JP2001223413A - コリメート測定装置及び測定方法 - Google Patents
コリメート測定装置及び測定方法Info
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- JP2001223413A JP2001223413A JP2000034241A JP2000034241A JP2001223413A JP 2001223413 A JP2001223413 A JP 2001223413A JP 2000034241 A JP2000034241 A JP 2000034241A JP 2000034241 A JP2000034241 A JP 2000034241A JP 2001223413 A JP2001223413 A JP 2001223413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザの焦点位置を高精度に検出可能なコリ
メート測定装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、コリメート手段2bを備えた
光源ユニット2からの出射レーザを集光レンズ系3を介
して集光し、該レーザLの焦点位置前後に離間した光軸
位置の各々に、異なる幅の遮光片14,15を繰り出し
断続的に遮光を行う。遮光されるレーザLは光センサ5
で受光し、該光センサ5からの出力をオシロスコープ7
により計測し、マイクロコンピュータ8が、各計測値を
光軸位置別に分離し積算して比較可能とした構成であ
る。
メート測定装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、コリメート手段2bを備えた
光源ユニット2からの出射レーザを集光レンズ系3を介
して集光し、該レーザLの焦点位置前後に離間した光軸
位置の各々に、異なる幅の遮光片14,15を繰り出し
断続的に遮光を行う。遮光されるレーザLは光センサ5
で受光し、該光センサ5からの出力をオシロスコープ7
により計測し、マイクロコンピュータ8が、各計測値を
光軸位置別に分離し積算して比較可能とした構成であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザの焦点位置
につき、ずれ方向を含めて精度良く検出可能なコリメー
ト測定装置及び測定方法に関するものである。
につき、ずれ方向を含めて精度良く検出可能なコリメー
ト測定装置及び測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等に組み込まれる光走査装置で
は、さらなる画質向上を図るためにレーザビーム(以
下、レーザと称する)の高密度化が進み、このためレー
ザの被走査面における焦点深度が極めて浅くなってきて
いる。レーザの集光状態の調整は、例えばコリメートレ
ンズ等の光学素子の位置調整に依るところであるが、レ
ーザを所望の被走査面(或いはこの面に同等な被測定
面)へ合焦させるには、その焦点位置について、要求さ
れる合焦位置からの「ずれ」の方向も含めた正確な集光
状態の測定が必要とされる。
は、さらなる画質向上を図るためにレーザビーム(以
下、レーザと称する)の高密度化が進み、このためレー
ザの被走査面における焦点深度が極めて浅くなってきて
いる。レーザの集光状態の調整は、例えばコリメートレ
ンズ等の光学素子の位置調整に依るところであるが、レ
ーザを所望の被走査面(或いはこの面に同等な被測定
面)へ合焦させるには、その焦点位置について、要求さ
れる合焦位置からの「ずれ」の方向も含めた正確な集光
状態の測定が必要とされる。
【0003】従来では、上記レーザの集光状態の測定に
関して、特開平4−155304号に示される焦点位置
検出装置のように、ナイフエッジ法を用いたものが提案
されている。図10にそのナイフエッジ法による焦点位
置の測定手段を示す。このものは、主走査方向に走査さ
れるレーザLの焦点位置Oを被測定面16に合わせるた
めに、走査レーザを検知するものである。被走査面16
の延長線上、つまり理想的な合焦位置から光軸方向の前
後に離間した第1のナイフエッジ17と第2のナイフエ
ッジ18が設けられ、双方のエッジ間は主走査方向でレ
ーザ径以上に離間している。この一対のナイフエッジ1
7,18の後方に光センサ5が設けられている。レーザ
Lは主走査方向へ角度偏向されエッジ間を走査する。こ
のときの光センサ5からの出力が増幅され、この出力は
図示しない演算手段に取り込まれる。一回の走査による
光センサ5からの出力電位は、経時的には図11(a)
の出力波形として捉えることができる。この波形の立ち
上がりは、第2のナイフエッジ18からレーザが入射す
る段階に生じ、立ち下がりは第1のナイフエッジ17に
より遮光される段階に生じるものである。
関して、特開平4−155304号に示される焦点位置
検出装置のように、ナイフエッジ法を用いたものが提案
されている。図10にそのナイフエッジ法による焦点位
置の測定手段を示す。このものは、主走査方向に走査さ
れるレーザLの焦点位置Oを被測定面16に合わせるた
めに、走査レーザを検知するものである。被走査面16
の延長線上、つまり理想的な合焦位置から光軸方向の前
後に離間した第1のナイフエッジ17と第2のナイフエ
ッジ18が設けられ、双方のエッジ間は主走査方向でレ
ーザ径以上に離間している。この一対のナイフエッジ1
7,18の後方に光センサ5が設けられている。レーザ
