JP2001223452A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続リード線を無くして、微細基板と導体パ
ターンを直接的に接続する回路基板及び回路基板製造方
法を提供する。 【解決手段】 大電流用として導体パターンを導電性金
属板で形成し、それを樹脂で覆って回路基板を形成する
ときに、微細回路基板の接合部を設ける。他方、高周波
回路のように高密度を必要とする微細回路基板を作成す
る。この両者を接合するのに、導体パターンの上面、下
面のいずれからも装着できるように接続導体を用いて接
合部同士を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の回路を
構成する電子部品を装着する回路基板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路は高機能化に伴い、大電
流を必要とすると同時に制御等のための微少電流で高密
度に部品を装着することが求められている。
【0003】従来の技術として、大電流用の基板と微少
電流高密度用の基板を別々に形成し、互いの接続をリー
ド線を用いて行っていた。以下、図面を参照しながら、
上述した従来の方法の一例について説明する。
【0004】図7は従来の回路基板構成を示すものであ
る。
【0005】図7において、101は導体パターン、1
02は樹脂、103は接続導体、104は部品、105
は微細基板、106は接続リード線である。
【0006】以上のように構成された回路基板構造に基
づくその動作について説明する。
【0007】まず、導電性金属板を用いて導電パターン
101,…,101を形成し、その導電パターン10
1,…,101の周囲に部品4を実装し接合する部分を
残して樹脂部2を用いて覆い、樹脂成形回路基板120
を形成する。
【0008】この導電パターン101,…,101の形
成は、通常、エッチング又はプレス加工で形成される
が、用いる導電性金属板の厚みにより導体パターン10
1,…,101の導体間の距離が決まる。プレス加工を
例にとると、板厚の1.5〜2倍程度の隙間が必要とな
る。これは通常用いられるプリント基板に比べて隙間が
大きいと言える。
【0009】従って、実装する部品104の接続電極間
は大きいものを用いるため、部品104も大きくなるこ
とが多い。部品104の電極と、導電パターン101,
…,101の接続は、接続導体103を用いて行うが、
通常ハンダを用いる。接続は導電パターン101,…,
101の表面、裏面のいずれで行うも任意である。
【0010】また、小さな部品で密度の高い回路につい
ては、微細基板105を作成して、小型の部品104を
実装した後、接続リード線106を介して電気的接続を
し、機器の所定の場所に固定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、機器の小型化に限界があり、接続リー
ド線106で接続するという煩わしさがある。
【0012】従って、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、接続リード線を無くして、微細基板と導体パターン
を直接的に接続する回路基板及び回路基板製造方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。
【0014】本発明の第1態様によれば、導電体を用い
て形成した導体パターンを少なくともその接合部を除い
て樹脂で覆うように成形された樹脂成形回路基板と、上
記樹脂成形回路基板に形成される回路より微細でかつ上
記導体パターンの上記接合部と接合される接合部を有す
る微細回路を有する微細基板とを備えて、上記樹脂成形
回路基板の上記導体パターンの上記接合部と上記微細基
板の上記接合部とを接続導体を介して電気的に接合する
ことを特徴とする回路基板を提供する。
【0015】本発明の第2態様によれば、上記微細基板
を上記樹脂成形回路基板の材料とは異なる他の基板材料
で形成する第1の態様に記載の回路基板を提供する。
【0016】本発明の第3態様によれば、上記樹脂成形
回路基板は、底面に上記導体パターンの上記接合部が露
出した凹部を有し、この凹部内に上記微細基板を挿入す
るとともに、上記微細基板の上記接合部と、上記凹部の
上記底面の上記導体パターンの上記接合部とを接合して
上記回路基板を製造する第1又は2の態様に記載の回路
基板を提供する。
【0017】本発明の第4態様によれば、上記微細回路
基板の上記接合部と接合する上記樹脂成形回路基板の微
細回路基板対向面に、上記導体パターンと絶縁された独
立ランドを形成するようにした第1〜3のいずれか1つ
の態様に記載の回路基板を提供する。
【0018】本発明の第5態様によれば、上記微細基板
を接合する上記微細回路基板の上記導体パターンの周辺
に溝を備えるようにした第1〜4のいずれか1つの態様
に記載の回路基板を提供する。
【0019】本発明の第6態様によれば、上記微細基板
を取り付ける上記樹脂成形回路基板の微細基板対向面
に、上記樹脂成形回路基板と上記微細基板との接合時に
形成される隙間を埋める凸部を備えるようにした第1〜
5のいずれか1つの態様に記載の回路基板を提供する。
【0020】本発明の第7態様によれば、上記微細基板
に放熱板を備えるようにした第1〜6のいずれか1つの
態様に記載の回路基板を提供する。
【0021】本発明の第8態様によれば、上記放熱板は
上記微細基板と一体的に固定された状態で、上記微細基
板の上記接合部を上記樹脂成形回路基板の上記導体パタ
