JP2001223114A - ノイズ除去ユニット - Google Patents

ノイズ除去ユニット

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JP2001223114A
JP2001223114A JP2000029933A JP2000029933A JP2001223114A JP 2001223114 A JP2001223114 A JP 2001223114A JP 2000029933 A JP2000029933 A JP 2000029933A JP 2000029933 A JP2000029933 A JP 2000029933A JP 2001223114 A JP2001223114 A JP 2001223114A
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signal lines
noise
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Kazuhiro Nozawa
一博 野沢
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Funai Electric Co Ltd
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の基板パターンや回路構成を変更するこ
となく、信号伝送路中に混入するノイズを効率的に除去
するノイズ除去ユニットを提供する。 【解決手段】 平行に並ぶフェライトコア12と、フェ
ライトコア12を挟むように配設された上層シート部材
11及び下層シート部材13とによってなるノイズ除去
ユニット10であって、上層シート11及び下層シート
13の表面上にはシート上信号ライン14aが形成さ
れ、上層シート11上のシート上信号ライン14aと下
層シート13上のシート上信号ライン14aとを結ぶシ
ート間信号ライン14bが配設される。ノイズ除去ユニ
ット10は、両端に複数のランド11bを備えており、
上記シート上信号ライン14a及び信号ライン14bに
より、一端側のランド11bから他端側のランド11b
に向かって、フェライトコア12の周囲を螺旋状に廻り
ながら伸びる信号ライン14が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品が配設さ
れたプリント基板に使用されるノイズ除去ユニットに係
り、詳細には、導線、ケーブル等から放出されるノイズ
を低減するノイズ除去ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体を用いたIC(Integrated
Circuit:集積回路)を搭載した電子機器が開発されて
いる。このような電子機器では、上記ICの高密度化、
動作の高速化に伴って、周辺機器を接続する信号伝送用
ケーブルから放射される輻射ノイズや半導体から放出さ
れる外来ノイズ等が電子機器の誤作動を招く原因の一つ
となっている。このため、従来よりフェライトコアを利
用してノイズ対策を施した様々なノイズ除去装置が開発
されている。
【0003】例えば、特開平9−7698号公報におい
て、複数の透孔を有する板状のフェライトコアをワイヤ
が接続されたハウジングとポスト間に設けたワイヤ接続
器が開示されている。また、実公平6−6555号公報
において、複数の信号線を収容する凹部が設けられたフ
ェライトコアに密着して各信号線を包囲する分割フェラ
イトコアと、双方のフェライトコアを密着させる押圧部
材とから構成されるノイズ除去装置が開示されている。
【0004】さらに、実開平4−129482号公報に
おいて、フラットケーブルの接触面とコネクタ本体の金
属端子を圧接して電気的接続を行うケーブル圧接カバー
をフェライトコアで作製したフラットケーブル用コネク
タが開示されている。また、特開平3−37981号公
報において、コネクタプラグの種々の接続点へ向かう全
ての導体を包囲するフェライトコアを内部に具備するコ
ネクタプラグを含む伝送線により無線周波ノイズを減少
する装置と方法が開示されている。
【0005】また、特開昭62−88400号公報にお
いて、信号伝送用のシールドケーブルの少なくとも一端
を複数のフェライトコアに貫通若しくは巻回せしめた信
号伝送用ケーブルのシールド方式が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様なフェライトコアを利用した種々のノイズ除去装置に
おいては、取付けスペースが大きいため、ケーブルコネ
クタの下に敷いたり、コネクタケースに内部実装するこ
