JP2001225360A - ディスク基板の成形装置及び成形方法 - Google Patents

ディスク基板の成形装置及び成形方法

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JP2001225360A
JP2001225360A JP2000041331A JP2000041331A JP2001225360A JP 2001225360 A JP2001225360 A JP 2001225360A JP 2000041331 A JP2000041331 A JP 2000041331A JP 2000041331 A JP2000041331 A JP 2000041331A JP 2001225360 A JP2001225360 A JP 2001225360A
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molding
cavity
disk substrate
mold
outer peripheral
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Osamu Matsuura
修 松浦
Kazuhiro Miura
一浩 三浦
Shinsuke Kishi
信介 岸
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Sony Disc Technology Inc
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    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの複屈折を改善し、生産性の向上
を図るディスク基板の成形装置及び成形方法を提供す
る。 【解決手段】 成形用金型43の固定側金型41と可動
用金型42により構成される成形用キャビティ44の外
周部を形成するキャビティリング56を溶融された合成
樹脂材料の射出圧力により変位するように構成して成形
用キャビティ44の外周部における射出圧力を緩和させ
てディスク基板2を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスクの如く情報信号の記録媒体となるディスクを
構成する合成樹脂材料からなるディスク基板を成形する
ディスク基板の成形装置および成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクのディスク基板は、光透過性
を有するポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料により
成形されている。この種の光ディスクには、予め記録さ
れた情報信号の再生のみを行う再生専用型の光ディスク
と、一旦記録された情報信号の書き換えを可能とする書
き換え可能型の光磁気ディスク等が知られている。そし
て、再生専用の光ディスクは、所定の楽音信号等の情報
信号に対応する凹凸パターンである、いわゆるピットが
形成されたディスク基板の一方の主面側にアルミニュウ
ム等を蒸着して形成した反射膜を設けて構成されてい
る。また、情報信号の書き換えを可能とする光磁気ディ
スクは、所望の情報信号が記録される記録トラックを構
成するプリグルーブが形成されたディスク基板の一方の
主面に磁性膜を有する信号記録層を形成して構成されて
いる。
【0003】このように構成される光ディスクは図8に
符号1として示すように、光透過性を有するポリカーボ
ネート樹脂等の合成樹脂材料を成形して形成したディス
ク基板2を有し、このディスク基板2の一方の主面側に
垂直磁化膜等を被着して信号記録層が形成されている。
そして、光ディスク1に対する情報信号の記録は、光デ
ィスク1を所定の回転速度で回転駆動させた状態で信号
記録層が形成された信号記録部に設けられた記録トラッ
クに光ピックアップから出射される光ビームを照射する
とともに外部磁界発生装置から記録するべき情報信号に
応じて磁界変調された外部磁界を印加することによって
行われる。
【0004】この光ディスク1は、微細な記録トラック
が高密度に形成されているので、この光ディスク1を回
転操作するディスク記録及び/又は再生装置内に配設さ
れるディスク回転駆動機構のディスクテーブル上に正確
に位置決めされて装着されるとともに、ディスクテーブ
ルに確実に一体化されて装着され、このディスクテーブ
ルの回転に正確に同期して回転駆動される必要がある。
【0005】そこで、光ディスク1を構成するディスク
基板2の信号記録層が形成される基板本体2aの一方の
主面2bと対向する他方の主面2c側の中心部には、デ
ィスクテーブルへの装着高さ位置を正確に位置出しする
装着基準面3を先端面に形成した突出部4が突設されて
いる。この突出部4は、中心部に、ディスクテーブルの
回転中心に配設され、このディスクテーブル上に装着さ
れる光ディスク1の芯出しを図るセンタリング部材が係
合するセンタリング部材係合孔(以下中心係合孔とい
う)5が形成されてリング状に形成されている。この中
心係合孔5は基板本体2aに形成されるセンター凹部2
dに連通するように形成されている。
【0006】また、ディスク基板2の一方の主面2b側