ーンの上記接合部に接合し、上記放熱板の一面が上記樹
脂成形回路基板の樹脂部表面と同一面か、突出するよう
にした第7の態様に記載の回路基板を提供する。
【0022】本発明の第9態様によれば、上記放熱板が
上記微細基板より大きく、上記樹脂成形回路基板の上記
導体パターンとの間に樹脂又は他の絶縁体を介在させ
て、上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンの下に位
置し、上記樹脂又は絶縁体を通して上記導体パターンの
放熱を行う第7又は8の態様に記載の回路基板を提供す
る。
【0023】本発明の第10態様によれば、上記放熱板
の上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンと対面する
面に、電気的に独立したハンダ付けランドを備えて、上
記樹脂成形回路基板の上記導体パターンと上記放熱板と
を上記ハンダ付けランドを介して接合するようにした第
7〜9のいずれか1つの態様に記載の回路基板を提供す
る。
【0024】本発明の第11態様によれば、上記放熱板
の上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンとの接触部
を凸部にして、その凸部で上記放熱板と上記樹脂成形回
路基板の上記導体パターンととが接触する第7〜9のい
ずれか1つの態様に記載の回路基板を提供する。
【0025】本発明の第12態様によれば、上記樹脂成
形回路基板の同一導体パターンの表裏に部品を実装する
第1〜11のいずれか1つの態様に記載の回路基板を提
供する。
【0026】本発明の第13態様によれば、上記接続導
体はハンダである第1〜12のいずれか1つの態様に記
載の回路基板を提供する。
【0027】本発明の第14態様によれば、導電体を用
いて形成した導体パターンを少なくともその接合部を除
いて樹脂で覆うように成形されて形成された樹脂成形回
路基板の上記導体パターンの上記接合部と、上記樹脂成
形回路基板に形成される回路より微細でかつ上記導体パ
ターンの上記接合部と接合される接合部を有する微細回
路を有する微細基板の上記接合部とを接続導体を介して
電気的に接合することにより回路基板を製造するように
したことを特徴とする回路基板製造方法を提供する。
【0028】本発明の第15態様によれば、上記微細基
板を上記樹脂成形回路基板の材料とは異なる他の基板材
料で形成する第14の態様に記載の回路基板製造方法を
提供する。
【0029】本発明の第16態様によれば、上記樹脂成
形回路基板は、底面に上記導体パターンの上記接合部が
露出した凹部を有し、この凹部内に上記微細基板を挿入
するとともに、上記微細基板の上記接合部と、上記凹部
の上記底面の上記導体パターンの上記接合部とを接合し
て上記回路基板を製造する第14又は15の態様に記載
の回路基板製造方法を提供する。
【0030】本発明の第17態様によれば、上記微細回
路基板の上記接合部と接合する上記樹脂成形回路基板の
微細回路基板対向面に、上記導体パターンと絶縁された
独立ランドを形成するようにした第1〜3のいずれか1
つの態様に記載の回路基板製造方法を提供する。
【0031】本発明の第18態様によれば、上記微細基
板を接合する上記微細回路基板の上記導体パターンの周
辺に溝を備えるようにした第14〜17のいずれか1つ
の態様に記載の回路基板製造方法を提供する。
【0032】本発明の第19態様によれば、上記微細基
板を取り付ける上記樹脂成形回路基板の微細基板対向面
に、上記樹脂成形回路基板と上記微細基板との接合時に
形成される隙間を埋める凸部を備えるようにした第14
〜18のいずれか1つの態様に記載の回路基板製造方法
を提供する。
【0033】本発明の第20態様によれば、上記微細基
板に放熱板を備えるようにした第14〜19のいずれか
1つの態様に記載の回路基板製造方法を提供する。
【0034】本発明の第21態様によれば、上記放熱板
は上記微細基板と一体的に固定された状態で、上記微細
基板の上記接合部を上記樹脂成形回路基板の上記導体パ
ターンの上記接合部に接合し、上記放熱板の一面が上記
樹脂成形回路基板の樹脂部表面と同一面か、突出するよ
うにした第20の態様に記載の回路基板製造方法を提供
する。
【0035】本発明の第22態様によれば、上記放熱板
が上記微細基板より大きく、上記樹脂成形回路基板の上
記導体パターンとの間に樹脂又は他の絶縁体を介在させ
て、上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンの下に位
置し、上記樹脂又は絶縁体を通して上記導体パターンの
放熱を行う第20又は21の態様に記載の回路基板製造
方法を提供する。
【0036】本発明の第23態様によれば、上記放熱板
の上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンと対面する
面に、電気的に独立したハンダ付けランドを備えて、上
記樹脂成形回路基板の上記導体パターンと上記放熱板と
を上記ハンダ付けランドを介して接合するようにした第
20〜22のいずれか1つの態様に記載の回路基板製造
方法を提供する。
【0037】本発明の第24態様によれば、上記放熱板
の上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンとの接触部
を凸部にして、その凸部で上記放熱板と上記樹脂成形回
路基板の上記導体パターンととが接触する第20〜22
のいずれか1つの態様に記載の回路基板製造方法を提供
する。
【0038】本発明の第25態様によれば、上記樹脂成