とが困難であり、電子機器を小型化する際の妨げになっ
ていた。また、既存のプリント基板上に後付け搭載でき
ないという問題があった。
【0007】本発明の課題は、既存の基板パターンや回
路構成を変更することなく、信号伝送路中に混入するノ
イズを効率的に除去するノイズ除去ユニットを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明のノイズ除去ユニット(10)
は、平行に並んで配設された長板状の複数のフェライト
コア(12)と、これら複数のフェライトコアを上下か
ら挟む2枚のシート部材(例えば、図1(a)に示す上
層シート11及び下層シート13)と、前記フェライト
コアの上方及び下方に位置するように前記各シート部材
の表面に形成された複数のシート上信号ライン(14
a)と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、長手形状に
形成された複数のフェライトコアを平行に並べて配設
し、このフェライトコアを上下から挟むように2枚のシ
ート部材を貼り合わせてなるノイズ除去ユニットにおい
て、2枚のシート部材の表面上には、フェライトコアの
上方及び下方に位置するようにシート上信号ラインが形
成されている。
【0010】従って、フェライトコア近傍を通るシート
上信号ラインを備えるので、このシート上信号ラインを
伝送される信号におけるノイズをフェライトコアによっ
て除去することができる。これにより、フェライトコア
ノイズ除去ユニットを省スペースで取り付け可能なシー
ト状に構成できる。また、複数のフェライトコアと、こ
れら複数のフェライトコアの上下に位置するシート上信
号ラインとを備えるので、複数の信号ラインにおける信
号のノイズを除去できる。このため、複数の信号ライン
が形成されたコネクタや基板等に接続可能な、省スペー
スのノイズ除去ユニットを提供できる。そして、このノ
イズ除去ユニットは、基板パターンや既存の回路構成を
変更することなく、コネクタの下に敷くだけで取り付け
られ、コネクタケースや蓋の内側等に実装することがで
き、電子機器の小型化を図ることができる。さらに、既
存のプリント基板への後付け実装が容易である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のノ
イズ除去ユニットにおいて、前記2枚のシート部材に跨
って配設され、前記フェライトコアの上方側のシート部
材に形成されたシート上信号ラインと、前記フェライト
コアの下方側のシート部材に形成されたシート上信号ラ
インとにそれぞれ接続されたシート間信号ライン(14
b)をさらに備えること、を特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、フェライト
コアの上方側のシート部材のシート上信号ラインとフェ
ライトコアの下方側のシート部材のシート上信号ライン
とが、シート間信号ラインによって接続される。
【0013】従って、2枚のシート部材表面に形成され
たシート上信号ラインと、これらシート上信号ラインを
互いに接続するシート間信号ラインとによって、フェラ
イトコアの近傍を通り、かつ、より伝送距離の長い信号
ラインが形成される。これにより、省スペースで、より
ノイズ除去効果の高いノイズ除去ユニットを提供でき
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載のノ
イズ除去ユニットにおいて、前記シート上信号ラインと
前記シート間信号ラインとによって、前記フェライトコ
アの周囲を廻りながら前記フェライトコアの長手方向に
沿って伸びる信号ライン(14)が形成されること、を
特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、フェライト
コアの周囲を回りながらフェライトコアの長手方向に伸
びる信号ラインが形成される。
【0016】従って、信号ラインから放出されるノイズ
を、より効率的に除去でき、ノイズの発生に伴う電子機
器や周辺機器の誤動作を防止できるノイズ除去ユニット
を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明を適用した一実施の形態に
おけるノイズ除去ユニット10の構成を示す図であり、
(a)は側面図、(b)は平面図である。また、図2
は、図1(b)のA−A´線における断面図であり、図
3は、ノイズ除去ユニット10の構成を詳細に示す分解
斜視図である。
【0019】本実施の形態においては、ノイズ除去ユニ
ット10は、コネクタ部20及びプリント基板30を備
