JP2001222095A - 画像再生装置のプリント集積装置 - Google Patents

画像再生装置のプリント集積装置

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JP2001222095A
JP2001222095A JP2000031901A JP2000031901A JP2001222095A JP 2001222095 A JP2001222095 A JP 2001222095A JP 2000031901 A JP2000031901 A JP 2000031901A JP 2000031901 A JP2000031901 A JP 2000031901A JP 2001222095 A JP2001222095 A JP 2001222095A
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Hiroyasu Yamamoto
容靖 山本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像再生装置のプリント集積装置の、小型化お
よびコストダウンを図る。 【解決手段】入力した画像を出力画像として感光材料に
出力し、該画像の出力された感光材料を画像単位で切断
してプリントとして出力する画像再生装置に設置され、
前記出力されたプリントを集積する、プリント集積装置
であって、前記出力されたプリントを、1件ごとに、プ
リントの縦横を交互に入れ替えた状態で集積する集積部
を備えたことを特徴とする画像再生装置のプリント集積
装置を提供することにより前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像再生装置のプ
リント集積装置に係り、特に、画像再生装置のプロセサ
の出力部に設けられ、現像済の写真フィルムに記録され
た画像を印画紙に焼き付けて作成された写真プリントを
仕分けして集積する画像再生装置のプリント集積装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ラボにおいては、撮影後の写真フィルム
(ネガフィルム等、以下単にフィルムとする。)を現像
処理した後、このフィルムに記録された画像を感光材料
(印画紙)に焼き付けて、写真プリントを作成してい
る。このとき従来は、フィルムの画像の感光材料への焼
き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して感光材
料を面露光する、いわゆる直接露光によって行われて来
た。これに対し、現在では、フィルムに記録された画像
情報を光電的に読み取り、これをデジタル画像データ化
して、種々のデジタル画像処理を施した後に画像記録を
行う、デジタル露光を利用したデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。いずれにしても、フィルムの画像
は、ロール状の印画紙に連続して焼き付けられ、プロセ
サで発色現像、漂白定着、水洗等の現像処理を施された
後、乾燥され、画像単位で切断され、仕上がりプリント
として排出され、プリント集積装置(ソーター)に1件
ごとに仕分されて集積される。
【0003】図9に、従来のフォトプリンタ100のプ
リンタ部110、プロセサ部120およびソーター部
(プリント集積装置)130の概略を示す。プリンタ部
110は、ロール状に巻回された感光材料Aを収納する
マガジン112、感光材料Aにバックプリント(裏印
字)する裏印字装置114および感光材料Aに潜像を記
録する画像記録装置116を含んでいる。マガジン11
2から引き出された感光材料Aは、裏印字装置114に
おいて裏印字された後、画像記録装置116へ搬送され
る。画像記録装置116は、感光材料Aを搬送しつつ、
該搬送方向と直交する方向に光ビームで走査し、感光材
料Aを2次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサ
部120へ供給する。
【0004】プロセサ部120に送られた露光済の感光
材料Aは、発色現像槽122a、漂白定着槽122b、
水洗槽122cを通過した後、乾燥装置124で乾燥さ
れ、最後にカッタ126で1枚ずつの写真プリントに切
断され、ソーター部130に排出される。ソーター部1
30は、所定ピッチで取り付けられた多数の仕切り板1
32によって形成される収納部134を有している。収
納部134は、1件分(例えば24枚撮りのフィルムな
ら24枚)の写真プリントを収容する。仕切り板132
は、例えば無端ベルト等に取り付けられ、収納部134
が1件分を収容したら、無端ベルトが、仕切り板132
の1ピッチ分だけ間欠回転して、次の空の収納部134
