JP2001224934A - フィルタ−用多孔質フィルムおよびフィルタ− - Google Patents

フィルタ−用多孔質フィルムおよびフィルタ−

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JP2001224934A
JP2001224934A JP2000041686A JP2000041686A JP2001224934A JP 2001224934 A JP2001224934 A JP 2001224934A JP 2000041686 A JP2000041686 A JP 2000041686A JP 2000041686 A JP2000041686 A JP 2000041686A JP 2001224934 A JP2001224934 A JP 2001224934A
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filter
film
porous film
porous
polyimide
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JP2000041686A
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Kenji Fukunaga
謙二 福永
Shigeru Yao
滋 八尾
Yukihiko Asano
之彦 浅野
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、集塵、精密濾過などに好適
に適用され、特に耐熱性が要求される燃焼炉の排ガスの
除塵や、高圧ガス中の微細粒子を捕集するのに好適なフ
ィルタ−用多孔質フィルム、それを使用したフィルタ
−、バグフィルタ−、液体用フィルタ−を提供すること
である。 【解決手段】 本発明は、中央部が膜厚全体の20〜9
0%の平均径を有する比較的大きな孔と、その大きな孔
の周辺および表面付近は平均径0.01〜5μmの微細
な貫通孔との2種類の層からなる多孔質構造を有し、空
孔率15〜85%、膜厚5〜100μm、耐熱温度20
0℃以上である高耐熱樹脂からなるフィルタ−用多孔質
フィルムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、集塵、精密濾過などに好適に適
用され、特に耐熱性が要求される燃焼炉の排ガスの除塵
や,高圧ガス中の微細粒子を捕集するのに好適なフィル
タ−用多孔質フィルム、それを使用したフィルタ−及び
バグフィルタ−、液体用フィルタ−に関する。特に、ポ
リイミド多孔質フィルムからなるフィルタ−は、排ガス
処理、電子機器、半導体産業、食品産業など精密濾過に
有用に用いられる。特に、フィルム断面方向に貫通孔を
有し、且つ表面に緻密層が存在しないポリイミド多孔質
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルタ−は、濾過孔径が大き
く、微小な粒子の捕集効率が低く、微粒子の捕集が困難
であった。また、気体から粉塵捕集・分離用のバグフィ
ルタ−は、目開きは、特に細かいもので、せいぜい10μ
m程度である。耐熱性のバグフィルタ−は、多くはガラ
ス繊維、アラミド繊維、炭素繊維などの耐熱性繊維から
なり、気体を通過する時、繊維屑がコンタミ(異物混
入)となって入るおそれがあるために、食品用、工業
用、電子部品用など精密な濾過、バグフィルタ−には適
切でなかった。
【0003】たとえば、特開平10-158308号公報では、
耐熱用の気相重合用のバグフィルタ−が開示されてい
る。また、特開平10-5521号公報には、強度、耐久性を
備えたポリイミド繊維からなるフィルタ−エレメントが
開示されている。また、特開平10-33945号公報には、燃
焼器から排出される排ガスを、耐熱繊維の織布で構成さ
れたバグフィルタ−を設置した排ガス装置が開示されて
いる。また、特開平10-298340号公報には、水処理、精
密濾過に好適なポリオレフィン微多孔膜の製造方法が開
示されている。
【0004】しかし、ポリオレフィン多孔膜は、温度2
00℃以上の耐熱性用途には、フィルタ−として、耐熱
性の点で不適当である。繊維からなるフィルタ−エレメ
ントは、厚くて、重量的に重いという欠点がある。その
ために、軽くて、嵩張らず、耐熱性が高く、コンタミの
出ない、且つ耐久性のある、孔径が0.5〜10μmの
