JP2005032905A - 多層プリント配線板 - Google Patents

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    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Abstract

【課題】基板と導電性接続ピンとの接続性や信頼性を低下させることがない構造を提供する。
【解決手段】導電性接続ピン80の接合部84の下面の面積よりも上面の面積を小さくすることにより、導電性接着剤86を起点とする応力が、接合部84の上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80に応力が残らず、傾き、脱落などを引き起こさない。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層プリント配線板、特にパッケージタイプの多層プリント配線板に係り、導電性接続ピンのズレや脱落などが発生することなく、電気特性や信頼性を向上させることができる多層プリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】
高周波数用のICチップを搭載するパッケージ基板としてビルドアップ多層プリント配線板が用いられている。ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法は、スルーホールが形成されたコア基板の両面もしくは片面に、層間絶縁樹脂を形成し、層間導通のためのバイアホールをレーザもしくはフォトエッチングにより開口させて、層間樹脂絶縁層を形成させる。そのバイアホール上にめっきなどにより導体層を形成し、エッチングなどを経て、パターンを形成し、導体回路を作り出させる。さらに、層間絶縁層と導体層を繰り返し形成させることにより完成する。必要に応じて、表層に半田バンプ、外部端子(PGA(PIN GRID ARRAY)/BGA(BALL GRID ARRAY)など)を形成させることにより、ICチップを実装することができる基板やパッケージ基板となる。ICチップはC4(フリップチップ)実装を行うことにより、パッケージ基板への電気的接続を行っている。PGAが設けられたパッケージ基板は、外部基板側のソケットに導電性接続ピンを嵌入させることで接続が行われる。
PGAの従来技術としては、特許文献1などがある。これには、T型からなる導電性接続ピンを有する樹脂製基板について開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−223184号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実装後もしくは信頼試験後に、これらの従来形状のピンでは、傾き、脱落を引き起こすことがあった。ピンが実装後、上述の不具合が発生すると、ピン用のソケットに挿入することができず、パッケージ基板としての機能を果たすことができない。また、ピンの信頼性試験後に、上述の不具合が発生すると、電気的な接続性ができなくなるため、接続信頼性の低下を引き起こす。その傾向は、導電性接続ピンの間の距離が狭ピッチになればなるほど、顕著に表れた。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、導電性接続ピンを有する多層プリント配線板、特にパッケージ基板における基板と導電性接続ピンとの接続性や信頼性を低下させることがない構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、および発明の作用・効果】
発明者らは、上記目的の実現に向け鋭意研究した結果、以下に示す内容を要旨構成とする発明に想到した。すなわち、スルーホールを有するコア基板上に、両面もしくは片面に層間絶縁層と導体層が形成されて、バイアホールもしくはスルーホールを介して電気的な接続が行われ、複数の外部端子が導電性接着剤で接合される多層プリント配線板において
前記外部端子は、先端部と接合部からなるピン型の形状であり、該接合部の上面の面積と下面の面積とが異なり、上面の面積(A1)は下面の面積(B1)に対して、0.01≦(A1/B1)<1.00である多層プリント配線板に特徴がある。
【0007】
そもそもリフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピンの接合する導電性接着剤を起点として応力が発生する。導電性接続ピンの接合部(釘頭部)の下面の面積よりも上面の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができることが分かった。さらに研究した結果、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って、導電性接続ピンの外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピンもしくは導電性接続ピン用接着剤には応力が残らないので、ピンの傾き、脱落などを引き起こさない。
【0008】
また、導電性接着剤内に気泡が発生すると、その気泡により、ピンの傾きなども引き起こすことも考えられている。導電性接着剤内に気泡が残存していると、熱の影響により、その気泡が膨張もしくは収縮をする。その気泡の膨張もしくは収縮により、応力が発生する。その応力によっても、導電性接続ピンに不具合が生じてしまうのである。しかしながら、本願発明の導電性接続ピンを用いると、リフロー時に、上面と下面との稜線に沿って、導電性接続ピンの外側に向って、気泡が拡散されるのである。もし導電性接続ピンの下面の接合面下に、リフロー前に気泡が残っていたとしても、従来の導電性接続ピンに比べて、接合面の下面の面積の比率が小さいため、リフロー後に残存しにくいのである。それ故に、導電性接続ピンが実装された導電性接着剤中に気泡が残らず、気泡を起点とする不具合が発生しない。また、気泡が残っていたとしても、ピンの直下から位置ずれしているか、気泡が小さく、真円に近い状態となるので、熱応力の影響を受けてもピンがずれたり、傾いたりしない。
【0009】
(A1/B1)=1、即ち、従来のT字状導電性接続ピンでは、導電性接着剤内に気泡が残存しやすい。導電性接続ピンの接合部(釘頭部)が平坦であるため、気泡を拡散できない。また、発生した応力も導電性接続ピンの上面から下面に沿って分散されず、緩衝することができない。その結果として導電性接続ピンが傾き、脱落を引き起こしてしまう。
【0010】
また逆に、(A1/B1)<0.01であると、気泡や応力は拡散されるが、導電性接続ピン自体の接合強度が低下してしまう。つまり、面積比での下限であるということがいえる。上記に示した範囲では、次第に低下傾向になるのである。
【0011】
一方、導電性接続ピンの接合部の上面の面積(A1)と前記導電性接続ピンの接合部の下面の面積(B1)に対して、0.1≦(A1/B1)≦0.8であることがより望ましい。この範囲であれば、導電性接続ピンの接合部の直径などのピンを構成する要因に関係なく、一定の接合強度を保つことができ、気泡や応力を起因とするピンの脱落なども引き起こさないのである。即ち、もっとも最適な範囲であるといえる。
