JP2001225314A - L形ブロックの型枠 - Google Patents
L形ブロックの型枠Info
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Abstract
になったL形ブロックを容易に製造できるようにする。 【解決手段】 いわゆる側面打ちのL形ブロック型枠に
おいて、端板がせき板の間を水平方向に移動可能であ
り、端板の背面側に設けられた反力部材から、支持手段
が端板に対して長さ調整可能に設けられ、支持手段が所
望の位置に移動した端板を支持するようにする。端板を
移動させることで高さの異なるブロックを製造できる。
端板を傾斜自在にすると上部が斜めになったブロックを
製造できる。
Description
用されるL形のコンクリートブロックを、平面形状がL
形となるように横倒しにした状態で製造する、L形ブロ
ックの型枠に関する。
クは、図8に示すように、壁板部22と底板部23によ
り側面形状が概略L形に形成されている。このようなL
形ブロックは、施工する場所によって、必要とされる壁
板部の高さが異なる。すなわち、比較的低い擁壁として
用いる場合には、鎖線Aで示すような背の低いもの、傾
斜地に用いる場合には、鎖線Bで示すように上部が斜め
になっているブロックが求められる。しかし、これら多
くの種類の型枠を全て作ることは困難であるので、一種
類の型枠に簡単な改造を加え、背の低いブロックや上部
が斜めのブロックを製造できるようにしている。
型枠30のせき板32aを取り除いて示す側面図であ
る。型枠30は台38の上に所定間隔隔てて対向配置さ
れた平面形状が概略L形をなす2個のせき板31、32
と、その底部を閉塞する底板33と、その端部を閉塞す
る端板34、35を有し、これらせき板31、32、底
板33及び端板34、35で囲まれた内部がキャビティ
ーとなっている。キャビティーの上部は開口となってお
り、この開口からコンクリートを投入する。せき板3
1、底板33及び端板34、35は台38に固定されて
いるが、せき板32はせき板32a、32bに分かれて
おり、成形したブロックを脱型するときは、せき板32
aを外側に引き出し、せき板32bを蝶番39により回
動し、型開きする。ただし、型開きの態様はこれに限る
ものでなく、種々の方式がある。
9、10に示すように、補助端板36を取り付ける。符
号37は補強材である。補助端板を斜めに取り付ければ
上部が斜めになったブロックを製造できる。このような
補助端板や補強材は溶接などでせき板31、34に固定
されるのが一般的である。
異なるブロックを製造するたびに補助端板や補強材を取
り付ける改造を行わなければならないので、そのたびに
時間とコストを要していた。また、一旦取り付けた補助
端板や補強材は取り外さなければならないので、煩雑な
ばかりか、型枠本体に対し繰り返し溶接による取り付け
や切断による取り外しを行うために、型枠本体が損傷
し、精度が悪くなったり耐久性が低下するという問題が
あった。
ったL形ブロックを容易に製造できる型枠を提供するた
めになされたものである。
向配置された平面形状が概略L形をなす2個のせき板
と、これらせき板の間の底部を閉塞する底板と、端部を
閉塞する端板を有し、これらせき板、底板及び端板で囲
まれたキャビティー内にコンクリートを充填するL形ブ
ロックの型枠において、端板がせき板の間を水平方向に
移動可能であり、端板の背面側に設けられた反力部材か
ら、支持手段が端板に対して長さ調整可能に設けられ、
支持手段が所望の位置に移動した端板を支持することを
特徴とするL形ブロックの型枠である。
2個のL形のせき板の間を水平方向に移動可能である。
端板を内側方向に移動させると背の低いL形ブロック
を、外側方向に移動させると背の高いL形ブロックを成
形することができる。端板の背面側に反力部材を設け、
反力部材から支持手段を端板に対して長さ調整可能に設
け、支持手段が所望の位置に移動した端板を支持するの
で、端板はコンクリートの圧力に抗してしっかりと固定
される。このような支持手段の例としては、金属パイプ
をミーリングチャックにより長さ調節するもの、ラック
ギアをピニオンギア、ストッパにより長さ調節するもの
など、種々の機構を用いることができる。
端板と同じ幅の底板移動部として底板の他の部分と別体
に形成し、さらに、端板と底板移動部を一体化して共に
移動するように構成できる。このようにすることで端板
と底板移動部の間からコンクリートが漏れるのを防止で
きる。また、端板と底板移動部の結合部が回動し、端板
が傾斜可能なようにすると、上端が傾斜しているL形ブ
ロックを成形することができる。端板と底板移動部の結
合部にゴムや薄い金属板を装着しすることで、このよう
