JP2001223290A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
プリント配線板の製造方法Info
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Abstract
提供する。 【解決手段】 プリント配線板10の片面に、低融点の
半田からなる半田ペースト76αを印刷し、もう一方の
片面に高融点の半田からなる導電性接着剤86を印刷す
る。その後、導電性接着剤86に導電性接続ピン80を
当接させ、高融点の半田が溶融する最低の温度でリフロ
ーをする。それにより、半田バンプの形成と導電性接続
ピン80の取り付けとを同時にでき、リフロー時の熱に
よる基板の影響を最小にすることで、プリント配線板の
信頼性を高める。
Description
プが形成され、下面に導電性接続ピンが配設されたプリ
ント配線板の製造に関するものである。
ント配線板の表層の片面に半田ペーストなどを印刷し、
リフローをしてICチップなどの電子部品を実装するた
めの半田バンプを形成する。その後、もう一方の片面
に、半田ペーストなどの導電性接着剤を印刷し、マザー
ボードやドータボードヘ接続するための導電性接続ピン
を、導電性接着剤に取り付けてリフローをして接続固定
している。
た方法では、半田バンプ形成と導電性接続ピンの取り付
けとを、別々にリフローをして行っているため、リフロ
ーの回数が増えてしまい、リフロー時の熱の影響による
基板の反りが生じ易くなっていた。基板に反りが生じた
場合、基板中の配線が断線もしくは断線し易くなってし
まい、基板の信頼性を低下させていた。また、導電性接
続ピンは傾くこともあり、ソケットへ挿入できないこと
や、半田部分の応力により導電性接続ピンが剥がれるこ
とがあり、電気的接続が取れないことがあった。
なされたものであり、その目的は、信頼性を高めたプリ
ント配線板を提供することにある。
め、請求項1の発明では、上面に半田バンプが形成さ
れ、下面に導電性接続ピンが配設される少なくとも以下
の(A)〜(D)の工程を備えることを技術的特徴とす
るプリント配線板の製造方法にある: (A)プリント配線板の上面に低融点の半田を載置する
工程と: (B)プリント配線板の下面に高融点の半田を載置する
工程と: (C)プリント配線板の下面の前記半田と当接するよう
に導電性接続ピンを位置決めする工程と: (D)プリント配線板に、前記高融点の半田が溶融する
最低の温度を加え、前記プリント配線板の上面に半田バ
ンプを形成すると同時に、プリント配線板の下面に前記
高融点の半田を介して前記導電性接続ピンを取り付ける
工程。
融点の半田を用い、下面には、高融点の半田を用いてい
る。そして、プリント配線板の上面の半田バンプの形成
と、プリント配線板の下面の半田を介して導電性接続ピ
ンを取り付ける工程とを、下面の高融点の半田が溶融す
る最低の温度でリフローすることにより、同時に行って
いる。それにより、リフローの回数を1回にすることが
でき、リフロー時の熱による基板の影響を最小にするこ
とができ、プリント配線板の信頼性を高めることが可能
となる。
形成され、下面に導電性接続ピンが配設される少なくと
も以下の(A)〜(E)の工程を備えることを技術的特
徴とするプリント配線板の製造方法にある: (A)プリント配線板の上面に低融点の半田を載置する
工程と: (B)プリント配線板の下面に高融点の半田を載置する
工程と: (C)プリント配線板の下面の前記半田と当接するよう
に導電性接続ピンを位置決めする工程と: (D)プリント配線板に、前記高融点の半田が溶融する
最低の温度を加え、前記プリント配線板の上面に半田バ
ンプを形成すると同時に、プリント配線板の下面に前記
高融点の半田を介して前記導電性接続ピンを取り付ける
工程: (E)プリント配線板の前記半田バンプに電子部品を載
置し、前記低融点の半田が溶融すると共に高融点の半田
の溶融しない温度を加え、当該電子部品を半田バンプに
取り付ける工程。
融点の半田を用い、下面には、高融点の半田を用いてい
る。そして、プリント配線板の上面の半田バンプの形成
と、プリント配線板の下面の半田を介して導電性接続ピ
ンを取り付ける工程とを、下面の高融点の半田が溶融す
る最低の温度でリフローすることにより、同時に行って
いる。これにより、リフロー時の熱による基板の影響を
小さくすることができ、プリント配線板の信頼性を高め
ることが可能となる。その後、プリント配線板に電子部
