JP2001218086A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
および電力消費を避け得るデジタルカメラを提供する。 【解決手段】 セルフタイマー撮影において、画像の記
録指示を与えられるまでは表示装置にライブビューを表
示し、記録指示を与えられたときはライブビューの表示
を停止して、所定時間経過後に記録用画像を撮影し記録
する。記録用画像の撮影後、所定時間が経過した時また
は使用者の操作を受けた時にライブビューの表示を再開
する。
Description
ダを備えたデジタルカメラに関する。
で繰り返し撮影し、その間に使用者より与えられる記録
指示に応じて、撮影した画像を記録媒体に記録する。一
般に、デジタルカメラには液晶表示器等の表示装置が備
えられており、表示装置は、撮影し記録した画像の再生
表示と、撮影中の画像の表示に用いられている。使用者
は表示される撮影中の画像すなわちライブビューを見な
がら構図を設定したり合焦状態を確認したりすることが
でき、表示装置は電子ビューファインダとして機能す
る。
れると直ちに記録用の画像を撮影して記録するが、記録
指示を与えられた後、所定時間が経過するのを待って記
録用の画像を撮影するセルフタイマー撮影の機能を備え
たものもある。セルフタイマー撮影は、主として、使用
者が自分自身を撮影するために利用される。その場合、
使用者は、三脚に取り付ける等してデジタルカメラを所
望の方向に向けて静置し、記録指示を与えるためのシャ
ッターボタンを操作して、数秒程度の所定時間が経過す
るまでに、撮影対象範囲に入るように移動する。
照明光源は、撮影を行う撮像素子や、撮像素子の出力信
号を処理して撮影した画像を表す画像データを生成する
諸回路と同様に、デジタルカメラに内蔵された電池から
供給される電力により動作する。表示装置にライブビュ
ーを表示することは、構図の設定や合焦確認のためにき
わめて有用であるが、その反面、電池の消耗を促進して
撮影可能な期間を短縮するという不都合を招く。
の場合、使用者は記録指示を与えた後はデジタルカメラ
から離れる。また、たとえデジタルカメラの側に留まっ
たとしても、記録指示を与えた後は構図や合焦状態を変
更することはしない。したがって、セルフタイマー撮影
で使用者が記録指示を与えた後は、表示装置にライブビ
ューを表示することに意味はない。
える従来のデジタルカメラでは、セルフタイマー撮影で
あるかそれ以外の通常の撮影であるかを問わず、撮影時
には常に、表示装置にライブビューを表示するようにし
ている。換言すれば、従来のデジタルカメラでは、セル
フタイマー撮影におけるライブビュー表示という不必要
な動作およびそれに起因する無駄な電力消費について、
配慮がなされていなかった。
れたもので、セルフタイマー撮影における無駄な表示動
作および電力消費を避け得るデジタルカメラを提供する
ことを目的とする。
に、本発明では、画像を撮影する撮影部と、画像を表示
する表示部と、画像を記録媒体に記録する記録部と、画
像の記録指示のために操作される部材を含む複数の部材
より成る操作部とを備え、撮影部による画像の撮影と表
示部による撮影した画像の表示を繰り返し、その間に記
録指示に応じて記録用画像を撮影して記録するデジタル
カメラであって、記録指示が与えられた時に直ちに記録
用画像を撮影する第1の動作モードと、記録指示が与え
られた後、所定時間が経過した時に記録用画像を撮影す
る第2の動作モードとを有するものにおいて、第2の動
作モードにおいては、記録指示が与えられた後、前記所
定時間が経過する前に、表示部による画像の表示を停止
するものとする。
第1の動作モードとセルフタイマー撮影を行う第2の動
作モードを有する。いずれの動作モードにおいても、撮
影部で画像を繰り返し撮影し、撮影した画像をライブビ
ューとして表示部に表示するが、第2のモードでは、記
録指示があった後、表示部による画像の表示を停止す
る。したがって、使用者が見ることのない、あるいは見
ても利用することのないライブビューを表示するという
