JP3833034B2 - 水解性の吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンティライナー、生理用ナプキン、尿取りパッド、おむつなどとして用いられる水解性の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パンティライナーや生理用ナプキン、尿取りパッド、おむつなどの吸収性物品として、水洗トイレに流し捨てることができる吸収性物品が存在する。
【0003】
これら水解性の吸収性物品は、水により容易に分解可能な水解性素材が組み合わされ、これら各水解性素材が結合されることにより構成されている。この水解性の吸収性物品では、水解性素材どうしがある程度強固に接合されていないと、身体に装着した状態で、形状が保持されず、縒れが生じ体にフィットできなくなったり破れが発生する。しかし、各水解性素材が強く接合されすぎていると、水洗トイレに流され浄化槽に落ちたときに、水解性素材どうしが剥離しにくくなる。
【0004】
浄化槽において水解性素材の層間の剥離が迅速に生じないと吸収性物品の内部の空気により吸収性物品が浄化槽内に沈みにくくなる。水解性素材は浄化槽内に沈んで多くの水が与えられたときに分解しやすく、また水中の微生物により生分解するものであるため、吸収性物品が浄化槽内に沈むことができないと、分解がきわめて遅くなる。
【0005】
このように、水解性の吸収性物品では、使用時の保形性を確保できる接合強度と、廃棄時の水解の迅速性という相反する機能が要求される。この要求のために、例えば特表平11−500341号公報には、水解性の表面シートと、水解性の裏面シートとの間に水解性の吸収層が挟まれ、これらが水溶性の接着剤で接着された吸収製品が開示されている。
【0006】
この吸収製品では、その周辺部に吸収層が存在しておらず、この周辺部で表面シートと裏面シートとが水溶性のホットメルト接着剤や水溶性エマルジョン接着剤により接着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特表平11−500341号公報に開示されているものでは、前記周辺部において、水溶性のホットメルト接着剤が螺旋パターンに塗布されたり、またはエマルジョンとして塗布されるものであるため、周辺部での表面シートと裏面シートとの接着力が十分ではない。そのため、身体の着用中に前記周辺部において表面シートと裏面シートとが剥がれ、その結果吸収性物品の形状を保持できず、身体に装着されている状態で縒れや破れが発生しやすくなる。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、吸収性物品の外周領域での接合強度を高くして着用中の保形性を高め、水洗トイレに流したときには、構成素材が容易に分離できるようにした水解性の吸収性物品を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、水解性の裏面層と、水解性で且つ液透過性の表面層と、前記裏面層と表面層の間に挟まれる前記裏面層および表面層よりも平面寸法の小さい水解性の吸収層と、を有する水解性の吸収性物品において、
吸収性物品の周縁から所定幅の領域に、前記吸収層が介在せず前記裏面層と表面層とが重ねられた外周領域が形成され、
熱可塑性の水溶性接着剤の層が、前記外周領域と、この外周領域の内側の中間領域の双方に、ほぼ全面に設けられており、
前記外周領域に、前記裏面層と前記表面層とが前記熱可塑性の水溶性接着剤を介してヒートシールされたシール部が形成されており、このシール部の少なくとも一部に、欠落部が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
例えば、前記熱可塑性の水溶性接着剤がポリビニールアルコール(PVA)、さらに好ましくは冷水可溶性のポリビニールアルコール誘導体である。
【0011】
本発明では、吸収性物品の外周領域が、所定幅の範囲で、熱可塑性の水溶性接着剤、例えばPVAを用いてヒートシール接合されているため、装着時での形状の保持性が高い。また前記接合は乾燥時の接着強度が高いが、装着時には体液は主に中央領域に与えられ、外周領域に及びにくいため、前記外周領域で表面層と裏面層とが剥がれにくく、よって着用時の形状を保持しやすい。
【0012】
また水洗トイレに流されたときには、PVA等の水溶性接着剤が膨潤して解離し、裏面層と表面層とが剥離する。よって各層が分離して浄化槽内などで分解されやすくなる。
【0013】
