JP2001225512A - ハンディプリンタ - Google Patents

ハンディプリンタ

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JP2001225512A
JP2001225512A JP2000037922A JP2000037922A JP2001225512A JP 2001225512 A JP2001225512 A JP 2001225512A JP 2000037922 A JP2000037922 A JP 2000037922A JP 2000037922 A JP2000037922 A JP 2000037922A JP 2001225512 A JP2001225512 A JP 2001225512A
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Hiroshi Taniguchi
央 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ本体を記録ヘッドの記録可能速度よ
りも大きい速度でスキャンされても、画像が乱れないハ
ンディプリンタを提供する。 【解決手段】 プリンタ本体を手動により記録紙上で移
動させ記録ヘッド40により画像を記録するハンディプ
リンタであって、プリンタ本体の移動速度が所定値を超
えたときは、記録を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ本体を手
動により記録紙上で移動させ、インクジェット等の手段
により画像を記録するハンディプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図11に、従来のハンディプリンタの概
略構成図を示す。図11に示すように、ハウジング30
1内にサーマルヘッド302、ローラ303、304に
巻回されるインクドナーフィルム305、ロータリーエ
ンコーダ306を備え、サーマルヘッド302の先端に
は、図で紙面と直角方向(主走査方向)に多数のドット
からなる発熱体が設けられ、この発熱体をインクドナー
フィルム305に当接させるとともに、インクドナーフ
ィルム305を所定の圧力で記録紙307に当接可能に
している。
【0003】そして、ハウジング301を記録紙307
におさえながら副走査方向Bに移動させると、インクド
ナーフィルム305がローラ303から供給され、ロー
ラ304に巻き取られる。このとき、サーマルヘッド3
02の発熱しているドットに接しているインクドナーフ
ィルム305の感熱インク層だけが溶融し、主走査方向
の画像が記録紙307上に転写される。また、ロータリ
ーエンコーダ306は、図示矢印方向に回転して副走査
方向Bの移動量を検出し、1ライン分の移動を検出する
たび、1ラインのデータをサーマルヘッド302に転送
し、順次、主走査方向の印字を行い、記録紙307上に
1頁分の画像を印字するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンディプリンタにおいては、以下の問題点を有してい
た。プリンタ本体を記録ヘッドの記録可能速度よりも大
きい速度でスキャンされてしまうと、記録した画像に隙
間ができるなどして画像が乱れてしまう。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
プリンタ本体を記録ヘッドの記録可能速度よりも大きい
速度でスキャンされても、画像が乱れないハンディプリ
ンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るハンディプリンタの一態様は、プリン
タ本体を手動により記録紙上で移動させ記録手段により
画像を記録するハンディプリンタであって、前記プリン
タ本体の移動速度が所定値を超えたときは、記録を行わ
ないことを特徴とする。
【0007】また、プリンタ本体を手動により記録紙上
で移動させ記録手段により画像を記録するハンディプリ
ンタであって、前記プリンタ本体の移動速度が所定値を
超えないようにすることを特徴とする。
【0008】以上の構成によれば、プリンタ本体を記録
ヘッドの記録可能速度よりも大きい速度でスキャンさせ
ても、画像が乱れないハンディプリンタを提供すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】<第1の実施の形態>図1〜図6を用いて
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態のハンディプリンタの正面図、図2は
本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタの断面図
である。図3は、図1に示したA−Aで切断した時のハ
ンディプリンタの断面図である。図4は、本発明の第1
の実施の形態のハンディプリンタのブロック図である。
【0011】10はハンディプリンタで、不図示のコン
ピュータよりケーブル35で接続され、自由な姿勢で自
由な記録紙表面に記録を行うことができる。ハンディプ
リンタ10は、走査ローラ20、記録紙検出部、電気基
板30、記録ヘッド40から概略構成される。
【0012】ハンディプリンタ10には、ヘッド固定部
41がある。ヘッド固定部41は記録ヘッド40の位置
決めを確実に行い、固定レバー42で記録ヘッド40を
位置決め位置に付勢して固定する。図1において、記録
ヘッド40は左側から挿入される。固定レバー42を図
面手前に引けば記録ヘッド40はフリーになり、押し込
めばロックされる。固定レバー42が引かれ、図1は、
記録ヘッド40がフリーな状態を示している。記録ヘッ
ド40は、ノズルよりインクを吐出することにより記録
紙に記録を行うインクジェット式の記録ヘッドである。
【0013】また、記録紙との相対位置を検出するため
の走査ローラ20が記録ヘッド40を挟んで2個設けら
れている。走査ローラ20の検出信号に同期して電気基
板30のヘッド駆動回路32は記録ヘッド40を駆動し
てインクを吐出し記録紙に記録を行う。走査ローラ20
は記録ヘッド40のノズルと中心線を同じくし、記録ヘ
ッド40と記録紙との距離(紙間距離=H)は記録品位
に最適な値(1mm以下)となっている。走査ローラ2
0の走査方向両側には、ハンディプリンタ10が傾斜し
ないように補助コロ21が2個設けられている。補助コ
ロ21の高さH’は平面Pへの記録を考慮してH−αと
している。なお、凸曲面(R凸)への記録の場合、走査
ローラ20と一方の補助コロ21に沿って移動ができ
る。また、凹曲面(R凹)の場合、走査ローラ20が記
