JP2001223033A - 電池システム及び電池の状態検出方法 - Google Patents

電池システム及び電池の状態検出方法

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JP2001223033A
JP2001223033A JP2000034314A JP2000034314A JP2001223033A JP 2001223033 A JP2001223033 A JP 2001223033A JP 2000034314 A JP2000034314 A JP 2000034314A JP 2000034314 A JP2000034314 A JP 2000034314A JP 2001223033 A JP2001223033 A JP 2001223033A
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voltage
current
charge
polarization
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Takuya Kinoshita
拓哉 木下
Akihiko Emori
昭彦 江守
Hideki Miyazaki
英樹 宮崎
Noboru Akiyama
秋山  登
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の状態を精度良く検出する。 【解決手段】電池の温度と電流の関数で電池の電圧を電
圧測定の度に分極補正し、補正した電圧と電流のデータ
を回帰分析した結果と電池特性を比較する事で、電池の
残量と劣化を検出する。 【効果】電池の状態を高速に精度良く検出する事ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池システムに係わ
り、特に、電池を集合させた組電池の状態を管理するシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電池電圧,充放電電流と温度を測
定して電池の状態を検出する電池状態検出方法があっ
た。例えば特開平10−106635号公報に開示される技術が
知られている。従来の電池状態検出方法では、まず所定
期間に電池電圧と電流を測定し、結果を平均してから分
極電圧を補正する。その後、所定の平均電流−補正電圧
データを回帰分析して電池の起電圧と直流抵抗を求め、
直流抵抗から電池の劣化を、起電圧から電池の残量を算
出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池状態検出方
法では、平均処理をした電池電圧毎に分極電圧を演算し
ているので、常に変化している分極電圧の影響を正確に
補正できなかった。その影響で回帰分析によって求める
起電圧と直流抵抗に誤差が生じていた。また、電池を大
電流用途に用いる場合、一般的には安全性の確保や品質
保持のために、使用できる最大電圧と最小電圧が規定さ
れている。これらの結果、誤差が出ても使用電圧範囲を
外れないために保護マージンを大きくとる必要があり、
電池の使用温度範囲と電流範囲が過剰に制限されてい
た。
【0004】本発明は上記課題を考慮してなされたもの
であり、電池の状態を精度良く検出する手段を提供する
ことを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、温度変化や経時変化
により電池の特性が変化しても、精度を落すことなく電
池の状態を検出する方法を提供する事にある。
【0006】本発明の他の目的は、電流源を用いずに電
池を定電流で充電することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池システ
ムは、電池と、電池の充放電電流を検出する電流検出装
置と、電池の電池電圧を検出する電圧検出装置と、電池
の温度を検出する温度検出装置と、一定周期毎に充放電
電流と電池電圧と電池温度をサンプルするサンプラーと
を有する。さらに本システムは、サンプル時間又は回数
と充放電電流と電池電圧と温度を変数とし電池の起電圧
や内部抵抗等の状態を推定する演算式を記憶した記憶装
置と、演算式を用いて電池の状態を演算する状態演算装
置とを有する。
【0008】好ましくは、記憶装置は分極電圧を記憶
し、演算式は分極電圧を更新する分極電圧更新演算式
と、電池電圧と分極電圧を変数とし、補正電圧を演算す
る補正演算式とを含む。ここで、分極電圧更新演算式は
過去の分極電圧演算結果を変数とする。
【0009】また、演算式はサンプルした電池電圧と充
放電電流のデータを充放電電流値の複数の区間で分割
し、分割されたデータそれぞれを平均する処理を含むこ
とが好ましい。
【0010】さらに好ましくは、電流源を用いずに電池
