JP2001219862A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JP2001219862A JP2000030679A JP2000030679A JP2001219862A JP 2001219862 A JP2001219862 A JP 2001219862A JP 2000030679 A JP2000030679 A JP 2000030679A JP 2000030679 A JP2000030679 A JP 2000030679A JP 2001219862 A JP2001219862 A JP 2001219862A
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孝修 高松
Masaya Segawa
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/172Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters

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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアバイワイヤシステムを採用した車両にお
いて、路面と車輪との間の摩擦係数が低下した場合に、
舵角が発散するのを防止できる車両用操舵装置を提供で
きる。 【解決手段】操作部材1の操作により駆動される操舵用
アクチュエータMの動きを、操作部材1を車輪に機械的
に連結することなく舵角δが変化するように、車輪に伝
達する。検出した操作量δhと車速Vとに応じた第1舵
角設定値δa* と検出した車速Vとに応じて第1目標ヨ
ーレートγ1* を演算し、検出した横加速度Gyと車速
Vとに応じた第2目標ヨーレートγ2* を演算する。第
1目標ヨーレートγ1* と第2目標ヨーレートγ2*
中で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと検出したヨー
レートγとの偏差に応じた第2舵角設定値δγ* を演算
する。第1舵角設定値δa* と第2舵角設定値δγ*
の和である目標舵角δ* に舵角δが対応するように操舵
用アクチュエータMを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるステアバ
イワイヤシステムを採用した車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアバイワイヤシステムを採用した車
両用操舵装置においては、ステアリングホイールを模し
た操作部材の操作に応じた操舵用アクチュエータの動き
を、その操作部材を車輪に機械的に連結することなく、
舵角が変化するようにその車輪に伝達する。そのような
ステアバイワイヤシステムを採用した車両において、車
両挙動が安定化するように、その操作部材の操作量に応
じた目標ヨーレートを演算し、その目標ヨーレートが実
際のヨーレートに一致するように操舵用アクチュエータ
を制御することが提案されている。さらに、路面凍結等
により路面と車輪との間の摩擦係数が低下したような場
合に、車両挙動が不安定になるのを防ぐため、その操作
部材の操作量や車速に応じて演算された目標ヨーレート
と検出ヨーレートとの偏差をなくすように、車両の制動
力や駆動力を制御することも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】路面と車輪との間の摩
擦係数が低下したような場合、車両のヨーレートが目標
ヨーレートに達することのない飽和状態になり、舵角が
発散して車両挙動が不安定になるおそれがある。さら
に、操舵用アクチュエータの制御と、制動力や駆動力の
制御とが干渉すると、車両挙動を安定化することができ
ないという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題を解決することのでき
る車両用操舵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用操舵装置
は、操作部材と、その操作部材の操作により駆動される
操舵用アクチュエータと、その操作部材を車輪に機械的
に連結することなく、その操舵用アクチュエータの動き
に応じて舵角が変化するように、その動きを車輪に伝達
する手段と、その操作部材の操作量を検出する手段と、
車速を検出する手段と、車両の横加速度を検出する手段
と、車両のヨーレートを検出する手段と、その検出した
操作量と車速とに応じた第1舵角設定値を、その操作量
と車速と第1舵角設定値との間の記憶した関係に基づき
演算する手段と、その演算した第1舵角設定値と検出し
た車速とに応じた第1目標ヨーレートを、その第1舵角
設定値と車速と第1目標ヨーレートとの間の記憶した関
係に基づき演算する手段と、その検出した横加速度と車
速とに応じた第2目標ヨーレートを、その横加速度と車
速と第2目標ヨーレートとの間の記憶した関係に基づき
演算する手段と、その演算した第1目標ヨーレートの絶
対値と第2目標ヨーレートの絶対値とを比較する手段