微粒子を捕集する耐熱性膜の出現が期待されていた。
【0005】また、一般に、捕集率が高い替わりに、目
詰まりが頻繁に起こることや、また、通過量が大きいの
に、捕集率が低いという、通過量と捕集率の両立が不十
分が常に問題とされてきた。従って、フィルタ−性能が
高く、特に、耐熱性があり、圧損失の小さいフィルタ
−、フィルタ−用フィルムの出現が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微細
な粒子の捕集が容易で、濾過の際の圧損失が小さく、し
たがって濾過処理量が大きく、フィルタ−性能に優れた
高耐熱性フィルタ−用多孔質フィルムおよびフィルタ−
用多孔質フィルムを使用したフィルタ−、バグフィルタ
−および液体用フィルタ−を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は、中央部が膜厚
全体の20〜90%の平均径を有する比較的大きな孔
と、その大きな孔の周辺および表面付近は平均径0.0
1〜5μmの微細な貫通孔との2種類の層からなる多孔
質構造を有し、空孔率15〜85%、膜厚5〜100μ
m、耐熱温度200℃以上である高耐熱樹脂からなるフ
ィルタ−用多孔質フィルムに関する。
【0008】また、本発明は、上記の高耐熱樹脂からな
るフィルタ−用多孔フィルムを1層もしくは2層以上積
層した単層または複層構造のフィルタ−に関する。ま
た、本発明は、上記の高耐熱性樹脂からなるフィルタ−
用多孔質フィルムを有するフィルタ−からなるバグフィ
ルタ−に関する。さらに、本発明は、上記の高耐熱性樹
脂からなるフィルタ−用多孔質フィルムを有するフィル
タ−からなる液体用フィルタ−に関する。本発明におけ
る高耐熱性樹脂としては、酸成分とジアミン成分とを縮
重合し、加熱によって高分子量で、かつ高耐熱性となる
樹脂、好適には芳香族ポリイミドが挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を以下
に説明する。 1)中央部の比較的大きな孔が、微細な貫通孔の平均径
の1.25倍以上の平均径を有する上記のフィルタ−用
多孔質フィルム。 2)高耐熱性樹脂がポリイミドである上記のフィルタ−
用多孔質フィルム。
【0010】本発明のフィルタ−用多孔質フィルムの中
央部には、比較的大きな孔径の孔を有していて、その大
きな孔を、微細な孔が貫いているような構造を有してい
る。表面付近は、微細な貫通孔になっている。前記中央
部の大きな孔は、周りと表面近くにある微細な貫通孔の
圧力緩衝となって、濾過の際の圧力損失の小さくする効
果がある。また、微細な孔径のフィルタ−部の機械的な
補強の役割をする支持効果がある。
【0011】前記の中央部の孔の孔径は、全体の膜厚に
もよるが、膜厚全体の20〜90%、好ましくは30〜
85%である。中央部の孔径が、膜厚全体の30%より
小さくなると、支持膜の効果がなくなる。また、90%
より大きくなると、微細な孔の活性層の圧力緩衝効果
も、支持膜の効果がなくなるから、この範囲が最適な孔
径といえる。
【0012】本発明の高耐熱性樹脂からなるフィルタ−
用多孔質フィルムは、大きな孔の周辺や膜の表面近くの
孔の平均孔径が0.01〜5μm、好ましくは、0.0
5〜5μmである。平均孔径が0.01μm未満では、
フィルタ−として適用されるとき、処理量が小さすぎ
て、フィルタ−として、濾過速度が期待できる機能を発
揮できないことがある。また、平均孔径5μmを越える
と、同様に、微粒子の捕集率が低くなったり、微粒子が
通過してしまうことがあって、フィルター性能の低下す
る。
【0013】本発明のフィルタ−用多孔質フィルムは、
膜厚が5〜100μmである。膜厚が5μmより薄いと
機械的強度が弱いものになってしまう。また、膜厚10
0μmを越えると、フィルタ−の通過量が低くなる。
【0014】本発明の高耐熱樹脂からなる多孔質フィル
ムは、耐熱温度が200℃以上である。ここで耐熱性と
は、たとえばDSCで評価したガラス転移温度(Tg)
のことをいう。耐熱温度が200℃より低くなると、形
状が熱によって、収縮したり、伸びたり、変形すること
がある。高温や局部的に熱が発生するところでは、フィ
ルタ−としての機能が低下するので、耐熱温度200℃
以下では適当でない。
【0015】本発明のフィルタ−は、前記のフィルタ−
用多孔質フィルムの1層もしくは2層以上を積層し、あ