【0012】
導電性接続ピンを構成する材料としては、銅もしくは銅合金、ニッケルもしくはニッケル合金、鉄もしくは鉄合金、アルミ、コバルト、貴金属などの導電性を有し、成型しやすいものを用いることが望ましい。例えば、コバール、42アロイ、リン青銅などを用いることができるのである。その中でも銅もしくは銅合金、鉄もしくは鉄合金を用いることが望ましい。可撓性、電気特性に優れ、加工性にも優れているからである。さらに、銅もしくは銅合金を用いることが望ましい。その理由として、大容量の電源を導通させたとしても、導電性接続ピンにおける接続損失が発生しないから、電圧降下によりいICチップの動作不良が起きない。
【0013】
導電性接続ピンの接合面の最大の直径は、2.5〜0.5mmであることが望ましい。2.5mmを越えたもたものでは、平坦なものでも、面積を変更したものでも接合強度に変化がない。つまり、本発明の効果が顕著に現れないのである。一方、2.5mm以下のピン直径のときに、本願発明の効果が顕著に現れるのである。接合面積が十分に足りるので、不具合が発生しにくいのである。本願発明の臨界点は、ピンの直径2.5mm以下のときであるといえる。0.5mm未満では、面積が小さいので本願発明の構造でピンを作成することが困難であった。ピン作成の限界点は、0.5mmであると言える。
一方、図20に示すように隣接する導電性接続ピン80と導電性接続ピン80との距離(中心C−Cの距離)は、1.0〜3.0mmであることが望ましい。1.0mm未満では、ピンを立設することが困難になることがある。
【0014】
導電性接続ピンを接合する導電性接着剤には、Sn/Pb、Sn/Sb、Sn/Ag、Sn/Cu、Sn/Cu、Sn/Ag/Cuなどからなる半田を用いることができる。その中でも鉛が配合されていない金属を用いることが望ましい。鉛は環境に影響を与えるし、融点を高くすることができない。そのために、ICチップの実装に半田バンプを形成させるときに、温度に対して、導電性接着剤が溶融してしまうために、溶融によるピンの傾き、脱落を引き起こしてしまうからである。それ以外のものであれば、高融点にすることができるし、接合強度を確保することができるからである。
【0015】
ここで、鉛が含まれていない低融点合金は、可塑性が低く、応力を伝達し易いが、本発明では、導電性接続ピンの接合部(釘頭部)の上面の面積よりも下面の面積を小さくすることにより、応力が上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピンの外側に向って伝わるので、接合強度が低下することがない。
【0016】
導電性接続ピンを接合する導電性接着剤の融点は、230〜300℃であることが望ましい。230°未満では、半田バンプとの融点の差が小さいので半田バンプリフロー時、ピンの傾きや脱落を引き起こしてしまう。300°を越えると、樹脂の軟化を引き起こしてしまい。基板自体が耐えられなくなる。導電性接着剤には、半田を用いることが望ましい。半田以外にも例えばロウ付け材などの高融点である導電性接着剤を用いることも可能である。しかしながら、ロウ付け材の融点が、300℃を越える高融点であるため、樹脂材料を用いているために、ロウ付け材の溶解させるための温度にすると、樹脂材料の溶解、軟化することが懸念されている。280℃未満の導電性接着剤がより望ましい。
【0017】
プリント基板の導電性接続ピンを接合する導体部分には、スズ層又は貴金属層の単層が被覆されていることが望ましい。従来のニッケル−金の二層構造に比べて、電圧降下の降下量を抑えることができるからである。
【0018】
この場合のコア基板とは、ガラスエポキシ樹脂などの芯材が含浸した樹脂基板、セラミック基板、金属基板、樹脂、セラミック、金属を複合して用いた複合コア基板、それらの基板の内層に(電源用)導体層が設けられた基板、3層以上の多層化した導体層が形成された多層コア基板を用いることができる。
電源層の導体の厚みを、厚くするために、金属を埋め込まれた基板上に、めっき、スパッタなどの一般的に行われる導体層を形成するプリント配線板の方法で形成したものを用いてもよい。
【0019】
本願発明でのコア基板とは、以下のように定義される。芯材等が含浸された硬質基材であり、その両面もしくは片面に、芯材などを含まない絶縁樹脂層を用いて、フォトビアもしくはレーザによりバイアホールを形成して、導体層を形成して、層間の電気接続を行う。相対的に、コア基板の厚みは、樹脂絶縁層の厚みよりも厚いものである。基本的には、コア基板は電源層を主とする導体層が形成されて、その他信号線などは表裏の接続を行うためだけに形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例に係る多層プリント配線板について図を参照して説明する。
[第1実施例]
先ず、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板10の構成について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板10の断面図を示し、図8は、該多層プリント配線板10に導電性接続ピン80を取り付け、ICチップ90を搭載した状態を示している。
【0021】
図7に示すように、多層プリント配線板10では、コア基板30内にスルーホール36が形成され、該コア基板30の両面には、導体回路34が形成されている。また、該コア基板30の上には、バイアホール60及び導体回路58の形成された下層側層間樹脂絶縁層50が配設されている。該下層層間樹脂絶縁層50の上には、バイアホール160及び導体回路158が形成された上層層間樹脂絶縁層150が配置されている。下面側のバイアホール160、導体回路158の一部は、導電性接続ピンを接続するためのピンパッドを構成している。該上層層間樹脂絶縁層150の上には、ソルダーレジスト層70が配設されている。該ソルダーレジスト層70には、開口71U、71Dが形成され、上面側の該開口71Uには、半田バンプ76が配設されている。また、底面側の該開口71Dには、導電性接続ピン80の接合部84が、ピン接続用半田86によって接続固定されている。図8に示すように、半田バンプ76を介してICチップ90が搭載されている。
【0022】
第1実施例に係る半田バンプ76としては、相対的に低融点のSn/Pbからなる半田が用いられる。また、ピン接続用半田86としては、相対的に高融点のSn/Sbが用いられる。半田バンプ76を構成しているSn/Pbからなる半田の融点は、160〜200℃の間であり、ICチップ90を実装する際、リフロー温度200〜220℃の間で行えば、半田バンプ合金は、軟化、溶解してICチップ90と接続させることができる。第1実施例では、一般的に広く用いられる63Sn/37Pbmp183℃(ここで、mp183℃は融点183℃を示す)の共晶半田を使用した。一方、ピン接続用半田86は、融点が232〜240℃のSn/Sbが用いられている。その範囲の融点であれば、ICチップ90を実装するため上記200〜220℃の温度を加えた際に、軟化、溶解しないので、導電性接続ピン80のずれ、傾き、脱落を引き起こさないし、導電性接続ピン80を配設する際にも、その熱がソルダーレジスト層70、層間樹脂絶縁層50、150に影響を与えないので、基板に反りを引き起こさない。
