JP2001220541A - 缶塗料用樹脂組成物 - Google Patents

缶塗料用樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001220541A
JP2001220541A JP2000032225A JP2000032225A JP2001220541A JP 2001220541 A JP2001220541 A JP 2001220541A JP 2000032225 A JP2000032225 A JP 2000032225A JP 2000032225 A JP2000032225 A JP 2000032225A JP 2001220541 A JP2001220541 A JP 2001220541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
epoxy
acid
resin composition
polyester resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000032225A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Sugyo
泰伸 須堯
Hiroshi Tachika
弘 田近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2000032225A priority Critical patent/JP2001220541A/ja
Publication of JP2001220541A publication Critical patent/JP2001220541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性、耐沸水性、耐レトルト性、耐内容物
性、衛生性などに優れ、特に飲食料缶の内面塗料に有用
な食品缶内面用塗料を提供する。 【解決手段】 ポリアルコール成分のうちジエチレング
リコールを必須成分とするポリエステル樹脂(A)とエ
ポキシ樹脂(B)とを反応してなるエポキシ変性ポリエ
ステル樹脂(C)に硬化剤(D)を配合してなることを
特徴とする缶塗料用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品、および飲料用
金属缶等に塗装され、耐レトルト性、耐ブロッキング
性、加工性、密着性に優れ、さらには衛生性に優れた缶
塗料樹脂組成物に関し、特に缶内面用に好適な缶用塗料
樹脂組成物、缶形成用金属板および塗装金属缶に関す
る。
【0002】
【従来の技術】缶内面用塗料は内容物の風味やかおりを
損なわないこと、および多種多様の食物による缶材質の
腐食を防止することを目的として使用されるものであ
り、まず毒性のないこと、加熱殺菌処理に耐えること、
接着性、加工性に優れることなどが要求される。
【0003】ポリ塩化ビニル系樹脂、及びエポキシ−フ
ェノール系樹脂が缶内面用コーティング剤として現在多
く使用されているが、次のような重大な問題を抱えてい
るのが現状である。
【0004】まず、ポリ塩化ビニル系樹脂は、優れた耐
レトルト性、耐内容物性、加工性を有するが樹脂中に残
留する塩ビモノマーが発ガン性などの重大な衛生上問題
のある物質であることが指摘されている。また、廃棄さ
れた缶を焼却処理する場合にポリ塩化ビニル系樹脂から
毒性、腐食性の強い塩素ガス、塩化水素ガス、猛毒のダ
イオキシンが発生するので、焼却装置の腐食や環境汚染
につながる問題がある。さらにポリ塩化ビニル系樹脂は
缶材質である金属との接着性が不十分でありエポキシ樹
脂で処理した上にコーティングする必要があるなどコー
ティング行程が複雑である。
【0005】次にエポキシ−フェノール系樹脂では焼き
付け温度が高く、焼付け時に発泡等の外観不良を起し易
い。また、加工性に劣る問題があるため主にスプレー塗
装されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題点を解決す
るために、塗装、焼付けが容易で、加工性、金属との密
着性に優れ、焼却時に有毒、腐食ガスを発生しないポリ
エステル系樹脂の缶内面用塗料への適応が試みられてい
るが、食塩や酸性を示す内容物を加熱殺菌処理したとき
の耐ブリスター性と耐白化性に優れたポリエステル系樹
脂は得られていない。さらにはエタノール抽出性などに
代表される衛生性にも劣る。
【0007】例えば、特公昭60−42829号公報、
特公昭61−36548号公報のような飽和ポリエステ
ル樹脂単独での缶内面塗料樹脂は沸水または蒸気のみに
おいての加熱処理に対して耐ブリスター及び耐白化性に
優れるが、いまだ性能不十分で塗膜の表面状態劣化や光
沢の低下などを起こしたり、内容物を想定しての食塩水
及び酸性雰囲気中での加熱処理においてはブリスターや
白化を生じ、外観不良を起こす。また、これらの樹脂に
アミノ樹脂を配合し得られる塗膜においても加熱処理に
対して十分な塗膜性能を示す樹脂はない。
【0008】さらには、特開平7−113059号公報
ではエポキシ変性したポリエステル樹脂とアミノ樹脂の
組み合わせが、特開平8−325513号公報ではポリ
エステル樹脂とエポキシ樹脂とアミノ樹脂の組み合わせ
が提案されているが、塗膜の機械的特性は比較的良好で
あるが、エタノール抽出性などの衛生性が充分ではな
い。