るいはフィルタ−用多孔質フィルムと他の不織布あるい
は多孔膜、織物を積層することによって得ることができ
る。
【0016】本発明のフィルタ−用多孔質フィルムを使
用すると、フィルタ−として、幅広い性能が期待でき
る。2層以上組み合わせて使用すると、捕集率がさらに
増加する。また、他のフィルタ−エレメントである不織
布、織物を積層して複層構造のフィルタ−を得ることが
できる。組み合わせる不織布、織物としては、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、有機耐熱性繊維などの不織
布、織物などが耐熱性の点から好ましい。また、他の多
孔質の炭素板、黒鉛粉末、窒化珪素、窒化アルミなど無
機物の焼結膜、板状のものも多孔膜であれば好適に使用
することができる。
【0017】本発明のフィルタ−用多孔質フィルムを有
するフィルタ−からなるバグフィルタ−、特に、ポリイ
ミド多孔質フィルムを有するフィルタ−からなるバグフ
ィルタ−は、0.5μm以上の微粒子が捕捉される。
【0018】本発明のフィルタ−用多孔質フィルムの代
表例であるポリイミドフィルタ−用多孔質フィルムは、
例えば次の方法によって製造することができる。ポリイ
ミド前駆体の0.3〜60重量%およびポリイミドの前
駆体の良溶媒60〜95重量%と特定の非溶媒5〜40
重量%からなる混合溶媒40〜99.7重量%からなる
溶液をドープ液として、フィルム状に流延し、熱処理あ
るいは化学処理して閉環し、多孔質のポリイミドフィル
ムを得ることにより製造される。
【0019】前記のポリイミド前駆体とは、テトラカル
ボン酸成分とジアミン成分の好ましくは芳香族化合物に
属するモノマ−を重合して得られたポリアミック酸或い
はその部分的にイミド化したものであり、熱処理或いは
化学処理することで閉環してポリイミド樹脂とすること
ができる。ポリイミド樹脂とは、後述のイミド化率が約
50%以上の耐熱性ポリマ−である。
【0020】テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成
分とを、有機溶媒中に大略等モル溶解、重合して、ポリ
アミック酸であるポリイミド前駆体が製造される。ま
た、重合を約80℃以上の温度で行った場合に、部分的
にイミド化したポリイミド前駆体が製造される。このポ
リイミド前駆体は、溶液粘度が10〜10000ポイ
ズ、特に40〜3000ポイズであるものが好ましい。
溶液粘度が10ポイズより小さいと多孔質フィルムを作
製した際のフィルム強度が低下するので適当ではなく、
10000ポイズより大きいとフィルム状に流延するの
が困難となるので、上記範囲が好適である。前記のポリ
イミド前駆体を製造するための有機溶媒としては、パラ
クロロフェノ−ル、N−メチル−2−ピロリドン(NM
P)、ピリジン、N,N−ジメチルアセトアミド(DM
Ac)、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、テトラメチル尿素、フェノ−ル、クレゾ−ル
などが挙げられる。
【0021】テトラカルボン酸成分としては、3,
3’,4,4’− ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物(以下、s−BPDAと略記することもある)、2,
3,3’,4’− ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物(以下、a−BPDAと略記することもある)が好ま
しいが、2,3,3’,4’− 又は3,3’,4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸、あるいは2,3,
3’,4’− 又は3,3’,4,4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸の塩またはそれらのエステル化誘導体で
あってもよい。ビフェニルテトラカルボン酸成分は、上
記の各ビフェニルテトラカルボン酸類の混合物であって
もよい。
【0022】また、上記のテトラカルボン酸成分は、前
述のビフェニルテトラカルボン酸類のほかに、テトラカ
ルボン酸として、ピロメリット酸、3,3’,4,4’
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、2,2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エ−テル、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)チオエ−テルなどの