を定電流で充電するために、電池を充電する電圧源を有
し、電圧源の指令値が電池状態検出結果に基づいてい
る。
【0011】また、電池の状態を精度良く検出するため
に、本発明による電池の状態検出方法は、電池電圧と充
放電電流に基づいて電池の分極電圧を補正する。分極電
圧は、過去の分極電圧演算結果を変数とする分極電圧更
新演算式で更新される。
【0012】また本発明による電池の状態検出方法は、
電池電圧と充放電電流に基づいて、電池の状態を回帰分
析する。回帰分析はサンプルした電池電圧と充放電電流
のデータを充放電電流値の複数の区間で分割し、分割さ
れたデータそれぞれを平均する処理を行う。
【0013】さらに、温度が変化しても上記目的を達成
するために、電池の温度をサンプルすると共に、補正係
数が温度の関数となっていることが好ましい。
【0014】また、経時変化により電池の特性が変化し
ても電池の状態を精度良く検出するために、電池に最大
定格電流の10%以上の電流を1秒以上の期間連続する
充放電電流を流し、その後10秒以上の期間、前記電流
値よりも小さい電流を連続して流す電流パターンを有す
る。また、充放電電流を最大定格電流の1%以下にして
いる期間内に、所定の時間間隔で電池電圧をサンプルす
ることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図3は電池の等価回路を示す図で
ある。
【0016】図3(a)は電池の簡略化した等価回路モ
デルである。V+端子335とV−端子336はそれぞ
れ電池の正,負極端子、Eは電池の起電圧、Rは内部抵
抗、Cは寄生容量、Rcは寄生容量の放電抵抗である。
これらのうち、Eは残量に、Rは劣化に対応する。V+
端子335〜V−端子336間の電池電圧Vと、電池を
流れる電流I、電池の筐体外部の温度Tは直接測定可能
な状態量である。また、VcはCの分極電圧、IRは内
部抵抗Rと充放電電流Iにより発生する電圧で、E,
R,C,Rc,Vc等は直接測定が困難な状態量であ
る。
【0017】電池の容量に対して十分に小さい電流で電
池を充放電させる場合、VcやIRがEに対して十分に
小さいため、V≒Eと近似する事ができる。しかし、大
電流の場合はVcやIRが大きく、V≠Eとなる。
【0018】そこで、EやRを求めるには、先ずVcを
電流履歴から推定してVを補正する(V′=V―V
c)。次にV′=IR+Eと近似し、切片と傾きからE
とRを推定する。
【0019】この時、一般的な電池では、図3(b)の
ようにC1〜C3やRc1〜Rc3のように異なる時定
数の寄生容量と放電抵抗を有する。このような場合は、
時定数の異なる複数のVc1〜3があるため、分極電圧
の補正には注意を要する。
【0020】図1は本発明の実施例である電池システム
を示す図である。直列に接続された複数の電池101
と、それぞれの電池101に接続された電池制御装置1
21によって構成されている。
【0021】電池制御装置121にはIを測定する電流
検出装置102,複数の電池101それぞれのVを測定
する電圧検出装置103,Tを測定する温度検出装置1
04,所定期間内に流れた電流の積算値∫Iを測定する
積算電流検出装置110,各検出装置がデータをサンプ
ルしてくるタイミングを決定するサンプラー106,状
態演算装置122,保護判定装置115,放電回路10
5,スイッチ107、及び周辺装置124からなる。
【0022】状態演算装置122は分極補正装置11
2,回帰分析装置113,残量推定装置114,記憶装
置123で構成されている。
【0023】分極補正装置112は、T,V,∫Iを各
検出装置から、Vcを記憶装置から受取り、T,V,∫
I,Vcの関数を演算してVcを更新し、新しいVcを
記憶装置123に出力する。また、補正電圧(V′=V
―Vc)を演算して出力する。
【0024】回帰分析装置113は分極補正装置112
からV′を、電流検出装置102からIを受取り、V′
―Iデータを例えば60秒分記憶し、回帰分析を行って
EとRを推定し、出力する。
【0025】残量推定装置114は、回帰分析装置11
3からE、温度検出装置104からT、積算電流検出装
置110から∫Iを受取り、前回の残量とE,T,∫I
の関数から残量を推定し、出力する。
【0026】ここで、残量推定装置114と共に内部抵
抗から劣化を推定する装置を組み込んでもよい。また、
内部分極が小さい電池に対しては分極補正装置112を
含まなくても、Vを直接回帰分析する事で十分な精度の
Eを求める事ができる。また、Rの変化が小さい電池で
は回帰分析装置を含まなくても、V′と既知のRからE
を求める事ができる。
【0027】周辺装置124は、表示装置116,通信
装置117,冷却装置118,バランス補償装置11
9,電流遮断装置120から成る。
【0028】保護判定装置115は、回帰分析装置11