【0009】これらを解決するため、特開平11−59
41号公報、特開平11−256097号公報ではエポ
キシ変性ポリエステルとフェノール樹脂の組合せが提案
されているおりエタノール抽出性などの衛生性は大きく
改善される。しかしながらポリエステル樹脂とエポキシ
樹脂の相溶性が悪いため変性できるエポキシ樹脂が低分
子量、エポキシ当量にして1000g/eq未満のもの
に制約を受けるため高度な加工を必要とする場合や耐衝
撃性などの機械的特性の面で未だ充分ではない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記したポリ
エステル樹脂やエポキシ変性ポリエステルの欠点を解決
するため鋭意研究を続けた結果、耐沸水性、耐レトルト
性、耐内容物性性などに優れるだけでなく、衛生性が非
常に優れかつ今までのエポキシ変性ポリエステルでは得
られなかった優れた機械的特性を持った缶塗料樹脂組成
物を見出すことに成功し本発明に到達した。
【0011】すなわち本発明は、 (1)ポリアルコール成分のうちジエチレングリコール
を必須成分とするポリエステル樹脂(A)とエポキシ樹
脂(B)とを反応してなるエポキシ変性ポリエステル樹
脂(C)に硬化剤(D)を配合してなることを特徴とす
る缶塗料用樹脂組成物、 (2)前記(1)に記載のポリエステル樹脂(A)がポ
リアルコール成分のうち(式1)に示される側鎖を有す
るポリアルコールの少なくとも1種以上を含むことを特
徴とする缶塗料用樹脂組成物。
【0012】
【化2】
【0013】n=0または1 R1 :H,メチル基またはエチル基 R2 :H,またはC≧1のアルキル基 R3 :H,またはC≧1のアルキル基 かつ、R1,R2,R3のうち、少なくともひとつがアル
キル基である。
【0014】(3)前記(1)または(2)に記載の缶
塗料用樹脂組成物であって、エポキシ樹脂(B)がビス
フェノールAおよび/またはビスフェノールFエポキシ
樹脂であることを特徴とする缶塗料用樹脂組成物、 (4)前記(1)、(2)または(3)のいずれかに記
載の缶塗料用樹脂組成物であって、エポキシ樹脂(B)
のエポキシ当量が1000g/eq以上であることを特
徴とする缶塗料用樹脂組成物、 (5)前記(1)、(2)、(3)または(4)のいず
れかに記載の缶塗料用樹脂組成物を含む塗料よりなる塗
装被膜が形成されていることを特徴とする缶形成用金属
板、 (6)前記(1)、(2)、(3)または(4)のいず
れかに記載の缶塗料用樹脂組成物を含む塗料よりなる塗
装被膜が形成されていることを特徴とする金属缶であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に使用するポリエステル樹
脂(A)は、ポリカルボン酸成分のうち、芳香族ジカル
ボン酸の割合が好ましくは60〜100モル%、より好
ましくは70〜100モル%、であり、且つその内のテ
レフタル酸の占める割合が好ましくは40〜100モル
%、より好ましくは50〜100モル%である。テレフ
タル酸以外の芳香族ジカルボン酸としては、例えばイソ
フタル酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸な
どを挙げることができ、好ましくはイソフタル酸であ
る。芳香族ジカルボン酸の割合が60モル%未満、また
はテレフタル酸の量が全芳香族ジカルボン酸の内、40
モル%未満であると加工性、耐ブリスター性、白化性が
劣る場合がある。
【0016】本発明に使用するポリエステル樹脂(A)
に含まれるその他のポリカルボン酸成分としては、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカ
ルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テトラヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、シクロヘキセン
ジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、フマル酸、マ
レイン酸、テルペン−マレイン酸付加体などの不飽和ジ
カルボン酸などを挙げることができる。その他のジカル
ボン酸成分は好ましくは0〜40モル%で使用され、更
に好ましくは0〜30モル%である。その他のジカルボ
ン酸成分が40モル%を越えると塗膜の耐熱水性が損な
われブリスターや白化を生じ易くなったり、フレーバー
性が低下する場合がある。その他のジカルボン酸として
はセバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸が
耐熱水性、加工性の面から好ましく、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸が更に好ましい。
【0017】本発明に使用されるポリエステル樹脂
(A)はポリアルコール成分としてジエチレングリコー
ルが必須成分である。ジエチレングリコールを導入する
ことにより著しくエポキシ樹脂との相溶性が向上し、従
来困難であったエポキシ当量1000g/eq以上、好
ましくは1700〜5000g/eqのエポキシ樹脂が
使用でき、このため著しく塗膜の加工性が向上する。ジ
エチレングリコールの割合は全ポリアルコール成分のう
ち好ましくは5〜40モル%、より好ましくは10〜3
5モル%である。ジエチレングリコールの割合が5モル
%未満であるとエポキシ樹脂との相溶性が低下し高分子