芳香族テトラカルボン酸の二無水物など、ブタンテトラ
カルボン酸、あるいはそれらの酸無水物、塩またはエス
テル化誘導体などの脂肪族テトラカルボン酸類を、全テ
トラカルボン酸成分に対して10モル%以下、特に5モ
ル%以下の割合で含有してもよい。
【0023】芳香族ジアミンとしては、例えば、次式 H2N―Ar(R1m―A―Ar’(R2n−NH2 (ただし、ArおよびAr’は直接結合あるいは二価の
芳香族環残基のいずれかで少なくとも1つは二価の芳香
族環残基で、R1またはR2は、水素、低級アルキル、低
級アルコキシなどの置換基であり、Aは、直接結合、
O、S、CO、SO 2、SO、CH2、C(CH32など
の二価の基であり、mまたはnは1〜4の整数であ
る。)で示される芳香族ジアミン化合物が好ましい。
【0024】芳香族ジアミンの具体的な化合物として
は、4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル(以下、D
ADEと略記することもある)、パラフェニレンジアミ
ン(以下、PPDと略記することもある)、3,3’−
ジメチル −4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル、
3,3’−ジエトキシ −4,4’−ジアミノジフェニ
ルエ−テルなどが挙げられる。また、上記各化合物の混
合物であってもよい。あるいは、前記芳香族ジアミンと
しては、ジアミノピリヂンであってもよく、具体的に
は、2,6−ジアミノピリジン、3,6−ジアミノピリ
ジン、2,5−ジアミノピリジン、3,4−ジアミノピ
リジンなどが挙げられる。
【0025】前記のようにして得られるポリイミド前駆
体、好適には対数粘度(30℃、濃度;0.5g/10
0mL NMP)が0.3以上、特に0.5〜7である
ポリイミド前駆体を重合溶液から分離して良溶媒と非溶
媒との混合溶媒に加えるか、あるいは重合溶液に直接あ
るいは濃縮した後に非溶媒を加えて、ポリイミド前駆体
0.3〜60重量%および良溶媒60〜95重量%と非
溶媒5〜40重量%とからなる混合溶媒40〜99.7
重量%からなる溶液を調製する。
【0026】前記のポリイミド前駆体の良溶媒として
は、パラクロロフェノ−ル、N−メチル−2−ピロリド
ン(NMP)、ピリジン、N,N−ジメチルアセトアミ
ド(DMAc)、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、テトラメチル尿素、フェノ−ル、ク
レゾ−ルなどが挙げられる。
【0027】非溶媒として次式に従って求められ、良溶
媒の溶解度パラメ−タとポリイミド前駆体の非溶媒の溶
解度パラメ−タとの差が±1.5MPa1/2以下である
ものが好適である。好適には、1.4MPa1/2以下、
かつ−0.2MPa1/2以上である。良溶媒と非溶媒の
溶解度パラメ−タ差が1.5MPa1/2より大きくなる
と、本発明の2様分布の構造ができなくなる。あるい
は、膜表面の開口部が不均一に閉塞しやすくなるため好
ましくない。また、−1.5MPa1/2以上になると、
やはり本発明の2様分布の構造の孔ができないから適当
ではない。
【0028】d=[(H−RT)/V]1/2 ここに、dは溶解度パラメ−タ(MPa1/2)であり、
Tは凝固溶媒に接触させるときの温度(K)、Hは該溶
媒1モルを上記温度Tにて等温気化させるのに必要なエ
ンタルピ−(J/mol)、Rはガス定数(J/K・m
ol)、Vは該溶媒のモル体積(cm3/mol)を表
す。
【0029】溶媒の溶解度パラメ−タは、公知の文献
(J.Brandrup,E.H.Immergut,
E.A.Grulke,Polymer Handbo
ok,4th ed.,John Wiley&Son
s,New York,1999)などにより、容易に
知ることができる。例えば、NMP(23.1MPa1/
2)、DMAc(22.1MPa1/2)、シクロヘキサン
(16.8MPa1/2)、テトラヒドロフラン(18.
6MPa1/2)、メチルエチルケトン(以下、MEKと
表記することもある、19.0MPa1/2)、アセトン
(20.3MPa1 /2)、1−ヘプタノ−ル(21.7
MPa1/2)、1−ヘキサノ−ル(21.9MP
1/2)、1−ペンタノ−ル(22.3MPa1/2)、1
