JP2001224240A - コンバインの排出装置 - Google Patents

コンバインの排出装置

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JP2001224240A
JP2001224240A JP2000035725A JP2000035725A JP2001224240A JP 2001224240 A JP2001224240 A JP 2001224240A JP 2000035725 A JP2000035725 A JP 2000035725A JP 2000035725 A JP2000035725 A JP 2000035725A JP 2001224240 A JP2001224240 A JP 2001224240A
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grains
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Akira Sawamura
亮 澤村
Osamu Tomita
冨田  治
Koji Yasuno
公二 安野
Kenji Iwanaga
憲二 岩永
Shigeo Kobayashi
繁夫 小林
Michio Ishikawa
道男 石川
Kazushi Ohara
一志 大原
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
Masami Matsui
正実 松井
Takeshi Takekata
毅 武方
Hirohiko Yubihara
宏彦 指原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出の円滑化。 【構成】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2
を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、
該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀
粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に
穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気により
穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレンタン
ク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成し、前
記グレンタンク3内には排出部12へグレンタンク3内
の穀粒を供給させる供給補助手段または供給手段55を
設けたコンバインの排出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大豆、小豆、米、麦、
蕎麦等の穀粒を一時貯留するグレンタンクの穀粒排出装
置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開平2−116935号公
報には、機体フレームの下方に設けた走行装置と、機体
フレームの前側に設けた刈取部と、機体フレームの上方
位置に設けたグレンタンクと、該グレンタンク内の穀粒
を排出する穀粒排出装置とを有し、該穀粒排出装置は、
先端に穀物排出口を有しエンジンからの送風により穀粒
を搬送する排出用筒部材の中間部をグレンタンクに接続
した構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、グレン
タンクの下部に排出用筒部材を単に接続しているので、
タンク内の穀粒が円滑に流下しないという課題がある。
また、グレンタンクの下部に排出部を設けているので、
タンクの容積が小さいという課題もある。また、排出用
筒部材に穀粒が詰まるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】搬送穀粒の損傷の減少および穀粒汚染の
回避、穀粒搬送の確実化・円滑化、メンテナンスの容易
化、穀粒排出の円滑化・確実化、作業の容易化、作業効
率の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置7の
左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置に
グレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3には該
タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置13を設け、
該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口16を有し送
風機15からの高圧空気により穀粒を搬送する排出用筒
部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を排出する排
出部12に接続して構成し、前記グレンタンク3内には
排出部12へグレンタンク3内の穀粒を供給させる供給
補助手段または供給手段55を設けたコンバインの排出
装置としたものである。本発明は、前記供給手段55
は、排出部12の上方のグレンタンク3内に前記排出用
筒部材14からの高圧空気を横または上方に向けて噴出
する空気噴出口53を設けたコンバインの排出装置とし
たものである。本発明は、前記供給手段55は、排出部
12の上部開口部52に正逆回転自在の縦軸螺旋56の
下部を臨ませて構成したコンバインの排出装置としたも
のである。本発明は、前記グレンタンク3内に排出用筒
部材14からの高圧空気を供給して加圧するようにした
コンバインの排出装置としたものである。本発明は、走
行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側
上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタン
ク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置1
3を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口1
6を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送す
る排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を
排出する排出部12に接続して構成し、前記排出部12
は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66お
よび回転翼68を有する排出繰出機構100を有して構
成し、前記ドラム66の上部開口部52は、回転翼68
の中心上方より一方側の下降回転を開始する上方に臨ま
せたコンバインの排出装置としたものである。本発明
は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左
右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレ
ンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出
装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排
出口16を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を
搬送する排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の
穀粒を排出する排出部12に接続して構成し、前記排出
部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム
66および回転翼68を有する排出繰出機構100を有
して構成し、前記回転翼68とドラム66の内周との間
に穀粒より大なる隙間を設け、各回転翼68の先端には
ドラム66の内周に摺接する摺接体76の基部を取付け
たコンバインの排出装置としたものである。本発明は、
走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他
側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタ
ンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置
13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口
16を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送
