JP2001218694A - 水洗トイレット用の水解性シート - Google Patents

水洗トイレット用の水解性シート

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JP2001218694A JP2000031564A JP2000031564A JP2001218694A JP 2001218694 A JP2001218694 A JP 2001218694A JP 2000031564 A JP2000031564 A JP 2000031564A JP 2000031564 A JP2000031564 A JP 2000031564A JP 2001218694 A JP2001218694 A JP 2001218694A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄装置付きのトイレットにおいて従来のト
イレットペーパーを使用すると、お尻に付着している水
分でトイレットペーパーが破れ、またお尻に付着しやす
い。 【解決手段】 親水性で且つ水解性の繊維シートの表層
10と、水解性の繊維シートの裏層12と、前記表層1
0と裏層12との間に介在する水解性の液吸収層11か
ら形成された水洗トイレット用の水解性シート1Aであ
る。表層10の湿潤強度は液吸収層11の湿潤強度より
高く、水分を拭き取っても表層10が破れにくい。ま
た、裏層12の液吸収層11側には水溶性樹脂層13と
撥水性樹脂層14が設けられている。多量の水分をこの
水解性シート1Aで拭き取っても、その水分が裏層12
まで浸透しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
ーの代わりとして排泄後お尻拭きに使用される水洗トイ
レット用の水解性シートに関する。特に、洗浄装置付き
のトイレットにおいて使用されるのに適した水洗トイレ
ット用の水解性シートに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、洗浄装置付きのトイ
レットが普及している。このトイレットでは、排泄後に
水や温水のシャワーで排泄部(尻部や会陰部)を洗浄す
ることができる。洗浄後は、排泄部に付いた水滴を温風
で乾燥したり、トイレットペーパーで拭き取るなどの処
理が行なわれる。また、温風のみで乾燥させるには時間
がかかりすぎるため、完全に乾燥する前にトイレットペ
ーパーで拭き取りを行うことも多い。
【0003】しかし、トイレットペーパーは水洗トイレ
ットに廃棄したときに水解しやすいようにパルプ間の水
素結合のみでシート状に形成されているものであるた
め、湿潤強度が極めて低い。そのため排泄部に水分が付
着している状態で拭き取りを行うとトイレットペーパー
が破れ、その結果、うまく拭き取れなかったり、破れた
トイレットペーパーが排泄部などに付着しやすい。
【0004】それに対して特開平8−56868号公報
には、洗浄装置付き水洗トイレ用トイレットペーパーと
して、陽イオン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド系
共重合体を添加させたトイレットペーパーが開示されて
いる。しかし、このトイレットペーパーでは湿潤強度が
充分ではない。また通常のトイレットペーパーと同じよ
うな紙に樹脂が添加されて形成されているので、一枚が
非常に薄くなっている。したがって使用時に大量に引き
出し、それらを折り畳んで重ねた状態で使用しなければ
ならず、大変手間である。
【0005】また特開平10−73559号公報には、
高吸水層と低吸水層とを積層して接合したトイレットペ
ーパーが開示されている。しかし拭き取り面として使用
される高吸水層は湿潤強度が弱く、使用中に破れて排泄
部に付いてしまうことがある。また多量の水分を拭き取
ったとき、拭き取り面の反対側まで水分が染みてしま
い、トイレットペーパーを保持する手が汚れてしまう。
【0006】さらに特開平8−204080号公報に
は、細長い2枚の紙の間に積層紙を挟んだトイレ用の紙
が開示されている。このトイレ用の紙では、積層紙を厚