−ブタノ−ル(23.3MPa1/2)、1−プロパノ−
ル(24.3MPa1/2)、エタノ−ル(26.0MP
1/2)、メタノ−ル(29.7MPa1/2)、エチレン
グリコ−ル(32.9MPa1/2)、水(47.9MP
1/2)である。
【0030】前記のポリイミド前駆体の非溶媒として
は、1−ブタノ−ル、1−ペンタノ−ル、1−ヘキサノ
−ル、1−ヘプタノ−ルなどのアルコ−ル類が挙げられ
る。特に、1−ペンタノ−ル、1−ヘキサノ−ルなどが
好ましい。
【0031】本発明においては、前記のようにして得ら
れたポリイミド前駆体0.3〜60重量%、好ましくは
1%〜30重量%および良溶媒60〜95重量%と非溶
媒5〜40重量%とからなる混合溶媒40〜99.7重
量%からなる溶液を流延する。前記ポリイミド前駆体の
割合が0.3重量%より小さいと多孔質膜を作製した際
のフィルム強度が低下するので適当でなく、60重量%
より大きいと、ポリイミド前駆体が均一な溶液になりに
くいのでこの範囲の割合が好適である。また、混合溶媒
中の非溶媒の割合が5重量%より少ないと非溶媒添加の
効果が失われて緻密層が形成されやすくなるので適当で
はなく、40重量%より多くなると均一な溶液を調製す
ることが困難であるため適当ではない。
【0032】上記流延用のド−プには、界面活性剤、或
いはガラス繊維、ケイ素系繊維等の補強材が含まれても
良い。これらの添加剤及び補強材は上記ポリイミド前駆
体溶液に添加してもよく、あるいは流延用のド−プ溶液
に添加してもよい。
【0033】ポリイミド前駆体溶液の流延膜を得る方法
としては特に制限はないが、該ポリイミド前駆体溶液を
基台となるガラス等の板上或いは可動式のベルト上に流
延する方法、該ポリイミド前駆体溶液をT型ダイスから
押出す方法などの手法を用いることができる。
【0034】上記流延工程で形成されたポリイミド前駆
体液膜は、凝固溶液と接触させることでポリイミド前駆
体の析出、多孔質化をおこなう。ポリイミド前駆体の凝
固溶媒としては、ポリイミド前駆体溶液に用いた非溶媒
が好適であるが、エタノ−ル、メタノ−ル類のアルコ−
ル類、アセトン、水などのポリイミド前駆体の非溶媒ま
たはこれら非溶媒99.5〜50重量%と前記ポリイミ
ド前駆体の0.1〜50重量%との混合溶媒を用いるこ
ともできる。
【0035】多孔化されたポリイミド前駆体フィルム
は、ついで熱処理して溶媒除去とともにイミド化され
る。イミド化は熱イミド化でも、あるいは化学イミド化
でも行うことができる。熱処理を施す場合、ポリイミド
前駆体の溶液あるいは凝固溶媒に用いたポリイミド前駆
体の非溶媒の沸点が約150℃より高いときは、熱処理
の前に上記非溶媒をポリイミド前駆体から除去すること
が好ましい。前記の非溶媒を除去する方法としては真空
乾燥などによる溶媒の比較的低温での蒸発によって行う
のが好ましい。あるいは、前記の非溶媒の除去を、約1
50℃以下に沸点を有するポリイミド前駆体の非溶媒と
置換することによって、好適に行うことができる。
【0036】ポリイミド前駆体フィルムの熱処理は、ポ
リイミド前駆体多孔フィルムをピン、チャック或いはピ
ンチロ−ルなどを用いて熱収縮が生じないように固定
し、大気中あるいは不活性雰囲気中下にて、温度範囲2
80〜500℃で、5〜60分程度行われる。この時、
多孔質化されたポリイミド前駆体フィルムの引張強さが
10kgf/cm2より小さいと、後段における、例え
ばピンテンタ−に貼り付けるなどの工程において、フィ
ルムの力学的強度が足りず、膜の破損が生じやすくなる
ため適当ではない。
【0037】ポリイミド前駆体フィルムの化学イミド化
は、脂肪族酸無水物、芳香族酸無水物を脱水剤として用
い、トリエチルアミンなどの3級アミンを触媒として行
われる。また、特開平4−339835のように、イミ
ダゾ−ル、もしくはそれらの置換誘導体を用いてもよ
い。
【0038】複層ポリイミド多孔フィルムは、ポリイミ
ド前駆体溶液流延物を析出、多孔化し、得られた前駆体
多孔フィルムを複合化し、最後に熱処理してイミド化処
理を行うことで複合ポリイミド多孔質フィルムを製造す
ることができる。
【0039】このようにして製造される多孔質ポリイミ
ドフィルムは、前記製造条件の選択によっても多少異な
るが、好適には空孔率が15〜85%、好ましくは、3
0〜85%、である。空孔率が15%より小さくなる
と、透過量が小さくなり、流量が低くなる。また、空孔