する排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒
を排出する排出部12に接続して構成し、前記排出部1
2は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66
および回転翼68を有する排出繰出機構100を有して
構成し、前記ドラム66の上部開口部52に臨む前記回
転翼68の回転上昇側の内周部分に内側に突き出る抵抗
突起77を設け、前記各回転翼68は弾性部材により基
部側が回動変形するように構成したコンバインの排出装
置としたものである。本発明は、走行装置7の左右一側
上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタ
ンク3とを夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3
内の穀粒を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排
出装置13は、先端に穀物排出口16を有し送風機15
からの高圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14
の中間部をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12
に接続して構成し、前記排出部12は、前記グレンタン
ク3の穀粒を排出するドラム66および回転翼68を有
する排出繰出機構100を有して構成し、前記ドラム6
6には、排出位置にある回転翼68の間の流入室70内
に圧風を吹き込むように空気吹出口78を開口させたコ
ンバインの排出装置としたものである。本発明は、走行
装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上
方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク
3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置13
を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口16
を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送する
排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を排
出する排出部12に接続して構成し、前記排出部12
は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66お
よび回転翼68を有する排出繰出機構100を有して構
成し、前記排出部12は前記排出繰出機構65の回転翼
68の軸心方向が縦になるように横向きに配置したコン
バインの排出装置としたものである。本発明は、走行装
置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方
位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3
には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置13を
設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口16を
有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送する排
出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を排出
する排出部12に接続し、前記送風機15と排出部12
との間の中間部には、排出部12と前記グレンタンク3
内に設けた送風ノズル84との流路を切替自在の送風方
向切替え装置82を設けたコンバインの排出装置とした
ものである。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置
に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3と
を夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒
を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置1
3は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高
圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部
をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続
し、該排出部12の上部には開閉シャッター87を設
け、開閉シャッター87は送風機15と排出部12の間
の圧力検出センサ88または送風機15の回転センサ回
転センサ90により、排出用筒部材14の所定以下の圧
力または所定以下の回転数のときは開閉シャッター87
を開かないように構成したコンバインの排出装置とした
ものである。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置
に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3と
を夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒
を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置1
3は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高
圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部
をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続
し、該排出部12の上部には開閉シャッター87を設
け、開閉シャッター87は送風機15と排出部12の間
に設けた温度検出センサ91により温度が所定以上にな
ると閉じるように構成したコンバインの排出装置とした
ものである。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置
に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3と
を夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒
を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置1
3は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高
圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部
をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続し
て構成し、前記前記排出部12は、前記排出用筒部材1
4からの高圧空気に穀粒を合流させるフィーダ40を有
して構成し、該フィーダ40は、本体41の送風方向下
手側にスロート43を、該スロート43に先端を向けた
先端に至るに従い小径となるノズル45を本体41の送
風方向上手側に夫々設け、前記ノズル45は送風方向に
前後に位置調節自在に設けたコンバインの排出装置とし
たものである。本発明は、前記ノズル45は、その先端
空気流出口46の径を大小に変更調節可能に構成したコ
ンバインの排出装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は大豆、小豆、米、麦、蕎麦等の穀物を刈取り脱穀する
コンバインの機体フレームであり、2は前記機体フレー
ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は前記脱穀装置2
の側部に設けたグレンタンク、4は前記グレンタンク3
の前側に空間を置いて設けた操縦席、7は前記機体フレ
ーム1の下方に設けた走行装置、8は前記脱穀装置2お
よび前記操縦席4の前側に位置する刈取部である。前記
グレンタンク3には、前記脱穀装置2内に設けた一番コ
ンベアの終端部に接続した穀物供給用揚穀装置10の上
部を接続し、前記一番コンベアにより取出された穀物を
貯留する。グレンタンク3の下部は、下方に至るに従い
細く(狭く)なる漏斗部11に形成し、漏斗部11の下
部にはグレンタンク3内の穀粒を排出する排出部12を
設ける。排出部12には穀粒排出装置13の一部を構成
する排出用筒部材14の中間部を接続する。即ち、穀粒
排出装置13は、排出用筒部材14の一端に圧縮空気
