JP2001222533A - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

Info

Publication number
JP2001222533A
JP2001222533A JP2000029075A JP2000029075A JP2001222533A JP 2001222533 A JP2001222533 A JP 2001222533A JP 2000029075 A JP2000029075 A JP 2000029075A JP 2000029075 A JP2000029075 A JP 2000029075A JP 2001222533 A JP2001222533 A JP 2001222533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
item
search
distribution
items
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029075A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Horii
光彦 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000029075A priority Critical patent/JP2001222533A/ja
Publication of JP2001222533A publication Critical patent/JP2001222533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報検索装置に関し、従来のコンピュータに
おいて情報の格納位置をアナログ的直観によって指示す
るときの検索の課題であった情報への接近の精度と速さ
の両立を図った情報検索手段を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 情報記憶手段1に記憶された情報の検索
項目の文字列の先頭から特定桁までの部分文字列が同一
である情報項目数の分布を記憶する情報分布記憶手段2
と、上記情報グループごとに情報項目数の分布を図形の
大きさで表示する情報分布表示手段3と、検索する項目
を上記表示された図形上の位置で指示する検索位置指示
手段4と、指示された図形が示す情報グループの情報項
目数を、指示された図形上の位置で案分して検索する項
目の順序番号を算出する順序番号算出手段5と、を備え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字列の並びに基づ
いて分布する情報を検索する情報検索装置に関する。具
体的な上記の情報の例としては辞書やコード表などが該
当する。すなわち、上記情報検索装置には情報の項目名
を表す文字列の並びとしてあいうえお順、アルファベッ
ト順、数字の大きさ順などで並んだ項目から目的の文字
列を検索する装置などがある。
【0002】
【従来の技術】従来から紙のようなシート記録媒体で作
られた通常の国語辞書や英語の辞書の中から目的の文字
列の項目を検索するときは、あいうえお順、アルファベ
ット順に並んだ項目を全体のページの中のどの当たりに
存在するかを、並び順で見当をつけてページを開け、そ
こに記録されている内容を参照して、近傍のページから
は順次前後にページをめくりながら近づいていくように
して辞書を利用していた。
【0003】また、これらの辞書の中には頭文字が、あ
行、か行、さ行、・・・、あるいはA、B、C、・・・
である項目のグループの開始位置のページを示すマーク
を辞書の厚み方向につけて、検索する目的の項目の頭文
字を探して近傍のページに到達することができるように
したものがある。
【0004】さらに、上記頭文字グループの項目数が多
いものについてはその量を示すためにその範囲を紙の厚
さ方向にマークしたものもある。このようにすること
で、項目の検索を行うときにはグループの中のどの付近
に目的の項目があるかを検索者がアナログ的な量の目安
で指示して目的の項目に、より近い付近のページを探し
出すことができることを目的としていた。
【0005】同様に商品コードを調べるときに、コード
番号から商品名を、あるいはあいうえお順やアルファベ
ット順に並んだ商品名からコード番号を探す場合にも、
順番の目安となる目印を表示して目的の項目に近づくよ
うに検索の容易化を図っていた。
【0006】一方、コンピュータを利用した情報検索シ
ステムの入力インタフェースとしては次のようなものが
あった。
【0007】項目を示す文字列を直接キーボードから
入力して検索する方法であり、最も一般的な方式であ
る。この場合、キーボードに不慣れな利用者に対する配
慮として、タッチスクリーンやマウスにより画面上の文
字を指定して入力する方法も用いられる。
【0008】検索対象の情報の項目名などを画面上に