量のエポキシ樹脂の変性が困難となり白濁などを生じ、
40モル%を越えるとポリエステルの機械的強度が低下
する可能性がある。
【0018】さらに本発明に使用されるポリエステル樹
脂(A)はポリアルコール成分のうち、(式1)に示さ
れるような側鎖を有するポリアルコールを少なくとも1
種以上を含有することが好ましく、より好ましくは30
〜95モル%、さらに好ましくは50〜90モル%の範
囲にある。(式1)のポリアルコールが含有されないと
ポリエステル樹脂の配向挙動が顕著になり、耐経時劣化
性が低下したり、耐レトルト性や耐内容物性が劣ったり
する場合がある。(式1)のポリアルコールとしては、
例えばプロピレングリコール(1,2−プロパンジオ−
ル)、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペン
チルグリコール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プ
ロパンジオール、2、2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール等があり、これらの中から1種、または2種以
上併用し使用できる。
【0019】
【化3】
【0020】n=0または1 R1 :H,メチル基またはエチル基 R2 :H,またはC≧1のアルキル基 R3 :H,またはC≧1のアルキル基 かつ、R1,R2,R3のうち、少なくともひとつがアル
キル基である。
【0021】本発明に使用されるその他のポリアルコー
ル成分としてはエチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、3−エチル−1,5−ペン
タンジオール、3−プロピル−1,5−ペンタンジオー
ル、3−メチル−1,6−ヘキサンジオール、4−メチ
ル−1,7−ヘプタンジオール、4−メチル−1,8−
オクタンジオール、4−プロピル−1,8−オクタンジ
オール、トリエチレングリコール、シクロヘキサンジメ
チロール、シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデ
カングリコール類、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビ
スフェノール類エチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイド誘導体、水添加ビスフェノール類などが挙げる
ことができ、好ましくはエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタノール、1,4−ブタンジオールであり、
この内、耐熱水性、加工性の面よりエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノールが特に好ましい。
【0022】本発明に使用されるポリエステル樹脂
(A)は全ポリカルボン酸成分または全ポリアルコール
成分に対して0〜5モル%、さらには0.5〜3モル%
の範囲で3官能以上のポリカルボン酸または/およびポ
リアルコールを共重合することが好ましい。3官能以上
のポリカルボン酸成分としては、例えばトリメリット
酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
などが挙げられ、3官能以上のポリアルコールとしては
グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、マンニトール、ソルビトール、ペンタエリスリ
トール、α−メチルグルコシドなどが挙げられる。好ま
しくはトリメリット酸、トリメチロールプロパンであ
る。これらの3官能以上の成分を共重合することによ
り、架橋密度を大きくすることができ、ブリスターや白
化を押さえることができる。一方、これらの3官能成分
が5モル%を越えるとポリエステル樹脂が硬くなり加工
性が劣ったりする。
【0023】本発明に使用されるポリエステル樹脂
(A)の好ましい特性として、還元粘度は0.3dl/
g以上が好ましく、さらに好ましくは0.5dl/g以
上である。またガラス転移温度は0℃以上が好ましく、
より好ましくは10℃以上、さらに好ましくは45℃以
上である。還元粘度が0.3dl/g未満であると塗膜
が脆くなり、加工性や耐熱水性が劣る場合があり、ま
た、ガラス転移温度が0℃未満であると耐熱水性が劣
り、ブリスターや、白化を生じ易くなる。また、フレー
バー性も悪化する場合がある。
【0024】本発明に使用されるポリエステル樹脂
(A)はエポキシ変性するため、酸価(カルボキシル
基)が付与されていることが必要である。酸価としては
50〜500eq/106gが好ましく 、さらに好まし
くは80〜200eq/106gである。500eq/
106gを越えると、ブリスターや白化を起こしやすく
なり、また、加工性が低下する場合がある。この酸価は
エポキシ変性後にはグリシジル基と反応するため低下す
る。エポキシ変性後のエポキシ変性ポリエステル樹脂
(C)の酸価には限定はないが、酸価は金属密着性を向
上させる効果があるため、好ましくは20〜100eq
/106gの範囲で残しておくことが好ましい。
【0025】本発明に使用されるポリエステル樹脂
(A)の酸価は上記のように重要な意味を持つが、この
酸価の調整には重縮合後期に多価カルボン酸無水物を付
加させる方法をとるのが好ましい。
