JP2001220814A - バルコニー用床構造体 - Google Patents

バルコニー用床構造体

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JP2001220814A
JP2001220814A JP2000032074A JP2000032074A JP2001220814A JP 2001220814 A JP2001220814 A JP 2001220814A JP 2000032074 A JP2000032074 A JP 2000032074A JP 2000032074 A JP2000032074 A JP 2000032074A JP 2001220814 A JP2001220814 A JP 2001220814A
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Sadahide Shimizu
貞秀 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅のベランダやバルコニー等のバルコニー用
床構造体としてユニット床化粧材の敷設作業が簡単であ
ると共に、折板状部材の端部同士の重なり合う接続部か
らの雨水の侵入を防止できるバルコニー用床構造体を提
供することを目的とする。 【解決手段】谷部と山部とが交互に折曲形成された複数
枚の折板状部材を、幅方向に接続しながらバルコニー床
用架台に支持固定して谷部と山部を有する床下地部を形
成し、該床下地部の上に床化粧材を敷設する構造であっ
て、前記床下地部の谷部には該谷部の開口溝の幅と同一
幅の長尺カバー材が嵌め込まれていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅のベランダや
バルコニー等の床構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅のバルコニーやベランダの等
の床構造体としては、例えば、実公平60─32284
号公報に記載されているように、合成樹脂製の長尺状の
デッキ材が根太上に幅方向に連結して用いられるデッキ
材方式の床構造体が知られている。このデッキ材方式の
床構造体は、バルコニー等の開口寸法に合わせて切断さ
れたデッキ材が複数枚並設されることにより構成され
る。更に床構造体に使用されるデッキ材はその表面に意
匠性を付与するために木目柄、石目柄等の加飾模様を印
刷したりして、アルミ製バルコニーに敷設されるもので
ある。
【0003】しかしながら、実公平60─32284号
公報に記載されているデッキ材方式の床構造体では、所
定間隔に配置された根太によってデッキ材本体が支持さ
れているため、剛性が小さく撓み易い合成樹脂製のデッ
キ材では、歩行時に人体の重みにより沈み込みが生じる
ため、歩行感に支障を生じると共にデッキ材の幅方向の
連結部から歩行時に水漏れを生じる恐れがある。また、
デッキ材の表面には木目柄、石目柄等の加飾模様を印刷
したりしているが、磨耗により印刷模様が剥離して美観
を損なうという恐れもあった。
【0004】これに対して、近年、コンクリート等によ
って構成されたバルコニーやベランダの床面を覆う床材
として、枠状の樹脂マットに木レンガを嵌め込んだりも
のや、板状の樹脂マットに磁器タイルを接着したもの
や、樹脂タイルを樹脂マットと一体に成形したものな
ど、表面材に応じて各種のタイルユニットの形態の床化
粧材が提案されている(例えば、実開平5─85929
号公報、実開平6─4243号公報、実開平6─496
33号公報、特開平9─96091参照)。
【0005】しかしながら、ユニット床化粧材は樹脂マ
ットの裏側に脚部を突設してコンクリート床面との間に
排水空間を設けているが、脚部をかなり高くしなければ
排水空間を得ることができず、集中豪雨の時に床化粧材
から流下した雨水は排水が不十分であるという問題もあ
った。
【0006】また、特開平2─282556号公報に記
載されているようなバルコニーやベランダ等の床構造体
も知られている。この床構造体は、山部と谷部が交互に
形成された波形の屋根材(折板状部材)がタイトフレー
ム(折板受け部材)を介して屋根梁の上側に取付け固定
されており、更に、屋根材上に平板状の補強材が配列さ
れ、その上に床材を載せ、この床材の上に人工芝等の化
粧仕上げ材が敷設されたものである。
【0007】ところが、特開平2─282556号公報
に記載されているような床構造体では、平板状の補強材
