JP2001221351A - 油圧再生装置 - Google Patents

油圧再生装置

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JP2001221351A
JP2001221351A JP2000031822A JP2000031822A JP2001221351A JP 2001221351 A JP2001221351 A JP 2001221351A JP 2000031822 A JP2000031822 A JP 2000031822A JP 2000031822 A JP2000031822 A JP 2000031822A JP 2001221351 A JP2001221351 A JP 2001221351A
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JP
Japan
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passage
regeneration
tank
actuator port
valve body
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Application number
JP2000031822A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Hisawa
宏和 氷沢
Masao Onuki
政夫 大貫
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Yanagisawa Seiki Manufacturing Co Ltd
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Yanagisawa Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向切換弁の再生余剰流量を自身のタンクに
戻す。 【解決手段】 バルブ本体1の側面に凹部24を形成す
る。この凹部24と環状凹部10とを連通させるととも
に、その連通過程にオリフィス13を設ける。また、凹
部24は、バルブ本体1に形成した孔からなる流通路2
5に連通させ、この流通路25の先端をタンク通路3に
連通させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーショベル
などの建設機器に用いるのに最適な油圧再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パワーショベルのアームシリンダに使用
するシリンダは、多くの場合、伸長時にカウンター負荷
が作用する取り付け構造になっている。伸長時というの
は、ボトム側室に圧油を供給する状態である。また、カ
ウンター負荷が作用したときには、ピストンをカウンタ
ー負荷に追随させるために、ボトム側室に供給する単位
時間当たりの流量を多くしなければならない。しかし、
1台のポンプで複数のアクチュエータを駆動していると
きに、特定のアクチュエータだけに供給流量を増やすこ
とができない。
【0003】そのために上記ボトム側室に対する供給流
量が追いつかず、供給不足を生じることがある。流量不
足が生じると、シリンダの伸長速度が遅くなって、カウ
ンター負荷に追随できないことになってしまう。そこ
で、この供給量不足を補うために、ロッド側室の戻り流
量をボトム側室に再生することが従来から試みられてい
る。
【0004】図4〜6に示した従来の油圧再生装置は、
第1方向切換弁V1と第2切換弁V2とを積層してなる。
そして、第1方向切換弁V1 のバルブ本体1は、図5に
示すように、シリンダCのロッド側室に連通するアクチ
ュエータポートA、同じくシリンダCのボトム側室に連
通するアクチュエータポートB、アーチ形をした供給通
路2およびタンク通路3を形成している。上記供給通路
2は、ロードチェック弁4を介してパラレルフィーダ5
に連通している。
【0005】上記のようにしたバルブ本体1には、スプ
ール6を摺動自在に組み込んでいる。このスプール6が
図示の中立位置にあるとき、バルブ本体1に形成の中立
流路7が開いた状態を維持する。そして、スプール6を
左右いずれかに切り換えることによって、上記中立流路
7が閉じて、パラレルフィーダ5に圧油が導かれる。こ
のようにしてパラレルフィーダ5に導かれた圧油は、ロ
ードチェック弁4を押し開いて供給通路2に導かれる。
【0006】一方、スプール6が図示の中立位置から、
図面右方向に移動すると、このスプール6に形成した環
状溝8を介して、供給通路2とアクチュエータポートA
とが連通する。また、このスプール6には、上記環状溝
8とは反対の極に別の環状溝9を形成しているが、上記
のようにスプール6が右方向に移動したときには、この
環状溝9を介して、アクチュエータポートBがタンク通
路3に連通する。スプール6を上記とは反対に、図面左
方向に移動すると、アクチュエータポートAは、環状溝
8を介してバルブ本体1に形成した環状凹溝10に連通
するとともに、アクチュエータポートBは環状溝9を介
して供給通路2に連通する。
【0007】上記環状凹溝10は、チェック弁11およ
び再生通路12を経由して供給通路2に連通する経路
と、オリフィス13を経由して、第2方向切換弁V2の
タンクポート14(図6参照)に連通する経路とを有す
