JP2001221502A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JP2001221502A
JP2001221502A JP2000033480A JP2000033480A JP2001221502A JP 2001221502 A JP2001221502 A JP 2001221502A JP 2000033480 A JP2000033480 A JP 2000033480A JP 2000033480 A JP2000033480 A JP 2000033480A JP 2001221502 A JP2001221502 A JP 2001221502A
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hot water
temperature
level
water supply
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JP2000033480A
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Akihito Kito
昭仁 鬼頭
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Paloma Kogyo KK
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Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の音量調整スイッチを設けることなく、
簡単な操作で音量を設定することを目的とする。 【解決手段】 給湯制御が行われていない状態、つまり
表示部44の消灯状態で(S1)、アップスイッチ46
が押された(S7)場合には音量レベルVを1段階上げ
(S11)、ダウンスイッチ45が押された(S7)場
合には音量レベルVを1段階下げて(S9)、ステップ
3に戻り、変更後の設定音量表示Dを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器の設定出湯
温度をリモコンにより調整する遠隔制御装置に関する。
【従来の技術】
【0002】従来から給湯器には、台所の水栓や浴室の
シャワー,浴槽等への給湯を行う給湯回路と、それを制
御するメインコントローラとが備えられ、加えて、メイ
ンコントローラに対して出湯温度調整等の指示を遠隔操
作で行うリモコンが、浴室や台所等に設けられている。
リモコンは、浴槽への湯張りを行うための湯張りスイッ
チ、水栓やシャワー等を給湯可能状態にする給湯スイッ
チ、設定給湯温度を調整する給湯温度調整スイッチ等の
スイッチ、設定給湯温度を表示する温度表示部、操作ス
イッチの操作音やお知らせ用の報知音を出すブザーを備
え、このようなスイッチの押し操作によりメインコント
ローラを浴室や台所から遠隔操作する。また、給湯温度
調整スイッチや温度表示部に加えて、ブザーの音量を設
定するために音量アップスイッチ,音量ダウンスイッチ
と、設定音量を数字で表示する音量表示部とを備えたリ
モコンも知られており、調整した音量のレベルを設定音
量で鳴らすことにより知らせていた。
【0003】更に、給湯回路に加えて浴槽水を強制的に
循環加熱して追焚する風呂釜を備えた給湯器付風呂釜に
おいては、浴室に風呂リモコンを、台所に給湯リモコン
を設置し、両リモコンにより浴室の内外で通話可能なイ
ンターホン機能を付加したシステムが最近知られてい
る。各リモコンには、マイク及びスピーカーが内蔵され
ると共に、インターホン機能を作動させるインターホン
スイッチが配設され、このインターホンスイッチのオン
により、給湯器付風呂釜のメインコントローラを介して
風呂リモコンと給湯リモコンとの双方から通話ができ
る。このインターホン付リモコンもまた音量が設定でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブザー
やインターホンの設定音量調整可能リモコンは、音量調
整のための専用アップ・ダウンスイッチを備えており、
大型化したり製造コストが高くなる等の問題を抱えてい
た。そこで、本発明の遠隔制御装置は上記課題を解決
し、専用の音量調整スイッチを設けることなく、簡単な
操作で音量を設定することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のリモコンは、給湯器に設けられ設定