録紙に接触できない場合があるので、補助コロ21は着
脱可能になっている。
【0014】図2、図3に示すように走査ローラ20と
同軸に連動するギア部22は中間ギア23を介してエン
コーダギア24に連動する。エンコーダギア24と同軸
にスリット板25が回転し、エンコーダ26で回転パル
スを検出できる。すなわちエンコーダ26は、走査ロー
ラ20の移動速度の検出手段として機能する。エンコー
ダ26からのパルス信号は、電気基板30の記録紙位置
検出回路31を介しプリンタ制御部33に送られる。
【0015】また、2つの走査ローラ20は各々エンコ
ーダ26に連動していて、通常は2つの信号の平均値で
移動量を算出し、パルス信号を送る。また、片側の信号
のみからの移動量を検出し、パルス信号を送るように切
り替えることもできる。
【0016】プリンタ制御部33ではパルス信号を記録
ヘッド40の移動距離として換算し、ヘッド駆動回路3
2へデータと共に記録ヘッド40の吐出タイミングを送
っている。
【0017】図5は、本発明の第1の実施の形態の走査
ローラ20の構造を説明する図である。図5において、
回転軸50はプリンタ本体に固定されている。走査ロー
ラ20は回転軸50に対してネジ60により回転自在に
固定されている。回転軸50にはクラッチバネ70が巻
き付けられており、クラッチバネ70の一端は走査ロー
ラ20に引っ掛けられている。これにより、クラッチバ
ネ70は走査ローラ20と共に回転しようとするので、
走査ローラ20がクラッチバネ70のゆるみ方向に回転
するときにトルクリミッタとして機能する。ハンディプ
リンタ10の記録時の走査ローラ20の回転方向と、ク
ラッチバネ70のゆるみ方向と、を同一にすることで、
ハンディプリンタ10のトルクリミッタ、すなわち制動
装置として作用する。
【0018】走査ローラ20が、記録ヘッド40の記録
可能速度に対応する速度を超えて回転したときには、走
査ローラ20がロックするようにクラッチバネ70は調
整されている。これにより、使用者は記録の際にハンデ
ィプリンタ10を記録紙に対して一定以上の押し付け力
をもって、ゆっくりとスキャンさせなければならない。
【0019】使用者が所定以上の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ20は回転せ
ず、記録紙上を滑ってしまう。するとエンコーダ36で
検出できないため、記録ヘッド40よりインクは吐出さ
れず、記録は行なわれない。
【0020】使用者が所定以下の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ20は記録紙上
を滑ることなく回転し、記録ヘッド40より正常に記録
が行なわれる。
【0021】図6に、本発明の第1の実施の形態のハン
ディプリンタのフローチャートを示す。まずS1で、使
用者がハンディプリンタ10をスキャンさせる。次にS
2で、エンコーダ26で走査ローラ20の回転を検出で
きるか判断する。走査ローラ20の回転が検出できた場
合は、S3でエンコーダ26の検出速度に応じて記録ヘ
ッド40を駆動し記録紙上に記録を行う。そしてS4で
記録データが終了するのを確認するまで、この動作を繰
り返す。記録データが終了したら、記録を終了する。
【0022】走査ローラ20の回転を検出できない場合
は、S5で所定時間t経過するまでエンコーダ26で検
出を行う。所定時間t経過しても検出できない場合は、
エラーと判断し記録を中止する。
【0023】尚、本実施形態においては制動装置として
バネクラッチを例に挙げて説明したが、ボールまたはコ
ロとポケット方式を用いても良い。
【0024】以上説明した構成によれば、プリンタ本体
を記録ヘッドの記録可能速度よりも大きい速度でスキャ
ンされても、画像が乱れないハンディプリンタを提供す
ることができる。
【0025】<第2の実施の形態>図7、図8を用いて
本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形
態は走査ローラの制動装置としてバネクラッチを使用し
たが、第2の実施の形態では遠心クラッチを用いてい
る。
【0026】図7は本発明の第2の実施の形態の走査ロ
ーラの構造を説明する図である。図7において、回転軸
150はプリンタ本体に固定されている。走査ローラ1
20は回転軸150に対してネジ160により回転自在
に固定されている。131は遠心クラッチの内輪部であ
る。走査ローラ120、ギア部122、遠心クラッチ1
31は一体構造になっている。また、回転軸150には
遠心クラッチの外輪部151が設けられている。遠心ク
ラッチの内輪部131、外輪部151には、それぞれ内
輪傾斜部132、外輪傾斜部152が設けられている。
内輪傾斜部132と外輪傾斜部152とで形成される隙
間190は、ラジアル方向に対して外側(図中右側)に
行くに従って狭くなるように構成されている。隙間19
0にはクラッチボール180が保持されている。また、
クラッチボール180は板バネ181によりラジアル方
向に対して内側(図中左側)に付勢されている。
【0027】図8は、図7に示したB−Bで切断した時
の断面図である。クラッチボール180は保持部191
内で自由に回転でき、ラジアル方向に対して移動可能に
構成されている。図8において、クラッチボール180
および保持部191は4ヶ所で構成しているが、3ヶ所
以上あればその数は問わない。
【0028】走査ローラ120が回転すると、保持部1
91に保持されているクラッチボール180はネジ16
0の周りを回転(公転)する。クラッチボール180が
公転すると、クラッチボール180には遠心力が働き、
ラジアル方向外側に移動しようとする。すなわち隙間1
90の狭い方向へ移動しようとするが、板バネ181に
より押し返される。走査ローラ120の回転が速くな
り、クラッチボール180に働く遠心力が板バネ181
のバネ圧よりも大きくなると、クラッチボール180が
内輪傾斜部132と外輪傾斜部182とに挟まれた状態
になり、内輪部131と外輪部181とがロックした状
態になる。それにより、走査ローラ120と回転軸15
0とがロックした状態になり、走査ローラ120は停止
する。
【0029】走査ローラ120が、記録ヘッド40の記
録可能速度に対応する速度を超えて回転したときには、
走査ローラ120がロックするように板バネ181のバ
ネ圧や傾斜部の隙間は設定されている。
【0030】使用者が所定以上の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ120はロック
して回転せず、記録紙上を滑ってしまう。するとエンコ