くすることで水分が紙を保持する手まで浸透しないよう
にできるが、あまり厚くしすぎると柔軟性に欠ける使い
づらいものとなる。またトイレ用の紙も拭き取り面であ
る表面が通常のトイレットペーパーなので、やはり表面
における湿潤強度が充分ではない。
【0007】本発明の目的は、洗浄装置を使用した後に
濡れた状態の排泄部を拭いても破れない湿潤強度を持
ち、且つ水解性に優れた水洗トイレット用の水解性シー
トを提供することにある。
【0008】本発明の更なる目的は、多量の水分を拭き
取っても裏側まで染み出にくく、シートを保持している
手が汚れない水洗トイレット用の水解性シートを提供す
ることにある。
【0009】本発明の他の目的は、拭き心地がよく、ま
た使用し易い水洗トイレット用の水解性シートを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
親水性で且つ水解性の繊維シートの表層と、水解性の繊
維シートの裏層と、前記表層と裏層との間に介在する水
解性の液吸収層とを有し、前記表層の湿潤強度が前記液
吸収層の湿潤強度より高いことを特徴とする水洗トイレ
ット用の水解性シートである。
【0011】本発明の水洗トイレット用の水解性シート
では、液吸収層が存在するため、水分が裏側へと浸透し
づらく、水解性シートを保持する手が汚れにくい。また
表層の湿潤強度が比較的高くされている。したがって表
層で水滴を拭いても表層は破れにくく、洗浄装置を使用
した後に水滴の付いたお尻などを拭いても、シートが破
れにくく、また破れたシートが排泄部に付くような従来
の問題が生じない。この水解性シートの使用後は通常の
トイレットペーパーと同様にトイレに流し捨てられる
が、このとき各層がバラバラになって容易に水解され
る。
【0012】前記裏層と液吸収層との間に水溶性樹脂層
が設けられていることが好ましい。さらに、前記水溶性
樹脂層が裏層にラミネートされていてもよい。または、
前記水溶性樹脂層の前記液吸収層に対向する面に撥水性
樹脂層が形成されていることもできる。水分が裏側へと
浸透することを防止できるので、確実に手が汚れない。
【0013】また前記裏層は、水解性の繊維シートに水
溶性樹脂が含有されたものであってもよい。さらに、前
記裏層の液吸収層に対向する面に撥水性樹脂層が形成さ
れていてもよい。
【0014】前記表層と裏層とが、前記液吸収層が設け
られていない縁部で、熱可塑性の水溶性樹脂層を介して
融着され、または水素結合により接合され、あるいは水
解可能な機械的結合手段により接合されていることが好
ましい。使用中に繊維シートがバラバラになることがな
く使用し易いものとなる。
【0015】前記裏層の外面に、保持シートがその縁部
が接合されて設けられ、前記裏層と前記保持シートの間
に手を挿入可能とされていると便利である。
【0016】また本発明の第2の発明は、水解性または
水溶性の中心層と、前記中心層の両面に重ねられた水解
性の液吸収層と、前記それぞれ液吸収層の表面を覆う親
水性で且つ水解性の繊維シートの表層とを有し、前記各
表層が前記液吸収層よりも湿潤強度が高いことを特徴と
する水洗トイレット用の水解性シートである。
【0017】この場合、液吸収層より湿潤強度が高い表
層が裏表両面を覆っているため、両面のどちらも拭き取
り面とすることができる。
【0018】前記中心層が繊維シートであり、前記中心
層の両面と液吸収層との間に水溶性樹脂層が設けられて
いることが好ましい。さらに、前記水溶性樹脂層が前記
中心層の両面にラミネートされていることができる。ま
た、前記水溶性樹脂層の液吸収層に対向する面に撥水性
樹脂層が形成されていてもよい。
【0019】また、前記中心層は、水解性の繊維シート
に水溶性樹脂層が含有されたものであってもよい。この
とき、前記中心層の両面に、撥水性樹脂層が形成されて
いることが好ましい。
【0020】また、前記中心層が水溶性樹脂フィルムで
あってもよい。中心層として水溶性樹脂フィルムを使用
する場合には、少なくとも50μm以上の比較的厚いも
のを使用することが好ましく、またこの水溶性樹脂フィ
ルムの両面に撥水性樹脂層を形成することもできる。