Lは主走査方向へ角度偏向されエッジ間を走査する。こ
のときの光センサ5からの出力が増幅され、この出力は
図示しない演算手段に取り込まれる。一回の走査による
光センサ5からの出力電位は、経時的には図11(a)
の出力波形として捉えることができる。この波形の立ち
上がりは、第2のナイフエッジ18からレーザが入射す
る段階に生じ、立ち下がりは第1のナイフエッジ17に
より遮光される段階に生じるものである。
【0004】図11に示すように、光センサ5の出力波
形を微分する。この微分値波形において、入射段階に生
じるピークは第2のナイフエッジ18の位置におけるレ
ーザの強度分布に相当し、また、入射状態から遮光され
る段階のピークは第1のナイフエッジ17の位置におけ
る強度分布に相当する。ここで極性は異なっても、2つ
の微分値波形が同一であれば、各々の光軸位置における
ビーム径も等しいという結果を得ることができる。した
がって、図11の例では、第2のナイフエッジ18を走
査する際のピークが、第1のナイフエッジ17を走査す
る際のピークよりも大であるから、この場合、レーザL
の焦点位置は、第1のナイフエッジ17側に寄ってい
る。すなわち後ピント状態であることがわかる。こうし
て焦点位置を「ずれ方向」も含めて判定するので、レー
ザLの良好な焦点調整がなされるといった具合である。
形を微分する。この微分値波形において、入射段階に生
じるピークは第2のナイフエッジ18の位置におけるレ
ーザの強度分布に相当し、また、入射状態から遮光され
る段階のピークは第1のナイフエッジ17の位置におけ
る強度分布に相当する。ここで極性は異なっても、2つ
の微分値波形が同一であれば、各々の光軸位置における
ビーム径も等しいという結果を得ることができる。した
がって、図11の例では、第2のナイフエッジ18を走
査する際のピークが、第1のナイフエッジ17を走査す
る際のピークよりも大であるから、この場合、レーザL
の焦点位置は、第1のナイフエッジ17側に寄ってい
る。すなわち後ピント状態であることがわかる。こうし
て焦点位置を「ずれ方向」も含めて判定するので、レー
ザLの良好な焦点調整がなされるといった具合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の測定手段では、つぎのような点を解決することがで
きない。まず、検知対象であるレーザLが移動する、つ
まりエッジ間を走査する構成でなければならない。一般
に光走査装置等では光偏向手段を介して出射レーザを走
査するが、例えば、光源ユニットのコリメートレンズ調
整を目的として、光偏向手段を介さずに出射光を測定す
るようなコリメート測定には適用することができない。
来の測定手段では、つぎのような点を解決することがで
きない。まず、検知対象であるレーザLが移動する、つ
まりエッジ間を走査する構成でなければならない。一般
に光走査装置等では光偏向手段を介して出射レーザを走
査するが、例えば、光源ユニットのコリメートレンズ調
整を目的として、光偏向手段を介さずに出射光を測定す
るようなコリメート測定には適用することができない。
【0006】また、上述のナイフエッジ法では、微分値
のピークを比較して焦点位置のずれ量や方向を判定する
が、レーザLの集光状態が良くなると比較すべきピーク
が互いに同一波形へ近づき、近づくほどにレンズ調整に
とって有意なデータが検出されなくなる。このような場
合、多数回の計測値につき積算処理することによって、
さらに高精度な測定を達成することが望まれる。上述の
ナイフエッジ法等では、多数回の計測やその演算処理に
不向きな構成である。
のピークを比較して焦点位置のずれ量や方向を判定する
が、レーザLの集光状態が良くなると比較すべきピーク
が互いに同一波形へ近づき、近づくほどにレンズ調整に
とって有意なデータが検出されなくなる。このような場
合、多数回の計測値につき積算処理することによって、
さらに高精度な測定を達成することが望まれる。上述の
ナイフエッジ法等では、多数回の計測やその演算処理に
不向きな構成である。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、上記コリ
メート手段からの出射されたレーザの集光状態、特にコ
リメート手段による調整方向も含めて焦点位置を測定可
能なコリメート測定装置及び測定方法を提供することに
ある。
メート手段からの出射されたレーザの集光状態、特にコ
リメート手段による調整方向も含めて焦点位置を測定可
能なコリメート測定装置及び測定方法を提供することに
ある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、レーザの集
光状態が良い場合でも焦点位置を演算可能で高精度な測
定を達成でき、さらには、そのレーザの主走査方向や副
走査方向を含めた種々の方向についての集光状態を測定
できるコリメート測定装置を提供することにある。
光状態が良い場合でも焦点位置を演算可能で高精度な測
定を達成でき、さらには、そのレーザの主走査方向や副
走査方向を含めた種々の方向についての集光状態を測定
できるコリメート測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコリメート測定装置は、光源及びコリメー
ト手段からなる光源ユニット、及び該光源ユニットから
の出射レーザを集光させる集光レンズ系を載置する測定
台と、上記レーザの焦点位置から互いに離間した複数の
光軸位置へ駆動される複数のスリット又は遮光片と、上