と、その第1目標ヨーレートと第2目標ヨーレートの中
で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと検出したヨーレ
ートとの偏差に応じた第2舵角設定値を、その偏差と第
2舵角設定値との間の記憶した関係に基づき演算する手
段と、前記舵角が、その演算した第1舵角設定値と第2
舵角設定値との和である目標舵角に対応するように、前
記操舵用アクチュエータを制御する手段とを備えること
を特徴とする。本発明の構成によれば、操作部材を操作
しても路面と車輪との間の摩擦係数の低下により車両の
ヨーレートが変化しない場合、操作部材の操作量と車速
に対応する第1目標ヨーレートは、検出した横加速度と
車速とに対応する第2目標ヨーレートよりも大きくな
る。この場合、その第1目標ヨーレートと第2目標ヨー
レートの中で絶対値が小さい方の第2目標ヨーレートと
検出したヨーレートとの偏差に応じて第2舵角設定値が
演算される。すなわち、その第2舵角設定値は、実際の
車両挙動を反映したものとなる。よって、その第2舵角
設定値と、操作部材の操作量と車速とに応じた第1舵角
設定値との和を目標舵角とすることで、舵角の発散を防
止して車両挙動の安定化を図ることができる。また、そ
のような路面と車輪との間の摩擦係数の低下がなく、第
1目標ヨーレートが第2目標ヨーレートよりも小さくな
る場合、第2舵角設定値は、第1目標ヨーレートと検出
されたヨーレートとの偏差に応じて演算されるので、ド
ライバーによる操作部材の操作量と車速とを反映したも
のとなる。よって、その第2舵角設定値と、操作部材の
操作量と車速とに応じた第1舵角設定値との和を目標舵
角とすることで、操作部材の操作量と車速とに応じて車
両挙動を最適に変化させることができる。
【0006】前記第1目標ヨーレートと第2目標ヨーレ
ートの中で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと検出し
たヨーレートとの偏差を打ち消すように、車輪の制動力
および車輪の駆動力の中の少なくとも一方を制御する手
段を備えるのが好ましい。これにより、舵角と、車両の
制動力および駆動力の中の少なくとも一方とは、共に第
1目標ヨーレートと第2目標ヨーレートの中で絶対値が
小さい方の目標ヨーレートと検出したヨーレートとの偏
差を打ち消すように制御されることになり、それぞれの
制御が互いに干渉するのを防止できる。
【0007】前記第1目標ヨーレートと検出したヨーレ
ートとの偏差を打ち消すように、その車両の走行系動力
発生用エンジンの出力を制御する手段を備えるのが好ま
しい。路面と車輪との間の摩擦係数の低下により車両挙
動が不安定になり易い場合、第1目標ヨーレートは第2
目標ヨーレートよりも大きくなるので、その第1目標ヨ
ーレートと検出したヨーレートとの偏差は、第2目標ヨ
ーレートと検出したヨーレートとの偏差よりも大きくな
る。その大きな偏差が打ち消されるようにエンジン出力
を制御することで、そのエンジン出力の抑制量は大きく
なる。これにより、路面と車輪との間の摩擦係数が低下
する場合に、エンジン出力の抑制量を大きくして車両挙
動の安定化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示す車両用操舵装置は、ス
テアリングホイール(操作部材)1の回転操作に応じて
駆動される操舵用アクチュエータMの動きを、そのステ
アリングホイール1を車輪4に機械的に連結することな
く、ステアリングギヤ3により舵角が変化するように前
部左右車輪4に伝達する。
【0009】その操舵用アクチュエータMは、例えば公
知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成でき
る。そのステアリングギヤ3は、その操舵用アクチュエ
ータMの出力シャフトの回転運動をステアリングロッド
7の直線運動に変換する運動変換機構を有する。そのス
テアリングロッド7の動きは、タイロッド8とナックル
アーム9を介して車輪4に伝達される。このステアリン
グギヤ3は公知のものを用いることができ、操舵用アク
チュエータMの動きにより舵角を変更できれば構成は限
定されず、例えば操舵用アクチュエータMの出力シャフ
トにより回転駆動されるナットと、そのナットに螺合す
ると共にステアリングロッド7に一体化されるスクリュ
ーシャフトとを有するものにより構成できる。なお、操
舵用アクチュエータMが駆動されていない状態では、車
輪4がセルフアライニングトルクにより直進操舵位置に
復帰できるようにホイールアラインメントが設定されて
いる。
【0010】そのステアリングホイール1は、車体側に
より回転可能に支持される回転シャフト10に連結され
ている。そのステアリングホイール1を操作するのに要
する操作反力を作用させるため、その回転シャフト10
にトルクを付加する反力アクチュエータRが設けられて
いる。その反力アクチュエータRは、例えば回転シャフ
ト10と一体の出力シャフトを有するブラシレスモータ
等の電動モータにより構成できる。
【0011】そのステアリングホイール1を直進操舵位
置に復帰させる方向の弾力を付与する弾性部材30が設
けられている。この弾性部材30は、例えば、回転シャ