ーダ26で検出できないため、記録ヘッド40よりイン
クは吐出されず、記録は行なわれない。
【0031】使用者が所定以下の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ120は記録紙
上を滑ることなく回転し、記録ヘッド40より正常に記
録が行なわれる。
【0032】以上説明した構成によれば、走査ローラの
制動装置として遠心クラッチを使用し、板バネのバネ圧
や傾斜部の隙間を調整したため、プリンタ本体を記録ヘ
ッドの記録可能速度よりも大きい速度でスキャンされて
も、画像が乱れないハンディプリンタを提供することが
できる。
【0033】<第3の実施の形態>図9、図10を用い
て本発明の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の
形態は走査ローラの制動装置として流体の粘性抵抗を利
用した回転ダンパを用いている。
【0034】図9は本発明の第3の実施の形態の走査ロ
ーラの構造を説明する図である。図9において、走査ロ
ーラ220とギア部222は一体に構成されている。回
転軸250にはフランジ部251が設けられている。走
査ローラ220の凹部と、回転軸250のフランジ部2
51と、で形成される作動室280には作動流体として
空気が封入されている。回転軸250とギア部222と
の摺動部290は、回転可能にほぼ密閉されている。ま
た、摺動部290に別途Oリング等のシール材を設けて
も良い。
【0035】走査ローラ220が回転すると、作動室2
80の中でフランジ部251が回転する。このとき、作
動室280に封入された空気の粘性抵抗により回転軸2
50と走査ローラ220との間で制動トルクTが発生す
る。
【0036】図10に、走査ローラ220の回転速度v
と制動トルクTとの関係を示す。流体の粘性抵抗は速度
に比例するため、走査ローラ220の速度が大きくなる
ほど粘性抵抗が大きくなり制動トルクTも大きくなる。
この制動トルクTにより走査ローラ220の回転速度を
規制することができる。
【0037】走査ローラ220が、記録ヘッド40の記
録可能速度に対応する速度を超えて回転しないように、
作動流体の粘性抵抗は設定されている。
【0038】使用者が所定以上の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ220は制動ト
ルクTにより回転せず、記録紙上を滑ってしまう。する
とエンコーダ26で検出できないため、記録ヘッド40
よりインクは吐出されず、記録は行なわれない。
【0039】使用者が所定以下の速度でハンディプリン
タ10をスキャンさせると、走査ローラ220は記録紙
上を滑ることなく回転し、記録ヘッド40より正常に記
録が行なわれる。
【0040】以上説明した構成によれば、走査ローラの
制動装置として流体の粘性抵抗を利用した回転ダンパを
使用し、流体の粘性抵抗を調整したため、プリンタ本体
を記録ヘッドの記録可能速度よりも大きい速度でスキャ
ンさせても、画像が乱れないハンディプリンタを提供す
ることができる。
【0041】<その他>なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が
達成できるからである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インクまたは処
理液)が保持されているシートや液路に対応して配置さ
れている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸
騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆
動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネ
ルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生
じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液
体(インクまたは処理液)内の気泡を形成できるので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体(インクまたは処理液)を吐出させて、少なく
とも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状と
すると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特
に応答性に優れた液体(インクまたは処理液)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書、同第43
45262号明細書に記載されているようなものが適し
ている。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明
の米国特許第4313124号明細書に記載されている
条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができ
る。
【0043】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、同第44596
00号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するス
リットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特
開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧力液を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59−138461号公報に基いた構成としても本発
明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態が
どのようなものであっても、本発明によれば記録を確実
に効率よく行うことができるようになるからである。
【0044】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0045】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あ
るいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加
熱素子あるいはこれらの組合せを用いて加熱を行う予備