一覧表示して、その中から画面をスクロールするなどし
て該当するものを選択する方式も利用される。
【0009】また、上記二つの方法を組み合わせたも
ので、連続して文字列を入力して行くときに、入力され
た先頭部分文字列の情報項目の近傍の情報項目を一文字
入力する毎に動的に一覧表示していく方式もある。これ
は電子辞書に多く利用されている方式である。
【0010】さらに、改善された提案として、特開平
2−155066「文書処理装置」あるいは、特開平4
−280371「情報処理装置における情報検索方式」
に検索対象のまとまりである情報群を本の厚さ方向に並
んだものとして表示し、アナログ量である厚さ方向の位
置を指示してページをめくるような感じで情報の並び順
に基づいてページの前後方向に情報を探す装置が提案さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙など
シート状の印刷媒体の情報検索でページをめくる方法を
使ってコンピュータにおいて保管された情報を、アナロ
グ的にその格納順序位置を探し、近傍の情報を一覧の形
で表示して目的の項目を探し出すようにした上記提案さ
れた方法などの従来技術では次のような問題があった。
【0012】順序付けられて格納された全体の情報を、
利用者の記憶している情報の分布を頼りに、おおよその
位置を情報全体中の割合で示すようにして、目的の情報
の格納位置の近傍に接近して、情報を読み出して参照し
たり、表示する方法をとっているので、目的の情報への
接近の精度があらくならざるをえない。これを補う方法
として大まかに近傍に到達したときに、ページ移動の速
度を遅くしたり、本の厚さを部分的に拡大して厚く表示
して、精度を上げて指定できるようにしているが、目的
の文字列への接近は利用者の記憶に基づいた勘にのみよ
るので精度にばらつきが多くなると思われる。
【0013】このように、従来のコンピュータでの情報
の格納位置のアナログ的な直観による指示での検索は情
報への接近の精度と速さの両立が課題でありその解決策
が求められていた。
【0014】本発明はこのような点にかんがみて、文字
列の並びで順序付けられて格納された情報項目を、検索
する情報項目の先頭部分文字列の分布を表示して、各先
頭部分文字列ごとに分布量の大きさで示された表示内の
アナログ的な位置をポインタで指示することにより、検
索する情報項目の先頭部分文字列のディジタルな指定と
ともに、同じ先頭部分文字列の情報項目グループに分布
する情報のおおよその順序位置をアナログ的に指示し
て、精度を高めて目的の情報位置に高速で接近する情報
検索手段を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された情報検索装置によって解決される。
【0016】図1は、本発明の構成図である。
【0017】図において、1は情報をあらかじめ定めら
れた文字順位に基づいて検索項目を順序付けて格納した
情報記憶手段、2は情報記憶手段1に記憶された情報の
検索項目の文字列の先頭から特定桁までの部分文字列が
同一である情報グループごとの情報項目数の分布をあら
かじめ記憶する情報分布記憶手段、3は上記情報グルー
プごとに情報項目数の分布を図形の大きさで表示する情
報分布表示手段、4は検索する項目を上記表示された図
形上の位置で指示する検索位置指示手段、5は指示され
た図形が示す情報グループの情報項目数を、指示された
図形上の位置で案分して検索する項目の順序番号を算出
する順序番号算出手段、6は順序番号算出手段5により
算出された情報の検索項目の順序番号で情報記憶手段1
に格納された検索項目および近傍の検索項目を表示する
近傍項目表示手段、7は表示された近傍項目の特定の項
目を指示して情報を選択する情報項目選択手段である。
【0018】これらの手段により本発明が構成され、情
報記憶手段1に規定の順序で順序付けられて記憶された
情報グループの分布を情報分布記憶手段2にあらかじめ
記憶しておき、その情報グループの分布を情報分布表示
手段3により表示するようにしている。次に、利用者は
探したい情報が表示されているどの情報グループに存在
するかを選択し、同時にその情報グループの中の情報の
並びにおけるどのあたりの順序にあるかを大きさによっ
て表示された情報グループの図形の中の位置を検索位置
指示手段4により指示する。上記のように指示された情
報グループと情報グループの中の情報の並びの位置から
順序番号算出手段5が情報記憶手段1に格納されている
検索項目の格納位置を算出し、近傍項目表示手段6によ
り算出された格納位置の検索項目を近傍の検索項目と共
に表示して、利用者が情報項目選択手段7によって探し
ている目的の情報項目を指示、選択するようになってい
る。これにより利用者は必要な情報を検索することがで
きる。
【0019】さらに、上記指示した情報グループに含ま
れる情報が多く、検索したい情報項目が近傍の情報項目
として表示されたものから順序が離れているときには、
