JP2001081951A - 床構造体 - Google Patents

床構造体

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JP2001081951A
JP2001081951A JP2000075884A JP2000075884A JP2001081951A JP 2001081951 A JP2001081951 A JP 2001081951A JP 2000075884 A JP2000075884 A JP 2000075884A JP 2000075884 A JP2000075884 A JP 2000075884A JP 2001081951 A JP2001081951 A JP 2001081951A
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Sadahide Shimizu
貞秀 清水
Seigo Aizaki
清吾 相崎
Masayori Takahashi
正順 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅のベランダやバルコニー等の床構造体とし
て施工が簡単で排水性および意匠性の優れた床構造体で
あって、ユニット床化粧材の連結部が床下地の溝部の上
にあっても落ち込みが防止される床構造体を得る。 【解決手段】床下地上に樹脂マットをベース材としたユ
ニット床化粧材同士が連結して敷設される床構造体にお
いて、床下地の敷設面は溝部を有する折板状部材から形
成され、樹脂マットは裏面下方には脚部が突出して形成
されかつ互いに隣合う2辺の端部に雌連結部とその各対
辺側に雌連結部に対応する位置関係で雄連結部が設けら
れており、雌雄連結部の少なくとも奥行き寸法が溝部の
開口幅寸法より大きくなされていることを特徴とする床
構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅のベランダや
バルコニー等の床構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅のバルコニーやベランダの等
の床構造体としては、例えば、実公平60─32284
号公報に記載されているように、合成樹脂製の長尺状の
デッキ材が根太上に幅方向に連結して用いられるデッキ
材方式の床構造体が知られている。このデッキ材方式の
床構造体は、バルコニー等の開口幅寸法に合わせて切断
された複数枚のデッキ材が架台の根太上に並設されるこ
とにより構成される。
【0003】しかしながら、実公平60─32284号
公報に記載されているデッキ材方式の床構造体では、所
定間隔に配置された根太によってデッキ材本体が支持さ
れているため、剛性が小さく撓み易い合成樹脂製のデッ
キ材では、歩行時に人体の重みにより沈み込みが生じる
ため、歩行感に支障を生じると共にデッキ材の幅方向の
連結部から歩行時に水漏れを生じる恐れがある。また、
デッキ材の表面には木目柄、石目柄等の加飾模様を印刷
したりしているが、磨耗により印刷模様が剥離して美観
を損なうという恐れもあった。
【0004】これに対し、例えば特開昭59─1226
62号公報や実開平4─23748号公報に記載されて
いるようなバルコニーの床構造体も知られている。この
ものは、FRPで一体に成形するかあるいは熱可塑製合
成樹脂シートを真空成形して防水パンを形成した床材を
用いるものであり、大型のバルコニーの床を形成する場
合、複数枚のパネル部材を長手方向に並べて接続し皿状
の床面を形成する床パン方式の床構造体である。
【0005】また、近年、コンクリート等によって構成
されたバルコニーやベランダの床面を覆う床材として、
樹脂マットをベース材としてその表面に木レンガを嵌め
込んだものや、磁器タイルを接着したものや、樹脂タイ
ルを樹脂マットと一体に成形したものなど、表面材に応
じて各種のユニット床化粧材が提案されている(例え
ば、実開平5─85929号公報、実開平6─4243
号公報、実開平6─49633号公報、特開平9─96
091参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59─122662号公報に記載さている床パン方式の
床構造体では、住宅のバルコニーは出幅や間口の寸法が
大小様々であるために、これらのバルコニーの各種寸法
に対応した床パン本体を成形する必要がある。そのため
各種の寸法に対応した成形型を予め準備しておく必要が
あり、設備投資が増大するばかりではなく、成形型の保
管スペースが必要であるという問題点があった。
【0007】一方、実開平5─85929号公報等に開
示されているようなユニット床化粧材を敷設する床構造
体では、ユニット床化粧材でコンクリートの床面を被覆
することにより好みに応じて自由に床表面を装飾して演
出することができ、意匠的自由度の向上を図ることがで