【0023】
第1実施例に用いられる導電性接続ピン80は、釘頭状の接合部84とこの板状の接合部84の略中央に突設された軸状の先端部82とからなる、いわゆるT型ピンが好適に用いられる。板状の接合部84は、パッドとなるパッケージ基板の最外層の導体回路158、バイアホール160にピン接続用半田86を介して固定される部分であって、パッドの大きさに合わせた円形状や多角形状など適当に形成される。また、先端部82の形状は、他の基板の端子など接続部(例えばソケット)に挿入可能な柱状であれば問題なく、円柱・角柱・円錐・角錐など何でもよい。
【0024】
導電性接続ピン80の材質は、銅又は銅合金、スズ、亜鉛、アルミニウム、コバール、貴金属から選ばれる少なくとも1種類以上の金属からなる事が好ましい。高い可撓性を有するためである。特に、銅合金であるリン青銅が挙げられる。電気的特性および導電性接続ピンとしての加工性に優れているからである。また、この導電性接続ピンは、腐食防止あるいは導電性向上のために表面を他の金属層で被覆してもよい。特に、Ni/Auメッキを施すことが望ましい。今回は、一般的に用いられているコバールから成り、表面にNi/Auメッキを行ったものを使用した。また、銀、貴金属などの金属を被覆してもよい。
【0025】
導電性接続ピン80において、柱状の先端部82は直径が0.1〜0.8mmで長さが1.0〜10mm、板状の接合部84の直径は0.5〜2.0mmの範囲とすることが望ましく、パッドの大きさや装着されるマザーボードのソケット等の種類などによって適宜に選択される。
【0026】
第1実施例の導電性接続ピン80の平面図及び側面図を図9(A)中に示す。第1実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が裁頭円錐形状の上部84Aと平板状の下部84Bとから構成されている。裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は0.8mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84Bの厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0027】
接合部84の上部84Aの頂部面積A1は約0.5mmであり、下部84Bの底部面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.53である。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84の下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80に傾き、脱落などを引き起こさない。
【0028】
引き続き、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程について図1〜図8を参照して説明する。この第1実施例では、多層プリント配線板をセミアディティブ方により形成する。
【0029】
多層プリント配線板の製造方法について説明する。ここでは、第1実施例の多層プリント配線板の製造方法に用いるA.層間樹脂絶縁層用樹脂フィルム、B.樹脂充填剤、C.ソルダーレジスト用樹脂について説明する。
【0030】
A.層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムの作製
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量469,油化シェルエポキシ社製エピコート1001)30重量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量215,大日本インキ化学工業社製 エピクロンN−673)40重量部、トリアジン構造含有フェノールノボラック樹脂(フェノール性水酸基当量120,大日本インキ化学工業社製 フェノライトKA−7052)30重量部をエチルジグリコールアセテート20重量部、ソルベントナフサ20重量部に攪拌しながら加熱溶解させ、そこへ末端エポキシ化ポリブタジエンゴム(ナガセ化成工業社製 デナレックスR−45EPT)15重量部と2−フェニル−4、5−ビス(ヒドロキシメチル)イミダゾール粉砕品1.5重量部、微粉砕シリカ2重量部、シリコン系消泡剤0.5重量部を添加しエポキシ樹脂組成物を調製した。
得られたエポキシ樹脂組成物を厚さ38μmのPETフィルム上に乾燥後の厚さが50μmとなるようにロールコーターを用いて塗布した後、80〜120℃で10分間乾燥させることにより、層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムを作製した。
【0031】
B.樹脂充填剤の調製
ビスフェノールF型エポキシモノマー(油化シェル社製、分子量:310、YL983U)100重量部、表面にシランカップリング剤がコーティングされた平均粒径が1.6μmで、最大粒子の直径が15μm以下のSiO球状粒子(アドテック社製、CRS 1101−CE)170重量部およびレベリング剤(サンノプコ社製 ペレノールS4)1.5重量部を容器にとり、攪拌混合することにより、その粘度が23±1℃で45〜49Pa・sの樹脂充填剤を調製した。なお、硬化剤として、イミダゾール硬化剤(四国化成社製、2E4MZ−CN)6.5重量部を用いた。
【0032】
C.ソルダーレジスト用樹脂の調製
ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)に60重量%の濃度になるように溶解させた、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製)のエポキシ基50%をアクリル化した感光性付与のオリゴマー(分子量4000)46.67重量部、メチルエチルケトンに溶解させた80重量%のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル社製、商品名:エピコート1001)15重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成社製、商品名:2E4MZ−CN)1.6重量部、感光性モノマーである2官能アクリルモノマー(共栄化学社製、商品名:R604)4.5重量部、同じく多価アクリルモノマー(共栄化学社製、商品名:DPE6A)1.5重量部、分散系消泡剤(サンノプコ社製、商品名:S−65)0.71重量部を容器にとり、攪拌、混合して混合組成物を調整し、この混合組成物に対して光重量開始剤としてベンゾフェノン(関東化学社製)2.0重量部、光増感剤としてのミヒラーケトン(関東化学社製)0.2重量部を加えて、粘度を25℃で2.0Pa・sに調整したソルダーレジスト組成物(有機樹脂絶縁材料)を得る。