温度で給湯するように制御するメインコントローラと、
リモコンに設けられ設定温度の調整を該メインコントロ
ーラに指示する温度調整操作器とを備えた遠隔制御装置
において、上記リモコンに複数の音量レベルで音を発す
る発音手段と、給湯可能状態におかれている時に上記温
度調整操作器が操作されると上記設定温度を調整し、給
湯可能状態におかれていない時に該温度調整操作器が操
作されると上記発音手段の設定音量を調整するように温
度調整と音量調整とを自動切替する切替手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載のリモコン
は、上記請求項1記載のリモコンにおいて、給湯可能状
態におかれている時のみ上記設定温度を表示する温度表
示手段を上記リモコンに備え、該温度表示手段が該設定
温度を表示していない時に上記発音手段の設定音量を調
整できるようにしたことを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項3記載のリモコン
は、上記請求項2記載のリモコンにおいて、上記設定音
量の調整操作時には該設定音量のレベルを上記温度表示
手段に表示させることを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載のリモコン
は、上記請求項1〜3の何れかに記載のリモコンにおい
て、上記設定音量の最大レベルまたは最小レベルの少な
くとも一方を該設定音量の中間レベルとは異なる表示形
態で表示することを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項5記載のリモコン
は、上記請求項4記載のリモコンにおいて、上記設定音
量のレベルをその大きさに対応した数字で表示し、該設
定音量の最大レベルおよび最小レベルについては数字と
は異なる文字種でその旨を表示することを要旨とする。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
遠隔制御装置によれば、給湯可能状態におかれている時
に温度調整操作器が操作されると設定温度を調整し、一
方、給湯可能状態におかれていない時に温度調整操作器
が操作されると発音手段の設定音量を調整する。つま
り、設定温度の調整時期と設定音量の調整時期とを分け
ることにより、温度調整操作器で温度調整と音量調整と
を自動切替することができ、リモコンに音量調整操作器
を新たに設ける必要がない。
【0011】また、本発明の請求項2記載の遠隔制御装
置によれば、給湯可能状態におかれている時には、温度
表示手段に設定温度が表示され、温度調整操作器を用い
て設定温度を調整できる。一方、給湯可能状態におかれ
ていない時には、温度表示手段に設定温度が表示され
ず、この時、温度調整操作器を用いて発音手段の設定音
量を調整できる。従って、温度表示手段を見れば、設定
温度と設定音量とのどちらが調整可能であるかを容易に
判断できる。この結果、温度調整できる時期と音量調整
できる時期とを区別でき、誤操作を防止するため使い勝
手が良い。
【0012】また、本発明の請求項3記載の遠隔制御装
置によれば、温度表示手段は、給湯可能状態におかれて
いる時には設定温度を表示し、給湯可能状態におかれて
いる時には基本的に何も表示しないが、設定音量の調整
操作時においては設定音量のレベルを表示する。このよ
うに、設定温度の表示時期と設定音量レベルの表示時期
とを分けることにより、一つの表示手段(温度表示手
段)に設定温度も設定音量レベルも表示することがで
き、設定音量レベルを表示する手段をリモコンに新たに
設ける必要がない。また、温度表示手段に表示される設
定音量レベルを見ることができるため、調整された設定
音量で実際に発せられる音を聞くことに比べて、設定音
量の調整具合を確認し易い。
【0013】また、本発明の請求項4記載の遠隔制御装
置によれば、設定音量の最大レベルまたは最小レベルの
少なくとも一方の表示形態と、設定音量の中間レベルの
表示形態とが異なるため、最大レベルまたは最小レベル
に音量が調整されたことが強調され分かり易く、設定音
量範囲を越えるような無駄な操作を省略できて使い勝手
が良い。
【0014】また、本発明の請求項5記載の遠隔制御装
置によれば、設定音量のレベルをその大きさに対応した
数字で表示し、設定音量のうち限界(最大や最小)レベ
ルについては数字とは異なる文字種で限界レベルに設定