きるという利点があるものの、建物躯体のコンクリート
床に防水処理をした床面が必要である。即ち、防水処理
のコンクリート床面を得るには、建物躯体の床構造体へ
塩化ビニール製の防水シートを貼付けたり、あるいはF
RPを塗布し防水層を形成する湿式工法を採用するた
め、乾燥するまでの養生期間が必要であって、コンクリ
ートの床面が完成するのに時間がかかり、更にまた、工
事が煩瑣でありコストが高いという問題があった。
【0008】また、ユニット床化粧材は樹脂マットの裏
面下方に複数個の脚部と雌・雄連結部が突出して形成さ
れ、樹脂マット同士を連結して床下地に敷設されるもの
であるが、床下地の敷設面に溝部が設けられている場合
は、雌・雄連結部が溝部の上に位置すると歩行時に溝部
への落ち込みを感じることがある。施工時に雌・雄連結
部を溝部から外して平坦部で支持したとしても、寒暖の
温度差により樹脂マットの膨脹および収縮が生じて雌・
雄連結部が溝部上に移動し、歩行時に雌・雄連結部が落
ち込み外れる恐れがあった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて、住宅
のベランダやバルコニー等の床構造体として施工が簡単
で排水性および意匠性の優れた床構造体であって、ユニ
ット床化粧材の連結部が床下地の溝部の上にあっても落
ち込みが防止される床構造体を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明に係わる床構造体(以
下、「請求項1の床構造体」と記す)は、床下地上に樹
脂マットをベース材としたユニット床化粧材同士が連結
して敷設される床構造体において、床下地の敷設面は溝
部を有する折板状部材から形成され、樹脂マットは裏面
下方には脚部が突出して形成されかつ互いに隣合う2辺
の端部に雌連結部とその各対辺側に雌連結部に対応する
位置関係で雄連結部が設けられており、雌雄連結部の少
なくとも奥行き寸法が溝部の開口幅寸法より大きくなさ
れていることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係わる床構
造体(以下、「請求項2の床構造体」と記す)は、請求
項1記載の床構造体において、溝部の形状が蟻溝状であ
ることを特徴とするものである。
【0012】上記請求項1もしくは請求項2の床構造体
において、折板状部材は特に限定されないが金属鋼板等
の平板からなる不燃材料をロールフォーミングあるいは
ベンダー加工することにより平坦部に溝部を成形したも
のや、平坦部と溝部とを一定ピッチで連続的に繰り返し
て山部と谷部を有する波形に成形したものであってもよ
く、また繊維強化樹脂から平坦部と溝部を有する形状に
形成されたものであってもよい。特に、溝部の形状が蟻
溝状に形成されていると、ユニット床化粧材材から床下
地の溝部に流下する雨水の排水容量を確保して溝部の開
口幅寸法を狭くすることができる。
【0013】折板状部材の材料としては特に限定されな
いが、塩ビ被覆鋼板、ポリオレフィン系樹脂フイルム積
層鋼板、アクリルフイルム積層鋼板、カラー亜鉛鉄板、
ステンレス鋼板、亜鉛メッキ鋼板、溶融アルミニウム鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、難燃化ポリエチレン発泡層が
積層された金属板、塗装ステンレス鋼板、溶融亜鉛メッ
キ鋼板、溶融亜鉛アルミニウム合金メッキ鋼板、複合メ
ッキ塗装鋼板等の不燃もしくは不燃に準ずる性能を有し
ている剛性の高い鋼板を挙げることができる。これらの
鋼板の厚さは材質にもよるが、厚さ0.4〜1.5mm
の薄鋼板が適当である。
【0014】請求項1もしくは請求項2の床構造体にお
いて用いられるユニット床化粧材としては特に限定され
ないが、枠状の樹脂マットをベース材として木レンガを
嵌め込んだりものや、縦桟と横桟から形成される透水性
樹脂マットに磁器タイルを接着したものや、樹脂タイル
を樹脂マットと一体に成形したものであって、樹脂マッ
トの裏面下方に複数個の脚部および雌・雄連結部を突設
し樹脂マット同士が連結できるようになっているものが
好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態をあ
らわす図面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図3は
本発明に係わる床構造体Aの実施の形態をあらわしてい
る。
【0016】図1に示すように、本発明の床構造体A
は、架台B上に複数枚のユニット床化粧材30が載置さ
れたものである。架台Bは、左右の柱1,2の間に懸架
固定された前側桁部材3と、建物躯体側に固定される後
側桁部材4と、左右の柱1,2と後側桁部材4の端部と
の間に懸架固定される妻部材5,6とから枠体7が形成
される共に、図2に示すように枠体7の前側桁部材3と
後側桁部材5の長手方向に等間隔を保って、これらと直