【0021】前記表層どうしが、前記液吸収層が設けら
れていない縁部で、熱可塑性の水溶性樹脂層を介して融
着され、または水素結合により接合され、あるいは水解
可能な機械的結合手段により接合されているものとする
ことができる。
【0022】前記第1、第2の発明においては、前記表
層は、水解性の不織布であることが好ましい。この場
合、前記表層は、繊維本体とこの繊維本体から延びる長
さが1mm以下のマイクロファイバーを有するフィブリ
ル化レーヨンと、繊維長が10mm以下の他の繊維とを
含み、ウォータジェット処理が施されたスパンレース不
織布であることが更に好ましい。このスパンレース不織
布は、バインダーを用いなくても十分な湿潤強度と水解
性を保つことができる。
【0023】前記表層には、多数の開孔が形成されてい
てもよい。所定幅で長手方向に連続しており、前記長手
方向に間隔を開けて幅方向に延びるミシン目が形成され
て、前記ミシン目で切断することにより所定の長さで個
々に分離可能とされていてもよい。
【0024】このとき、長手方向が丸められてロール状
とされていることができる。または、前記ミシン目の部
分が、交互に山折りと谷折りとされて、ミシン目とミシ
ン目とで挟まれた部分がシート厚み方向へ重ねられてい
てもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水洗トイレット用
の水解性シートについて詳細を説明する。図1は、本発
明の水洗トイレット用の水解性シートを示す斜視図、図
2は図1のII−II線の断面図である。
【0026】図1に示す水解性シート1Aは、長手方向
(Y方向)に連続して延びる帯状であり、ロール状に巻
かれている。この水解性シート1Aは、図2に示すよう
に、拭き取り面となる親水性で且つ水解性の繊維シート
からなる表層10と、裏層12と、表層10と裏層12
との間に介在する水解性の液吸収層11とで形成されて
いる。そして、長手方向と直交する幅方向(X方向)の
周縁領域1e,1eにおいて表層10と裏層12とが接
合されており、液吸収層11が水解性シート1Aから容
易に脱離しないようになっている。
【0027】水解性シート1Aの使用時には、水解性シ
ート1AがY方向へ所定間隔ごとに設けられたミシン目
5に沿って切断され、分離して使用するのに適当な大き
さとなった水解性シートの表層10を拭き取り面として
使用する。使用後には、通常のトイレットペーパーと同
様に流し捨てられ、大量の水に接触すると各層が分離
し、わずかな力(水流)によって水洗トイレット用の水
解性シートが崩壊する。なお、水解性シート1Aは、J
IS P 4501の水解性試験方法に準じて測定した
水解性が200秒以下であることが好ましい。さらに好
ましくは100秒以下である。
【0028】表層10は、水分散性の繊維から形成され
る繊維シートである。水分散性繊維は、例えば針葉樹パ
ルプ、広葉樹パルプ、木材パルプ、マニラ麻、リンター
パルプ、ケナフや、ビスコースレーヨン、銅アンモニア
レーヨン、溶剤紡糸セルロース、フィブリル化レーヨン
等の再生セルロース等の天然繊維や、生分解性を持つポ
リ乳酸やポリブチレンサクシネートをあげることができ
る。これら水分散性繊維は水解性の点から繊維長が10
mm以下であることが好ましい。繊維シートは、これら
水分散性繊維を抄紙して得られる水解紙や、水分散性繊
維ウェッブにウォータージェット処理を施して得られる
水解性のスパンレース不織布などである。
【0029】この中でも、表層10はスパンレース不織
布であることが好ましい。スパンレース不織布は、湿潤
強度が高く且つ摩擦に対する抵抗力も強いので、多量の
水滴を拭いても破れにくい。また使用者の肌への当りが
柔らかく、使用感触が良好になる。この場合、繊維シー
トがフィブリル化レーヨンを含有することが好ましい。
フィブリル化レーヨンは、例えば繊維長が7mm以下の
繊維本体と、この繊維本体から延びる繊維長が1mm以
下のマイクロファイバーを有するものである。このフィ
ブリル化レーヨンと、前記の繊維長が10mm以下との
繊維からなるウエッブにウォータジェット処理を施す