【0026】このような酸付加に用いられる多価カルボ
ン酸無水物としては例えば、無水フタル酸、無水テトラ
ヒドロフタル酸、無水コハク酸、無水トリメリット酸、
無水ピロメリット酸、無水ヘキサヒドロフタル酸などが
挙げられる。好ましくは無水トリメリット酸である。
【0027】本発明の缶塗料用樹脂組成物はポリエステ
ルの変成としてエポキシ樹脂(B)が使用され、加工
性、耐衝撃性の面よりこれらのエポキシ樹脂(B)のエ
ポキシ当量は1000g/eq以上であることが好まし
い。より好ましくはエポキシ当量1500〜5000g
/eq、さらに好ましくは1700〜3500g/eq
である。エポキシ当量が1000g/eq未満であると
機械的特性、着性等が劣り、逆に5000g/eqを越
えるとポリエステル樹脂(A)との相溶性が低下しエポ
キシ変性が困難になるためあまり好ましくない。エポキ
シ樹脂としては、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビス
フェノールFエポキシ樹脂、フェノールノボラック樹脂
とエピクロロヒドリンを反応させて得られるフェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ変性ポリブタジエ
ン、種々の脂肪族エポキシ樹脂、脂環族系エポキシ樹脂
などが挙げられる。このうち、塗料物性、衛生性よりビ
スフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキ
シ樹脂をそれぞれ単独または併用して使用することが特
に好ましい。
【0028】本発明の缶塗料用樹脂組成物には、公知の
方法により、ポリエステル樹脂(A)を予めエポキシ樹
脂(B)と好ましくは第(1)式の割合で反応させたエ
ポキシ変性ポリエステル樹脂(C)を使用する。エポキ
シ樹脂(B)がポリエステル樹脂(A)に対して5重量
比未満では良好な硬化性が得られず、耐レトルト性、耐
内容物性が得られない。50重量比を越えると塗膜が脆
くなり加工性が低下する。この場合、通常ポリエステル
樹脂の酸価(カルボキシル基濃度)に対し、エポキシ樹
脂のグリシジル基は化学当量的に過剰に配合、変性する
ため、未反応のエポキシ樹脂が残存しても良い。 第(1)式 (A)/(B)=100/5〜100/50 (重量比)
【0029】本発明の缶塗料用樹脂組成物には架橋剤と
して硬化剤(D)を好ましくは第(2)式に示す割合で
使用される。エポキシ変性ポリエステル樹脂(C)と硬
化剤(D)の配合比は第2式に示したように、(C)/
(D)=100/1〜100/50であり、更に好まし
くは(C)/(D)=100/5〜20(重量比)であ
る。硬化剤(D)がエポキシ変性ポリエステル(C)に
対し1重量比未満では充分な硬化塗膜が得られず、良好
な耐レトルト性、耐内容物性が得られない。50重量比
を越えると塗膜が脆くなり、加工性が低下したり、衛生
性が低下したりする。 第(2)式 (C)/(D)=100/1〜100/50 (重量比)
【0030】本発明の缶塗料用樹脂組成物に使用する硬
化剤(D)としてはアミノ樹脂、フェノール樹脂、イソ
シアネート化合物、エポキシ樹脂などが挙げられるが、
衛生面、特に、エポキシ変性ポリエステル樹脂との架橋
性、加工性、耐内容物性などについてはアミノ樹脂、フ
ェノール樹脂が好ましく、さらに抽出性の面よりアミノ
樹脂の中でもベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂が
特に好ましい。
【0031】ベンゾグアナミン樹脂としては、メチロー
ル化ベンゾグアナミン樹脂のメチロール基を一部又は全
部を、メチルアルコールによってエーテル化したメチル
エーテル化ベンゾグアナミン樹脂、ブチルアルコールに
よってブチルエーテル化したブチルエーテル化ベンゾグ
アナミン樹脂、或いはメチルアルコールとブチルアルコ
ールとの両者によってエーテル化したメチルエーテル、
ブチルエーテルとの混合エーテル化ベンゾグアナミン樹
脂などのアルキルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂が特
に好ましい。上記、ブチルアルコールとしてはイソブチ
ルアルコール、n−ブチルアルコールが好ましい。
【0032】その他のアミノ樹脂としては、メラミン、
尿素、アセトグアナミン、ステログアナミン、スピログ
アナミン、ジシアンジアミド、などのアミノ成分と、ホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、ベンツアルデヒドなどのアルデヒド成分との反応
によって得られるメチロール化アミノ樹脂が挙げられ
る。このメチロール化アミノ樹脂のメチロール基を炭素
原子数1〜6のアルコールによってエーテル化したもの
も上記アミノ樹脂に含まれる。
【0033】また、上記フェノール樹脂としては特には
限定はしないが、フェノール樹脂にアルカリ触媒の存在
下でアルデヒドを反応させたレゾール型樹脂、フェノー
ルに酸性触媒の存在下でアルデヒドを反応させたノボラ
ック型等が挙げられ、特に架橋剤として好適なのはレゾ
ール樹脂である。これらのフェノール樹脂に用いるフェ
ノール類は、フェノール、o−クレゾール、p−クレゾ
ール、m−クレゾールや、m−メトキシフェノール、
2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、p−t