選択された情報グループ内のより詳細な情報分布を情報
分布表示手段3により表示させ、再度同様にくりかえし
て検索位置指示手段4により表示された情報分布の図形
上の位置を指示することにより迅速に目的の項目を探し
出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本実施の形態においては、パーソ
ナルコンピューター、ワークステーション等の汎用的な
目的で使用される計算機上で実行するコンピュータプロ
グラムにより実現する形態を示す。
【0021】本発明の情報検索装置は、処理装置、主記
憶装置、補助記憶装置、入出力装置などから構成される
計算機上で、コンピュータプログラムを実行して実現さ
れる。また、コンピュータプログラムは、フロッピーデ
ィスクやCD−ROM等の可搬型媒体やネットワーク接
続された他の計算機の主記憶装置や補助記憶装置等に格
納されて提供される。本発明の記録媒体は、上記可搬型
媒体、主記憶装置、補助記憶装置に該当する。
【0022】提供されたコンピュータプログラムは、可
搬型媒体から直接計算機の主記憶装置にロードされ、ま
たは、可搬型媒体から一旦補助記憶装置にコピーまたは
インストール後に、主記憶装置にロードされて実行す
る。また、ネットワーク接続された他の装置に格納され
て提供された場合も、他の装置からネットワークを経由
して受信後に、補助記憶装置にコピー、主記憶装置にロ
ードされ実行するものである。
【0023】図2に本発明の実施の形態の構成図を示
す。本構成図は機能の構成を示すものであり情報分布表
22、情報DB21はコンピュータの同一筐体内にある
場合も、ローカル接続される場合も、また、ネットワー
ク接続される遠隔の他システムに存在する場合もある。
【0024】情報DB21には検索する情報が格納され
ている。情報はあいうえお順、アルファベット順、数字
順あるいはこれらの組み合わせ順、さらには利用者の定
めるコード番号順など何らかの順序付けられた検索項目
とそれにリンクされた情報の実体からなるようになって
いる。
【0025】情報分布表22は情報DB21に対応する
ものとしてあらかじめ設定されており、情報DB21の
項目数について順序付けられた検索項目の文字列に基づ
いてその分布を記憶するようになっている。すなわち、
分布は検索項目の先頭からの部分文字列が同じものであ
る検索項目を持つ情報の項目数を示すものである。
【0026】制御部20はコンピュータ本体に対応する
もので図に示したような本実施の形態の機能を実現する
プログラムが動作するようになっている。
【0027】ディスプレイ23、マウス24、キーボー
ド25は利用者がコンピュータと会話するための入出力
の機能を持つものである。
【0028】上記構成図に示した情報検索装置により利
用者は格納された情報の中から目標とする検索項目を持
つ情報を、画面に図示された情報分布図の中の想定する
順序位置をマウスを操作してポインタで指示し、精度よ
く目標の近傍の検索項目にアクセスすることで高速に検
索することができる。
【0029】これらを実現するために、制御部には、情
報分布表22に基づいて情報分布図を表示したり、マウ
ス24を操作することによりポインタで情報分布図の図
形位置を指示して、検索項目の部分文字列が同じグルー
プの分布図形中の位置から対応する順序の検索項目およ
び近傍の項目を表示する機能を有するプログラムが格納
されている。
【0030】また、上記指示された順序の近傍の検索項
目の表示がどのような部分文字列が共通な項目について
なされているかを部分文字列表示として表示し、同時に
次の桁の文字を含む部分文字列の分布図形を表示するよ
うにしている。
【0031】したがって、表示された近傍項目の中から
目的の検索項目が見つかれば、その項目を選択して情報
を表示することができるが、目的の検索項目から離れた
順序の部分文字列であるときには、表示されている部分
文字列の次の桁の文字を含んだ部分文字列の分布が表示
されるようになっているので、再度その分布図形の中の
想定する順序の位置をポインタで指示して目的の検索項
目に接近することができるようになる。
【0032】キーボード25は通常のコンピュータの操
作のための文字入力の他、上記のようにマウスを使用し
てポインタで目的の部分文字列を含む図形の中の位置を
指示する代わりに、キーボード25から次の桁の文字を
入力する方法も併用することができる。
【0033】次に、各部の詳細な構成と動作の説明を行
う。図3には電子辞書の辞書引きへの適用例を示す。辞
書は国語の辞書であり、あいうえお順で単語の文字列が
検索項目として並べられて格納されている。図の左側に
は検索項目の先頭の文字で項目数の分布を図示してい
る。
【0034】分布はあ行、か行、さ行、・・・、わ行に
大きく区分してその項目数に対応した大きさの図形を表
示し、各行の中に各先頭文字あ、い、う、え、お、か、
き、く、・・・、わ、を、を各先頭文字で始まる検索項
目の項目数に応じて配置して示している。