と、前記マイクロファイバーと他の繊維との交絡および
/または前記マイクロファイバーの水素結合力により、
排泄部を拭く際に破れることのない十分な湿潤強度を得
ることができる。また多量の水が与えられると、前記マ
イクロファイバーの結合力が低下して短時間で水解しや
すい。またマイクロファイバーによって繊維シートの肌
触りが良くなる。繊維シート中におけるマイクロファイ
バーの配合割合は10%以上であることが好ましい。
【0030】また、前記フィブリル化レーヨンのみ、あ
るいはフィブリル化レーヨンとパルプなどから抄紙した
水解紙を前記表層10として用いた場合も、従来のトイ
レットペーパーと比較して高い湿潤強度を得ることがで
きる。
【0031】なお、表層10は肌に直接接触する拭き取
り面であるので、表層10は繊維のみで形成することが
好ましいが、ポリビニルアルコールやカルボキシメチル
セルロースやアルキルセルロース等のバインダーが添加
されて抄紙されてもよく、また繊維シートの表面に前記
バインダーが塗付または塗工によって含浸されていても
よい。また、表層10には、拭き取った水分を液吸収層
11に速やかに移行させるために多数の開孔部が前面に
設けられていることが好ましい。
【0032】表層10を形成する繊維シートの湿潤強度
(湿潤時の破断強度)は、多量の水滴を拭いても破れな
いように、980mN/25mm以上であることが好ま
しい。湿潤強度は幅25mm長さ150mmに裁断した
繊維シートに、その質量の2.5倍の水分を含浸させ
て、テンシロン試験機でチャック間隔100mm、引張
速度100mm/minで測定したときの破断時の引張
力(mN)である。更に好ましくは1300mN/25
mm以上である。
【0033】液吸収層11は水分を吸収する機能を果す
ため、直接肌に接触しないので摩擦に対する耐性は小さ
くてもよく、湿潤強度は表層10より低くてよい。
【0034】液吸収層11は、例えば水解紙やパルプや
水解性不織布から形成できる。例えば、エアレイドパル
プなどを目付50〜70g/m2程度を用いて形成でき
る。水解紙で形成する場合、比較的薄い水解紙を複数枚
重ねて形成すると水解性が良好であり好ましい。例え
ば、目付が10〜20g/m2である水解紙を4〜8枚
程度重ねて液吸収層11を形成する。また、水解紙は厚
手感をだすためにクレープ加工されていることが好まし
い。さらに、複数枚の水解紙の下(裏層12側)にエア
レイドパルプを設けて液吸収層11を形成してもよい。
なお、液吸収層11の湿潤強度は、液吸収層11全体の
湿潤強度であり、例えば水解紙を複数枚積層したもので
あれば、積層した状態で測定した値である。
【0035】また液吸収層11は、図1に示す水解性シ
ート1Aでは、ミシン目5の付近において設けられてお
らず、ミシン目5ごとにY方向へ所定間隔をあけて設け
られている。ミシン目5で分離された水解性シートは、
ミシン目5が縁部となり、縁部付近は拭き取りに関与し
ないため、ミシン目5付近は液吸収層11が必要ないか
らである。このミシン目5が形成されている両側におい
て、表層10と裏層12とが前記周縁領域1eと同様に
して接合されていてもよい。または、液吸収層11が、
表層10や裏層12と同様にY方向へ切れ目なく連続し
て設けられ、ミシン目5によって表層10と裏層12お
よび液吸収層11が一緒に接合されるものであってもよ
い。
【0036】さらに水解性シート1Aでは、裏層12の
液吸収層11側に水溶性樹脂層13が設けられ、また水
溶性樹脂層13の上(液吸収層11側)には撥水性樹脂
層14が設けられている。このため水解性シート1Aで
多量の水滴を拭きとったとき、その水分が液吸収層11
まで浸透しても、撥水性樹脂層14によって、さらには
水溶性樹脂層13によって裏層12へと水分が浸透する
のを確実に防ぐことができる。
【0037】裏層12は、水分散性繊維を含む水解紙
や、水解性不織布等、水解または水溶性のものであれば
どのようなものでも形成できる。裏層12は例えば、
(1)原料としてパルプを用い、パルプ繊維どうしの水
素結合でシート状に形成した水解紙、(2)原料として
パルプやレーヨンなどの水分散性繊維を用い、繊維を結
