JP5110892B2 - リモコン装置 - Google Patents

リモコン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5110892B2
JP5110892B2 JP2007021715A JP2007021715A JP5110892B2 JP 5110892 B2 JP5110892 B2 JP 5110892B2 JP 2007021715 A JP2007021715 A JP 2007021715A JP 2007021715 A JP2007021715 A JP 2007021715A JP 5110892 B2 JP5110892 B2 JP 5110892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
voice guidance
remote control
music
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007021715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008185315A (ja
Inventor
彰徳 鈴木
久恭 渡辺
文夫 湯浅
博成 二村
秀彦 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Rinnai Corp filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2007021715A priority Critical patent/JP5110892B2/ja
Publication of JP2008185315A publication Critical patent/JP2008185315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110892B2 publication Critical patent/JP5110892B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、設定音声ガイダンスの発信機能と音楽再生機能とを有するリモコン装置であり、例えば給湯器等の熱源装置に接続されて用いられるリモコン装置に関するものである。
浴槽への自動湯張り機能を備えた給湯器等の熱源装置には、熱源装置を遠隔操作するリモコン装置が信号接続され、浴室や台所に設置されている。これら浴室配置のリモコン装置と台所配置のリモコン装置は、一般に、熱源装置の制御基板(制御装置)を介して信号接続されており、リモコン装置の表示画面に、給湯や湯張りの設定温度、浴槽水位等の給湯関連情報等の情報表示を行うことが一般に行なわれている。
また、例えば熱源装置が浴槽への自動湯張り機能を有している場合に、湯張りが終了したときに、リモコン装置から、「お風呂が沸きました」といった音声ガイダンスを発信する機能を備えたリモコン装置も実用化されている。このように、リモコン装置から音声ガイダンスを発信すると、入浴のタイミングを知ることができ、利用者に快適な入浴を促すことができる(例えば、特許文献1、参照)。
また、設定音声ガイダンスを発信する機能を備えたリモコン装置においては、例えば、台所配置のリモコン装置の操作が行われて、給湯設定温度が変更された時に、「給湯設定温度が2℃低く変更されました」といったような音声ガイダンスが、台所配置のリモコン装置と浴室配置のリモコン装置の両方から出力されることから、例えば熱源装置を家族で利用している場合に、その一人が入浴中に、別の人が台所配置のリモコン装置を操作した場合でも、浴室の利用者がリモコン装置の操作内容(この場合、給湯設定温度の変更)を知ることができ、給湯器等の熱源装置の使い勝手を良くすることができる。
特開2005−233442号公報
ところで、最近では、入浴時間をより快適にするために、浴室内で音楽等を楽しめるようにすることが試みられており、浴室内に音楽再生用のスピーカを設けている利用者もいる。しかしながら、浴室内にスピーカを設けるには、そのための配線が必要となるために手間や費用がかかり、また、スピーカそのものにも防水加工を施さなければならないため、スピーカが高価になりやすいといった問題があるので、浴室内にスピーカを設けて、利用者が音楽を聞くことは一般的でない。
そこで、本発明者は、浴室配置のリモコン装置に、音楽を再生できる機能を設ければ、もっと手軽に浴室内で音楽を楽しめるのではないかと考えた。しかしながら、浴室配置のリモコン装置から音楽を出力するようにすると、音楽の再生中に台所配置のリモコン装置の操作が行われた場合に、この操作に基づいて発信される音声ガイダンスが、浴室配置のリモコン装置において音楽に邪魔されてうまく聞き取れない可能性がある。そうなると、例えば、給湯設定温度が低く変更されたことを知らずにシャワーを浴びて、出湯温度の低さに不快感を覚えるといったことが生じ、給湯器等の熱源装置の使い勝手が悪くなってしまうことも考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、例えば、利用者が浴室等の屋内に配置されたリモコン装置から音楽を聞くことができ、かつ、音声ガイダンスが発せられるときには音声ガイダンスを的確に聞くことができるようにするリモコン装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、給湯機能を有する熱源装置に信号接続されて該熱源装置を遠隔制御するための屋内に配置されて使用されるリモコン装置であって、前記熱源装置に信号接続される他のリモコン装置の操作の指令の信号と該他のリモコン装置から送信されてくる音楽プレーヤーの音楽情報を受け入れる手段と、前記熱源装置に信号接続される少なくとも他のリモコン装置から前記熱源装置へ遠隔制御するための予め定められた操作が行われたときにどのような遠隔制御の操作が行われたかを遠隔制御の各操作に対応させて知らせるための設定音声ガイダンスの発信指令を出力する手段と、前記設定音声ガイダンスの発信指令を受けて操作されたリモコン装置によってどのような遠隔制御の操作が行われたかを知らせるための設定音声ガイダンスの発信を行うガイダンス発信機能と、前記他のリモコン装置から送信されてきて受け入れられた音楽プレーヤーの音楽情報を再生する音楽再生機能とを有し、該音楽再生機能の動作中に前記設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記音楽情報の再生の音量を前記設定音声ガイダンスの発信音量よりも小さくする又は0にする手段が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記設定音声ガイダンスの発信音量を音楽音量よりも大きく可変設定するガイダンス音量可変設定手段が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、前記第2の発明の構成に加え、前記設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大レベルに設定することを特徴とする。
