JP2001225504A - レーザー印字方法 - Google Patents

レーザー印字方法

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JP2001225504A
JP2001225504A JP2000039440A JP2000039440A JP2001225504A JP 2001225504 A JP2001225504 A JP 2001225504A JP 2000039440 A JP2000039440 A JP 2000039440A JP 2000039440 A JP2000039440 A JP 2000039440A JP 2001225504 A JP2001225504 A JP 2001225504A
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laser printing
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JP2000039440A
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English (en)
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Masashi Otani
昌司 大谷
Toshimitsu Kai
俊光 甲斐
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Kao Corp
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Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被印字体の損傷を防止でき、かつ、視認性の
よいレーザー印字方法を提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルム製詰替用袋にレー
ザー光を照射して、そのプラスチックフィルム製詰替用
袋の表面に印字する。このとき、上記レーザー印字を直
線2,4,6,8と曲線3,5,7とから構成し、その曲線
3,5,7の曲率半径を0.1mm以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光を被印
字体に照射することにより被印字体に印字するレーザー
印字方法に関する。さらに詳しくは、洗剤等の粉末また
は液体を充填する容器への製造番号等のレーザー印字方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字方法としては、被印字体にレ
ーザー光を照射して、被印字体の表面に印字を刻むもの
がある。このレーザー印字は、例えば図1(a)に示すよ
うに、直線102,104,106,108と、鋭角を有
する角103,105,107とから構成する。このよう
に、上記レーザー印字を直線主体の形状にする理由は、
曲線を印字する場合、極めて短い複数の直線を連続させ
て曲線を描くために、印字する時間が長くなり、高速印
字を実現できないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、直線部に比
べて角部,始点および終点において、ビーム掃引速度を
小さくしなければ印字が歪んだり、印字ができなかった
りする。また、上記直線102,104,106,108
を刻む箇所より角103,105,107,始点101,終
点109を刻む箇所の方が、照射される時間が長くレー
ザー光のエネルギーが大幅に大きくなるために、角10
3,105,107,始点101,終点109が刻まれた箇
所の深さが深くなってしまう。したがって、上記被印字
体が容器である場合、その容器に穴が空いてしまった
り、機械的衝撃等が加わった時に裂傷が発生したりする
(以後、「穴あき等が起こる」という)ことで、そこから
容器の内容物が漏れ出すという問題がある。この問題は
薄肉容器で起きやすい。
【0004】また、このような問題を解決するために、
上記角103,105,107,始点101,終点109が
刻まれた箇所の深さが深くならないように、照射するレ
ーザー光の出力を小さくすると、直線102,104,1
06,108の印字が不充分になって、視認性が低下し
てしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、被印字体の損傷
を防止でき、かつ、視認性のよいレーザー印字方法を提
供することにある。本発明で用いられるレーザーとは、
炭酸ガスレーザー,YAGレーザー及びこれらに類する
レーザーである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明のレーザー印字方法は、被印字体に
レーザー光を照射して、被印字体に印字するレーザー印
字方法であって、レーザーによる印字の字体を直線と曲
線とから構成し、曲線の曲率半径を0.1mm以上に設
定することを特徴とする。曲率半径とは、印字の曲線部
に対する接触円(曲線上の3点を通る円の極限)の半径で
ある。
【0007】上記請求項1の発明のレーザー印字方法に
よれば、上記被印字体に印字する場合、レーザー印字を
直線と曲線とから構成し、印字の大きさによらずその曲
線の曲率半径を0.1mm以上に設定することによっ
て、レーザー光が過度に照射される箇所が減少するの
で、レーザー光が照射される箇所に穴あき等が起こりに
くい。したがって、上記被印字体の内容物が外部に流出
するのを防止することができる。
【0008】また、もし、上記曲線の曲率半径を0.1
mm未満に設定すると、その曲線を刻む箇所にレーザー
光が過剰に照射されて、その箇所に穴あき等が起こり、
穴から被印字体の内容物が流出してしまうことが起きや
すい。
【0009】また、上記被印字体においてレーザー光が
過剰に照射される箇所が少なくなるので、レーザー光の
出力を小さくする必要がなくなる。したがって、上記印
字が不充分にならず、視認性がよい。
【0010】また、請求項2のレーザー印字方法は、請
求項1のレーザー印字方法において、被印字体が容器で
あることを特徴とする。この容器としては、ブローボト
ル、インジェクションブローボトル、プラスチックフィ
ルム製詰替用袋(スタンディングパウチ)等が挙げられ
る。
【0011】上記請求項2のレーザ印字フォントの印字
方法によれば、上記容器を被印字体として用いても、レ
ーザー光の照射により損傷が生じにくいので好ましい。
【0012】また、請求項3のレーザー印字方法は、請
求項1のレーザー印字方法において、被印字体が薄肉容
器であることを特徴とする。薄肉容器とは、容器の肉厚
が0.5mm以下の容器であり、例えばプラスチックフ