3からE,Rを、残量推定装置114から残量を受取り、
E,R,残量が使用範囲に入っているかを判定し、表示
装置116,通信装置117,冷却装置118,バラン
ス補償装置119,電流遮断装置120に保護指令を出
力する。
【0029】また、表示装置116は保護指令だけでな
く残量も表示し、通信装置117は保護指令と必要に応
じて残量等も出力する。
【0030】冷却装置118は、保護判定装置115の
指令に基づいて電池を冷却する。
【0031】バランス補償装置119は、保護判定装置
の指令に基づいて、電池に並列に接続された放電回路1
05を制御する。
【0032】電流遮断装置120は電池101の電流経
路上に設けられたスイッチ107を制御する。
【0033】電池制御装置121の動作は、まず運転開
始とともに、サンプラー106と電圧検出装置103,
電流検出装置102,積算電流検出装置110,温度検
出装置104により例えば1秒間毎にVとI,∫I,T
を測定する。
【0034】次に、分極補正装置112で記憶装置11
3に記憶された分極電圧更新演算式に基づき∫IとTに
よりVc(t)を更新し、補正演算式でVを補正する。
【0035】ここで分極電圧更新演算式は次式で示され
る。
【0036】 Vc(t)=k1(T,η,残量)×∫I +k2(T,η,残量)×Vc(t−1) …(1) k1とk2は温度Tや劣化η、残量に依存する電池特性
データより定まり、k1(T,η,残量)は0.000
1〜0.0000001、k2(T,η,残量)は0〜1
の値を用いる。
【0037】また、∫IはIや、I(t)と1秒前のI
(t−1)の平均値等を用いてもよい。(1)式は前回の
演算結果から減衰した分極電圧k2(T,η,残量)×V
c(t−1)と、新たに発生した分極電圧k1(T,
η,残量)×∫Iの成分を計算し、加算した事に相当す
る。
【0038】図3(b)の様に、時定数の異なるVc成
分が多数ある場合でも、Vcとk1(T,η,残量)を
ベクトル、k2(T,η,残量)を対角行列として計算
すればよい。
【0039】また、k1,k2は温度や劣化の関数とし
て記憶装置に保持させたが、電池特性の変化が小さい場
合は定数を用いてもよい。
【0040】次にVcの更新後、補正演算式V′=V−
Vc(t)より補正電圧V′を得る。その後、得られた
V′とIを記憶装置に保持させ、61秒前のV′とIを
記憶装置から消去する。
【0041】この様に本実施例によれば、データ計測の
度に、データ計測前の分極電圧Vc(t−1)と∫Iを
もってデータ計測時の分極電圧Vc(t)を求め、Vを逐
次補正することができる。このため、分極電圧の推定に
おいて、複数存在するパラメータの内、k1(T,η,
残量)とk2(T,η,残量)及びVc(t−1)と∫
Iと少ないパラメータで分極電圧を補正できる。この結
果、従来時定数の長いVcの推定には時定数の数倍長い
期間の電流履歴データが必要だったのに対し、本実施例
によれば少ないパラメータで精度良く推定する事が可能
となる。
【0042】次に回帰分析装置113で、60秒分の
V′−Iデータを回帰分析してR及びEを推定する。
【0043】図4は回帰分析の方法を示す図である。縦
軸はV′、横軸はIである。状態推定装置122では実
際に作図は行わないが、説明のために図を用いている。
先ず、各データの電流値と電流の中心値Icとを比較
し、その大小でデータを2分割する。次に、2分割され
たデータ群の平均値を求めて直線で結び、切片Eと傾き
Rを求める。
【0044】ここで、各データと比較する基準は電流の
中心値Icで示されているが、データの平均値やあらか
じめ設定された基準値を用いても実現可能である。ま
た、データを電流値で2分割する場合について示されて
いるが、電流値に対し多数の区間で分割し、それぞれの
区間内のデータを平均してから、最小二乗法などの手法
で回帰直線を求めてもよい。
【0045】回帰分析装置113は回帰分析を行う動作
モードと行わないモードを切替える。このモードの切替
えは、データサンプル毎にIの分散や変化量を判定して
行う。データが揃わないスタートから60秒間と、60
秒のサンプル期間にIが所定の変化をしなかった場合に
回帰分析を行わないモードになる。
【0046】回帰分析を行わない動作モードでは、直前
に推定したRを残量や温度の関数で補正した抵抗値と
V′とIからEを推定し、保護判定装置115や残量推
定装置114に出力する。また、Iが所定の値未満でI
Rが十分小さい時はV′をEとして出力してもよい。ま
た、動作モードを残量推定装置114や保護判定装置1
15に出力してもよい。
【0047】60秒のサンプル期間にIが所定の変化を
した場合に回帰分析を行うモードになる。
【0048】上記動作を実施する一つの手法として、記
憶装置123にカウント用の変数a,bを用意してお