には、センター凹部2dを閉塞するようにして薄い金属
板6が配設されている。この金属板6は、ディスクテー
ブル側に配設されるマグネットにより吸引され、このデ
ィスクテーブル上に装着される光ディスク1をディスク
テーブルに一体化させるためのものである。
【0007】このように構成された光ディスク1は、中
心係合孔5をセンタリング部材に係合させるとともに、
突出部4の先端面に形成された装着基準面3をディスク
テーブルのディスク支持面に支持させ、さらに金属板6
がマグネットに吸引されてディスクテーブル上に装着さ
れることにより、ディスクテーブルの回転中心に中心を
一致させるとともに装着高さ位置の位置決めが図られて
確実に一体化されてディスクテーブル上に装着される。
【0008】そして、光ディスク1を構成するディスク
基板2は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材を射出
成形用の金型装置により成形して形成される。このディ
スク基板2を成形するディスク成形装置として図8に示
すものがある。このディスク成形装置11は、合成樹脂
材料の射出ユニット12と金型装着部13と型締ユニッ
ト14と制御ユニット15から構成されている。射出ユ
ニット12は、合成樹脂材料を貯蔵し、供給するホッパ
ー(図示せず)と射出シリンダ16を備え、金型装着部
13は、固定プラテン17と可動プラテン18を備え、
また、型締ユニット14は、型締シリンダ19とエジェ
クタシリンダ20とパンチシリンダ21が備えられてい
る。金型装着部13の固定プラテン17には、固定側金
型22が、可動プラテン18には、可動側金型23が装
着されて、この固定側金型22と可動側金型23は互い
に対向して配設されている。この可動側金型23は、型
締ユニット14の型締シリンダ19により可動プラテン
18を介して可動されて固定側金型22に対して近接離
間する方向に進退可能となっている。
【0009】このディスク成形装置11の固定側金型2
2と可動側金型23との間には、図9に示すように、成
形されるディスク基板2に対応する成形用キャビティ2
4が区画構成される。そして、固定側金型22側には、
成形用キャビティ24の中心に位置して、射出ユニット
12側から射出シリンダ16により供給される溶融され
たポリカーボネート樹脂の如き合成樹脂材料を成形用キ
ャビティ24内に流入させるスプルーブッシュ25が配
設されている。このスプルーブッシュ25には樹脂射出
口26が穿設され、射出ユニット12側から供給される
溶融された合成樹脂材料は、樹脂射出口26を介して成
形用キャビティ24内に射出されて充填される。
【0010】また、固定側金型22の成形用キャビティ
24を区画構成する成形面22a側には、光ディスク1
に記録される情報信号に対応する微少な凹凸パターンで
ある、いわゆるピット、あるいは光ディスク1の信号記
録部に形成される記録トラックを構成するプリグルーブ
を成形するスタンパ27が装着されている。このスタン
パ27は、固定側金型22の成形面22aの中心部に設
けたリング状嵌合凸部28に中心孔27aを嵌合させ、
外周縁側27bを外周側スタンパ押え29より支持され
て固定側金型22の成形面22a側に装着されている。
【0011】一方、可動側金型23の成形用キャビティ
24を区画構成する成形面23aは、光ビームの入射面
側となり高精度に平滑な面となされるディスク基板2の
他方の主面2cの成形を可能となすように、高精度に平
滑な面となされたミラー面となされている。
【0012】そして、この可動側金型23の成形面23
aの中心部には、ディスク基板2の他方の主面2c側の
中心部に突出形成される装着基準面7を先端面に有する
突出部8を成形する突出部成形用凹部30を構成する肉
厚筒状の入れ子31が配設されて型締ユニット14のエ
ジェクタシリンダ20と連結されている。このエジェク
タ用入れ子31の内周側には、ディスク基板2に設けら
れる突出部8の中心に形成される中心係合孔6を打ち抜
き形成する筒状の打ち抜きパンチ32が挿通して配設さ
れている。この打ち抜きパンチ32は、パンチシリンダ
21の動作により入れ子31の内周側に進退可能となさ
れており、この打ち抜きパンチ32の内周側には、前述
したエジェクタ用入れ子31と一体的に動作するエジェ
クタ用の中心入れ子33が配されている。
【0013】以上のように構成されるディスク成形装置
11によりディスク基板2を成形するには、可動側金型
23を型締シリンダ19により固定側金型22側に近接
させた型締め状態とする。この型締め状態において、ス
プルーブッシュ25の樹脂射出口26を介して成形用キ
ャビティ24内に射出ユニット12側から射出シリンダ
16により供給される溶融されたポリカーボネート樹脂
の如き合成樹脂材料を射出充填する。この射出された合
成樹脂材料は、一定時間スプルーブッシュ25内のスプ
ルSと成形用キャビティ24内のディスク基板本体2a
が一体となった状態を維持する。この状態では打ち抜き
パンチ32は、ディスク本体2の装着基準面7の中心係
合孔6を形成する位置にある。
【0014】この後、打ち抜きパンチ32をパンチシリ
ンダ21により前進させてその先端部分によりディスク
基板2のゲート部分をカットするこのゲート部分をカッ