操作されたことを表示する。このような数字表示により
設定音量のレベルの大きさを示し、また、数字以外の文
字種表示により限界レベルの大小を示すため、設定音量
のレベルを容易に把握することができ、音量調整がし易
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の遠隔制御装置
の好適な実施形態について説明する。本発明の一実施形
態としての遠隔制御装置を備えた給湯器付風呂釜につい
て図1〜図6を用いて説明する。図2は、遠隔制御装置
を備えた給湯器付風呂釜60のシステムを示す。給湯器
付風呂釜60は、台所やシャワー等への給湯および浴槽
64の湯張りを行う給湯回路62と、浴槽64内の水を
強制的に循環加熱して追焚する追焚回路63と、給湯回
路62および追焚回路63を図示しないマイコンにより
制御するメインコントローラ61とを備える。
【0016】この給湯器付風呂釜60を遠隔制御するた
め、浴室には風呂リモコン1aが、台所には給湯リモコ
ン1bが設けられる。各リモコン1は、二線ケーブル2
によってメインコントローラ61と接続され、メインコ
ントローラ61から電源供給されると共に、給湯制御に
関わるデータ通信とインターホンに関わる音声通信とを
行う。尚、給湯制御とは、水栓が開かれたか否かを水流
スイッチ等の水流検出手段により常時検出しながら給湯
可能状態で待機し、水流を検出した場合にはバーナを燃
焼させ比例制御弁によりガス量を調整して設定温度で出
湯させるように制御することである。
【0017】図3は、各リモコン1の回路ブロック図で
ある。リモコン1には、マイコン3と、メインコントロ
ーラ61間で制御データを送受信する通信回路4と、音
声信号を送信するインターホン送信回路5と、音声信号
を受信するインターホン受信回路6と、設定温度を設定
する操作スイッチ8と、インターホンの動作を開始する
ためのインターホンスイッチ(以下、インターホンSW
9)と、温度や音量レベルを表示するための表示回路1
0と、メインコントローラ61から供給される電源から
リモコン動作用の定電圧電源を供給する定電圧回路11
と、その電圧を監視する電圧監視回路12と、インター
ホン等の音量を調整する音量調整回路16とが設けられ
る。インターホン送信回路5は、マイク7から得られる
音声信号を増幅し、所定の周波数の搬送波を変調(ここ
では周波数変調(FM)方式が採用される)して送信す
るものである。一方、インターホン受信回路6は、他の
リモコン1から送信される音声キャリアを音声信号に復
調するものである。
【0018】また、インターホン受信回路6の出力側に
は、スピーカーユニットとしてスピーカーアンプ13と
スピーカー14とが設けられる。スピーカーアンプ13
は、コンデンサ15を介してインターホン受信回路6と
接続されて、インターホン受信回路6から出力された音
声信号を増幅し、スピーカー14から音声出力すること
を可能にしている。
【0019】次に、各リモコン1の機能部について図5
〜図7を用いて説明する。尚、図中では、各リモコン1
a,1bにおいて同じ機能を持つものには、符号に同一
の数字を用い、浴室側には符号aを付し、台所側には符
号bを付して、説明上これらを総称する際には符号a,
bを略して数字のみを用いる。
【0020】浴室に設置される風呂リモコン1aは、図
5に示されるように、ケース21a上面に、浴槽への湯
張り,保温を行うための風呂自動スイッチ41a、水栓
やシャワー等を給湯可能状態にする給湯スイッチ42
a、浴槽湯温を高くするための「あつめ」スイッチ4
3、浴槽湯温,給湯温度,音量レベル等を表示する表示
部44a、マイク7a、スピーカー14a、インターホ
ンSW9aが、それぞれ配設されると共に、ケース21
aの陥没部32aに、給湯温度および音量を上下に調整
する調整SW(個々にはアップスイッチ,ダウンスイッ
チと呼ぶ)46a,45a、浴槽湯温や湯量を増減する
湯温湯量設定スイッチ48,47、湯量設定する湯量ス
イッチ49、浴槽に所定量の湯を追加する足し湯スイッ
チ50、浴槽に所定量の水を追加する「ぬるめ」スイッ
チ51がそれぞれ配設される。尚、表示部44の音量レ
ベルを点灯表示(図6)する位置が、設定給湯温度を点
灯表示(図5)する位置と同じで、表示部44での表示
位置を兼用している。
【0021】風呂リモコン1aのケース蓋33aは、通
常、陥没部32aを覆って普段あまり使われない各スイ
ッチを隠すことで使い勝手を向上させ、更に誤って押す