合させる水溶性のバインダーを含有させてシート状に形
成した水解紙、(3)水分散性繊維を交絡させてシート
状に形成した水解紙、(4)比較的短い繊維長をもつ水
分散性繊維をウォータージェット処理により交絡させた
水解性の不織布などをあげることができる。ただし、裏
層12は手で保持するため、触った感触を考慮すると、
好ましくは表層10と同じフィブリル化レーヨンを含有
した水解性スパンレース不織布である。
【0038】前記水溶性樹脂層13は、ポリビニルアル
コール、変性ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース等のアルキルセルロー
ス、陽イオン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド系共
重合体や不飽和カルボン酸からなる共重合体などの水溶
性樹脂によって形成される。この中でも、熱可塑性を持
つポリビニルアルコールが好ましい。
【0039】水溶性樹脂層13は、コーター等を用いて
水溶性樹脂を裏層12に塗工して形成することができ
る。また、水溶性樹脂をスプレーによる塗付や含浸など
で裏層12に添加されていてもよい。ただし、裏層12
と液吸収層11との間に所定の厚さの水溶性樹脂の層を
形成することが好ましく、これは、例えば水溶性樹脂を
裏層12上にフィルム状に溶融押し出しして、フィルム
状の水溶性樹脂層13を裏層12にラミネートすること
が好ましい。また、前記水溶性樹脂層13として、前記
裏層12と別体のフィルム状のものを用い、この水溶性
樹脂のフィルムを前記裏層12に重ねて使用することが
できる。水溶性樹脂層13を前記のラミネートまたは単
体のフィルム状にすると、液吸収層11から裏層12へ
の水の浸透を防止でき、また水溶性樹脂層13の表面に
前記撥水性樹脂層14を形成しやすくなる。
【0040】なお、水溶性樹脂層13に熱可塑性の水溶
性樹脂を用いる場合、図2に示すようにY方向へ延びる
周縁領域1e(およびミシン目5の両側部分)におい
て、水溶性樹脂層13を介在させた状態で熱融着または
超音波融着によって表層10と裏層12とを接合するこ
とができる。ただし、周縁領域1eに前記水溶性樹脂層
13を設けず、前記周縁領域1eにおいて、少量の水分
を添加した状態で熱圧縮して表層10と裏層12とを繊
維どうしの水素結合によって接合してもよい。または、
前記周縁領域1eにおいて、エンボス処理やニードリン
グ処理などの機械的手段によって繊維やシートを機械的
に交絡させて表層10と裏層12とを接合してもよい。
【0041】水溶性樹脂層13のみが設けられていて
も、水分が裏層12へと漏れてしまうことを高い確率で
防止できるが、撥水性樹脂層14を水溶性樹脂層13の
上に設けることによって、さらに防水性が高くなる。撥
水性樹脂層14を形成する化合物はシリコーン化合物や
フッ素化合物である。処理のしやすさからシリコーン化
合物であることが好ましい。水溶性樹脂層13が設けら
れた上にシリコーン化合物が設けられるので、シリコー
ン化合物は少量を薄く塗付することができる。シリコー
ン化合物は坪量0.01〜0.3g/m2程度であるこ
とが好ましい。前記上限より大きいと、水溶性樹脂層1
3の水解性が著しく低下してしまう。シリコーン化合物
は塗付または塗工後に加熱処理または紫外線照射処理に
よって固定化する。
【0042】また、前記水溶性樹脂により裏層12が目
止めされているため、前記撥水性樹脂層14を形成しや
すく、また多量の水が与えられたときには、水溶性樹脂
が溶解することで、撥水性樹脂層14が裏層12から剥
がれ、撥水性樹脂層14が水中で分散できるようにな
る。
【0043】以上のようにして得られる水洗トイレット
用の水解性シート1Aは、図1に示すようにロール状に
巻かれているため、通常のトイレットペーパーのホルダ
ーに入れて使用することができる。さらに、水解性シー
ト1AにはY方向へ所定間隔を開けてX方向へ延びるミ
シン目5が設けられている。使用時には、このミシン目
5に沿って水解性シート1Aを切断し、分離した水解性
シートの表層10で排泄部周辺の水滴を拭き取る。ミシ
ン目5が設けられていると、使用時に必要分だけ手に取