フト10に弾力を付与する渦巻きバネにより構成でき
る。上記反力アクチュエータRが回転シャフト10にト
ルクを付加していない時、その弾力によりステアリング
ホイール1は直進操舵位置に復帰する。
【0012】そのステアリングホイール1の操作量とし
て、その回転シャフト10の回転角に対応する操作角を
検出する角度センサ11が設けられている。そのステア
リングホイール1の操作トルクとして、その回転シャフ
ト10により伝達されるトルクを検出するトルクセンサ
12が設けられている。
【0013】車両の舵角として、そのステアリングロッ
ド7の作動量を検出する舵角センサ13が設けられてい
る。その舵角センサ13はポテンショメータにより構成
できる。
【0014】その角度センサ11とトルクセンサ12と
舵角センサ13は、コンピュータにより構成されるステ
アリング系制御装置20に接続される。その制御装置2
0に、車両の横加速度を検出する横加速度センサ15
と、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ16
と、車速を検出する速度センサ14が接続されている。
その制御装置20は、駆動回路22、23を介して上記
操舵用アクチュエータMと反力アクチュエータRを制御
する。
【0015】車両の前後左右車輪4を制動するための制
動システムが設けられている。その制動システムは、ブ
レーキペダル51の踏力に応じた制動用油圧をマスター
シリンダ52により発生させる。その制動用油圧は、制
動用油圧制御ユニットBにより増幅されると共に各車輪
4のブレーキ装置54に分配され、各ブレーキ装置54
が各車輪4に制動力を作用させる。その制動用油圧制御
ユニットBは、コンピューターにより構成される走行系
制御装置60に接続される。この走行系制御装置60
に、ステアリング系制御装置20と、各車輪4それぞれ
の制動用油圧を個別に検出する制動圧センサ61と、各
車輪4それぞれの回転速度を個別に検出する車輪速セン
サ62が接続される。この走行系制御装置60は、その
車輪速センサ62により検知される各車輪4の回転速度
と制動圧センサ61によるフィードバック値に応じて、
制動用油圧を増幅すると共に分配することができるよう
に制動用油圧制御ユニットBを制御する。これにより、
前後左右車輪4それぞれの制動力を個別に制御すること
が可能とされている。その制動用油圧制御ユニットB
は、ブレーキペダル51の操作がなされていない場合で
も、走行系制御装置60からの制動用油圧指示信号によ
り、内蔵するポンプにより制動用油圧を発生することが
可能とされている。
【0016】その走行系制御装置60に、車両の走行系
動力発生用エンジンのスロットルバルブ駆動用アクチュ
エータEが接続されている。そのアクチュエータEが走
行系制御装置60からの信号により駆動されてスロット
ルバルブの開度を変更することで、そのエンジン出力を
制御することが可能とされている。
【0017】図2は、上記操舵装置の制御ブロック図を
示す。その制御ブロック図における記号は以下の通りで
ある。 δh:操作角 δ:舵角 δ* :目標舵角 δa* :第1舵角設定値 δγ* :第2舵角設定値 β:車両100の横滑り角 T:操作トルク T* :目標操作トルク γ:ヨーレート γ1* :第1目標ヨーレート γ2* :第2目標ヨーレート Gy:横加速度 V:車速 ω:車輪速 im* :操舵用アクチュエータMの目標駆動電流 ie* :スロットルバルブ駆動用アクチュエータEの目
標駆動電流 ih* :反力アクチュエータRの目標駆動電流 ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4:指示制動用油圧
【0018】また、K1は操作角δhに対する第1舵角
設定値δa* のゲインであり、δa*=K1・δhの関
係と検出された操作角δhとから第1舵角設定値δa*
が演算される。そのK1は車速Vの関数とされ、例えば
操作角δhに対する車両100のヨーレートの比率が車
速に関わらず略一定となるように、図3に示すように車
速の増加に従い小さくなるものとされている。すなわち
制御装置20は、その操作角δhと車速Vと第1舵角設
定値δa* との間の予め定められた関係を表すゲインK
1を記憶し、その関係に基づき検出した操作角δhと車
速Vとに応じた第1舵角設定値δa* を演算する。
【0019】K2は操作角δhに対する目標操作トルク
* のゲインであり、T* =K2・δhの関係と検出さ
れた操作角δhとから目標操作トルクT* が演算され
る。すなわち、制御装置20は、その目標操作トルクT
* と操作角δhとの間の予め定められた関係を表すゲイ
ンK2を記憶し、その関係と検出した操作角δhとに基
づき目標操作トルクT* を演算する。そのK2は最適な
制御を行えるように調整される。なお、操作角δhに代
えて操作トルクTを用い、目標操作トルクT* と操作ト
ルクTとの関係を予め定めて記憶し、その関係と操作ト
ルクTとから目標操作トルクT* を演算するようにして
もよい。
【0020】K3は第1舵角設定値δa* に対する第1
目標ヨーレートγ1* のゲインであり、γ1* =K3・
δa* の関係と上記演算された第1舵角設定値δa*