品を実装する際に、高融点の半田が溶融しない温度でリ
フローをして、プリント配線板の上面の半田バンプに電
子部品を実装している。それにより、導電性接続ピン側
の半田の溶融による、導電性接続ピンの脱落および傾き
を起こすことなく、半田バンプに電子部品を実装するこ
とができる。
が、Sn/Pbからなり、前記高融点の半田が、Sn/
Pb、Sn/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbか
らなり、前記高融点の半田が溶融する最低の温度とし
て、200〜250℃を加えることを技術的特徴とす
る。
Sn/Ag又はSn/Sb/Pbからなる高融点の半田
が、溶融する最低の温度として、200〜250℃を加
えている。それによって、Sn/Pbからなる低融点の
半田が溶融すると共に高融点の半田も溶融するので、同
時に半田バンプの形成と導電性接続ピンの取り付けとを
行うことが可能となる。なお、200℃未満では、高融
点の半田が溶融しないので、導電性接続ピンの取り付け
ができない。また、250℃以上では、低融点の半田が
液状に溶けてしまい、半田バンプを形成することができ
ない。さらに、プリント配線板を構成する樹脂層である
樹脂絶縁層、ソルダーレジスト層が変質する恐れがあ
る。
が、Sn/Pbからなり、前記高融点の半田が、Sn/
Pb、Sn/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbか
らなり、前記低融点の半田が溶融すると共に高融点の半
田の溶融しない温度として、200〜250℃を加える
ことを技術的特徴とする。
装する際に要する熱の温度を200〜250℃とするこ
とで、高融点の半田の溶融を防いでいる。それにより、
半田バンプに電子部品を実装する際に要する熱の影響に
よる導電性接続ピンの脱落、傾きを防ぐことが可能とな
る。
層プリント配線板の製造方法について図を参照して説明
する。先ず、本発明の第1実施形態に係る多層プリント
配線板10の構成について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る多層プリント配線
板10の断面図を示している。
0では、コア基板30内にスルーホール36が形成さ
れ、該コア基板30の両面には、導体回路34が形成さ
れている。また、該コア基板30の上には、バイアホー
ル60及び導体回路58の形成された下層側層間樹脂絶
縁層50が配設されている。該下層層間樹脂絶縁層50
の上には、バイアホール160及び導体回路158が形
成された上層層間樹脂絶縁層150が配置されている。
該上層層間樹脂絶縁層150の上には、ソルダーレジス
ト層70が配設されている。該ソルダーレジスト層70
には、開口71U、71Dが形成され、上面側の該開口
71Uには、半田バンプ76が配設されている。また、
底面側の該開口71Dには、導電性接続ピン80の固定
部84が、導電性接着剤86によって接続固定されてい
る。
は、低融点のSn/Pbからなる半田が好ましい。ま
た、導電性接着剤86としては、高融点のSn/Pb、
Sn/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbなどから
なる半田を使用することができ、Sn/Pbで形成する
のが最も好ましい。また、高融点の半田の融点は、20
0〜250℃のものが好ましく、低融点の半田の融点
は、高融点の半田の融点より低いものを用いる。それに
より、後述するように半田バンプ76の形成と導電性接
続ピン80の取り付けとを同時に行い、リフローの回数
を1回にする。
層プリント配線板の製造工程について図1〜図9を参照
して説明する。この第1実施形態では、多層プリント配
線板をセミアディティブ方により形成する。
明する。ここでは、第1実施形態の多層プリント配線板
の製造方法に用いるA.層間樹脂絶縁層用樹脂フィル
ム、B.樹脂充填剤、C.ソルダーレジスト用樹脂につ
いて説明する。
9,油化シェルエポキシ社製エピコート1001)30
重量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量215,大日本インキ化学工業社製 エピクロン
N−673)40重量部、トリアジン構造含有フェノー
ルノボラック樹脂(フェノール性水酸基当量120,大
日本インキ化学工業社製 フェノライトKA−705
2)30重量部をエチルジグリコールアセテート20重