さらに、第4の発明は、前記第2の発明の構成に加え、前記設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを前記設定音声ガイダンスの発信指令の発信前のレベルよりも予め定められたレベル分だけ高く設定することを特徴とする。
さらに、第5の発明は、前記第の発明の構成に加え、前記設定音声ガイダンスの発信音量と音楽音量とのレベル差が設定音声ガイダンスの重要度に応じて予め与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、発信される設定音声ガイダンスの重要度に応じて該重要度が高いほど前記レベル差を大きく設定することを特徴とする。
さらに、第6の発明は、前記第1乃至第5のいずれか一つの発明の構成に加え、設定音声ガイダンスの発信が終了した以降に、音楽情報の再生の音量を徐々に大きくしていき前記設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻すことを特徴とする。
さらに、第7の発明は、前記第1乃至第6のいずれか1つの発明の構成に加え、リモコン装置は、浴室に配置される風呂リモコン装置であることを特徴とする。
本発明のリモコン装置は、電気的に接続される音楽プレーヤーの音楽情報を再生する音楽再生機能を有するので、利用者は、この音楽再生機能を利用して、例えば浴室等の屋内でリモコン装置から音楽を聞くことができる。また、本発明のリモコン装置は、予め設定された設定音声ガイダンスの発信を行うガイダンス発信機能を有し、前記音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記音楽情報の再生の音量を前記設定音声ガイダンスの発信音量よりも小さくする又は0にする手段が設けられているので、設定音声ガイダンスが発せられるときには音楽再生の音量が、小さく、または0にされ、設定音声ガイダンスを的確に聞くことができ、使い勝手が良好である。
また、本発明において、ガイダンス音量可変設定手段が設けられているものによれば、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量を音楽音量よりも大きく可変設定するので、より的確に設定音声ガイダンスを聞くことができる。
さらに、ガイダンス音量可変設定手段を有する本発明において、設定音声ガイダンスの発信音量が段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大レベルに設定するものにおいては、設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大レベルに設定することにより、確実に設定音声ガイダンスを聞くことができる。
さらに、ガイダンス音量可変設定手段を有する本発明において、設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを前記設定音声ガイダンスの発信指令の発信前のレベルよりも予め定められたレベル分だけ高く設定するものにおいては、このレベル設定により、確実に設定音声ガイダンスを聞くことができる。
さらに、本発明において、設定音声ガイダンスの発信が終了した以降に、音楽情報の再生の音量を徐々に大きくしていき、前記設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻すものにおいては、例えば設定音声ガイダンスの発信前の音量が大きかった場合等でも、設定音声ガイダンスの発信終了後に、急に大きな音での音楽情報再生が行われることがなく、音楽情報の再生の音量が徐々に大きくなるので、利用者がより快適に音楽を楽しむことができるリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明のリモコン装置を熱源装置の回路に信号接続することにより、熱源装置の遠隔操作と、設定音声ガイダンスの出力と、音楽情報の再生とを行うことができ、しかも、設定音声ガイダンスの出力時の音楽情報再生音量の調節や設定音声ガイダンスの出力設定等により、熱源装置の使い勝手を良好にできる。
さらに、本発明のリモコン装置を浴室に配置される風呂リモコン装置とすることにより、設定音声ガイダンス発生機能と音楽再生機能と前記各効果によって、熱源装置の使い勝手を良好にできると共に、快適な入浴を楽しむことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図6は本発明に係る一実施形態例のリモコン装置1と熱源装置としての給湯器27との配置例を示しており、この実施形態例において、リモコン装置1は屋内の浴室に設置されている風呂リモコン装置である。このリモコン装置1は、給湯器27の制御装置3に信号接続されて給湯器27の遠隔操作を行うリモコン装置であり、同じく制御装置3には、台所に配置される台所リモコン(台所リモコン装置)2が信号接続されている。
給湯器27は、給湯機能と、浴槽26への自動湯張り機能と、追い焚き機能と、足し湯機能と、ぬる湯機能とを具備する。この実施形態においては、風呂用のリモコン装置1と台所リモコン2は、2芯の信号線を用いて、給湯器27の回路、つまり、給湯器27の燃焼制御回路に接続されている。
給湯器27は浴室の外(建物の外)に配置され、浴室内には浴槽26が設置され、給湯器27と浴槽26とは、追い焚き循環路25の戻り管23と往管24によって配管接続されている。
リモコン装置1は浴槽26の近くの浴室側壁に設置されるが、その設置位置は浴槽26内からリモコン装置1の表示画面が見易く、かつ、音楽や設定音声ガイダンスが聞きやすい位置となっている。
図4は本実施形態例のリモコン装置1の外観構成を示すもので、リモコン装置1の筐体ケースの表面側には表示画面32が設けられている。また、表示画面32の側部には、リモコンの電源をオン、オフする運転スイッチ35と、給湯器27の追い焚き運転を指示する追い焚きスイッチ33と、給湯器27の自動運転を指示する自動スイッチ36と、ラジオ放送や文字放送の視聴用の放送スイッチ37と、通話スイッチ38と、スピーカ34とが設けられている。
さらに、表示画面32の下側には、給湯や湯張りの温度と浴槽水位を設定する設定スイッチ28a、28bと、給湯温度、湯張り温度、浴槽水位等の各設定モードとを切り替える選択スイッチ29と、足し湯スイッチ30と、ぬる湯スイッチ31とが設けられている。
スイッチ35、33、36、37、38にはランプ39が設けられており、その各スイッチごとに、スイッチの動作が指示されたとき(オン動作されたとき)にはランプ39の点灯(又は点滅)表示が行われ、スイッチ動作の解除指示がされたとき(オフ動作されたとき)にはランプ39は消灯されるように構成されている。また、リモコン装置1の筐体ケースの内部には図示されていないマイクが内蔵されている。