率85%を越えると、通過量が多すぎて、微細な粒子の
捕集率が低下するから、好ましくない。多孔フィルムの
機械的強度も低くなるので不適当である。
【0040】また、こうして製造されたフィルタ−用ポ
リイミド多孔フィルムは、大きな孔の周囲および表面近
くの孔径は、平均孔径0.01〜5μm、好ましくは、
0.05〜5μmである。好適には0.1〜1μmであ
る。中央部の孔径は、膜厚全体に対して20〜90%の
比較的大きな孔径であり、好適には微細な貫通孔の平均
径の1.25倍以上、特に1.25〜1000倍、その
中でも10〜1000倍である。また、膜厚にもよる
が、好適には5〜80μmの比較的大きな孔径である。
中央部の孔は、フィルムの厚み断面に対して、だいたい
1列か2列の粗な構造になっている。また、中央部の大
きな比較的大きな孔は、表面部の微細な連続孔の活性層
の支持膜のような働きをしており、また、微細な孔の機
械的補強的と圧力緩衝効果の役目をしている。
【0041】該フィルタ−用ポリイミド多孔フィルム
は、透気度が30〜2000秒/100ccで、ポリイ
ミド多孔質の耐熱温度が200℃以上、105℃で8時
間処理した際の熱収縮率が±1%以上である。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。以下の例におい
て、フィルタ−用多孔フィルムについて以下の物性を測
定評価した。
【0043】透気度 JIS P8117に準じて測定した。測定装置として
B型ガ−レ−デンソメ−タ−(東洋精機社製)を使用し
た。試料片を直径28.6mm、面積645mm2の円
孔に締付ける。内筒重量567gにより、筒内の空気を
試験円孔部から筒外へ通過させる。空気100ccが通
過する時間を測定し、透気度(ガ−レ−値)とした。
【0044】空孔率 所定の大きさに切取った多孔質フィルムの膜厚及び重量
を測定し、目付重量から空孔率を次式によって求めた。
式のAは多孔質フィルムの面積、bは膜厚、wは測定し
た重量、Dはポリイミドの密度を意味し、ポリイミドの
密度は1.34g/cm3とした。 空孔率(%)=100−100×(w/D)/(A×
b)
【0045】平均孔径 多孔質フィルム表面の走査型電子顕微鏡写真より、50
点以上の開孔部について孔面積を測定し、該孔面積の平
均値から次式に従って孔形状が真円であるとした際の平
均直径を計算より求めた。Sは孔面積の平均値を意味す
る。平均孔径は、凝固溶媒に直接接触させた側(A面)
と流延した基板に接触していた側(B側)の各々の面で
測定した。 平均孔径=2×(S/π)1/2 さらに、多孔質フィルム断面の走査型電子顕微鏡写真よ
り、フィルム中央部分における空腔部の孔(円に近い形
状である)断面積Sを測定し、該断面積の平均値から上
記の式を用いて断面形状が真円とした際の平均直径を計
算により求め平均孔径とした。
【0046】熱収縮率 所定の長さに目盛りを記した試料を、無拘束状態で10
5℃に設定したオーブン中で8時間静置し、取出した後
の寸法を測定した。熱収縮率は次式に従う。式のL1
オ−ブンから取出した後のフィルム寸法を意味し、L0
は初期のフィルム寸法を意味する。 熱収縮率(%)=[1−(L1/L0)]×100
【0047】引張強さ JIS K7127に準じて測定した。テンシロン万能
試験機(東洋ボ−ルドウィン社製)を使用し、試験速度
10mm/minで引張強度を測定した。 フィルタ−としての評価 上記の方法で得られたポリイミド多孔フィルムを、フィ
ルタ−として評価をおこなった。フィルタ−としての評
価は、下記の方法でおこなった。
【0048】(1)圧力損失(ΔP) 自製のステンレス製の円筒枠に張り付け、有効面積10
0cm2のフィルターに、面風速5.3cm/秒で空気を通
過させ、その時の差圧(mmH2O)を微差圧計で測定し
た。
【0049】(2)DOP捕集効率(Z) ラスキンノズルで発生させた多分散DOP粒子を含む空気
を、有効面積100cm2のフィルタ−に、面風速5.3c
m/秒で空気を通過させた時のDOP捕集効率をリオン株式
会社製レ−ザ−パ−ティクルカウンタ−で測定した。対
象粒径は0.3〜0.4μmで測定した。捕集効率は捕捉
した割合(%)で示した。高温(200℃、160℃)
での測定に際しては、その温度で1時間保持し、その後
室温まで冷却して測定に供した。
【0050】(3)PF値 フィルタ−の濾過性能の指標となるPF値は、圧力損失
とDOP捕集効率から次式により求めた。PF値は、0.