記複数の光軸位置各々を通る各軌道上へスリット又は遮
光片を並べて回転させ、レーザを各光軸位置でほぼ交互
に射出又は遮光する回転手段と、該回転手段を介して入
射したレーザを受光する光センサと、該光センサからの
出力を上記複数の光軸位置間につき比較することにより
レーザの集光状態を演算する演算手段と、を有すること
を第1の特徴としている。
に、本発明のコリメート測定装置は、光源及びコリメー
ト手段からなる光源ユニット、及び該光源ユニットから
の出射レーザを集光させる集光レンズ系を載置する測定
台と、上記レーザの焦点位置から互いに離間した複数の
光軸位置へ駆動される複数のスリット又は遮光片と、上
記複数の光軸位置各々を通る各軌道上へスリット又は遮
光片を並べて回転させ、レーザを各光軸位置でほぼ交互
に射出又は遮光する回転手段と、該回転手段を介して入
射したレーザを受光する光センサと、該光センサからの
出力を上記複数の光軸位置間につき比較することにより
レーザの集光状態を演算する演算手段と、を有すること
を第1の特徴としている。
【0010】また、本発明のコリメート測定装置におい
て、上記各スリット又は遮光片は、駆動される光軸位置
別にスリット幅又は遮光幅が異なる構成としたことを第
2の特徴としている。
て、上記各スリット又は遮光片は、駆動される光軸位置
別にスリット幅又は遮光幅が異なる構成としたことを第
2の特徴としている。
【0011】また、上記コリメート測定装置において好
適には、上記演算手段は、上記光センサの受光量を計測
するデジタルオシロスコープを介して、上記光センサの
出力を取り込むようにした構成である。
適には、上記演算手段は、上記光センサの受光量を計測
するデジタルオシロスコープを介して、上記光センサの
出力を取り込むようにした構成である。
【0012】また、上記回転手段は、上記レーザの光軸
を中心にその回転軸を回動可能とした構成が望ましい。
を中心にその回転軸を回動可能とした構成が望ましい。
【0013】本発明の測定方法は、光源からの出射レー
ザをコリメート手段及び集光レンズ系を介して集光し、
該レーザの理想焦点位置から互いに離間した複数の光軸
位置へ、光軸位置別に異なる幅のスリット又は遮光片を
駆動して断続的な入射又は遮光を行い、入射又は遮光さ
れるレーザを光センサで受光し、該光センサからの出力
をデジタルオシロスコープにより計測し、該計測して得
られる出力波形を演算手段に取り込むとともに、各出力
波形の計測値を光軸位置別に分離して積算し、積算され
た計測値を光軸位置間にて比較することによりレーザの
集光状態を測定することを特徴としている。
ザをコリメート手段及び集光レンズ系を介して集光し、
該レーザの理想焦点位置から互いに離間した複数の光軸
位置へ、光軸位置別に異なる幅のスリット又は遮光片を
駆動して断続的な入射又は遮光を行い、入射又は遮光さ
れるレーザを光センサで受光し、該光センサからの出力
をデジタルオシロスコープにより計測し、該計測して得
られる出力波形を演算手段に取り込むとともに、各出力
波形の計測値を光軸位置別に分離して積算し、積算され
た計測値を光軸位置間にて比較することによりレーザの
集光状態を測定することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を適
用したコリメート測定装置の実施例を説明する。図1
は、本実施例のコリメート測定装置の全体構成図であ
る。このコリメート測定装置の構成の概略は、測定台1
と、この上に載置する光源ユニット2及び集光レンズ系
3と、レーザLを断続的に遮光する回転手段としての回
転板4と、回転板4を介してレーザLを受光する光セン
サ5と、回転板4を支持するハウジング6と、光センサ
5に接続されたデジタルオシロスコープ7と、デジタル
オシロスコープ7に接続さた演算手段としてのマイクロ
コンピュータ8等とからなっている。測定台1とハウジ
ング6は定盤9上に保持されている。
用したコリメート測定装置の実施例を説明する。図1
は、本実施例のコリメート測定装置の全体構成図であ
る。このコリメート測定装置の構成の概略は、測定台1
と、この上に載置する光源ユニット2及び集光レンズ系
3と、レーザLを断続的に遮光する回転手段としての回
転板4と、回転板4を介してレーザLを受光する光セン
サ5と、回転板4を支持するハウジング6と、光センサ
5に接続されたデジタルオシロスコープ7と、デジタル
オシロスコープ7に接続さた演算手段としてのマイクロ
コンピュータ8等とからなっている。測定台1とハウジ
ング6は定盤9上に保持されている。
【0015】上記光源ユニット2は、フォトダイオード
等を用いた光源2aと、カップリングレンズ2bとから
なり、カップリングレンズ2bは光源2aから出射され
拡散するレーザを平行光束に変換するためのコリメート
手段を構成している。光源ユニット2は、測定台1上の
所定の位置に設置され、光源2aは電源10に接続され
発光が制御される。光源ユニット2から平行光束となっ
て出射されたレーザLは、測定台1上の規定位置に設置
された集光レンズ系3を介して焦点位置Oに集光するよ
うになっている。
等を用いた光源2aと、カップリングレンズ2bとから
なり、カップリングレンズ2bは光源2aから出射され
拡散するレーザを平行光束に変換するためのコリメート
手段を構成している。光源ユニット2は、測定台1上の
所定の位置に設置され、光源2aは電源10に接続され
発光が制御される。光源ユニット2から平行光束となっ
て出射されたレーザLは、測定台1上の規定位置に設置