【0035】利用者はこのような検索項目の先頭文字の
項目数の分布を図の大きさで示した分布図を用いて自分
が探している検索項目の先頭文字が表示されている部分
の図形を選び、その先頭文字の項目の数を表す図形上の
大きさの中に、あいうえお順に並んだどのあたりに探す
項目があるはずかを見当をつける。このようにしてか
ら、利用者は画面上のポインタを用いて上記見当をつけ
た図形上の位置を指示する。
【0036】例えば、利用者が検索項目として「かくら
ん(攪乱)」を辞書引きするとき、図3の左側の項目分
布図の「か」の示されている部分の図形の中の、「か」
に続く「く」が、あいうえお順で前の方3分の1くらい
と見当をつけてマウスを用いてポインタを位置付けてク
リックする。図の「か」と「き」の間の前寄りの部分に
◆印が表示される。それと同時に指示された位置に相当
する検索項目の近傍の項目の並びをスクロール可能な形
式で表示する。具体例としては、図3の右の部分に示す
ように、「かくじゅう(拡充)」〜「かくりつ(確
率)」までを、上記指定された位置に対応する順序位置
にある検索語「かくやく(確約)」を中心とした近傍の
項目として表示する。
【0037】見当をつけられた検索語「かくやく(確
約)」の前には、これらの項目の中に目的の検索項目が
見つかったときに選択するためのカーソルが◆印として
表示されている。
【0038】ここでは、表示されている項目の並びの中
に既に表示されているのでこのカーソルを矢印で示すよ
うに下に移動させて「かくらん(攪乱)」の項目の位置
に移動して指示したところが画面として示されている。
カーソルの元あった位置には◇印が説明のために示して
ある。
【0039】このようにして、目的の検索項目を探すの
で、頭文字の「か」は分布図上で明確にデジタルに指示
でき、且つ、先頭文字が「か」の多数の項目の中での並
びの位置を見当をつけて、アナログ的に指定することが
同時にできるので高速に目的の項目を検索するという効
果を生み出している。
【0040】上記図3では検索項目の頭文字について文
字列の分布を示して、目的の先頭文字の分布を示す図形
の中の指定の位置を指示してデジタルとアナログの検索
を同時に行い、近傍の項目列の中から目的の項目を探し
出すという例を示したが、項目数が多くて近傍の項目の
並びから遠い位置に分布している項目を選択するのは難
しいときには次に示す多段階検索画面を用いた検索を行
うことができるようになっている。
【0041】図4〜図7に多段階検索画面説明図(その
1)〜(その4)を示す。ここには、和英辞書の検索を
例示しており、「katuro(活路)」という文字列
を検索するときの画面上の動きを説明する。
【0042】図4は検索開始時の画面であり、左側に、
上記国語辞書の例で説明したものと同様にローマ字表記
の和英辞書の項目の先頭部分文字列をカンマで区切って
併記している。この併記は先頭文字種が多いときにグル
ープ化して複数の文字列を並べる場合に使用する分布図
の表示法である。項目数が多い先頭文字が「K」とか
「T」の場合は独立した図形で項目数を図示している。
【0043】また、右の図の上側に示す図は検索装置で
利用者が指定した文字列、すなわち選択文字列を表示す
る領域である。文字列の指定、選択はここに説明してい
るような分布図の図形の位置を指示することにより順次
文字列を選択する方法と合わせて、通常のキーボードか
ら文字を入力する方法を併用することができるようにな
っている。例えば先頭の1文字、頭文字はキーで指定し
てその頭文字で始まる項目を一覧表示して検索を開始す
ることができる。
【0044】また、右側下に示す部分は上記国語辞書の
場合と同様、近傍の項目リストを示す領域でスクロール
して近傍項目群の前後の項目を表示し、選択指示する機
能を有するものである。
【0045】目的の検索文字列「katsuro(活
路)」の先頭文字「k」の分布図の真ん中当たりを想定
した位置をポインタを合わせて指示すると◆印をそこに
表示する。
【0046】図5には先頭文字「k」の項目群の中程の
項目群を図の右側に表示する。選択文字列には、すでに
選択された文字列として「k」を示している。次の桁の
「_」はキーボードからの文字入力があればその文字を
表示する位置を示すものである。
【0047】一覧で表示された項目群は第2文字目が
「i」であり目的の「a」ではないので検索の項目は離
れた位置にあり、スクロールによる近傍の項目表示では
時間がかかることが分かる。
【0048】このとき、左画面は前画面で選択された文
字列「k」の項目群の次の桁の文字までを先頭部分文字
列として組み合わせたときの項目数の分布を表示してい
る。そして、現在、項目一覧に表示されている項目群の
この分布図上の位置を◇印で示している。
【0049】そこで、利用者は目的の文字列の次の桁は
「a」すなわち先頭部分文字列としては「ka」である
ので、先頭部分文字列「ka」の分布図の中の順序位置
を想定して中程を指示して◆印をマークしている。
