JP2775809B2 - 半導体チップキャリア - Google Patents

半導体チップキャリア

Info

Publication number
JP2775809B2
JP2775809B2 JP3174889A JP3174889A JP2775809B2 JP 2775809 B2 JP2775809 B2 JP 2775809B2 JP 3174889 A JP3174889 A JP 3174889A JP 3174889 A JP3174889 A JP 3174889A JP 2775809 B2 JP2775809 B2 JP 2775809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
semiconductor chip
metal plate
concave portion
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3174889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02210851A (ja
Inventor
徹 樋口
武司 加納
薫 向井
正樹 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3174889A priority Critical patent/JP2775809B2/ja
Publication of JPH02210851A publication Critical patent/JPH02210851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2775809B2 publication Critical patent/JP2775809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、半導体搭載用に用いられるチップキャリ
アに関するものである。
(従来の技術) 従来の半導体チップキャリア特にプラスチック製のチ
ップキャリアでは半導体チップの放熱を大きくするため
に、第3図に示した構造が知られている。すなわち、半
導体搭載用の第1の凹部1と放熱の為の第2の凹部2を
互いに表裏の関係にある両表面にそれぞれ形成した絶縁
層3、この絶縁層3に埋入され前記2つの凹部の底面に
露出した金属板4、半導体チップ搭載用の第1の凹部1
が形成された絶縁層3の表面に配設された導電パターン
5を備え、この導電パターン5が絶縁層の端面まで展設
して外部端子となるリードレスチップキャリアBであ
る。この場合、第2の凹部2の底面に露出した金属板4
の放熱面の面積に支配される放熱には限度がある。又、
第4図は他の従来例であり、絶縁層3において第1の凹
部1が形成された表面とは反対の表面に配設した熱伝導
層8と、この熱伝導層8と同一の表面に形成された第2
の凹部2の底面に露出して絶縁層3に埋入した金属板4
とを第2の凹部2の内壁に形成した熱伝導体9で接続
し、さらに上記第1の凹部1が形成された絶縁層3の表
面に配設された導電パターン5の外部端子をこの導電パ
ターン5に接続するスルホール導電路10に挿入接合され
た端子ピン11で形成したピングリッドアレイCとして知
られている。この半導体チップキャリアにあっては、第
1の凹部によって露出した金属板4に搭載した半導体チ
ップの発生する熱は金属板4からこの熱伝導体9を経由
して外部に露出した熱伝導層8へと移動するので第3図
の場合に比べて外部に露出した熱伝導層8による放熱量
が加わり一層放熱効果が向上する。
しかし、上記従来例に係るプラスチック製のチップキ
ャリアにあっては、更に放熱効果を高めた半導体チップ
キャリアの造出が期待されている。又、絶縁層3の表面
で微細化した回路間隔の狭い導電パターン5が信号回路
として作動する時、特性インピーダンスが大きくなり信
号が遅延することや半導体チップのグランドを第1の凹
部1に設定した時、グランドの面積が埋入した金属板4
では小さくその結果半導体チップのグランド電位の安定
性に欠けることなどの問題もある。これらの問題に対し
て、「プリント配線板読本」(伊藤謹司著、日刊工業新
聞社)111〜113頁にあるようにプリント配線板と同じサ
イズあるいはそれ以上の大きさの導電性のよい金属板を
プリント配線板に対設してシールドすることが記載され
ているが、金属板はプリント配線板に含まれるものでは
なく依然として従来のプリント配線板が固有する特性イ
ンピーダンスの低減を図ることはできない。
(発明が解決しょうとする課題) 放熱が大きく導電パターンの特性インピーダンスが低
く半導体チップのグランド電位の安定する導電体シール
ド層を含んだ半導体チップキャリアを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記課題を解決するために、半導体チップ搭
載用の第1の凹部を表面に形成した絶縁層、この絶縁層
に埋入され前記凹部の底面に露出した金属板、前記絶縁
層の表面に配設された導電パターンと前記金属板との間
の絶縁層内に形成された導電体シールド層とを備え、こ
の導電体シールド層と前記金属板とが前記凹部の内壁に
形成された半導体で接続されてなることを特徴とする半
導体チップキャリアを提供することにある。
(実施例) 以下図面に基づいて詳しく説明する。第1図は本発明
の実施例に係る半導体チップキャリアである。第1図の
半導体チップキャリアAは絶縁層3に埋入された金属板
4が絶縁層3の表裏面に同じ中心を持つ四角柱に形成さ
れた半導体チップ搭載用の第1の凹部1と放熱のための
第2の凹部2の各底部に露出している。なお、凹部の形