ことを防止する。また、運転を指示する各スイッチ9
a,41a,42a,43,50,51にはランプが設
けられ、点灯により作動中であることを示す。尚、湯量
設定時は、湯量スイッチ49を押して湯温湯量設定スイ
ッチ48,47を押すと設定湯量を増減することがで
き、また、浴槽湯温を設定する時は、湯量スイッチ49
を押さずに湯温湯量設定スイッチ48,47を押して行
う。
【0022】一方、台所に設置される給湯リモコン1b
には、図7に示されるように、ケース21b上面に、風
呂自動スイッチ41b,給湯スイッチ42b,表示部4
4b,スピーカー14b,インターホンSW9b,調整
SW46b,45bが配設されると共に、ケース21b
の陥没部32bに、マイク7b,時刻を設定するための
時スイッチ52および分スイッチ53,リモコン1bの
時計を合わせる時刻合わせスイッチ54,浴槽へ湯を張
る予約時刻を設定する予約時刻スイッチ55,予約する
ための予約スイッチ56,予約したことを表示する予約
ランプ57が配設される。尚、ケース蓋33bにはマイ
ク用孔34が開口され、ケース蓋33bが閉じてもマイ
ク7bが覆われず良好に音を感知できるようにしてい
る。
【0023】風呂リモコン1aや給湯リモコン1bのイ
ンターホンSW9a,9bは、押し操作によりインター
ホンの作動開始を指示し、再度の押し操作により作動を
停止するもので、送話方向の表示も行う。尚、給湯リモ
コン1bのインターホンSW9bは、更にその押し方
(一回の押し操作における押し時間が短いか長いか)に
より、インターホンの作動開始/終了と、送話方向の切
替とを区別してメインコントローラ61へ指示するもの
である。
【0024】インターホンが作動中において、風呂リモ
コン1aのインターホンSW9aは、浴室をモニターす
る(送話方向が浴室→台所)時に点灯し、台所から送話
する(台所→浴室)時に点滅するもので、一方、給湯リ
モコン1bのインターホンSW9bは、浴室モニター時
に点滅し、台所送話時に点灯するものである。つまり、
送話可能リモコン1側が点灯し、受話リモコン1側が点
滅する。
【0025】また、スピーカー14の音量レベルVは、
表1に示されるように6段階あり、各リモコン1の表示
部44に音量表示Dを用いて表示される。この音量表示
Dは、最小音量レベルVが1の時にL、最大音量レベル
Vが6の時にHを用い、音量レベルVがその間の中間レ
ベルの時は音量レベルVと同じ数字を用いる。
【0026】
【表1】
【0027】このようなインターホン通話の音量や、各
操作スイッチ8を押す時の操作音(ブザー音)の音量調
整と給湯温度調整との切替制御について図4を用いて説
明する。給湯器付風呂釜60のコンセントが差込まれ電
源が供給されると、表示部44は消灯状態のまま後述す
る音量調整モードになり(S21)、音量調整時には設
定音量レベルVの音量表示Dを点灯表示する。給湯スイ
ッチ42が押されオンになった(S22)場合には、給
湯制御を開始すると共に温度表示モードになり(S2
3)、現時点での設定給湯温度を点灯表示する。この
時、調整SW46a,45aを押すと給湯温度を調整で
きる。給湯スイッチ42が再び押されてオフになると
(S24)表示部44が消灯し、給湯制御を中止する。
【0028】従って、使用者は、音量を調整したい時に
は、表示部44が消灯中の時を選んで調整SWを押すだ
けでよく、音量調整操作が非常に簡単である。ところ
で、音量調整は、頻繁に行う類いのものではないので、
給湯制御中に行えなくても殆ど支障がない。逆に、音量
調整モード中に給湯スイッチ42が押される場合には、
給湯制御が優先され、現時点での設定音量を維持して、
表示部44を音量表示から給湯温度表示に切り替えた状
態で給湯制御を行う。
【0029】以下、音量を調整する制御について図1を
用いて説明する。先ず、給湯器付風呂釜60にコンセン
トが差込まれ電源が供給されると、音量調整制御ルーチ
ンが起動するが、給湯スイッチ42が押されず給湯制御
が行われていない間は、表示部44は消灯したままであ
る。この表示部44が消灯中に(S1)調整SW46,
45の何れかが押されると(S2)、現時点で設定され
ている音量表示Dを表示して(S3)、計時Taを開始
する(S4)。
【0030】計時Taが所定時間T1(例えば5秒)経
つ前に(S5)、アップスイッチ46が押された(S
7)場合には音量レベルVを1段階上げ(S11)、ダ
ウンスイッチ45が押された(S7)場合には音量レベ