加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出手段を挙げ
ることができる。
【0046】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものがあっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明には極めて有効である。
【0047】さらに加えて、以上説明した本発明実施の
形態においては、インクを液体として説明しているが、
室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化
もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付
与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合
も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0048】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、上記の
ように構成された本発明によれば、プリンタ本体を記録
ヘッドの記録可能速度よりも大きい速度でスキャンされ
ても、画像が乱れないハンディプリンタを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタ
の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタ
の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタ
の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタ
のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の走査ローラの構造
を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のハンディプリンタ
のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態の走査ローラの構造
を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の走査ローラの構造
を説明する断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の走査ローラの構造
を説明する図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の走査ローラの回
転速度と制動トルクとの関係を説明する図である。
【図11】従来例のハンディプリンタの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 ハンディプリンタ 20 走査ローラ 21 補助コロ 22 ギア部 23 中間ギア 24 エンコーダギア 25 スリット板 26 エンコーダ 30 電気基板 31 記録紙位置検出回路 32 ヘッド駆動回路 33 プリンタ制御部 35 ケーブル 40 記録ヘッド 41 ヘッド固定部 42 固定レバー 50 回転軸 60 ネジ 70 クラッチバネ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体を手動により記録紙上で移
    動させ記録手段により画像を記録するハンディプリンタ
    であって、 前記プリンタ本体の移動速度が所定値を超えたときは、
    記録を行わないことを特徴とするハンディプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記移動速度を検出する検出手段を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載のハンディプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 プリンタ本体を手動により記録紙上で移
    動させ記録手段により画像を記録するハンディプリンタ
    であって、 前記プリンタ本体の移動速度が所定値を超えないように
    することを特徴とするハンディプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記移動速度が前記所定値を超えないよ
    うにする制動装置を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載のハンディプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記制動装置は、バネクラッチであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のハンディプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記制動装置は、遠心クラッチであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のハンディプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記制動装置は、流体の粘性抵抗を利用
    した回転ダンパであることを特徴とする請求項4に記載
    のハンディプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記所定値は、前記記録手段の記録可能
    速度より算出されたことを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載のハンディプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記記録手段が、インクを吐出して画像
    を記録するインクジェット記録ヘッドを備えることを特
    徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のハン
    ディプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記インクジェット記録ヘッドが、熱
    エネルギによって形成されるインク液滴により前記画像
    を記録することを特徴とする請求項9に記載のハンディ
    プリンタ。
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