(高圧空気、圧搾空気)を送風する送風機15を接続
し、他端に穀物排出口16を形成し、中間部をグレンタ
ンク3の排出部12に接続し、前記穀物排出口16が縦
軸旋回および上下するように構成する。
【0007】本実施例では、排出用筒部材14の基部側
筒部17の基部に前記送風機15を接続し、基部側筒部
17の先端は前記排出部12の上手側に接続し、排出部
12の下手側には排出用筒部材14の中間筒部18の基
部を接続し、中間筒部18の先端はグレンタンク3より
突出させ、中間筒部18には上方に起立する縦排出筒部
19を接続し、該縦排出筒部19に続いて横排出筒部2
0を設け、横排出筒部20の先端に前記穀物排出口16
を形成している。本実施例では、縦排出筒部19と横排
出筒部20を一体形成しているが、別体でもよい。ま
た、前記グレンタンク3の漏斗部11の後側には接続筒
26を設け、接続筒26には下部縦軸27を介してL型
状の下部メタル28を取付け、下部メタル28は前記機
体フレーム1側に固定し、下部メタル28の上部には穀
粒排出装置13の一部を構成する縦回転筒29を下部メ
タル28に対してモータ、シリンダ等の旋回用駆動源3
0により回転自在に取付ける。縦回転筒29の上部には
取付部材31の基部をモータ、シリンダ等の上下用駆動
源32により上下回動自在に取付け、取付部材31の先
端側には支持横フレーム33を取付ける。そして、前記
排出用筒部材14の中間筒部18は接続筒26から下部
メタル28内に挿入し、中間筒部18に続く縦排出筒部
19は縦回転筒29内を通して縦回転筒29の上端開口
部より露出させ、縦排出筒部19に続く横排出筒部20
を支持横フレーム33の側部に添わせて係止部材35に
より係止している。
【0008】しかして、前記排出用筒部材14は、その
材質は任意であるが、一部または全部を変形可能な可撓
性部材により形成し、少なくとも、縦回転筒29の上端
開口部から突出する縦排出筒部19と横排出筒部20の
うち支持横フレーム33の基部に係止した係止部分との
間は変形可能な可撓性部材により形成すると、排出用筒
部材14の縦排出筒部19に対して横排出筒部20の旋
回を円滑にする。また、それ以外の部分は、合成樹脂あ
るいは金属等の剛体によって構成してもよく、例えば、
縦排出筒部19を金属筒により形成すると、縦回転筒2
9を省略できる。また、排出用筒部材14の基部側筒部
17および中間筒部18も伸縮自在で変形自在に構成す
ると、グレンタンク3のオープンに際して、着脱するこ
とがなく、オープン作業を容易にして、好適である。ま
た、排出用筒部材14の一部または全部は内部を目視可
能な透明部材(半透明等を含み目視可能であればよい)
により形成すると、メンテナンスを容易にして、好適で
ある。特に、排出用筒部材14の横排出筒部20は支持
横フレーム33の側部に添わせて係止部材35により係
止して殆ど露出させているので、操縦席4から見ること
ができて、詰まりに対して素早く対応できる。
【0009】しかして、前記グレンタンク3は前記下部
縦軸27および該下部縦軸27と同心の機体側の任意の
固定部に設けた上部縦軸を中心に機体側に対して側方に
回動するように取付ける。しかして、前記排出部12
は、排出用筒部材14からの高圧空気に穀粒を合流させ
るフィーダ40を、グレンタンク3の下部に着脱自在に
設ける。フィーダ40は、本体41の送風方向上手側に
上手側接続筒部42を設け、上手側接続筒部42に前記
基部側筒部17の終端を接続し、本体41の送風方向下
手側にスロート43を設け、スロート43に中間筒部1
8の始端を接続する。前記上手側接続筒部42には先端
がスロート43の空気排出口44近傍に臨み、先端に至
るに従い小径となるノズル45を設けて構成する。スロ
ート43は前記空気排出口44を小径に形成し、下手側
に至るに従い大径となるように形成し、また、本体41
に対して着脱自在に構成すると、メンテナンスが容易で
あり、好適である。また、前記ノズル45は本体41に
対して軸心方向に移動可能に構成し、ノズル45の先端
位置を穀物の種類(例えば、米と大豆)や、含水率によ
って移動調節すると共に、本体41に対して着脱自在に
構成すると、使用範囲を広げ、また、メンテナンスが容
易となって好適である。
【0010】また、前記ノズル45は、その先端空気流
出口46の径を大小に変更調節可能(例えば、一例とし
て、米より大豆の場合は先端空気流出口46の径を小
径)に構成すると、一層、穀物の種類や、含水率に関わ
らず、排出が円滑に行える。実施例では、複数の絞り羽
根47の基部をノズル本体48の外周に回動自在に夫々
が重合するように軸着し、各絞り羽根47の先端に調節
用リング49を嵌合させ、調節用リング49には調節用
軸50の先端に取付け、調節用軸50の基部を本体41
より外部に突出させ、調節用軸50の基部には回動自在
の調節アーム51に取付ける。先端空気流出口46は、
調節用軸50を上手側に引くとノズル本体48が上手側
に移動して小径となり、反対に、調節用軸50を下手側
に押すとノズル本体48が下手側に移動し、各絞り羽根
47の先端の規制を解除し、送風されると風圧により大
径となる。したがって、前記移動ノズル45と組合せる
と、種々の調節が可能となる。しかして、前記フィーダ
40の本体41の上部開口部52は、グレンタンク3の
下部の漏斗部11の下部に臨ませ、前記上部開口部52
の上方には空気噴出口53を設ける。空気噴出口53に
は前記排出用筒部材14の所定部分に接続した接続パイ
プ54を接続し、接続パイプ54を介して空気噴出口5
3よりグレンタンク3内に送風し、穀粒のフィーダ40
への流下を円滑にさせる。即ち、上部開口部52の上方
にはグレンタンク3内にある穀粒の重量が荷重となって
圧力が掛かるが、空気噴出口53よりグレンタンク3内
に横方向または吹き上げるように送風すると、穀粒を攪
拌して流下穀粒の荷重圧力を減少させるので、この部分
での詰まりを防止して、上部開口部52の上方から本体
41内への穀粒の流入が良好になる。したがって、上部
開口部52付近の送風は、穀粒を円滑にフィーダ40に
供給する供給手段55の一例となる。
【0011】図7の実施例では、漏斗部11と基部側筒
部17および中間筒部18の夫々とを前記接続パイプ5
4により接続しているが、この接続方法は任意である。
しかして、前記供給手段55の他の実施例を示すと、上
部開口部52に縦軸螺旋56を設け、縦軸螺旋56の中
心軸57の上部はギヤボックス58に軸装し、ギヤボッ
クス58の前後側には取付杆59を夫々設け、取付杆5
9によりグレンタンク3内に取付ける。取付杆59の一
方には二重軸のように回転軸60を挿通させて設け、回
転軸60の回転をギヤボックス58内にて中心軸57に
伝達する。また、ギヤボックス58には下向き筒61の
上部を取付け、下向き筒61の下部は前記縦軸螺旋56
の上部の周囲を包囲する。回転軸60には、縦螺旋モー
タ62の正逆回転を伝達し、縦軸螺旋56は穀粒を強制
上昇あるいは強制下降させる。縦軸螺旋56の回転方向
は、穀粒の種類、性状等の条件によって適宜選択する
が、一例を示すと、穀粒の含水率の相違から生じる湿り
具合で、湿った穀粒の場合は穀粒どうしが付着しやすい
ので、上方送り回転とすると、穀粒が拡散されてその密
度が低くなって、流下が円滑になり、反対に、乾燥穀粒
あるいは穀粒量が少ないとき、下方送り回転とすると、
排出速度を早くできる。しかして、前記排出用筒部材1
4の所定位置には加圧用接続パイプ63の一端を接続
し、加圧用接続パイプ63の他端はグレンタンク3内に
開口させる(図8)。即ち、フィーダ40内は高圧空気
が流れているので、グレンタンク3内とフィーダ40内
では圧力差が生じ、これが障害となって穀粒が流下しに
くいとき、排出部12の上部のグレンタンク3内を加圧
する。この場合、前記加圧用接続パイプ63と排出用筒
部材14との接続部分には切替バルブ64を設け、切替
自在とすると、グレンタンク3内の加圧の有無を選択で
き、作業性および操作性を向上させる。
【0012】しかして、前記グレンタンク3の下部に略
一定量ずつ排出する排出繰出機構65を設け、排出繰出
機構65の下部に前記フィーダ40を設け、該フィーダ
40に前記排出用筒部材14を接続して排出部12を構
成しても良い。排出繰出機構65は、内周面が円形のド
ラム66の中心に横回転軸67により放射方向に突き出
てドラム66の内周に摺接する回転翼68を横回転軸6
7の回転方向に所定間隔を置いて複数設け、各回転翼6
8の間に穀粒を下方の落下口69まで案内する流入室7
0を形成する。前記ドラム66はその上部の上部開口部
52を前記漏斗部11の下部に臨ませ、前記落下口69
を前記フィーダ40の上部に開口させて構成する。前記
ドラム66より突出する横回転軸67には歯車(図示省
略)を設け、該歯車には排出用モータ71の歯車(図示
省略)との間にチエン72を掛け回す。このフィーダ4
0は、本体41の上手側接続筒部42側の内面に下方に
至るに従いスロート43に近づく上手側傾斜面73に形