ert−ブチルフェノール、p−エチルフェノール等の
アルキルフェノール類、ビスフェノール−A、ビスフェ
ノール−F等が挙げられ、ポリエステルの相容性の面に
優れ、かつ環境ホルモンとして指摘されていないアルキ
ルフェノール類が好ましい。これらのフェノール類のモ
ノ〜トリメチロール化物やその縮合物、或いはそれらの
アルキルエーテル化物、好ましくはブチルエーテル化
物、或いはこれらをエポキシ変性、油変性、メラミン変
性、アミド変性、アクリル変性など各種変性をしたもの
などが使用できる。
【0034】また、更に硬化性を向上させる目的でエポ
キシ樹脂、イソシアネート化合物など他の架橋剤も衛生
性などの特性を低下させない範囲で併用しても良い。
【0035】本発明の缶塗料用樹脂組成物には酸化チタ
ン、シリカなどの公知の無機顔料、p−トルエンスルホ
ン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、リン酸およびその
エステル化物、各種アミン系等の硬化触媒、表面平滑
剤、消泡剤、分散剤等の公知の添加剤を配合することが
できる。
【0036】本発明の缶塗料用樹脂組成物は公知の有機
溶剤に溶解された状態で塗料化される。塗料化に使用す
る有機溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、ソル
ベッソ、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン、メチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコールモノアセテ
ート等から溶解性、蒸発速度等を考慮して選択される。
【0037】
【実施例】以下実施例を挙げて、本発明を具体的に説明
する。実施例において単に部とあるものは重量部を示
す。各測定項目は以下の方法に従った。
【0038】(1)樹脂組成の測定 核磁気共鳴スペクトル法、およびアルコリシス後のガス
クロマトグラフによる分析により、酸成分、アルコール
成分のモル比を求めた。
【0039】(2)還元粘度(dl/g)の測定 ポリエステル0.1gをフェノール/テトラクロロエタ
ン(重量比6/4)混合溶媒25ccに溶かし、ウベロ
ーデ粘度計を用いて30℃で測定した。
【0040】(3)ガラス転移温度の測定 示差走査熱量計(DSC)を用いて20℃/分の昇温速
度で測定した。サンプルはアルミニウムパン中に入れ蓋
をして密封した。
【0041】(4)酸価の測定 ポリエステル0.2gを20mlのクロロホルムに溶解
し、0.1NのKOHエタノール溶液で滴定し、樹脂1
6g当りの当量(eq/106g)を求めた。
【0042】評価項目 (5)テストピースの作成 塗料組成物をTFS板(ティンフリースチール、70m
m×150mm×0.3mm)に塗料組成物をバーコー
ターで膜厚が5〜10μmになるように塗装し、80℃
×30分の予備乾燥の後、精密恒温熱風機で260℃×
120秒の硬化焼き付けを行い、これをテストピースと
した。
【0043】(6)加工性 試験片と同じ厚さのTFS基材を1枚挟み180度方向
に曲げた後、この加工部を1%NaCl水溶液に浸漬し
たスポンジに接触させ5.5Vの電圧をかけたときの通
電値(mA)により評価した。通電値が小さい方が良好
である。
【0044】(7)耐衝撃性 試験片の塗装面の裏側から1kg×10cmのデュポン
衝撃を施した後、この突起部を1%NaCl水溶液に浸
漬したスポンジに接触させ上記加工性評価と同様に評価
した。
【0045】(8)耐沸水性 試験片を沸騰蒸留水中2時間処理した後、塗膜の白化、
ふくれ(ブリスター)の状態を目視で判定した。 ○:良好(全く白化、ブリスターなし) △:若干(全面積の5%以内)の白化、またはブリスタ
ーあり ×:著しい(全面積5%以上)の白化、またはブリスタ
ーあり
【0046】(9)耐レトルト性 試験片を130℃水蒸気下30分処理した後、塗膜の白
化、ふくれの状態を目視で判定した。 ○:良好(全く白化、ブリスターなし) △:若干(全面積の5%以内)の白化、またはブリスタ
ーあり ×:著しい(全面積5%以上)の白化、またはブリスタ
ーあり
【0047】(10)耐内容物性 試験片を130℃の食塩3wt%、及び乳酸3wt%を
含む水溶液中、30分処理した後、塗膜の白化、ブリス
ターの状態を目視で判定した。 ○:良好(全く白化、ブリスターなし) △:若干(全面積の5%以内)の白化、またはブリスタ
ーあり ×:著しい(全面積5%以上)の白化、またはブリスタ
ーあり
【0048】(11)加工部耐沸水性 試験片を同じ厚さのTFS基材を1枚挟み180度方向
に曲げた後、沸騰蒸留水中で2時間処理し、この折り曲
げた加工部をルーペで観察し塗膜の亀裂の有無を判定す
る。 ○:良好(全部分にわたり全く亀裂無し) △:若干の亀裂あり(全部分にわたり、長さ1mm程度
の亀裂が5個以下または長さ3mm程度の亀裂が1個以
下) ×:亀裂あり(全部分にわたり長さ1mm程度の亀裂が
6個以上、または長さ3mm程度以上の亀裂が2個以
上)
【0049】(12)衛生性試験 塗装面積100cm2の試験片を100ccの20%エ
タノール水溶液中に浸漬し、加圧下にて120℃で60
分間浸漬処理を行ない、処理前後での重量減少量(%)
を測定した。また、浸漬処理後の抽出液を日立(株)製
U−3210型スペクトロフォトメーターで波長200
〜300nmの紫外線吸収スペクトルを測定し、その吸