【0050】同様に、図6には第3桁目までの先頭部分
文字列の項目数の分布を示す分布図と、前画面の分布図
で指示した「ka」の項目群の中程の近傍の項目リスト
が示されている。項目名からもう一度分布図の目的の位
置を「kat」の中の◆印の位置を指示する。
【0051】図7には同様に次の第4桁までの先頭部分
文字列の分布図が示され、「kats」の中に◇印で現
在の検索項目の位置が表示されている。右の部分に示さ
れた項目一覧を見ると目的の文字列「katsuro
(活路)」が表示されているのでカーソルを矢印のよう
に移動して項目を選択することができる。
【0052】このようにして、項目の分布図を先頭から
の部分文字列について順次段階的に表示し、図の中の位
置をポインタで指示することを繰り返すことにより高速
に目的の文字列の項目に接近することができる。上記し
たように検索段階の一部をキーボードからの文字入力で
行うこともできるので好みにより選択して使用できる。
上記説明した分布図の図形の位置を順次ポインタで指示
する方法によればキー入力を使うことなしにマウスなど
によるポインタの操作のみで、かつ、デジタルな選択に
加えてアナログ的な選択手段を同時に併用することで自
然で高速な検索手段を提供することができることにな
る。
【0053】次に、分布表、検索項目表の構成と分布図
描画情報の例を示し、具体的な仕組みを説明する。
【0054】図8に検索項目分布表の構成例を示す。こ
れは上記多段階検索画面説明図を用いて説明した和英辞
書の情報を検索する装置に格納されている情報の検索項
目の文字列の並びの分布をあらかじめ設定した分布表の
例である。検索項目は辞書に示されている各情報の見出
しの単語であり、アルファベット順に並べられている。
すなわち、和英辞書の場合はローマ字表示の文字列を先
頭桁を優先してアルファベット順に並べられる。
【0055】したがって、分布表は階層的に多段階の構
成となる。第一段階の分布表は上記説明した和文辞書の
場合のような基本的な辞書検索にも使用されるもので検
索する文字列の頭文字一桁が同じ検索項目の項目数を検
索項目の並びの順番と合わせて分布表としたものであ
る。
【0056】具体的に図8(a)分布表αの構成例で説
明する。「α」と名付けたのは後で説明する多段階の構
成の他の階層の分布表を区別するためにその親の分布表
であることを示したものである。下の階層の分布表は先
頭部分文字列が特定の検索項目である情報項目グループ
についての次の桁位置の文字の分布を示すもので、一桁
目が同じ文字であるものは「α(i)」のようにiとし
て特定の文字「a」、「b」、・・・「z」を設定した
名前で呼ぶことにする。同様に、先頭桁の複数桁が特定
のグループの階層の分布表は「α(i,j,・・・)」
のように名付けて以下の説明を進める。
【0057】図8(a)の分布表αはグループ内先頭文
字がa、b、・・・、zに対応して検索項目の並びの中
の何番目の項から始まるのかを開始項番として示し、そ
の先頭文字のグループの検索項目の項目数を分布項目数
としてあわせて示して表としたものである。
【0058】例えば、頭文字が「k」である検索項目グ
ループは214項目あり全体の403番目の項目から論
理的に連続して並んでいることを示している。
【0059】図8(b)には分布表α(i)の構成例と
して、i=kの場合すなわち、分布表α(k)の例を示
している。つまり、先頭部分文字列が「k」である検索
項目のグループに関する分布表である。ここで、グルー
プ内文字列として「−」があるがこれはグループの持つ
特定の先頭部分文字列のみで構成される検索項目を示
す。例えば、和英辞書の場合では、母音一文字のみの単
語が存在する。このときはグループ内で追加する先頭文
字が無いものであることを示す「−」によりそのグルー
プを示すようにしている。
【0060】この分布表でグループ内先頭文字が「a」
であるグループは開始項番が403、分布する項目数は
73であることが示されている。同様に図8(c)には
α(i,j)の形式の分布表α(k,a)を示す。
【0061】上記検索項目分布表で示された分布をたど
れば検索項目の項目順番を見つけることができる。見出
しである検索項目で示される実際の情報は別途、図9検
索項目表の構成例に示すように、各情報検索項目の文字
列に対応した情報項目の格納アドレスを知ることにより
読み出すことができる。
【0062】次に、上記分布表を用いた検索装置の動作
の説明を行う。検索を行うときに利用者との会話を行う
画面に検索項目の分布を分布図として表示するために
は、図示する描画オブジェクトの画面上の表示座標が必
要となる。これは図10に分布図描画情報例を示してる
ようなものである。
【0063】描画オブジェクトは分布図からあらかじめ
用意しても、実行時に生成してもよい。各分布表のグル
ープを図形で示すための左右上下のX座標、Y座標の値
がこれにより定義される。
【0064】図10には分布表αに対応した分布図描画
情報と具体的な描画イメージを示している。グループ