図4において、表示画面32には、給湯関連情報が表示され、この例では、給湯設定温度(41℃)と、湯張り設定温度(41℃)が示されており、また、炎48のマークを用いての給湯器27が燃焼運転している旨の表示が示されている。なお、給湯関連情報とは例えば、給湯設定温度、湯張り設定温度、湯張り設定水位、風呂温度、湯張り水位、給湯検出温度等の給湯機能の動作と、湯張り機能や保温機能の動作において必要な各種設定値と各種センサ検出値の情報である。また、表示画面32には時刻表示領域が設けられており、その表示領域に現在の時刻(図4ではAM10:00)が示されている。
前記給湯設定温度の設定は、選択スイッチ29によって給湯温度設定モードを選択し、設定スイッチ28bを押すごとに温度を一定温度(例えば1℃)ずつ上昇させ、設定スイッチ28aを押すごとに温度を一定温度(例えば1℃)ずつ下降させる操作を行って行われる。同様に、湯張り温度を設定する場合も、選択スイッチ29によって湯張り温度の設定モードを選択し、設定スイッチ28a、28bを用いて温度を上下調整することにより達成される。
湯張りの水位(浴槽水位)を設定する場合も、選択スイッチ29によって浴槽水位設定モードを選択し、設定スイッチ28bを押すごとに水位(又は水量)を単位水位(単位水量)ずつ上昇させ、設定スイッチ28aを押すごとに水位(又は水量)を単位水位(単位水量)ずつ下降させる操作を行って行われる。
運転スイッチ(給湯スイッチ)35は、スイッチオンとすることにより、リモコン装置1の電源がオンされて回路を動作可能な状態にし、スイッチオフとすることにより、回路動作を停止状態とするものである。給湯器27の給湯機能の動作はこの運転スイッチ35がオンの状態で行われる。
自動スイッチ36は、湯張り動作から保温動作にかけての一連の動作の開始と停止を指令するものであり、スイッチオンによりその動作が開始し、スイッチオフの状態で動作停止状態となる。
放送スイッチ37は、ラジオの音声放送(FMラジオ放送)および文字放送(文字情報)の視聴と視聴停止を指令するものである。近年、浴室配置のリモコン装置において、ラジオ放送や文字放送の視聴ができるものが実用化されており、本実施形態例はこのタイプのリモコン装置1を適用しているが、ラジオ放送や文字放送の視聴機能についての詳細説明は省略する。
内蔵のマイクとスピーカ34は、通常は、他のリモコン装置との間で会話を行うときに使用されるもので、例えば、入浴中に風呂用のリモコン装置1と台所に設置されている台所リモコン2との間で、入浴している者が台所にいる者に浴室にタオルを持ってきてもらう等の要請を行うときの会話に使用される。このような会話を行うときに通話スイッチ38を押すことにより、通話先の台所リモコン2に呼び出し音が発せられ、居間や、台所にいる者に浴室からの会話の要求を知らせることができるものである。
また、スピーカ34は、放送スイッチ37のスイッチオン時に、ラジオの音声放送を発信したり、自動スイッチ36がオンとされて自動湯張り動作が終了したときに、「お風呂が沸きました」といった予め設定された設定音声ガイダンスを発信したり、設定音声ガイダンスと共に、確認音や予め設定されている短い音楽を発信したりすることも行う。また、スピーカ34は、台所リモコン2を介してリモコン装置1に電気的に接続される音楽プレーヤーの音楽情報の再生も行う。
このように、本実施形態例のリモコン装置1は、設定音声ガイダンスの発信を行うガイダンス発信機能と、電気的に接続される音楽プレーヤーの音楽情報を再生する音楽再生機能とを有しており、この機能についての詳細は後述する。
図5には台所リモコン2の外観構成が示されている。この台所リモコン2は、前記した風呂用のリモコン装置1から、足し湯スイッチ30、ぬる湯スイッチ31、追い焚きスイッチ33、放送スイッチ37を除き、入力端子表示部40、入力端子45を設けた構成のものであり、それ以外はリモコン装置1と同様であり、リモコン装置1と共通の構成部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
入力端子表示部40は、台所リモコン2の下面において、入力端子表示部40の近傍位置に入力端子45があることを表示するものである。この入力端子45には、例えば図5に示すような携帯型の音楽プレーヤー41を、接続線42を介して接続することができる。接続線42の両端側には、それぞれ、ミニプラグ43,44が設けられており、一端側のミニプラグ43が音楽プレーヤー41に接続され、他端側のミニプラグ44が入力端子45に接続されることによって音楽プレーヤー41と台所リモコン2とが電気的に接続される。そして、音楽プレーヤー41により音楽再生操作を行うと、この音楽情報が台所リモコン2により受信される。
なお、入力端子45にミニプラグ44が差し込まれると、通話スイッチ38のランプ39が点滅し、スピーカ34から確認音が鳴るようになっている。また、台所リモコン2と風呂のリモコン装置1とは電気的に接続されているので、台所リモコン2への音楽プレーヤー41の接続により、音楽プレーヤー41は本実施形態例のリモコン装置1とも電気的に接続され、前記確認音は、浴室配置のリモコン装置1のスピーカ34からも発信される。
次に、リモコン装置を用いて行なう給湯器27の動作の一例を図6に示す給湯器27の模式構成に基づき簡単に説明する。なお、図6に示す給湯器27の自体の構成は公知であるので、給湯装置自体の構成説明は省略する。
給湯器27の給湯機能の動作は、リモコン装置1又は台所リモコン2の運転スイッチ35をオンし、この状態で給湯管路11の給湯先に設けられている給湯栓(図示せず)を開くことにより開始する。給湯栓の開により、制御装置3は流量センサ4により給水管路5を通水する最低作動流量以上の流量を検出すると、給湯バーナ10を燃焼し、給湯熱交換器7を通る水を加熱して湯を作成し、その湯を給湯管路11を通して台所や浴室等の給湯先へ供給する。
この給湯機能の動作では、制御装置3は入水温度センサ6による入水温と、流量センサ4による給湯量と、給湯温度センサ8による給湯温(出湯温)との検出情報に基づき、給湯湯温が台所リモコン2(又はリモコン装置1)で設定された給湯設定温度となるように、ガス通路9から供給されるガス量を図示されていない比例弁の開弁量によって制御する。給湯動作は給湯先の給湯栓が閉止されることによって終了する。つまり、給湯栓の閉止によって流量センサ4が通水の停止を検出したときに、制御装置3は給湯バーナ10へのガス供給を遮断し、給湯バーナ10の燃焼を停止する。
給湯器27の自動運転は、湯張り機能の動作、追い焚き機能の動作、保温機能の動作を連続的に行うもので(湯張り完了時の浴槽水温度が湯張り設定温度(風呂設定温度)以上のときは追い焚き機能の動作は行われない)、前記運転スイッチ35がオンされている状態で、リモコン装置1(又は、台所リモコン2)の自動スイッチ36をオンすることにより開始する。
そうすると、注湯電磁弁13が開かれ、前記給湯機能の動作と同様に給湯熱交換器7を通る水は給湯バーナ10の燃焼加熱により湯となり、その湯は、給湯管路11から注湯路14に入り、戻り管23と往管24を有して構成される追い焚き循環路25を通して浴槽26へ落とし込まれる。浴槽26の水位は水位センサ20としての圧力センサによって検出され、この検出水位が浴槽の設定水位に達したときに注湯電磁弁13が閉じられ、湯張り動作が終了する。この湯張りの動作においては、制御装置3は、湯張りの湯温が湯張り設定温度となるように給湯バーナ10の燃焼量を制御する。