を、写真プリント排出位置にセットする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなプリント集積装置(ソーター)には、以下の
ような問題がある。すなわち、従来のソーターは、1件
を収容する収納部の大きさ(幅)が一定の大きさに決め
られており、1件で大量にプリントする場合には、1つ
の収納部に収まらず、複数の収納部にまたがってしま
い、どこからどこまでが1件なのかわからなくなってし
まう。また、これとは逆に、1件で1、2枚しかプリン
トしない焼き増しの場合には、その1、2枚のプリント
を収納すると、次の収納部に移動してしまい、このよう
な小数枚の焼き増しが多数続くと、すぐにソーターが一
杯になってしまう。
【0006】これらの問題に対しては、各収納部の幅を
広げるとともに、仕切り板を増やして収納部の数を増や
すことが考えられるが、プリンタプロセサの処理能力の
向上に伴って、ソーターも大型化しており、そうすると
ソーター自体がますます大きなものとなってしまい、さ
らに、コストもアップしてしまうという問題がある。ま
た、ラボ店では、店舗面積に制限のあることが多いた
め、設置する機器もなるべく小型化する方が望ましいと
いう要望がある。本発明は、前記従来の問題に鑑みてな
されたものであり、プロセサから排出される写真プリン
トを1件ごとに仕分けして集積する、画像再生装置のプ
リント集積装置(ソーター)の、小型化およびコストダ
ウンを図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、入力した画像を出力画像として感光材料
に出力し、該画像の出力された感光材料を画像単位で切
断してプリントとして出力する画像再生装置に設置さ
れ、前記出力されたプリントを集積する、プリント集積
装置であって、前記出力されたプリントを、1件ごと
に、プリントの縦横を交互に入れ替えた状態で集積する
集積部を備えたことを特徴とする画像再生装置のプリン
ト集積装置を提供する。
【0008】また、前記集積部が、1件ごとに90度回
転して、前記出力されたプリントを集積するようにした
ことが好ましい。
【0009】また、前記画像再生装置のプリント集積装
置であって、さらに、前記出力されたプリントを、1件
ごとに90度回転させて前記集積部に送る手段を備えた
ことが好ましい。
【0010】また、前記感光材料として、前記出力画像
の縦および横のサイズに相当する幅を有する、2種の感
光材料を用い、1件ごとに、交互に前記2種の感光材料
に画像を出力して、プリントを集積するようにしたこと
が好ましい。
【0011】また、前記画像再生装置のプリント集積装
置であって、さらに、前記集積部は、先に出力されたプ
リントが、1件単位で、先に取り出せるような位置に集
積されるように集積することが、好ましい。
【0012】また、前記集積部は、前記プリントを略垂
直の状態で集積するようにしたことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像再生装置
のプリント集積装置について、添付の図面に示される好
適実施形態を基に、詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明に係るプリント集積装置を
含む画像再生装置の一実施形態であるデジタルフォトプ
リンタの概略を示す。図1に示すデジタルフォトプリン
タ10(以下、フォトプリンタ10とする。)は、フィ
ルムに記録された画像を光電的に読取り、これをデジタ
ル画像データとして画像処理を施し、フィルムに記録さ
れた画像を再生した写真プリントを出力するものであ
る。図1に示すフォトプリント10は、入力部12、プ
リンタ部14およびプロセサ部16から構成されてい
る。また、プロセサ部16のプリントが出力される位置
にプリント集積装置18が設置されている。
【0015】なお、入力する画像としては、例えば各種
のフィルム等のような透過原稿や、各種のカラープリン
ト(カラー写真)、各種の印刷物等のような反射原稿を
用いることができる。また、例えばデジタルカメラ等に
よりデジタルデータ化された画像データを直接使用する
ことも出来る。以下の実施形態においては、原稿画像と
してフィルムを使用する場合を例に挙げて説明を行うも
のとする。
【0016】入力部12は、フィルムに撮影された画像
を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)20と、
このスキャナ20で読み取られたフィルムの画像データ
に所定の画像処理を施す画像処理装置22とが一体的に
構成されたものである。なお、スキャナ20によるフィ
ルム画像の読み取りは、ラインCCDセンサによる走査
読み取りでも、エリアCCDセンサによる面状読み取り
でもよい。プリンタ部14は、マガジン24に収納され