成し、上手側傾斜面73には前記上手側接続筒部42と
連通する空気流入口74を開口させており、前記上手側
傾斜面73の下縁には、空気流入口74の下縁を過ぎて
下方に向かってスロート43側に低く傾斜する凹部75
を連続形成し、凹部75はその中間部より前記スロート
43に近づくに従い高くなる傾斜面に形成している。
【0013】しかして、前記排出繰出機構65は、前記
ドラム66をグレンタンク3の漏斗部11の下部にボル
ト等により着脱自在に取付け、ドラム66の下部に前記
フィーダ40の上部をボルト等により着脱自在に取付け
る。したがって、前記のようにグレンタンク3を外側回
動させると、排出部12のメンテナンスを容易にでき
る。即ち、排出繰出機構65はグレンタンク3の漏斗部
11に取付けているので、グレンタンク3と共にオープ
ンし、メンテナンスを容易にする。しかして、前記排出
用モータ71はインバーターモータ等の可変速モータに
より回転変更可能に構成し、回転変更することによりフ
ィーダ40への落下量を変更可能に構成する。また、前
記上部開口部52は、横回転軸67の上方より前側に位
置させ、下降回転を開始する前記流入室70の上方に臨
ませる(図10、11)。また、上部開口部52を前側
に移動させて前記ドラム66を前記漏斗部11の下方に
位置させると共に、その径を図12の仮想線のように大
径にすると、各流入室70の容積が拡大して、排出効率
を向上させる。また、前記回転翼68とドラム66の内
周との間に隙間を設け、各回転翼68の先端(ドラム6
6内周側)には摺接体76の基部を取付け、摺接体76
の先端をドラム66の内周に摺接させる。なお、図14
では、摺接体76はブラシ状に形成しているが、板状の
弾性部材により形成しても良く、穀粒の大きさや性状に
よって交換して選択使用可能にすると、作業性を向上さ
せ、好適である。
【0014】また、前記実施例のような任意構成の排出
部12をグレンタンク3の下部に複数並設すると、排出
効率を向上させる(図15)。実施例では、前後に排出
繰出機構65およびフィーダ40を並設し、各上部開口
部52を各漏斗部11の略真下に開口させ、一個の排出
用モータ71により夫々互いに逆回転させてフィーダ4
0に穀粒を流下させている。しかして、前記排出繰出機
構65は、ドラム66の内周の前記上部開口部52に臨
む部分に横回転軸67に向けて内側に突き出る抵抗突起
77を設け(図17)、前記各回転翼68は弾性部材に
より基部側が回動変形するように構成し、抵抗突起77
に当接すると、各回転翼68の先端の移動を所定時間遅
らせ、抵抗突起77を通過すると弾性復帰するように構
成する。即ち、流入室70の開口部が上部開口部52に
臨んだときその面積を大きくして、穀粒流入量を増加さ
せ、排出効率を向上させたものである。しかして、前記
ドラム66には空気吹出口78を開口させ(図20)、
空気吹出口78には一端を前記排出用筒部材14側に接
続した接続パイプ79の他端を接続する。前記空気吹出
口78は、落下口69の排出位置に臨む流入室70内に
圧風を吹き込むように開口させ、流入室70内の穀粒の
排出を迅速にしている。なお、前記回転翼68の側部に
側板80を設けている場合には(図21)、各流入室7
0の側板80の夫々に連通口81を設け、各連通口81
が空気吹出口78に合致したとき送風されるようにす
る。
【0015】しかして、前記排出繰出機構65およびフ
ィーダ40を有する排出部12では、前記排出繰出機構
65の横回転軸67の軸心方向が縦になるようにして、
排出繰出機構65を横向きに配置すると、全体の高さを
低くでき、グレンタンク3の容量を大きくできて、好適
である。この場合、ドラム66の開口部52は平面視グ
レンタンク3の略中央に設け、ドラム66の脱穀装置2
側に開口部52を開口させ、反脱穀装置2側にフィーダ
40を設けている。しかして、排出用筒部材14の基部
側筒部17の中間部には、送風方向切替え装置82を設
け(図26)、送風方向切替え装置82に接続した接続
パイプ83には送風ノズル84を接続し、送風ノズル8
4に設けた複数の噴出孔(図示省略)をグレンタンク3
内に開口させる。前記送風方向切替え装置82は排出作
業中は、排出部12に送風して穀粒を穀物排出口16に
搬送するが、非作業中は、グレンタンク3内に送風させ
る。送風方向切替え装置82の構成は送風方向を択一的
に切替えればよく、図27により一例を示すと、接続パ
イプ83と基部側筒部17とを並設し、両者の開口部に
切替えシャッター85を設け、該切替えシャッター85
の開口部85aを手動操作または駆動部(ソレノイド)
86により接続パイプ83と基部側筒部17との何れか
に合致するように切替える。
【0016】しかして、前記排出部12の上部には開閉
シャッター87を設け(図28)、開閉シャッター87
は手動操作または駆動部により開閉自在に構成し、ま
た、送風機15と排出部12の間の基部側筒部17には
該基部側筒部17内の圧力を検出する圧力検出センサ8
8を設け、圧力検出センサ88により圧力が所定以上に
なるまで、開閉シャッター87を開かないように構成す
る。実施例では、前記開閉シャッター87と操縦席4の
操作レバー89を連結し、操作レバー89を手動操作す
ると開閉シャッター87を開くようにすると共に、操作
レバー89にモータ等の駆動部(図示省略)を設け、所
定以上になるまで、操作をロックすると共に、自動的に
開くようにしている。また、前記圧力検出センサ88に
変えて前記送風機15の回転を検出する回転センサ90
を設け、回転数が所定以上になるまで、開閉シャッター
87を開かないように構成してもよい。また、送風機1
5と排出部12の間の基部側筒部17には、温度検出セ
ンサ91を設け、温度が所定以上になると、開閉シャッ
ター87を閉じるように構成する。また、前記圧力検出
センサ88により圧力が所定以上になったときには、開
閉シャッター87を閉じる(全閉、半閉)ように構成し
てもよい。開閉シャッター87を閉じる場合、警告音を
発すると、作業者は、作業状態の把握を容易にして、好
適である。
【0017】しかして、排出用筒部材14の基部側筒部
17の中間部に設けた送風方向切替え装置82には、グ
レンタンク3への送風に変えて、送風方向切替え装置8
2に接続した接続パイプ83を刈取部8から脱穀装置2
へ穀稈を搬送する搬送装置92に接続し、搬送装置92
内の塵埃を排出するように構成する(図30)。即ち、
搬送装置92は刈取部8と脱穀装置2との間にケース9
3を設け、ケース93内に搬送装置(図示省略)を設け
て構成し、ケース93の上面に開口部94aを設け、開
口部94aの上方はフード94により包囲し、フード9
4に前記接続パイプ83を接続して、ケース93内に送
風する。フード94に対応するケース93の下面には排
塵口95を設け、排塵口95には穀粒は通さないが泥や
塵埃を通すネット96を設け、フード94からの送風に
より塵埃を排塵口95より排出させる。しかして、前記
縦回転筒29には別途移動縦回転筒97を伸縮自在に重
合させ、縦回転筒29と移動縦回転筒97の間には上下
伸縮用シリンダ98を設ける。前記取付部材31は移動
縦回転筒97の上部に取付け、上下伸縮用シリンダ98
の伸縮により取付部材31が上下して穀物排出口16が
上下する。図32は移動縦回転筒97を縦回転筒29の
外側に嵌合させた実施例であり、図33は移動縦回転筒
97を縦回転筒29の内側に嵌合させた実施例である。
しかして、前記排出用筒部材14の横排出筒部20を剛
性を有する金属製筒部材99により形成するか、また
は、横排出筒部20に剛性を有する金属製筒部材99を
接続し、該金属製筒部材99は前後に分割形成し、基部
側筒100に対して先端筒部101を伸縮自在に取付け
る。102は横伸縮用シリンダである。
【0018】(作用)次に前記構成に基づく作用を述べ
る。操縦席4に着座して機体を前進させ、分草体により
穀稈を分草し、分草した穀稈をリールで掻込み刈刃によ
り刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置2へ供給して脱穀し
て風選し、一番物は一番コンベアにより取出され、穀物
供給用揚穀装置により脱穀装置2の側部に設けたグレン
タンク3に貯留する。この場合、搬送装置92のケース
93の上面の開口部(図示省略)の上方に排出用筒部材
14と接続したフード94を設け、ケース93の下面に
は排塵口95を設けているから、フード94からの送風
で泥や塵埃を排塵口95のネット96から排出する。し
たがって、搬送中の穀粒の汚染程度を減少させる。しか
して、グレンタンク3の排出部12には、圧縮空気を送
風する送風機15を接続した排出用筒部材14の中間部
を接続し、排出部12の搬送下手側の排出用筒部材14
に設けた穀物排出口16が縦軸旋回および上下するよう
に構成した穀粒排出装置13を設けているから、グレン
タンク3内に穀物が一杯になると、機体を圃場近傍に待
機させたトラックの近傍にまで走行させ、穀物排出口1
6を前記トラックのタンク上方に位置させる。
【0019】この場合、穀物排出口16は上下および旋