された集光レンズ系3を介して焦点位置Oに集光するよ
うになっている。
【0016】上記ハウジング6にはアーム11が支持さ
れている。アーム11はレーザLの光軸Xを中心に回動
自在に支持され、その回動を駆動するモータ部はモータ
ドライバ13を介してマイクロコンピュータ8に接続さ
れている。また、上記アーム11の先端側に回転板4が
支持されている、回転板4は、その回転軸Pを中心に回
転モータ部12を介して支持され、この回転モータ部1
2はモータドライバ13を介してマイクロコンピュータ
8に接続されている。こうして回転板4は、マイクロコ
ンピュータ8の制御信号によって、回転軸Pにて回転駆
動されるとともに、さらに、その回転軸Pの光軸Xを中
心にした回動によって位置制御されるようになってい
る。
れている。アーム11はレーザLの光軸Xを中心に回動
自在に支持され、その回動を駆動するモータ部はモータ
ドライバ13を介してマイクロコンピュータ8に接続さ
れている。また、上記アーム11の先端側に回転板4が
支持されている、回転板4は、その回転軸Pを中心に回
転モータ部12を介して支持され、この回転モータ部1
2はモータドライバ13を介してマイクロコンピュータ
8に接続されている。こうして回転板4は、マイクロコ
ンピュータ8の制御信号によって、回転軸Pにて回転駆
動されるとともに、さらに、その回転軸Pの光軸Xを中
心にした回動によって位置制御されるようになってい
る。
【0017】図1において、レーザLの光軸Xと、回転
板4の回転軸Pとは平行で、回転軸Pから光軸Xまでの
距離Yは、アーム11が回動しても常に一定である。距
離Yは、回転板4の半径長より短く、この距離Yに遮光
片の回転軌道が形成される。そして、光軸位置の異なる
回転板4の各側壁、すなわち肉厚方向における両端各々
の軌道上に、第1の遮光片14と、第2の遮光片15と
が設けられている。第1の遮光片14は、焦点位置Oか
ら入射側寄りの光軸位置へ駆動されレーザLの後ピント
位置を遮光するように、また、第2の遮光片15は、焦
点位置Oから射出側寄りの光軸位置へ駆動されレーザL
の前ピント位置を遮光するようになっている。この実施
例では、第1の遮光片14及び第2の遮光片15による
2つの遮光地点の中央位置が理想焦点位置に設定されて
いる。
板4の回転軸Pとは平行で、回転軸Pから光軸Xまでの
距離Yは、アーム11が回動しても常に一定である。距
離Yは、回転板4の半径長より短く、この距離Yに遮光
片の回転軌道が形成される。そして、光軸位置の異なる
回転板4の各側壁、すなわち肉厚方向における両端各々
の軌道上に、第1の遮光片14と、第2の遮光片15と
が設けられている。第1の遮光片14は、焦点位置Oか
ら入射側寄りの光軸位置へ駆動されレーザLの後ピント
位置を遮光するように、また、第2の遮光片15は、焦
点位置Oから射出側寄りの光軸位置へ駆動されレーザL
の前ピント位置を遮光するようになっている。この実施
例では、第1の遮光片14及び第2の遮光片15による
2つの遮光地点の中央位置が理想焦点位置に設定されて
いる。
【0018】上記光センサ5は、入射光量に応じて起電
力を生じるフォトダイオード等の素子が用いられる。こ
の光センサ5は、入射されるスポット径以上の受光面を
もち、回転板4の後方へ配置される。図示の例では、ア
ーム11の基端部へ設置され、その受光面は光軸Xに垂
直で且つ回転対称な領域である。上記光センサ5は、デ
ジタルオシロスコープに接続されており、レーザLの入
射による瞬時の電圧変化につき出力波形がモニタされる
ようになっている。このデジタルオシロスコープ7には
マイクロコンピュータ8が接続され、マイクロコンピュ
ータ8がデジタルオシロスコープ7から出力波形を取り
込むとともに後述の集光位置検出の演算処理を行う。こ
のためマイクロコンピュータ8は、回転板4等の駆動制
御、及び集光位置検出等の演算に必要なプログラムを有
している。
力を生じるフォトダイオード等の素子が用いられる。こ
の光センサ5は、入射されるスポット径以上の受光面を
もち、回転板4の後方へ配置される。図示の例では、ア
ーム11の基端部へ設置され、その受光面は光軸Xに垂
直で且つ回転対称な領域である。上記光センサ5は、デ
ジタルオシロスコープに接続されており、レーザLの入
射による瞬時の電圧変化につき出力波形がモニタされる
ようになっている。このデジタルオシロスコープ7には
マイクロコンピュータ8が接続され、マイクロコンピュ
ータ8がデジタルオシロスコープ7から出力波形を取り
込むとともに後述の集光位置検出の演算処理を行う。こ
のためマイクロコンピュータ8は、回転板4等の駆動制
御、及び集光位置検出等の演算に必要なプログラムを有
している。
【0019】図2は、図1の回転板4をA方向から見た
正面図で、図3はこの回転板4の光軸Xを中心とした回
動動作を示す正面図である。図4は、図3の遮光片1
4,15近傍の拡大図である。
正面図で、図3はこの回転板4の光軸Xを中心とした回
動動作を示す正面図である。図4は、図3の遮光片1
4,15近傍の拡大図である。
【0020】これらの図に示すように、本実施例では、
遮光片は回転板4の各側面(回転軌道)につき一個であ
り、各遮光片14,15は、その長尺方向が半径方向に
沿って設けられている。また、互いが回転対称に配置さ
れている。回転板4が回転すると、遮光幅D1と、遮光
幅D2とによる各々の遮光動作は経時的に離散し、回転
が等速ならば一定時間間隔で断続的に行われる。この例
では第1の遮光片14による遮光と、第2の遮光片15
