JP2001220701A - プレストレスバラスト軌道構造 - Google Patents
プレストレスバラスト軌道構造Info
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Abstract
し、保守の大幅な省力化を実現することができるプレス
トレスバラスト軌道構造を提供する。 【解決手段】 プレストレスバラスト軌道構造であっ
て、まくらぎ3と路盤1に固定されたプレストレスロッ
ド6を設け、前記まくらぎ3と路盤1の間で道床バラス
トを拘束する構造を有する。
Description
スト軌道構造に関するものである。
トが敷かれ、その上にまくらぎを敷設して、その上にレ
ールを配置するような構造となっている。
た従来の有道床軌道では、アップリフト等により、道床
バラストの拘束圧がなくなる状態があるため、沈下進み
が生じやすいといった問題がある。
の沈下進みを防止し、軌道狂いを抑止し、保守の大幅な
省力化を実現することができるプレストレスバラスト軌
道構造を提供することを目的とする。
成するために、 〔1〕プレストレスバラスト軌道構造であって、レール
支持体と路盤に固定されたプレストレス部材を設け、前
記レール支持体と路盤の間で道床バラストを拘束する構
造を具備することを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材はプレス
トレスロッドであることを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材はプレス
トレスワイヤであることを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材は、少な
くとも前記レール支持体の両端に配置することを特徴と
する。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材は、前記
レール支持体に沿う方向であって、かつ傾斜するように
配置することを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材の路盤側
への固定は、セメント注入によることを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材の路盤側
への固定は、前記路盤上に設置された反力板への固定に
よることを特徴とする。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材は、レー
ル毎にこのレールを挟んで一対配置するようにすること
を特徴とするプレストレスバラスト軌道構造。
スト軌道構造において、前記プレストレス部材は、レー
ルに沿う方向であって、かつ傾斜するように配置するこ
とを特徴とする。
ラスト軌道構造において、前記レール支持体は、まくら
ぎであることを特徴とする。
ラスト軌道構造において、前記レール支持体は、スラブ
版であることを特徴とする。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
レスバラスト軌道の平面図、図2は図1のA−A線断面
図である。
ストが敷かれた道床2が設けられ、その道床2にレール
支持体としてのまくらぎ3が所定間隔で設けられる。こ
のまくらぎ3に渡るようにレール4が配置される。
により、道床バラストの拘束力がなくなる状態を無くす
ために、路盤1にセメント注入を行ったアンカー部5を
有するプレストレスロッド6を垂直に設けて、その上部
はまくらぎ3を貫通し、まくらぎ3の表面にロックナッ
ト7によりプレストレスロッド6を締め付けることによ
りプレストレスバラスト軌道を構築する。
を有するプレストレスロッド8を、まくらぎ3を設置
後、打設貫入し、セメントミルク9を注入するなどの方
法も考えられる。
8はまくらぎ3の両端部に配置されるように構成されて
いるが、両端以外、例えば、まくらぎ3の中央部にプレ
ストレスロッドを配置するようにしてもよい。
減少し、軌道狂いの発生も抑えることができるので、保
守の大幅な省力化を実現することができる。
ルをてん充する軌道があるが、てん充を行ってしまう
と、軌道狂いが生じても保守作業を行うことができない
という問題を有しているのに対し、本発明のプレストレ
スバラスト軌道によれば、プレストレス部材としてのロ
ッドを緩めることにより、通常の保守作業を行うことが
できるという長所を持つ。また、ロッドを取り外すこと
により、通常の有道床軌道に戻すことも可能である。
めに、道床交換の周期を延ばすことにも貢献する。この
ように、本発明のプレストレスバラスト軌道は有道床軌
道の長所を持ったまま、てん充軌道などと同等の保守省
力化を実現することができる。
道も、基本的には有道床軌道なので、騒音や振動が少な
いという有道床軌道の長所を持っている。
より、通常の有道床軌道と同じ保守作業機械を用いて保
守作業を行うことができる。プレストレスロッドは、保
守作業を考慮に入れ、取り外しやすい構造とする。
ロッド以外に、ワイヤを用いるようにしてもよい。
はセメント注入に限定されるものではない。コンクリー
ト路盤上バラスト軌道の場合は、アンカーボルト等でコ
ンクリート路盤にロッドを固定する。
る。
レスバラスト軌道の平面図、図5は図4のB−B線断面
図である。
は、ラバー11付きの反力板12からなり、バラスト
(又は単粒度砕石)13からなる道床を設け、その上に
レール支持体としての大判まくらぎ14が設けられる。
その大判まくらぎ14に渡されるように、レール15が
敷設される。
ンジとなるアンカー部16を設け、レール15毎に、そ
のレール15を挟むように、大判まくらぎ14に沿う方
向に傾斜して一対のプレストレスワイヤ17が張られ
て、ロックナット18により固定される。
プレストレスを加えることにより、バラスト13の流動
による沈下を抑え、さらにバラスト13全体が擬似的に
剛体化するため、スラブ軌道並の剛性と荷重分散効果を
発揮する。また、バラストのせん断抵抗が非常に大きく
なるため、耐震性も大幅に向上する。
有道床軌道と同様に扱えるため、施行時や、保守時には
マルチプルタイタンパーなどの保線機械による軌道修正
も可能であり、保守が簡単である。
を使用しており、バラスト部に充填などは一切行わない
ため、雨水及び地下水の排水性が良く、噴泥や路盤の流
動が生じ難い。
形量が非常に小さくなる、つまり、バラストの摩擦量が
小さくなるため、結果としてバラストの磨耗が少なくな
る。したがって、寿命が長く、経済的である。
る。
レスバラスト軌道の平面図、図7は図6のC−C線断面
図である。なお、上記第2実施例と同様の部分には同じ
符号を付してそれらの説明は省略する。
は、レール15に沿う方向であって、かつ傾斜するよう
に配置することにより、縦方向の抵抗力を向上させるよ
うにしている。すなわち、大判まくらぎ(もしくはスラ