から第1目標ヨーレートγ1* が演算される。本実施形
態では、そのK3は舵角に対するヨーレートの定常ゲイ
ンとされ、K3=V/{(1+SF・V2 )L}とされ
る。ここでSFはスタビリティファクタ、Lはホイール
ベースであって、それぞれ車両100に固有の値であ
る。すなわち制御装置20は、その第1舵角設定値δa
* と第1目標ヨーレートγ1* と車速Vとの間の予め定
められた関係を表すゲインK3を記憶し、その関係に基
づき演算した第1舵角設定値δa* と検出した車速Vと
に応じた第1目標ヨーレートγ1* を演算する。
【0021】K4は横加速度Gyに対する第2目標ヨー
レートγ2* のゲインであり、γ2*=K4・Gyの関
係と検出した横加速度Gyとから第2目標ヨーレートγ
* が演算される。図4において矢印40で示す方向に
車速Vで旋回する車両100に、矢印41で示す方向に
作用する横加速度Gyと、矢印42で示す方向に作用す
るヨーレートγとの関係は、車両100が定常円旋回状
態であるとみなすとγ=Gy/Vであることから、本実
施形態ではK4=1/Vとされている。すなわち、制御
装置20は、その第2目標ヨーレートγ2* と横加速度
Gyと車速Vとの間の予め定められた関係を表すゲイン
K4を記憶し、その関係に基づき検出された横加速度G
yと車速Vとに応じた第2目標ヨーレートγ2* を演算
する。
【0022】制御装置20は、その演算した第1目標ヨ
ーレートγ1* の絶対値と第2目標ヨーレートγ2*
絶対値とを比較し、その第1目標ヨーレートγ1* と第
2目標ヨーレートγ2* の中で絶対値が小さい方の目標
ヨーレートmin(γ1* ,γ2* )と検出したヨーレ
ートγとの偏差を演算する。
【0023】G1は、そのmin(γ1* ,γ2* )と
ヨーレートγとの偏差に対する第2舵角設定値δγ*
伝達関数であり、δγ* =G1・{min(γ1* ,γ
* )−γ}の関係と演算した偏差{min(γ1*
γ2* )−γ}とから第2舵角設定値δγ* が求められ
る。その伝達関数G1は、例えばPI制御を行う場合、
ゲインをKa、ラプラス演算子をs、時定数をTaとし
て、G1=Ka〔1+1/(Ta・s)〕になる。その
ゲインKa及び時定数Taは最適な制御を行えるように
調整される。すなわち、制御装置20は、その偏差{m
in(γ1* ,γ2* )−γ}と第2舵角設定値δγ*
との間の予め定められた関係を表す伝達関数G1を記憶
し、その関係に基づき演算した偏差{min(γ1*
γ2* )−γ}に応じた第2舵角設定値δγ* を演算す
る。
【0024】G2は、上記演算した第1舵角設定値δa
* と第2舵角設定値δγ* との和である目標舵角δ*
ら検出した舵角δを差し引いた偏差に対する操舵用アク
チュエータMの目標駆動電流im* の伝達関数である。
すなわち、im* =G2・(δa* +δγ* −δ)の関
係と、演算した第1舵角設定値δa* と第2舵角設定値
δγ* 、および検出した舵角δとから目標駆動電流im
* が求められる。その伝達関数G2は、例えばPI制御
を行う場合、ゲインをKb、ラプラス演算子をs、時定
数をTbとして、G2=Kb〔1+1/(Tb・s)〕
になる。そのゲインKb及び時定数Tbは最適な制御を
行えるように調整される。すなわち制御装置20は、第
1舵角設定値δa* と第2舵角設定値δγ* との和であ
る目標舵角δ* から検出した舵角δを差し引いた偏差と
目標駆動電流im* との間の予め定められた関係を表す
伝達関数G2を記憶し、その関係に基づき、演算した第
1舵角設定値δa* 、第2舵角設定値δγ* と、検出し
た舵角δとに基づき目標駆動電流im* を演算する。そ
の目標駆動電流im* に応じてアクチュエータMが駆動
される。これにより、舵角δが目標舵角δ* に対応する
ように操舵用アクチュエータMが制御される。
【0025】G3は、上記演算した目標操作トルクT*
から検出した操作トルクTを差し引いた偏差に対する反
力アクチュエータRの目標駆動電流ih* の伝達関数で
ある。すなわち、ih* =G3・(T* −T)の関係
と、演算した目標操作トルクT*と検出した操作トルク
Tとから目標駆動電流ih* が求められる。その伝達関
数G3は、例えばPI制御を行う場合、ゲインをKc、
ラプラス演算子をs、時定数をTcとして、G3=Kc
〔1+1/(Tc・s)〕になる。そのゲインKcおよ
び時定数Tcは最適な制御を行えるように調整される。
すなわち制御装置20は、目標操作トルクT* から検出
した操作トルクTを差し引いた偏差と目標駆動電流ih
* との間の予め定められた関係を表す伝達関数G3を記
憶し、その関係に基づき、演算した目標操作トルクT*
と、検出した操作トルクTとに応じた目標駆動電流ih
* を演算する。その目標駆動電流ih* に応じてアクチ
ュエータRが駆動される。
【0026】G4は、上記演算した第2目標ヨーレート
γ2* から検出したヨーレートγを差し引いた偏差に対
する車両の横滑り角βの伝達関数である。すなわち、β
=G4・(γ2* −γ)の関係と、演算した第2目標ヨ
ーレートγ2* と検出したヨーレートγとから横滑り角
βが求められる。図5の(1)に示すようにオーバース