の配列や、床材及び人工芝等の化粧仕上げ材を敷設する
作業が複雑である。
【0008】また、人工芝を化粧仕上げ材として用いて
いるが雨が降った後、人工芝の裏側からの排水が不十分
で、人工芝の表面が乾燥しにくく濡れた状態となってお
り、素足で歩行するときに足裏に水が付着するこにより
不快感を覚える。
【0009】そこで、床材を用いないで人工芝の代わり
に前記タイルユニット等のユニット床化粧材を折板状部
材の上に敷設することにより排水性が改善されることが
試みられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユニット床
化粧材は樹脂マットの裏面下方に複数個の脚部と雌・雄
連結部が突設して形成され、樹脂マット同士を連結して
床下地面に敷設されるものであるが、山部と谷部を有す
る折板状部材を床下地として用いる場合は、脚部や雌・
雄連結部が谷部の上に位置すると歩行時に谷部へ落ち込
みを感じることがある。また施工時においては、ユニッ
ト床化粧材同士を連結するときに連結部が谷部に落ち込
み連結作業が困難である。
【0011】更に、特開平2─282556号公報に記
載されているよう谷部と山部を有する折板状部材を床下
地部材として用いる床構造体では、隣接する折板状部材
の端部同士を重ねて順次接続していくと、接続部に谷部
が形成されることがある。この谷部が形成された接続部
において、雨水が谷部に流下して満水状態になると、折
板状部材の端部同士の重なり合う接続部から雨水が侵入
して床下地部部の裏側の雨漏れの原因となる恐れがあっ
た。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みて、住宅
のベランダやバルコニー等のバルコニー用床構造体とし
てユニット床化粧材の敷設作業が簡単であると共に、折
板状部材の端部同士の重なり合う接続部からの雨水の侵
入を防止できるバルコニー用床構造体を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明に係わるバルコニー用
床構造体(以下、「請求項1のバルコニー用床構造体」
と記す)は、谷部と山部とが交互に折曲形成された複数
枚の折板状部材を、幅方向に接続しながらバルコニー床
用架台に支持固定して谷部と山部を有する床下地部を形
成し、該床下地部の上に床化粧材を敷設する床構造体で
あって、前記床下地部の谷部には該谷部の開口溝の幅と
同一幅の長尺カバー材が嵌め込まれていることを特徴と
するものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明に係わるバル
コニー用床構造体(以下、「請求項2のバルコニー用床
構造体」と記す)は、請求項1のバルコニー用床構造体
において、折板状部材の端部同士が重なり合う接続部に
谷部が形成され、該谷部に長尺カバー材が嵌め込まれて
いることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明に係わるバルコニー
用床構造体(以下、「請求項3のバルコニー用床構造
体」と記す)は、請求項2のバルコニー用床構造体にお
いて、谷部と長尺カバー材との間にシール材を介在させ
て長尺カバー材が嵌め込まれていることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明に係わるバルコニー
用床構造体(以下、「請求項3のバルコニー用床構造
体」と記す)は、請求項2または請求項3のバルコニー
用床構造体において、折板状部材の端部同士の重なり合
う接続部に、シール材を介在させていることを特徴とす
る。
【0017】上記請求項1のバルコニー用床構造体にお
いて、折板状部材は特に限定されないが金属鋼板等の平
板からなる不燃材料をロールフォーミングあるいはベン
ダー加工により、谷部と山部とを一定ピッチで連続的に
繰り返して波形に成形したものであってもよく、また繊
維強化樹脂から谷部と山部を有する波形状に形成された
ものであってもよい。
【0018】折板状部材の材料としては特に限定されな
いが、カラー亜鉛鉄板、塩ビ樹脂被覆鋼板、ポリオレフ
イン樹脂被覆鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛メッキ鋼板、
溶融アルミニウム鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、難燃化ポ
リエチレン発泡層が積層された金属板、塗装ステンレス
鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、溶融亜鉛アルミニウム合金
メッキ鋼板、複合メッキ塗装鋼板、アクリルフイルム積
層鋼板等の不燃もしくは不燃に準ずる性能を有している
剛性の高い金属鋼板を挙げることができる。これらの金
属鋼板の厚さは材質にもよるが、厚さ0.4〜1.5m
mのものが適当である。
【0019】また、折板状部材で形成される床下地部の
谷部に嵌まり込む長尺カバー材としては、折板状部材と
同じ材質で細幅の平板を谷部の開口溝と同一形状にロー
ルフォーミングあるいはベンダー加工したものであって
もよいが、長尺状の発泡体を谷部の開口溝と同一断面形
状になるように加工したものであってもよい。
【0020】請求項1のバルコニー用床構造体において
用いられる床化粧材としては特に限定されないが、例え
ば、ユニット式の床化粧材や長尺状床板が挙げられる。
ユニット式床化粧材としては、枠状の樹脂マットをベー
ス材として木レンガを嵌め込んだりものや、縦桟と横桟
から形成される透水性樹脂マットに磁器タイルを接着し
たものや、樹脂タイルを樹脂マットと一体に成形したも
のであって、樹脂マットの裏面下方に複数個の脚部およ
び雌・雄連結部を突設し樹脂マット同士が連結できるよ
うになっているものが好ましい。また、長尺状床板とし
ては合成樹脂製のデッキ材、ALC板等の無機質板、木
製床板等の長尺状の並設板状体が好ましい。
【0021】請求項3または請求項4のバルコニー用床
構造体において用いられるシール材としては特に限定さ
れないが、合成ゴム、天然ゴム、合成樹脂をシート状に
押し出し成形してテープ状もしくは紐状に加工したもの
が用いられ、例えば、クロロプレンゴム系、天然ゴム
系、ブチルゴム系、シリコ−ンゴム系のゴム状弾性を有
するテープ状もしくは紐状体に成形されたもので、特に
ブチルゴムとエチレン・プロピレン・ターポリマゴム
(EPDMとも称する)の共加硫物からなるゴム状弾性
を有する発泡体が好ましい。このゴム系のシール部材の
他、軟質ウレタン発泡体やオレフイン樹脂系発泡体も用
いられる。
【0022】これらゴム状弾性を有するシール材を一定
の空間に圧縮状態で充填した場合には、そのシール材は
空間に挟んで隣接する部材の表面に密着し、水密性、気
密性のシールを与えるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態をあ
らわす図面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図3は
本発明に係わるバルコニー用床構造体の実施の形態をあ
らわしている。
【0024】図1に示すように、本発明のバルコニー用
床構造体は、床下地部C上に複数枚のユニット式の床化
粧材3が載置されたものである。図において、2は折板
状部材であって、所定の幅と長さの板体が折曲されて谷
部21と山部22が形成されている。この谷部21と山
部22を有する折板状部材2は、バルコニー架台等の妻
梁1に固定された折板受け部材4を介して複数枚が並べ
られて固定されており、僅か妻梁1側に傾斜する床下地
部Cの敷設面が形成されている。そして、該床下地部C
上に複数枚のユニット床化粧材3が互いに連結して敷設
されている。5は相隣る折板状部材2、2同士の接続部
Bにおいて形成される谷部21に嵌め込まれる長尺カバ
ー材である。
【0025】図示の例では、折板状部材2は幅300m
mの塩ビ樹脂被覆鋼板からなる長尺折板で、幅方向に谷
部21と山部22が一定ピッチの繰り返しで連続して波
形状に形成されている。谷部21のうち谷部21aは、
板体の中間部に形成されたもので、必要に応じて1条あ
るいは2条以上設けらている。また、板体の両側縁に沿
って谷部21b及び21cがそれぞれ形成されており、
複数枚の折板状部材4が左右に並べられて互いに継ぎ合
わせられて用いられる際に、谷部21bの上から谷部2
1cが嵌着され接続部Bが形成されるようになってい
る。
【0026】折板状部材2の山部22の断面形状は、図
2に示すように山部22の頂部22aが平坦面に形成さ
れ、この頂部22aの左右両側に膨出部23、23が突
出して折板受け部材4の被嵌合部が形成されており、谷
部21の上部開口部24が幅狭となっている。
【0027】ユニット床化粧材3は、図2に示すよう
に、樹脂マット31に磁器タイル32を接着固定して縦
横300mm、厚さ28mmの大きさに形成されてい
る。この樹脂マット31は脚部33、係合突起部34、
連結孔35を有する受部36が形成されているが、磁器