1以上であることが好ましい。 PF値=[log10{(100−Z)/100}/ΔP]
×(−100)
【0051】実施例1 テトラカルボン酸成分としてs−BPDAを、ジアミン
成分としてDADEを用い、s−BPDAに対するDA
DEのモル比が0.994で且つ該ポリマー成分が合計
重量が18重量%になるようにNMPに溶解し、40℃
で6時間重合を行ってポリイミド前駆体溶液を得た。
【0052】前記のポリイミド前駆体溶液に、1−ヘキ
サノ−ルを添加し、前記ポリイミド前駆体が約14重量
%、NMPが57重量%、1−ヘキサノ−ルが29重量
%であるド−プ溶液を調製した。
【0053】前記のド−プ溶液をガラス板上に厚みが約
150μmになるように流延し、1−ヘキサノ−ルの凝
固液15分間浸漬し、溶媒置換を行って、ポリイミド前
駆体の析出、多孔質化を行った。析出したポリイミド前
駆体多孔質フィルムを15分間浸漬した後、ガラス板か
ら剥離し、ピンテンタ−に固定した状態で、大気中にて
300℃で20分間熱処理を行って、ポリイミド製フィ
ルタ−用多孔質フィルムを得た。得られたポリイミド製
フィルタ−用多孔質フィルムは、フィルム断面の走査型
顕微鏡観察によって、フィルム断面に貫通孔(連続微細
孔)を有し、緻密層の存在しないものであることが確認
された。また上記多孔質フィルムの表面を走査型電子顕
微鏡で観察すると、表面に微細孔が均一に分布した構造
を有していた。多孔質フィルムの膜厚、透気度、空孔
率、平均孔径、熱収縮率、突き刺し強度の測定結果を以
下に示す。
【0054】 評価結果 膜厚 47μm 透気度 35秒/100cc 空孔率 72% 平均孔径 微細孔A面 0.12μm、 B面 0.92μm 中央部の孔 21μm 熱収縮率 0.3% 引張強度 306kgf/cm2
【0055】実施例2 ポリイミド前駆体溶液に、1−ヘキサノ−ルの代わり
に、1−ペンタノ−ルを添加したほかは、実施例1と同
様にしてポリイミド製フィルタ−用多孔質フィルムを得
た。得られたポリイミド製フィルタ−用多孔質フィルム
は、フィルム断面の走査型顕微鏡観察によって、フィル
ム断面に貫通孔(連続微細孔)を有し、緻密層の存在し
ないものであることが確認された。また上記多孔質フィ
ルムの表面を走査型電子顕微鏡で観察すると、表面に微
細孔が均一に分布した構造を有していた。多孔質フィル
ムの膜厚、透気度、空孔率、平均孔径、熱収縮率、突き
刺し強度の測定結果を以下に示す。
【0056】 評価結果 膜厚 45μm 透気度 69秒/100cc 空孔率 69% 平均孔径 微細孔 A面0.13μm、B面0.67μm 中央部の孔 16μm 熱収縮率 0.3% 引張強度 233kgf/cm2
【0057】実施例3 実施例1で作製したポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルムを1枚の単層にしてフィルタ−を得た。温度20
0℃の熱履歴を与えた後、室温にて、このフィルタ−の
性能を評価した。結果を次に示す。フィルタ−の構成
ポリイミド製フィルタ−用多孔質フィルム1枚 圧損失ΔP(mmH2O) 76 捕集率Z(%) 99.99863 PF値 6.40
【0058】実施例4 実施例2で作製したポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルムを1枚の単層にしてフィルタ−を得た。このフィ
ルタ−の性能を評価した。結果を次に示す。フィルタ−
の構成 ポリイミド製フィルタ−用多孔質フィルム1枚 圧損失ΔP(mmH2O) 93 捕集率Z(%) 99.999863 PF値 6.20
【0059】実施例5 実施例1で作製したポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルムを3枚の単層にしてフィルタ−を得た。このフィ
ルタ−の性能を評価した。結果を次に示す。フィルタ−
の構成 ポリイミド製フィルタ−用多孔質フィルム3枚 圧損失ΔP(mmH2O) 183 捕集率Z(%) 99.99997 PF値 3.76
【0060】実施例6 実施例1で作製したポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルムとガラス繊維布(繊維径13μm、目開き100
μm)を組み合わせて、複層にしたフィルターを作製
し、温度200℃でフィルタ−を保持後、室温にて、フ
ィルタ−性能を評価した。結果を次に示す。 評価結果 フィルタ−の構成 ポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルム5枚とガラス繊維布2枚 圧損失ΔP(mmH2O) 190 捕集率Z(%) 99.99997 PF値 3.43
【0061】比較例1 ポリオレフィン多孔質フィルム(宇部興産製、ユ−ポア
UP2015)を2枚重ねてフィルタ−を作製した。温
度160℃で保持後DOP粒子を含んだ空気を通過させ
た。圧力損失が大きくなり、測定が不可能になった。
【0062】実施例7 実施例1で得られたポリイミド製フィルタ−用多孔質フ
ィルムを5枚重ねて、液体フィルタ−を得た。この液体
フィルタ−を使用してタンパク質の濾過を試みた。ボバ