トすることにより、ディスク基板2とスプルSは成形用
キャビティ24内において切離される。この際に形成さ
れるゲート部分のカット部分が中心係合孔6となる。
【0015】次いで、可動側金型23を固定側金型22
側へ移動させ、成形用キャビティ24内に充填された合
成樹脂材料を圧縮する型締めを行うとともに冷却を行う
ことにより、成形用キャビティ24に対応するディスク
基板2の成形が行われる。
【0016】その後、可動側金型23を固定側金型22
から離間する方向に移動させる型開きを行うとともにエ
ジェクタ用の入れ子31、中心入れ子33をエジェクタ
シリンダ20により前進させてディスク基板2を可動側
金型23から離型させ、所定の取出し機構を用いてディ
スク成形装置11の外方への取り出しを行うことによっ
てスタンパ27により情報信号に対応するピット、ある
いは記録トラックを構成するプリグルーブが成形された
ディスク基板2の成形が行われる。
【0017】このように成形されるディスク基板2は射
出成形する上で、スタンパの信号の転写性が良いこと、
すなわち、スタンパの中心側から最外周に至る全域にお
いて信号が均一に転写されること。射出成形されたディ
スクの信号読取り用の入射光と反射光との位相のずれ具
合、すなわち、主としてディスクの内部歪が原因する複
屈折が極力小さいこと等が重要である。この複屈折が大
きい場合は、ディスクの信号を読取ることができなくな
り、特に、ドローディスクの如く信号の書込み及び読取
りの両方を行う光ディスクでは先に書込んだ信号を後で
読取ることができなくなるので非常に重大である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように光ディスク
は複屈折を極力小さくする必要があるが、この複屈折、
特にディスク外周の複屈折を低減させるためには、従
来、ディスク基板の成形において、合成樹脂材の成形型
キャビティ内への射出充填終了前に射出速度を遅くしキ
ャビティ末端に圧力が掛からないようにしていたが、こ
のような方法では、限界があり、所定の複屈折が得られ
ないばかりでなく、ショートショットやショット間のば
らつきの増大を招く結果となっていた。
【0019】また、記録時間が長く、信号領域が外周に
及ぶディスクでは、トラックピッチを狭くして信号エリ
アを狭くするか、成形装置及び成形金型を限定し、特定
の装置で生産をするなどの工夫をしていたが、生産性が
著しく低下する原因にもなっていた。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、光ディスクの複屈折の増大を防止し、生産性の向上
を図るディスク基板の成形装置及び成形方法を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディスク基板の成形装置は、成形用金型の固
定側金型のキャビティ部材と可動側金型のコア部材及び
キャビティ部材乃至コア部材表面の何れか一方若しくは
両方に取り付けられたピット又はグルーブが形成されて
なるスタンパとの間で構成される成形用キャビティ内
に、固定側金型のキャビティ部材の中心に配設されたス
プルーブッシュを通り溶融された合成樹脂材料が射出充
填されることにより、スタンパのピット又はグルーブが
転写されるディスク基板本体が成形されるとともに、固
定側金型若しくは可動側金型に配設された穿孔手段によ
り中心部に中心孔が穿設されてなるディスク基板を成形
するディスク基板の成形装置であって、成形用キャビテ
ィの外周部に合成樹脂材料の射出圧力の緩和機構を有す
る成形用金型を備えて構成したものである。
【0022】また、本発明のディスク基板の成形装置
は、上記構成において、緩和機構は成形用キャビティの
外周部を形成するキャビティリングに射出圧力により変
形される変形部を形成して構成できるものである。
【0023】また、本発明のディスク基板の成形装置
は、上記構成において、緩和機構は成形用キャビティの
外周部を形成するキャビティリングに射出圧力により弾
性変形される弾性機構を設けて構成できるものである。
【0024】また、本発明のディスク基板の成形装置
は、上記構成において、緩和機構は成形用キャビティの
読み取り側ミラー成形面側の外周部に射出圧力により変
形される変形部を形成して構成できるものである。
【0025】また、本発明のディスク基板の成形方法
は、成形用金型の固定側金型のキャビティ部材と可動側
金型のキャビティ部材と可動側金型のコア部材及びキャ
ビティ部材乃至コア部材表面の何れか一方若しくは両方
に取り付けられたピット又はグルーブが形成されてなる
スタンパとの間で構成される成形用キャビティ内に、固
定側金型のキャビティ部材の中心に配設されたスプルー
ブッシュを通して溶融された合成樹脂材料を射出充填す
ることにより、スタンパのピット又はグルーブが転写さ
れるディスク基板本体を成形するとともに固定側金型若
しくは可動側金型に配設された穿孔手段により中心部に
中心孔を穿設してディスク基板を成形するディスク基板
の成形方法であって、成形用キャビティ内へ射出充填さ
れる合成樹脂材の成形用キャビティの外周部における射
出圧力を緩和させることによりディスク基板を成形する
ものである。
【0026】以上のように本発明によるディスク基板の