量部、ソルベントナフサ20重量部に攪拌しながら加熱
溶解させ、そこへ末端エポキシ化ポリブタジエンゴム
(ナガセ化成工業社製 デナレックスR−45EPT)
15重量部と2−フェニル−4、5−ビス(ヒドロキシ
メチル)イミダゾール粉砕品1.5重量部、微粉砕シリ
カ2重量部、シリコン系消泡剤0.5重量部を添加しエ
ポキシ樹脂組成物を調製した。得られたエポキシ樹脂組
成物を厚さ38μmのPETフィルム上に乾燥後の厚さ
が50μmとなるようにロールコーターを用いて塗布し
た後、80〜120℃で10分間乾燥させることによ
り、層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムを作製した。
製、分子量:310、YL983U)100重量部、表
面にシランカップリング剤がコーティングされた平均粒
径が1.6μmで、最大粒子の直径が15μm以下のS
iO2球状粒子(アドテック社製、CRS 1101−
CE)170重量部およびレベリング剤(サンノプコ社
製 ペレノールS4)1.5重量部を容器にとり、攪拌
混合することにより、その粘度が23±1℃で45〜4
9Pa・sの樹脂充填剤を調製した。なお、硬化剤とし
て、イミダゾール硬化剤(四国化成社製、2E4MZ−
CN)6.5重量部を用いた。
60重量%の濃度になるように溶解させた、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製)のエポキシ
基50%をアクリル化した感光性付与のオリゴマー(分
子量4000)46.67重量部、メチルエチルケトン
に溶解させた80重量%のビスフェノールA型エポキシ
樹脂(油化シェル社製、商品名:エピコート1001)
15重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成社製、商品
名:2E4MZ−CN)1.6重量部、感光性モノマー
である2官能アクリルモノマー(共栄化学社製、商品
名:R604)4.5重量部、同じく多価アクリルモノ
マー(共栄化学社製、商品名:DPE6A)1.5重量
部、分散系消泡剤(サンノプコ社製、商品名:S−6
5)0.71重量部を容器にとり、攪拌、混合して混合
組成物を調整し、この混合組成物に対して光重量開始剤
としてベンゾフェノン(関東化学社製)2.0重量部、
光増感剤としてのミヒラーケトン(関東化学社製)0.
2重量部を加えて、粘度を25℃で2.0Pa・sに調
整したソルダーレジスト組成物(有機樹脂絶縁材料)を
得る。なお、粘度測定は、B型粘度計(東京計器社製、
DVL−B型)で60rpmの場合はローターNo.4、
6rpmの場合はローターNo.3によった。
層プリント配線板の製造方法について、図1〜図9を参
照して説明する。
脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からな
る基板30の両面に18μmの銅箔32がラミネートさ
れている銅張積層板30Aを出発材料とする(図1
(A)参照)。まず、この銅貼積層板30Aをドリル削
孔し、無電解めっき処理を施し、パターン状にエッチン
グすることにより、基板30の両面に導体回路34とス
ルーホール36を形成する(図1(B)参照)。
4を形成した基板を水洗いし、乾燥した後、NaOH
(10g/l)、NaClO2 (40g/l)、Na3
PO4 (6g/l)を含む水溶液を黒化浴(酸化浴)と
する黒化処理、および、NaOH(10g/l)、Na
BH4 (6g/l)を含む水溶液を還元浴とする還元処
理を行い、そのスルーホール36を含む導体回路34の
全表面に粗化面34αを形成する(図1(C)参照)。
した後、下記の方法により調製後24時間以内に、スル
ーホール36内、および、基板30の片面の導体回路3
4非形成部と導体回路34の外縁部とに樹脂充填剤40
の層を形成する。すなわち、まず、スキージを用いてス
ルーホール36内に樹脂充填剤40を押し込んだ後、1
00℃、20分の条件で乾燥させる。次に、導体回路3
4非形成部に相当する部分が開口したマスクを基板上に
載置し、スキージを用いて凹部となっている導体回路3
4非形成部に樹脂充填剤40の層を形成し、100℃、
20分の条件で乾燥させる(図1(D)参照)。
の片面を、#600のベルト研磨紙(三共理化学製)を
用いたベルトサンダー研磨により、導体回路34の表面
やスルーホール36のランド表面36aに樹脂充填剤4