無意味な動作と、それに起因する無駄な電力消費が避け
られる。表示の停止は記録指示を与えられた時から記録
用画像を撮影する時までの間であればいつ行ってもよい
が、記録指示を与えられた直後に行えば、最も効率よく
電力消費を抑えることができる。
ドにおいて、記録用画像を撮影した後、所定時間が経過
した時に、画像の表示を再開するようにするとよい。こ
のようにすると、記録用画像の撮影の間デジタルカメラ
から離れていた使用者が戻ってきた時に、再びライブビ
ューを提供することができる。しかも、記録用画像を撮
影した時から使用者が戻ってくるまでの間の電力消費も
抑えられる。
撮影した後、操作部のいずれかの部材が操作された時
に、画像の表示を再開するようにしてもよい。すなわ
ち、記録用画像の撮影の後、使用者による何らかの操作
に応じて表示を再開する。このようにすると、記録用画
像を撮影した後の電力消費が抑えられる上、使用者が必
要とするときに速やかにライブビューを提供することが
可能になる。
停止した後、操作部のいずれかの部材が操作された時
に、画像の表示を再開するようにしてもよい。すなわ
ち、記録用画像を撮影する前であっても、何らかの操作
がなされたときは、表示を再開する。このようにする
と、使用者が記録指示を与えた後も画像の表示を欲する
場合に、その要求に応えることができる。
に操作される部材が含まれるものとし、第2の動作モー
ドにおいて、記録指示の後に取り消し指示が与えられた
ときは、画像の表示を停止せず、または、停止した画像
の表示を直ちに再開するようにしてもよい。この構成で
は、第2の動作モードで記録指示を与えられても、その
後の取り消し指示により、記録用画像の撮影や記録を行
わないデジタルカメラとなる。しかも、その取り消し指
示が表示の停止の前に与えられたときは表示を停止せ
ず、また、取り消し指示が表示の停止の後に与えられた
ときは直ちに表示を再開するから、取り消し指示を与え
た使用者は確実にライブビューを見ることができる。
一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1
〜図4に本実施形態のデジタルカメラ1の外観を示し、
図5にその回路構成を示す。図1はデジタルカメラ1の
正面図、図2は背面図、図3は側面図、図4は底面図で
ある。
2と撮像部3(図1〜4において太線で示す)より成
る。撮像部3は本体部2の側面に取り付けられており、
その前面に撮影レンズ301を有する。撮影レンズ30
1はマクロ機能つきのズームレンズであり、口径固定の
絞りを備えている。撮像部3の内部の撮影レンズ301
後方には、撮像素子である電荷結合素子(CCD)30
3が配置されている(図5参照)。CCD303は、赤
色(R)光、緑色(G)光および青色(B)光に対して
選択的に感応する3種の画素を2次元に交互に配列して
成り、カラーエリアセンサとして構成されている。
するアナログ信号を処理する信号処理回路313、CC
D303の光電変換の開始や蓄積した電荷の出力等の動
作のタイミングを指示する信号を生成してCCD303
に与えるタイミングジェネレータ314、撮影レンズ3
01の焦点距離を変えるズームモータ306、および撮
影レンズ301の焦点を変えるフォーカスモータ307
が備えられている。撮像部3には、また、フラッシュ撮
影において自動調光制御をするための調光回路304お
よび調光センサ305、撮影対象までの距離を検出する
AFセンサ308、ならびに光学ファインダ31も備え
られている。
301の大部分を撮像部3に収容し得るように構成され
ており、撮影レンズ301は、撮影時に設定される撮影
位置と非撮影時に設定される収容位置とをとる。ズーム
モータ306は、撮影レンズ301の撮影位置と収容位
置間の移動にも用いられる。また、撮像部3には、撮影
レンズ301が撮影位置と収容位置のいずれにあるかを
検出するためのレンズセンサ309が設けられている。
シュ部5が設けられており、本体部2の上面にはシャッ
ターボタン9とセルフタイマーボタン6が設けられてい
る。シャッターボタン9は半押しされると信号S1を発