形回路基板の同一導体パターンの表裏に部品を実装する
第14〜24のいずれか1つの態様に記載の回路基板製
造方法を提供する。
【0039】本発明の第26態様によれば、上記接続導
体はハンダである第14〜25のいずれか1つの態様に
記載の回路基板製造方法を提供する。
【0040】
【発明の実施形態】以下に、本発明にかかる実施形態を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0041】図1〜図6は、本発明の種々の実施形態に
おける断面形状を示すものである。
【0042】図1〜図6において、1は電源系回路など
の大電流用として導電性金属板(例えば銅板)で形成さ
れる導体パターン、2は樹脂、3はハンダなどの接続導
体、4は部品、5は例えば信号系の回路(例えば高周波
回路)のように高密度な微細回路を必要とする微細基
板、6は接続リード線、7は下部導体、8は独立ラン
ド、9は熱伝導体、10は溝、11は凸部、12は放熱
板である。また、20は大電流用の樹脂成形回路基板で
ある。
【0043】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態にかかる回路基板において微細基板が樹脂モールド
基板に直接的に接合された状態での上記回路基板の断面
図である。また、図2は、本発明の第1実施形態の変形
例にかかる回路基板において微細基板が樹脂モールド基
板に直接的に接合された状態での上記回路基板の断面図
である。
【0044】本発明の第1の実施形態にかかる回路基板
は、図1に示すように、導電体を用いて形成した導体パ
ターン1,…,1を少なくともその接合部1a,…,1aを
除いて樹脂部2で覆うように成形された樹脂成形回路基
板20と、上記樹脂成形回路基板20に形成される回路
より微細でかつ上記導体パターン1の上記接合部1a,
…,1aと接合される接合部5a,…,5aを有する微細
回路を有する微細基板5とを備えて、上記樹脂成形回路
基板20の上記導体パターン1,…,1の上記接合部1
a,…,1aと上記微細基板5の上記接合部5a,…,5a
とを電気的に接合するようにしたものである。なお、例
えば、両基板5,20の接合部5a,1aの寸法を同一
とする。
【0045】上記樹脂成形回路基板20は、大電流用と
して導電性金属板(例えば銅板)で形成される導体パタ
ーン1,…,1の周囲を、微細基板5の接合部に対する接
合部1a,…,1aを残して合成樹脂部2で覆って形成さ
れている。
【0046】また、上記樹脂成形回路基板20とは別個
に、樹脂成形回路基板20の回路より微細な回路でかつ
樹脂成形回路基板20では対応しきれない微細回路部分
を微細基板5として形成し、その微細基板5に部品4,
…,4をハンダなどの接続導体3,…,3をそれぞれ介し
て実装する。
【0047】微細基板5を構成するのは、従来より用い
られている基板材料であれば、特に材質を問う必要はな
い。フィルム状の極めて薄いものから厚みのあるものま
で、また、微細基板5に対する微細な回路を形成するた
めの導体パターン1,…,1の形成は両面、片面のいず
れでも良い。一例として、樹脂成形回路基板20の回路
より微細な回路でかつ樹脂成形回路基板20では対応し
きれない微細回路部分を微細基板5に形成するため、上
記微細基板5を上記樹脂成形回路基板20の材料とは異
なる他の基板材料で形成する。
【0048】図1では、このように形成された微細基板
5が樹脂成形回路基板20の上向きの凹部20a内に挿
入されて、微細基板5の下面の電気的接合部5a,…,5
aと樹脂成形回路基板20の対応する導体パターン1,
…,1の接合部1a,…,1aを接続導体3,…,3を用い
て接続している。この凹部20aは、微細基板5が挿入
できるように大略同一又は若干それより大きい寸法構成
とする。
【0049】しかしながら、これに限られるものではな
く、図2のように、樹脂成形回路基板20の下向きの凹
部20b内に微細基板5が挿入されて、接続基板5の上
面の接合部5b,…,5bと樹脂成形回路基板20の対応
する導体パターン1,…,1の接合部1b,…,1bを接続
導体3,…,3を用いて接続するようにしても良い。
【0050】また、微細基板5が発熱する回路構成の場
合は、後述するように、放熱板12などを装着する。
【0051】上記第1実施形態によれば、導電体を用い
て形成した導体パターン1,…,1を樹脂部2で被うよう
に成形してなる構造の樹脂成形回路基板20において、
微細部を構成する部分を微細基板5として形成し、微細
基板5を樹脂成形回路基板20の導体パターン1,…,1
と電気的に接合することにより、回路基板を構成するよ
うにしている。このため、樹脂成形回路基板20では出
来ない微細な回路を有する微細基板5を樹脂成形回路基
板20とは別途に作成し、微細基板5を樹脂成形回路基
板20に装着して一体化することにより、部品の小型
化、実装面積の削減が出来るという作用を有するもので
ある。また、上記樹脂成形回路基板20は、底面に上記
導体パターンの上記接合部1a,…,1aが露出した凹
部20aを有し、この凹部20a内に上記微細基板5を
挿入するとともに、上記微細基板5の上記接合部5a,
…,5aと、上記凹部20aの上記底面の上記導体パタ
ーン1,…,1の上記接合部1a,…,1aとを接合す
るようにすれば、樹脂成形回路基板20内で微細回路基
板5を受けるように支持することができ、微細基板の厚
みが薄い場合あるいはフィルム状のものでも、樹脂成形
回路基板と接続後に安定を得る上において有効であり、
また、導体パターンの引き回しも自由に出来るという作