成形装置は、成形用キャビティの外周部に合成樹脂材料
の射出圧力の緩和機構を有する成形用金型を備えて構成
したことにより、成形されるディスク基板の外周部での
合成樹脂材料の射出圧力が緩和されて、ディスク基板の
最外周での残留応力が低減されて複屈折が改善される。
【0027】また、本発明によるディスク基板の成形方
法によれば、成形用キャビティ内へ射出充填される合成
樹脂材の成形用キャビティ外周部における射出圧力を緩
和させてディスク基板を成形するようにしたことによ
り、最外周での残留応力が低減されて複屈折が改善され
た光ディスクのディスク基板が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1〜図6を参照して説明する。
【0029】この実施の形態例は、本発明に係るディス
ク基板の成形装置を、ディスクとして情報信号の記録媒
体となる光ディスク、光磁気ディスク等のディスク基板
を成形する装置として構成したものである。なお、この
実施の形態例におけるディスク基板は、前述した図7に
示す光ディスク1のディスク基板2と同様に構成される
ので同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】この実施の形態例の図1及び図2に示す第
1の実施の形態例のディスク基板の成形装置は、図1に
示すように相対向して配置される固定側金型のキャビテ
ィ部材(以下、固定側金型という)41と可動側金型の
コア部材(以下、可動側金型という)42からなる成形
用金型43を備えて構成されている。この成形用金型4
3を構成する固定側金型41と可動側金型42との間に
は、相対向して締め付けられることにより、成形される
ディスク基板2に対応する成形用キャビティ44が区画
構成される。
【0031】固定側金型41は、固定取付け基台45に
図示しない取付け手段を介して取付けられ、また、固定
側金型41に対して近接離間する方向に移動操作される
可動側金型42は、油圧駆動機構等の駆動手段により駆
動される可動取付け基台46に図示しない取付け手段を
介して取付けられている。
【0032】そして、固定側金型41側には、成形用キ
ャビティ44の中心に位置して、射出ユニット側から供
給される溶融されたポリカーボネート樹脂の如き合成樹
脂材料を成形用キャビティ44内に射出充填させる樹脂
射出口47を穿設したスプルーブッシュ48が配設さ
れ、合成樹脂材料は、樹脂射出口47を通して成形用キ
ャビティ44内に射出される。
【0033】また、固定側金型41の成形用キャビティ
44を構成する成形面41a側には、光ディスク1に記
録される情報信号に対応する凹凸パターンであるいわゆ
るピット、あるいは光ディスク1の記録トラックを構成
するプリグルーブを成形するスタンパ50が装着され
る。このスタンパ50は、中心部に中心孔50aを有す
る円盤状に形成されている。
【0034】そして、固定側金型41の中心部に配設さ
れるスプルーブッシュ48の内端側には、スタンパ50
を位置決め支持するスタンパホルダ51が形成されてい
る。このスタンパホルダ51は、成形用キャビティ44
側に突出する先端側に、スタンパ50の中心孔50aが
嵌合する。このスタンパホルダ51は、スタンパ50の
中心孔50aが略密嵌し得るようにこの中心孔50aと
略同径の外径を有して円筒状に形成されている。すなわ
ち、スタンパホルダ51の外周面は、固定側金型41側
に装着されるスタンパ50の装着位置を位置決めする装
着位置規制面となる。従って、スタンパ50はスタンパ
ホルダ51に中心孔50aを嵌合させることにより、固
定側金型41に対し芯出しが図られて装着可能となる。
【0035】また、スタンパ50は、外周縁側を固定側
金型41の外周側に嵌合配設される外周側スタンパ押え
52によって支持されることにより、固定側金型41の
成形面41aに密着支持される。
【0036】一方、可動側金型42の成形用キャビティ
44を区画構成するミラー成形面42a側の中心部に
は、固定側金型41に配設されたスタンパホルダ51の
先端側内周面と共働してディスク基板2の中心部に抜き
穴として形成されるセンタリング部材係合孔5を打ち抜
き形成する打ち抜きパンチ機構の打ち抜きパンチ53が
配設されている。この打ち抜きパンチ53は、この打ち
抜きパンチ53の外周に位置して可動側金型42の中心
部に配設したスリーブ54内を進退する。なお、スリー
ブ54は、可動側金型42に進退可能に支持され、成形
されたディスク基板2を可動側金型42から突き出し操
作する機能を備えている。また、打ち抜きパンチ53の
中心軸方向に軸杆状の突き出し部材55が挿通されてス
リーブ54と一体的に進退動作される。
【0037】そして、可動側金型42の外周側には、成
形用キャビティ44の外周側を区画するとともに、成形
されるディスク基板2の本体2aの外周側周面2dを成
形するリング状をなすキャビティリング56が配設され
ている。このキャビティリング56は、可動側金型42
の外周側に形成された段部42bと、この段部42bを
外周側を囲むように可動側金型42の外周側に対応して
固定側金型41に配設された外周側スタンパ押え52と
によって形成されたキャビティリング収納部57内に成
形用キャビティ44の直径方向の内外方向に移動可能に
配設されている。