ィルム製詰替用袋(スタンディングパウチ)や薄肉ブロー
ボトルが挙げられる。肉厚0.05〜0.2mmの薄肉容
器は本発明の効果を十分に発揮でき好ましい。
【0013】上記請求項3のレーザ印字フォントの印字
方法によれば、上記薄肉包装物を被印字体として用いて
も、レーザ光の照射により損傷が生じにくいので好まし
い。
【0014】また、請求項4の発明のレーザー印字方法
は、請求項1乃至3のいずれか1つのレーザー印字方法
において、レーザー光を一度照射した箇所に再び照射し
ないことを特徴とする。
【0015】上記請求項4の発明のレーザー印字方法に
よれば、上記レーザー光が一度照射された箇所に再び上
記レーザー光を照射しないので、レーザー光が一度照射
された箇所の深さがさらに深くならない。したがって、
上記被印字体に穴あき等が起こらず、被印字体の内容物
の流出をより確実に防止することができる。
【0016】また、上記レーザー光が過度に照射される
箇所がより減少するので、レーザー光の出力を低くする
必要がなくなる。したがって、上記レーザー印字が不充
分にならず、視認性をより向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザー印字方法
を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】図1(a)は従来のレーザー印字方法により
印字されたレーザー印字を示す図であり、図1(b)は本
発明の実施の一形態のレーザー印字方法により印字され
たレーザー印字を示す図である。
【0019】本発明のレーザー印字方法は次のようにし
て行われる。
【0020】図2に示すように、例えば、L−LDPE
(直鎖状低密度ポリエチレン)の内層23と、その内層2
3を被覆する例えばONy(ポリアミド系フィルム)の外
層22とを有する薄肉容器としてのプラスチックフィル
ム製詰替用袋21(肉厚0.15mm)の表面に印字をす
る。具体的には、上記プラスチックフィルム製詰替用袋
21に対して集光レンズ24を介した炭酸ガスレーザー
のレーザー光を照射することによって、そのプラスチッ
クフィルム製詰替用袋21の表面に印字している。そし
て、上記プラスチックフィルム製詰替用袋21では、レ
ーザー光が照射された箇所において光吸収・局所加熱が
生じて外層22および内層23の一部が二点鎖線で示す
形状に変形する。上記レーザーによる印字の字体は、例
えば図1(b)に示すように、直線2,4,6,8と曲線3,
5,7とから構成し、その曲線3,5,7の曲率半径を0.
1mm以上に設定する。なお、上記直線2の一端が始点
1であり、直線8の一端が終点9である。
【0021】図3は図1(a),(b)のレーザー印字の印
字最大深さを夫々測定した結果を示している。ここで印
字最大深さとは、レーザー光により変形した箇所の最大
深さをいう。また、図3では、形状測定位置が始点
1,101、形状測定位置が直線2,102、形状測定
位置が曲線3,角103、形状測定位置が直線4,1
04、形状測定位置が曲線5,角105、形状測定位
置が直線6,106、形状測定位置が曲線7,角10
7、形状測定位置が直線8,108、形状測定位置
が終点9,109における所望の測定位置に夫々対応し
ている。
【0022】図3から明らかなように、図1(a)の従来
のレーザー印字と比べて、図1(b)に示す本発明のレー
ザー印字は印字最大深さが浅くなっていることがわか
る。このように、上記直線2,4,6,8と曲線3,5,7
とで構成され、この曲線3,5,7の曲率半径を0.1m
m以上に設定されたレーザー印字を印字することによっ
て、印字最大深さが深くならない。つまり、上記プラス
チックフィルム製詰替用袋21において、レーザー光が
過度に照射される箇所がなくなっている。したがって、
上記プラスチックフィルム製詰替用袋21に穴あき等が
起こらず、プラスチックフィルム製詰替用袋21の内容
物が外部に流出するのを防止できる。
【0023】また、上記プラスチックフィルム製詰替用
袋21の表面において、レーザー光が一度照射された箇
所に再び照射しないように設定することによって、印字
最大深さのばらつきを少なく、かつ、レーザー光が過剰
に照射される箇所がより確実になくせるので、穴あき等
が起こらないようにレーザー光の出力を小さくする必要
がなくなる。その結果、上記レーザー印字の印字が不充
分にならず、視認性をより確実に向上させることができ
る。
【0024】また、もし、上記曲線3,5,7の曲率半径
を0.1mm未満にすると、曲線3,5,7を刻む箇所に
レーザー光が過剰に照射されて、その箇所に穴あき等起
こり、その穴からプラスチックフィルム製詰替用袋21
の内容物が外部に漏れ出してしまう。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のレーザー印字は、被印字体にレーザー印字を印字す
る場合、レーザー印字を直線と曲線とから構成し、その
曲線の曲率半径を0.1mm以上に設定するので、レー
ザー光が過度に照射される箇所が少なくなって、被印字
体に穴が空かず、その穴から被印字体の内容物が外部に
流出するのを防止することができる。
【0026】また、上記被印字体においてレーザー光が
過剰に照射される箇所が少なくなるので、レーザー光の
出力を小さくする必要がなくなって、レーザー印字の印
字が不充分にならず、視認性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は従来のレーザー印字方法により印
字されたレーザー印字を示す図であり、図1(b)は本発
明の実施の一形態のレーザー印字方法により印字された
レーザー印字を示す図である。
【図2】 図2は上記レーザー印字を印字する方法を説
明するための図である。
【図3】 図3は図1(a),(b)のレーザー印字の印字
最大深さを示す図である。
【符号の説明】
2,4,6,8 直線 3,5,7 曲線 21 プラスチックフィルム製詰替用袋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印字体にレーザー光を照射して、被印
    字体に印字するレーザー印字方法であって、 レーザーによる印字の字体を直線と曲線とから構成し、
    曲線の曲率半径を0.1mm以上に設定するレーザー印
    字方法。
  2. 【請求項2】 被印字体が容器である請求項1のレーザ
    ー印字方法。
  3. 【請求項3】 被印字体が薄肉容器である請求項1のレ
    ーザー印字方法。
  4. 【請求項4】 レーザー光を一度照射した箇所に再び照
    射しない請求項1乃至3のいずれか1つのレーザー印字
    方法。
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