ることができ、便利であり、またミシン目を形成するた
めの開孔時に各層の繊維または繊維とシートが機械的に
交絡される。よって、分離した水解性シートのミシン目
では各層が軽く接合されており、使用中にミシン目側の
縁部から各層がバラバラになりにくい。
【0044】また図1に示すようにロール状に巻かれた
水解性シート1Aを手にとって拭き取ることを考慮する
と、裏層12がロールの外側面に位置するようにロール
状に巻かれていることが好ましい。手に掴んだ水解性シ
ート1Aの裏表ひっくり返すこと無く、そのまま拭き取
り作業に移行できる。
【0045】図3は本発明の第2の実施の形態を示す断
面図である。図3に示す水洗トイレット用の水解性シー
ト1Bは、図1に示した水解性シート1Aを裏表両面使
用できるようにしたものである。水解性シート1Bは、
両面の外側から中心に向かって順に表層10a、10
b、液吸収層11a、11b、撥水性樹脂層14a、1
4b、水溶性樹脂層13a、13b、中心層12aとな
っている。この場合、表層10a、10bのどちらを拭
き取り面としてもよい。
【0046】なお、水解性シート1Bの中心層12a
は、図2に示す裏層12と同じ水解性の繊維シートで形
成されてもよいし、または水溶性または水解性の樹脂フ
ィルムであってもよい。
【0047】また、図3に示すものでは、表裏両側に液
吸収層11a,11bが存在しているため、例えば表層
10aで水分を拭いた場合に、表層10bまで水分が浸
透しにくい。よって、中心層12aを繊維シートで形成
する場合に、前記撥水性樹脂層14a,14bを設ける
ことは必ずしも必要ではなく、また前記水溶性樹脂層1
3a、13bを設けなくても、水分が手に付着しにく
い。また中心層12aを水溶性または水解性の樹脂フィ
ルムで形成する場合にも、撥水性樹脂層14a、14b
を形成しなくてもよい。ただし前記樹脂フィルムの両面
に撥水性樹脂層14a,14bを形成してもよい。
【0048】図4は本発明の第3の実施の形態を示す斜
視図、図5は図4のV−V線の断面図である。図4及び
図5に示す水洗トイレット用の水解性シート1Cは、図
2に示した水解性シート1Aと同様に形成されている。
ただし、裏層12が表層10より、すなわち水解性シー
ト1Cの端部1fよりX方向へ長く延びて延出部12c
を形成している。この延出部12cは、端部1fで裏層
12へと折り曲げられ、周縁領域1d、1dにおいて裏
層12と延出部12cとが接合されている。結果、水解
性シート1Cの裏側には前記延出部12cによる保持シ
ートが形成され、使用時に開口部20から矢印21の方
向へ挿入できる袋体が形成され、便利なものとなる。な
お、接合は、前記の表層10と裏層12との接合と同様
の水解可能な前記接合手段を用いることができる。
【0049】水解性シート1Cは、図4に示すように一
回の使用分ごとに形成されていてもよいが、図1に示す
ように長手方向(Y方向)へ連続して形成され、一回の
使用分ごとにミシン目5で分離できるようにしてもよ
い。この場合、周縁領域1d、1dにミシン目が位置す
るように形成すると、裏層12を折り込み機で縁部1f
に沿って織り込むことにより図2、図3に示す水解性シ
ート1A、1Bと同様に帯状に形成できるので、製造方
法が簡単である。この場合、表層10と裏層12とを周
縁領域1eにおいて接合するとき、延出部12cの周縁
領域1d、1dを裏層12に一緒に接合することができ
る。
【0050】なお、水解性シート1Cでは、延出部12
cは裏層12が延びて形成されているが、延出部12c
(保持シート)は裏層12とは別体の水解性のシートに
よって形成され、熱可塑性の水溶性樹脂層を介して融着
され、または水素結合により接合され、あるいは水解可
能な機械的結合手段による接合で周縁領域1e、1d、
1dにおいて裏層12の表面に接合されていてもよい。
【0051】また前記袋体を形成する保持シートは、Y
方向へ延びる帯状のもので、この帯状の保持シートの両
端部が、裏層12に水解可能な接合手段で接合されても
よい。
【0052】図6は、本発明の他の実施の形態を示す斜
視図である。図1においては、水解性シートはロール状