回自在であるから、トラックのタンクとの位置合わせを
容易にする。また、穀物排出口16は上下および旋回自
在であるから、トラックのタンクに一々係止する必要が
なく、排出作業を容易にする。しかして、排出部12
は、グレンタンク3の下部に高圧空気に穀粒を合流させ
るフィーダ40を設け、フィーダ40は本体41とスロ
ート43とノズル45により構成し、ノズル45は本体
41に対して軸心方向に移動可能に構成しているから、
ノズル45の先端位置を移動調節することにより穀物の
種類(例えば、米と大豆)や含水率等の諸条件に対応し
て最適な状態で排出作業を行う。したがって、排出効率
が向上する。また、ノズル45は本体41に対して着脱
自在に構成しているから、交換することにより、使用範
囲を広げ、また、メンテナンスが容易となって好適であ
る。また、ノズル45の先端空気流出口46は、その径
を大小に変更調節可能に構成しているから、一層、穀物
の種類(例えば、米と大豆)や、含水率に関わらず、排
出が円滑に行える。しかして、排出部12の上部開口部
52は、グレンタンク3の下部の漏斗部11の下部に臨
ませ、上部開口部52には供給手段55を設けているか
ら、供給手段55によりグレンタンク3内の穀粒は排出
部12に円滑に排出される。
【0020】この場合、供給手段55は、上部開口部5
2の上方には空気噴出口53を設け、空気噴出口53に
は前記排出用筒部材14の所定部分に接続した接続パイ
プ54を接続しているから、接続パイプ54を介して空
気噴出口53よりグレンタンク3内に送風して穀粒を拡
散させ、上部開口部52の上方に掛かる穀粒の荷重を分
散してフィーダ40への流下を円滑にさせて排出させ
る。この場合、供給手段55は、接続パイプ54により
排出用筒部材14と接続するだけであるから、簡単に構
成できる。また、前記供給手段55は、排出部12の上
部開口部52に縦軸螺旋56の下部を臨ませて構成する
と、縦螺旋モータ62は回転軸60を回転させ、回転軸
60の回転をギヤボックス58を介して縦軸螺旋56の
中心軸57に伝達し、これにより縦軸螺旋56を回転さ
せるから、縦軸螺旋56の回転により穀粒は拡散されて
詰まりを防止しつつ排出部12に円滑に供給する。この
場合、縦軸螺旋56の回転方向を、穀粒の種類、性状等
の条件によって正逆の回転方向を設定し、また、回転数
を変更すると、最適な状態で供給手段55を作動させ
る。
【0021】即ち、ある種の湿った穀粒の場合では穀粒
どうしが付着しやすいので、上方送り回転とすると、攪
拌されて穀粒の密度が低くなって、流下が円滑になり、
また、乾燥穀粒あるいは穀粒量が少ないとき、下方送り
回転とすると、排出速度を早くできる。しかして、前記
排出用筒部材14の所定位置には加圧用接続パイプ63
の一端を接続し、加圧用接続パイプ63の他端はグレン
タンク3内に開口させているから、本体41内の圧力と
グレンタンク3内との圧力差が減少するので、縦軸螺旋
56による供給が一層円滑になる。また、加圧用接続パ
イプ63と排出用筒部材14との接続部分には切替バル
ブ64を設けているから、グレンタンク3内の加圧の有
無を選択でき、作業性および操作性を向上させる。しか
して、前記グレンタンク3の下部に略一定量ずつ排出す
る排出繰出機構65を設け、排出繰出機構65の下部に
前記フィーダ40を設け、該フィーダ40に前記排出用
筒部材14を接続して排出部12を構成した場合、排出
繰出機構65の排出用モータ71はインバーターモータ
等の可変速モータにより回転変更可能に構成しているか
ら、回転変更することによりフィーダ40への落下量を
変更可能になって、排出効率を向上させる。
【0022】また、前記上部開口部52は、横回転軸6
7の上方より前側に位置させ、下降回転を開始する前記
流入室70の上方に臨ませているから、穀粒は重力によ
る落下方向が流入室70の回転方向に一致し、各流入室
70に穀粒が円滑に流入する。また、上部開口部52を
前側に移動させて前記ドラム66を前記漏斗部11の下
方に位置させると共に、その径を図12の仮想線のよう
に大径にしているから、各流入室70の容積を拡大し
て、排出効率を向上させる。また、前記回転翼68とド
ラム66の内周との間に隙間を設け、各回転翼68の先
端(ドラム66内周側)には摺接体76の基部を取付
け、摺接体76の先端をドラム66の内周に摺接させて
いるから、穀粒が回転翼68とドラム66の内周との間
に挟まれるのを防止し、穀粒を損傷させずに排出でき
る。また、前記実施例のような任意構成の排出部12を
グレンタンク3の下部に複数設けているから、排出効率
を向上させる。この場合、前後に排出繰出機構65およ
びフィーダ40を並設し、各上部開口部52を各漏斗部
11の略真下に開口させているから、一個の排出用モー
タ71により夫々互いに逆回転させてフィーダ40に穀
粒を流下させ、部品点数を少なくして、好適である。し
かして、前記排出繰出機構65は、ドラム66の内周の
前記上部開口部52に臨む部分に横回転軸67に向けて
内側に突き出る抵抗突起77を設け、前記各回転翼68
は弾性部材により基部側が回動変形するように構成して
いるから、各回転翼68の先端が抵抗突起77に当接す
ると、各回転翼68の先端の移動を所定時間遅らせる。
したがって、先行の回転翼68との間の開口部が広がる
ので、各流入室70に穀粒が多く入り、排出効率を向上
させる。
【0023】しかして、ドラム66には、落下口69に
臨む流入室70内に圧風を吹き込むように空気吹出口7
8を開口させているから、流入室70内の穀粒は排出位
置に至ると送風によっても排出され、排出精度を向上さ
せる。しかして、前記排出繰出機構65およびフィーダ
40を有する排出部12では、前記排出繰出機構65の
横回転軸67の軸心方向が縦になるようにして、排出繰
出機構65を横向きに配置しているから、グレンタンク
3の略中央にあるドラム66の開口部52にグレンタン
ク3内の穀粒は誘導されて、ドラム66内に入り、各回
転翼68の縦軸回転により反脱穀装置2側のフィーダ4
0に横搬送され、フィーダ40で高圧空気と合流して穀
物排出口16に搬送される。したがって、排出繰出機構
65を横向きにしているので、全体の高さを低くでき、
グレンタンク3の容量を大きくできて、好適である。し
かして、排出用筒部材14の基部側筒部17の中間部に
は、送風方向切替え装置82を設け、送風方向切替え装
置82により排出部12への流路とグレンタンク3内の
送風ノズル84への流路とに切替自在であるから、排出
作業中は、排出部12に送風して穀粒を穀物排出口16
に搬送し、非作業中は、グレンタンク3内に送風させ
て、グレンタンク3内の穀粒を乾燥させる。即ち、排出
用筒部材14の送風は、高圧空気であるから、70度程
度に熱くなっており、グレンタンク3内の穀粒を乾燥さ
せる。また、グレンタンク3内への送風は、送風機15
を停止させれば、止めることができ、穀粒の性状によっ
て選択使用でき、作業性を向上させる。
【0024】しかして、前記排出部12の上部には開閉
シャッター87を設け、送風機15と排出部12の間の
基部側筒部17には該基部側筒部17内の圧力を検出す
る圧力検出センサ88を設け、圧力検出センサ88によ
り圧力が所定以上になるまで、開閉シャッター87を開
かないように構成しているから、排出用筒部材14内の
搬送圧力が低いうちに穀粒が供給されるのを防止し、そ
の結果詰まりを防止する。また、実施例では、開閉シャ
ッター87と操縦席4の操作レバー89を連結し、操作
レバー89を手動操作すると開閉シャッター87を開く
ようにすると共に、操作レバー89にモータ等の駆動部
(図示省略)を設け、所定以上になるまで、操作をロッ
クすると共に、自動的に開くようにしているから、操作
性を向上させる。また、前記圧力検出センサ88に変え
て前記送風機15の回転を検出する回転センサ90を設
け、回転数が所定以上になるまで、開閉シャッター87
を開かないように構成しているから、詰まりを防止す
る。また、送風機15と排出部12の間の基部側筒部1
7には、温度検出センサ91を設け、温度が所定以上に
なると、開閉シャッター87を閉じるように構成してい
るから、詰まりを防止する。また、前記圧力検出センサ
88により圧力が所定以上になったときには、開閉シャ
ッター87を閉じる(全閉、半閉)ように構成している
から、詰まりを防止する。また、開閉シャッター87を
閉じる場合、警報音を発すると、操作性を向上させ、好
適である。また、開閉シャッター87を閉じた後も送風
を続行させると、詰まりの解消に役に立ち、その後、圧
力検出センサ88により圧力の低下を検出すれば、開閉
シャッター87を自動的に開くようにしてもよい。
【0025】しかして、前記縦回転筒29には別途移動
縦回転筒97を伸縮自在に重合させ、縦回転筒29と移
動縦回転筒97の間には上下伸縮用シリンダ98を設け
ているから、上下伸縮用シリンダ98の伸縮により取付
部材31が上下して穀物排出口16を上下させる(最高
最低高さ位置を上下させる)。しかして、前記排出用筒