テア状態の横滑りした車両100や、図5の(2)に示
すようにアンダーステア状態の横滑りした車両100に
おいて、その車両100の前後方向に沿う1点鎖線で示
す車体中心線と、横滑りがないとした場合に車両100
が進行する破線で示す方向とがなす角を車両の横滑り角
βとした場合、横滑り角βは近似的に(Gy/V−γ)
の時間積分値、すなわち、β=∫(Gy/V−γ)dt
により求められる。また、上記のようにγ2* =K4・
Gy=Gy/Vであるから、(γ2 * −γ)は横滑り角
βの微分値dβ/dtとなる。よって本実施形態では、
(γ2* −γ)の積分値が横滑り角βとなるように、ラ
プラス演算子をsとして、G4=1/sとしている。す
なわち制御装置20は、第2目標ヨーレートγ2* から
検出したヨーレートγを差し引いた偏差と横滑り角βと
の間の予め定められた関係を表す伝達関数G4を記憶
し、その関係に基づき、演算した第2目標ヨーレートγ
* と、検出したヨーレートγとに応じた横滑り角βを
演算する。
【0027】G5は、上記演算したmin(γ1* ,γ
* )と検出したヨーレートγとの偏差に対する前後左
右車輪4への指示制動用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、
ΔP4の伝達関数である。各指示制動用油圧ΔP1、Δ
P2、ΔP3、ΔP4は制動圧センサ61により検出さ
れた制動用油圧との偏差として求められる。各指示制動
用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4の相対比率は検
出された各車輪4の車輪速ωに応じて定められる。ΔP
=G5・{min(γ1* ,γ2* )−γ}の関係に基
づき、演算したmin(γ1* ,γ2* )と、検出した
ヨーレートγと制動用油圧と車輪速ωとから指示制動用
油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4が求められる。そ
の伝達関数G5は、従来の目標ヨーレートと検出ヨーレ
ートとの偏差をなくすように車両の制動圧を制御する場
合と同様にして定めることができる。すなわち制御装置
60は、その{min(γ1* ,γ2* )−γ}と指示
制動用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4と制動用油
圧と車輪速ωとの間の予め定められた関係を表す伝達関
数G5を記憶し、その関係に基づき、演算したmin
(γ1* ,γ2* )と、検出したヨーレートγと制動油
圧と車輪速ωとに応じた指示制動用油圧ΔP1、ΔP
2、ΔP3、ΔP4を演算する。その指示制動用油圧Δ
P1、ΔP2、ΔP3、ΔP4に応じた制動用油圧指示
信号が印可されることで、制動用油圧制御ユニットBは
制動用油圧を発生させ、各ブレーキ装置54が各車輪4
に制動力を作用させる。これにより、第1目標ヨーレー
トγ1* と第2目標ヨーレートγ2* の中で絶対値が小
さい方の目標ヨーレートとヨーレートγとの偏差を打ち
消すように、前後左右の車輪4の制動力を制御できる。
さらに制御装置60は、上記演算された横滑り角βの符
号から車両100の横滑り方向を判断し、その判断に基
づき、演算した指示制動用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP
3、ΔP4に基づき作用する制動力により、その横滑り
が助長されるか否かを判断する。例えば、右側前後車輪
の制動力が左側前後車輪の制動力よりも大きい場合、車
両100は右旋回しようとするため、横滑り方向が右方
向である場合は横滑りが助長される。そのように横滑り
が助長される場合は、車両100の挙動が不安定になる
ことがないように、制御装置60は制動用油圧指示信号
を出力することがないものとされている。
【0028】G6は、上記演算した第1目標ヨーレート
γ1* と検出したヨーレートγとの偏差に対するスロッ
トルバルブ駆動用アクチュエータEの目標駆動電流ie
* の伝達関数である。すなわち、ie* =G6・(γ1
* −γ)の関係と、演算した第1目標ヨーレートγ1*
と、検出したヨーレートγとから目標駆動電流ie*
求められる。その伝達関数G6は、例えばPI制御を行
う場合、ゲインをKe、ラプラス演算子をs、時定数を
Teとして、G6=Ke〔1+1/(Te・s)〕にな
る。そのゲインKe及び時定数Teは最適な制御を行え
るように調整される。すなわち制御装置60は、その偏
差(γ1* −γ)と目標駆動電流ie* との間の予め定
められた関係を表す伝達関数G6を記憶し、その関係に
基づき、演算した第1目標ヨーレートγ1* と検出した
ヨーレートγとの偏差に応じた目標駆動電流ie* を演
算する。その目標駆動電流ie* に応じた信号によりス
ロットルバルブ駆動用アクチュエータEが駆動される。
これにより、その第1目標ヨーレートγ1* とヨーレー
トγとの偏差を打ち消すように車両100の走行系動力
発生用エンジンの出力が制御される。
【0029】図6、図7のフローチャートを参照して上
記操舵装置の制御手順を説明する。まず、各センサ11
〜16、61、62による操作角δh、操作トルクT、
舵角δ、横加速度Gy、ヨーレートγ、車速V、制動用