し、全押しされるとさらに信号S2を発する。デジタル
カメラ1は、撮影レンズ301の焦点を撮影対象に対し
て自動的に合わせる自動焦点調節(AF)機能と、撮影
対象の明るさに応じてCCD303の露光を自動的に調
節する自動露光調節(AE)機能とを備えており、信号
S1はAF制御とAE制御の開始を指示する。信号S2
は、記録用の画像の撮影と撮影した記録用画像を表す画
像データの記録を指示する。
透過型の液晶表示装置(LCD)10、押しボタン式の
6つのスイッチ11、電源スイッチ12および4接点ス
イッチ13、スライド式のスイッチ14、ならびに2つ
の発光ダイオード15a、15bが設けられている。L
CD10は、撮影した画像や使用者へのメッセージを表
示する。スイッチ11はデジタルカメラ1の動作に関す
る種々の設定に用いられ、電源スイッチ12は電源から
各部への電力供給の開始と停止の指示に用いられる。
つの接点より成り、4つのスイッチ13a〜13dを構
成する。スイッチ13a、13bは撮影レンズ301の
焦点距離の設定すなわちズーミングの指示に用いられ、
スイッチ13c、13dはAE制御におけるCCD30
3の露光補正の指示に用いられる。
ードおよびメニューモードを有しており、スイッチ14
はこれらのモードの設定に用いられる。撮影モードは、
CCD303によって画像を撮影して、撮影した画像を
表す画像データを生成するモードである。撮影および画
像データの生成は略一定の周期(例えば1/30秒)で
繰り返し行われ、シャッターボタン9の操作により信号
S2が発せられると、それに応じて記録用の画像が撮影
されて、その画像を表す画像データが記録媒体に記録さ
れる。撮影モードにおいては、次々と撮影される画像を
LCD10に直ちに表示して、ライブビューを提供する
こともできる。このとき、LCD10は電子ビューファ
インダとして機能する。
マーモードの2モードがある。通常モードは、信号S2
が発せられると、記録用の画像を直ちに撮影するモード
である。セルフタイマーモードは、信号S2が発せらる
と、所定時間が経過するのを待って記録用の画像を撮影
するモードである。この所定時間は数秒程度に設定され
ている。
は、前述のセルフタイマーボタン6の操作により行わ
れ、セルフタイマーボタン6が操作されるごとに両モー
ドが切り替わる。セルフタイマーモードに設定されてい
るときに、シャッターボタン9の操作により信号S2が
発せられても、所定時間の経過前すなわち記録用画像の
撮影開始前であれば、セルフタイマーボタン6を操作す
ることにより、信号S2による記録指示を取り消すこと
も可能である。
れにおいても、フラッシュ撮影を併用して、記録用画像
の撮影に際して撮影対象をフラッシュ光により照明する
ことができる。
データを読み出して、その画像をLCD10に表示する
モードである。また、メニューモードは、LCD10に
案内メッセージを表示し、スイッチ11の操作に応じて
動作に関する設定を行うモードである。
電力供給が行われている間点灯し、発光ダイオード15
bは記録媒体の入出力が行われている間点灯する。発光
ダイオード15aは電源電圧の低下を使用者に知らせる
ためにも用いられる。
スイッチ16a、16bが設けられている。スイッチ1
6aは、撮影モードにおいてLCD10にライブビュー
を表示するか否かの指示に用いられ、スイッチ16aが
操作されるごとにライブビュー表示のオン/オフが切り
替わる。専ら光学ファインダ31を用いて撮影をする場
合、LCD10の表示をオフにすることにより、電力消
費を抑えることができる。再生モードおよびメニューモ
ードにおける再生画像や案内メッセージの表示は、スイ
ッチ16aの操作にかかわらず行われる。スイッチ16
bはマクロ撮影をするか否かの指示に用いられる。
チ16aの操作に応じてライブビューを表示していると
きでも、信号S2が発せられた後は、ライブビューの表
示を停止する。これについては後に詳述する。
接続した4本の単三型乾電池Eを使用し、画像データを
記録する記録媒体として、着脱可能なメモリカード8を