【0038】このキャビティリング56の移動範囲は、
この外周面と外周側スタンパ押え52の内周面との間の
クリアランスaによって設定され、キャビティリング5
6はクリアランスa以上には広がらないようになってお
り、ディスク基板2の成形条件に合わせてクリアランス
aを変更し、成形されるディスク基板2の外周部に発生
するバリと複屈折をコントロールする。
【0039】以上のように構成される成型用金型43を
用いてディスク基板2を成形するには、可動側金型42
を固定側金型41側に近接させて型締め状態となす。こ
の型締め状態となすとき、キャビティリング56をキャ
ビティリング収納部57内において両金型41,42間
の成形用キャビティ44側に位置させておく。
【0040】そして、この成型用金型43の型締め状態
において、スプルーブッシュ48の樹脂射出口47を介
して成形用キャビティ44内に、射出成形機から供給さ
れる溶融されたポリカーボネート樹脂の如き合成樹脂材
料を射出して充填する。この成形用キャビティ44内に
合成樹脂材料の充填が行われると、この充填された合成
樹脂材料の射出圧力により、キャビティリング56が図
2に示すように、前述したキャビティリング収納部57
内において外方へ移動するように広げられ、また、この
キャビティリング56の内周面と可動側金型43の段部
43bの外周面との間に生じるクリアランスa内に成形
用キャビティ44内の合成樹脂材料の一部が侵入してバ
リ又はフラッシュとしてはみ出すことになり、この充填
された合成樹脂材料の外周側の圧力が低減される。
【0041】また、成形用キャビティ44内に合成樹脂
材料の充填を行ったところで打ち抜きパンチ53を可動
させて成形されるディスク基板2の中心にセンタリング
部材係合孔5を穿設する。
【0042】以上のように成形キャビティ44内に合成
樹脂材料を充填した後、再び可動側金型42を固定側金
型41側へ移動させ、成形キャビティ44内に充填され
た合成樹脂材料を圧縮する型締めを行い、成形されるデ
ィスク基板2にヒケ等の発生することを防止する。
【0043】その後、成形用金型43を冷却して成形さ
れるディスク基板2を硬化させた後、可動側金型42を
固定側金型41から離間させる型開きを行うことによっ
てディスク基板2の成形が完了する。なお、型開きを行
ったとき、スリーブ54及び突き出し部材55を成形用
キャビティ44内の方向に突き出し操作することによ
り、成形されたディスク基板2は可動側金型42から離
型され、所定の取出し機構により成形用金型43の外部
に取り出される。
【0044】このようにして、成形用金型43からディ
スク基板2を取り出すとき、このディスク基板2の本体
2aの外周にバリ又はフラッシュを有した成形ディスク
基板2を取り出すことになり、この取り出した後、バリ
又はフラッシュを所要の手段をもって除去する。
【0045】以上のようにこの実施の形態例のディスク
基板の成形装置は、成形用金型43の成形用キャビティ
44内の溶融合成樹脂材料の高分子配合及び残留応力を
キャビティ44内での内外周の全域においてほぼ一様に
することができて内部歪を極力少なくし、成形されるデ
ィスク基板2の複屈折値が極めて小さくなり外周部にお
いても変動せず、光学特性が安定したディスク基板2を
成形することができる。
【0046】なお、この実施の形態例のディスク基板の
成形装置においては、成形用金型43のキャビティリン
グ56とキャビティリング収納部57とのクリアランス
aを成形条件に合せて変更することにより、成形される
ディスク基板2の外周部に発生するバリ又はフラッシュ
と複屈折をコントロールすることができる。
【0047】次に、図3を参照して第2の実施の形態例
を説明するに、この実施の形態例は、前述した第1の実
施の形態例のディスク基板の成形装置において、成形用
金型のキャビティリングを外周側スタンパ押えと兼用し
た構成とし、キャビティリングは断面形状を変更するこ
とにより合成樹脂材料の射出圧力により変形するように
構成したものであるため要部のみ図示して説明する。
【0048】すなわち、成形用金型43の可動側金型4
2の外周段部42bにより形成されるキャビティリング
収納部57に外周側スタンパ押えと1部品で形成した変
形可能なキャビティリング61を収納して構成したもの
である。このキャビティリング61は、成形用金型43
の固定側金型41と可動側金型42により形成される成
形用キャビティ44の外周部を成形するとともに固定側
金型41側のスタンパ50の外周側を押える押え部とな
る支持部62を合成樹脂材料の射出圧力により変形可能
に形成し、その外周側に逃げ溝部63を介してキャビテ
ィリング収納部57に嵌合する嵌合部64を形成して構
成されている。
【0049】このように構成されるこの第2の実施の形
態例のディスク基板の成形装置においては、成形用金型
43のキャビティリング61は成形用キャビティ44の
外周部を形成する支持部62が成形用キャビティ44内
に射出充填する合成樹脂材料の射出圧により変形可能に
形成されているため、成形用キャビティ44内を高速で
流れる合成樹脂材料が突き当たり、キャビティ内周部と
比較して射出圧力がたちやすい外周部となる支持部62
が射出圧力により積極的に広げられるように変形されて
射出圧力が緩和される。