湯張りが完了したときに注湯電磁弁13が閉じられる。そして、循環ポンプが起動されて浴槽水の温度(湯温)が風呂温度センサ18によって検出され、検出温度が湯張り設定温度(風呂設定温度)よりも低いときには追い焚き機能の動作が行われる。
追い焚き機能の動作とは、循環ポンプ21が駆動されて浴槽26の湯水が追い焚き循環路25を通して循環されるもので、この循環水が流水スイッチ22で検知されたときに風呂バーナ16が燃焼駆動され、追い焚き熱交換器15を通るときに循環湯水を加熱昇温して浴槽湯水の追い焚きを行う動作である。この追い焚き動作は、風呂温度センサ18が風呂温度を検出し、その検出温度が風呂設定温度に達したときに風呂バーナ16の燃焼停止と循環ポンプ21の停止とが行なわれて終了する。
そして、自動運転の動作においては、引き続き、予め設定された設定時間だけ、保温機能の動作が行なわれる。この保温機能の動作は、所定の時間間隔で、循環ポンプ21を短時間起動し、浴槽26の湯を追い焚き循環路25を通して循環し、風呂温度センサ18により浴槽26の湯温(風呂温度)を検出する。風呂(浴槽湯水)の検出温度が風呂の設定温度よりも許容範囲を外れて低下したときには、循環ポンプ21を駆動して浴槽26の湯水を追い焚き循環路25を通して循環しながら、風呂バーナ16の燃焼により追い焚き熱交換器15で加熱し、追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ18の検出温度が風呂の設定温度に達したときに循環ポンプ21を停止し、風呂バーナ16の燃焼を停止する。
また、リモコン装置1の追い焚きスイッチ33が押されたときには、前記追い焚き機能の動作が単独の動作として行われる。また、リモコン装置1の足し湯スイッチ30が押されると、湯張り設定温度の湯が一定量(例えば20リットル)給湯熱交換器7側から浴槽26へ落としこまれる。さらに、リモコン装置1のぬる湯スイッチ31が押されると、ぬる湯機能の動作が行われ、給水の水が加熱されずに一定量(例えば10リットル)給湯熱交換器7側から浴槽26へ落としこまれる。
なお、図6において、12は流量センサ、22は流水スイッチ、19は循環ポンプ21の吐出口と追い焚き熱交換器15の入水口を連通接続する管路、17は風呂バーナ16へのガス通路をそれぞれ示している。
本実施形態例のリモコン装置1は、前記給湯器27の遠隔操作の機能に加え、前記ガイダンス発信機能と前記音楽再生機能とを備えており、図1には、これらの機能を実行するための構成が、ブロック図により示されている。
同図に示すように、リモコン装置1は、給湯関連情報変更検知部51、ガイダンス発信指令部52、音楽音量入力設定部53、ガイダンス音量可変設定手段54、ガイダンス発信動作部55、メモリ部56、ガイダンス優先音楽音量調節手段57、ガイダンス音量入力設定部58、音楽受信再生手段59と、前記スピーカ34とを有しており、前記の如く、台所リモコン2と給湯器27の制御装置3に電気的に接続されている。
給湯関連情報変更検知部51は、リモコン装置1または台所リモコン2の設定スイッチ28a,28bの操作等によって、給湯設定温度や湯張りの水位等の給湯関連情報が変更されたときに、この変更情報を検知してガイダンス発信指令部52に加える。
ガイダンス発信指令部52は、予め定められた条件に基づき、設定音声ガイダンスの発信指令を行うものであり、例えば給湯関連情報変更検知部51から給湯関連情報の変更情報が加えられたときには、設定音声ガイダンスの発信指令をガイダンス発信動作部55に加える。また、ガイダンス発信指令部52は、制御装置3の制御情報を検知し、例えば前記自動湯張り動作が終了したときや、リモコン装置1の追い焚きスイッチ33がオンされて浴槽湯水の追い焚きが開始される時等にも、設定音声ガイダンスの発信指令をガイダンス発信動作部55に加える。
ガイダンス発信動作部55は、ガイダンス発信指令部52から設定音声ガイダンスの発信指令が加えられると、この指令内容に基づき、メモリ部56に予め格納されている設定音声ガイダンスを取り込み、例えば「湯張りを開始します」といった設定音声ガイダンスをスピーカ34から発信させる。
ガイダンス音量入力設定部58は、前記ガイダンス発信動作部55の動作によってスピーカ34から発信される設定音声ガイダンスの発信の音量を、利用者による入力設定操作にしたがい、設定するものである。本実施形態例において、設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベル(ここでは、「0」「小」「中」「大」の4段階)により与えられており、これらのレベルから適宜のレベルが選択され、設定される。
なお、本実施形態例において、リモコン装置1の前記選択スイッチ29は、前述の給湯温度等の各設定モードを切り替えることに加え、設定音声ガイダンスの音量設定モードと、音楽再生機能の動作による音楽再生の音量設定モードとの切り替えも行うように構成されており、利用者は、選択スイッチ29によって設定音声ガイダンスの音量設定モードを選択し、表示画面32の表示を、図2(a)に示すような表示として、設定スイッチ28a,28bを押すことにより、音量レベルを上昇又は下降させて設定音声ガイダンスの音量を調節する。
設定スイッチ28bを押すごとに、音量「0」から「小」へ、「小」から「中」へ、「中」から「大」へというように、音量レベルが1つずつ上昇し、設定スイッチ28aを押すごとに、音量「大」から「中」へ、「中」から「小」へ、「小」から「0」へというように、音量レベルが1つずつ下降するので、表示画面32に表示される音声レベルを所望の音量レベルにしたところで、選択スイッチ29を押すと、前記所望の音量レベルで設定音声ガイダンス発信の音量が設定される。
また、本実施形態例において、音楽プレーヤー41の音楽情報は、音楽受信再生手段59により受信されて再生され、スピーカ34から発信されるものである。音楽受信再生手段59は、台所リモコン2が受信した音楽プレーヤー41の音楽情報が、台所リモコン2からリモコン装置1に送られたときに、その音楽情報を受信して再生する。なお、実際には、台所リモコン2から送られる音楽情報の信号は、制御装置3を介してリモコン装置1に送られるものであるが、図1では、動作を分かりやすくするために、台所リモコン2からリモコン装置1の音楽受信再生手段59に音楽情報が加えられるものとして示している。
音楽受信再生手段59による音楽再生の音量は、利用者による入力設定操作にしたがい、音楽音量入力設定部53によって設定される。利用者は、選択スイッチ29を押して音楽の音量設定モードを選択し、表示画面32の表示を、図2(b)に示すような表示とし、設定スイッチ28a,28bを押すことにより、音量レベルを「0」「小」「中」「大」の4段階で上昇又は下降させて音楽情報再生の音量レベルを調節する。この操作は、ガイダンス音量入力設定部58による設定音声ガイダンスの音量設定の仕方と同様であるので、その説明は省略する。