収値(%)の最大値で評価した。重量減少、吸収値共に
数値の小さい方が良好である。
【0050】合成例:ポリエステル樹脂(a)の合成 ジメチルテレフタル酸448部、ジメチルイソフタル酸
438部、ジエチレングリコール246部、プロピレン
グリコール530部、トリメチロールプロパン13部、
チタンブトキサイド0.5部を3Lフラスコに仕込み、
4時間かけて230℃まで徐々に昇温しエステル交換を
行なった。ついで、30分かけて10mmHgまで減圧
初期重合を行なうとともに温度を250℃まで昇温し、
さらに250℃、1mmHg以下で30分間後期重合を
行なった。ついで、窒素気流下で230℃まで冷却し、
無水トリメリット酸9.0部を仕込み、20分攪拌して
後付加し、ポリエステル樹脂(a)を得た。ポリエステ
ル樹脂(a)はNMRなどで組成分析を行ったところ、
酸成分がテレフタル酸50モル%、イソフタル酸50モ
ル%、トリメリット酸1モル%(後付加)で、グリコー
ル成分がプロピレングリコール74モル%、ジエチレン
グリコール25モル%、トリメチロールプロパン1モル
%であり、還元粘度0.60dl/g、酸価110当量
/106g、ガラス転移点温度54℃の淡黄色ポリエス
テル樹脂であった。結果を表1に示す。
【0051】 合成例:ポリエステル樹脂(b)〜(e)の合成 合成例(a)と同様にして、樹脂組成が表1に示される
ような本発明のポリエステル樹脂を合成した。
【0052】
【表1】
【0053】 合成例:エポキシ変性ポリエステル樹脂(f)の合成 ポリエステル樹脂(a)100部をシクロヘキサノン3
2部、ソルベッソ−150 32部で80℃に加熱溶解
し、ついでビスフェノールAエポキシ樹脂であるエピコ
ート#1007(油化シェル・エポキシ(株))20部
を溶解した。完全に溶解した後に、2,4,6−トリス
(ジメチルアミノ)フェノール0.2部を添加し120
〜130℃に昇温、付加反応させた。反応ワニスの酸価
が初期値の約50%になったとき、シクロヘキサノン5
8部、ソルベッソ−150 58部を加え、冷却し本発
明の塗料用樹脂(f)を得た。結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】*1:2,4,6−トリス(ジアミノメチ
ル)フェノール(化薬アクゾ(株)製) *2:エポキシ樹脂(ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル化合物) エポキシ当量1750〜2200g/eq(油化シェル
エポキシ(株)製) *3:同上 エポキシ当量2400〜3300g/eq(東都化成
(株)製)
【0056】合成例:エポキシ変性ポリエステル樹脂
(g)〜(j)の合成 合成例(f)と同様にして、樹脂組成が表2に示される
ような本発明のエポキシ変性ポリエステル樹脂を合成し
た。
【0057】 比較合成例:ポリエステル樹脂(k)〜(n)の合成 合成例(a)と同様にして、樹脂組成が表3に示される
ようなポリエステル樹脂を合成した。
【0058】
【表3】
【0059】*4:エポキシ樹脂(ビスフェノールAジ
グリシジルエーテル化合物) エポキシ当量184〜194g/eq(東都化成(株)
製) *5:同上 エポキシ当量450〜500g/eq(油化シェルエポ
キシ(株)製) *6:同上 エポキシ当量900〜1000g/eq(油化シェルエ
ポキシ(株)製)
【0060】比較合成例:エポキシ変性ポリエステル
(o)〜(u)の合成 合成例(f)と同様にして、樹脂組成が表4に示される
ようなエポキシ変性ポリエステル樹脂を合成した。
【0061】
【表4】
【0062】実施例1 本発明のエポキシ変性ポリエステル樹脂(f)100固
形部とアミノ樹脂であるベンゾグアナミンマイコート1
05(三井サイテック(株)製)20固形部、触媒とし
てのドデシルベンゼンスルホン酸を0.15部を混合
し、前述した方法により評価した。この塗膜は良好な加
工性を有し、優れた耐レトルト性、耐内容物性、衛生性
を有した。結果を表5に示す。
【0063】実施例2〜7 実施例1と同様に評価した。結果を表5に示す。
【0064】
【表5】
【0065】*7:メチルエーテル化ベンゾグアナミン
樹脂(三井サイテック(株)製) *8:ブチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂(大日本
インキ(株)製) *9:フェノールレゾール樹脂(群栄化学工業(株)
製)
【0066】比較例8〜17 実施例1と同様に評価した。比較例8〜14はジエチレ
ングリコールを含有しないエポキシ変性ポリエステル樹
脂を用いた場合である。比較例13〜15はエポキシ変
性をしていないポリエステル樹脂を用いた場合である。
結果を表6に示す。
【0067】
【表6】
【0068】表5、6で明らかなように、本発明の缶塗
料用樹脂組成物は従来のものに比べ加工性、耐衝撃性な
どの機械的特性に優れ、かつ耐沸水性、耐内容物性、加
工部耐沸水性などの塗膜物性、及び衛生性にも優れるこ
とが分かる。
【0069】
【発明の効果】食品缶内面に塗装される塗料はその性質
から毒性がなく、加熱殺菌処理に耐えるものでなければ
ならない。本発明の缶塗料用樹脂組成物は、耐沸水性、
耐レトルト性、耐内容物性などの塗膜物性に優れ、さら
には卓越した衛生性を有しており、かつ加工性、耐衝撃
性などの機械的特性を兼ね備えており特に飲食料缶の内
面塗料に有用である。さらに加工性に優れるため、通常