使用する。メモリカード8は2枚装着可能である。図4
に示すように、本体部2には、電池Eを収納する電池室
18と、2つのカードスロット17a、17bを有しメ
モリカード8を収納するカード室17が設けられてお
り、本体部2の底面には電池室18とカード室17を開
閉するクラムシェルタイプの蓋19が備えられている。
に代えて、USBカードを装着することも可能である。
蓋19にはUSBカードの端子部分を露出させるための
開口19aが設けられており、USBカードの端子にケ
ーブル接続することにより、デジタルカメラ1を外部機
器に直接接続することができる。
C入力端子20が設けられており、デジタルカメラ1
は、内蔵の電池Eのほか、端子20を介して外部から与
えられる電力によっても動作する。
5を参照して説明する。撮像部3に設けられた信号処理
回路313は、相関二重サンプリング(CDS)回路お
よび自動ゲイン制御(AGC)回路より成る。CDS回
路はCCD303が出力するアナログ信号のノイズを低
減させ、AGC回路は、そのゲインによってCDS回路
からの全ての信号のレベルを調整する。なお、CDS回
路のゲインは以下に述べる全体制御部によって変えられ
る。
御する全体制御部211を備えている。全体制御部21
1は、その制御プログラムや制御パラメータを記したR
OM211a、一時的な記憶に使用するRAM211
b、およびセルフタイマーモードで経過時間を計測する
ためのタイマー211cを備えており、また、使用者に
よって操作される操作部250に接続されている。操作
部250は、前述のシャッターボタン9、セルフタイマ
ーボタン6等の諸操作部材を含み、使用者による操作を
全体制御部211に伝達する。
られるCCD303の出力信号を処理して画像データを
生成するために、A/Dコンバータ205、黒レベル補
正回路206、ホワイトバランス(WB)回路207、
γ補正回路208、および画像メモリ209を備えてい
る。A/Dコンバータ205は、信号処理回路313か
らのアナログ信号を10ビットのデジタル信号に変換
し、黒レベル補正回路206は、デジタル化された信号
の黒レベルを基準のレベルに合わせる。
適正なホワイトバランスが得られるように、全体制御部
211から供給されるレベル変換テーブルを用いて、
R、G、Bの各色成分の信号のレベルを個別に変換す
る。なお、全体制御部211は、レベル変換テーブルの
各色成分の変換係数(特性の傾き)を、撮影した画像ご
とに設定する。γ補正回路208は、表示に適するよう
に、WB回路207からの信号に非線形化処理を施す。
までの処理により、CCD303によって撮影された画
像を表す画像データが生成される。画像メモリ209
は、こうして生成された画像データを1フレーム分記憶
する。画像メモリ209はCCD303の画素数に相当
する記憶容量を有しており、各画素の出力から生成した
信号をその画素に対応する位置に記憶する。なお、黒レ
ベル補正回路206からγ補正回路208までの各回路
の処理結果は、実際には全体制御部211のRAM21
1bを介して次の回路に提供されるが、図5において
は、処理の流れを明らかにするために、黒レベル補正回
路206から画像メモリ209までを破線の矢印で接続
して表している。
る際にバッファメモリとして使用するVRAM210、
LCD10のバックライト光源10a、およびメモリカ
ード8やUSBカードへの画像データの書き込みやメモ
リカード8からの画像データの読み出しを行うカードイ
ンターフェース(I/F)212も備えられている。V
RAM210はLCD10の画素数に相当する記憶容量
を有しており、全体制御部は211は、ライブビューや
再生画像を表示するときは、画像メモリー209やメモ
リカード8から読み出した画像データの中から所定の画
素間隔で信号を抽出し、それらの信号をVRAM210
に書き込む。
回路202、2つのモータ駆動回路216、217、リ
アルタイムクロック(RTC)219、フラッシュ制御
回路220、給電回路218、および電圧検出回路21
3も備えられている。タイミング制御回路202は、動