状は四角柱状に制限する趣旨ではなく円柱などでもよく
又、凹部1と2の大きさは金属板4より小さくするのが
金属板4の脱落を阻止する上で好ましい。絶縁層3の第
1の凹部1の表面には半導体チップの回路と接続する導
電パターン5が配設され、同じ絶縁層3に形成された外
部端子として働く端子ピンを挿入するスルホール導電路
10に接続している。この導電パターン5は絶縁層3の端
部まで展設されて外部端子となっていてもよい。導電パ
ターン5と前記金属板4との間の絶縁層3内でスルホー
ル導電路10と絶縁層3の端面周縁部を除く全面に導電体
シールド層6が形成され、この導電体シールド層6は導
電パターン5に流れた電気の伝搬波を有限空間内に閉じ
込める作用をし特性インピーダンスを低下させる。なお
導電体シールド層6と絶縁層3の表面に導電パターン5
との間の絶縁層の厚みdを約0.3mmより小さくすること
が特性インピーダンスの低下に特に効果がある。この導
電体シールド層6は第1の凹部1の内壁に形成された導
電体7を介して金属板4に接続して金属板4に搭載され
る半導体チップの発生する熱を放熱する作用もする。更
に前記凹部2の底面に露出する前記金属板4はこの凹部
2の内壁に形成した熱伝導体9を介してこの凹部2が形
成されたのと同じ側の表面に配設した熱伝導層8と接続
している。従って第1の凹部によって露出した金属板4
に搭載した半導体チップの発生する熱は金属板4からこ
の熱伝導体9を経由して外部に露出した熱伝導層8へも
移動するので放熱面積の拡大により一層放熱効果もま
す。
次に、使用材料について述べると、第1図の半導体チ
ップキャリアを構成する絶縁層3としては、基材に樹脂
を含浸乾燥して得られたプリプレグの樹脂を効果した絶
縁材料が用いられる。ここで絶縁層の樹脂としては耐熱
性、耐湿性に優れかつ樹脂純度、特にイオン性不純物の
少ないものが好ましい。具体的には、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂、フッソ樹脂、PPO樹脂などが適してい
る。なお絶縁層の基材としては、紙よりガラス繊維など
の無機材料の方が耐熱性、耐湿性などに優れ好ましい。
絶縁層3の半導体チップ搭載側の表面の導電パターン
5、この反対側の表面の熱伝導層8そして絶縁層3内に
形成された導電体シールド層6には、銅、真鍮、アルミ
ニウム、鉄、ニッケル、ステンレスなどから適宜選択し
て適用でき、中でも銅が導電性、熱伝導性に優れ特に好
ましい。絶縁層3の半導体チップ搭載側の表面の導電パ
ターン5及び、この反対側の表面の熱伝導層8を形成す
るにあたっては、アディティブ法、サブトラクティブ法
などの種々の方法が用いられる。導電体シールド層6の
形成にはマスラミネーション、ピンラミネーション等の
多層プリント配線板の製作方法が用いられる。スルホー
ル導電路10や凹部内壁の導電体7及び熱伝導体9は絶縁
層3の表面の導電パターン5の形成時にスルホールメッ
キ法などで形成される。
第2図は、本発明の他の実施例に係わる半導体チップ
キャリアの部分詳細図である。図において半導体チップ
搭載側の絶縁層の表面に配設した導電パターン5の一部
Gは第1の凹部1の内壁に形成された導電体7を介して
金属板4と接続している。なお図示されていないが前記
凹部1の内壁に形成された導電体7は絶縁層内に形成さ
れた導電体シールド層6とも接続している。従って、半
導体チップのグランドと導電パターン5の中の前記導電
パターンGとをワイヤーボンドするとグランド面積が、
埋入した金属体4と絶縁層内の導電体シールド層6とへ
拡大するのでグランド電位が安定化できる。
(発明の効果) 本発明は叙述の如く半導体チップ搭載用の第1の凹部
を絶縁層の表面に形成し、この凹部の底面に絶縁層に埋
入した金属板を露出させ、この凹部の内壁に形成した導
電体が埋入した前記金属板とこの凹部が形成された絶縁
層の表面に配設された導電パターンとの間の絶縁層内の
導電体シールド層とに接合していることにより、第1の
凹部によって露出した金属板4に搭載した半導体チップ
の発生する熱を放熱するのにほぼ半導体チップキャリア
に等しい面積の導電体シールド層を熱伝導体として確保
できるので、かかる導電体シールド層がない従来例に比
べて放熱効果が高まる。更に、第2の凹部の底面に露出
する前記金属板はこの第2の凹部の内壁に形成した熱伝
導体を介してこの第2の凹部が形成されたのと同じ側の
表面に配設した熱伝導層8と接続しているので第1の凹
部によって露出した金属板4に搭載した半導体チップの
発生する熱は金属板4からこの熱伝導体9を経由して外
部に露出した熱伝導層8へと移動するので一層熱効果が
高まる。又、導電体シールド層を絶縁層の表面に配設さ
れた導電パターンの真下に構成することによって導電パ
ターンに流れる電気の伝搬波を有限空間内に閉じ込め、
特性インピーダンスを低下させることができる。特に導
電パターンが信号回路として作動した時、信号の遅延が
防止できる。
更に、半導体チップとワイヤーボンドされた導電パタ
ーンの中でグランドとなる導電パターンは第1の凹部の
内壁に形成された導電体に接続されるのでグランド面積
が、埋入した金属体と絶縁層内の導電体シールド層へと
拡大する。このためにグランド電位は安定化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は本発
明の他の実施例で第1の凹部の内壁の導電体と絶縁層の
表面の導電パターンの接合状態を示す斜視図、第3図は
一従来例を示す断面図、第4図は他の従来例を示す断面