く。スタート時は変数をa=60,b=60にする。ス
タートから60秒をカウントするために、回帰分析装置
115にデータが入力される度にaを1減らし、a=0
になるまでは回帰分析を行わない。また、Iが所定の変
化をした時にはbを0にクリアし、変化をしなかった時
にはbには1が足される。bが60以上なら回帰分析を
行わず、bが60未満なら回帰分析を行う。
【0049】この様に本実施例によれば、回帰分析を行
うモードと行わないモードを切替える事で、どんな電流
パターンを電池に印加しても、常に精度良く電池の状態
が検出される。
【0050】また、従来用いられていた最小二乗法の場
合、(2)式に示した通り各データの乗算(専用乗算器
を持たないマイコンでは最も重い)処理が入るので回帰
分析のデータ数が多くなると、処理量が飛躍的に増える
難点がある。そのため、回帰分析を行う前にデータを平
均処理し、回帰分析を行うデータ数を少なくする工夫が
なされている。それに対して、本実施例において回帰分
析装置113の演算は主に平均処理である。そのため、
回帰分析の前にデータ数を事前に減らす必要がない。
【0051】
【0052】この様に本実施例によれば、回帰分析を行
うデータ数に制限を受けることがないので、より多くの
データを回帰分析し、精度良くEとRが推定される。
【0053】次に保護判定装置115では、回帰分析装
置113で求められたEを設定上(下)限と比較する。
設定値を超えていれば過充電(過放電)と判定して、充
電禁止信号(放電禁止信号)を電流遮断装置120、又
は通信装置117、又は表示装置116に出力する。
【0054】また、Rが設定上限を超えていれば、電池
劣化と判定し、電池劣化信号を通信装置117又は表示
装置116に出力する。
【0055】残量推定装置114では、測定されたT、
回帰分析装置113により求められたEと、記憶装置1
23に記憶された残量−T−Eテーブルから現在のEに
対応する残量を求める。テーブルの代りにTとEを変数
とする関数を用いて残量を求めてもよい。
【0056】また、残量推定装置114では、前回の残
量推定結果を、測定電流値や複数の電流値の平均値,電
流積算値などの関数で補正して現在の残量を推定する。
【0057】次に、上記2通りの方式で求められた残量
を重み付平均し、現在の残量を算出して、保護判定装置
115,表示装置116,通信装置117等に送信す
る。
【0058】次に保護判定装置115では、残量が設定
上下限に入っているか判定し、上下限を超えた場合は表
示装置116,通信装置117等に異常警報を送信し、
電流遮断装置120に電流遮断命令を出す。複数の電池
を制御している場合には、残量のばらつきを評価し、ば
らつきが設定上限を超えていれば、バランス補償装置1
18にばらつき補正命令を出す。
【0059】残量推定と同様の方法でRから劣化推定を
行い、保護判定に用いる。この場合、前回の劣化推定結
果をI等で補正する必要はない。
【0060】以上の方法により、電気自動車の走行中に
V,I,Tを1秒毎に測定し、Eを求めた結果Aを図5
に示す。また、回帰分析に用いたV′データも示す。加
えて、比較のため従来の推定法Bで求めた結果を併記す
る。推定法Bは以下の様に求める。
【0061】1)1秒毎に測定したV−Iデータ10個
を平均処理、 2)過去5分間の電流履歴でVの平均値を分極補正して
V′を求め、 3)60秒分のV′−Iデータ(6ポイント)を最小二
乗法で回帰分析。
【0062】図5において、V′がE推定結果から大き
く離れる理由は、IR電圧のためである。従ってその期
間は、電流が流れている。その直後では、残量の変化に
伴いEも変化している。V′の変化とE推定値の比較か
ら、BよりもAの方が残量の変化に対する応答が速い事
が分かる。この特徴は、ハイブリッド電気自動車の様な
急峻な電流・電圧変動が生じる電池負荷に対し特に有効
である。そして、電池の残量を応答良く把握する事によ
り、残量のマージンを少なくする事ができ、搭載する電
池の容量を小さくする事ができる。
【0063】図6は1回の回帰分析に用いるV′−Iデ
ータの例を示した図で、縦軸が電圧、横軸が電流であ
る。理想的にはV′=RI+Eの関数になるので、各ポ
イントを結ぶ直線はy切片がE、傾きがRになる。Bで
は回帰分析を行う前にデータを平均処理しているため
に、データが電流0A付近に集まり、R計算の時に誤差
が生じやすい。
【0064】図7は本発明による推定法Aと従来の推定
法BによってRを算出した結果を示した図で、縦軸が抵
抗、横軸が時間である。この電池の内部抵抗は実測値で
0.7Ω程度であった。これに対し、本発明による推定法
では、0.7〜0.8Ωと算出されるが、Bでは0.85
〜1.05Ωと算出される。
【0065】この様に本実施例によれば、1回のV測定
毎にVcを算出しているので、常に変化しているVcを