インセ−ラムアルブミン〔BSA/ 牛の血清アルブミ
ン、Cohn FR−V 修飾粉末、熱処理物、関東化学製〕
(1g/l)、リゾチウム〔LY/hen egg,卵白、関東化
学製〕(1g/l)、オ−バルアルブミン〔OV/卵白ア
ルブミン、関東化学製〕(1g/l)の等量タンパク質
混合物1Lを濾過膜上に投入して、全量通過する時間を
測定した。濾過用担持膜は直径2.5cmのディスク状
で、初期圧力を1.6kg/cm2かけた。濾液のタン
パク質回収量と濾過膜上のタンパク質凝集体を測定し、
濾過前の母液組成とを比較した。
【0063】評価結果 通過時間 120分/L 流出液 回収タンパク質 65重量% 夾雑物 9重量% フィルタ−上 夾雑物 90重量% ただし、流入液組成;タンパク質 0.89g/L、夾
雑物;0.11g/L、流出液およびフィルタ−上の成
分は流入液の各成分に対する組成を示す。
【0064】比較例2 フィルタ−として、比較例1で使用した多孔ポリオレフ
ィンフィルムを2枚重ねて使用し、他は実施例7と同じ
ようにして、タンパク質の濾過を行った。結果を次に示
す。
【0065】評価結果 通過時間 200分/L以上 流出液 回収タンパク質 58重量% 夾雑物 61重量% フィルタ−上 夾雑物 39重量%
【0066】
【発明の効果】本発明のフィルタ−用多孔質フィルム、
フィルタ−およびバグフィルタ−は、微細な貫通孔と比
較的大きな孔を2種類の多孔質構造からなっているの
で、集塵、精密濾過、バグフィルタ−、電子機器、半導
体産業、特に耐熱用途に、圧力損失が小さく、微粒子の
捕集効果が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 9/28 CFG C08J 9/28 CFG 101 101 // C08L 79:08 C08L 79:08 Fターム(参考) 4D006 GA07 GA44 KE16R MA03 MA06 MA07 MA22 MA24 MA31 MB15 MC03 MC05 MC58 MC89 NA10 NA12 NA63 PB08 PB19 PC01 PC11 4D019 AA01 AA03 BA01 BA03 BA04 BA13 BB02 BB03 BB06 BB08 BB10 BC12 BD01 BD02 CA04 4F074 AA74 AD04 AD19 CB34 CB44 CC04Z DA02 DA03 DA10 DA13 DA20 DA22 DA23 DA24 DA43 4F100 AK49A AK49B AT00B AT00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C BA11 BA13 DC11A DC11B DJ01A DJ01B GB41 GB56 JA20A JA20B JJ03A JJ03B YY00A YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部が膜厚全体の20〜90%の平均
    径を有する比較的大きな孔と、その大きな孔の周辺およ
    び表面付近は平均径0.01〜5μmの微細な貫通孔と
    の2種類の層からなる多孔質構造を有し、空孔率15〜
    85%、膜厚5〜100μm、耐熱温度200℃以上で
    ある高耐熱樹脂からなるフィルタ−用多孔質フィルム。
  2. 【請求項2】 中央部の比較的大きな孔が、微細な貫通
    孔の平均径の1.25倍以上の平均径を有する請求項1
    記載のフィルタ−用多孔質フィルム。
  3. 【請求項3】 高耐熱性樹脂がポリイミドである請求項
    1記載のフィルタ−用多孔質フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1の高耐熱樹脂からなるフィルタ
    −用多孔フィルムを1層もしくは2層以上積層した単層
    または複層構造のフィルタ−。
  5. 【請求項5】 請求項1の高耐熱性樹脂からなるフィル
    タ−用多孔質フィルムを有するフィルタ−からなるバグ
    フィルタ−。
  6. 【請求項6】 請求項1の高耐熱性樹脂からなるフィル
    タ−用多孔質フィルムを有するフィルタ−からなる液体
    用フィルタ−。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246876A (ja) * 2006-02-14 2007-09-27 Daicel Chem Ind Ltd 多孔性フィルム及びその製造方法
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JP2020196013A (ja) * 2015-02-23 2020-12-10 東京応化工業株式会社 液体の精製方法、薬液又は洗浄液の製造方法、フィルターメディア、及び、フィルターデバイス
WO2023120549A1 (ja) * 2021-12-23 2023-06-29 株式会社アイ.エス.テイ 多孔質ポリイミドフィルムおよびその製造方法

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