作周期の最小単位である基準クロックを生成するととも
に、全体制御部211からの指示に応じて、制御用のク
ロックをタイミングジェネレータ314やA/Dコンバ
ータ205に供給する。
れ、全体制御部211からの指示に応じて、ズームモー
タ306、フォーカスモータ307を駆動する。RTC
219は撮影の日時を管理するためのもので、電池Eと
は別の電源(不図示)からの電力により、常時動作す
る。
211からの指示に応じて、フラッシュ部5の発光やそ
の準備を制御する。デジタルカメラ1では、フラッシュ
撮影において自動調光制御を行うようにしており、全体
制御部211は、フラッシュ制御回路220に発光を指
示すると同時に調光センサ305による受光を開始さ
せ、調光センサ305が所定量の光を受けたことを示す
信号を調光回路304から与えられると同時に、フラッ
シュ制御回路220に発光の停止を指示する。
して外部から供給される電力を検出し、外部からの電力
供給があるときはその電力を、外部からの電力供給がな
いときは電池Eの電力を、CCD303、LCD10、
バックライト光源10a等の各部に供給する。給電回路
218から各部への電力供給は、全体制御部211によ
り制御されが、LCD10およびバックライト光源10
aへの電力供給は、CCD303等の他の回路への電力
供給とは、独立に行われる。
供給する電力の電圧を検出し、その電圧が所定値よりも
低いときには、その旨を全体制御部211に伝える。こ
れに応じて、全体制御部211は発光ダイオード15a
を点滅させ、電源電圧が低下していることを使用者に知
らせる。
り記録用画像の撮影が指示されると、全体制御部211
は、直ちにAE制御等の撮影準備を行って、CCD30
3に記録用の画像を撮影させる。そして、撮影した記録
用画像の画像データを画像メモリ209から読み出し、
タグ情報を生成して、両者をカードI/F212に与え
てメモリカード8に記録させる。その際、全体制御部2
11は、JPEG方式に従って画像データの圧縮を行
う。また、全体制御部211は、画像データから所定の
画素間隔で信号を抽出して別の画像データを生成し、こ
れもメモリカード8に記録させる。この画像データは、
撮影した高解像度の画像の数分の1の大きさのサムネイ
ル画像を表す。タグ情報には、フレーム番号や撮影日時
のほか、露光等の撮影条件に関する情報が含まれる。
より記録用画像の撮影が指示されると、全体制御部21
1は直ちにタイマー211cを起動し、タイマー211
cで計測された時間が所定時間に達した時に、撮影準備
を行って記録用の画像を撮影させる。その後の画像デー
タの記録処理は通常モードと同様である。
タルカメラ1では、AE制御をCCD303の光電変換
時間(電子シャッター速度)の調節により行う。AE制
御は、周知のAPEXシステムに基づいて、全体制御部
211が行う。AE制御に必要な撮影対象の明るさは、
生成した画像データより求める。すなわち、画像データ
のうち、CCD303の所定範囲(例えば中央部)に対
応する画素の信号強度の総和を撮影対象の明るさとす
る。
じてAF制御と共に開始するが、信号S2が発せられる
までは撮影対象の明るさの検出のみを行っておき、信号
S2により記録用画像の撮影が指示された時に初めて、
電子シャッター速度の調節を行う。その間、電子シャッ
ター速度は一定にしておく。これにより、画像データの
生成処理を一定周期で行うことが可能になり、全体制御
部211の制御処理が複雑になるのを避けることができ
る。
した電子シャッター速度が手ぶれを起こす可能性のある
速度になるときは、電子シャッター速度を手ぶれ限界速
度に設定するとともに、信号処理回路313に含まれる
AGC回路のゲインを上昇させて、CCD303が露光
不足になるのを補償する。これにより、撮影対象がある
程度暗い場合でも、撮影対象を良好な明るさで表す画像
を提供することができる。なお、ゲインを最大にしても
露光不足を補うことができないほど撮影対象が暗いとき
には、手ぶれ限界速度で撮影してゲインを最大に設定す
るとともに、露光不足になる可能性があることを警告し