による遮光とが、1回ずつ交互に行われるようになって
いる。
遮光片は回転板4の各側面(回転軌道)につき一個であ
り、各遮光片14,15は、その長尺方向が半径方向に
沿って設けられている。また、互いが回転対称に配置さ
れている。回転板4が回転すると、遮光幅D1と、遮光
幅D2とによる各々の遮光動作は経時的に離散し、回転
が等速ならば一定時間間隔で断続的に行われる。この例
では第1の遮光片14による遮光と、第2の遮光片15
による遮光とが、1回ずつ交互に行われるようになって
いる。
【0021】図3(a)はアーム11の回動前、同図
(b)は回動後の状態を示す。この図に示すように、ア
ーム11が回動すると、上記各遮光片14,15によ
る、光軸Xに対する遮光方向が変化する。遮光方向の変
化量はアーム11の回動角αと同等である。図3(b)
のようにアーム11の回動角αを90゜とすれば、主走
査方向と、副走査方向の双方について集光状態を測定す
ることができる。もちろん、その中間の各角度で集光状
態を測定することもできる。
(b)は回動後の状態を示す。この図に示すように、ア
ーム11が回動すると、上記各遮光片14,15によ
る、光軸Xに対する遮光方向が変化する。遮光方向の変
化量はアーム11の回動角αと同等である。図3(b)
のようにアーム11の回動角αを90゜とすれば、主走
査方向と、副走査方向の双方について集光状態を測定す
ることができる。もちろん、その中間の各角度で集光状
態を測定することもできる。
【0022】図4(a)は幅の小さい第1の遮光片14
の正面図、同図(b)は(a)の斜視図である。また、
図5(a)は幅の大きい第2の遮光片15の正面図、同
図(b)は(a)の斜視図である。なお、これらの図に
おいて各遮光片は光軸Xを遮光する時点で示している。
各遮光片14,15は、光軸Xを横切るような軌道上に
設けられた孔部に形成されている。また、第1の遮光片
14の遮光幅はD1、第2の遮光片15の遮光幅はD2
であり、D1<D2の関係になっている。
の正面図、同図(b)は(a)の斜視図である。また、
図5(a)は幅の大きい第2の遮光片15の正面図、同
図(b)は(a)の斜視図である。なお、これらの図に
おいて各遮光片は光軸Xを遮光する時点で示している。
各遮光片14,15は、光軸Xを横切るような軌道上に
設けられた孔部に形成されている。また、第1の遮光片
14の遮光幅はD1、第2の遮光片15の遮光幅はD2
であり、D1<D2の関係になっている。
【0023】また、図4及び図5の(b)に示すよう
に、第1の遮光片14は孔部の手前側、つまり光軸X方
向における焦点位置Oから入射方向側へ形成され、ま
た、第2の遮光片15は孔部の奥側、つまり光軸X方向
における焦点位置Oから射出方向側へ形成されている。
そして回転板4の回転駆動により双方の遮光片14,1
5は同一速度で回転軌道P′を移動する。
に、第1の遮光片14は孔部の手前側、つまり光軸X方
向における焦点位置Oから入射方向側へ形成され、ま
た、第2の遮光片15は孔部の奥側、つまり光軸X方向
における焦点位置Oから射出方向側へ形成されている。
そして回転板4の回転駆動により双方の遮光片14,1
5は同一速度で回転軌道P′を移動する。
【0024】図6及び図7には、上記遮光片14,15
と代替可能な形態例としてスリットを示す。各図(a)
はスリットの正面図、各図(b)は(a)の断面図であ
る。この例では、第1のスリット14′の幅がD1であ
り、第2のスリット15′の幅がD2である。上記遮光
片と同様にD1<D2の関係にある。各図(b)に示す
ように、第1のスリット14′は、回転板4の射出側に
穴部を設け、入射側に成形された壁面4aに形成され、
また、第2のスリット15′は、回転板4の入射側に穴
部を設け、その射出側に成形された壁面4bに形成され
ている。上記の遮光片14,15によるものは遮光動作
となるが、このようなスリット14′,15′の形態に
よれば、各スリット幅に応じた入射動作が繰り返される
こととなる。
と代替可能な形態例としてスリットを示す。各図(a)
はスリットの正面図、各図(b)は(a)の断面図であ
る。この例では、第1のスリット14′の幅がD1であ
り、第2のスリット15′の幅がD2である。上記遮光
片と同様にD1<D2の関係にある。各図(b)に示す
ように、第1のスリット14′は、回転板4の射出側に
穴部を設け、入射側に成形された壁面4aに形成され、
また、第2のスリット15′は、回転板4の入射側に穴
部を設け、その射出側に成形された壁面4bに形成され
ている。上記の遮光片14,15によるものは遮光動作
となるが、このようなスリット14′,15′の形態に
よれば、各スリット幅に応じた入射動作が繰り返される
こととなる。
【0025】図8は、回転板4と代替可能な回転手段の
他の形態例を示している。上記回転板4の変わりに円筒
状の回転機構を用いることもできる。この場合、つぎの
ように構成するとができる。円筒4′内に光センサ5を
設け、遮光片14,15は円筒面に設けられ共通の軌道
をもつ。この遮光片14,15の一の軌道に向けレーザ
を照射し、レーザが円筒4′の肉厚内で焦点を結ぶよう
になっている。そして、2つの遮光片14,15は、互
いに円筒面の裏側と表側とに離間しており、この2つの
軌道上を回転させられ、焦点位置を挟んだ2つの光軸位
置にて断続的な遮光が行われる。また、同図(b)に示
すように、この円筒4′を、その回転軸P′でもって光
軸Xの線対称に回動すれば、図3の例と同様にレーザ径
に対する遮光動作方向が可変となる。