なことが可能となる。
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は実施例のL形
ブロックの型枠1の平面図、図2は型枠1の型開き状態
の平面図、図3は型枠1の端板5を内側に移動した状態
の平面図、図4は型枠1のせき板3aを取り外して示す
側面図、図5は端板5を移動、傾斜した状態のせき板3
aを取り外して示す側面図、図6は図1のX−X線部分
断面図、図7は端板5と底板移動部4aの結合部の断面
図である。なお、これらの図面では型枠の補強部材と締
め付け部材をほとんど省略して表している。
板4、端板5、6を有する。台7上に固定されたせき板
2は鉄板を概略L形に折り曲げて形成し、その一方の端
部を更に折り曲げて端板6を形成している。せき板3
a、3bからなるせき板3は組立状態ではL形をなして
いるが、脱型の時は、図2に示すように、せき板3aは
外側に引き出され、せき板3bは蝶番13によって回動
して型開きする。図6に示すように、せき板3aは、下
部に設けられた脚12が台7に取り付けられた車輪19
に支持されているので、鎖線で示すように引き出し時
や、実線で示す組み付け時に矢印方向に容易に移動させ
ることができる。符号15は台設けられた穴で、これに
脚12が挿通される。
動可能となっている。移動しない状態を図1、移動した
状態を図3に示す。端板5の側の辺の部分の底板は、端
板5と同じ幅で、底板の他の部分と別体に形成された底
板移動部4aとなっており、端板5と底板移動部4aは
一体化されている。図6に示すように、底板移動部4a
は、台7上に設けられた車輪14の上に支持されてお
り、端板5と共に容易に水平方向に移動することができ
る。底板4の底板移動部4a以外の部分は台7に固定さ
れている。
aの結合部にはゴム16が装着され、端板5はゴム16
の弾性により自由に傾斜することができる。端板5から
突出する突起17が、底板移動部4aに設けられたガイ
ド片18のガイド溝18aに係合し、ガイド溝18aに
沿って移動することで、ゴム16に過度の力が作用する
のを防止している。結合部にゴムを用いた場合は、この
ような補強機構を設けることが望ましいが、補強機構と
しては種々のものが考えられ、実施例に限るものではな
い。
台7の上に立設されている。反力部材8にはアーム10
が上下2箇所固定されている。アーム10にはミーリン
グチャック11が枢着されている。ミーリングチャック
11には支持手段(金属パイプ)9が挿通され、その先
端部は端板5の背面に枢着されている。ミーリングチャ
ック11は、操作リングを回すことで、挿通されている
金属パイプが緩んで摺動自在となったり、締め付けられ
て固定状態になる周知の機構である。ミーリングチャッ
ク11を緩めると、端板5及び底板移動部4aが移動可
能となるので、図5に示すようにこれらを任意の位置に
移動し、また、必要に応じて端板5を傾斜させることが
できる。しかる後、ミーリングチャック11を締め付け
て固定すると、端板5及び底板移動部4aは支持手段9
に支持されて完全に固定されるから、成形するブロック
の精度はきわめてよいものとなる。このように、端板5
及び底板移動部4aを所望の位置に移動し、端板5を所
望の角度で傾斜させ、固定することができるので、所望
の高さのブロックや、上部が所望の角度で傾斜したブロ
ックを容易に成形することができる。
ので、端板5を任意の角度で傾斜させて固定することが
できる。
状態に端板5をセットし、せき板3a、3bを締め付け
て(締付装置は図示せず)組み付け状態とし、コンクリ
ートを充填し、硬化させる。硬化後に図2に示すよう
に、せき板3aを引き出し、せき板3bを回動して型開
きし、成形したL形ブロックを取り出す。このようにし
て成形されたL形ブロックは、図8に鎖線Bで示すよう
に、上部が斜めになったものとなっている。
動するので、任意の高さのブロックの成形を精度良く容
易に行うことができる。また、端板を傾斜可能なように
端板と底板移動部の結合部が回動する構成にすると、上
部が斜めとなっているL形ブロックも容易に成形するこ
とができる。その際、溶接などによって改造する必要が
ないので、精度が悪くなったり耐久性がなくなるという
問題もない。
る。
である。
ある。
り外して示す型枠1の側面図である
る。
側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定間隔で対向配置された平面形状が概
略L形をなす2個のせき板2、3と、せき板2、3の間
の底部を閉塞する底板4と、端部を閉塞する端板5、6
を有し、これらせき板2、3、底板4及び端板4、5で
囲まれたキャビティー内にコンクリートを充填するL形