ている感光材料Aを引き出し、裏印字装置26によって
感光材料Aに裏印字を施し、画像記録装置28におい
て、画像処理装置22で処理された画像データに応じて
変調した光ビームで感光材料Aを走査露光し、潜像を記
録してプロセサ部16に出力する。プロセサ部16は、
潜像の記録された感光材料Aを受け取ると、現像部30
で、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の処理を行い、
乾燥部32において乾燥した後、プリント毎に切断し、
仕上がり写真プリントとして排出部34から排出する。
【0017】プリント集積装置18は、本発明の特徴を
なすものであり、プロセサ部16の排出部34から排出
されるプリントの縦横を1件ごとに交互に入れ替えた状
態で集積するようにすることで、各件を仕分けするよう
にし、従来のような一定の間隔で配置された仕切り板を
なくし、少ないスペースで多くのプリントを集積可能と
し、プリント集積装置(ソーター)の小型化を図ったも
のである。以下、プリント集積装置について、詳細に説
明する。
【0018】図2に、本発明の第一実施形態に係るプリ
ント集積装置の概略を示す。本第一実施形態のプリント
集積装置18の集積部40は、プロセサ部16のプリン
ト排出部34から排出されるプリントPを受け集積す
る、略正方形状の平板部40aと、該平板部40aの隣
り合う2辺において平板部40aに垂直に設けられた側
板部40b、40cとからなる。この側板部40b、4
0cは、集積されるプリントPを揃えるためのものであ
る。また、平板部40aは、2つの側板部40b、40
cが交わる端部40dが、最も低くなるように傾斜して
おり、排出されて来たプリントPが側板部40bまたは
40cに当たり、自然に位置が揃えられるようになって
いる。また、プリント集積装置18は、これ以外に、図
示しないが、集積部40を支持し回動させる駆動部等を
有している。
【0019】本実施形態のプリント集積装置18の作用
を、概念的に図3に示す。図3に示すように、本実施形
態では、集積部40が、プリントPを1件分受け取るご
とに、矢印Fのように90度回転し、プリントPの縦横
が1件毎に入れ替わる。これは、入力部12でフィルム
から画像を読み込む際に、各件ごとのプリント枚数をカ
ウントしておき、各件ごとの所定枚数が排出されるごと
に、集積部40を自動的に回転するようにすればよい
が、オペレータがスイッチ等によって回転するようにし
てもよい。
【0020】すなわち、図2(a)では、集積部40の
側板部40bが排出部34の排出口34aに対向し、端
部40dが最も低くなるように傾いている。その結果、
排出部34の排出口34aから排出されたプリントP
は、重力でそのまま下へ落ち、最も低くなっている端部
40dに先端部の角をあてるようにして、長い方の辺
(縦)を側板部40cに当て、短い方の辺(横)を側板
部40bに当てて、その位置が揃えられる。このように
して1件分のプリントを集積すると、集積部40は90
度回転し、図2(b)のように、今度は、側板部40c
が排出口34aに対向するように位置するが、このとき
にも端部40dが、最も低くなるようになっている。そ
して排出部34aから次の件のプリントPが排出される
と、やはり重力でそのまま下へ落ち、その先端部の角を
集積部40の端部40dにあてるようにして、今度は、
長い方の辺(縦)を側板部40bに当て、短い方の辺
(横)を側板部40cに当てるようにして、その位置を
揃えつつ集積される。
【0021】次に、本発明の第二実施形態について説明
する。本第二実施形態は、集積部が回転するのではな
く、排出されたプリントを、集積部に落とす際に90度
回転しようというものである。図4に、第二実施形態の
プリント集積装置118を示す。このプリント集積装置
118は、集積部50とプリントを回転するターンテー
ブル52とから構成される。集積部50は、第一実施形
態の集積部40と同様に、プリントPを受け集積するよ
うに、略正方形状の平板部50aと、プリントを揃える
ための側板部50b、50cを有し、プリントが自然に
側板部50b、50cに当たって揃えられるように、2
つの側板部50b、50cが交わる端部50dが最も低
くなっている。本実施形態では、第一実施形態と異な
り、排出されるプリントの方を回転させるため、集積部
50は回転せず、固定されている。
【0022】ターンテーブル52は、図4(a)に示す
ように、1件分のプリントPを集積したら、図4(b)
に示すように、集積部50側に傾いて1件分のプリント
をまとめて集積部50へ落下させる。上に述べたよう
に、集積部50は、端部50d側が最も低くなっている
ため、プリントの先端部の一方の角が、この端部50d
側に突き当たるようにして、2つの辺を側板部50bお