特に、前記外周領域では、裏面層と表面層との間に吸収層が挟まれておらず、裏面層と表面層とが、前記水溶性接着剤で直接に接合されているため、吸収性物品の全体を保形しやすくなり、また廃棄時には多量の水で、前記裏面層と表面層が剥離し、その結果各層が剥離して分離しやすくなる。
【0014】
また、前記熱可塑性の水溶性接着剤の層が、前記外周領域と、この外周領域の内側の中間領域の双方に、ほぼ全面に設けられていることが好ましい。例えば、前記熱可塑性の水溶性接着剤の層が、前記裏面層とは別体のフィルムである。好ましくは、前記熱可塑性の水溶性接着剤の層が、前記裏面層にラミネートされたフィルムである。
【0015】
このように裏面層の上にほぼ全面的に設けられその上に吸収層が存在する構造であると、前記熱可塑性の水溶性接着剤が液の透過を抑制でき、裏面シートの外側への体液の滲みが生じにくくなる。
【0017】
この発明では、外周領域でのシール部により、着用時の形状の保持性を高めることができ、また水洗トイレに流されたときにはシール部の欠落部から内部に多量の水が入り込むため、前記欠落部をきっかけとして前記シール部を解離しやすくなる。また欠落部から吸収性物品の内部に水が入り、空気が抜けることにより浄化槽に沈みやすくなって、浄化槽内での分解も容易になる。
【0018】
特に、前記欠落部は、吸収性物品の長手方向の両端部の少なくとも一方に設けられていることが好ましい。
【0019】
前記欠落部を幅方向の両側に設けないことで、身体への装着時での体の動きによって前記幅方向の両側部での表面層と裏面層の剥離が発生するのを防止できるようになる。
【0022】
また、前記各発明では、外周領域以外の中間領域において、表面層と吸収層との間および裏面層と吸収層との間に接着剤を設けなくても形状の保持を保つことができる。ただし、水解を抑制しない範囲で、前記中間領域で、表面層と吸収層との間および裏面層と吸収層とを水溶性の接着剤で接着してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を参照しながら説明する。図1は、吸収性物品を表側(装着者に対面する側)から見た斜視図、図2は図1に示す吸収性物品のII−II線の断面図、図3はラウンドシール部の接合形状の参考例を示す吸収性物品の平面図、図4は本発明の実施の形態でのラウンドシール部の接合形状を示す吸収性物品の平面図である。なお、吸収性物品の長手方向をY方向とし、Y方向とほぼ直交する幅方向をX方向とする。
【0024】
図1及び図2に示す吸収性物品はパンティライナーまたは生理用ナプキンとして使用される本発明の水解性の吸収性物品である。この吸収性物品1は、図2に示すように装着者側に向けられる水解性で且つ液透過性の表面層10と、水解性の裏面層12と、表面層10と裏面層12との間に挟まれる水解性の吸収層11とで構成されている。また、裏面層12と吸収層11との間には、熱可塑性の水溶性接着剤層13が設けられている。
【0025】
前記熱可塑性の水溶性接着剤層13は、水溶性のPVA、さらに好ましくは冷水可溶性のPVA誘導体であり、裏面層12の上のほぼ全面にわたって設けられている。この水溶性接着剤層13は、前記裏面層12とは別体のフィルム、または前記裏面層12にラミネートされたフィルム、あるいは前記裏面層12のほぼ全面に塗工されたものである。
【0026】
吸収性物品1の周縁1eから所定幅間隔をあけた境界線3までの領域である外周領域1bでは、表面層10と裏面層12とのみが積層している。すなわち前記吸収層11の平面形状は、表面層10および裏面層12の平面寸法よりも小さく、前記吸収層11は、前記境界線3よりも内側の中間領域1aにのみ設けられている。
【0027】
この外周領域1bにおいて吸収層11を取り囲むようにして加熱加圧処理が施され、表面層10と裏面層12が、前記吸収層11を介在させることなく、前記PVAなどの熱可塑性の水溶性接着剤層13を介してヒートシールされて、ラウンドシール部2が形成されている。
【0028】
前記外周領域1bの幅寸法、すなわち周縁1eから境界線3(吸収層11の縁部にほぼ一致する)までの間隔は2〜25mmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは8〜20mmである。
【0029】
前記ラウンドシール部2は、前記外周領域1bの幅の全域に渡って形成されていてもよく、または図3に示すようにラウンドシール部2が、前記外周領域1b内において、外周領域1bの幅寸法よりも小さい幅Wで形成されていてもよい。図3に示す参考例では、ラウンドシール部2は、吸収性物品の全周を囲むように、且つ前記幅寸法Wの帯状に形成されている。前記ラウンドシール部2の幅Wは、例えば1〜4mm程度である。
【0030】