なお、粘度測定は、B型粘度計(東京計器社製、DVL−B型)で60rpmの場合はローターNo.4、6rpmの場合はローターNo.3によった。
【0033】
引き続き、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造方法について、図1〜図8を参照して説明する。
【0034】
(1)厚さ0.4〜0.8mmのガラスエポキシ樹脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からなる基板30の両面に18μmの銅箔32がラミネートされている銅張積層板30Aを出発材料とする(図1(A)参照)。まず、この銅貼積層板30Aをドリル削孔し、無電解めっき処理を施し、パターン状にエッチングすることにより、基板30の両面に導体回路34とスルーホール36を形成する(図1(B)参照)。
【0035】
(2)スルーホール36および導体回路34を形成した基板を水洗いし、乾燥した後、NaOH(10g/l)、NaClO (40g/l)、Na PO (6g/l)を含む水溶液を黒化浴(酸化浴)とする黒化処理、および、NaOH(10g/l)、NaBH (6g/l)を含む水溶液を還元浴とする還元処理を行い、そのスルーホール36を含む導体回路34の全表面に粗化面34αを形成する(図1(C)参照)。
【0036】
(3)上記Bに記載した樹脂充填剤を調製した後、下記の方法により調製後24時間以内に、スルーホール36内、および、基板30の片面の導体回路34非形成部と導体回路34の外縁部とに樹脂充填剤40の層を形成する。
すなわち、まず、スキージを用いてスルーホール36内に樹脂充填剤40を押し込んだ後、100℃、20分の条件で乾燥させる。次に、導体回路34非形成部に相当する部分が開口したマスクを基板上に載置し、スキージを用いて凹部となっている導体回路34非形成部に樹脂充填剤40の層を形成し、100℃、20分の条件で乾燥させる(図1(D)参照)。
【0037】
(4)上記(3)の処理を終えた基板30の片面を、#600のベルト研磨紙(三共理化学製)を用いたベルトサンダー研磨により、導体回路34の表面やスルーホール36のランド表面36aに樹脂充填剤40が残らないように研磨し、次いで、上記ベルトサンダー研磨による傷を取り除くためのバフ研磨を行う。このような一連の研磨を基板30の他方の面についても同様に行う。
次いで、100℃で1時間、150℃で1時間の加熱処理を行って樹脂充填剤40を硬化する(図2(A)参照)。
【0038】
このようにして、スルーホール36や導体回路34非形成部に形成された樹脂充填材40の表層部および導体回路34の表面を平坦化し、樹脂充填材40と導体回路34の側面とが粗化面34αを介して強固に密着し、またスルーホール36の内壁面と樹脂充填材40とが粗化面38αを介して強固に密着した絶縁性基板を得る。すなわち、この工程により、樹脂充填剤40の表面と導体回路34の表面とが同一平面となる。
【0039】
(5)上記基板を水洗、酸性脱脂した後、ソフトエッチングし、次いで、エッチング液を基板30の両面にスプレイで吹きつけて、導体回路38の表面とスルーホール36のランド表面36aと内壁とをエッチングすることにより、導体回路34の全表面に粗化面34βを形成する(図2(B)参照)。
エッチング液としては、イミダゾール銅(II)錯体10重量部、グリコール酸7重量部、塩化カリウム5重量部からなるエッチング液(メック社製、メックエッチボンド)を使用する。
【0040】
(6)基板30の両面に、上記Aで作製した基板30より少し大きめの層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムを基板30上に載置し、圧力4kgf/cm 、温度80℃、圧着時間10秒の条件で仮圧着して裁断した後、さらに、以下の方法により真空ラミネーター装置を用いて貼り付けることにより層間樹脂絶縁層50を形成する(図2(C)参照)。すなわち、層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムを基板30上に、真空度0.5Torr、圧力4kgf/cm 、温度80℃、圧着時間60秒の条件で本圧着し、その後、170℃で30分間熱硬化させる。
【0041】
(7)次に、層間樹脂絶縁層50上に、厚さ1.2mmの貫通孔47aが形成されたマスク47を介して、波長10.4μmのCO ガスレーザにて、ビーム径4.0mm、トップハットモード、パルス幅8.0μ秒、マスクの貫通孔の径1.0mm、1ショットの条件で層間樹脂絶縁層50に、直径80μmのバイアホール用開口48を形成する(図2(D)参照)。樹脂フィルムとしては、PPE、ポリオレフィン、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂でもよい。インク状にした接着剤として塗布してもよい。
【0042】
(8)バイアホール用開口48を形成した基板30を、60g/lの過マンガン酸を含む80℃の溶液に10分間浸漬し、層間樹脂絶縁層50の表面に存在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去することにより、バイアホール用開口48の内壁を含む層間樹脂絶縁層50の表面を粗化面50αとする(図3(A)参照)。過マンガン酸以外にもクロム酸やクロム硫酸等の強酸を用いてもよい。
【0043】
(9)次に、上記処理を終えた基板30を、中和溶液(シプレイ社製)に浸漬してから水洗いする。
さらに、粗面化処理(粗化深さ3μm)した該基板30の表面に、パラジウム触媒を付与することにより、層間樹脂絶縁層50の表面およびバイアホール用開口48の内壁面に触媒核を付着させる。
【0044】
(10)次に、以下の組成の無電解銅めっき水溶液中に基板を浸漬して、粗化面50α全体に厚さ0.6〜3.0μmの無電解銅めっき膜52を形成する(図3(B)参照)。
〔無電解めっき水溶液〕
NiSO 0.003 mol/l
酒石酸 0.200 mol/l
硫酸銅 0.030 mol/l
HCHO 0.050 mol/l
NaOH 0.100 mol/l
α、α′−ビピリジル 40 mg/l
ポリエチレングリコール(PEG) 0.10 g/l
〔無電解めっき条件〕
35℃の液温度で40分
【0045】
(11)市販の感光性ドライフィルムを無電解銅めっき膜52に貼り付け、マスクを載置して、100mJ/cm で露光し、0.8%炭酸ナトリウム水溶液で現像処理することにより、厚さ30μmのめっきレジスト54を設ける(図3(C)参照)。
【0046】
(12)次いで、基板30を50℃の水で洗浄して脱脂し、25℃の水で水洗後、さらに硫酸で洗浄してから、以下の条件で電解銅めっきを施し、厚さ20μmの電解銅めっき膜56を形成する(図3(D)参照)。
〔電解めっき水溶液〕
硫酸 2.24 mol/l
硫酸銅 0.26 mol/l
添加剤 19.5 ml/l
(アトテックジャパン社製、カパラシドHL)