「a」、「b」、「c」は各項目の数が少ないので同じ
Y座標に並べて表示している。「k」の場合は独立した
Y座標の図形としている。
【0065】これら表示された図形上の一つの位置をポ
インタで示すことでその図形に対応する文字列をデジタ
ルに示すと同時に、その図形の中のどの位置を示すかに
よってグループの中の項目順をアナログ的に示すことが
できるようになる。具体例としては頭文字「k」に対応
する図形の中に「◆」を示してあるが、この位置にポイ
ンタが位置付けられて指示されたときには、「k」のグ
ループのオブジェクトのX座標の左端と右端の間隔の中
程を指示されているとして、その相対的な割合の位置を
算出して分布図の分布項目数を按分して開始項番に加え
ることで対応する検索項目を探すことができる。
【0066】図11には辞書検索のフローチャートを示
す。ステップにしたがって動作を説明する。
【0067】ステップS110では、まず、親の分布表
αを処理対象として設定する。多段階検索の時には下の
階層の分布表についても処理する必要があり、ここでは
最初に扱う分布表の設定をするものである。
【0068】ステップS111では設定された分布表に
基づいて分布図描画情報を作成し、ステップS112で
分布図描画情報に基づき分布図を画面に表示する。
【0069】ステップS113では利用者の操作による
指示を待つ。利用者の画面操作のうち描画した分布図を
ポインタで指示するものと、順次検索の項目の候補が指
示されるにしたがってその近傍の検索項目をリスト形式
で表示した一つの項目をポインタで指示するものについ
て、指示操作があったときにそれを検出する。
【0070】分布図の指示があった場合には、ステップ
S114では、ポインタで指示された描画オブジェクト
の座標とポインタの座標を得る。検出された描画オブジ
ェクトからステップS115で、描画オブジェクトに対
応するグループ内先頭文字を得る。例えば、グループ内
先頭文字「k」のグループの図形を指示されたときには
文字「k」を認識できる。
【0071】ステップS116では、ポインタのX座標
を、指示されたオブジェクト内相対位置(割合)として
算出する。例えば、先頭から3分の1のあたりをポイン
トしたときには、「0.35」などが割合として算出さ
れる。
【0072】ステップS117では、分布表のグループ
内先頭文字の分布項目数に上記割合を掛けて開始項番に
加えることにより、ポインタで指示された位置に対応す
る項目番号を算出する。
【0073】ステップS118では、算出された項目番
号に対応した検索項目表の情報項目格納アドレスを得て
近傍情報項目を表示する。これにより、処理中の分布表
を分布図として表示して、利用者に図形の選択と選択し
た図形の中の一つの位置を同時に指示させることで対応
する検索項目をその近傍の項目をも含めてリストとして
表示することができる。
【0074】この段階で表示されたリスト中の項目を選
択することができるが、次の段階の分布表による絞り込
みのために、ステップS119で、処理対象分布表を次
の階層の「α(i,・・)」とするように設定しステッ
プS111に戻る。ステップS113において、ステッ
プS111、ステップS112により描画された次の階
層の分布図と、上記リストで表示した近傍情報項目につ
いて利用者の指示を待つ。
【0075】ステップS113において近傍情報項目リ
ストの一つの項目が指示されたときには、ステップS1
20で、指示された近傍情報項目の項目番号から情報項
目の格納アドレスを得て目的の情報を表示することがで
きる。図4〜図7に示してあるように近傍情報項目リス
トはスクロール可能に表示しているので画面に表示され
ていない項目もスクロールにより選択可能である。
【0076】以上説明したように、検索項目の文字列の
並びに基づいて画面に表示した項目の分布図の中の位置
をポインタで指定することによりデジタルな選択とアナ
ログ的な指示とを同時に行い検索を素早く行うことがで
きる手段を実現することができる。
【0077】上記実施の形態において分布を表示する情
報グループは、先頭からの部分文字列によるグループと
したが検索項目の文字列の特定桁を基準として部分文字
列を構成したり、検索する桁の順番を逆順としてもよ
い。
【0078】なお、上記実施の形態では和英辞書を検索
するべき情報とした例を示したが、辞書はアルファベッ
ト順、あいうえお順、数字順に限らずこれらの混在した
もの、記号を含んだものも、各文字の順序を規定すれば
いずれも本発明の検索情報の対象とすることができる。
【0079】また、辞書に限らず、利用者が順序付けを
想定することができるような順序付けられた文字列の集
合であれば同様な効果を得ることができる。例えば、図
書館の分類コード、流通業の商品コードなどがある。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、文字列の並びの順序に関連付けられた規則にし
たがって並べられた検索項目を有する情報の検索を行う