タイル32を接着するため平面が平滑に形成されると共
に、図示しない接着剤固定部が形成され、全体が縦横3
00mm、厚さ17mmに形成されている。また、樹脂
マット31の目地の部分には、複数の排水孔37が設け
られている。
【0028】折板受け部材4はバルコニー架台の妻梁1
に取付けられる長尺状の基板41と、基板41から上方
に折曲して形成される係止部42とからなる。該係止部
42は、図2に示すように山部22の左右両側に突出し
た膨出部23、23の内側に嵌合して係止する突起部4
3、43が設けられており、折板状部材2の山部22を
下側から嵌合支持し、係止部42、42の間に谷部21
が嵌まり込むように一定ピッチの繰り返して連続して山
谷の波形状に切り欠きされている。この場合、切り欠き
形状は折板状部材2の谷部21と山部22の裏側を折板
受け部材4により密着支持する波形状であってもよい
が、僅かの隙間を設けて嵌入し易い形状であってももよ
い。
【0029】長尺カバー材5は、図3に示すように谷部
21の上方から嵌め込んで谷部21の上部開口24を山
部22の頂部22aと面一な下地面を形成するもので、
谷部21の開口溝幅と略同一幅の長尺な薄板状の上面板
51と該上面板51の両端から垂下した薄板状脚部板5
2、52からなり、該脚部板52、52には幅狭に形成
された開口溝24に嵌まり込むように脚部板52、52
の途中部で内側に屈曲して窪み部53、53が形成され
ている。このような長尺カバー材5は折板状部材2と同
じ材質の塩ビ樹脂被覆鋼板からなる細幅板体を折曲して
形成される。
【0030】本発明のバルコニー用床構造体において折
板状部材2をバルコニー架台に取付けて床下地部を形成
するには、先ず、折板受け部材4をバルコニー架台の妻
梁1上にビス6を用いて固定する。
【0031】このようにして取付けられた折板受け部材
4に対して折板状部材2の先端部が上にくるように配置
し、折板状部材2の山部22を上から押すようにして折
板受け部材4の係止部42を膨出部23、23に嵌合す
るとともに、折板状部材2の谷部21が係止部42、4
2間に嵌まり込むことになり、バルコニー架台の妻梁1
と折板受け部材2との間の開口隙間が塞がれる。
【0032】次に、折板状部材2を取付けた後、他の折
板状部材2における左側縁の谷部21cを、先に取付け
た折板状部材2の右側縁の谷部21bに重ねて嵌合係止
すれば、順次連続的に折板状部材2をバルコニー架台等
の妻梁1に固定された折板受け部材4を介して取付け、
相隣る折板状部材2、2の接続端部(21b、21c)
において形成される谷部21の上方から長尺カバー材5
を嵌め込んで接続を強固にするとともに、谷部21の上
部開口24を山部22の頂部22aと面一な下地面に形
成することができる。
【0033】このようにして折板状部材2をバルコニー
架台の妻梁1上に取り付けることにより床下地部が形成
され、最後に、折板状部材2上に複数個のユニット床化
粧材3を配列することによりバルコニー用床構造体が完
成する。
【0034】図4(a) 〜(c) は相隣る折板状部材2、2
の接続端部(21b、21c)における接続構造の変形
例を示している。
【0035】図4(a) の接続構造のように、一方の折板
状部材2の右側縁の谷部21bと他方の折板状部材2の
左側縁の谷部21cとの間にシール材71を介在させ、
折板状部材2の膨出部23、23と長尺カバー材5の脚
部板52、52との間にシール材72を介在させてもよ
いし、図4(b) の接続構造のように、折板状部材2の左
側縁の谷部21cの端縁にU字形のシール材73を取付
けてもよいし、谷部21bと谷部21cとの間にゴムパ
ッキン等のシール材74を介在させてもよく、また、長
尺カバー材5の脚部板52、52の途中部に嵌合溝52
a、52aを設けて、該嵌合溝52a、52aに嵌まり
込む突起部72a、72aを有するシール材72を脚部
板52、52に取り付けてもよい。
【0036】また、塩ビ樹脂被覆鋼板からなる細幅板体
を折曲して形成される長尺カバー材5の代わりに、図4
(c) に示すようにポリエチレン発泡体を谷部21の開口
溝24と同一断面形状になるように加工したものを長尺
カバー材50として用いてよい。
【0037】図5は、本発明に係わるバルコニー床構造
体の他の実施の形態をあらわしている。図において、長
尺カバー材5は、相隣る折板状部材2、2の接続端部
(21b、21c)谷部21に嵌め込まれ、更に、中間
部の谷部21aにも嵌め込まれてており、谷部21の開
口溝24を山部22の頂部22aと面一となるように下