て、フラッシュ撮影を行う等の適切な対策を講じること
を使用者に促す。
てLCD10にライブビューを表示し、LCD10を電
子ビューファインダとして利用することができるが、ス
イッチ16aの操作によりライブビューの表示を停止す
ることも可能である。これにより、使用者は、自身の判
断で、ライブビューを利用しないときの無駄な電力消費
を抑えることができる。LCD10の表示はその駆動回
路の動作またはバックライト光源10aの発光を止める
ことで停止させることができるが、デジタルカメラ1で
は、電力消費をできるだけ抑えるために、LCD10の
駆動回路およびバックライト光源10aの双方への電力
供給を断つようにしている。
マーモードで撮影を行うときに、使用者がスイッチ16
aを操作せずライブビューの表示を継続させている場合
でも、記録用画像の撮影を指示する信号S2が与えられ
た後は、自動的にLCD10の表示を停止させる。これ
により、使用者の気づかない無駄な電力消費も避けるこ
とが可能になる。
影した後は、数秒程度の所定時間が経過した時、また
は、使用者により操作部250のいずれかの部材、例え
ばズーミングを指示するスイッチ13が操作された時
に、LCD10のライブビュー表示を再開する。したが
って、記録用画像の撮影の後、数秒程度で使用者に再び
ライブビューを提供することができるし、使用者がさら
に早くライブビューを見たい場合には、単にいずれかの
部材を操作するだけで、それに応えてライブビューを提
供することができる。
像を撮影するまでに、操作部250のいずれかの部材が
操作されたときも、ライブビューの表示を再開する。こ
れにより、セルフタイマーモードであっても、使用者の
要求に応じてライブビューを提供することができる。
用画像の撮影の指示は、セルフタイマーボタン6の操作
により取り消すことができる。取り消し指示を与えられ
たときは、当然、記録用画像の撮影はしないが、その指
示がLCD10の表示の停止前に与えられたときは、ラ
イブビュー表示を停止することはせず、また、その指示
がLCD10の表示の停止後に与えられたときは、直ち
にライブビュー表示を再開する。したがって、取り消し
指示のためにセルフタイマーボタン6を操作した使用者
は、確実にライブビューを見ることができる。
によりライブビューの表示が指示されているときの、L
CD10の表示の制御に関する処理の流れを図6のフロ
ーチャートに示す。まず、シャッターボタン9の操作
(信号S2)による記録指示があるか否かを判定し、記
録指示がなければ指示があるのを待つ(ステップ#
5)。記録指示があったときは、セルフタイマーモード
に設定されているか否かを判定する(#10)。
きは、タイマー211cを起動して時間Tの計測を開始
する(#15)。ここで計測を開始した時間Tは、以下
の処理で、記録用画像の撮影の開始ならびにLCD10
のライブビュー表示の停止および再開に利用する。次い
で、セルフタイマーボタン6の操作により記録指示の取
り消し指示がなされているか否かを判定し(#20)、
取り消し指示があったときは、記録用画像の撮影を行う
ことなく処理を終了する。
時間Tが所定時間T1以上であるか否かを判定し(#2
5)、時間Tが所定時間T1未満であればステップ#2
0に戻る。時間Tが所定時間T1以上であれば、LCD
10の駆動回路とバックライト光源10aへの電力供給
を断って、LCDの表示を停止する(#30)。所定時
間T1は数秒以下の値であればよく、例えば2秒に設定
しておく。
(#35)、取り消し指示があったときは、ステップ#
85に進んでLCDの表示を再開し、記録用画像の撮影
を行うことなく処理を終了する。取り消し指示がないと
きは、操作部250のいずれかの部材が操作されたか否
かを判定する(#40)。操作があったときはLCDの
表示を再開し(#45)、操作がなかったときはLCD
の表示を停止したままにする。
0以上であるか否かを判定し(#50)、時間Tが所定
時間T0未満であればステップ#35に戻る。時間Tが
所定時間T0以上であれば、記録用画像の撮影のために