なお、音楽情報再生の音量は、リモコン装置1側で調節するレベルと音楽プレーヤー41の方で調節される音量との両方により決定されるので、設定音声ガイダンスの音量とレベルが同じでも(例えばどちらも「大」のレベルとしても)、発信音量が同じになるとは限らず、音楽情報再生音量はその時々で変動する。
ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、前記音楽再生機能の動作中に、前記設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記音楽情報の再生の音量を小さくするものである。ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、前記ガイダンス発信指令部52による設定音声ガイダンスの発信指令とガイダンス発信動作部55の動作信号とを取り込み、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、音楽受信再生手段59による音楽再生の音量レベルを強制的に「小」にする。
つまり、例えば図3の(a)の特性線aに示すように、設定音声ガイダンスの発信指令が発せられる前(図のAの期間)に、音楽音量入力設定部53により入力設定されていた音楽再生の音量レベルが、「中」であっても、「大」であっても(この図では、「大」)、設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、このときから、設定音声ガイダンスの発信動作が終了するまでの間(図のBの期間)は、音楽再生の音量レベルを強制的に「小」にする。
ガイダンス音量可変設定手段54は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記設定音声ガイダンスの発信音量を音楽音量よりも大きく可変設定するものである。ガイダンス音量可変設定手段54は、音楽受信再生手段59による音楽再生中の信号を取り込み、この音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを、前記ガイダンス音量入力設定部58により設定されているレベルがどの大きさであっても、強制的に、最大レベル(つまり、ここでは「大」のレベル)に設定する。
そうすると、前記ガイダンス発信動作部55による発信されるガイダンスの音量は、前記ガイダンス音量入力設定部58により設定されていたレベルがどの大きさであっても、ガイダンス音量可変設定手段54により可変設定された音量値、つまり、ここでは最大レベルである「大」のレベルで、例えば図3(a)の特性線bに示すように、図のBの期間に設定音声ガイダンスを発信する。なお、図3の各図において、特性線bは、設定音声ガイダンスの音量を示すものである。
また、前記ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、設定音声ガイダンスの発信が終了した以降に、例えば図3(a)の特性線aにおけるCの期間に示すように、音楽情報の再生の音量を徐々に大きくしていき、前記設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻す。なお、例えば図3(b)の特性線aに示すように、ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、設定音声ガイダンスの発信が終了したときに、即座に、音楽情報の再生の音量を前記設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻すように設定してもよい。
本実施形態例は以上のように構成されており、リモコン装置1を用いて給湯器27の操作や、ラジオ放送の視聴を行うことができることに加え、設定音声ガイダンスを聞くことによって給湯器27を良好な使い勝手で利用でき、さらに、音楽プレーヤー41を台所リモコン2に接続して音楽プレーヤー41の音楽情報をリモコン装置1により再生し、入浴中に音楽を楽しむことができる。
そして、設定音声ガイダンスの音量や音楽再生の音量は、利用者によって所望の音量レベルに設定することができるので、風呂リモコン装置1を利用者の好みに合わせて快適に利用ができ、さらに、前記音楽再生中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、ガイダンス優先音楽音量調節手段57が音楽情報の再生の音量を「小」レベルにし、ガイダンス音量可変設定手段54が設定音声ガイダンスの音量を「大」レベルにするので、利用者は設定音声ガイダンスを的確に聞くことができる。そのため、使い勝手が非常によい、便利なリモコン装置1が実現できる。
また、本実施形態例では、ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、設定音声ガイダンスの発信が終了した以降に、音楽情報の再生の音量を徐々に大きくしていって設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻すので、設定音声ガイダンスの発信前の音量が大きかった場合等でも、設定音声ガイダンスの発信終了後に、急に大きな音での音楽情報再生が行われることがなく、より快適に音楽を楽しむことができる。
なお、本発明は前記実施形態例に限定されることなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、前記実施形態例では、ガイダンス優先音楽音量調節手段57は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、音楽情報の再生の音量を小さくしたが、この音楽情報の再生の音量を小さくする代わりに、音楽情報の再生音量を0にしてもよい。
また、前記実施形態例では、ガイダンス音量可変設定手段54は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大レベルとしたが、設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを、例えば「小」のときには「中」に、「中」のときには「大」にするといったように、設定音声ガイダンスの発信指令の発信前のレベルよりも予め定められたレベル分(この例では1レベル)だけ高く設定するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態例では、設定音声ガイダンスの発信音量や音楽情報の発信音量を段階的に異なる複数のレベルにより与え、段階的に設定調節できるようにしたが、これらの発信音量は必ずしも段階的に与えるとは限らず、設定音声ガイダンスと音楽情報の発信音量の少なくとも一方を連続的に可変設定できるようにして連続的に設定調節できるようにしてもよい。
さらに、ガイダンス音量可変設定手段54は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記設定音声ガイダンスの発信音量を音楽音量よりも大きく可変設定すればよく、その設定音声ガイダンスの発信音量の設定の仕方は適宜設定されるものである。