精度良く補正することができる。さらに、多くのデータ
を用いて回帰分析を行う事ができるので、V=RI+E
のグラフをより正確に描くことができ、y切片Eと傾き
Rをより正確に求めることができる。さらに、精度の高
い電池の状態推定結果を電池の保護に用いる事により、
保護マージンを少なくする事ができ、電池の使用可能な
容量を大きくする事ができる。
【0066】図2は本発明の実施例である電池の状態検
出方法を示すフローチャートである。図1の各ブロック
と図2の処理の対応関係は、サンプラー106と電流検
出装置102と電圧検出装置103と温度検出装置10
4と積算電流検出装置110が<データ計測>223,
分極補正装置112が<分極補正>224,回帰分析装
置113が<回帰分析>225,残量推定装置114が
<Eから残量推定>227と<∫Iから残量推定>22
8と<残量推定>229,保護判定装置115が<保護判
定>226にそれぞれ対応している。以降、図2のフロ
ーチャートに沿って電池の状態検出方法を説明する。
【0067】スタート222から処理を開始する。<デ
ータ計測>223では運転開始とともに、1秒毎にVと
I,∫I,Tを測定する。
【0068】次に<分極補正>224では、先ず∫Iと
TによりVc(t)を(1)式を用いて更新し演算する。
【0069】次にVcの更新後、補正電圧V′=V−V
c(t)を演算する。
【0070】この様に本実施例によれば、データ計測の
度に、データ計測前の分極電圧Vc(t−1)と∫Iを
もってデータ計測時の分極電圧Vc(t)を求め、Vを逐
次補正することができる。このため、分極電圧の推定に
おいて、複数存在するパラメータの内、k1(T,η,
残量)とk2(T,η,残量)及びVc(t−1)と∫
Iと少ないパラメータで分極電圧を補正できる。この結
果、従来時定数の長いVcの推定には長い期間の電流履
歴データが必要だったのに対し、本実施例によれば少な
いパラメータで正確に推定する事が可能となった。
【0071】次に<回帰分析>225では、Iと演算で
求められたV′は記憶され、61秒前のV′−Iデータ
が消去される。次に60秒分のV′−Iデータを回帰分
析してR及びEを推定する。回帰分析の具体的な手法
は、図4について前述したとおりである。
【0072】<保護判定>226では、求められたEを
設定上(下)限と比較する。設定値を超えていれば過充
電(過放電)と判定して、充電禁止信号(放電禁止信
号)を出力する。また、Rが設定上限を超えていれば、
電池劣化と判定し、電池劣化信号を出力する。
【0073】<Eから残量推定>227では、測定され
たT、演算により求められたEと、残量−T−Eテーブ
ルから現在のEに対応する残量を求める。テーブルの代
りにTとEを変数とする関数を用いて残量を求めてもよ
い。
【0074】<Iから残量推定>228では、前回の残
量推定結果を、測定電流値や複数の電流値の平均値,電
流積算値などの関数で補正して現在の残量を推定する。
【0075】<残量推定>229では、EとIから推定
された残量を重み付平均し、現在の残量を算出する。
【0076】<保護判定>226−2では、残量が設定
上下限に入っているか判定し、上下限を超えた場合は異
常警報を送信、電流遮断命令を出す。複数の電池を制御
している場合には、残量の電池間ばらつきを評価し、ば
らつきが設定上限を超えていれば、バランス補償命令を
出す。
【0077】図には示していないが、残量推定と同様の
方法でRから劣化推定を行い、保護判定に用いることが
できる。
【0078】以上の処理を終了し、リターン230に処
理が移ったら、スタート222に戻り、処理を開始す
る。
【0079】この様に本実施例によれば、図1の実施例
と同様に、EとRを正確に求めることができるととも
に、電池の保護マージンを少なくする事ができ、電池の
使用可能な容量を大きくする事ができる。
【0080】図8はより多くの電池を制御するために、
本発明による電池制御装置121を各電池毎の処理と組
電池全体に対する処理に分け、役割を分散させた電池シ
ステムを示す図である。
【0081】複数の電池モジュール837が直列に接続
された構成から成る組電池838は、スイッチ107を
介して電圧変換や交流直流変換,周波数変換等を行う変
換器842に接続されている。また、変換器842は商
用電源843や電気機器844,モーター845等に接続さ
れている。
【0082】そして、それぞれの電池モジュール837
は、電池毎の処理を担当するセルコントローラユニット
CCU846とそれぞれ接続され、各CCU846は組
電池全体に対する処理を担当するバッテリーコントロー
ラBC841と接続されている。
【0083】更に、BC841は組電池838の充放電
経路上に設置された電流検出装置102及び表示装置1
16,変換器842,電流遮断装置120とも接続され