よび50cに当接させながら揃えられて集積される。そ
の後ターンテーブル52は、再び図4(a)の位置にも
どり、排出口34aから排出される次の1件分のプリン
トを集積し、今度は、図に矢印Gで示すように、水平面
内で90度回転し、プリントの縦と横を交換し、再び図
4(b)のように、集積部50側に傾いて、前回とは縦
横が交換された向きで、プリントを集積部50に落下さ
せる。
【0023】このように、本実施形態では、集積部50
は、回転せず固定した位置で、1件ごとに縦横を交換す
るように回転して落下されたプリントを受け取るように
している。その結果、本実施形態においても、前記第一
実施形態と同様の状態でプリントが集積部50に集積さ
れる。なお、プリントを回転させる場合には、上に説明
したようにターンテーブルで、プリントを1件分まとめ
てから回転するようにした方が効率的であるが、1枚単
位で回転するようにしてもよい。また、プリントを回転
させる手段もターンテーブルには限定されず他の手段で
もよい。さらに、プリントを集積部に落とす前に一旦プ
リントを揃えるようにしてもよい。
【0024】次に、本発明の第三実施形態について説明
する。本実施形態のプリント集積装置は、1件ごとにサ
イズの異なる感光材料を使用して、1件ごとに縦横のサ
イズの異なるプリントを出力し、これを単に集積するよ
うにしたものである。図5に、本実施形態に係るプリン
ト集積装置を有するプリンタプロセサのプリンタ部21
4およびプロセサ部216の概略を示す。
【0025】プリンタ部214は、ロール状に巻回され
た感光材料Aを収納するマガジン224および同じくロ
ール状に巻回された感光材料Bを収納するマガジン22
5を有している。これらのマガジン224、225に収
納されている感光材料A、Bは、それぞれ出力されるプ
リントの縦および横のサイズに相当する幅を有してい
る。そして、本実施形態は、1件ごとにこれらの感光材
料A、Bを交互に用いてプリントを出力し、このプリン
トを集積するようにしたものである。
【0026】すなわち、プリンタ部14において、例え
ば、1件目は感光材料Aを用い、2件目は感光材料Bを
用い、3件目は再び感光材料Aを用い、・・・という具
合に、奇数件目は感光材料Aを用い、偶数件目は感光材
料Bを用いるように、感光材料AおよびBを交互に用い
るようにする。そして、感光材料A(またはB)に対し
て、裏印字装置226で裏印字を行った後、画像記録装
置228で潜像を記録し、プロセサ部216へ送り出
す。プロセサ部216においては、現像部230で各種
現像処理を行い、乾燥部232で乾燥した後、排出部2
34でプリント毎に切断して、仕上がりプリントとして
排出する。
【0027】プリント集積装置218は、例えば、図4
に示す第二実施形態のプリント集積装置118の集積部
50のように、固定して設置され、排出部234から排
出されて来るプリントを、単に受けるのみで各件ごとに
仕分けして集積することができる。例えば、89mm×1
27mmという、いわゆるLサイズのプリントのみを続け
て出力する場合、図6に示すように、感光材料Aとして
は幅が89mmのものを用い、感光材料Bとしては、幅が
127mmのものを用いて、図6に示すように1件ごと
に、用いる感光材料を交互に取り替えて、画像の縦横を
替えて記録するようにする。このようにすれば、1件ご
とに縦横を交換したプリントが排出されるため集積部で
はただプリントを受け取って揃えるだけで、自動的に各
件ごとに仕分けがなされることとなる。
【0028】次に、本発明の第四実施形態について説明
する。上に説明した各実施形態は、排出されるプリント
の縦と横を1件ごとに入れ替えて集積することで、各件
ごとの仕分けをするものであったが、これらは、いずれ
も出力順に下からプリントを積み重ねて行くものであっ
た。しかし、通常のラボの業務においては、出力順に袋
詰めを行うため、先に出力したものが一番下に積まれて
いては、袋詰め作業がやりにくいという問題があった。
そこで、本実施形態は、この問題を解消することができ
るよう、上記実施形態に係るプリント集積装置を工夫し
たものである。
【0029】本実施形態に係るプリント集積装置は、集
積部が2枚の移動可能な平板部を有するものである。図
7に、この平板部の作用を(1)から(5)まで、順を
追って示す。まず、図7(1)に示すように、プリント
を集積する際には、2枚の平板部60、62は大きく開
いており、その2枚の平板部60、62の間に、プリン
トPが集積される。1件分のプリントが集積されると、
図7(2)のように、平板部62が、それ以前に出力さ
れ集積されたプリントを載せたまま下降する。
【0030】そして、図7(3)に示すように、平板部
62は、横へ移動し、プリントの堆積から引き抜かれ
て、いま集積されたプリントP1の上にそれ以前に集積