さらに、前記実施形態例では、例えば図3(a)に示したように、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、音楽情報の再生の音量を即座に小さくするようにしたが、図3(c)の特性線aに示すように、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、この時(図のSのタイミング)から予め定められた設定時間(この図ではΔt)経過するまでの間に、音楽音量を徐々に小さくしていき、特性線bに示すように、前記設定時間経過後に、設定音声ガイダンスを発信するようにしてもよい。
さらに、本発明のリモコン装置は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときの、設定音声ガイダンスの音量と音楽音量とのレベル差を設定できる構成としてもよい。この場合、例えば図1の鎖線に示すように、レベル差検出手段46とレベル差設定手段47を設けてリモコン装置(前記実施形態例では風呂リモコン装置1)を構成する。
ここで、レベル差検出手段46は、音楽音量入力設定部53による音楽音量の入力信号とガイダンス音量入力設定部58によるガイダンス音量の入力信号とを取り込んで、設定音声ガイダンスの発信指令が発信される前の設定音声ガイダンスの設定レベルと音楽音量の設定レベルとの差を検出し、その値を、レベル差設定手段47に加える。なお、レベル差検出手段46は、設定音声ガイダンスの設定レベルと音楽音量の設定レベルとの差を、常に時々刻々と検出し、その値を、常に、レベル差設定手段47に加えておくようにしてもよい。
レベル差設定手段47は、レベル差検出手段46が検出したレベル差に応じ、このレベル差を大きくする方向に可変設定するものとし、このレベル差に応じて、ガイダンス優先音楽音量調節手段57が音楽音量を調節し、ガイダンス音量可変設定手段54が設定音声ガイダンスの発信音量を可変設定するようにする。
なお、レベル差設定手段47が、音楽音量と設定音声ガイダンスの発信音量とのレベル差を設定する際、発信される設定音声ガイダンスの重要度に応じて前記レベル差を設定するようにすると、より好ましい。この場合、例えば、発信する設定音声ガイダンスの内容に応じ、その重要度を予め設定しておき、ガイダンス発信指令部52から設定音声ガイダンスの発信指令を発する時に、その内容の重要度を示す信号を付加してレベル差設定手段47に加えるようにする。そして、レベル差設定手段47は、前記設定音声ガイダンスの内容の重要度に応じ、この重要度が高いほど、音楽音量のレベルと設定音声ガイダンスの発信音量のレベルの差を大きく設定するとよい。
例えば、台所側で給湯設定温度が低く変更されたことを、浴室の利用者が気づかずに、シャワーを利用しても、それにより火傷するような心配はないが、例えば、給湯設定温度を高い方に変更した場合などは、給湯温度が高めであること等を気づかずにシャワーを利用してしまうと、極端な場合には、火傷をする心配がある。そこで、このように、給湯設定温度を高い方に変更した場合等に発信する設定音声ガイダンスの重要度を高くし、音楽音量のレベルと設定音声ガイダンスの発信音量のレベルの差を大きく設定することにより、利用者は、重要度の高い設定音声ガイダンスほど聞きやすくなるので、給湯器等の熱源装置を、より安全で快適に利用できるようにすることができる。
なお、例えば台所設置のリモコン装置に、風呂設定温度の設定手段を設け、風呂設定温度が変更されたときにも、ガイダンス発信指令部52が設定音声ガイダンスの発信指令を発するようにしてもよい。このようにすると、風呂設定温度が高く変更された場合等でも、不用意に入浴することを防止できる。特に、設定音声ガイダンスの重要度に応じ、重要度が高いほど音楽音量のレベルと設定音声ガイダンスの発信音量のレベルの差を大きく設定する構成において、風呂設定温度を高く変更した場合に発する設定音声ガイダンスの重要度を大きくすると、風呂設定温度が高く変更された場合に、不用意に入浴することをより確実に防止できる。
また、レベル差設定手段47により音楽音量のレベルと設定音声ガイダンスの発信音量のレベルの差を設定する際、例えば図3(c)に示すように、設定音声ガイダンスの発信指令が発せられてから、前記設定時間Δtが経過するまでの間に音楽音量を徐々に小さくする場合には、レベル差設定手段47は、発信された設定音声ガイダンスの重要度に応じて、その重要度が高いものは、その設定時間Δtを小さくしたり、図の角度θを小さくしたりして、音楽音量レベルを下げる速度を速くするとよい。また、前記重要度がさらに高い場合には、前記設定時間Δtや角度θを0にして、図3(a)、(b)に示したように、設定音声ガイダンスの発信直後に、音楽音量を小さく(または0に)するとともに、設定音声ガイダンスの音量を大きくして発信するように設定するとよい。
さらに、本発明のリモコン装置に、給湯器27等の熱源装置の状態を検出する、図1の鎖線に示すような緊急度判断部50を設け、給湯設定温度が高く変更されたときに、例えば給湯流量を測定する流量センサ(フローセンサ)4の検出値が0のときには出湯がなされていないので緊急度が低いが、流量センサ4の検出値が0より大きい場合には、緊急度が高いので、緊急度判断部50が、熱源装置から例えば60℃といった高温の湯が出湯されるおそれがあると判断し、その緊急判断信号をガイダンス発信指令部52に加え、「高温の湯が出湯されますので、火傷に注意して下さい」といったような、設定音声ガイダンスを発信する構成としてもよい。
そして、このような緊急の事態を知らせる設定音声ガイダンスの発信指令が、音楽情報の再生中に発信されたときには、その緊急度に応じて(例えば流量センサ4で検出する流量が大きいほどシャワー先で高温の湯が出湯されるまでの時間が短いので)、音楽音量と設定音声ガイダンスの発信音量とのレベル差を大きくしたり、図3(c)における設定時間Δtや角度θを調節したりし、例えば流量センサ4の検出流量がある(0でない)場合には、即座に音楽音量を0とし、設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大とするようにすると、利用者は緊急度が高い設定音声ガイダンスを、たとえシャワー使用のために浴室内で音が聞き取りにくい状況であっても漏らさず聞くことができ、給湯器等の熱源装置を、より安全で快適に利用できるようにすることができる。
さらに、リモコン装置1において、音楽情報の音量や設定音声ガイダンスの発信音量を徐々に大きくしたり、徐々に小さくしたりする構成を有するものにおいては、例えば図3(a)、(c)の特性線bに示した音楽音量のように、音量を連続的に大きくしたり小さくしたりしてもよいが、複数段の音量レベルを予め与えて音量を段階的に大きくしたり小さくしたりしてもよい。
さらに、ガイダンス優先音楽音量調節手段57を設ければ、音楽再生機能の動作中に設定音量ガイダンスの発信指令が発信されたときに音楽情報の再生の音量を小さくできるので、ガイダンス音量可変設定手段54は省略することもできる。