部材14の横排出筒部20を剛性を有する金属製筒部材
99により形成するか、または、横排出筒部20に剛性
を有する金属製筒部材99を接続し、該金属製筒部材9
9は前後に分割形成し、基部側筒基部側筒100に対し
て先端筒部先端筒部101を伸縮自在に取付けているか
ら、排出作業を容易にし、また、格納スペースを小さく
する。
【0026】
【効果】本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱
穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫
々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排
出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13
は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧
空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部を
グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して
構成し、前記グレンタンク3内には排出部12へグレン
タンク3内の穀粒を供給させる供給補助手段または供給
手段55を設けたコンバインの排出装置としたものであ
るから、供給手段55によりグレンタンク3内の穀粒は
排出部12に円滑に排出される。本発明は、前記供給手
段55は、排出部12の上方のグレンタンク3内に前記
排出用筒部材14からの高圧空気を横または上方に向け
て噴出する空気噴出口53を設けたコンバインの排出装
置としたものであるから、空気噴出口53からの送風で
穀粒を拡散させ、円滑にさせて排出させ、また、空気噴
出口53と排出用筒部材14とを接続するだけであるか
ら、簡単に構成できる。本発明は、前記供給手段55
は、排出部12の上部開口部52に正逆回転自在の縦軸
螺旋56の下部を臨ませて構成したコンバインの排出装
置としたものであるから、縦軸螺旋56の回転により穀
粒は拡散されて詰まりを防止しつつ排出部12に円滑に
供給する。本発明は、前記グレンタンク3内に排出用筒
部材14からの高圧空気を供給して加圧するようにした
コンバインの排出装置としたものであるから、本体41
内の圧力とグレンタンク3内との圧力差が減少するの
で、縦軸螺旋56による供給が円滑になる。本発明は、
走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他
側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタ
ンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置
13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口
16を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送
する排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒
を排出する排出部12に接続して構成し、前記排出部1
2は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66
および回転翼68を有する排出繰出機構100を有して
構成し、前記ドラム66の上部開口部52は、回転翼6
8の中心上方より一方側の下降回転を開始する上方に臨
ませたコンバインの排出装置としたものであるから、穀
粒は各流入室70に穀粒が円滑に流入し、排出効率を向
上させる。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に
脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを
夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を
排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13
は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧
空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部を
グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して
構成し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒
を排出するドラム66および回転翼68を有する排出繰
出機構100を有して構成し、前記回転翼68とドラム
66の内周との間に穀粒より大なる隙間を設け、各回転
翼68の先端にはドラム66の内周に摺接する摺接体7
6の基部を取付けたコンバインの排出装置としたもので
あるから、穀粒が回転翼68とドラム66の内周との間
に挟まれるのを防止し、穀粒を損傷させずに排出でき
る。本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
構100を有して構成し、前記ドラム66の上部開口部
52に臨む前記回転翼68の回転上昇側の内周部分に内
側に突き出る抵抗突起77を設け、前記各回転翼68は
弾性部材により基部側が回動変形するように構成したコ
ンバインの排出装置としたものであるから、先行の回転
翼68との間の開口部が広がるので、各流入室70に穀
粒が多く入り、排出効率を向上させる。本発明は、走行
装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上
方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク
3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置13
を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口16
を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送する
排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を排
出する排出部12に接続して構成し、前記排出部12
は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66お
よび回転翼68を有する排出繰出機構100を有して構
成し、前記ドラム66には、排出位置にある回転翼68
の間の流入室70内に圧風を吹き込むように空気吹出口
78を開口させたコンバインの排出装置としたものであ
るから、流入室70内の穀粒は排出位置に至ると送風に
よっても排出され、排出精度を向上させる。本発明は、
走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他
側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタ
ンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置
13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口
16を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送
する排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒
を排出する排出部12に接続して構成し、前記排出部1
2は、前記グレンタンク3の穀粒を排出するドラム66
および回転翼68を有する排出繰出機構100を有して
構成し、前記排出部12は前記排出繰出機構65の回転
翼68の軸心方向が縦になるように横向きに配置したコ
ンバインの排出装置としたものであるから、グレンタン
ク3の全体の高さを低くでき、グレンタンク3の容量を
大きくできる。本発明は、走行装置7の左右一側上方位
置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3
とを夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀
粒を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置
13は、先端に穀物排出口16を有し送風機15からの
高圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間
部をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続