前記幅Wが前記上限より小さいと、吸収性物品1の形状保持力が低下してしまう。また、前記下限より大きいと、中間領域1a内の吸収層の面積が小さくなって吸収性物品1全体での体液の吸収能力が低下し、またラウンドシール部2の幅寸法Wが大きいことにより、吸収性物品1全体の柔軟性が低下し、身体に装着したときにごわつき感を生じる。
【0031】
この吸収性物品1では、外周領域1bにおいて、所定幅Wの帯状のラウンドシール部2が形成されていることで、外周領域1bにおいて表面層10と裏面層12とが確実に接合されている。また、所定幅Wの帯状領域でPVAなどの熱可塑性の水溶性接着剤層13を用いたヒートシールを行っているため、前記表面層10と裏面層12との接合強度が高くなっている。よって、身体への装着時において、吸収性物品1の形状の保持力が高く、前記外周領域1bでの表面層10と裏面層12との剥離が生じにくく、よって装着時での縒れや破れが生じにくい。
【0032】
ただし、外周領域1bでのヒートシールはPVAなどの水溶性接着剤層13を介したものであるため、水洗トイレに流され浄化槽に至るときに、前記水溶性接着剤層13が水で膨潤して剥離され、外周領域1bにおいて表面層10と裏面層12とが速く剥離する。
【0033】
その結果、浄化槽に入ったときに、吸収性物品1は表面層10と裏面層12および吸収層11とに分離されやすくなり、また外周領域1bの層間剥離により吸収性物品1の内部に水が入り込み、内部の空気が抜け出るため、浄化槽内で沈みやすくなり、各層は浄化槽内でさらに分離し且つ生分解される。
【0034】
参考例では、外周領域1bでのみ前記熱可塑性の水溶性接着剤層13を介して表面層10と裏面層12とが接合されていることで、吸収性物品1の形状を保持できるようになっている。そのため、中間領域1aでは層間を接着剤で接合することが不要である。むしろ中間領域1aで層間を接着していないことにより、水洗トイレや浄化槽内で外周領域1bのラウンドシール部2において表面層10と裏面層12が剥離することで、表面層10、裏面層12および吸収層11を互いに分離できて、その後の水解及び生分解を迅速に行わせることができる。ただし、中間領域1aにおいて、表面層10と吸収層11との間および/または吸収層11と裏面層12との間が、水溶速度の速い水解性接着剤により部分的に接合されていてもよい。
【0035】
また、この吸収性物品1では、裏面層12の上側の面のほぼ全面に、前記水溶性接着剤層13が形成されているため、この水溶性接着剤層13が体液の防漏層として機能し、吸収層11を透過した体液が水溶性接着剤13の層で吸収されることで裏面層12から裏側へ滲み出るのを防止できる。
【0036】
前記のように熱可塑性の水溶性接着剤層13は、水溶性のPVAフィルムであり、さらに好ましくは冷水可溶性のPVA誘導体のフィルムである。このフィルムは裏面層12と別体のものが前記裏面層12の上に重ねて使用され、あるいは前記フィルムが前記裏面層12にラミネートされて一体化されたものが使用される。
【0037】
または、前記熱可塑性の水溶性接着剤が裏面層12の上面のほぼ全面に塗工されていてもよい。PVA以外でヒートシールに使用可能な水溶性接着剤は、ポリビニルピロリドン、イソブチレンと無水マレイン酸との共重合体のような水溶性高分子をあげることができる。
【0038】
前記フィルム状の水溶性接着剤や塗工される水溶性接着剤の、前記ラウンドシール部2での坪量は10〜30g/m2が好ましい。この坪量であると、水洗トイレや浄化槽内で、外周領域1bでのラウンドシール部2での層間の剥離が急速に行えるようになる。また吸収性物品1の形状を保持するのに十分な接合力を得ることができる。
【0039】
裏面層12は、水洗トイレに流したときにその水流によって、あるいは浄化槽内で容易に分散されるものであり、水分散性繊維を含む水解紙や、水解性不織布等で形成できる。例えば、(1)原料としてパルプを用い、パルプ繊維どうしの水素結合でシート状に形成した水解紙、(2)原料としてパルプやレーヨンなどの水分散性繊維を用い、繊維を結合させる水溶性のバインダーを含有させてシート状に形成した水解紙、(3)水分散性繊維を交絡させてシート状に形成した水解紙、(4)比較的短い繊維長をもつ水分散性繊維をウォータージェット処理により交絡させた水解性の不織布などをあげることができる。なお、裏面層12の外側(外部装着体に対面する側)には、ポリビニルアルコールや不飽和カルボン酸からなる共重合体などの水溶性樹脂を塗工して、不透液性となるように処理することが可能である。
【0040】