他の形態例を示している。上記回転板4の変わりに円筒
状の回転機構を用いることもできる。この場合、つぎの
ように構成するとができる。円筒4′内に光センサ5を
設け、遮光片14,15は円筒面に設けられ共通の軌道
をもつ。この遮光片14,15の一の軌道に向けレーザ
を照射し、レーザが円筒4′の肉厚内で焦点を結ぶよう
になっている。そして、2つの遮光片14,15は、互
いに円筒面の裏側と表側とに離間しており、この2つの
軌道上を回転させられ、焦点位置を挟んだ2つの光軸位
置にて断続的な遮光が行われる。また、同図(b)に示
すように、この円筒4′を、その回転軸P′でもって光
軸Xの線対称に回動すれば、図3の例と同様にレーザ径
に対する遮光動作方向が可変となる。
【0026】つぎに、図8に基づいて、遮光片を用いた
本実施例による集光状態の検出を説明する。図8(a)
は、遮光動作に基づく光センサ5の出力波形を示してい
る。同図(b)は、その各出力波形の微分値を示してい
る。
本実施例による集光状態の検出を説明する。図8(a)
は、遮光動作に基づく光センサ5の出力波形を示してい
る。同図(b)は、その各出力波形の微分値を示してい
る。
【0027】電源10のONにより光源2aからレーザ
が出射され、このレーザは拡散方向にあるが、コリメー
ト手段により平行光束となる。平行光束は検査用の集光
レンズ系3によって理想焦点位置の近傍に焦点を結ぶ。
回転板4を一定の速度で回転させると、光センサ5には
各遮光片14,15で断続的に遮光されたレーザLが入
射する。いずれかの遮光片14,15により遮光される
度に光センサ5の出力は変化する。この遮光動作は断続
的であるから、光センサ5の出力する電圧値変化は経時
的に離散し、各遮光時近傍の出力は、図8(a)に示す
ように、デジタルオシロスコープ7で電圧値の波形とし
て捕捉される。この波形の立ち上がりは、遮光片14,
15により遮光されるときの出力であり、立ち下がり
は、遮光片14,15による遮光状態が解除されるとき
の出力である。
が出射され、このレーザは拡散方向にあるが、コリメー
ト手段により平行光束となる。平行光束は検査用の集光
レンズ系3によって理想焦点位置の近傍に焦点を結ぶ。
回転板4を一定の速度で回転させると、光センサ5には
各遮光片14,15で断続的に遮光されたレーザLが入
射する。いずれかの遮光片14,15により遮光される
度に光センサ5の出力は変化する。この遮光動作は断続
的であるから、光センサ5の出力する電圧値変化は経時
的に離散し、各遮光時近傍の出力は、図8(a)に示す
ように、デジタルオシロスコープ7で電圧値の波形とし
て捕捉される。この波形の立ち上がりは、遮光片14,
15により遮光されるときの出力であり、立ち下がり
は、遮光片14,15による遮光状態が解除されるとき
の出力である。
【0028】マイクロコンピュータ8は、デジタルオシ
ロスコープ7で観測された各出力波形を取り込み、出力
波形を微分する。微分すると、図8(b)のようなピー
ク波形となる。ここで、微分値波形の遮光段階のものを
第1のピークとし、遮光解除段階のものを第2のピーク
とする。微分値に第1のピークを検知する所要のトリガ
レベルSを設定し、各ピーク間距離に相当する時間軸上
の距離Tを検出する。距離Tは遮光幅D1,D2に比例
する。本実施例では遮光幅が2種(D1、D2)あるこ
とから、距離Tは、T1又はT2の大小2種のうち、い
ずれかに判別される。すなわち、図8に示すようにT1
<T2であれば、出力E1は、小幅な第1の遮光片14
の遮光による波形であり、出力E2は、大幅な第2の遮
光片15の遮光による波形であることがわかる。このよ
うに、例えば距離Tを検出することによって各光軸位置
(遮光位置)別に出力を分離できるのである。
ロスコープ7で観測された各出力波形を取り込み、出力
波形を微分する。微分すると、図8(b)のようなピー
ク波形となる。ここで、微分値波形の遮光段階のものを
第1のピークとし、遮光解除段階のものを第2のピーク
とする。微分値に第1のピークを検知する所要のトリガ
レベルSを設定し、各ピーク間距離に相当する時間軸上
の距離Tを検出する。距離Tは遮光幅D1,D2に比例
する。本実施例では遮光幅が2種(D1、D2)あるこ
とから、距離Tは、T1又はT2の大小2種のうち、い
ずれかに判別される。すなわち、図8に示すようにT1
<T2であれば、出力E1は、小幅な第1の遮光片14
の遮光による波形であり、出力E2は、大幅な第2の遮
光片15の遮光による波形であることがわかる。このよ
うに、例えば距離Tを検出することによって各光軸位置
(遮光位置)別に出力を分離できるのである。
【0029】上記微分波形において、各ピーク値Hは、
遮光された光軸位置におけるビーム径、つまり光強度分
布に左右される。したがって、例えば、焦点位置Oの
「ずれ量」は、第1のピーク値H1と、第2のピーク値
H2との差をとれば判る。図示の例では、焦点位置Oの
「ずれ方向」は、第1のピーク値H1と、第2のピーク
値H2の大小を判定することにより、焦点位置Oの補正
量を求めることができる。このようにして、焦点位置O
のずれ量及びずれ方向に基づいて、第1のピーク値H1
と第2のピーク値H2とを一致させるように、光源ユニ
ット2のコリメート手段を調整し、理想焦点位置にレー
ザの焦点位置Oを合致させる。
遮光された光軸位置におけるビーム径、つまり光強度分
布に左右される。したがって、例えば、焦点位置Oの
「ずれ量」は、第1のピーク値H1と、第2のピーク値