のスプレーコートの他、製缶前に平板に塗装してから加
工するプレコート化が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 163/00 C09D 163/00 Fターム(参考) 4D075 AE03 CA13 CA44 DA06 DB02 DC42 EB33 EB35 EB45 EB55 4J038 DA032 DA142 DA162 DA172 DB002 DB031 DB041 DB061 DB071 DB201 DB471 DD061 DD091 DG262 GA06 KA03 KA06 KA08 KA09 MA09 MA13 MA14 NA04 NA11 NA12 PA19 PB04 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルコール成分のうちジエチレング
    リコールを必須成分とするポリエステル樹脂(A)とエ
    ポキシ樹脂(B)とを反応してなるエポキシ変性ポリエ
    ステル樹脂(C)に硬化剤(D)を配合してなることを
    特徴とする缶塗料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリエステル樹脂
    (A)がポリアルコール成分のうち(式1)に示される
    側鎖を有するポリアルコールの少なくとも1種以上を含
    むことを特徴とする缶塗料用樹脂組成物。 【化1】 n=0または1 R1 :H,メチル基またはエチル基 R2 :H,またはC≧1のアルキル基 R3 :H,またはC≧1のアルキル基 かつ、R1,R2,R3のうち、少なくともひとつがアル
    キル基である。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の缶塗料用樹脂
    組成物であって、エポキシ樹脂(B)がビスフェノール
    Aおよび/またはビスフェノールFエポキシ樹脂である
    ことを特徴とする缶塗料用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の缶塗料用
    樹脂組成物であって、エポキシ樹脂(B)のエポキシ当
    量が1000g/eq以上であることを特徴とする缶塗
    料用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4のいずれかに
    記載の缶塗料用樹脂組成物を含む塗料からなる塗装被膜
    が形成されていることを特徴とする缶形成用金属板。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3または4のいずれかに
    記載の缶塗料用樹脂組成物を含む塗料からなる塗装被膜
    が形成されていることを特徴とする金属缶。
JP2000032225A 2000-02-09 2000-02-09 缶塗料用樹脂組成物 Pending JP2001220541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032225A JP2001220541A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 缶塗料用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032225A JP2001220541A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 缶塗料用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001220541A true JP2001220541A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18556856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000032225A Pending JP2001220541A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 缶塗料用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001220541A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056846A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Dainippon Toryo Co Ltd 塗料組成物
JP2009114392A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nippon Paint Co Ltd 水性中塗り塗料
WO2010120604A1 (en) 2009-04-13 2010-10-21 W.R. Grace & Co.-Conn. High ph process resistant coating for metal food containers
JP4881432B2 (ja) * 2006-05-30 2012-02-22 ピーピージー インダストリーズ オハイオ,インコーポレイテッド ビスエポキシポリエステルおよびこのビスエポキシポリエステルを含む組成物でコーティングされた食品用缶