されたプリントP2が積み重ねられる。次に図7(4)
のように、横へ移動した平板部62が、平板部60の下
側に移動する。そして、図7(5)のように、いままで
出力されたすべてのプリントが集積された平板部60
が、これらのプリントを堆積したまま、上に持ち上が
り、平板部62との間に、次の件のプリントを集積すべ
き空間を作り出す。
【0031】このように、一方の平板部でそれ以前に集
積したプリントを分離しておき、他方の平板部との間に
新しいプリントを集積することにより、新しいプリント
が一番下に積まれ、常に、先に出力されたプリントが上
に積まれることになり、ラボの袋詰め作業が容易にな
る。なお、このとき、プリントを堆積したまま平板部が
上下動するが、その際プリントが崩れたりしないように
工夫する必要がある。例えば、図2に示す集積部40に
おいて、側板部40b、40cをある程度高くしてお
き、平板部のみが動くようにして、プリントの端が常に
側板部40b、40cに接しているようにしてもよい
し、他にプリントを支持する手段を設けてもよい。ま
た、平板部を横に抜くとき、プリント面をこすらないよ
うにすることも必要である。
【0032】次に、本発明の第五実施形態について説明
する。上述した実施形態は、いずれもプリントを横(略
水平)に集積するものであったが、本実施形態は、プリ
ントを縦(略垂直)に集積するものである。図8に、本
実施形態のプリント集積装置318を示す。本実施形態
のプリント集積装置318は、プリントを立てて集積す
る水平部70と、プリントが倒れないように支えるスト
ッパ72、74を有する。
【0033】一方のストッパ72は、水平部70に垂直
に立設され、垂直のまま横方向(水平方向)に移動可能
である。また、他方のストッパ74は、横方向に移動可
能であるとともに、水平部70上の立設位置を中心に回
動可能である。図8(a)に示すように、プリント集積
時には、ストッパ74が斜めに倒れ、それまでに集積し
たプリントとストッパ74との間に空間を作り、ここに
新しいプリントPが集積される。1件分のプリントの集
積が終わると、図8(b)に矢印Hで示すように、スト
ッパ74は、垂直位置まで回動し、さらに、プリントを
(図の)右方向に押しつけて寄せていく。このとき、右
側のストッパ72は、集積されたプリントの量に応じて
右方向に移動する。
【0034】次に左側の側板部74が、左へ移動すると
ともに斜めに倒れ、次の件のプリントを集積する。この
ときプリントは、第二実施形態のように1件ごとにプリ
ントが90度回転されて来るか、または第三実施形態の
ように1件ごとに幅サイズの異なる感光材料に縦横を交
互に入れ替えて出力されて来る等の方法で集積されるこ
とにより、前の件のプリントとは縦横が入れ替えられた
状態で集積される。このようにして、この場合にも前の
実施形態と同様に各件ごとに仕分けされてプリントが集
積される。
【0035】以上説明したように、上記実施形態におい
ては、いずれも、従来のように仕切り板等を必要とせ
ず、少ないスペースでより多くのプリントを集積するこ
とができる。従って、プリント集積装置の小型化を達成
することができ、コストダウンも可能である。また、1
件ごとにプリントの縦横を交互に入れ替えて重ねるた
め、各件の区別が容易にできる。また、従来のように1
件ごとの仕切り板がないため、1件内の枚数制限がな
く、枚数焼きのように1オーダーで大量にプリントする
場合でも、集積装置内で複数件にまたがるということも
ない。
【0036】また、従来のプリント集積装置の場合、集
積できる件数の制限があったが、上記実施形態では、原
理的に枚数の制限があるのみである。従って、焼き増し
で各件が2〜3枚というオーダーのものが連続する場合
でも、従来のように集積装置が満杯になることはなく、
集積部を広げて枚数制限を多くすれば対処することが可
能である。また、前記第四実施形態のようにすれば、オ
ーダー順に取り出すことができ、ラボにおける作業効率
を向上させることができる。
【0037】以上説明した各実施形態は、いずれもデジ
タルフォトプリンタにより、入力画像をデジタルデータ
として処理するものとしていたが、本発明は、デジタル
処理に限定されるものではなく、アナログ露光によるも
のであってもよい。しかし、アナログで面露光する方式
では、感光材料を露光する方向でプリントの出力方向が
決まるため、例えば、前記第三実施形態のように、サイ
ズの異なる2種類の感光材料を用いて、1件ごとに縦横
を入れ替えて出力するようにするには、フィルムを露光
位置に配置するキャリアを1件ごとに90度回転(ある
いは、光学的に回転)させる必要がある。したがって、
デジタルデータで処理する方が自由度が大きく、有利で
ある。以上、本発明の画像再生装置のプリント集積装置