し、前記送風機15と排出部12との間の中間部には、
排出部12と前記グレンタンク3内に設けた送風ノズル
84との流路を切替自在の送風方向切替え装置82を設
けたコンバインの排出装置としたものであるから、グレ
ンタンク3内の穀粒を乾燥させ、排出を円滑にする。本
発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2
を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、
該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出する穀
粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先端に
穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気により
穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレンタン
ク3の穀粒を排出する排出部12に接続し、該排出部1
2の上部には開閉シャッター87を設け、開閉シャッタ
ー87は送風機15と排出部12の間の圧力検出センサ
88または送風機15の回転センサ回転センサ90によ
り、排出用筒部材14の所定以下の圧力または所定以下
の回転数のときは開閉シャッター87を開かないように
構成したコンバインの排出装置としたものであるから、
詰まりを防止する。本発明は、走行装置7の左右一側上
方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタン
ク3とを夫々設け、該グレンタンク3には該タンク3内
の穀粒を排出する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出
装置13は、先端に穀物排出口16を有し送風機15か
らの高圧空気により穀粒を搬送する排出用筒部材14の
中間部をグレンタンク3の穀粒を排出する排出部12に
接続し、該排出部12の上部には開閉シャッター87を
設け、開閉シャッター87は送風機15と排出部12の
間に設けた温度検出センサ91により温度が所定以上に
なると閉じるように構成したコンバインの排出装置とし
たものであるから、詰まりを防止する。本発明は、走行
装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上
方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク
3には該タンク3内の穀粒を排出する穀粒排出装置13
を設け、該穀粒排出装置13は、先端に穀物排出口16
を有し送風機15からの高圧空気により穀粒を搬送する
排出用筒部材14の中間部をグレンタンク3の穀粒を排
出する排出部12に接続して構成し、前記前記排出部1
2は、前記排出用筒部材14からの高圧空気に穀粒を合
流させるフィーダ40を有して構成し、該フィーダ40
は、本体41の送風方向下手側にスロート43を、該ス
ロート43に先端を向けた先端に至るに従い小径となる
ノズル45を本体41の送風方向上手側に夫々設け、前
記ノズル45は送風方向に前後に位置調節自在に設けた
コンバインの排出装置としたものであるから、排出を円
滑にする。本発明は、前記ノズル45は、その先端空気
流出口46の径を大小に変更調節可能に構成したコンバ
インの排出装置としたものであるから、排出を円滑にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 グレンタンクの側面図。
【図3】 排出部の拡大図。
【図4】 ノズルの側面図。
【図5】 ノズルの斜視図。
【図6】 供給手段の他の実施例図。
【図7】 同一部拡大斜視図。
【図8】 同側面図。
【図9】 排出繰出機構の側面図。
【図10】 同側面図。
【図11】 同縦断側面図。
【図12】 同説明側面図。
【図13】 同説明平面図。
【図14】 摺接体を設けた実施例の側面図。
【図15】 排出部を並設した実施例の側面図。
【図16】 同側面図。
【図17】 抵抗突起の斜視図。
【図18】 抵抗突起の実施例の側面図。
【図19】 作用状態図。
【図20】 排出繰出機構の他の実施例の側面図。
【図21】 同縦断正面図。
【図22】 排出部の他の実施例の側面図。
【図23】 同平面図。
【図24】 同平面説明図。
【図25】 同平面説明図。
【図26】 グレンタンク内への送風の実施例の側面
図。
【図27】 送風方向切替え装置の断面図。
【図28】 シャッターを設けた実施例の側面図。
【図29】 同側面図。
【図30】 搬送装置内への送風の実施例の側面図。
【図31】 同斜視図。
【図32】 搬送用縦筒の伸縮構成の実施例の側面図。
【図33】 同側面図。
【図34】 搬送用横筒の伸縮構成の実施例の側面図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…脱穀装置、3…グレンタンク、
7…走行装置、8…刈取部、10…穀物供給用揚穀装
置、11…漏斗部、12…排出部、14…排出用筒部
材、15…送風機、16…穀物排出口、19…縦排出筒
部、20…横排出筒部、13…穀粒排出装置、21…後
板、26…前側接続筒、27…下部縦軸、28…下部メ
タル、29…縦回転筒、30…旋回用駆動源、31…取
付部材、32…上下用駆動源、33…支持横フレーム、
35…係止部材、40…フィーダ、41…本体、42…
上手側接続筒部、43…スロート、44…空気排出口、
45…ノズル、46…先端空気流出口、47…絞り羽
根、48…ノズル本体、49…調節用リング、50…調
節用軸、51…調節アーム、52…上部開口部、53…
空気噴出口、54…接続パイプ、55…供給手段、56
…縦軸螺旋、57…中心軸、58…ギヤボックス、59
…取付杆、60…回転軸、61…下向き筒、62…縦螺
旋モータ、63…加圧用接続パイプ、64…切替バル
ブ、65…排出繰出機構、66…ドラム、67…横回転
軸、68…回転翼、69…落下口、70…流入室、71
…排出用モータ、72…チエン、73…上手側傾斜面、
74…空気流入口、75…凹部、76…摺接体、77…
抵抗突起、78…空気吹出口、79…接続パイプ、80
…側板、81…連通口、82…送風方向切替え装置、8
3…接続パイプ、84…送風ノズル、85…切替えシャ
ッター、86…駆動部、87…開閉シャッター、88…
圧力検出センサ、89…操作レバー、90…回転セン
サ、91…温度検出センサ、92…搬送装置、93…ケ
ース、94…フード、95…排塵口、97…移動縦回転
筒、98…上下伸縮用シリンダ、99…金属製筒部材、
100…基部側筒、101…先端筒部、102…横伸縮
用シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 安野 公二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岩永 憲二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小林 繁夫 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石川 道男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 大原 一志 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 上村 孝彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 松井 正実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 武方 毅 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 指原 宏彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC08 KC07 KE03 LA03 LA13 LA14 LE18 LP03 LP09 LP11 LP12 LP17 LR02 LR07 LR13 MA02 MA07 MC02 MC13 MG05 MG09 MJ12 MJ20 ML06 ML10 PA48 QA03 QA29

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記グレンタンク3内には排出部12へグレンタン
    ク3内の穀粒を供給させる供給補助手段または供給手段
    55を設けたコンバインの排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記供給手段55
    は、排出部12の上方のグレンタンク3内に前記排出用
    筒部材14からの高圧空気を横または上方に向けて噴出
