熱
    層、金属製基材の積層体を製造し、圧延を行って厚さ
    0.1〜lmmの板状となし、該積層体のアルミニウム
    を主とする金属層に表面処理を施した後、赤外線レーザ
    で記録可能な画像記録層を設けてなる平版印刷版原版。
  4. 【請求項4】 前記断熱層に用いる断熱材として、気孔
    率3%以上の無機化合物粒子より選択される一種以上を
    用いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の平版印刷版原版。
  5. 【請求項5】 金属溶湯供給ノズルからアルミニウムを
    主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共に、この吐出
    した溶湯と、溶湯に接する側の面に断熱材からなる層を
    予め設けたウエブ状の金属板とを接触させた状態で、駆
    動冷却鋳型間に供給し、アルミニウムを主とする金属
    層、断熱層、金属製基材の積層体を製造する積層体製造
    工程と、 該積層体を圧延を行って厚さ0.1〜lmmの層構造の
    板とする圧延工程と、 該積層体のアルミニウムを主とする金属層に表面処理を
    施す表面処理工程と、 該表面処理を行った積層体上に、赤外線レーザで記録可
    能な画像記録層を設ける画像記録層形成工程と、を含む
    ことを特徴とする、平版印刷版原版の製造方法。
  6. 【請求項6】 複数の吐出口を持つ金属溶湯供給ノズル
    から金属溶湯を連続的に吐出し、冷却鋳型間に供給して
    板を鋳造する際に、少なくとも1つのノズルからはアル
    ミニウムを主とする金属溶湯を連続的に吐出すると共
    に、隣接する吐出口から吐出される溶湯間の境界に断熱
    材を供給することにより、断熱材を含む断熱層をアルミ
    ニウムを主とする金属層と金属製基材との間に設けてな
    る積層体 該積層体を圧延を行って厚さ0.1〜lmmの層構造の
    板とする圧延工程と、 該積層体のアルミニウムを主とする金属層に表面処理を
    施す表面処理工程と、 該粗面化処理を行った積層体上に、赤外線レーザで記録
    可能な画像記録層を設ける画像記録層形成工程と、を含
    むことを特徴とする、平版印刷版原版の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記断熱層に用いる断熱材として、気孔
    率3%以上の無機化合物粒子より選択される一種以上を
    用いることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の
    平版印刷版原版の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062365A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Heidelberger Druckmas Ag 版を製造する方法

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JP2006062365A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Heidelberger Druckmas Ag 版を製造する方法

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