【0050】これにより、前述した第1の実施の形態例
と同様に成形されるディスク基板の最外周での残留応力
が低減されて複屈折が改善される。そして、この第2の
実施の形態例の場合は、スタンパ押えとキャビティリン
グが1部品として形成されるので構成が簡単化される。
【0051】また、この第2の実施の形態例において
は、キャビティリング61の断面形状、すなわち、支持
部62の断面形状を変更することにより、この支持部6
2の射出圧力による変形量を調整し、成形されるディス
ク基板の外周部に発生するバリ又はフラッシュと複屈折
をコントロールする。
【0052】また、図4及び図5は、ディスク基板の成
形装置の第3及び第4の実施の形態例を示すもので、図
4に示す第3の実施の形態例は、図3に示す構成におい
て、キャビティリングに弾性体を介装したものである。
【0053】すなわち、図4に示す第3の実施の形態例
のディスク基板の成形装置においては、成形用金型43
のキャビティリング71は、前述した図3に示すキャビ
ティリング61と同様に、成形用金型43の固定側金型
41と可動側金型42により形成される成形用キャビテ
ィ44の外周部を形成するとともに固定側金型41側の
スタンパ50の外周側を押える押え部となる支持部72
を合成樹脂材料の射出圧力により変形可能に形成し、そ
の外周側に逃げ溝部73を介してキャビティリング収納
部59に嵌合する嵌合部74を形成してある。そして、
このキャビティリング71においては逃げ溝部73に耐
熱弾性樹脂材料等により形成される弾性体75を嵌合介
装して構成されている。
【0054】このように構成される第3の実施の形態例
のディスク基板の成形装置におては、成形用金型43の
キャビティリング71は、成形用キャビティ44の外周
部を形成する支持部72が成形用キャビティ44内に射
出充填する合成樹脂材料の射出圧により変形可能に形成
され、また、この支持部72は耐熱弾性樹脂材料等によ
り形成される弾性体75により外周側から支持されるた
め、このキャビティリング71の支持部72は成形用キ
ャビティ44内に射出されてキャビティ内を高速で流れ
る合成樹脂材の射出圧力が加わることにより、押し広げ
られるように変形されて射出圧力が緩和される。
【0055】これにより、前述した実施の形態例と同様
に、成形されるディスク基板の最外周での残留応力が低
減されて複屈折が改善される。
【0056】そして、この第3の実施の形態例において
は、キャビティリング71の断面形状、すなわち、支持
部72の断面形状及び弾性体75の材質・寸法等を変更
することにより、支持部72の射出圧力による変形量を
調整し、成形されるディスク基板の外周部に発生するバ
リ又はフラッシュと複屈折をコントロールすることがで
きる。
【0057】また、図5に示すディスク基板の成形装置
の第4の実施の形態例においては、成形用金型43のキ
ャビティリング81は、成形用金型43の固定側金型4
1と可動側金型42の外周段部42bにより形成される
成形用キャビティ44の外周部のキャビティリング収納
部57に嵌合する嵌合部82を形成し、この嵌合部82
の内周部の成形用キャビティ44側に対応する部分に内
周段部83を形成してこの内周段部83に、耐熱弾性樹
脂等で形成され、成形用キャビティ44の外周側を形成
するとともに固定側金型41のスタンパ50の外周側を
押える押え部となる弾性支持リング84を嵌合して構成
されている。
【0058】このように構成される第4の実施の形態例
のディスク基板の成形装置においては、成形用金型43
のキャビティリング81は、成形用キャビティ44の外
周部を形成する弾性支持リング84が成形用キャビティ
44内に射出充填する合成樹脂材料の射出圧により変形
可能に形成されているため、このキャビティリング81
の弾性支持リング84は、成形用キャビティ44内に射
出されてキャビティ内を高速で流れる合成樹脂材料の射
出圧が加わることにより、外周方向に押し広げられるよ
うに弾性変形されて射出圧が緩和される。これにより、
前述した各実施の形態例と同様に、成形されるディスク
基板の最外周での残留応力が低減されて複屈折が改善さ
れる。
【0059】そして、この第4の実施の形態例において
は、キャビティリング81の弾性支持リング84の材質
形状に伴う弾性変形状態を変更することにより、弾性支
持リング84の射出圧力による変形量を調整し、成形さ
れるディスク基板の外周部に発生するバリ又はフラッシ
ュと複屈折をコントロールすることができる。
【0060】さらに、図6はディスク基板の成形装置の
第5の実施の形態例を示し、この第5の実施の形態例
は、成形用キャビティの読取り側ミラー外周部が合成樹
脂材料の射出圧力が加わった際に変形されるように構成
したものである。すなわち、この第5の実施の形態例に
おいては、成形用金型43の固定側金型41と可動側金
型42により形成される成形用キャビティ44の読取り
側ミラー部を成形する可動側金型42のミラー成形面4
2aの外周部42a1 にミラー成形面42aと平行する
溝部91を周面から内方向に切込み状に形成して、この
外周部42a1 を合成樹脂材料の射出圧力により変形可
能な変形部92として形成してある。
【0061】また、可動側金型42の段部42b側のキ
ャビティリング収納部57に嵌合されるキャビティリン