時に、検索項目の分布図を使用することにより、デジタ
ルとアナログの両面の検索を同時に行えるので検索処理
における検索精度の向上と検索速度の向上が両立してと
もに実現できるという工業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施の形態の構成図
【図3】 電子辞書の辞書引きへの適用例
【図4】 多段階検索画面説明図(その1)
【図5】 多段階検索画面説明図(その2)
【図6】 多段階検索画面説明図(その3)
【図7】 多段階検索画面説明図(その4)
【図8】 分布表の構成例
【図9】 検索項目表の構成例
【図10】分布図描画情報例
【図11】辞書検索のフローチャート
【符号の説明】
1 情報記憶手段 2 情報分布記憶手段 3 情報分布表示手段 4 検索位置指示手段 5 順序番号算出手段 6 近傍項目表示手段 7 情報項目選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶手段にあらかじめ定められた文
    字順位に基づいて検索項目を順序付けて格納した情報を
    検索する情報検索装置であって、 情報記憶手段に記憶された情報の検索項目の文字列の先
    頭から特定桁までの部分文字列が同一である情報グルー
    プごとの情報項目数の分布をあらかじめ記憶する情報分
    布記憶手段と、 上記情報グループごとに情報項目数の分布を図形の大き
    さで表示する情報分布表示手段と、 検索する項目を上記表示された図形上の位置で指示する
    検索位置指示手段と、 指示された図形が示す情報グループの情報項目数を、指
    示された図形上の位置で案分して検索する項目の順序番
    号を算出する順序番号算出手段と、を備えることを特徴
    とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】 情報分布表示手段は上記指示された図形
    が示す情報グループに属する情報に関して、上記特定桁
    の次の桁を特定桁とした情報グループの項目数の分布を
    再表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    情報検索装置。
  3. 【請求項3】 順序番号算出手段により算出された情報
    の検索項目の順序番号で情報記憶手段に格納された検索
    項目および近傍の検索項目を表示する近傍項目表示手段
    と、 表示された近傍項目の特定の項目を指示して情報を選択
    する情報項目選択手段と、を追加して備えて目的の情報
    を出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項2記載の情報検索装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ定められた文字順位に基づい
    て検索項目を順序付けて格納した情報を検索する情報検
    索プログラムを記録した媒体であって、コンピュータ
    を、 記憶された情報の検索項目の文字列の先頭から特定桁ま
    での部分文字列が同一である情報グループごとの情報項
    目数の分布をあらかじめ記憶する情報分布記憶手段、 上記情報グループごとに情報項目数の分布を図形の大き
    さで表示する情報分布表示手段、 検索する項目を上記表示された図形上の位置で指示する
    検索位置指示手段、 指示された図形が示す情報グループの情報項目数を、指
    示された図形上の位置で案分して検索する項目の順序番
    号を算出する順序番号算出手段、として機能させるプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒
    体。
JP2000029075A 2000-02-07 2000-02-07 情報検索装置 Pending JP2001222533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029075A JP2001222533A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 情報検索装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029075A JP2001222533A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 情報検索装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001222533A true JP2001222533A (ja) 2001-08-17

Family