えた電子機器のケース内に収容される。図1〜図3の各
図において、10はノイズ除去ユニット、11は上層シ
ート部材、11aはスルーホール、11bはランド、1
2はフェライトコア、13は下層シート部材、14は信
号ライン、14aはシート上信号ライン、14bはシー
ト間信号ライン、15は導線、16はハンダであり、2
0はコネクタ部、30はプリント基板である。
【0020】図1(a)に示すように、ノイズ除去ユニ
ット10は、コネクタ部20とプリント基板30との間
に介設される。プリント基板30は、各種半導体デバイ
スが実装され、これらの半導体デバイスを接続する回路
がプリントパターンによって形成された基板である。ま
た、コネクタ部20は、プリント基板30上の回路と、
ノイズ除去ユニット10が実装される上記電子機器の外
部の機器とを接続するためのコネクタであり、複数の信
号ライン(図示略)を内蔵する。そして、これら複数の
信号ラインには、それぞれ導線15が接続され、各導線
15はノイズ除去ユニット10側へ突出している。ま
た、プリント基板30上には、コネクタ部20の各信号
ライン(図示略)と接続される端子(図示略)が設けら
れ、図1(a)に示すように、各端子には、ハンダ16
によって導線15が結線されている。
【0021】そして、コネクタ部20の各信号ラインに
接続された複数の導線15,及び、プリント基板30上
に結線された複数の導線15は、それぞれ、ノイズ除去
ユニット10に接続される。
【0022】図1(a)に示すように、ノイズ除去ユニ
ット10は、上層シート11と、この上層シート11と
貼り合わされる下層シート13と、上層シート11及び
下層シート13に挟まれて配設されるフェライトコア1
2とによって構成される。上層シート11及び下層シー
ト13は、いずれも樹脂等の絶縁体によってなるシート
である。
【0023】図1(b)に示すように、上層シート部材
11の表面には、導線15を接続可能な8個のランド1
1bが配設されている。これら8個のランド11bのう
ち、コネクタ部20側の端部に配設された4個のランド
11bには、ハンダ16によって、それぞれ、コネクタ
部20から伸びる4本の導線15が結線される。また、
上層シート11表面のプリント基板30側の端部に配設
された4個のランド11bは、ハンダ16によって、そ
れぞれ、プリント基板30に結線された4本の導線15
に結線される。
【0024】さらに、図1(b)に示すように、上層シ
ート11の表面には、複数のシート上信号ライン14a
が形成される。シート上信号ライン14aは、上層シー
ト11の表面に、導体塗料や、プリントパターンによっ
て形成された信号ラインであって、それぞれ、コネクタ
部20側からプリント基板30側に向かって斜めに配設
されており、各シート上信号ライン14aは互いに平行
である。また、図示はしないが、下層シート13の表面
に配設されるシート上信号ライン14aも、上層シート
11上のシート上信号ライン14aと同様に構成され
る。そして、各シート上信号ライン14aの両端におい
て、上層シート11には後述するスルーホール11aが
穿設され、下層シート13においても同様に、スルーホ
ール13aが穿設される。
【0025】図3に示すように、フェライトコア12
は、板状、或いは、シート状のフェライトコアであっ
て、長手形状に形成され、互いに平行に配設される。フ
ェライトコア12は、ノイズ除去ユニット10が有する
シート上信号ライン14a、シート間信号ライン14
b、及び導線15を伝送される信号に含まれる放射ノイ
ズや電子機器を構成する半導体等から放出される外来ノ
イズを除去する。
【0026】そして、上層シート11表面に形成される
シート上信号ライン14a、及び、下層シート13表面
に形成されるシート上信号ライン14aは、いずれも、
フェライトコア12を幅方向に跨ぐように形成される。
なお、上層シート11及び下層シート13において、シ
ート上信号ライン14aは、フェライトコア12に接し
ない側の表面に形成される。
【0027】また、図2に示すように、シート上信号ラ
イン14aの端部において、上層シート11には、スル
ーホール11aが穿設されている。また、スルーホール
11aに対向するように、下層シート13には、下層シ
ート13上のシート上信号ライン14aの端部におい
て、スルーホール13aが穿設されている。スルーホー
ル11a及びスルーホール13aは、それぞれ、上層シ
ート11及び下層シート13を厚み方向に貫通する孔で
ある。
【0028】上層シート11のスルーホール11aと下
層シート13のスルーホール13aとは、シート上信号
ライン14aの端部にそれぞれ穿設されるので、互いに
対向する位置にある。そして、これらスルーホール11