ている。
【0084】BC841はIや∫I等を測定する。ま
た、変換器842に電池状態を集計して送信し、異常発
生時には電流遮断装置120に遮断命令を出す。また、
集計された電池状態や保護判定結果を、必要に応じて表
示装置116に表示させる。
【0085】CCU846は、各電池101の端子間電
圧を検出する電圧検出装置103と、各電池101とそ
れぞれ並列に接続された放電回路105と、電池101
の近傍に設置されCC839に接続された温度検出装置
104と、セルコントローラCC839とバッテリコン
トローラBC841に接続された絶縁通信装置PC840か
らなっている。
【0086】電圧検出装置103は、各電池101のV
をCC839の指令により測定し、測定結果をCC83
9から読み出し可能とする。温度検出装置104は電池
モジュール837近傍の温度をCC839の指令により
測定し、CC839から読み出し可能とする。CC83
9の指令により、放電回路105は各々に接続されてい
る電池101を放電させる。
【0087】電圧検出装置103や放電回路105は複
数の電池101を1ブロックとして、各ブロック毎の正
負極に接続することもできる。
【0088】温度検出装置104は電池モジュール83
7内に複数設けることもでき、それぞれの温度検出結果
の平均値,最低値,最高値,分散等を用いることもでき
る。温度検出装置104の数を増やすことで、電池毎の
発熱のばらつきを演算し、劣化判定や異常判定に利用し
て安全性を増すことができる。
【0089】図9は図8におけるCC839とBC84
1の処理を示すフローチャートである。CC839とB
C841の処理について図9を用いて説明する。
【0090】<データ計測>運転開始とともに1秒毎に
計測開始信号をBC841がCC839に送信し、BC
841は送信終了割込みの後にIを、CC839は受信
終了割込みの後に各電池101のVと各電池モジュール
837のTを測定する。BC841は電流測定結果と電
流積算値をCC839に送信する。
【0091】ほぼ同時に起るBC841の送信終了割込
みとCC839の受信終了割込みの直後にIとVを測定
する事で、IとVをほぼ同時に測定することが可能とな
る。送信終了割込みと受信終了割込みが同時でない時
も、時間のずれがあらかじめ分かっているので、待機時
間を作って調整する事が可能である。
【0092】<分極補正>,<回帰分析>,<保護判定
>,<残量推定>については、前述と同様に動作する。
【0093】図9でCC839は図2の実施例と同じ動
作をする。BC841はCC839から送られてきた残
量を集計して電池システム全体の残量を演算する。
【0094】また、残量ばらつき判定は、電池モジュー
ル837内だけでなく、BC841でも電池モジュール
837間の残量ばらつきを判定する。残量が大きいと判
定された電池モジュール837に接続されたCC839
には、全ての電池を放電する指令が出される。また、C
C839での保護判定結果はBC841を介して電流遮
断装置や変換器に送信される。
【0095】この様に図9の実施例によれば、BC84
1はCC839に電流値を定期的に送信するだけで個々
の電池状態を受信することができる。CC839の中で
電池の製品毎に固有のパラメータを用いた処理をすべて
終える事ができるので、電池メーカーが作成した使用条
件で他のメーカーが電池モジュール837とCCU84
6を使用することができる。また、BC841や電流検
出装置102,電流遮断装置120は変換器842で兼
ねることもでき、制御部を簡略化,低コスト化すること
もできる。
【0096】図10はCC839とBC841の処理を
示すフローチャートである。CC839とBC841の処理
について図10を用いて説明する。
【0097】図10で、<データ計測>と<分極補正>
と<回帰分析>は前述と同様に動作する。図9の場合と
は異なり、CC839は<残量推定>を行わず、<回帰
分析>までを行い、結果のEとRをBC841に送信す
る。BC841では、<保護判定>と<残量推定>を行
う。全ての<保護判定>はBC841で行われ、CC8
39での<保護指令>はBC841からバランス補償命
令を受信し、放電回路105に放電指令を出すことに限
られる。
【0098】この様に図10の実施例によれば、図9の
処理では各CC839に残量−E−Tテーブルを必要と
していたのに対し、図10の処理では、BC841に残
量−E−Tテーブルを集約するので、メモリーの必要量
が少なくなる。
【0099】図11は組電池838を変換器842に接
続した電池システムの実施例を示す図である。電圧検出
装置103,電流検出装置102,温度検出装置104
が組電池838に取付けられている。また、組電池83
8の電流経路上に突入電流防止抵抗1054,変換器ス