0が残らないように研磨し、次いで、上記ベルトサンダ
ー研磨による傷を取り除くためのバフ研磨を行う。この
ような一連の研磨を基板30の他方の面についても同様
に行う。次いで、100℃で1時間、150℃で1時間
の加熱処理を行って樹脂充填剤40を硬化する(図2
(A)参照)。
回路34非形成部に形成された樹脂充填材40の表層部
および導体回路34の表面を平坦化し、樹脂充填材40
と導体回路36の側面とが粗化面34αを介して強固に
密着し、またスルーホール36の内壁面と樹脂充填材4
0とが粗化面38αを介して強固に密着した絶縁性基板
を得る。すなわち、この工程により、樹脂充填剤40の
表面と導体回路34の表面とが同一平面となる。
ソフトエッチングし、次いで、エッチング液を基板30
の両面にスプレイで吹きつけて、導体回路38の表面と
スルーホール36のランド表面36aと内壁とをエッチ
ングすることにより、導体回路34の全表面に粗化面3
4βを形成する(図2(B)参照)。エッチング液とし
ては、イミダゾール銅(II)錯体10重量部、グリコ
ール酸7重量部、塩化カリウム5重量部からなるエッチ
ング液(メック社製、メックエッチボンド)を使用す
る。
た基板30より少し大きめの層間樹脂絶縁層用樹脂フィ
ルムを基板30上に載置し、圧力4kgf/cm2 、温
度80℃、圧着時間10秒の条件で仮圧着して裁断した
後、さらに、以下の方法により真空ラミネーター装置を
用いて貼り付けることにより層間樹脂絶縁層50を形成
する(図2(C)参照)。すなわち、層間樹脂絶縁層用
樹脂フィルムを基板30上に、真空度0.5Torr、
圧力4kgf/cm2 、温度80℃、圧着時間60秒の
条件で本圧着し、その後、170℃で30分間熱硬化さ
せる。
さ1.2mmの貫通孔47aが形成されたマスク47を
介して、波長10.4μmのCO2 ガスレーザにて、ビ
ーム径4.0mm、トップハットモード、パルス幅8.
0μ秒、マスクの貫通孔の径1.0mm、1ショットの
条件で層間樹脂絶縁層50に、直径80μmのバイアホ
ール用開口48を形成する(図2(D)参照)。樹脂フ
ィルムとしては、PPE、ポリオレフィン、ポリイミド
樹脂、フェノール樹脂でもよい。インク状にした接着剤
として塗布してもよい。
基板30を、60g/lの過マンガン酸を含む80℃の
溶液に10分間浸漬し、層間樹脂絶縁層50の表面に存
在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去することにより、バ
イアホール用開口48の内壁を含む層間樹脂絶縁層50
の表面を粗化面50αとする(図3(A)参照)。過マ
ンガン酸以外にもクロム酸やクロム硫酸等の強酸を用い
てもよい。
を、中和溶液(シプレイ社製)に浸漬してから水洗いす
る。さらに、粗面化処理(粗化深さ3μm)した該基板
30の表面に、パラジウム触媒を付与することにより、
層間樹脂絶縁層50の表面およびバイアホール用開口4
8の内壁面に触媒核を付着させる。
き水溶液中に基板を浸漬して、粗化面50α全体に厚さ
0.6〜3.0μmの無電解銅めっき膜52を形成する
(図3(B)参照)。 〔無電解めっき水溶液〕 NiSO4 0.003 mol/l 酒石酸 0.200 mol/l 硫酸銅 0.030 mol/l HCHO 0.050 mol/l NaOH 0.100 mol/l α、α′−ビピリジル 40 mg/l ポリエチレングリコール(PEG) 0.10 g/l 〔無電解めっき条件〕35℃の液温度で40分
電解銅めっき膜52に貼り付け、マスクを載置して、1
00mJ/cm2 で露光し、0.8%炭酸ナトリウム水
溶液で現像処理することにより、厚さ30μmのめっき
レジスト54を設ける(図3(C)参照)。
洗浄して脱脂し、25℃の水で水洗後、さらに硫酸で洗
浄してから、以下の条件で電解銅めっきを施し、厚さ2
0μmの電解銅めっき膜56を形成する(図3(D)参
照)。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 2.24 mol/l 硫酸銅 0.26 mol/l 添加剤 19.5 ml/l (アトテックジャパン社製、カパラシドHL) 〔電解めっき条件〕 電流密度 1 A/dm2 時間 65 分 温度 22±2 ℃
Hで剥離除去した後、そのめっきレジスト54下の無電
解めっき膜52を硫酸と過酸化水素の混合液でエッチン
グ処理して溶解除去し、無電解銅めっき膜52と電解銅
めっき膜56からなる厚さ18μmの導体回路58(バ