ルVを1段階下げて(S9)、ステップ3に戻り、変更
後の設定音量表示Dを表示する。但し、音量レベルVが
6に設定されている状態でアップスイッチ46が押され
る場合(S10)や、音量レベルVが1に設定されてい
る状態でダウンスイッチ45が押される場合(S1)に
は、音量レベルVを変えずにステップ3に戻り音量表示
D(HまたはL)を表示して以降同様に繰り返す。一
方、ステップ5において、調整SWの押されない状態が
所定時間T1経過した場合には、音量調整操作が終了し
たとみなして、音量表示Dを消灯する(S6)。尚、音
量制御中においては、常時給湯スイッチ42がオンか否
かをチェックしており、オン操作が検出された場合に
は、音量制御を抜けて給湯制御を開始すると共に、図4
のステップ23へ進み、温度表示モードに入る。
【0031】上述の音量調整制御により、インターホン
通話の音量や、各操作スイッチ8の操作音の音量を調整
でき、快適にリモコン1を使用できる。例えば、耳の遠
い高齢者がいる家庭では、大きい音量に設定して家族全
員がインターホンを利用できるようになる。音量調整操
作後から所定時間T1(5秒)経過すると自動的に表示
部44を消灯するため、音量調整終了操作を行わなくて
もよく、また、給湯制御中でないことを知らせることが
でき、しかも、省エネになる。
【0032】ところで、浴槽湯温度調整モードや浴槽水
位調整モードに切り替えるための設定スイッチを利用し
て音量設定モードに切り替えるようにし、音量設定モー
ドに切り替わるまで設定スイッチを押した後、温度調整
用のアップスイッチまたはダウンスイッチを押して所望
の音量に調整することもできるが、音量調整のためにわ
ざわざ設定モードを切り替えなければならず、しかもモ
ード数が増えてしまい、操作が複雑でかつ面倒となる。
しかし、本実施形態の遠隔制御装置では音量設定モード
に入らなくてよく、使用者は表示部44が消灯している
時に温度調整時に使用するスイッチと同じスイッチ(調
整SW)を操作するだけで音量調整を行うことができ、
操作が非常に簡単である。また、リモコン1に音量設定
操作器や音量表示Dのための表示部を新たに設ける必要
がなく、製造コストが抑えられると共に、リモコン1が
大型化しない。
【0033】しかも、設定された音量レベルを表示部4
4に表示するため、その音量で鳴らして知らせることに
比べて、音量の変化が分かり易い。加えて、表示部44
は、表1に示したように、設定音量Vの中間レベルを数
字で表示するため、設定音量レベルの大小を容易に把握
することができる。しかも、設定音量Vの最大レベルや
最小レベルをアルファベット(H,L)により表示する
ため、1や6等の数字で表示する場合よりも分かり易
く、設定音量範囲を越えるような無駄な操作を省略でき
て使い勝手が良い。また、給湯制御中には音量を調整で
きないようにしているため、給湯制御中に音量調整をす
るつもりが間違って給湯温度を変更してしまうというこ
とがなく、不意の高温出湯による火傷を防止でき、安心
して使用できる。
【0034】以下、インターホン通話制御動作について
説明する。風呂リモコン1aまたは給湯リモコン1bの
インターホンSW9a,9bが押されると、インターホ
ンが動作して送話方向を浴室→台所に設定し、風呂リモ
コン1aにより拾われた浴室の音を台所の給湯リモコン
1bで聞くことができる状態(この状態を浴室モニター
と呼ぶ)になると共に、インターホンSW9aが点灯、
インターホンSW9bが点滅され、送話方向を知らせ
る。インターホンの作動中、所定時間T2(例えば1時
間)以上インターホンSW9a,9bの両方が押されな
いと、インターホンの動作を自動的に終了する。この結
果、終了操作を忘れてもインターホンの動作を自動的に
終了するため、消費電力を抑えることができる。
【0035】インターホンの作動開始から1時間が経過
する前に、給湯リモコン1bのインターホンSW9bが
押されると、それが押されている間は、送話方向を台所
→浴室と切り替えて、台所から入浴者に話し掛けること
ができる状態(この状態を台所送話と呼ぶ)になると共
に、インターホンSW9aが点滅、インターホンSW9
bが点灯される。この時、インターホンSW9bが「短
押し」(0.5秒経つ前に放す)されれば、インターホ
ンの終了操作であるとして終了する。一方、インターホ
ンSW9bが「長押し」(0.5秒以上押し続ける)さ
れれば、インターホンの終了操作ではなく送話方向切替
操作であったとみなして、「長押し」の間は台所送話状