イッチ1052,電流遮断スイッチ1051が設置され
ている。また、電流遮断スイッチ1051と突入電流防
止抵抗1054を介して組電池838と並列に、平滑コ
ンデンサ1055が接続されている。ここでは電池制御
装置121の図示は省略されている。
【0100】図12は図11においてk1,k2の抽出
の際に電池を流れる電流波形と電圧波形の一例を示す図
である。横軸に時間、縦軸に電流と電圧を示している。
【0101】劣化とともに変化する電池特性データk
1,k2を更新するために定期的に行われるk1,k2
の抽出方法について図11と図12を用いて説明する。
【0102】分極補正に用いる係数k1,k2の抽出方
法では、まず、変換器スイッチ1052や電流遮断スイッチ
1051を制御して図12に示した電流波形を組電池8
38に印加する。電流経路の一例としては、電流遮断ス
イッチ1051と変換器スイッチ1052の全てをオン
にし、主に突入電流防止抵抗だけのインピーダンスの電
流経路を用いる事ができる。電流0になった後、ほぼ変
化が無くなるまでVを測定する。
【0103】この時、Vcの変化を測定するので、Vc
に大きな変化をさせるためには、IHは電池の定格を超
えない範囲でできるだけ大きい方が望ましく、ton も分
極の時定数よりも長い時間を取る事が望ましい。ILは
0に近い方が望ましく、toffはVcがほぼ0に近づく期
間待つほうが望ましい。
【0104】まず電流0時のVcの減衰から、測定周期
でのVc減衰率k2を求める。
【0105】次に、電流遮断直後のVcとIHに応じて ton が測定周期×1:k1×IH=Vc×2:k1×I
H+k2×k1×IH=k1×IH×(1+k2)=V
c×3:k1×IH×(1+k2+k22)=Vc の関係からk1を求める。
【0106】この様に本実施例によれば、電池交換や劣
化により電池特性が変化しても、精度を落すことなくE
やRを推定する事が可能となる。例えば電池の寿命が5
年、制御回路の寿命が10年であった場合、電池の保護
方式が同一であれば、使用開始から5年目に電池をバー
ジョンアップして、制御回路は交換しないことが可能と
なり、消費者の経済的負担が軽減する。
【0107】図13は電池システムに電圧源を付加した
システムの実施例を示す図である。組電池838と電池
制御装置121に加えて、組電池と並列に電圧源125
9が接続され、その出力電圧は電池制御装置121から
指令できるようになっている。
【0108】電圧源1259だけを用いて組電池838
を充電する場合、定電圧充電はできても、定電流充電を
行うことはできない。しかし、電池制御装置でEとR、
Vcが分かっているので、電流値Iから電圧源1259
の電圧(E+IR+Vc)を逆算して指令することで、
電圧源1259を用いた定電流充電を行うことができ
る。
【0109】この様に本実施例によれば、電圧源125
9に電池制御装置121から指令を出す事により、電流
源を用いないで組電池838に定電流充電を行う事がで
きる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、電池の分極電圧の影響
を正確に補正できるので、求める起電圧と直流抵抗に生
じる誤差が小さくなる。
【0111】また本発明によれば、温度変化や経時変化
による電池の特性変化にかかわらず、電池の状態を精度
良く検出できる。
【0112】また、本発明によれば、電圧源を用いて電
池を定電流充電する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である電池システムを示す図で
ある。
【図2】本発明の実施例である電池の状態検出方法のフ
ローチャートを示す図である。
【図3】電池の等価回路を示す図である。
【図4】実施例における回帰分析の方法を示す図であ
る。
【図5】起電圧推定結果を示す図である。
【図6】1回の回帰分析に用いるV′−Iデータの例を
示す図である。
【図7】Rを算出した結果を示す図である。
【図8】電池制御装置を分散させた電池システムの実施
例を示す図である。
【図9】図8におけるセルコントローラとバッテリコン
トローラの他の処理を示すフローチャートである。
【図10】図8におけるセルコントローラとバッテリコ
ントローラの他の処理を示すフローチャートである。
【図11】組電池を変換器に接続した電池システムの実
施例を示す図である。
【図12】図11における、k1,k2の抽出の際に電
池を流れる電流波形と電圧波形の一例を示す図である。
【図13】電池システムに電圧源を付加したシステムの
実施例を示す図である。
【符号の説明】
101…電池、102…電流検出装置、103…電圧検
出装置、104…温度検出装置、105…放電回路、1
06…サンプラー、110…積算電流検出装置、112
…分極補正装置、113…回帰分析装置、114…残量