〔電解めっき条件〕
電流密度 1 A/dm
時間 65 分
温度 22±2 ℃
【0047】
(13)めっきレジスト54を5%NaOHで剥離除去した後、そのめっきレジスト54下の無電解めっき膜52を硫酸と過酸化水素の混合液でエッチング処理して溶解除去し、無電解銅めっき膜52と電解銅めっき膜56からなる厚さ18μmの導体回路58(バイアホール60を含む)を形成する(図4(A)参照)。
【0048】
(14)(5)と同様の処理を行い、第二銅錯体と有機酸とを含有するエッチング液によって、粗化面58αを形成する(図4(B)参照)。
【0049】
(15)上記(6)〜(14)の工程を繰り返すことにより、さらに上層の層間樹脂絶縁層150及び導体回路158(バイアホール160を含む)を形成する(図4(C)参照)。
【0050】
(16)次に、多層配線基板の両面に、Cで調製したソルダーレジスト組成物を20μmの厚さで塗布する。その後、70℃で20分間、70℃で30分間の条件で乾燥処理を行った後、ソルダーレジスト開口部のパターンが描画された厚さ5mmのフォトマスクをソルダーレジスト組成物に密着させて1000mJ/cm の紫外線で露光し、DMTG溶液または準水現像液で現像処理し、200μmの直径の開口71U、71Dを形成する。
そして、さらに、80℃で1時間、100℃で1時間、120℃で1時間、150℃で3時間の条件でそれぞれ加熱処理を行ってソルダーレジスト組成物を硬化させ、開口71U、71Dを有する、厚さ20μmのソルダーレジスト層70を形成する(図4(D)参照)。上記ソルダーレジスト組成物としては、市販のソルダーレジスト組成物を使用することもできる。
【0051】
(17)次に、ソルダーレジスト層70を形成した基板を、塩化ニッケル(2.3×10−1mol/l)、次亜リン酸ナトリウム(2.8×10−1mol/l)、クエン酸ナトリウム(1.6×10−1mol/l)を含むpH=4.5の無電解ニッケルめっき液に20分間浸漬して、開口部71U、71Dに厚さ5μmのニッケルめっき層72を形成する。さらに、その基板をシアン化金カリウム(7.6×10−3mol/l)、塩化アンモニウム(1.9×10−1mol/l)、クエン酸ナトリウム(1.2×10−1mol/l)、次亜リン酸ナトリウム(1.7×10−1mol/l)を含む無電解金めっき液に80℃の条件で7.5分間浸漬して、ニッケルめっき層72上に、厚さ0.03μmの金めっき層74を形成する(図5(A)参照)。
【0052】
(18)基板を裏返して支持治具78に載置する。基板の開口71D側の面の上に、開口71Dに相当している部分に通孔79aが形成された半田印刷用マスク79を載置する。そして、マスク79を介して、Sn/Sbを含有する半田ペースト86αを印刷する(図5(B)参照)。
【0053】
(19)さらに、先端部82と接合部84からなる導電性接続ピン80を、ピン保持装置88に取り付けて支持し(図5(C)参照)、導電性接続ピン80の接合部84を開口部71D内のSn/Sb半田ペースト86αに当接させる。
【0054】
(20)その後、240〜260℃でリフローすることで、Sn/Sb半田ペースト86αをピン接続用半田86にして、開口部71D内に導電性接続ピン80を接続固定させる(図6(A))。図6(A)中のサークルC部分を拡大して図10(A)に示す。
ピン接続用半田86内に気泡Vが発生すると、その気泡Vにより、導電性接続ピン80の傾きなども引き起こす。また、ピン接続用半田86内に気泡Vが残存していると、熱の影響により、その気泡Vが膨張もしくは収縮をする。その気泡の膨張もしくは収縮により、応力が発生する。その応力によっても、導電性接続ピン80に不具合が生じてしまう。しかしながら、第1実施例の導電性接続ピン80を用いると、リフロー時に、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って、気泡Vが拡散される。それ故に、図10(B)に示すように導電性接続ピン80が実装されたピン接続用半田86中には、気泡が残らず、気泡を起点とする不具合が発生しない。
【0055】
(21)基板の開口71U側の面の上に、開口71Uに相当している部分に通孔75aが形成された半田印刷用マスク75を載置する。そして、マスク75を介して、低融点のスズ−鉛を含有する半田ペースト76αを印刷する(図6(B)参照)。
【0056】
(22)その後、200〜220℃でリフローすることで、スズ−鉛を含有する半田ペースト76αを半田バンプ76とする(図7)。これにより、半田バンプ76および導電性接続ピン80を有する多層プリント配線板10を得ることができる。
【0057】
(23)次に、完成した多層プリント配線板10の半田バンプ76にICチップ90の半田パッド92が対応するように、ICチップ90を載置する。その後、200〜220℃でリフローを行い、ICチップ90の取り付けを行う。これにより、ICチップ90を有する多層プリント配線板10を得る(図8参照)。導電性接続ピンを半田付けしてから半田バンプを形成することも可能である。また、半田バンプと導電性接続ピンの半田を同時に印刷しておき、リフロー1回で半田溶融させても良い。
【0058】
[第1実施例の改変例]
図9(B)に第1実施例の改変例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第1実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が小径円筒形状の上部84A’と大径円筒形状の下部84B’とから構成されている。上部84A’の頂部の直径Φ2は0.8mmに、下部84B’の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84B’の厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0059】
接合部84の上面の面積A1は約0.5mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、約0.53である。第1実施例の改変例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図11(B)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80の傾き、脱落などを引き起こさない。
【0060】
図11(A)にリフロー前のピン接続用半田86及び導電性接続ピン80を示す。第1実施例の改変例に係る導電性接続ピン80を用いると、リフロー時に、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って、気泡Vが拡散される。それ故に、図11(B)に示すように導電性接続ピン80が実装されたピン接続用半田86中には、気泡が残らないために、気泡を起点とする不具合が発生しない。
【0061】
[第2実施例]