る。なお、上記チェック弁11は、環状凹溝10から再
生通路12への流通のみを許容する構成にしている。
【0008】今、スプール6を図面右方向に移動する
と、供給通路3とアクチュエータポートAとが連通する
ので、パラレルフィーダ5に導かれた圧油が、ロードチ
ェック弁4を押し開いて、アクチュエータポートAから
シリンダCのロッド側室に導かれる。このときシリンダ
Cのボトム側室からの戻り油は、アクチュエータポート
Bおよび環状溝9を経由してタンク通路3に流出する。
【0009】一方、スプール6を上記とは反対である左
方向に移動すると、中立流路7が閉じるとともに、パラ
レルフィーダ5からの圧油が、供給通路2→環状溝9→
アクチュエータポートBを経由して、ボトム側室に供給
される。また、ロッド側室の戻り油は、アクチュエータ
ポートA→環状溝8→環状凹溝10→オリフィス13→
タンクポート4を経由してタンクに戻される。
【0010】そして、上記オリフィス13を通過すると
きの圧力損失によって発生した圧力が、チェック弁11
に作用し、それを開弁する。したがって、アクチュエー
タポートAからの戻り油の一部は、開弁したチェック弁
11を通って再生通路12に導かれるとともに、そこか
ら供給通路3に合流する。この合流油は、供給通路3→
環状溝9→アクチュエータポートBを経由してボトム側
室に供給される。
【0011】上記のようにした従来の装置において、オ
リフィス13を通過した再生余剰油を、わざわざ第2方
向切換弁V2のタンクポート14を利用して、タンクに
戻すようにしたのは、次の理由からである。第1方向切
換弁V1の環状凹溝10を、タンク通路3に直接連通さ
せようとしても、環状凹溝10とタンク通路3との間
に、チェック弁11と再生通路12とがあるので、スペ
ース的に無理がある。そのために、上記したようにわざ
わざ第2方向切換弁のV2のタンクポート14を借りて
再生余剰油をタンクに戻すようにしている。
【0012】なお、第2方向切換弁V2の基本的な構成
は、第1方向切換弁V1と同様である。ただし、この第
2方向切換弁V2のアクチュエータポート15、16に
接続した図示していないアクチュエータは、カウンタ負
荷が作用しないか、作用したとしても小さなカウンター
負荷しか作用しない態様で使用されるものである。言い
換えると、第2方向切換弁V2は、戻り油の再生を必要
としないタイプのアクチュエータ用の方向切換弁であ
る。
【0013】そして、この第2方向切換弁V2は、スプ
ール17を図面右方向に移動させることによって、パラ
レルフィーダ18の圧油が、ロードチェック弁19を押
し開けるとともに、供給通路20→環状溝21→アクチ
ュエータポート15を経由してアクチュエータに供給さ
れる。また、アクチュエータからの戻り油は、他方のア
クチュエータポート16および環状溝22を経由してタ
ンク通路23に戻される。
【0014】一方、スプール17を上記とは反対方向に
移動すると、今度は、アクチュエータポート15が、環
状溝21を介してタンク通路23に連通し、アクチュエ
ータポート16が環状溝22を介して供給通路20に連
通する。なお、上記タンク通路23には、タンクポート
14から流れてきた第1方向切換弁V1の戻り油も流れ
込むことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、第2方向切換弁V2のタンク通路23に、
第1方向切換弁V1の戻り油も合流して流れるので、タ
ンク通路23に流れる流量が相対的に多くなる。このよ
うにタンク通路23に流れる流量が多くなればなるほ
ど、そこでの圧力損失が大きくなり、その分、エネルギ
ーロスが大きくなる。
【0016】しかも、第1方向切換弁V1は、第2方向
切換弁V2がなければ、タンクに再生余剰流量を戻すこ
とができないので、隣接する第2方向切換弁V2と一緒
でなければ使用することができないという問題もあっ
た。この発明の目的は、方向切換弁の再生余剰流量を自
身のタンク通路に戻すようにした油圧再生装置を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の油圧再生装置
は、バルブ本体に、シリンダのロッド側室と連通するア
クチュエータポートAと、シリンダのボトム側室と連通
するアクチュエータポートBとを形成する一方、このバ
ルブ本体にスプールを摺動自在に組み込み、このスプー
ルの切換位置に応じて上記いずれか一方のアクチュエー
タポートと供給通路とを連通させ、いずれか他方のアク
チュエータポートとタンク通路とを連通させる構成に
し、アクチュエータポートBが上記供給路と連通したと
き、アクチュエータAはチェック弁を介して再生通路に
連通する一方、再生余剰油を上記タンク通路に戻す油圧
再生装置を前提にする。
【0018】この発明は、上記の油圧再生装置を前提に
しつつ、再生余剰戻り通路をバルブ本体の側面に形成
し、この再生余剰戻り通路を経由してタンク通路に連通
する構成にした点に特徴を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜3に示した実施例におい
て、その方向切換弁Vの基本的な構成は、従来の第1方
向切換弁V1のと同一である。したがって、その同一の
構成要素については、従来と同一符号を用いるととも
に、その詳細な説明を省略する。そして、この実施例で
は、環状凹溝10を、図3に示すように、バルブ本体1
の側面に形成した凹部24に連通させるとともに、その