について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良や変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、少
ないスペースでより多くのプリントを集積することがで
き、プリント集積装置の小型化を達成するとともに、コ
ストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリント集積装置を含む画像再
生装置の概略を示す構成図である。
【図2】 (a)、(b)は、本発明の第一実施形態に
係るプリント集積装置の概略および動作を示す斜視図で
ある。
【図3】 第一実施形態のプリント集積装置の基本概念
を示す説明図である。
【図4】 (a)、(b)は、本発明の第二実施形態に
係るプリント集積装置の概略および動作を示す斜視図で
ある。
【図5】 本発明の第三実施形態に係るプリント集積装
置を含むプリンタおよびプロセサの概略を示す構成図で
ある。
【図6】 第三実施形態で用いられる感光材料の例を示
す説明図である。
【図7】 (1)〜(5)は、本発明の第四実施形態に
係るプリント集積装置の概略および動作を示す説明図で
ある。
【図8】 (a)、(b)は、本発明の第五実施形態に
係るプリント集積装置の概略および動作を示す説明図で
ある。
【図9】 従来のプリント集積装置を含むプリンタおよ
びプロセサの概略を示す構成図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 入力部 14 プリンタ部 16 プロセサ部 18、118、218、318 プリント集積装置 20 スキャナ 22 画像処理装置 24 マガジン 26 裏印字装置 28 画像記録装置 30 現像部 32 乾燥部 34 排出部 34a 排出口 40、50 集積部 40a、50a 平板部 40b、40c、50b、50c 側板部 40d、50d 端部 60、62 平板部 70 水平部 72、74 ストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した画像を出力画像として感光材料に
    出力し、該画像の出力された感光材料を画像単位で切断
    してプリントとして出力する画像再生装置に設置され、
    前記出力されたプリントを集積する、プリント集積装置
    であって、 前記出力されたプリントを、1件ごとに、プリントの縦
    横を交互に入れ替えた状態で集積する集積部を備えたこ
    とを特徴とする画像再生装置のプリント集積装置。
  2. 【請求項2】前記集積部が、1件ごとに90度回転し
    て、前記出力されたプリントを集積するようにした請求
    項1に記載の画像再生装置のプリント集積装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像再生装置のプリント
    集積装置であって、さらに、前記出力されたプリント
    を、1件ごとに90度回転させて前記集積部に送る手段
    を備えた画像再生装置のプリント集積装置。
  4. 【請求項4】前記感光材料として、前記出力画像の縦お
    よび横のサイズに相当する幅を有する、2種の感光材料
    を用い、1件ごとに、交互に前記2種の感光材料に画像
    を出力して、プリントを集積するようにした請求項1に
    記載の画像再生装置のプリント集積装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の画像再
    生装置のプリント集積装置であって、さらに、前記集積
    部は、先に出力されたプリントが、1件単位で、先に取
    り出せるような位置に集積されるように集積する画像再
    生装置のプリント集積装置。
  6. 【請求項6】前記集積部は、前記プリントを略垂直の状
    態で集積するようにした請求項1乃至5のいずれかに記
    載の画像再生装置のプリント集積装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006312516A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Seiko Epson Corp 印刷装置と印刷用紙の排出方法と印刷装置用プログラム
US7880906B2 (en) 2003-12-03 2011-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming system capable of adding an image for restraining copying to printed matter

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