態を維持する。インターホン作動後におけるインターホ
ンSW9aのオフ期間Taが1時間を越えると、インタ
ーホン動作を自動的に終了する。
【0036】以上説明したインターホン機能によれば、
インターホンの送話方向が一方向に固定され片側送話と
なり、受話側のリモコン1では、スピーカー14から出
された音がそのマイク7により拾われて相手側に送り返
されることがなく、ハウリングを防止でき、スピーカー
14を浴室モニター可能音量まで上げることができる。
従って、耳の遠い高齢者もインターホンを利用すること
ができるだけでなく、インターホン作動中は、台所にい
ても浴室の音を聞くことができ、入浴中の様子が把握し
易くなり、浴室での事故に迅速に対応できる。更に、イ
ンターホン作動中、浴室モニターを台所送話より優先し
て送話方向を設定するため、必要時のみ台所送話可能状
態にし、その時以外は常に浴室モニターに設定して、浴
室の状況を把握でき、浴室事故に迅速に対応することが
できる。
【0037】上述したように片側送話方式なのでハウリ
ングが起きないことから、リモコン1内にマイク7とス
ピーカー14とを近接して設けても問題なく、レイアウ
トが制限されにくい。しかも、入浴者は、風呂リモコン
1aを操作することなくハンズフリーで送話でき非常に
使い易い。更に、片側送話方式なので通常(浴室モニタ
ー時)は、台所の雑音が浴室へ伝わることがなく快適に
入浴できる。
【0038】また、給湯リモコン1bのインターホンS
W9bを押し続けるという簡単な操作で送話方向を切り
替えて台所送話ができるため使い易い。しかも、送話方
向切替スイッチを給湯リモコンに設けなくてもよいた
め、給湯リモコンが省スペースとなり大型化しない。更
に、部品点数が増加しないため製造コストが抑えられ
る。加えて、一つのスイッチを操作するだけでインター
ホンの作動や送話方向の切替を行うことができるので操
作が簡単であり、また、スイッチが増えないので押し間
違えることがない。
【0039】また、給湯リモコン1bのインターホンS
W9bが「長押し」されるか「短押し」されるかによっ
てインターホン機能を継続するか終了するかどうかが決
まるため、操作が容易である。更に、計時Taと所定時
間T2との比較に基づいてインターホンの動作を自動的
に終了するため、終了操作を忘れてもインターホン機能
の動作電力を浪費しなくなって省エネとなる。
【0040】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、調整
SW46,45を単に押して音量を調整することに代え
て、調整SW46,45を押しながら調整SW46,4
5以外のスイッチ(例えば、給湯スイッチ42)を押す
ことにより音量を調整してもよい。この場合には、給湯
制御をしていない時に間違えて調整SW46,45を押
してしまっても、給湯スイッチ42との同時押しではな
いため、予想外の音量に設定変更されることがなく、安
心して使用することができる。この場合でも、リモコン
に音量調整操作器を新たに設ける必要がない。また、音
量設定モードに入って音量を調整する場合よりも操作回
数が少なく、簡単に操作できる。
【0041】また、最大音量のみ音量表示Dをアルファ
ベットで表示し、その他のレベルは数字で表示してもよ
い。この場合、音量表示Dが1を表示していれば、1が
自然数のなかで最小の数字であることから、現時点で最
小音量に設定されていることが想像でき、最小音量をア
ルファベットで表示しなくてもよい。或いは、最小音量
のみ音量表示Dをアルファベット表示してもよい。また
は、最小音量から最大音量まで全ての音量レベルを数字
で表示してもよい。また、中間レベルの音量を緑色の数
字で表し、最大音量および最小音量を赤色の数字で表し
て視覚に訴えるようにしてもよい。更に、インターホン
機能を持たないリモコンにおいて、操作音や報知音の音
量を調整してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の遠隔制御装置によれば、設定温度の調整時期と設
定音量の調整時期とを分けて、温度調整操作器で両方の
調整を行うことができるため、リモコンに音量調整操作
器を新たに設ける必要がない。この結果、部品点数が増
加せずコストが抑えられ、また、遠隔制御装置が大型化
しない。また、給湯制御中は音量を調整できないため、
給湯制御中に音量調整した場合に起こり得る誤操作を防
止でき安心して使用できる。