ID=18554390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029075A Pending JP2001222533A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 情報検索装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001222533A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003029911A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sony Corp 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2010097442A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Onkyo Corp コンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラム
JP2011221951A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Aisin Aw Co Ltd 施設検索装置及びプログラム
JP2013222241A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Casio Comput Co Ltd 電子辞書装置およびプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003029911A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sony Corp 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2010097442A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Onkyo Corp コンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラム
JP2011221951A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Aisin Aw Co Ltd 施設検索装置及びプログラム
JP2013222241A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Casio Comput Co Ltd 電子辞書装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5980279B2 (ja) キーボード入力に基づく入力方法
JPS61120275A (ja) 日本語ワ−ドプロセツサ
US20080306731A1 (en) Electronic equipment equipped with dictionary function
JP2007310734A (ja) 検索装置
JPH0512287A (ja) 文書処理装置
JPH08320882A (ja) 文書処理装置および文書検索装置
JP2001222533A (ja) 情報検索装置
KR101058305B1 (ko) 사전기능을 구비한 전자장치
JP4115568B2 (ja) 文章入力装置
JP6048601B2 (ja) 情報表示装置、プログラムおよび単語情報表示方法
JP3153269B2 (ja) 情報処理装置
JP6244676B2 (ja) 操作支援プログラム及び操作支援方法並びに情報処理装置
JP5446398B2 (ja) 辞書機能を備えた電子機器およびプログラム
JPH06337857A (ja) 漢字入力方式
JP2011238150A (ja) 検索結果表示装置
JPH07191986A (ja) 文章入力装置
JP2015166905A (ja) 辞書表示機能を備えた電子機器およびプログラム
JP5655926B2 (ja) 電子機器、プログラムおよび検索方法
JP5733380B2 (ja) 電子機器およびプログラム
JPH11265382A (ja) 翻訳装置、翻訳装置の訳語表示方法および訳語表示プログラムを記憶した媒体
JP2675298B2 (ja) 情報処理装置
JP2009271593A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、及びコンピュータプログラム
US20020143730A1 (en) System and method for calculation using a calculator input mode
JPH0623973B2 (ja) 文字処理装置の頻度変更方式
JPS61211762A (ja) 文字列処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080226