油圧、車輪速ωの検出データが読み込まれる(ステップ
1)。次に、操作角δhに応じてゲインK2に基づき求
められる目標操作トルクT* から、操作トルクTを差し
引いた偏差が零になるように、伝達関数G3に基づき反
力アクチュエータRの目標駆動電流ih* が求められる
(ステップ2)。その目標駆動電流ih* が印加される
ことで反力アクチュエータRが駆動される。次に、操作
角δhと車速Vに応じゲインK1に基づき第1舵角設定
値δa* が求められる(ステップ3)。その第1舵角設
定値δa * と車速Vに応じてゲインK3に基づき第1目
標ヨーレートγ1* が演算され、横加速度Gyと車速V
に応じてゲインK4に基づき第2目標ヨーレートγ2*
が演算され(ステップ4)、その第1目標ヨーレートγ
* の絶対値と第2目標ヨーレートγ2* の絶対値とが
比較され、その小さい方のヨーレートの目標値min
(γ1* ,γ2* )とヨーレートγとの偏差が演算され
る(ステップ5)。その偏差と伝達関数G1とに応じて
第2舵角設定値δγ* が演算される(ステップ6)。そ
の第1舵角設定値δa* と第2舵角設定値δγ* との和
から求められる目標舵角δ* から舵角δを差し引いた偏
差が零になるように、伝達関数G2に基づき操舵用アク
チュエータMの目標駆動電流im* が求められる(ステ
ップ7)。その目標駆動電流im* が印加されることで
操舵用アクチュエータMが舵角変化を生じるように制御
される。次に、その第2目標ヨーレートγ2* からヨー
レートγを差し引いた偏差に応じて伝達関数G4に基づ
き横滑り角βが演算され(ステップ8)、上記min
(γ1* ,γ2* )とヨーレートγとの偏差と車輪速ω
と制動用油圧とに応じて伝達関数G5に基づき指示制動
用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4が求められる
(ステップ9)。その演算された横滑り角βの符号から
判断される方向の車両100の横滑り方向が、その演算
した指示制動用油圧ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4に
基づき作用する制動力により助長されるか否かが判断さ
れる(ステップ10)。その横滑りが助長されない場
合、その指示制動用油圧ΔPに応じた制動用油圧指示信
号が印可されることで、制動用油圧制御ユニットBは制
動力変化により車両挙動が安定化するように制動力を制
御する(ステップ11)。その横滑りが助長される場合
は制動用油圧指示信号を出力することがないものとされ
る。次に、その第1目標ヨーレートγ1* からヨーレー
トγを差し引いた偏差に応じて伝達関数G6に基づきス
ロットルバルブ駆動用アクチュエータEの目標駆動電流
ie* が求められる(ステップ12)。その目標駆動電
流ie* が印加されることで、スロットルバルブ駆動用
アクチュエータEはエンジン出力変化により車両挙動が
安定化するようにスロットルバルブの開度を変化させ
る。次に、制御を終了するか否かを判断し(ステップ1
3)、終了しない場合はステップ1に戻る。その終了判
断は、例えば車両の始動用キースイッチがオンか否かに
より判断できる。
【0030】上記実施形態によれば、ステアリングホイ
ール1を操作しても路面と車輪4との間の摩擦係数の低
下によりヨーレートγが変化しない場合、操作角δhと
車速Vに対応する第1目標ヨーレートγ1* は、検出し
た横加速度Gyと車速Vとに対応する第2目標ヨーレー
トγ2* よりも大きくなる。この場合、その第1目標ヨ
ーレートγ1* と第2目標ヨーレートγ2* の中で絶対
値が小さい方の第2目標ヨーレートγ2* と検出ヨーレ
ートγとの偏差に応じて第2舵角設定値δγ* が演算さ
れる。すなわち、その第2舵角設定値δγ* は実際の車
両挙動を反映したものとなる。よって、その第2舵角設
定値δγ* と、検出された操作角δhと車速Vとに応じ
た第1舵角設定値δa* との和を目標舵角δ* とするこ
とで、舵角の発散を防止して車両挙動の安定化を図るこ
とができる。また、そのような路面と車輪4との間の摩
擦係数の低下がなく、第1目標ヨーレートγ1* が第2
目標ヨーレートγ2* よりも小さくなる場合、第2舵角
設定値δγ* は、第1目標ヨーレートγ1* と検出され
たヨーレートγとの偏差に応じて演算されるので、操作
角δhと車速Vとを反映したものとなる。よって、その
第2舵角設定値δγ* と、検出された操作角δhと車速
Vとに応じた第1舵角設定値δa* との和を目標舵角δ
* とすることで、その操作角δhと車速Vとに応じて車
両挙動を最適に変化させることができる。また、舵角と
車両の制動力は、共に第1目標ヨーレートγ1* と第2
目標ヨーレートγ2* の中で絶対値が小さい方の目標ヨ
ーレートと検出されたヨーレートγとの偏差を打ち消す
ように制御されるので、それぞれの制御が互いに干渉す
るのを防止できる。さらに、路面と車輪4との間の摩擦
係数の低下により車両挙動が不安定になり易い場合、第
1目標ヨーレートγ1* は第2目標ヨーレートγ2*
りも大きくなるので、その第1目標ヨーレートγ1*
検出ヨーレートγとの偏差は、第2目標ヨーレートγ2
* と検出ヨーレートγとの偏差よりも大きくなる。その