a及びスルーホール13aを通るように、シート間信号
ライン14bが配設される。シート間信号ライン14b
は、スルーホール11a及びスルーホール13aを貫通
する導体材料によってなり、例えば、スルーホール11
a,13a内に貼り付けされた導体片や、ピン状の導体
が挙げられる。
【0029】従って、上層シート11表面のシート上信
号ライン14aと、下層シート13表面のシート上信号
ライン14aとは、シート間信号ライン14bによって
接続される。
【0030】図3中に示す1本のフェライトコア12を
例にとって説明すると、フェライトコア12は、ノイズ
除去ユニット10の一端側のランド11bと他端側のラ
ンド11bの間に位置するように、上層シート11と下
層シート13とに挟まれて配設される。そして、フェラ
イトコア12の真上において、上層シート11表面に
は、フェライトコア12を幅方向に跨ぐ5本のシート上
信号ライン14aが形成される。これらシート上信号ラ
イン14aは、フェライトコア12を、図中左から右へ
跨ぎながら、図中手前側へ伸びる斜めのラインである。
【0031】そして、これらシート上信号ライン14a
の端部においては、スルーホール11aが穿設されてお
り、スルーホール11aを通ってシート間信号ライン1
4bが配設される。このため、フェライトコア12の横
を通って、10本のシート間信号ライン14bが上層シ
ート11から下層シート13へ伸びている。
【0032】下層シート13においては、フェライトコ
ア12を跨ぐように5本のシート上信号ライン14aが
形成されている。これらのシート上信号ライン14a
は、端部にシート間信号ライン14bが接続され、ま
た、上層シート11上のシート上信号ライン14aとは
対向しない位置に形成され、その向きも、上層シート1
1上のシート上信号ライン14aとは逆向きである。
【0033】すなわち、上層シート11上の2つの隣り
合うシート上信号ライン14aの端部を結ぶように、下
層シート13上のシート上信号ライン14aが形成され
ているため、上層シート11上のシート上信号ライン1
4aと、その端点のシート間信号ライン14bと、この
シート間信号ライン14bが接続された下層シート13
上のシート上信号ライン14aとを接続すると、フェラ
イトコア12の側面の周囲を回る信号ライン14が形成
される。
【0034】同様に、複数のシート上信号ライン14a
がシート間信号ライン14bによって互いに接続される
ことにより、ノイズ除去ユニット10の一端のランド1
1bから他端のランド11bに向かって、図3中手前側
へ伸びる信号ライン14が形成される。
【0035】この信号ライン14は、フェライトコア1
2の側面周囲を回りながら伸びているため、信号ライン
14を伝送される信号は、フェライトコア12の周囲を
螺旋状に廻りながら、複数のランド11bの間を伝送さ
れる。
【0036】図1(b)において前述したように、コネ
クタ部20から伸びる4本の導線15は、ノイズ除去ユ
ニット10において対向するランド11bへハンダ付け
により接続される。同様に、上層シート部材11の表面
4ヶ所からはプリント基板30へ4本の導線15が伸
び、プリント基板30の表面上の所定の位置4ヶ所にハ
ンダ付けにより接続される。
【0037】このため、コネクタ部20とプリント基板
30との間で入出力される信号は、信号ライン14を通
ることにより、フェライトコア12の周囲を回りながら
伝送される。これにより、コネクタ部20とプリント基
板30との間で入出力される信号から、フェライトコア
12によってノイズを除去できる。
【0038】特に、シート上信号ライン14a及びシー
ト間信号ライン14bにより形成される信号ライン14
は、フェライトコア12の周囲を周っているため、信号
ライン14を伝送される信号におけるノイズを効果的に
除去できる。また、信号ライン14は、フェライトコア
12の長手方向に沿って伸びるため、フェライトコア1
2近傍を通る距離が長く、効果的にノイズを除去でき
る。
【0039】従って、本発明を適用したノイズ除去ユニ
ット10によれば、シート状の薄いフェライトコア12
を2枚のシート部材の間に配設してフェライトシートを
構成することにより、ノイズ除去ユニット10の省スペ
ース化を実現できる。このため、既存の基板パターンや
回路構成を変更することなく、ノイズ除去ユニット10
をコネクタ部20の下に敷いたり、プリント基板30上
への取付けが可能となり、ノイズ除去効果を維持しつつ
電子機器の小型化を図ることができる。
【0040】また、信号ライン14をフェライトコア1
2の周囲に螺旋状に巻き付けることにより、コネクタケ