図12(A)に第2実施例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第2実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が裁頭円錐形状の上部84Aと平板状の下部84Bとから構成されている。裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は0.98mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84Bの厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0062】
接合部84の上面の面積A1は約0.76mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.79である。第2実施例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図13(A)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80に傾き、脱落などを引き起こさない。また、図10(A)を参照して上述した第1実施例と同様にリフロー時に気泡が抜け、リフロー後にピン接続用半田86中に気泡が残ることがない。
【0063】
[第2実施例の改変例]
図12(B)に第2実施例の改変例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第2実施例の改変例に係る導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が小径円筒形状の上部84A’と大径円筒形状の下部84B’とから構成されている。上部84A’の頂部の直径Φ2は0.98mmに、下部84B’の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84B’の厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0064】
接合部84の上面の面積A1は約0.76mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.79である。第2実施例の改変例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図13(B)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80の傾き、脱落などを引き起こさない。また、図10(A)を参照して上述した第1実施例と同様にリフロー時に気泡が抜け、リフロー後にピン接続用半田86中に気泡が残ることがない。
【0065】
[第3実施例]
図14(A)に第3実施例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第3実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が裁頭円錐形状の上部84Aと平板状の下部84Bとから構成されている。裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は0.348mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84Bの厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0066】
接合部84の上面の面積A1は約0.095mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.10である。第3実施例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図15(A)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80に傾き、脱落などを引き起こさない。また、図10(A)を参照して上述した第1実施例と同様にリフロー時に気泡が抜け、リフロー後にピン接続用半田86中に気泡が残ることがない。
【0067】
[第3実施例の改変例]
図14(B)に第3実施例の改変例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第1実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が小径円筒形状の上部84A’と大径円筒形状の下部84B’とから構成されている。上部84A’の頂部の直径Φ2は0.348mmに、下部84B’の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84B’の厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0068】
接合部84の上面の面積A1は約0.095mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、約0.1である。第3実施例の改変例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図15(B)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80に傾き、脱落などを引き起こさない。また、図10(A)を参照して上述した第1実施例と同様にリフロー時に気泡が抜け、リフロー後にピン接続用半田86中に気泡が残ることがない。
【0069】
[第4実施例]
図16(A)に第4実施例に係る導電性接続ピン80の平面図、及び、側面図を示す。
第4実施例の導電性接続ピン80では、釘頭状の接合部84が裁頭円錐形状の上部84Aと平板状の下部84Bとから構成されている。裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は0.0348mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。導電性接続ピン80は、全長d1が3.16mm、接合部84の厚みd2が0.26mm、下部84Bの厚みd3が0.13mmに設定されている。
【0070】
接合部84の上面の面積A1は約0.095mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.01である。第4実施例に係る導電性接続ピン80を多層プリント配線板に取り付けた状態を図16(B)中に示す。リフロー時もしくは信頼性試験時において、導電性接続ピン80の接合するピン接続用半田(導電性接着剤)86を起点として応力が発生する。導電性接続ピン80の接合部(釘頭部)84Bの下面の面積B1よりも上面の面積A1の面積を小さくすることにより、その応力を緩衝させることができる。即ち、発生した応力は、上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピン80の外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピン80もしくはピン接続用半田86には応力が残らず、導電性接続ピン80に傾き、脱落などを引き起こさない。また、図10(A)を参照して上述した第1実施例と同様にリフロー時に気泡が抜け、リフロー後にピン接続用半田86中に気泡が残ることがない。