用を有する。
【0052】(第2実施形態)本発明の第2実施形態に
かかる回路基板において微細基板が樹脂モールド基板に
直接的に接合された状態での上記回路基板を図3(a)
を用いて説明する。
【0053】まず、樹脂成形回路基板20の微細基板5
を装着する部分で、かつ、微細基板5の接合部5a,…,
5aに対向しない部分に、下部導体7,7を形成する。
他方、微細基板5の裏面には、電気的にどことも接続さ
れない独立した1個又は複数個の独立ランド8,8を、
上記下部導体7,7に対向しうる位置に形成する。そし
て、微細基板5と樹脂成形回路基板20の接合部同士を
接続する時に、同時的に、下部導体7,7と独立ランド
8,8とを熱伝導体9,9を用いて接続する。なお、下
部導体7,7と独立ランド8,8との少なくともいずれ
か一方、又は、両方とも、が電気的にどことも接続され
ないようにすればよい。
【0054】熱伝導体9は、ハンダやその他の接着力の
あるもので、かつ、熱伝導性のあるものならば何を用い
てもよい。
【0055】このような構成によれば、微細基板5が薄
いフィルム状である場合に、下部導体7,7と独立ラン
ド8,8とを熱伝導体9,9を用いて接続することによ
り固定部を形成することができ、固定部が多いほうが安
定して固着される。もちろん、厚みのある基板材質であ
っても同様に固定部を増加しても問題はない。
【0056】上記第2実施形態によれば、樹脂成形回路
基板20の下部導体7,7と接する側の微細基板5の面
に、独立ランド8,8を形成して、下部導体7,7と独
立ランド8,8とを熱伝導体9,9を用いて接続するよ
うにしたものであり、電気的に接続のない独立ランド
8,8を用いて下部導体7,7と接続することにより、
微細基板5を確実に固定できる。
【0057】また、上記第2実施形態の変形例として、
図3(b)は、微細基板5と樹脂成形回路基板20との
接続に接着剤を用いる場合に対応するものである。
【0058】樹脂成形回路基板20と微細基板5とを電
極部である接合部以外の固定部で接着剤により固定する
とき、接着剤が流れて接合部につかないようにするため
に、接着剤が配置される固定部の周辺に溝10を設け
て、余分な接着剤が溝10内に流れ込むことにより、余
分な接着剤の接合部1a,5aへの流れ出しを防止す
る。言い換えれば、微細基板5を受ける導体パターン
1,…,1の周辺に溝10を形成することにより回路基
板を構成するものであり、微細基板5と樹脂成形回路基
板20との接合固定のために接着剤を用いる場合に、接
着剤がはみ出して接合部の電気的接合に悪影響を与える
のを防止するという作用を有するものである。
【0059】また、上記第2実施形態の別の変形例とし
て、図3(c)に示すように、微細基板5の下部と樹脂
成形回路基板20の微細基板対向面との間にできる隙間
を埋めるように、凸部11を樹脂成形回路基板20の微
細基板対向面に形成するようにしたものである。微細基
板5と樹脂成形回路基板20とを互いに接合したとき、
凸部11が絶縁体として機能する効果があり、両基板間
での電気的な短絡を防止できる。図3(c)では、溝1
0で囲まれた領域内に凸部11を形成することにより、
凸部11が溝10により囲まれるようになっているた
め、凸部11により、微細基板5の下部と樹脂成形回路
基板20の微細基板対向面との間にできる隙間を埋める
ときはみ出る接着剤が溝10内に流れ込むことにより、
余分な接着剤の流れ出しを防止する。すなわち、微細基
板5を取り付ける樹脂成形回路基板20の表面を凸部1
1に形成するようにすれば、導体パターン1,…,1と
微細基板5の接続をハンダ、又は導電性ペーストを用い
て接続する場合、微細基板5の固定部は導体パターン
1,…,1より若干浮き上がって隙間ができる。この隙
間を凸部11により無くして互いの密着性を上げ、微細
基板5の支えを確実にするという作用を有するものであ
る。
【0060】(第3実施形態)本発明の第3実施形態に
かかる回路基板において微細基板が樹脂モールド基板に
直接的に接合された状態での上記回路基板を図4を用い
て説明する。12は放熱板である。
【0061】微細基板5はその微細回路の特性によって
は発熱することが考えられる。
【0062】この場合、放熱板12を用いて熱の除去を
図らねばならない。放熱板12は通常金属を用いるが、
微細基板5の導体パターン形成部分との短絡を防止する
処理をすることは言うまでもない。
【0063】微細基板5を樹脂成形回路基板20に装着
後、樹脂成形回路基板20の樹脂部2の凹部2a内に放
熱板12をはめ込んで、放熱板12を微細基板5の裏面
に密着固定すると共に樹脂成形回路基板20の樹脂部2
の凹部2a内に固定することができる。
【0064】また、別の方法として、微細基板5と放熱
板12を予め固定した後、微細基板5を樹脂成形回路基
板20に装着するときに、同時に、放熱板12を樹脂成
形回路基板20の樹脂部2の凹部2a内に固定する方法
がある。
【0065】いずれの方法においても、放熱板12を樹
脂成形回路基板20の樹脂部2の凹部2a内に固定する
ことにより、微細基板5の固定も強化されることにな
る。また、いずれの場合も、放熱板12の厚みに対し
て、樹脂成形回路基板20の樹脂部2で形成される放熱
板12の固定部である凹部2aの深さは同じか、又は、
それより小さくなるようにすることにより、図4におい
て放熱板12の下面を樹脂成形回路基板20の下面と同
一面か又は樹脂成形回路基板20の下面より突出するよ
うにして、追加の放熱板がさらに必要になったときに、
追加の放熱板を樹脂成形回路基板20の図4の下面に装