【0043】更に、本発明の請求項2記載の遠隔制御装
置によれば、設定温度を調整することができる給湯可能
状態の時のみ温度表示手段に設定温度を表示させるた
め、温度表示手段を見れば、現在、設定温度を調整でき
る時期か、それとも設定音量を調整できる時期かを区別
でき、誤操作が防止され使い勝手が良い。
【0044】更に、本発明の請求項3記載の遠隔制御装
置によれば、設定温度の表示時期と設定音量レベルの表
示時期とを分けるため、共通の温度表示手段に設定温度
も設定音量レベルも表示することができ、設定音量レベ
ルを表示する手段をリモコンに新たに設ける必要がな
く、製造コストが抑えられると共に、リモコンが大型化
しない。また、温度表示手段に表示される設定音量レベ
ルを見ることができ、設定音量の調整具合を確認し易
い。
【0045】更に、本発明の請求項4記載の遠隔制御装
置によれば、設定音量の最大レベルまたは最小レベルの
少なくとも一方の表示形態と、設定音量の中間レベルの
表示形態とが異なるため、最大レベルまたは最小レベル
に音量が調整されたことが強調され分かり易く、設定音
量範囲を越えるような無駄な操作を省略できて使い勝手
が良い。
【0046】更に、本発明の請求項5記載の遠隔制御装
置によれば、設定音量の中間レベルを音量レベルに対応
した数字で表示し、最大レベルや最小レベルを数字以外
の文字種により大きさを表示するため、設定音量レベル
の大小を容易に把握することができ、簡単に音量調整で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音量調整制御を表すフローチャートである。
【図2】給湯器付風呂釜のシステム構成図である。
【図3】リモコンの回路ブロック図である。
【図4】遠隔制御を表すフローチャートである。
【図5】風呂リモコンを上面からみた外観図である。
【図6】風呂リモコンを上面からみた外観図である。
【図7】給湯リモコンを上面からみた外観図である。
【符号の説明】
1…リモコン、9…インターホンSW、7…マイク、1
4…スピーカー、42…給湯スイッチ、44…表示部、
45,46…調整SW。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器に設けられ設定温度で給湯するよ
    うに制御するメインコントローラと、リモコンに設けら
    れ設定温度の調整を該メインコントローラに指示する温
    度調整操作器とを備えた遠隔制御装置において、 上記リモコンに複数の音量レベルで音を発する発音手段
    と、 給湯可能状態におかれている時に上記温度調整操作器が
    操作されると上記設定温度を調整し、給湯可能状態にお
    かれていない時に該温度調整操作器が操作されると上記
    発音手段の設定音量を調整するように温度調整と音量調
    整とを自動切替する切替手段とを備えたことを特徴とす
    る遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 給湯可能状態におかれている時のみ上記
    設定温度を表示する温度表示手段を上記リモコンに備
    え、該温度表示手段が該設定温度を表示していない時に
    上記発音手段の設定音量を調整できるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 上記設定音量の調整操作時には該設定音
    量のレベルを上記温度表示手段に表示させることを特徴
    とする請求項2記載の遠隔制御装置。
  4. 【請求項4】 上記設定音量の最大レベルまたは最小レ
    ベルの少なくとも一方を該設定音量の中間レベルとは異
    なる表示形態で表示することを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 上記設定音量のレベルをその大きさに対
    応した数字で表示し、該設定音量の最大レベルおよび最
    小レベルについては数字とは異なる文字種でその旨を表
    示することを特徴とする請求項4記載の遠隔制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024892A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯システム用リモートコントローラ

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