さらに、前記実施形態例では、給湯器27の制御装置3を介して風呂用のリモコン装置1と台所リモコン2とを電気的に接続する例を述べたが、さらに、例えば洗面所等に設けられる増設のリモコン装置を、制御装置3を介して風呂用のリモコン装置1や台所リモコン2と電気的に接続してもよい。
さらに、前記実施形態例では、音楽プレーヤー41として携帯型のプレーヤーを台所リモコン2に接続する例について述べたが、台所リモコン2等に接続される音楽プレーヤー41は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、携帯型のプレーヤーよりも大型のものとしてもよい。また、その接続形態も前記実施形態例のように、接続線42を介して音楽プレーヤー41とリモコン装置とを接続するとは限らず、音楽プレーヤー41を、無線により台所リモコン2等のリモコン装置に接続してもよい。
さらに、本発明のリモコン装置は、少なくとも、ガイダンス発信機能と、電気的に接続される音楽プレーヤーの音楽情報を再生する音楽再生機能とを有していればよく、その他のリモコン装置の形態、機能等は、特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。つまり、本発明のリモコン装置は、ラジオ放送や文字放送の受信および再生の機能を有していても、有していなくてもよいし、テレビ放送等の他の放送受信機能やインターホン機能等の付加機能付きのものでもよい。
さらに、前記実施形態例ではリモコン装置が接続される給湯器27はガスを燃料とした給湯器としたが、給湯器等の熱源装置の熱源は、ガス、石油、電気を問わず、また、貯湯式のものでも構わない。また、前記実施形態例では、給湯器27は、給湯機能、湯張り機能、保温機能、追い焚き機能、足し湯機能、ぬる湯機能を具備していたが、これらの全ての機能を具備していなくてもよく、また、他の機能を具備していてもよい。
さらに、本発明のリモコン装置は、風呂用のリモコン装置とするとは限らず、台所用のリモコン装置に本発明を適用してもよい。この場合、そのリモコン装置から台所で音楽を聞くことができ、また、音楽を聞いている途中で、風呂用のリモコン装置で給湯設定温度を変更された場合等に設定音声ガイダンスを的確に聞くことができ、前述した様々な効果により、リモコン装置と熱源装置を快適に利用することができる。
さらに、本発明のリモコン装置は、給湯器27以外の、風呂釜や暖房装置等の熱源装置に信号接続されるものでもよいし、参考例としては熱源装置以外の、インターホン等の装置に信号接続される屋内配置のリモコン装置とすることもできる
本発明に係るリモコン装置の一実施形態例における設定音声ガイダンス発信機能と音楽再生機能の実現のための構成を示すブロック構成図である。 前記実施形態例のリモコン装置における設定音声ガイダンスと音楽の音量設定モードの動作時の表示画面の動作説明図である。 前記実施形態例とその他の実施形態例のリモコン装置における音楽再生中に設定音声ガイダンスを発信する時の音量レベル調節例を説明する説明図である。 前記実施形態例の風呂リモコン装置の表示画面に給湯関連情報が表示されている状態を示す図である。 表示画面に給湯関連情報が表示されている状態の台所リモコンと音楽プレーヤーの接続形態例を説明する模式図である。 モデル例の給湯器と風呂用および台所用のリモコン装置との接続使用状況を示す図である。
符号の説明
1 リモコン装置(風呂リモコン装置)
2 台所リモコン(台所リモコン装置)
3 制御装置
27 給湯器
29 選択スイッチ
32 表示画面
40 入力端子表示部
41 音楽プレーヤー
51 給湯関連情報変更検知部
52 ガイダンス発信指令部
53 音楽音量入力設定部
54 ガイダンス音量可変設定手段
55 ガイダンス発信動作部
56 メモリ部
57 ガイダンス優先音楽音量調節手段
58 ガイダンス音量入力設定部
59 音楽受信再生手段

Claims (7)

  1. 給湯機能を有する熱源装置に信号接続されて該熱源装置を遠隔制御するための屋内に配置されて使用されるリモコン装置であって、前記熱源装置に信号接続される他のリモコン装置の操作の指令の信号と該他のリモコン装置から送信されてくる音楽プレーヤーの音楽情報を受け入れる手段と、前記熱源装置に信号接続される少なくとも他のリモコン装置から前記熱源装置へ遠隔制御するための予め定められた操作が行われたときにどのような遠隔制御の操作が行われたかを遠隔制御の各操作に対応させて知らせるための設定音声ガイダンスの発信指令を出力する手段と、前記設定音声ガイダンスの発信指令を受けて操作されたリモコン装置によってどのような遠隔制御の操作が行われたかを知らせるための設定音声ガイダンスの発信を行うガイダンス発信機能と、前記他のリモコン装置から送信されてきて受け入れられた音楽プレーヤーの音楽情報を再生する音楽再生機能とを有し、該音楽再生機能の動作中に前記設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記音楽情報の再生の音量を前記設定音声ガイダンスの発信音量よりも小さくする又は0にする手段が設けられていることを特徴とするリモコン装置。
  2. 音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときに、前記設定音声ガイダンスの発信音量を音楽音量よりも大きく可変設定するガイダンス音量可変設定手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
  3. 設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを最大レベルに設定することを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
  4. 設定音声ガイダンスの発信音量は段階的に異なる複数のレベルにより与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、音楽再生機能の動作中に設定音声ガイダンスの発信指令が発せられたときには、前記設定音声ガイダンスの発信音量のレベルを前記設定音声ガイダンスの発信指令の発信前のレベルよりも予め定められたレベル分だけ高く設定することを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
  5. 設定音声ガイダンスの発信音量と音楽音量とのレベル差が設定音声ガイダンスの重要度に応じて予め与えられており、ガイダンス音量可変設定手段は、発信される設定音声ガイダンスの重要度に応じて該重要度が高いほど前記レベル差を大きく設定することを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
  6. 定音声ガイダンスの発信が終了した以降に、音楽情報の再生の音量を徐々に大きくしていき前記設定音声ガイダンスの発信前の音量に戻すことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のリモコン装置。
  7. 浴室に配置される風呂リモコン装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のリモコン装置。