ーブルや導線の放出するノイズを効率的に除去できる。
このため、電子機器や接続された周辺機器の誤作動を防
止できる。
【0041】なお、以上の実施の形態においては、各シ
ート部材に挟まれて配設されるフェライトコア12を4
本としたが、コネクタ部20に接続された導線15の本
数に応じて任意の本数に変更可能である。また、フェラ
イトコア12に巻き付ける信号ライン14の周回数は5
回に限らず、フェライトコア12のサイズ、信号ライン
14の長さ等に応じて適宜に変更可能であることは勿論
である。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フェライ
トコア近傍を通るシート上信号ラインを備えるので、こ
のシート上信号ラインを伝送される信号におけるノイズ
をフェライトコアによって除去することができる。これ
により、フェライトコアノイズ除去ユニットを省スペー
スで取り付け可能なシート状に構成できる。また、複数
のフェライトコアと、これら複数のフェライトコアの上
下に位置するシート上信号ラインとを備えるので、複数
の信号ラインにおける信号のノイズを除去できる。この
ため、複数の信号ラインが形成されたコネクタや基板等
に接続可能な、省スペースのノイズ除去ユニットを提供
できる。そして、このノイズ除去ユニットは、基板パタ
ーンや既存の回路構成を変更することなく、コネクタの
下に敷くだけで取り付けられ、コネクタケースや蓋の内
側等に実装することができ、電子機器の小型化を図るこ
とができる。さらに、既存のプリント基板への後付け実
装が容易である。
【0043】請求項2記載の発明によれば、2枚のシー
ト部材表面に形成されたシート上信号ラインと、これら
シート上信号ラインを互いに接続するシート間信号ライ
ンとによって、フェライトコアの近傍を通り、かつ、よ
り伝送距離の長い信号ラインが形成される。これによ
り、省スペースで、よりノイズ除去効果の高いノイズ除
去ユニットを提供できる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、信号ライン
から放出されるノイズを、より効率的に除去でき、ノイ
ズの発生に伴う電子機器や周辺機器の誤動作を防止でき
るノイズ除去ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるノイズ
除去ユニット10の構成を示す図であり、(a)は側面
図、(b)は平面図である。
【図2】図1(b)のA−A´線におけるノイズ除去ユ
ニット10の断面図である。
【図3】図1に示すノイズ除去ユニット10の分解斜視
図である。
【符号の説明】
10 ノイズ除去ユニット 11 上層シート部材 11a スルーホール 11b ランド 12 フェライトコア 13 下層シート部材 13a スルーホール 14a シート上信号ライン 14b シート間信号ライン 15 導線 16 ハンダ 20 コネクタ部 30 プリント基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に並んで配設された長板状の複数のフ
    ェライトコアと、 これら複数のフェライトコアを上下から挟む2枚のシー
    ト部材と、 前記フェライトコアの上方及び下方に位置するように前
    記各シート部材の表面に形成された複数のシート上信号
    ラインと、 を備えることを特徴とするノイズ除去ユニット。
  2. 【請求項2】前記2枚のシート部材に跨って配設され、
    前記フェライトコアの上方側のシート部材に形成された
    シート上信号ラインと、前記フェライトコアの下方側の
    シート部材に形成されたシート上信号ラインとにそれぞ
    れ接続されたシート間信号ラインをさらに備えること、 を特徴とする請求項1記載のノイズ除去ユニット。
  3. 【請求項3】前記シート上信号ラインと前記シート間信
    号ラインとによって、前記フェライトコアの周囲を廻り
    ながら前記フェライトコアの長手方向に沿って伸びる信
    号ラインが形成されること、 を特徴とする請求項2記載のノイズ除去ユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200514A (ja) * 2001-07-24 2009-09-03 Nichia Corp 半導体発光素子
US9368681B2 (en) 2001-07-24 2016-06-14 Nichia Corporation Semiconductor light emitting device

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