イアホール60を含む)を形成する(図4(A)参
照)。
銅錯体と有機酸とを含有するエッチング液によって、粗
化面58αを形成する(図4(B)参照)。
り返すことにより、さらに上層の導体回路158(バイ
アホール160を含む)を形成する(図4(C)参
照)。
で調製したソルダーレジスト組成物を20μmの厚さで
塗布する。その後、70℃で20分間、70℃で30分
間の条件で乾燥処理を行った後、ソルダーレジスト開口
部のパターンが描画された厚さ5mmのフォトマスクを
ソルダーレジスト組成物に密着させて1000mJ/c
m2 の紫外線で露光し、DMTG溶液または準水現像液
で現像処理し、200μmの直径の開口71U、71D
を形成する。そして、さらに、80℃で1時間、100
℃で1時間、120℃で1時間、150℃で3時間の条
件でそれぞれ加熱処理を行ってソルダーレジスト組成物
を硬化させ、開口71U、71Dを有する、厚さ20μ
mのソルダーレジスト層70を形成する(図4(D)参
照)。上記ソルダーレジスト組成物としては、市販のソ
ルダーレジスト組成物を使用することもできる。
形成した基板を、塩化ニッケル(2.3×10-1mol
/l)、次亜リン酸ナトリウム(2.8×10-1mol
/l)、クエン酸ナトリウム(1.6×10-1mol/
l)を含むpH=4.5の無電解ニッケルめっき液に2
0分間浸漬して、開口部71U、71Dに厚さ5μmの
ニッケルめっき層72を形成する。さらに、その基板を
シアン化金カリウム(7.6×10-3mol/l)、塩
化アンモニウム(1.9×10-1mol/l)、クエン
酸ナトリウム(1.2×10-1mol/l)、次亜リン
酸ナトリウム(1.7×10-1mol/l)を含む無電
解金めっき液に80℃の条件で7.5分間浸漬して、ニ
ッケルめっき層72上に、厚さ0.03μmの金めっき
層74を形成する(図5(A)参照)。
の上に、開口71Uに相当している部分に通孔75aが
形成された半田印刷用マスク75を載置する。そして、
マスク75を介して、低融点のスズ−鉛を含有する半田
ペースト76αを印刷する(図5(B)参照)。
スト76αに触れないように基板を、支持治具78に載
置する(図6(A)参照)。その後、(18)と同様
に、基板に開口71Dに相当している部分に通孔79a
が形成された半田印刷用マスク79を、基板の開口71
D側の面に載置する。そして、マスク79を介して開口
71D内に導電性接着剤86として高融点のスズ−アン
チモンを含有する半田ペーストを印刷する(図6(B)
参照)。
からなる導電性接続ピン80を、ピン保持装置88に取
り付けて支持し(図7(A)参照)、導電性接続ピン8
0の固定部84を開口部71D内の導電性接着剤86に
当接させる(図7(B)参照)。
ローすることで、開口部71Uに半田バンプ76を形成
し、同時に開口部71D内の導電性接着剤86に導電性
接続ピン82を接続固定させる。これにより、半田バン
プ76および導電性接続ピン82を有する多層プリント
配線板10を得ることができる(図8参照)。高融点の
半田(スズ−アンチモン)が溶融する最低の温度である
200〜250でリフローすることによって、低融点の
半田(スズ−鉛)が溶融すると共に高融点の半田も溶融
し、同時に半田バンプ76の形成と導電性接続ピン80
の取り付けとを行うことができる。そのため、リフロー
の回数を1回にすることができ、リフロー時の熱による
基板の影響を小さくすることが可能となり、これによ
り、多層プリント配線板の信頼性を高めることができ
る。
板10の半田バンプ76にICチップ90の半田パッド
92が対応するように、ICチップ90を載置する。そ
の後、200〜250℃でリフローを行い、ICチップ
90の取り付けを行う。これにより、ICチップ90を
有する多層プリント配線板10を得ることができる(図
9参照)。半田バンプ76にICチップ90を実装する
際に要する熱の温度を200〜250℃とすることで、
ICチップ90を実装する際に要する熱の影響による、
導電性接着剤86の溶融が原因の、導電性接続ピン80
の脱落および傾きを防ぐことが可能となる。
線板の上面に低融点の半田を用い、下面に高融点の半田
を用いている。そして、プリント配線板上面の半田バン
プの形成と、プリント配線板の下面の半田を介して導電
性接続ピンを取り付ける工程とを、下面の高融点の半田
が溶融する最低の温度でリフローすることにより同時に
行っている。そのため、リフローの回数を一回にするこ