JP2007021715A 2007-01-31 2007-01-31 リモコン装置 Active JP5110892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021715A JP5110892B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 リモコン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021715A JP5110892B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 リモコン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008185315A JP2008185315A (ja) 2008-08-14
JP5110892B2 true JP5110892B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=39728480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007021715A Active JP5110892B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 リモコン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5110892B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5737009B2 (ja) * 2011-06-30 2015-06-17 株式会社ノーリツ リモコンシステム
CN105910269A (zh) * 2016-05-16 2016-08-31 中山市崇德电器实业有限公司 一种具有蓝牙音乐功能的婴儿热水器

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126068A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Mitsumi Electric Co Ltd 2線式給湯システム
JPH09330089A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Fujitsu Ten Ltd 音声制御装置
JP3703981B2 (ja) * 1998-11-30 2005-10-05 アルパイン株式会社 オーディオ装置
JP2000346443A (ja) * 1999-04-02 2000-12-15 Toto Ltd リモートコントロール装置
JP2001074306A (ja) * 1999-07-02 2001-03-23 Toto Ltd 給湯機のリモコンシステム
JP2002116045A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Clarion Co Ltd 音量制御装置
JP2002277050A (ja) * 2001-03-22 2002-09-25 Paloma Ind Ltd 風呂用リモコンシステム
JP2002367051A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Noritz Corp 人体検出装置
JP2003106651A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Noritz Corp 風呂システム
JP2003130451A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Rinnai Corp 風呂給湯器用リモートコントロール装置
JP2003158783A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd リモコン装置
JP3838987B2 (ja) * 2003-03-25 2006-10-25 リンナイ株式会社 テレビ機能付リモコン
JP2004293973A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Matsushita Electric Works Ltd インターホン画像表示機能付き風呂リモコン
JP3979987B2 (ja) * 2003-11-20 2007-09-19 リンナイ株式会社 リモコン装置
JP2005233442A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯機リモコン
JP2005318149A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Noritz Corp 音声案内装置及びこれを備えた音声案内システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008185315A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081520B2 (ja) リモコン装置およびそれを用いた給湯システム
JP5247082B2 (ja) リモコン装置
JP5110892B2 (ja) リモコン装置
JP2010239476A (ja) 緊急地震速報送受信システム
JP2009287858A (ja) 給湯システム
JP2005318149A (ja) 音声案内装置及びこれを備えた音声案内システム
JP6130287B2 (ja) 給湯装置
JP2008164248A (ja) 給湯装置
JP5324291B2 (ja) 操作装置
JP4944179B2 (ja) リモコン装置
JP7415169B2 (ja) ふろ機能装置およびふろシステム
JP6223937B2 (ja) 音報知機能付き家庭内設備機器
JP4072534B2 (ja) リモコン装置
JP5836596B2 (ja) 熱源装置の動作システム
JP5059636B2 (ja) 給湯装置
JP4523468B2 (ja) 浴室システム
JP4474218B2 (ja) リモコン装置
JPH03291454A (ja) 風呂装置
JP2024075876A (ja) 風呂給湯システム
JP4094608B2 (ja) リモコン装置
JPH0568288A (ja) 遠隔操作型自動給湯システム
JP2001349609A (ja) ガス温水器
JP2006138112A (ja) 音響発生装置及びトイレ用洗浄システム
JP2021170726A (ja) 通信システム
JP5275111B2 (ja) 操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5110892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250