H2との差をとれば判る。図示の例では、焦点位置Oの
「ずれ方向」は、第1のピーク値H1と、第2のピーク
値H2の大小を判定することにより、焦点位置Oの補正
量を求めることができる。このようにして、焦点位置O
のずれ量及びずれ方向に基づいて、第1のピーク値H1
と第2のピーク値H2とを一致させるように、光源ユニ
ット2のコリメート手段を調整し、理想焦点位置にレー
ザの焦点位置Oを合致させる。
【0030】また、ピーク値H1とピーク値H2とが同
一波形に近づくような良好な集光状態においては、ピー
ク値Hの比較演算に有意義なデータが得られるように、
遮光位置別に出力を積算処理する。上記したように、本
発明の測定装置では、遮光位置別の積算処理が確実且つ
容易であることから、従来よりもさらに高精度な集光位
置検出がなされる。
一波形に近づくような良好な集光状態においては、ピー
ク値Hの比較演算に有意義なデータが得られるように、
遮光位置別に出力を積算処理する。上記したように、本
発明の測定装置では、遮光位置別の積算処理が確実且つ
容易であることから、従来よりもさらに高精度な集光位
置検出がなされる。
【0031】なお、上記遮光片の代わりにスリットを用
いた場合は、光センサ5からの出力極性が異なるだけで
あり、上記と同様の手段及び手順により測定することが
できる。また、遮光等する光軸位置及び数は任意であ
る。本実施例では2つの遮光位置間中央に理想焦点位置
を設定し2つのピーク値Hを一致させる例を示したが、
焦点位置Oの理想位置からのずれと各ピーク値の相関が
明らかであればよく、本実施例の構成に限定されるもの
ではない。また、光軸位置で異なる遮光幅D1,D2や
その差(D2−D1)は、回転速度やビーム径等に対応
した適宜な値とすることができ、上記形態例に限定する
ものではない。
いた場合は、光センサ5からの出力極性が異なるだけで
あり、上記と同様の手段及び手順により測定することが
できる。また、遮光等する光軸位置及び数は任意であ
る。本実施例では2つの遮光位置間中央に理想焦点位置
を設定し2つのピーク値Hを一致させる例を示したが、
焦点位置Oの理想位置からのずれと各ピーク値の相関が
明らかであればよく、本実施例の構成に限定されるもの
ではない。また、光軸位置で異なる遮光幅D1,D2や
その差(D2−D1)は、回転速度やビーム径等に対応
した適宜な値とすることができ、上記形態例に限定する
ものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は第1の特
徴として、光源及びコリメート手段からなる光源ユニッ
ト、及び該光源ユニットからの出射レーザを集光させる
集光レンズ系を載置する測定台と、上記レーザの焦点位
置から互いに離間した複数の光軸位置へ駆動される複数
のスリット又は遮光片と、上記複数の光軸位置各々を通
る各軌道上へスリット又は遮光片を並べて回転させ、レ
ーザを各光軸位置でほぼ交互に射出又は遮光する回転手
段と、該回転手段を介して入射したレーザを受光する光
センサと、該光センサからの出力を上記複数の光軸位置
間につき比較することによりレーザの集光状態を演算す
る演算手段と、を有するので、上記コリメート手段から
の出射されたレーザの集光状態、特にコリメート手段に
よる調整方向も含めて焦点位置を精度良く測定可能であ
る。
徴として、光源及びコリメート手段からなる光源ユニッ
ト、及び該光源ユニットからの出射レーザを集光させる
集光レンズ系を載置する測定台と、上記レーザの焦点位
置から互いに離間した複数の光軸位置へ駆動される複数
のスリット又は遮光片と、上記複数の光軸位置各々を通
る各軌道上へスリット又は遮光片を並べて回転させ、レ
ーザを各光軸位置でほぼ交互に射出又は遮光する回転手
段と、該回転手段を介して入射したレーザを受光する光
センサと、該光センサからの出力を上記複数の光軸位置
間につき比較することによりレーザの集光状態を演算す
る演算手段と、を有するので、上記コリメート手段から
の出射されたレーザの集光状態、特にコリメート手段に
よる調整方向も含めて焦点位置を精度良く測定可能であ
る。
【0033】また、第2の特徴として、上記各スリット
又は遮光片は、駆動される光軸位置別にスリット幅又は
遮光幅が異なるので、レーザの集光状態が良い状態にあ
っても、光センサからの出力を光軸位置別に確実且つ容
易に積算することができ、集光状態の高精度な検出が可
能となる。
又は遮光片は、駆動される光軸位置別にスリット幅又は
遮光幅が異なるので、レーザの集光状態が良い状態にあ
っても、光センサからの出力を光軸位置別に確実且つ容
易に積算することができ、集光状態の高精度な検出が可
能となる。
【図1】本実施例のコリメート測定装置の全体構成図で
ある
ある
【図2】図1の回転板をA方向から見た正面図である。
【図3】図2の回転板の回動動作を示し、同図(a)は
回動前、同図(b)は回動後を示す図である。
回動前、同図(b)は回動後を示す図である。
【図4】遮光幅の小さい遮光片近傍を拡大して示し、同
図(a)は正面図、同図(b)は(a)の斜視図であ
る。
図(a)は正面図、同図(b)は(a)の斜視図であ
る。
【図5】遮光幅の大きな遮光片近傍を拡大して示し、同
図(a)は正面図、同図(b)は(a)の斜視図であ
る。
図(a)は正面図、同図(b)は(a)の斜視図であ
る。
【図6】射出幅の小さいなスリットの形態を示し、同図
(a)は正面図、同図(b)は(a)の断面図である。
(a)は正面図、同図(b)は(a)の断面図である。
【図7】射出幅の大きなスリットの形態を示し、同図