とができ、リフロー時の熱による基板の影響を小さくす
ることが可能となる。よって、プリント配線板の信頼性
を高めることができる。また、導電性接続ピンの傾きが
なくソケットに収まるため、電気接続性を向上させれ
る。
明の第1実施形態に係る多層プリント配線板の製造工程
図である。
明の第1実施形態に係る多層プリント配線板の製造工程
図である。
明の第1実施形態に係る多層プリント配線板の製造工程
図である。
明の第1実施形態に係る多層プリント配線板の製造工程
図である。
に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
板の断面図である。
板にICチップを搭載した状態を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上面に半田バンプが形成され、下面に導
電性接続ピンが配設される少なくとも以下の(A)〜
(D)の工程を備えることを特徴とするプリント配線板
の製造方法: (A)プリント配線板の上面に低融点の半田を載置する
工程と: (B)プリント配線板の下面に高融点の半田を載置する
工程と: (C)プリント配線板の下面の前記半田と当接するよう
に導電性接続ピンを位置決めする工程と: (D)プリント配線板に、前記高融点の半田が溶融する
最低の温度を加え、前記プリント配線板の上面に半田バ
ンプを形成すると同時に、プリント配線板の下面に前記
高融点の半田を介して前記導電性接続ピンを取り付ける
工程。 - 【請求項2】 上面に半田バンプが形成され、下面に導
電性接続ピンが配設される少なくとも以下の(A)〜
(E)の工程を備えることを特徴とするプリント配線板
の製造方法: (A)プリント配線板の上面に低融点の半田を載置する
工程と: (B)プリント配線板の下面に高融点の半田を載置する
工程と: (C)プリント配線板の下面の前記半田と当接するよう
に導電性接続ピンを位置決めする工程と: (D)プリント配線板に、前記高融点の半田が溶融する
最低の温度を加え、前記プリント配線板の上面に半田バ
ンプを形成すると同時に、プリント配線板の下面に前記
高融点の半田を介して前記導電性接続ピンを取り付ける
工程: (E)プリント配線板の前記半田バンプに電子部品を載
置し、前記低融点の半田が溶融すると共に高融点の半田
の溶融しない温度を加え、当該電子部品を半田バンプに
取り付ける工程。 - 【請求項3】 前記低融点の半田が、Sn/Pbからな
り、前記高融点の半田が、Sn/Pb、Sn/Sb、S
n/Ag又はSn/Sb/Pbからなり、 前記高融点の半田が溶融する最低の温度として、200
〜250℃を加えることを特徴とする請求項1又は2の
プリント配線板の製造方法。 - 【請求項4】 前記低融点の半田が、Sn/Pbからな
り、前記高融点の半田が、Sn/Pb、Sn/Sb、S
n/Ag又はSn/Sb/Pbからなり、 前記低融点の半田が溶融すると共に高融点の半田の溶融
しない温度として、200〜250℃を加えることを特
徴とする請求項2のプリント配線板の製造方法。
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JP4226180B2 JP4226180B2 (ja) | 2009-02-18 |
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JP7271761B1 (ja) | 2022-04-21 | 2023-05-11 | ミナミ株式会社 | 金属若しくは導電性の極小柱状ピンのワークの電極パッド部への接合方法 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000029987A patent/JP4226180B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7271761B1 (ja) | 2022-04-21 | 2023-05-11 | ミナミ株式会社 | 金属若しくは導電性の極小柱状ピンのワークの電極パッド部への接合方法 |
JP2023159926A (ja) * | 2022-04-21 | 2023-11-02 | ミナミ株式会社 | 金属若しくは導電性の極小柱状ピンのワークの電極パッド部への接合方法 |
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