着するだけで、先の放熱板12と追加の放熱板同士の密
着性が得られ易い効果がある。
【0066】上記第3実施形態によれば、放熱板12
が、微細基板5より大きく、間に樹脂部2又は他の絶縁
体を介在させて、樹脂成形回路基板20の導体パターン
1,…,1の下に位置し、樹脂部2又は絶縁体を通して
樹脂成形回路基板20の導体パターン1,…,1の放熱
を行うようにしたものである。この結果、微細基板5に
固定された放熱板12を大きくし、樹脂成形回路基板2
0に密着固定することにより、微細基板5の放熱と同時
に樹脂成形回路基板20上で生じた熱も同時に放熱する
という作用を有するものである。また、放熱板12と微
細基板5を予め一体化したものを樹脂成形回路基板20
の導体パターン1,…,1に接合し、放熱板12の一面
が樹脂部2の表面と同一面か、又は、突出するように配
置されるようにする。このとき、樹脂成形回路基板20
の形成時に放熱板12の取り付け部の凹部2aの深さを
放熱板12の厚みと同じか、又は、若干浅くすれば、放
熱板12の取り付け後、放熱板12は、樹脂部2の表面
に対して同一面、又は、若干突出することになる。この
ように構成すれば、さらに放熱効果を良くするために、
他の放熱物と接続する場合には確実に互いを接触させる
ことができるという作用を有するものである。
【0067】(第4実施形態)本発明の第4実施形態に
かかる回路基板において微細基板が樹脂モールド基板に
直接的に接合された状態での上記回路基板を図5を用い
て説明する。13は放熱板12の凸部接合部である。
【0068】微細基板5の発熱量が大きい場合、大きな
放熱面積が必要になる。このため、放熱板12と他の熱
伝導体を接続することにより、放熱効果を向上させるこ
とが可能である。
【0069】この第4実施形態では、微細基板5の発熱
を樹脂成形回路基板20の導体パターン1,…,1に伝
導するようにしたものである。
【0070】回路基板を形成するとき、樹脂成形回路基
板20の導体パターン1,…,1の大部分は樹脂部2で
覆い、導体パターン1,…,1の一部を樹脂部2で覆わ
れないようにして導体パターン1,…,1が露出した接
合部1a,…,1aを形成する。放熱板12には、樹脂
成形回路基板20の導体パターン1,…,1と接触する
凸部接触部13を形成する。この放熱板12を樹脂成形
回路基板20の下面に配置して、樹脂成形回路基板20
内に接合された微細基板5の裏面と接触させると同時
に、放熱板12の凸部接合部で13で樹脂成形回路基板
20の導体パターン1に接触させるように樹脂成形回路
基板20に固定する。このように配置することにより、
微細基板5で発生した熱は、直接的には放熱板12に伝
わるとともに、放熱板12に伝わった熱が凸部接合部1
3を介して樹脂成形回路基板20の導体パターン1,
…,1に伝えて、放熱板12と樹脂成形回路基板20の
導体パターン1,…,1との両方に吸収させることがで
きる。
【0071】また、凸部接合部で13の代わりに、熱伝
導体9を放熱板12と導体パターン1,…,1の間に介
在させるように樹脂成形回路基板20に配置することに
より、微細基板5で発生した熱は、直接的には放熱板1
2に伝わるとともに、放熱板12に伝わった熱が熱伝導
体9を介して樹脂成形回路基板20の導体パターン1,
…,1に伝えて、放熱板12と樹脂成形回路基板20の
導体パターン1,…,1との両方に吸収させることがで
きる。特に、回路構成上、樹脂成形回路基板20の導体
パターン1,…,1の厚みが厚いものでは、熱の吸収効
果が大きい。なお、図5では、上記2つの形態を同時に
図示したが、実際の使用においては、放熱板12を介し
ての導体パターン1同士の短絡を防止する観点から、凸
部接合部13又は熱伝導体9のいずれか一方のみを採用
する。ただし、放熱板12が電気的絶縁体の場合には、
凸部接合部13及び熱伝導体9の両方を採用してもよ
い。
【0072】上記第4実施形態によれば、放熱板12と
樹脂成形回路基板20の導体パターン1,…,1との接
触部を凸部13として接合することを特徴とするもので
あり、導体パターン1,…,1と放熱板12を接続する
場合、放熱板12の導体パターン1,…,1と接触部の
み凸部13とすることにより、他の導体パターン1,
…,1と放熱板12の電気的接触を防止しながら、導体
パターン1,…,1の熱を効率よく放熱するという作用
を有するものである。
【0073】また、上記第4実施形態によれば、図5に
示すように、放熱板12が樹脂成形回路基板20の導体
パターン1,…,1と対面する面に、独立したハンダ付
けランド9,9を形成し、放熱板12をハンダ付けラン
ド9,9を介して導体パターン1,…,1と接合するよ
うにしてもよい。特に、導電性材料を用いて放熱板12
を形成する場合には、放熱板12上の他の部分と絶縁さ
れた独立ランド9,9を形成し、ハンダ又は導電ペース
トを用いて導体パターン1,…,1と接続することによ
り、放熱板12の固定を確実に行うと共に、放熱効果の
向上を図るという作用を有するものである。
【0074】(第5実施形態)本発明の第5実施形態に
かかる回路基板において微細基板が樹脂モールド基板に
直接的に接合された状態での上記回路基板を図6を用い
て説明する。
【0075】回路基板の上面への部品実装は他の実施形
態と変わらないが、樹脂成形回路基板20の導体パター
ン1,…,1の厚みが厚いため、強度が大きく、裏面に
も部品実装用の取り付けようの凹部2b,2bを設け、
同一導体パターン1,…,1の表裏両面に部品4,…,
4を実装できるため、実装密度の向上を図ることができ