ブ:一枚の板に対して2箇所以上締結装置が設けられ
る)14にプレストレスワイヤ21をレール長手方向に
交差して配置し、ロックナット22により締め付けられ
て固定される。
スロッド、反力板−プレストレスワイヤの例を示した
が、これに限定されるものではない。つまり、上記した
ように、プレストレスは、ロッドまたはワイヤにより行
い、その路盤へのプレストレスロッド又はプレストレス
ワイヤの固定方法は、注入または圧力板により行なうこ
とができる。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
よれば、以下のような効果を奏することができる。
を抑止し、保守の大幅な省力化を実現することができ
る。
ワイヤを緩めることにより、通常の保守作業を行うこと
ができるという長所を持つ。また、ロッドを取り外すこ
とにより、通常の有道床軌道に戻すことも可能である。
めに、道床交換の周期を延ばすことにも貢献する。
バラストの流動による沈下を抑え、さらにバラスト全体
が擬似的に剛体化するため、スラブ軌道並の剛性と荷重
分散効果を発揮する。また、バラスト部のせん断抵抗が
非常に大きくなるため、耐震性も大幅に向上する。
ト軌道の平面図である。
断面図である。
ト軌道の平面図である。
ト軌道の平面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】レール支持体と路盤に固定されたプレスト
レス部材を設け、前記レール支持体と路盤の間で道床バ
ラストを拘束する構造を具備することを特徴とするプレ
ストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材はプレストレス
ロッドであることを特徴とするプレストレスバラスト軌
道構造。 - 【請求項3】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材はプレストレス
ワイヤであることを特徴とするプレストレスバラスト軌
道構造。 - 【請求項4】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材は、少なくとも
前記レール支持体の両端に配置することを特徴とするプ
レストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項5】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材は、前記レール
支持体に沿う方向であって、かつ傾斜するように配置す
ることを特徴とするプレストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項6】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材の路盤側への固
定は、セメント注入によることを特徴とするプレストレ
スバラスト軌道構造。 - 【請求項7】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材の路盤側への固
定は、前記路盤上に設置された反力板への固定によるこ
とを特徴とするプレストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項8】 請求項5記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材は、レール毎に
該レールを挟んで一対配置するようにすることを特徴と
するプレストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項9】 請求項1記載のプレストレスバラスト軌
道構造において、前記プレストレス部材は、レールに沿
う方向であって、かつ傾斜するように配置することを特
徴とするプレストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項10】 請求項1記載のプレストレスバラスト
軌道構造において、前記レール支持体は、まくらぎであ
ることを特徴とするプレストレスバラスト軌道構造。 - 【請求項11】 請求項1記載のプレストレスバラスト
軌道構造において、前記レール支持体は、スラブ版であ
ることを特徴とするプレストレスバラスト軌道構造。
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JP2000031371A JP3798210B2 (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | プレストレスバラスト軌道構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013044189A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Railway Technical Research Institute | プレストレスト・バラスト軌道 |
JP2014163194A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Railway Technical Research Institute | プレストレスト・バラスト軌道 |
JP2016183468A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 軌道変位抑制構造及び軌道変位抑制方法 |
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JP4855336B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2012-01-18 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | プレストレスバラスト軌道構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09111704A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-04-28 | Railway Technical Res Inst | バラスト軌道強化構造 |
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2000
- 2000-02-09 JP JP2000031371A patent/JP3798210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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