大きな偏差が打ち消されるようにスロットルバルブ駆動
用アクチュエータEを駆動してエンジン出力を制御する
ことで、そのエンジン出力の抑制量は大きくなる。これ
により、路面と車輪4との間の摩擦係数が低下する場合
に、エンジン出力の抑制量を大きくして車両挙動の安定
化を図ることができる。
【0031】本発明は上記実施形態や各変形例に限定さ
れない。例えば、操作角δhに代えて操作トルクTが操
作量に対応するものとし、第1舵角設定値δa* と検出
操作トルクTと車速Vとの間の関係を予め定めて記憶
し、その関係に基づき検出操作トルクTと車速Vとに応
じた第1舵角設定値δa* を演算するようにしてもよ
い。また、第1目標ヨーレートγ1* と第2目標ヨーレ
ートγ2* の中で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと
検出したヨーレートγとの偏差を打ち消すように、車輪
の制動力だけでなく車輪の駆動力を制御したり、あるい
は制動力に代えて車輪の駆動力を制御するようにしても
よい。また、操舵用アクチュエータMとして上記のよう
な電動アクチュエータに代えて油圧アクチュエータを用
いてもよく、この場合、その油圧アクチュエータを駆動
する油圧を制動用油圧制御ユニットBにより発生させ、
車輪4の制動用油圧と発生源を共用することで、車両全
体のシステムを簡単化し、エネルギー効率を向上し、実
用的な車両姿勢制御システムにできる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ステアバイワイヤシス
テムを採用した車両において、路面と車輪との間の摩擦
係数が低下した場合に、舵角が発散することがなく、ま
た、車輪の制動力、駆動力の制御と干渉することがない
ように操舵用アクチュエータを制御でき、さらに、走行
系動力発生用エンジンの出力を制御することで車両挙動
の安定化を効果的に図ることができる車両用操舵装置を
提供できる。
【0033】
【他の技術の開示】ステアリングホイールと車輪とが機
械的に連結された車両においては、助手席や後部座席の
乗員は、ドライバーによるステアリングホイールの操作
の遅れやミスに気付いたとしても、ステアリングホイー
ルの操作はドライバーに委ねるしかなく、事故等を未然
に防ぐことができなかった。また、未熟なドライバーに
とっては、後進時のステアリングホイールの操作は難し
く、しばしば接触事故を引き起こす結果となっている
が、同乗者はドライバーの補助をすることができなかっ
た。そこで、運転席の乗員によるステアリングホイール
の操作に応じて制御装置により制御される操舵用アクチ
ュエータの動きを、そのステアリングホイールを車輪に
機械的に連結することなく、その動きに応じて舵角が変
化するように車輪に伝達するステアバイワイヤシステム
を採用した車両において、そのステアリングホイールと
は別に、助手席や後部座席の乗員により操作可能な補助
ステアリングホイールを設け、その補助ステアリングホ
イールの操作に応じて操舵用アクチュエータを制御装置
により制御可能にすることが考えられる。この場合、そ
の制御装置に、ステアリングホイールの操作と補助ステ
アリングホイールの操作の中の何れを優先するかを選択
するためのスイッチを接続したり、あるいは、ステアリ
ングホイールと補助ステアリングホイールの操作速度や
操作トルク等に基づき操舵の緊急性を判断する機能を持
たせ、そのスイッチ操作により選択された側の操作や緊
急性の高い側の操作に応じて操舵用アクチュエータを駆
動するようにするのが、実用的な車両姿勢制御システム
を提供する上で好ましい。
【0034】従来、車両にアクティブサスペンションシ
ステムを搭載することでローリングやピッチングを抑制
して走行時における安定性を向上することが行われてい
る。しかし、アクティブサスペンションシステムは高価
であるため高級車にしか搭載されていない。そのような
アクティブサスペンションシステムを搭載していない車
両、特に車高が大きく重心位置が高いRV車などでは、
ワインディングロード等の走行中における車体の遠心方
向への傾きが大きくなり、タイヤのグリップ力が低下し
て走行時における安定性が低下し、ドライバーも遠心方
向に傾くために運転し難くなるという問題がある。そこ
で、ステアリングホイールの操作に応じて制御装置によ
り制御される操舵用アクチュエータの動きを、そのステ
アリングホイールを車輪に機械的に連結することなく、
その動きに応じて舵角が変化するように車輪に伝達する
ステアバイワイヤシステム、ブレーキペダルの操作に応
じて制御装置により制御される制動用油圧発生装置によ
り、そのブレーキペダルを制動用油圧発生装置に配管接
続することなく、車輪の制動用油圧を発生させるブレー
キバイワイヤシステム、アクセルペダルの操作に応じて
制御装置により制御されるエンジンにより、そのアクセ
ルペダルをエンジンに機械的に接続することなく、車輪
の駆動用出力を発生させるアクセルバイワイヤシステム
を採用した車両において、図8に示すように、ステアリ
ングホイールH、ブレーキペダル、アクセルペダルが配
置されるボディ101が、操舵用アクチュエータ、制動
用油圧発生装置、エンジンが配置されるシャーシー10