る。
【0076】上記第5実施形態によれば、導体パターン
1,…,1の表裏に部品4,…,4を実装することを特
徴とする樹脂成形回路基板20としたものであり、導体
パターン1,…,1の表裏を用い部品4,…,4を実装
することにより、面積が同じならば倍の実装を可能と
し、小型化に寄与するという作用を有するものである。
【0077】以上のように、上記各実施形態によれば、
微細部分を有する微少電流高密度用微細基板5と大電流
用樹脂成形回路基板20とを安価に且つ容易に一体化す
ることができる。
【0078】なお、上記各実施形態において、微少電流
高密度用微細基板5と大電流用樹脂成形回路基板20と
の互いの接合は、それぞれの基板に、部品4,…,4の
実装前又は、実装後いずれでも良い。微細基板5の放熱
に用いる放熱板12も、両基板5,20の合体前、合体
後のいずれでも良い。
【0079】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明は、接続リード線を
無くして、微細基板と導体パターンを直接的に接続する
ことにより、大電流と微少電流を用いる回路形成におい
て、個々に形成された回路基板を容易に接続できると共
に、接合部の短小化により電気特性の向上、機器の電気
部品実装部の小型化を可能とすることができる。
【0081】さらに、本発明によれば、導電体を用いて
形成した導体パターンを樹脂で被うように成形してなる
構造の樹脂成形回路基板に対して、微細部を構成する部
分を他の基板材料で微細基板を形成し、樹脂成形回路基
板の導体パターンと電気的に接合するようにすれば、樹
脂成形回路基板では出来ない微細基板を別途作成して、
樹脂成形回路基板に装着一体化することができて、部品
の小型化、実装面積の削減が出来るという作用を有する
ものである。
【0082】また、本発明によれば、上記樹脂成形回路
基板は、底面に上記導体パターンの上記接合部が露出し
た凹部を有し、この凹部内に上記微細基板を挿入すると
ともに、上記微細基板の上記接合部と、上記凹部の上記
底面の上記導体パターンの上記接合部とを接合するよう
にすれば、樹脂成形回路基板内で微細回路基板を受ける
ように支持することができ、微細基板の厚みが薄い場合
あるいはフィルム状のものでも、樹脂成形回路基板と接
続後に安定を得る上において有効であり、また、導体パ
ターンの引き回しも自由に出来るという作用を有する。
【0083】また、本発明によれば、導体パターンと接
する側の面に、独立ランドを形成するようにすれば、電
気的に接続のないランドを用いて導体パターンと接続す
ることにより、微細基板を確実に固定できるという作用
を有する。
【0084】また、本発明によれば、微細基板を受ける
導体パターンの周辺に溝を形成するようにすれば、微細
基板と樹脂成形回路基板の導体パターンとの固定時に接
着剤を用いる場合に、はみ出した接着剤を溝内で吸収で
きて、接着剤がはみ出すのを防止するという作用を有す
るものである。
【0085】また、本発明によれば、微細基板を取り付
ける樹脂成形回路基板の表面に凸部を備えるようにすれ
ば、樹脂成形回路基板の導体パターンと微細基板の接続
をハンダ又は導電性ペーストを用いて接続する場合、微
細基板は導体パターンより若干浮き上がる。この隙間を
凸部により無くして、微細基板と樹脂成形回路基板との
互いの密着性を上げ、微細基板の支えを確実にするとい
う作用を有するものである。
【0086】また、本発明によれば、放熱板と微細基板
を一体化したものを導体パターンに接合し、放熱板の一
面が樹脂表面と同一面か、突出するようにすれば、樹脂
成形回路基板の形成時に放熱板の取り付け部の凹部の深
さを放熱板の厚みと同じか、若干浅くすることにより、
放熱板の取付後、放熱板は、樹脂表面に対して同一面又
は、若干突出することになる。これは、放熱効果を良く
するためにさらに、他の放熱物と接続する場合、他の放
熱物と放熱板とを確実に接触させるという作用を有する
ものである。
【0087】また、本発明によれば、上記放熱板が、微
細基板より大きく、間に樹脂又は他の絶縁体を介在させ
て樹脂成形回路基板の導体パターンの下に位置し、樹脂
又は絶縁体を通して導体パターンの放熱をするようにす
れば、微細基板に固定された放熱板を大きくして樹脂成
形回路基板に密着固定することにより、微細基板の放熱
と同時に樹脂成形回路基板上で生じた熱も同時に放熱す
るという作用を有するものである。
【0088】また、本発明によれば、放熱板の導体パタ
ーンと対面する面に独立したハンダ付けランドを形成し
て樹脂成形回路基板の導体パターンと接合するようにす
れば、導電性材料を用いて放熱板を形成する場合、放熱
板上の他の部分と絶縁された独立ランドを形成し、ハン
ダ又は導電ペーストを用いて導体パターンと接続するこ
とにより、放熱板の固定を確実に行うと共に、放熱効果
の向上を図るという作用を有するものである。
【0089】また、本発明によれば、放熱板の導体パタ
ーンとの接触部を凸部にして接合するようにすれば、導
体パターンと放熱板を接続する場合、放熱板の導体パタ
ーンと接触部のみ凸部とすることにより、他の導体パタ
ーンと放熱板の電気的接触を防止しながら、導体パター
ンの熱を効率よく放熱するという作用を有するものであ
る。
【0090】さらに、本発明によれば、樹脂成形回路基
板の導体パターンの表裏に部品を実装するようにすれ
ば、導体パターンの表裏を用い部品を実装することによ
り、面積が同じならば倍の実装を可能とし、小型化に寄
与するという作用を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる回路基板にお