グ93は、成形用キャビティ44の外周部を形成する形
成部、固定側金型41側のスタンパ50の外周側を押え
る押え部及びキャビティリング収納部57に嵌合する嵌
合部が一体となる断面形状に形成されている。
【0062】このように構成される第5の実施の形態例
のディスク基板の成形装置においては、成形用金型43
の成形用キャビティ44のミラー部である可動側金型4
2のミラー成形面42aの外周部が成形用キャビティ4
4内に射出充填する合成樹脂材料の射出圧により変形可
能な変形部92として形成されているため、この変形部
92は成形用キャビティ44内を高速で流れる合成樹脂
材料の射出圧が加わることにより成形用キャビティ44
の外周部が可動側金型42側へ押し広げられるように変
形されて射出圧が緩和される。
【0063】これにより、成形されるディスク基板の最
外周での残留応力が低減されて複屈折が改善される。
【0064】そして、この第5の実施の形態例において
は、成形用金型43の成形用キャビティ44の外周部の
断面形状、すなわち、可動側金型42のミラー形成面4
2aの外周部の断面形状を変更することにより合成樹脂
材料の射出圧力による変形量を調整し、成形されるディ
スク基板の外周部に発生する複屈折をコントロールする
ことができる。
【0065】本発明の各実施の形態例の成形用金型は以
上のように構成したことにより、従来の成形用金型で
は、成形用キャビティの最外周は射出充填される合成樹
脂材料の行き止まりになっている関係上、高速で流れて
きた溶融合成樹脂材料がキャビティリング内壁に突き当
り成形用キャビティ内周部と比較して成形圧力がたちや
すくなっており、通常射出圧力が加わってもキャビティ
リングの変形は殆どないが、本発明の各実施の形態例の
成形用金型43は成形用キャビティ44の外周部を溶融
合成樹脂材料の射出圧力により積極的に変形させて射出
圧力を緩和することにより、成形されるディスク基板の
最外周での残留応力が低減されて複屈折が改善される。
【0066】以上、本発明の実施の形態例を説明した
が、本発明はこれらの実施の形態例に限定されることな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更し得るも
のである。
【0067】例えば、成形用金型の成形用キャビティの
外周部を形成するキャビティリングはスタンパ押えを兼
ねた構成として固定側金型側に取付けるように構成して
もよく、また、可動側金型側にスタンパを固定し、固定
側金型にミラー成形面を形成する等固定側金型、可動側
金型等の成形用金型の各部材の構造、形状等は任意に変
更できるものである。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明に係るディスク基板
の成形装置は、成形用金型の成形用キャビティの外周部
に溶融合成樹脂材料の射出圧力の緩和機構を有すること
により、キャビティ外周部側での射出圧力が緩和され
て、成形されるディスク基板の最外周の残留応力が低減
され、複屈折を改善することができて光学特性が安定し
た光ディスク等のディスク基板を射出成形することがで
きる。この結果、ディスク基板の成形において成形サイ
クルの短縮化、成形条件の安定化、プロセスウィンドウ
の拡大及び歩留りの改善が可能となり、製品のコストの
低減化が可能になる。
【0069】また、本発明は、成形用金型の成形用キャ
ビティの外周部の射出圧力緩和機構を成形用キャビティ
の外周部を形成するキャビティリングに変形部を形成し
て構成することにより、既存の成形用金型を用いて本発
明に係るディスク基板の成形装置の成形用金型を構成す
ることができる。
【0070】また、キャビティリングに射出圧力緩和機
構として形成する変形部に弾性機構を設けることによ
り、キャビティリングの射出圧力による変形部の変形が
一層確実に行われて射出圧力を緩和し、前述した効果が
一層確実に得られる。
【0071】また、本発明は、成形用金型において成形
用キャビティのミラー形成面側の外周部に射出圧力の緩
和機構を形成し、射出圧力によりミラー形成面側の外周
部を変形させるようにしたことにより、成形されるディ
スク基板の外周部にバリ等の発生を抑制できてディスク
基板の成形仕上げ工程を簡単化できる。
【0072】さらに、本発明は、成形用金型において成
形用キャビティの射出圧力緩和機構を、キャビティリン
グとミラー形成面に設けることにより、この両機構の複
合作用で成形用キャビティの外周部における射出圧力緩
和が一層確実に行われ、前述した効果が一層確実に行わ
れる。
【0073】また、本発明によるディスク基板の成形方
法によれば、成形用キャビティ内へ射出充填される合成
樹脂材の成形用キャビティの外周部における射出圧力を
緩和させてディスク基板を成形するようにしたことによ
り、最外周での残留応力が低減されて複屈折が改善され
た光ディスクのディスク基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク基板の成形装置に適用さ
れる成形用金型の第1の実施の形態例の一部省略した概
略断面図である。
【図2】図1に示す成形用金型の要部の拡大した概略断
面図である。
【図3】成形用金型の第2の実施の形態例の要部の拡大
した概略断面図である。
【図4】成形用金型の第3の実施の形態例の要部の拡大