に巻かれているが、図6に示すようにミシン目5を介し
て連続した水解性シート1A、1Bまたは1Cが、ミシ
ン目5の部分が交互に山折りと谷折りとされて、ミシン
目5とミシン目5とで挟まれた部分がシート厚み方向
(Z方向)へ重ねられている。そして、重ねられた水解
性シートは、水解性シートの取出口31が上部に設けら
れた包装体30に収納されている。
【0053】使用時には、取出口31から水解性シート
が引き出され、ミシン目5で切断され、一回分の使用量
を手にとって使用できる。なお、図6に示すような状態
で収納される水解性シートでは、図3に示した両面を拭
き取り面として使用できる水解性シート1Bに適用する
ことが好ましい。
【0054】ただし、図2に示す水解性シート1Aや図
5に示す水解性シート1Cをミシン目の部分で山折りと
谷折りを交互にし、図6に示すように包装体30に収納
してもよい。
【0055】また、各水解性シート1A、1Bまたは1
Cが、予め個々に分離されたものであり、この個々に分
離された水解性シートが厚み方向へ重ねられて前記包装
体30に収納されていてもよい。
【0056】前記包装体30は、プラスチック材料によ
り形成された硬質のものでもよいが、前記包装体30が
フィルムなどの軟質の包材で形成されていることが好ま
しく、この場合の包材となるフィルム材料等も水溶性ま
たは水解性であることが好ましい。包装体30を軟質な
包材で形成すると、前記包装体30を携帯用として使用
できる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の水洗トイ
レット用の水解性シートでは、水分が裏側へと浸透しづ
らく、水解性シートを保持する手が汚れにくい。また表
層の湿潤強度が比較的高くされ、表層で多量の水滴を拭
いても表層が破れにくい。よって、洗浄装置を使用した
後の大量に水滴の付いたお尻を拭くのに最適である。こ
の水解性シートの使用後は通常のトイレットペーパーと
同様にトイレに流し捨てられるが、このとき各層がバラ
バラになって容易に水解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水洗トイレット用の水解性シートを示
す斜視図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】本発明の水解性シートの第2の実施の形態を示
す断面図
【図4】本発明の水解性シートの第3の実施の形態を示
す斜視図
【図5】図4のV−V線の断面図
【図6】本発明の水解性シートの他の実施の形態を示す
斜視図
【符号の説明】
1A、1B、1C 水解性シート 1e、1d 周縁領域 1f 端部 5 ミシン目 10、10a、10b 表層 11、11a、11b 液吸収層 12 裏層 13 水溶性樹脂層 14 撥水性樹脂層 20 開口部 30 包装体 31 取出口

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性で且つ水解性の繊維シートの表層
    と、水解性の繊維シートの裏層と、前記表層と裏層との
    間に介在する水解性の液吸収層とを有し、前記表層の湿
    潤強度が前記液吸収層の湿潤強度より高いことを特徴と
    する水洗トイレット用の水解性シート。
  2. 【請求項2】 前記裏層と液吸収層との間に水溶性樹脂
    層が設けられている請求項1記載の水洗トイレット用の
    水解性シート。
  3. 【請求項3】 前記水溶性樹脂層が裏層にラミネートさ
    れている請求項2記載の水洗トイレット用の水解性シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記水溶性樹脂層の前記液吸収層に対向
    する面に撥水性樹脂層が形成されている請求項2または
    3記載の水洗トイレット用の水解性シート。
  5. 【請求項5】 前記裏層は、水解性の繊維シートに水溶
    性樹脂が含有されたものである請求項1記載の水洗トイ
    レット用の水解性シート。
  6. 【請求項6】 前記裏層の液吸収層に対向する面に撥水