いて微細基板が樹脂モールド基板に直接的に接合された
状態での上記回路基板の断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の変形例にかかる回路
基板において微細基板が樹脂モールド基板に直接的に接
合された状態での上記回路基板の断面図である。
【図3】 (a),(b),(c)は、それぞれ、本発
明の第2実施形態にかかる回路基板において微細基板が
樹脂モールド基板に直接的に接合された状態での上記回
路基板の断面図、第2実施形態の変形例にかかる樹脂モ
ールド基板の断面図、及び、第2実施形態の別の変形例
にかかる樹脂モールド基板の断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態にかかる回路基板にお
いて微細基板が樹脂モールド基板に直接的に接合された
状態での上記回路基板の断面図である。
【図5】 本発明の第4実施形態にかかる回路基板にお
いて微細基板が樹脂モールド基板に直接的に接合された
状態での上記回路基板の断面図である。
【図6】 本発明の第5実施形態にかかる回路基板にお
いて微細基板が樹脂モールド基板に直接的に接合された
状態での上記回路基板の断面図である。
【図7】 従来の回路基板において微細基板が樹脂モー
ルド基板に接続リード線で接合された状態での上記回路
基板のの断面図である。
【符号の説明】
1...導体パターン、 1a...接合部、 2...樹脂部、 3...接続導体、 4...部品、 5...微細基板、 5a...接合部、 6...接続リード、 7...下部導体、 8...独立ランド、 9...熱伝導体、 10...溝、 11...凸部、 12...放熱板、 13...接合部、 20...樹脂成形回路基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H05K 1/18 H05K 1/18 R T (72)発明者 登 一博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AB02 AB06 EA11 5E336 AA04 AA07 AA08 AA11 BB02 BC02 BC26 CC32 EE01 GG14 5E338 AA02 BB03 BB13 BB17 BB19 BB71 CC01 EE02 EE23 EE24 EE32 5E344 AA01 AA05 BB02 BB04 BB06 BB10 CC05 CD01 DD02 DD06 EE12 EE21

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体を用いて形成した導体パターン
    (1)を少なくともその接合部(1a,1b)を除いて
    樹脂(2)で覆うように成形された樹脂成形回路基板
    (20)と、 上記樹脂成形回路基板に形成される回路より微細でかつ
    上記導体パターンの上記接合部と接合される接合部(5
    a,5b)を有する微細回路を有する微細基板(5)と
    を備えて、 上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンの上記接合部
    と上記微細基板の上記接合部とを接続導体(3)を介し
    て電気的に接合することを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 上記微細基板を上記樹脂成形回路基板の
    材料とは異なる他の基板材料で形成する請求項1に記載
    の回路基板。
  3. 【請求項3】 上記樹脂成形回路基板は、底面に上記導
    体パターンの上記接合部が露出した凹部(20a,20
    b)を有し、この凹部内に上記微細基板を挿入するとと
    もに、上記微細基板の上記接合部と、上記凹部の上記底
    面の上記導体パターンの上記接合部とを接合して上記回
    路基板を製造する請求項1又は2に記載の回路基板。
  4. 【請求項4】 上記微細回路基板の上記接合部と接合す
    る上記樹脂成形回路基板の微細回路基板対向面に、上記
    導体パターンと絶縁された独立ランド(7)を形成する
    ようにした請求項1〜3のいずれか1つに記載の回路基
    板。
  5. 【請求項5】 上記微細基板を接合する上記微細回路基
    板の上記導体パターンの周辺に溝(10)を備えるよう
    にした請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路基板。
  6. 【請求項6】 上記微細基板を取り付ける上記樹脂成形
    回路基板の微細基板対向面に、上記樹脂成形回路基板と
    上記微細基板との接合時に形成される隙間を埋める凸部
    (11)を備えるようにした請求項1〜5のいずれか1
    つに記載の回路基板。
  7. 【請求項7】 上記微細基板に放熱板を備えるようにし
    た請求項1〜6のいずれか1つに記載の回路基板。
  8. 【請求項8】 上記放熱板は上記微細基板と一体的に固
    定された状態で、上記微細基板の上記接合部を上記樹脂
    成形回路基板の上記導体パターンの上記接合部に接合
    し、上記放熱板の一面が上記樹脂成形回路基板の樹脂部
    表面と同一面か、突出するようにした請求項7に記載の
    回路基板。
  9. 【請求項9】 上記放熱板が上記微細基板より大きく、