地面を形成してもよい。
【0038】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な形態はこの実施の形態に限られ
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0039】例えば、相隣る折板状部材2、2の接続端
部(21b、21c)において、谷部21cの開口溝を
上拡がりにして谷部21bの開口溝幅よりも大きくすれ
ば、谷部21bに谷部21cを嵌め込んだときに、谷部
21cが拡がるように作用して谷部21bから外れ難く
止水効果の優れたものとなる。
【0040】また、長尺カバー材5の脚部板52、52
が下拡がりに垂下したものを谷部21に嵌め込むように
すれば、脚部板52、52が外側に拡がるように作用し
て谷部21から外れ難くなる。
【0041】
【発明の効果】請求項1のバルコニー用床構造体におい
ては、床下地部の谷部に長尺カバー材が嵌め込まれてい
るので、歩行時に床化粧材の脚部が谷部に落ち込むこと
がないので歩行感の優れたものとなる。また施工時にお
いては、ユニット床化粧材同士を連結するときに連結部
が谷部に落ち込むということがなく連結作業が簡単であ
る。また、請求項2のバルコニー用床構造体において
は、折板状部材の端部同士が重なり合う接続部の谷部に
長尺カバー材が嵌め込まれているので、接続が強固とな
り相隣る折板状部材同士の接続端部が外れるということ
がなく、しかも接続部における漏水が防止される。請求
項3〜請求項4のバルコニー用床構造体においては、シ
ール材が接続部における漏水を防止することができ優れ
た止水構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルコニー用床構造体の実施形態をあ
らわした分解斜視図である。
【図2】同上の実施形態において折板状部材を接続しな
がらバルコニー床架台に取付ける作業を説明する一部省
略側面断面図である。
【図3】同じく折板状部材の接続部の分解断面図であ
る。
【図4】同上の折板状部材の接続部の他の実施の形態を
説明する図で、同図(a) 〜(c)は変形例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明のバルコニー用床構造体の他の実施の形
態をあらわした分解断面図である。
【符号の説明】
1 バルコニー床用架台(妻梁) 2 折板状部材 21 谷部 22 山部 24 開口溝 3 床化粧材(ユニット床化粧材) 5 長尺カバー材 7 シール材 B 接続部 C 床下地部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】谷部と山部とが交互に折曲形成された複数
    枚の折板状部材を、幅方向に接続しながらバルコニー床
    用架台に支持固定して谷部と山部を有する床下地部を形
    成し、該床下地部の上に床化粧材を敷設する床構造体で
    あって、前記床下地部の谷部には該谷部の開口溝の幅と
    同一幅の長尺カバー材が嵌め込まれていることを特徴と
    するバルコニー用床構造体。
  2. 【請求項2】折板状部材の端部同士が重なり合う接続部
    に谷部が形成され、該谷部に長尺カバー材が嵌め込まれ
    ていることを特徴とする請求項1記載のバルコニー用床
    構造体。
  3. 【請求項3】谷部と長尺カバー材との間にシール材を介
    在させて長尺カバー材が嵌め込まれていることを特徴と
    する請求項2記載のバルコニー用床構造体。
  4. 【請求項4】折板状部材の端部同士の重なり合う接続部
    に、シール材を介在させていることを特徴とする請求項
    2または3記載のバルコニー用床構造体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017222999A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 三洋工業株式会社 デッキの下地構造及びそれを用いたデッキ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017222999A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 三洋工業株式会社 デッキの下地構造及びそれを用いたデッキ構造

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