(a)は正面図、同図(b)は(a)の断面図である。
(a)は正面図、同図(b)は(a)の断面図である。
【図8】回転手段の他の構成例を示し、同図(a)は回
動前、同図(b)は回動後を示す図である。
動前、同図(b)は回動後を示す図である。
【図9】遮光時近傍の光センサの出力を示し、同図
(a)はオシロスコープで計測された出力波形図、同図
(b)は(a)の微分値を示す図である。
(a)はオシロスコープで計測された出力波形図、同図
(b)は(a)の微分値を示す図である。
【図10】従来例としてナイフエッジ法による測定手段
を説明する構成図である。
を説明する構成図である。
【図11】図10の測定手段による測定方法を説明する
波形図である
波形図である
1 測定台 2 光源ユニット 2a 光源 2b カップリングレンズ(コリメート手段) 3 集光レンズ系 4 回転手段 5 光センサ 7 デジタルオシロスコープ 8 マイクロコンピュータ(演算手段) 14,15 遮光片 14′,15′ スリット D1,D2 遮光幅 L レーザ P′ 軌道 O レーザの焦点位置 X レーザの光軸
Claims (5)
- 【請求項1】 光源及びコリメート手段からなる光源ユ
ニット、及び該光源ユニットからの出射レーザを集光さ
せる集光レンズ系を載置する測定台と、上記レーザの焦
点位置から互いに離間した複数の光軸位置へ駆動される
複数のスリット又は遮光片と、上記複数の光軸位置各々
を通る各軌道上へスリット又は遮光片を並べて回転さ
せ、レーザを各光軸位置でほぼ交互に射出又は遮光する
回転手段と、該回転手段を介して入射したレーザを受光
する光センサと、該光センサからの出力を上記複数の光
軸位置間につき比較することによりレーザの集光状態を
演算する演算手段と、を有することを特徴とするコリメ
ート測定装置。 - 【請求項2】 上記各スリット又は遮光片は、駆動され
る光軸位置別にスリット幅又は遮光幅が異なることを特
徴とする請求項1記載のコリメート測定装置。 - 【請求項3】 上記演算手段は、上記光センサの受光量
を計測するデジタルオシロスコープを介して、上記光セ
ンサの出力を取り込むとしたことを特徴とする請求項1
又は2記載のコリメート測定装置。 - 【請求項4】 上記回転手段は、上記レーザの光軸を中
心にその回転軸を回動可能としたことを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載のコリメート測定装置。 - 【請求項5】 光源からの出射レーザをコリメート手段
及び集光レンズ系を介して集光し、該レーザの理想焦点
位置から互いに離間した複数の光軸位置へ、光軸位置別
に異なる幅のスリット又は遮光片を駆動して断続的な入
射又は遮光を行い、入射又は遮光されるレーザを光セン
サで受光し、該光センサからの出力をデジタルオシロス
コープにより計測し、該計測して得られる出力波形を演
算手段に取り込むとともに、各出力波形の計測値を光軸
位置別に分離して積算し、積算された計測値を光軸位置
間にて比較することによりレーザの集光状態を測定する
ことを特徴とするコリメート測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034241A JP2001223413A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | コリメート測定装置及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034241A JP2001223413A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | コリメート測定装置及び測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001223413A true JP2001223413A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18558614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000034241A Pending JP2001223413A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | コリメート測定装置及び測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001223413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115451824A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-12-09 | 北京遥测技术研究所 | 一种不规则激光光斑尺寸测试方法 |
-
2000
- 2000-02-10 JP JP2000034241A patent/JP2001223413A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115451824A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-12-09 | 北京遥测技术研究所 | 一种不规则激光光斑尺寸测试方法 |
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