CN103436139A (zh) * 2013-08-14 2013-12-11 中华制漆(深圳)有限公司 抗硫耐酸食品罐内壁涂料及其制备方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4881432B2 (ja) * 2006-05-30 2012-02-22 ピーピージー インダストリーズ オハイオ,インコーポレイテッド ビスエポキシポリエステルおよびこのビスエポキシポリエステルを含む組成物でコーティングされた食品用缶
JP2008056846A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Dainippon Toryo Co Ltd 塗料組成物
JP2009114392A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nippon Paint Co Ltd 水性中塗り塗料
WO2010120604A1 (en) 2009-04-13 2010-10-21 W.R. Grace & Co.-Conn. High ph process resistant coating for metal food containers
US20120046389A1 (en) * 2009-04-13 2012-02-23 Garcia Armi G High pH Process Resistant Coating For Metal Food Containers
US8288486B2 (en) * 2009-04-13 2012-10-16 W. R. Grace & Co.-Conn. High pH process resistant coating for metal food containers
CN103436139A (zh) * 2013-08-14 2013-12-11 中华制漆(深圳)有限公司 抗硫耐酸食品罐内壁涂料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7452938B2 (en) Aqueous resin composition, aqueous coating material containing the composition, coating provided by the material, and metal plate coated with the material
EP1995055A1 (en) Easy-to-open lid with excellent suitability for high-temperature opening
JP6627771B2 (ja) 塗装金属板及び有機樹脂被覆塗装金属板
JP2004346131A (ja) ポリエステル樹脂および組成物
JP4310973B2 (ja) 水分散型樹脂組成物、これを含む水分散型塗料、その塗料を用いた塗膜、その塗膜を用いた金属板および缶
JP4547600B2 (ja) 缶用塗料組成物
JP2019069536A (ja) 塗装金属板
JP6188235B2 (ja) 塗料組成物及び塗装金属缶
JP2015168760A (ja) 塗料組成物
WO2017047197A1 (ja) 共重合ポリエステルおよびこれを用いた金属プライマー塗料
JP2006124497A (ja) 缶塗料用樹脂組成物及びこれを用いた塗装金属板
JP4189718B2 (ja) 塗料用樹脂組成物、およびこれを塗布した塗装金属板
JP2001220541A (ja) 缶塗料用樹脂組成物
JP6242000B2 (ja) 塗料組成物及び金属缶
JP4596093B2 (ja) 缶用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶用塗装金属板
JP4590684B2 (ja) 缶用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶用塗装金属板
JP2001311041A (ja) 缶用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶用塗装金属板
JP2001106968A (ja) 3ピース缶内面用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した3ピース缶内面用塗装金属板
JP2006143891A (ja) 水系缶塗料用樹脂組成物及びこれを塗布した塗装金属板
JP2011012265A (ja) 缶用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶用塗装金属板
JP2001106969A (ja) 3ピース缶内面用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶内面用塗装金属板
JP4392580B2 (ja) 水系樹脂組成物、これを含む水系塗料、その塗料を用いた塗膜、その塗料を用いた塗装金属板
JP4582367B2 (ja) 缶用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶用塗装金属板
JP2001172561A (ja) 缶内面用塗料樹脂組成物及びこれを塗布した缶内面用塗装金属板
JPH11256097A (ja) 缶塗料用樹脂組成物