角の方向に延長する複数本の根太8が前側桁部材3と後
側桁部材5に図示しないボルトナット等の固定具により
連結固定されることにより構成される。
【0017】図3は本発明の床構造体の実施の態様を示
すものであり、図において、根太8上面に折板状部材2
0がネジ等の固定具により固定されて床下地Cが形成さ
れ、該床下地C上にユニット床化粧材30が敷設されて
いる。
【0018】図示の例では、折板状部材20は長さ18
00mmで幅300mmの大きさの長尺折板で、幅方向
に溝部21と平坦部22が一定ピッチの繰り返しで連続
して谷部と山部を有するように波形状に形成されてい
る。この長尺状の折板状部材20が、奥行き方向に前側
桁材3の背面から後側桁材4の正面まで3枚並べて延設
される。そして折板状部材20の溝部21の断面形状は
蟻溝状となっており、平坦部22の断面形状は逆蟻溝状
となっている。
【0019】また、長尺状の折板状部材20は奥行き方
向に接続して延設されているが、その接続は、図6に示
すように互いに接続する折板状部材20,20の端部同
志を重ねたときに、折板状部材20の一端部に形成され
たL字状の接続屈曲片23aが折板状部材20の他端部
に形成された接続溝片23の下側に差し込まれるように
して重ねて接続溝部21Aを形成してもよいが、図7に
示すように接続溝片23の内側に、折板状部材20の端
部から下向きに屈曲した接続屈曲片23bを係合させて
接続溝部21Bを形成してもよい。
【0020】上記のいずれの接続構造においても、折板
状部材20,20の端部同士を重ねて形成される接続溝
部21A(21B)は接続凹片23と接続屈曲片23a
(23b)の間にシーリング材もしくは接着剤等の止水
材26が介在され、その溝部底面がパッキン24を介し
てネジ25により根太8上に固定されている。
【0021】また、折板状部材20は妻側の端部におい
て、図8に示すように枠体7の妻側に近接した根太8上
面にネジ25aにより固定された折板受け部材9に取付
けられるようにしてもよい。この場合、折板受け部材9
は根太8に取付けられる長尺状の基板91と、基板91
の長辺側の片側縁から上方に折曲して形成される係止片
92とからなり、この係止片92は基板91の長手方向
に沿って配列されている。
【0022】係止片92は、図9〜10に示すように平
坦部22の裏側の逆蟻溝22aに嵌合して係止する突起
921が設けられており、折板状部材20の平坦部22
を裏側から嵌合支持し、蟻溝状の溝部21が係止片9
2、92間に嵌まり込む間隔で一定ピッチで切り欠きさ
れている。
【0023】上記折板状部材20を折板受け部材9に取
付けるには、先ず、折板受け部材9をバルコニー等の枠
体7の根太8上にビス25aを用いてビス孔93から挿
通することにより固定する。
【0024】次に、折板受け部材9に対して折板状部材
20の先端が折板受け部材9の上にくるように配置し、
折板状部材20の平坦部22を上から押すと、折板受け
部材9の係止片92を平坦部22の裏側の逆蟻溝22a
に嵌合するとともに、折板状部材20の蟻溝状の溝部2
1が係止片92、92間に嵌まり込むことになり、妻側
の根太8と折板状部材20との間の平坦部22の裏側の
逆蟻溝22aにより形成されている開口隙間が塞がれ
る。
【0025】ユニット床化粧材30は、図15〜16に
示すように樹脂マット31に磁器タイル32を接着固定
して縦横300mm、厚さ28mmの大きさに形成され
ている。この樹脂マット31は脚部33、雄連結部3
4、周壁部35、連結孔36、雌連結部37が形成され
ているが、磁器タイル32を接着するため平面が平滑に
形成されると共に、図示しない接着剤固定部が形成さ
れ、全体が縦横300mm、厚さ17mmに形成されて
いる。また、樹脂マット31の目地の部分には、複数の
排水孔38が設けられている。
【0026】磁器タイル32は、樹脂マット31の表面
に縦横三列の合計九枚が接着固定可能な小型の正方形形
状で、厚さ10mmに形成されている。そして、磁器タ
イル32を樹脂マットに接着固定した状態で、ユニット
床化粧材30全体が28mmの厚みとなされる。
【0027】樹脂マット31の裏面下方には脚部33が
突出して一定ピッチの間隔で配列されており、また互い
に隣合う2辺の端部下方には連結孔36を有する複数個
の雌連結部37が一定ピッチの間隔で側方に延出される
と共にその各対辺側に雌連結部37に対応して設けられ
る雄連結部34が下方に突出して形成されている。
【0028】また、雌雄連結部37の少なくとも奥行き
寸法Lが溝部21の開口幅寸法Mより大きくなされてい
る。雌連結部37の奥行き寸法Lが溝部21の開口幅寸
法Wよりも大きくなされ、幅寸法Mが開口幅寸法Wより
小さくてもよいが、図17〜19に示すように奥行き寸
法Lと幅寸法Mが共に溝部21の開口幅寸法Wよりも大
きい方が好ましい。
【0029】本発明の床構造体は、折板状部材20が根
太8上に取付けられて床下地Cが形成された後、床下地