【0071】
[第5実施例]
第5実施例の導電性接続ピンは、図12(A)を参照して上述した第2実施例と同様である。但し、第5実施例では、裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は1.08mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。接合部84の上面の面積A1は約0.91mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.964である。
【0072】
[第5実施例の改変例]
第5実施例の改変例の導電性接続ピンは、図12(B)を参照して上述した第2実施例の改変例と同様である。但し、第5実施例の改変例では、裁頭円錐形状の上部84Aの裁頭部(頂部)の直径Φ2は1.08mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。接合部84の上面の面積A1は約0.91mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.964である。
【0073】
[第6実施例]
図17(A)に第6実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの断面図を示す。第6実施例の多層プリント配線板の導電性接続ピン80は、図14(A)を参照して上述した第3実施例の導電性接続ピン80と同じである。但し、第3実施例では、銅めっきからなる導体回路(ピンパッド)158に、ニッケルめっき層72及び金めっき層74の2層が被覆されていた。これに対して、第6実施例では、銅めっきからなる導体回路(ピンパッド)158に、金めっき層74が直接被覆されている。この第6実施例では、高抵抗のニッケルめっき層72を介さないため、導電性接続ピン80からICチップまでの配線の抵抗値を下げることができる。
【0074】
[第7実施例]
図17(B)に第7実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの断面図を示す。第7実施例の多層プリント配線板の導電性接続ピン80は、図14(A)を参照して上述した第3実施例の導電性接続ピン80と同じである。また、第7実施例では、銅めっきからなる導体回路(ピンパッド)158に、銀めっき層75が直接被覆されている。この第7実施例では、高抵抗のニッケルめっき層72を介さないため、導電性接続ピン80からICチップまでの配線の抵抗値を下げることができる。
【0075】
[比較例1]
比較例1では、第3実施例と同様であるが、従来技術の接合部にテーパーのない導電性接続ピンを、直径1.1mm、接合面の直径1.1mm、(A/B)=1.0となる面積比となったもので、第1実施例の導体回路158に、ニッケルめっき層72及び金めっき層74の2層が被覆されてなるピンパッドに接続した。
【0076】
[比較例2]
比較例2では、第3実施例と同様であり、接合部にテーパーのある導電性接続ピンの裁頭円錐形状の上部の裁頭部(頂部)の直径Φ2は0.09mmに、円錐形状の底部の直径Φ1は1.1mmに設定されている。接合部の上面の面積A1は約0.0064mmであり、下面の面積B1は約0.95mmであり、上面の面積と下面の面積との比(A1/B1)は、おおよそ0.007である。第1実施例の導体回路158に、ニッケルめっき層72及び金めっき層74の2層が被覆されてなるピンパッドに接続した。
【0077】
各実施例と各比較例の多層プリント配線板に対して、それぞれピン実装後のピンのの状態、引っ張り強度、信頼性試験(ヒートサイクル条件下 135℃/3分⇔−65℃/3分を1サイクルで3000サイクル行った)後のピンの状態、信頼性試験後の引っ張り強度、電圧降下試験と行った結果を図18の図表中に示す。各実施例では、ピンの状態、引っ張り強度に問題がなかった。ピン実装後の引っ張り強度も2.2Kg/PINであり、信頼性試験後の引っ張り強度は、2.0Kg/PINであり、十分な強度を得ることができた。
比較例1では、信頼性試験後の引っ張り強度に問題が生じた。また、導電性接着剤中に気泡が確認された。比較例2では、引っ張り強度が低下した。
なお、電源電圧1.0Vのとき、変動許容範囲±10%であれば、電圧の挙動が安定していることになり、ICチップの誤動作などを引き起こさない。つまり、この場合、電圧降下量が0.1V以内であれば、電圧降下によるICチップへの誤動作等を引き起こさないことになる。0.09V以下であれば、安定性が増すことになる。このため、第6実施例、第7実施例では、導電性接続ピンからICチップまでの抵抗値を下げることで、電圧降下量を低減している。各実施例の改変例でも同様な結果が得られた。
【0078】
実験例として、実験例1〜7の導電性接続ピンに対して実験を行った。それぞれピンの面積を変えて、比率を同じにしたものを製造した。それらについて、ピンの実装後に、ピンの状態、引っ張り強度を検証した。
実験例1は、ピンの状態において気泡が確認されることがあった。つまり、面積が大きすぎると、本願の効果が相殺されてしまうことがある。実験例7では、引っ張り強度が低下してしまったため、強度的な問題があると判断した。それ以外の各実験例については、問題なく使用することができた。この実験により、ピンの大きさは、2.5〜0.5mmの範囲であることが望ましいことが分かった。
【0079】
【発明の効果】
以上記述したように、本発明の多層プリント配線板では、導電性接続ピンの接合部(釘頭部)の下面の面積よりも上面の面積を小さくすることにより、導電性接続ピンの接合する導電性接着剤を起点として応力が、接合部の上面と下面との稜線に沿って導電性接続ピンの外側に向って伝わり拡散される。そのために、導電性接続ピンもしくは導電性接続ピン用接着剤に応力が残らなず、ピンに傾き、脱落などを引き起こさない。また、リフロー前に導電性接続ピンの下面の接合面下の導電性接着剤中に気泡が残っていたとしても、接合面の下面の面積の比率が小さいので、リフロー時に抜けて、導電性接続ピンが実装された導電性接着剤中に気泡が残らないために、気泡を起点とする不具合が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図2】(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図4】(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図5】(A)、(B)、(C)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図6】(A)、(B)は、本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の製造工程図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る多層プリント配線板の断面図である。