ブロックの型枠において、端板5がせき板2、3の間を
水平方向に移動可能であり、端板5の背面側に設けられ
た反力部材8から、支持手段9が端板5に対して長さ調
整可能に設けられ、支持手段9が所望の位置に移動した
端板5を支持することを特徴とするL形ブロックの型枠 - 【請求項2】 請求項1の型枠において、前記移動可能
である端板5の辺の部分の底板を、端板5と同じ幅の底
板移動部4aとして底板4の他の部分と別体に形成し、
かつ、端板5と底板移動部4aとが一体化され、共に移
動するものであることを特徴とするL形ブロックの型枠 - 【請求項3】 請求項2の型枠において、前記端板5が
傾斜可能なように、端板5と前記底板移動部4aの結合
部が回動可能であることを特徴とするL形ブロックの型
枠
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000039058A JP3781096B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | L形ブロックの型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000039058A JP3781096B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | L形ブロックの型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225314A true JP2001225314A (ja) | 2001-08-21 |
JP3781096B2 JP3781096B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=18562683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000039058A Expired - Fee Related JP3781096B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | L形ブロックの型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3781096B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101907676B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2018-10-12 | 주식회사 케이씨산업 | 프리캐스트 콘크리트 옹벽 제조용 복합형 콘크리트 몰드와 이를 이용한 프리캐스트 콘크리트 옹벽 제조 방법과 이 방법에 의해 제조된 프리캐스트 콘크리트 옹벽 및 이의 시공 방법 |
CN114179199A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-15 | 河北晶通建筑科技股份有限公司 | 楼梯踏步模具 |
CN116572359A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-08-11 | 内蒙古包钢集团环境工程研究院有限公司 | 一种用粉煤灰气凝胶化制备建筑保温隔热材料的制备方法 |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000039058A patent/JP3781096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114179199A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-15 | 河北晶通建筑科技股份有限公司 | 楼梯踏步模具 |
CN114179199B (zh) * | 2021-12-15 | 2023-03-31 | 河北晶通建筑科技股份有限公司 | 楼梯踏步模具 |
CN116572359A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-08-11 | 内蒙古包钢集团环境工程研究院有限公司 | 一种用粉煤灰气凝胶化制备建筑保温隔热材料的制备方法 |
CN116572359B (zh) * | 2023-06-26 | 2024-05-28 | 内蒙古包钢集团环境工程研究院有限公司 | 一种用粉煤灰气凝胶化制备建筑保温隔热材料的制备方法 |
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