C上に配列された樹脂マット31の雄連結部34を連結
孔36に嵌入し樹脂マット31同士を連結して床下地C
の上に敷設することにより構成される。この場合、雌連
結部37の奥行き寸法Lを溝部21の開口幅寸法Wより
も大きくすることにより、図19に示すように一辺の側
方に延出される雌連結部37が溝部21に沿ってに全て
配列されても、雄連結部34を嵌め込む連結作業中に雌
連結部37が溝部21に落ち込むことがないし、また歩
行時に雌・雄連結部37(34)が溝部21に落ち込み
外れることがない。
【0030】使用中において樹脂マット31の目地部分
の排水孔38およびユニット床化粧材30同士の連結の
隙間から水が流下して、床下地Cを形成する折板状部材
20の蟻溝状の溝部21を流れて、図示しない排水装置
が設けられている左右いずれかの妻部材5(6)側に排
水される。
【0031】図4は、図3に示した床構造体の実施形態
の変形例を示すものであり、図において、根太8上面に
折板状部材20aが固定されて床下地Cが形成され、該
床下地C上にユニット床化粧材30が敷設されている。
【0032】折板状部材20aは、長手方向に形成され
る溝部21の配設ピッチ間隔を2倍にして平坦部22a
の幅寸法を広くしたことを除いては図3に示したものと
同じである。このように平坦部22aの幅寸法を広くす
ることにより脚部33が溝部21に嵌まり込む頻度が少
なくなる。
【0033】この場合、長尺状の折板状部材20aの奥
行き方向における接続構造と、折板状部材20aの妻側
の近接した根太8への取付構造は、図12〜14に示す
ようにカバー材10及び折板受け部材9aを用いるよう
にしてもよい。折板受け部材9aは根太8に取付けられ
る長尺状の基板91aと、基板91aの長辺側の片側縁
から上方に折曲して形成される係止片92aとからな
り、この係止片92aは基板91aの長手方向に沿って
配列されている。
【0034】係止片92aは、図13〜14に示すよう
に平坦部22aの裏側の逆蟻溝22bに嵌合して係止す
る突起921が設けられており、折板状部材20aの平
坦部22aを裏側から嵌合支持し、蟻溝状の溝部21が
係止片92a、92a間に嵌まり込む間隔で一定ピッチ
繰り返して山谷の連続した波形状に切り欠きされてい
る。
【0035】また、カバー材10は天板部100の両側
端から垂設した互いに内側に屈曲した脚片101からな
り、図13に示すように互いに接続する折板状部材20
a,20aの端部の接続凹片23、23の接続屈曲片2
31、231に係合させることにより接続部の間隙を塞
ぐものである。
【0036】上記折板状部材20aを折板受け部材9a
に取付けるには、先ず、折板受け部材9aを根太8上に
ビス25aを用いてビス孔93から挿通することにより
固定する。
【0037】次に、折板受け部材9aに対して折板状部
材20aの長手方向の先端が折板受け部材9aの上にく
るように配置し、折板状部材20aの平坦部22aを上
から押すと、折板受け部材9aの係止片92aを平坦部
22aの裏側の逆蟻溝22bに嵌合するとともに、折板
状部材20aの蟻溝状の溝部21が係止片92a、92
a間に嵌まり込むことになり、妻側の根太8と折板状部
材20aとの間の平坦部22aの裏側の逆蟻溝22bに
より形成されている開口隙間が塞がれる。この時、一方
の折板状部材20aの右端部に形成された接続凹片23
の接続屈曲片231と他方の折板状部材20aの左端部
に形成された接続凹片223の接続屈曲片231との間
に形成される隙間を塞ぐようにしてカバー材10の両脚
片101、101をそれぞれの接続凹片223、223
に挿入して接続屈曲片231、231に係合させ接続し
てもよい。
【0038】図5には、図3に示した床構造体の実施形
態の更に別の変形例を示している。この変形例における
折板状部材20aは、溝部21bの断面形状が開口幅寸
法Wよりも底面が幅狭にされていることを除いては図4
に示したものと同じである。このように溝部21bの断
面形状が幅狭の底面に形成されていると、溝部21bを
流れる排水の勢いが増してゴミ等が溜まり難くなる。
【0039】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な形態はこの実施の形態に限られ
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実
施の形態では、長尺状の折板状部材20が、奥行き方向
に前側桁材3の背面から後側桁材4の正面まで3枚並べ
て延設され、かつ、間口方向の妻部材5,6の間に懸架
されているが、短尺状に切断した折板状部材を前側桁材
3と後側桁材4と間の奥行き方向に懸架して、間口方向
の妻部材5,6の間で互いに接続しながら並設してもよ
い。この場合は、床下地Cを形成する折板状部材20の
溝部21を流れた水は前側桁材3側かもしくは後側桁材
4側に排水される。
【0040】