連通過程にオリフィス13を設けている。
【0020】上記のようにした凹部24は、バルブ本体
1に形成した孔からなる流通路25に連通させている。
そして、この流通路25の先端を、図1に示すように前
記タンク通路3に連通させている。そして、上記流通路
25は、図3からも明らかなように、チェック弁11の
側方にあって、しかも、スプール6と平行に形成したも
のである。このように流通路25をチェック弁11の側
方において、スプール6と平行に形成したので、この流
通路25が、チェック弁11や再生通路12と緩衝した
りしなくなる。なお、上記凹部24がこの発明の再生余
剰戻り通路を構成する。
【0021】次に、この実施例の作用を説明する。ただ
し、スプール6を図面右方向に移動したときの作用は、
従来の場合と同様なので、その詳細を省略する。今、ス
プール6を左方向に移動すると、アクチュエータポート
Aと環状凹溝10とが連通する。したがって、アクチュ
エータポートAに流れ込んだ戻り油は、環状凹溝10か
ら、オリフィス13→凹部24→流通路25を経由し
て、タンク通路3に戻される。
【0022】上記のように戻り油がオリフィス13を通
過する過程で圧力損失が発生するとともに、その圧力損
失で発生した圧力によってチェック弁11を開弁し、戻
り油が再生通路12に供給される。つまり、再生余剰流
量はタンク通路3に戻され、再生に必要な流量は再生通
路12から供給通路2に合流される。
【0023】なお、この実施例では、凹部24を形成し
た側面に、図示していないカバーを設けることによっ
て、特に他の方向切換弁がなくても、この方向切換弁V
を単独で使用できることになる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、バルブ本体の側面に
再生余剰戻り通路を形成することにより、同バルブ本体
自身のタンク通路と、この再生余剰戻り通路とを連通す
ることができる。したがって、隣接する他のバルブ本体
のタンク通路を使用した場合のように、戻り側の圧力損
失が大きくなるような不都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施例を示したバルブ本体1
の上面図である。
【図2】 図1のII-II線断面図である。
【図3】 図2のIII-III線断面図である。
【図4】 従来例を示したバルブ本体1とバルブ本体
2の上面図である。
【図5】 図3のV-V線断面図である。
【図6】 図3のVI-VI線断面図である。
【符号の説明】
V 方向切換弁 A アクチュエータポート B アクチュエータポート C シリンダ 1 バルブ本体 2 供給通路 3 タンク通路 6 スプール 12 再生通路 24 凹部 25 流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大貫 政夫 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービルカヤバ工業株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA05 BB03 CA09 DA01 3H053 AA03 AA25 BC01 DA11 3H067 AA17 CC32 CC42 DD05 DD33 EC07 FF17 GG15 GG22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体に、シリンダのロッド側室と
    連通するアクチュエータポートAと、シリンダのボトム
    側室と連通するアクチュエータポートBとを形成する一
    方、このバルブ本体にスプールを摺動自在に組み込み、
    このスプールの切換位置に応じて上記いずれか一方のア
    クチュエータポートと供給通路とを連通させ、いずれか
    他方のアクチュエータポートとタンク通路とを連通させ
    る構成にし、アクチュエータポートBが上記供給通路と
    連通したとき、アクチュエータAはチェック弁を介して
    再生通路に連通する一方、再生余剰油を上記タンク通路
    に戻す油圧再生装置において、上記再生余剰戻り通路を
    バルブ本体の側面に形成し、この再生余剰戻り通路から
    バルブ本体内に形成した流通路を経由してタンク通路に
    連通する構成にした油圧再生装置。
JP2000031822A 2000-02-09 2000-02-09 油圧再生装置 Pending JP2001221351A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127745A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Kyb Co Ltd 再生機能を備えた切換弁
JP2012047307A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Kyb Co Ltd 切換弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127745A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Kyb Co Ltd 再生機能を備えた切換弁
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