【図8】図7に示す多層プリント配線板にICチップを搭載した状態を示す断面図である。
【図9】図9(A)は第1実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図であり、図9(B)は、第1実施例の改変例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図である。
【図10】図10(A)は第1実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンのリフロー前の断面図であり、図10(B)はリフロー後の断面図である。
【図11】図11(A)は第1実施例の改変例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンのリフロー前の断面図であり、図11(B)はリフロー後の断面図である。本発明の第2実施例に係る多層プリント配線板にICチップを搭載した状態を示す断面図である。
【図12】図12(A)は第2実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図であり、図12(B)は第2実施例の改変例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図である。
【図13】図13(A)は第2実施例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図であり、図13(B)は第2実施例の改変例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図である。
【図14】図14(A)は第3実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図であり、図14(B)は第3実施例の改変例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図である。
【図15】図15(A)は第3実施例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図であり、図15(B)は第3実施例の改変例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図である。
【図16】図16(A)は第4実施例に係る多層プリント配線板の導電性接続ピンの平面図及び側面図であり、図16(B)は第4実施例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図である。
【図17】図17(A)は第6実施例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図であり、図17(B)は第7実施例に係る導電性接続ピンの取り付けられた多層プリント配線板の断面図である。
【図18】本発明の第1実施例〜第7実施例、及び、比較例1,2の試験結果を示す図表である。
【図19】実験例の試験結果を示す図表である。
【図20】導電性接続ピン間の距離の説明図である。
【符号の説明】
30 コア基板
34 導体回路
36 バイアホール
50 層間樹脂絶縁層
58 導体回路
60 バイアホール
70 ソルダーレジスト層
71U、71D 開口部
72 ニッケルめっき層
74 金めっき層
76 半田バンプ
80 導電性接続ピン
82 先端部
84 接合部
86 ピン接続用半田
90 ICチップ
92 半田パッド
150 層間樹脂絶縁層
158 導体回路
160 バイアホール
176 半田バンプ
180 導電性接続ピン
186 ピン接続用半田

Claims (9)

  1. スルーホールを有するコア基板上に、両面もしくは片面に層間絶縁層と導体層が形成されて、バイアホールもしくはスルーホールを介して電気的な接続が行われ、複数の外部端子が導電性接着剤で接合される多層プリント配線板において
    前記外部端子は、先端部と接合部からなるピン型の形状であり、該接合部の上面の面積と下面の面積とが異なり、上面の面積(A1)は下面の面積(B1)に対して、0.01≦(A1/B1)<1.00であることを特徴とする多層プリント配線板。
  2. スルーホールを有するコア基板上に、両面もしくは片面に層間絶縁層と導体層が形成されて、バイアホールもしくはスルーホールを介して電気的な接続が行われ、表面又は裏面に形成されたピンパッドに外部端子として導電性接続ピンが導電性接着剤で接合される多層プリント配線板において、
    前記導電性接続ピンは、軸状の先端部と裁頭円錐形状の接合部からなり、該接合部裁頭円錐形状の裁頭部の面積(A1)は、該円錐底部の面積(B1)に対して、0.01≦(A1/B1)<1.00であることを特徴とする多層プリント配線板。
  3. スルーホールを有するコア基板上に、両面もしくは片面に層間絶縁層と導体層が形成されて、バイアホールもしくはスルーホールを介して電気的な接続が行われ、表面又は裏面に形成されたピンパッドに外部端子として導電性接続ピンが導電性接着剤で接合される多層プリント配線板において、
    前記導電性接続ピンは、軸状の先端部と大径円筒に小径円筒を重ねた形状の接合部からなり、該接合部の小径円筒頂部の面積(A1)は、該大径円筒底部の面積(B1)に対して、0.01≦(A1/B1)<1.00であることを特徴とする多層プリント配線板。
  4. 前記外部端子の接合部の前記面積(A1)が前記面積(B1)に対して、0.1≦(A1/B1)≦0.8であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
  5. 前記外部端子の接合部の最大の直径は、2.5〜0.5mmであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
  6. 前記外部端子の隣り合う距離は、3.0〜10mmであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
  7. 前記導電性接着剤として、鉛が配合されていない合金を用いることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
  8. 前記導電性接着剤の融点は、230〜300℃であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
  9. 前記プリント基板の外部端子を接合する導体部分には、スズ層、又は、貴金属層の単層が被覆されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層プリント配線板。
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