吸収層11は、例えば水解紙やパルプや不織布から形成できる。例えば、エアレイドパルプなどを目付50〜70g/m2程度を用いて形成できる。水解紙で形成する場合、比較的厚みの薄い水解紙を複数枚重ねて形成すると水解性が良好であり好ましい。例えば、目付が10〜20g/m2である水解紙を4〜8枚程度重ねて吸収層11を形成する。また、ポリビニルアルコールなどの水膨潤性樹脂を塗布した水解紙を積層させて形成してもよい。
【0041】
表面層10は、例えば水解性のスパンレース不織布である。または、水解性の不織布に複数枚の水解紙を積層させて形成しても良い。この場合、不織布及び水解紙は水素結合やニードリング処理によって一体化させても良い。また、表面層10は排泄液を表面層10の下の吸収層11へと導くため、図1に示すように複数の開孔部が全面的に設けられることが好ましい。
【0042】
図4は本発明の実施の形態を示すものである。
図4に示す吸収性物品1Aは、各層の素材および水溶性接着剤層13が前記図1、図2および図3に示すものと同じであり、外周領域1bでは、吸収層11を介在させることなく、表面層10と裏面層12とが、PVAフィルムなどの熱可塑性の水溶性接着剤層13を介してヒートシールされたラウンドシール部2a,2aが設けられている。
【0043】
このラウンドシール部2a,2aは所定幅Wの帯状に形成されている点で図3に示した参考例と同じである。ただし、図4に示す吸収性物品1Aでは、ラウンドシール部2aが幅方向(X方向)の両側で且つ長手方向(Y方向)に延びる縁部に形成されており、長手方向(Y方向)の両端部では、その両端部の少なくとも一方で、ラウンドシール部2aの欠落部4が設けられている。図4ではこの欠落部4が長手方向の両端にそれぞれ設けられているが、長手方向の両端の一方にのみ欠落部が設けられ、他方では連続するラウンドシール部が形成されていてもよい。
【0044】
前記欠落部4は、幅方向(X方向)の両側で長手方向(Y方向)に延びる縁部に設けられていてもよい。ただし、幅方向の両側の縁部に欠落部が設けられていると、身体に装着したときに作用するX方向の剪断力に対して、表面層10と裏面層12との接合強度が不十分になる可能性がある。よって図4に示すように、前記欠落部4は長手方向の端部に設けられていることが好ましい。
【0045】
この吸収性物品1Aは、幅方向の両側部に所定幅Wの帯状のラウンドシール部2a,2aが形成され、このラウンドシール部2a,2aでヒートシールされているため、装着時に吸収性物品1A全体の形状を保持でき、装着時に作用するX方向の剪断力によって縒れが生じたり破れが生じることがない。また水洗トイレに廃棄されたときには、前記欠落部4から吸収性物品内に多量の水が入り込むため、この欠落部4をきっかけとしてラウンドシール部2a,2aで水溶性接着剤層13の解離が促進され、迅速に各層が分離される。
【0046】
特に前記欠落部から内部に水が入り、内部の空気が排出されることで、浄化槽内に沈みやすくなる。よって、ラウンドシール部2a,2aの水溶速度が遅いものであっても、浄化槽内に沈んで多量の水が与えた状態で水解しやすくなり、また中間領域1aにおいて表面層10と吸収層11との間、および/または吸収層11と裏面層12との間が水溶性接着剤で接着されているものであっても、浄化槽内に沈んだときに、欠落部4から入り込む多量の水によって表面層10と吸収層11とを分離し、また吸収層11と裏面層12とが分離しやすくなる。
【0047】
このように、欠落部4から内部に多量の水が入り込みやすくするために、前記欠落部4の幅寸法Lは10〜40mmが好ましい。なお、この欠落部4は、長手方向の両端部において複数に分離して形成されていてもよい。この場合1つの端部における欠落部の幅の合計が前記Lの範囲であればよい。
【0049】
なお本発明においては、好ましくは吸収性物品の本体の裏側、すなわち裏面層12の裏面(外部装着体に対面する側)には、その全面に粘着部が設けられ、さらに粘着部の粘着力を使用直前まで保護する離型紙が設けられる。この剥離紙は水解性であることが好ましい。さらには、吸収性物品の包装袋なども水解性であることが好ましい。
【0050】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0051】
本発明の実施例として、図4に示すパンティライナーを作成した。また参考例として、図3に示すパンティーライナーを作成した。これらパンティライナーの長手寸法は140mm、幅寸法は55mmである。表面層10は目付45g/m2の湿式スパンレース不織布、吸収層11は目付14g/m2のティッシュ(水解紙)を5枚積層したものを用いた。
【0052】