    する空気噴出口53を設けたコンバインの排出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記供給手段55
    は、排出部12の上部開口部52に正逆回転自在の縦軸
    螺旋56の下部を臨ませて構成したコンバインの排出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記グレンタンク3
    内に排出用筒部材14からの高圧空気を供給して加圧す
    るようにしたコンバインの排出装置。
  5. 【請求項5】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
    出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
    構100を有して構成し、前記ドラム66の上部開口部
    52は、回転翼68の中心上方より一方側の下降回転を
    開始する上方に臨ませたコンバインの排出装置。
  6. 【請求項6】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
    出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
    構100を有して構成し、前記回転翼68とドラム66
    の内周との間に穀粒より大なる隙間を設け、各回転翼6
    8の先端にはドラム66の内周に摺接する摺接体76の
    基部を取付けたコンバインの排出装置。
  7. 【請求項7】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
    出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
    構100を有して構成し、前記ドラム66の上部開口部
    52に臨む前記回転翼68の回転上昇側の内周部分に内
    側に突き出る抵抗突起77を設け、前記各回転翼68は
    弾性部材により基部側が回動変形するように構成したコ
    ンバインの排出装置。
  8. 【請求項8】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
    出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
    構100を有して構成し、前記ドラム66には、排出位
    置にある回転翼68の間の流入室70内に圧風を吹き込
    むように空気吹出口78を開口させたコンバインの排出
    装置。
  9. 【請求項9】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出す
    る穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、先
    端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気に
    より穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレン
    タンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記排出部12は、前記グレンタンク3の穀粒を排
    出するドラム66および回転翼68を有する排出繰出機
    構100を有して構成し、前記排出部12は前記排出繰
    出機構65の回転翼68の軸心方向が縦になるように横
    向きに配置したコンバインの排出装置。
  10. 【請求項10】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀
    装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々
    設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出
    する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、
    先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気
    により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレ
    ンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続し、前記
    送風機15と排出部12との間の中間部には、排出部1
    2と前記グレンタンク3内に設けた送風ノズル84との
    流路を切替自在の送風方向切替え装置82を設けたコン
    バインの排出装置。
  11. 【請求項11】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀
    装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々
    設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出
    する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、
    先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気
    により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレ
    ンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続し、該排
    出部12の上部には開閉シャッター87を設け、開閉シ
    ャッター87は送風機15と排出部12の間の圧力検出
    センサ88または送風機15の回転センサ回転センサ9
    0により、排出用筒部材14の所定以下の圧力または所
    定以下の回転数のときは開閉シャッター87を開かない
    ように構成したコンバインの排出装置。
  12. 【請求項12】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀
    装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々
    設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出
    する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、
    先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気
    により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレ
    ンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続し、該排
    出部12の上部には開閉シャッター87を設け、開閉シ
    ャッター87は送風機15と排出部12の間に設けた温
    度検出センサ91により温度が所定以上になると閉じる
    ように構成したコンバインの排出装置。
  13. 【請求項13】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀
    装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々
    設け、該グレンタンク3には該タンク3内の穀粒を排出
    する穀粒排出装置13を設け、該穀粒排出装置13は、
    先端に穀物排出口16を有し送風機15からの高圧空気
    により穀粒を搬送する排出用筒部材14の中間部をグレ
    ンタンク3の穀粒を排出する排出部12に接続して構成
    し、前記前記排出部12は、前記排出用筒部材14から
    の高圧空気に穀粒を合流させるフィーダ40を有して構
    成し、該フィーダ40は、本体41の送風方向下手側に
    スロート43を、該スロート43に先端を向けた先端に
    至るに従い小径となるノズル45を本体41の送風方向
    上手側に夫々設け、前記ノズル45は送風方向に前後に
    位置調節自在に設けたコンバインの排出装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記ノズル45
    は、その先端空気流出口46の径を大小に変更調節可能
    に構成したコンバインの排出装置。
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