した概略断面図である。
【図5】成形用金型の第4の実施の形態例の要部の拡大
した概略断面図である。
【図6】成形用金型の第5の実施の形態例の要部の拡大
した概略断面図である。
【図7】合成樹脂材料をモールド成形して形成されるデ
ィスク基板を用いて構成される光ディスクを示す一部破
断斜視図である。
【図8】従来のディスク基板成形装置の概略側面図であ
る。
【図9】図8に示すディスク基板成形装置に用いられる
成形用金型の合成樹脂材料を充填した状態を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
2‥‥ディスク基板、41‥‥固定側金型、42‥‥可
動側金型、43‥‥成形用金型、44‥‥成形用キャビ
ティ、48‥‥スプルーブッシュ、50‥‥スタンパ、
52‥‥スタンパ押え、53‥‥打ち抜きパンチ、5
6,61,71,81‥‥キャビティリング、57‥‥
キャビティリング収納部、62,72‥‥支持部、75
‥‥弾性体、84‥‥弾性支持リング、92‥‥変形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 信介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 Fターム(参考) 4F202 AA28 AH79 CA11 CB01 CK35 CK41 CK84 CK90 5D121 AA02 DD05 DD13 DD18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用金型の固定側金型のキャビティ部
    材と可動側金型のコア部材及びキャビティ部材乃至コア
    部材表面の何れか一方若しくは両方に取り付けられたピ
    ット又はグルーブが形成されてなるスタンパとの間で構
    成される成形用キャビティ内に、固定側金型のキャビテ
    ィ部材の中心に配設されたスプルーブッシュを通り溶融
    された合成樹脂材料が射出充填されることにより、上記
    スタンパのピット又はグルーブが転写されるディスク基
    板本体が成形されるとともに、固定側金型若しくは可動
    側金型に配設された穿孔手段により中心部に中心孔が穿
    設されてなるディスク基板を成形するディスク基板の成
    形装置であって、 上記成形用キャビティの外周部に上記合成樹脂材料の射
    出圧力の緩和機構を有する成形用金型を備えたことを特
    徴とするディスク基板の成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスク基板の成形装
    置において、 上記緩和機構は上記成形用キャビティの外周部を形成す
    るキャビティリングに上記射出圧力により変形される変
    形部を形成して構成したことを特徴とするディスク基板
    の成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディスク基板の成形装
    置において、 上記緩和機構は上記成形用キャビティの外周部を形成す
    るキャビティリングに上記射出圧力により弾性変形され
    る弾性機構を設けて構成したことを特徴とするディスク
    基板の成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のディスク基板の成形装
    置において、 上記緩和機構は上記成形用キャビティの読み取り側ミラ
    ー成形面側の外周部に上記射出圧力により変形される変
    形部を形成して構成したことを特徴とするディスク基板
    の成形装置。
  5. 【請求項5】 成形用金型の固定側金型のキャビティ部
    材と可動側金型のキャビティ部材と可動側金型のコア部
    材及びキャビティ部材乃至コア部材表面の何れか一方若
    しくは両方に取り付けられたピット又はグルーブが形成
    されてなるスタンパとの間で構成される成形用キャビテ
    ィ内に、固定側金型のキャビティ部材の中心に配設され
    たスプルーブッシュを通して溶融された合成樹脂材料を
    射出充填することにより、上記スタンパのピット又はグ
    ルーブが転写されるディスク基板本体を成形するととも
    に固定側金型若しくは可動側金型に配設された穿孔手段
    により中心部に中心孔を穿設してディスク基板を成形す
    るディスク基板の成形方法であって、 上記成形用キャビティ内へ射出充填される合成樹脂材の
    上記成形用キャビティの外周部における射出圧力を緩和
    させるようにしたことを特徴とするディスク基板の成形
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1027454C2 (nl) * 2004-11-09 2006-05-10 F T Engineering B V Matrijsdeelsamenstel.
JP7182326B1 (ja) * 2022-03-23 2022-12-02 エム・エフ・ヴィ株式会社 成形容器の金型、及びこの金型を用いた成形容器の製造方法

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