参考例1では、裏面層12として、目付45g/m2の湿式スパンレース不織布を用い、水溶性接着剤層13として前記裏面層12とは別体の水溶性PVAフィルム(坪量40g/m2)を用いた。
【0053】
参考例2と実施例では、裏面層12として目付45g/m2の湿式スパンレース不織布を用い、水溶性接着剤層13として前記裏面層12に一体にラミネートされた水溶性PVAフィルム(坪量30g/m2)を用いた。
【0054】
参考例1と2では、図3に示すようにラウンドシール部を全周に形成し、実施例では、同じくラウンドシール部を形成したが、図4に示すように、吸収性物品の長手方向の両端に幅Lが20mmの欠落部4をそれぞれ設けた。
【0055】
ラウンドシール部2は、パンティライナーの周縁1eから3mmの位置から中間領域側へ幅W=2mmでヒートシールして形成した。このときのヒートシール条件は、120℃、3秒間、3922kPaである。
【0056】
比較例は、各層が前記実施例および参考例と同じであり、且つ水溶性接着剤層13を設けず、前記ヒートシール条件で外周領域1bを加熱加圧処理したものを用いた。
【0057】
なお、実施例と各参考例、比較例では、中間領域1aで、表面層10と中間層11および中間層11と裏面層12とを接着しなかった。
【0058】
得られた実施例と参考例、比較例のパンティライナーについて、それぞれ着用テスト、浄化槽テスト、水解性テストの測定を行なった。結果を表1に示す。また、比較例についても実施例同様に試験を行なった。
【0059】
(着用テスト) サンプルをパネラー10人に使用してもらう。使用後、サンプルの状態を目視にて観察する。評価方法は次のとおりである。○:破れなし。×:破れ発生。
【0060】
(浄化槽テスト) サンプルを便器から浄化槽へ流し入れ、その後のサンプルの挙動を目視にて観察した。評価方法は次のとおりである。○:浄化槽へ入った瞬間に各層がバラバラになる。×:各層間が分離しない。
【0061】
(水解性テスト) JIS P 4501の水解性試験方法に準じて測定した。詳細を述べると、サンプルを縦10cm横10cmに切断したものを、イオン交換水300mlが入った容量300mlのビーカーに投入して、回転子を用いて撹拌を行った。回転数は600rpmである。この時のサンプルの分散状態を経時的に観察し、分散されるまでの時間を測定した。評価方法は次の通りである。○:100秒以内に水解。×:水解しない。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の水解性の吸収性物品では、外周領域において、吸収層を介在させることなく、表面層と裏面層とを水溶性接着剤層を介してヒートシールしたため、外周領域の接合強度を高くでき、着用時の形状の保持力を高くできる。また廃棄時には、多量の水により外周領域から表面層と裏面層を解離でき、短時間で水解できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の斜視図
【図2】図1に示した吸収性物品のII−II線の断面図
【図3】ラウンドシール部の接合形状を示す参考例である吸収性物品の平面図
【図4】本発明の実施の形態の吸収性物品の平面図
Claims (5)
- 水解性の裏面層(12)と、水解性で且つ液透過性の表面層(10)と、前記裏面層と表面層の間に挟まれる前記裏面層および表面層よりも平面寸法の小さい水解性の吸収層(11)と、を有する水解性の吸収性物品において、
吸収性物品の周縁から所定幅の領域に、前記吸収層が介在せず前記裏面層と表面層とが重ねられた外周領域(1b)が形成され、
熱可塑性の水溶性接着剤(13)の層が、前記外周領域(1b)と、この外周領域の内側の中間領域(1a)の双方に、ほぼ全面に設けられており、
前記外周領域に、前記裏面層と前記表面層とが前記熱可塑性の水溶性接着剤(13)を介してヒートシールされたシール部(2a)が形成されており、このシール部の少なくとも一部に、欠落部(4)が形成されていることを特徴とする水解性の吸収性物品。 - 前記欠落部(4)は、吸収性物品の長手方向の両端部の少なくとも一方に設けられている請求項1記載の水解性の吸収性物品。
- 前記熱可塑性の水溶性接着剤(13)がポリビニールアルコールである請求項1または2記載の水解性の吸収性物品。
- 前記熱可塑性の水溶性接着剤(13)の層が、前記裏面層(12)とは別体のフィルムである請求項1ないし3のいずれかに記載の水解性の吸収性物品。
- 前記熱可塑性の水溶性接着剤(13)の層が、前記裏面層(12)にラミネートされたフィルムである請求項1ないし3のいずれかに記載の水解性の吸収性物品。
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