    性樹脂層が形成されている請求項5記載の水洗トイレッ
    ト用の水解性シート。
  7. 【請求項7】 前記表層と裏層とが、前記液吸収層が設
    けられていない縁部で、熱可塑性の水溶性樹脂層を介し
    て融着され、または水素結合により接合され、あるいは
    水解可能な機械的結合手段により接合されている請求項
    1〜6のいずれかに記載の水洗トイレット用の水解性シ
    ート。
  8. 【請求項8】 前記裏層の外面に、保持シートがその縁
    部が接合されて設けられ、前記裏層と前記保持シートの
    間に手を挿入可能とされている請求項1〜7のいずれか
    に記載の水洗トイレット用の水解性シート。
  9. 【請求項9】 水解性または水溶性の中心層と、前記中
    心層の両面に重ねられた水解性の液吸収層と、前記それ
    ぞれ液吸収層の表面を覆う親水性で且つ水解性の繊維シ
    ートの表層とを有し、前記各表層が前記液吸収層よりも
    湿潤強度が高いことを特徴とする水洗トイレット用の水
    解性シート。
  10. 【請求項10】 前記中心層が繊維シートであり、前記
    中心層の両面と液吸収層との間に水溶性樹脂層が設けら
    れている請求項9記載の水洗トイレット用の水解性シー
    ト。
  11. 【請求項11】 前記水溶性樹脂層が前記中心層の両面
    にラミネートされている請求項10記載の水洗トイレッ
    ト用の水解性シート。
  12. 【請求項12】 前記水溶性樹脂層の液吸収層に対向す
    る面に撥水性樹脂層が形成されている請求項10または
    11記載の水洗トイレット用の水解性シート。
  13. 【請求項13】 前記中心層は、水解性の繊維シートに
    水溶性樹脂層が含有されたものである請求項9記載の水
    洗トイレット用の水解性シート。
  14. 【請求項14】 前記中心層の両面に、撥水性樹脂層が
    形成されている請求項13記載の水洗トイレット用の水
    解性シート。
  15. 【請求項15】 前記中心層が水溶性樹脂フィルムであ
    る請求項9記載の水洗トイレット用の水解性シート。
  16. 【請求項16】 前記表層どうしが、前記液吸収層が設
    けられていない縁部で、熱可塑性の水溶性樹脂層を介し
    て融着され、または水素結合により接合され、あるいは
    水解可能な機械的結合手段により接合されている請求項
    9〜15のいずれかに記載の水洗トイレット用の水解性
    シート。
  17. 【請求項17】 前記表層は、水解性の不織布である請
    求項1〜16のいずれかに記載の水洗トイレット用の水
    解性シート。
  18. 【請求項18】 前記表層は、繊維本体とこの繊維本体
    から延びる長さが1mm以下のマイクロファイバーを有
    するフィブリル化レーヨンと、繊維長が10mm以下の
    他の繊維とを含み、ウォータジェット処理が施されたス
    パンレース不織布である請求項17記載の水洗トイレッ
    ト用の水解性シート。
  19. 【請求項19】 前記表層には、多数の開孔が形成され
    ている請求項1〜18のいずれかに記載の水洗トイレッ
    ト用の水解性シート。
  20. 【請求項20】 所定幅で長手方向に連続しており、前
    記長手方向に間隔を開けて幅方向に延びるミシン目が形
    成されて、前記ミシン目で切断することにより所定の長
    さで個々に分離可能とされている請求項1〜19のいず
    れかに記載の水洗トイレット用の水解性シート。
  21. 【請求項21】 長手方向が丸められてロール状とされ
    ている請求項20記載の水洗トイレット用の水解性シー
    ト。
  22. 【請求項22】 前記ミシン目の部分が、交互に山折り
    と谷折りとされて、ミシン目とミシン目とで挟まれた部
    分がシート厚み方向へ重ねられている請求項20記載の
    水洗トイレット用の水解性シート。
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