図である。 A……半導体チップキャリア B……リードレスチップキャリア C……ピングリッドアレイ 1……第1の凹部、2……第2の凹部 3……絶縁層、4……金属板 5……導電パターン、6……導電体シールド層 7……導電体、8……熱伝導体層 9……熱伝導体、10……スルホール導電路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップ搭載用の第1の凹部を表面に
    形成した絶縁層、この絶縁層に埋入され前記凹部の底面
    に露出した金属板、前記絶縁層の表面に配設された導電
    パターンと前記金属板との間の絶縁層内に形成された導
    電体シールド層とを備え、この導電体シールド層と前記
    金属板とが前記凹部の内壁に形成された導電体で接続さ
    れてなることを特徴とする半導体チップキャリア。
  2. 【請求項2】前記導電パターンを配設した絶縁層の表面
    と異なる表面に、熱伝導層と第2の凹部を備え、この第
    2の凹部の底面に露出した前記金属板と前記熱伝導層と
    を第2の凹部の内壁に形成した熱伝導体で接続したこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体チップキャリア。
  3. 【請求項3】前記絶縁層の表面に配設した導電パターン
    の一部が第1の凹部の内壁に形成された導電体で導電体
    シールド層と金属板とに接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体チップキャリア。
JP3174889A 1989-02-10 1989-02-10 半導体チップキャリア Expired - Lifetime JP2775809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3174889A JP2775809B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 半導体チップキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3174889A JP2775809B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 半導体チップキャリア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02210851A JPH02210851A (ja) 1990-08-22
JP2775809B2 true JP2775809B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=12339644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3174889A Expired - Lifetime JP2775809B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 半導体チップキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2775809B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103725B2 (ja) * 1990-11-27 1994-12-14 松下電工株式会社 半導体チップキャリア
JPH06103724B2 (ja) * 1990-11-27 1994-12-14 松下電工株式会社 半導体チップキャリア
JP2917868B2 (ja) * 1995-07-31 1999-07-12 日本電気株式会社 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02210851A (ja) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5500785A (en) Circuit board having improved thermal radiation
CA1115820A (en) Electrical connector for use in mounting an electronic device on a substrate
US4441140A (en) Printed circuit board holder
US7593235B2 (en) Thermal conduit
JP2775809B2 (ja) 半導体チップキャリア
JPH05326761A (ja) 熱伝導スペーサーの実装構造
JP3956516B2 (ja) プリント基板の実装構造
JP4510975B2 (ja) 回路基板
JPH0155591B2 (ja)
JPH0246076Y2 (ja)
JP2684893B2 (ja) 混成集積回路装置
JPH0362956A (ja) 半導体チップキャリア
JPH0548231A (ja) 密度の異なる回路基板の実装構造
JP2626785B2 (ja) 電子部品搭載用基板
JPH0629421A (ja) 電子部品搭載用基板
JPH0465193A (ja) 高密度実装放熱基板
JP2881264B2 (ja) 搭載用凹部を有する電子部品搭載用基板
EP0831530A2 (en) Integrated dielectric substrate
JPS63296290A (ja) 電子装置の取付構造
JP2786343B2 (ja) 大電流回路基板
JP2658451B2 (ja) 半導体チップキャリア
JPH01246857A (ja) 半導体装置
JPS621251A (ja) 放熱フインの構造
JPS62155586A (ja) 配線基板
JPH0277142A (ja) パッケージ構造