    上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンとの間に樹脂
    又は他の絶縁体を介在させて、上記樹脂成形回路基板の
    上記導体パターンの下に位置し、上記樹脂又は絶縁体を
    通して上記導体パターンの放熱を行う請求項7又は8に
    記載の回路基板。
  10. 【請求項10】 上記放熱板の上記樹脂成形回路基板の
    上記導体パターンと対面する面に、電気的に独立したハ
    ンダ付けランド(9)を備えて、上記樹脂成形回路基板
    の上記導体パターンと上記放熱板とを上記ハンダ付けラ
    ンドを介して接合するようにした請求項7〜9のいずれ
    か1つに記載の回路基板。
  11. 【請求項11】 上記放熱板の上記樹脂成形回路基板の
    上記導体パターンとの接触部を凸部(13)にして、そ
    の凸部で上記放熱板と上記樹脂成形回路基板の上記導体
    パターンととが接触する請求項7〜9のいずれか1つに
    記載の回路基板。
  12. 【請求項12】 上記樹脂成形回路基板の同一導体パタ
    ーンの表裏に部品(4)を実装する請求項1〜11のい
    ずれか1つに記載の回路基板。
  13. 【請求項13】 上記接続導体はハンダである請求項1
    〜12のいずれか1つに記載の回路基板。
  14. 【請求項14】 導電体を用いて形成した導体パターン
    (1)を少なくともその接合部(1a,1b)を除いて
    樹脂(2)で覆うように成形されて形成された樹脂成形
    回路基板(20)の上記導体パターンの上記接合部と、
    上記樹脂成形回路基板に形成される回路より微細でかつ
    上記導体パターンの上記接合部と接合される接合部(5
    a,5b)を有する微細回路を有する微細基板(5)の
    上記接合部とを接続導体(3)を介して電気的に接合す
    ることにより回路基板を製造するようにしたことを特徴
    とする回路基板製造方法。
  15. 【請求項15】 上記微細基板を上記樹脂成形回路基板
    の材料とは異なる他の基板材料で形成する請求項14に
    記載の回路基板製造方法。
  16. 【請求項16】 上記樹脂成形回路基板は、底面に上記
    導体パターンの上記接合部が露出した凹部(20a,2
    0b)を有し、この凹部内に上記微細基板を挿入すると
    ともに、上記微細基板の上記接合部と、上記凹部の上記
    底面の上記導体パターンの上記接合部とを接合して上記
    回路基板を製造する請求項14又は15に記載の回路基
    板製造方法。
  17. 【請求項17】 上記微細回路基板の上記接合部と接合
    する上記樹脂成形回路基板の微細回路基板対向面に、上
    記導体パターンと絶縁された独立ランド(7)を形成す
    るようにした請求項1〜3のいずれか1つに記載の回路
    基板製造方法。
  18. 【請求項18】 上記微細基板を接合する上記微細回路
    基板の上記導体パターンの周辺に溝(10)を備えるよ
    うにした請求項14〜17のいずれか1つに記載の回路
    基板製造方法。
  19. 【請求項19】 上記微細基板を取り付ける上記樹脂成
    形回路基板の微細基板対向面に、上記樹脂成形回路基板
    と上記微細基板との接合時に形成される隙間を埋める凸
    部(11)を備えるようにした請求項14〜18のいず
    れか1つに記載の回路基板製造方法。
  20. 【請求項20】 上記微細基板に放熱板を備えるように
    した請求項14〜19のいずれか1つに記載の回路基板
    製造方法。
  21. 【請求項21】 上記放熱板は上記微細基板と一体的に
    固定された状態で、上記微細基板の上記接合部を上記樹
    脂成形回路基板の上記導体パターンの上記接合部に接合
    し、上記放熱板の一面が上記樹脂成形回路基板の樹脂部
    表面と同一面か、突出するようにした請求項20に記載
    の回路基板製造方法。
  22. 【請求項22】 上記放熱板が上記微細基板より大き
    く、上記樹脂成形回路基板の上記導体パターンとの間に
    樹脂又は他の絶縁体を介在させて、上記樹脂成形回路基
    板の上記導体パターンの下に位置し、上記樹脂又は絶縁
    体を通して上記導体パターンの放熱を行う請求項20又
    は21に記載の回路基板製造方法。
  23. 【請求項23】 上記放熱板の上記樹脂成形回路基板の
    上記導体パターンと対面する面に、電気的に独立したハ
    ンダ付けランド(9)を備えて、上記樹脂成形回路基板
    の上記導体パターンと上記放熱板とを上記ハンダ付けラ
    ンドを介して接合するようにした請求項20〜22のい
    ずれか1つに記載の回路基板製造方法。
  24. 【請求項24】 上記放熱板の上記樹脂成形回路基板の
    上記導体パターンとの接触部を凸部(13)にして、そ
    の凸部で上記放熱板と上記樹脂成形回路基板の上記導体
    パターンととが接触する請求項20〜22のいずれか1
    つに記載の回路基板製造方法。
  25. 【請求項25】 上記樹脂成形回路基板の同一導体パタ
    ーンの表裏に部品(4)を実装する請求項14〜24の
    いずれか1つに記載の回路基板製造方法。
  26. 【請求項26】 上記接続導体はハンダである請求項1
    4〜25のいずれか1つに記載の回路基板製造方法。
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