2に対して、ガイドレール103を介してロール回転自
在になるように構成し、そのボディ101側に重心Gを
配置する。これにより、ボディ101がローリングして
も車輪104それぞれに作用する荷重は殆ど変化せず、
タイヤのグリップ力低下を防止でき、また、ドライバー
の遠心方向への傾きを防止できるので、簡単で安価な構
成により走行時における安定性を向上できると共に運転
し易い車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の操舵装置の構成説明図
【図2】本発明の実施形態の操舵装置の制御ブロック図
【図3】操作角に対する第1舵角設定値のゲインと車速
との関係を示す図
【図4】定常円旋回状態の車両状態を示す図
【図5】(1)はオーバーステア状態の横滑りした車両
を示す図、(2)はアンダーステア状態の横滑りした車
両を示す図
【図6】本発明の実施形態の操舵装置の制御手順を示す
フローチャート
【図7】本発明の実施形態の操舵装置の制御手順を示す
フローチャート
【図8】シャーシーに対してボディがロール回転自在に
構成された車両を示す図
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 3 ステアリングギヤ 4 車輪 11 角度センサ 13 舵角センサ 14 速度センサ 15 横加速度センサ 16 ヨーレートセンサ 20 ステアリング系制御装置 60 走行系制御装置 100 車両 B 制動用油圧制御ユニット E スロットルバルブ駆動用アクチュエータ M 操舵用アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 113:00 B62D 113:00 119:00 119:00 137:00 137:00 (72)発明者 中野 史郎 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 高松 孝修 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 瀬川 雅也 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC02 DA03 DA04 DA15 DA23 DA29 DA33 DA48 DC32 DD01 DD02 EA01 EA02 EB04 EB16 EC22 FF01 FF07 3D033 CA13 CA16 CA17 CA18 CA28 CA29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部材と、その操作部材の操作により駆
    動される操舵用アクチュエータと、その操作部材を車輪
    に機械的に連結することなく、その操舵用アクチュエー
    タの動きに応じて舵角が変化するように、その動きを車
    輪に伝達する手段と、その操作部材の操作量を検出する
    手段と、車速を検出する手段と、車両の横加速度を検出
    する手段と、車両のヨーレートを検出する手段と、その
    検出した操作量と車速とに応じた第1舵角設定値を、そ
    の操作量と車速と第1舵角設定値との間の記憶した関係
    に基づき演算する手段と、その演算した第1舵角設定値
    と検出した車速とに応じた第1目標ヨーレートを、その
    第1舵角設定値と車速と第1目標ヨーレートとの間の記
    憶した関係に基づき演算する手段と、その検出した横加
    速度と車速とに応じた第2目標ヨーレートを、その横加
    速度と車速と第2目標ヨーレートとの間の記憶した関係
    に基づき演算する手段と、その演算した第1目標ヨーレ
    ートの絶対値と第2目標ヨーレートの絶対値とを比較す
    る手段と、その第1目標ヨーレートと第2目標ヨーレー
    トの中で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと検出した
    ヨーレートとの偏差に応じた第2舵角設定値を、その偏
    差と第2舵角設定値との間の記憶した関係に基づき演算
    する手段と、前記舵角が、その演算した第1舵角設定値
    と第2舵角設定値との和である目標舵角に対応するよう
    に、前記操舵用アクチュエータを制御する手段とを備え
    る車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】前記第1目標ヨーレートと第2目標ヨーレ
    ートの中で絶対値が小さい方の目標ヨーレートと検出し
    たヨーレートとの偏差を打ち消すように、車輪の制動力
    および車輪の駆動力の中の少なくとも一方を制御する手
    段を備える請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 【請求項3】前記第1目標ヨーレートと検出したヨーレ
    ートとの偏差を打ち消すように、その車両の走行系動力
    発生用エンジンの出力を制御する手段を備える請求項1
    または2に記載の車両用操舵装置。
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