【発明の効果】請求項1の床構造体においては、施工工
事が簡単であると共に、使用時において集中豪雨があっ
ても、ユニット床化粧材から流下した水は殆ど折板状部
材の溝部から短時間に排水される。また、折板状部材の
溝形状により床下地の剛性を高めることができ、歩行時
に人体の動きにより浮き沈みすることがなく歩行感の優
れたものが得られる。
【0041】また、寒暖の温度差により樹脂マットの膨
脹および収縮が生じて雌・雄連結部が溝部上にずれ動い
たとしても歩行時に雌・雄連結部が溝部への落ち込みが
なく雌・雄連結の外れが防止される。
【0042】特に、請求項2の床構造体においては、上
記効果に加えて 溝部の開口幅寸法を狭くすることによ
り平坦部の面積を広げることができ、排水の断面積を大
きくできるから、樹脂マットの脚部や雌・雄連結部が溝
部に嵌まり込むことがなく、しかもユニット床化粧材か
ら流下した水の溝部における排水能力を上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床構造体の実施の形態をあらわした斜
視図である。
【図2】同上の床構造体を分解して示した斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態を拡大して示した概略断面
図である。
【図4】同上の他の変形例の要部を拡大して示した概略
断面図である。
【図5】同上の更に別の変形例の要部を拡大して示した
概略断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に用いる折板状部材同士の
接続構造をあらわす断面図である。
【図7】同上の接続構造の他の形態をあらわす断面図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態において折板状部材を折板
受け部材に取付ける構造をあらわす分解斜視図である。
【図9】同上の取付け手順を説明する図であって、折板
状部材の取付け前の概略正面図である。
【図10】同上の取付け手順を説明する図であって、折
板状部材の取付け後の概略正面図である。
【図11】同上の取付構造を示す概略横断面図である。
【図12】図4の変形例において折板状部材を折板受け
部材に取付ける構造をあらわす分解斜視図である。
【図13】同上の取付け手順を説明する図であって、折
板状部材の取付け前の概略正面図である。
【図14】同上の取付け手順を説明する図であって、折
板状部材の取付け後の概略正面図である。
【図15】本発明の実施の形態に用いるユニット床化粧
材の平面図である。
【図16】同上のユニット床化粧材の側面図である。
【図17】本発明の実施の形態に用いるユニット床化粧
の樹脂マットの雌連結部を拡大して示した裏面図であ
る。
【図18】同上の樹脂マットの一辺側に設けられる雌連
結部と折板状部材の溝部との寸法関係を示す側面図であ
る。
【図19】同じく樹脂マットの他辺側に設けられる雌連
結部と折板状部材の溝部との寸法関係を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
A 床構造体 B 架台 C 床下地 3 前側桁材 4 後側桁材 5 妻部材 6 妻部材 7 枠体 8 根太 9,9a 折板受け部材 10 カバー材 20,20a,20b 折板状部材 21,21b 溝部 22,22a 平坦部 30 ユニット床化粧材 31 樹脂マット 33 脚部 34 雄連結部 36 連結孔 37 雌連結部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下地上に樹脂マットをベース材としたユ
    ニット床化粧材同士が連結して敷設される床構造体にお
    いて、床下地の敷設面は溝部を有する折板状部材から形
    成され、樹脂マットは裏面下方には脚部が突出して形成
    されかつ互いに隣合う2辺の端部に雌連結部とその各対
    辺側に雌連結部に対応する位置関係で雄連結部が設けら
    れており、雌雄連結部の少なくとも奥行き寸法が溝部の
    開口幅寸法より大きくなされていることを特徴とする床
    構造体。
  2. 【請求項2】溝部の形状が蟻溝状であることを特徴とす
    る請求項1記載の床構造体。
JP2000075884A 1999-07-12 2000-03-17 床構造体 Pending JP2001081951A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3296475A1 (de) * 2016-09-19 2018-03-21 Modesta Industriemontagen GmbH Balkon und verfahren zur herstellung eines solchen balkons

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