推定装置、115…保護判定装置、116…表示装置、1
17…通信装置、118…冷却装置、119…バランス
補償装置、120…電流遮断装置、121…電池制御装
置、122…状態演算装置、123…記憶装置、124
…周辺装置、837…電池モジュール、838…組電
池、839…セルコントローラ、840…絶縁通信装
置、841…バッテリーコントローラ、842…変換
器、843…商用電源、844…電気機器、845…モー
ター、846…セルコントロールユニット、1051…
電流遮断スイッチ、1052…変換器スイッチ、105
4…突入電流防止抵抗、1055…コンデンサ、125
9…電圧源。
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 英樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 秋山 登 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2G016 CB12 CB13 CB21 CB22 CB31 CB32 CC01 CC04 CC06 CC13 CC27 CE00 5H030 AA08 AS20 FF22 FF42 FF43 FF44 FF52

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池と、前記電池の充放電電流を検出する
    電流検出装置と、前記電池の電池電圧を検出する電圧検
    出装置と、一定周期毎に充放電電流と電池電圧をサンプ
    ルするサンプラーと、サンプル時間又は回数と充放電電
    流と電池電圧を変数とし前記電池の起電圧や内部抵抗等
    の状態を推定する演算式を記憶した記憶装置と、前記演
    算式を用いて電池の状態を演算する状態演算装置とを有
    する電池システム。
  2. 【請求項2】電池と、前記電池の充放電電流を検出する
    電流検出装置と、前記電池の電池電圧を検出する電圧検
    出装置と、前記電池の温度を検出する温度検出装置と、
    一定周期毎に充放電電流と電池電圧と電池温度をサンプ
    ルするサンプラーと、サンプル時間又は回数と充放電電
    流と電池電圧と温度を変数とし前記電池の起電圧や内部
    抵抗等の状態を推定する演算式を記憶した記憶装置と、
    前記演算式を用いて電池の状態を演算する状態演算装置
    とを有する電池システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記記憶
    装置は分極電圧を記憶し、前記演算式は分極電圧を更新
    する分極電圧更新演算式と、電池電圧から分極電圧分を
    補正し補正電圧を演算する補正演算式とを含み、前記分
    極電圧更新演算式は過去の分極電圧演算結果を変数とす
    る電池システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記演
    算式はサンプルした電池電圧と充放電電流のデータを充
    放電電流値の複数の区間で分割し、分割されたデータそ
    れぞれを平均する処理を含む電池システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、前記電
    池を充電する電圧源を有し、前記電圧源の指令値が前記
    電池状態演算結果に基づいている電池システム。
  6. 【請求項6】電池電圧と充放電電流に基づいて、電池の
    分極電圧を補正する電池の状態検出方法であって、過去
    の分極電圧演算結果を変数とする分極電圧更新演算式で
    分極電圧を更新する電池の状態検出方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記分極電圧更新演算
    式が電池の温度を変数とする事を特徴とする電池の状態
    検出方法。
  8. 【請求項8】電池電圧と充放電電流に基づいて、電池の
    状態を回帰分析する電池の状態検出方法であって、前記
    回帰分析は電池電圧と充放電電流のデータを充放電電流
    値の複数の区間で分割し、分割されたデータそれぞれを
    平均する処理を含む電池の状態検出方法。
  9. 【請求項9】電池電圧と充放電電流に基づいて、電池の
    状態を回帰分析する電池の状態検出方法であって、過去
    の分極電圧演算結果を変数とする分極電圧更新演算式で
    分極電圧を更新し、前記回帰分析は電池電圧と充放電電
    流のデータを充放電電流値の複数の区間で分割し、分割
    されたデータそれぞれを平均する処理を含む電池の状態
    検出方法。
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