ステップ#55に進む。所定時間T0は、前述のように
数秒程度であり、例えば7秒に設定しておく。なお、前
述の所定時間T1はここでの所定時間T0よりも短い。
やゲインの設定等の撮影準備をして、記録用の画像を撮
影する。次いで、撮影した画像を表す画像データを生成
し、生成した画像データをメモリカード8に記録する
(#60)。
モードに設定されていなかったとき、すなわち通常モー
ドに設定されていたときは、直ちにステップ#55に進
んで、記録用画像の撮影と記録を行う。
タイマーモードであるか否かを再び判定し(#65)、
セルフタイマーモードでないとき、すなわち通常モード
のときは、処理を終了する。セルフタイマーモードのと
きは、LCDの表示を停止している否かを判定し(#7
0)、表示を停止していないとき(ステップ#45で表
示を再開したとき)は処理を終了する。表示を停止して
いるときは、操作部のいずれかの部材が操作されたか否
かを判定し(#75)、操作があったときはLCDの表
示を再開して(#85)、処理を終了する。
Tが所定時間T2と前述の所定時間T0の和(T0+T2)
以上であるか否かを判定し(#80)、時間Tが(T0
+T2)未満のときはステップ#75に戻る。時間Tが
(T0+T2)以上のときはLCDの表示を再開して
(#85)、処理を終了する。所定時間T2は、数秒程
度であればよく、例えば5秒に設定しておく。
ドでの撮影では、使用者が何らかの操作をした場合を除
き、LCD10のライブビュー表示を(T0+T2−T
1)の期間停止することになり、それだけ無駄な電力消
費を避けることができる。通常の場合、電池Eからの電
力でデジタルカメラ1を動作させるから、無駄な電力消
費を避けることで電池Eの消耗が抑えられて、撮影可能
な期間を長くすることが可能になる。また、たとえ外部
からの電力でセルフタイマー撮影を行う場合でも、利用
することのないライブビュー表示を止めることで、LC
D10やバックライト光源10aの劣化を抑えることが
できる。
は、表示の停止始期を規定する所定時間T1は短いほど
よく、例えば0にすることもできる。ただし、所定時間
T1を0にすると、それまで表示されていたライブビュ
ーがシャッターボタン9の操作と同時になくなることに
なり、デジタルカメラ1が故障したのではないかという
印象を使用者が受ける恐れがある。本実施形態では、所
定時間T1を0よりも大きな値とすることにより、その
ような不都合を避けるようにしている。表示の停止が正
常な動作であることを使用者に知らせるために、例えば
「表示を約10秒間停止します」というメッセージを、
所定時間T1の間ライブビューと共にLCD10に表示
するようにしてもよい。
ッチ16aの操作により使用者が意図的に電力消費を抑
え得るようにしているが、セルフタイマー撮影で自動的
に表示を停止するようにした本発明は、使用者の操作で
表示を停止する構成ではないデジタルカメラにも採用す
ることができるし、また、そのようなデジタルカメラに
おいては特に有用であるといえる。
セルフタイマー撮影を行う第2の動作モードでは、記録
指示を与えられた後に画像の表示を停止するため、利用
されることのない画像の表示と、それに起因する無駄な
電力消費を避けることができる。その結果、電池の消耗
が抑えられて撮影可能な期間が増大する。また、表示部
の劣化も抑えられる。
撮影した後、所定時間が経過した時や操作部のいずれか
の部材が操作された時に、画像の表示を再開するように
すると、電力消費を抑えることができるだけでなく、使
用者が必要とする時に再びライブビューを提供すること
が可能な、使い勝手のよいデジタルカメラとなる。
停止した後、操作部のいずれかの部材が操作された時
に、画像の表示を再開するようにすると、記録用画像の
撮影前でも画像の表示を欲する使用者の要求に応えるこ
とができて、さらに使い勝手のよいデジタルカメラとな
る。
る部材を操作部に含み、記録指示の後に取り消し指示が
与えられたときは、画像の表示を停止せず、または、停
止した画像の表示を直ちに再開する構成では、使用者
は、記録指示を取り消して記録用画像の撮影や記録を止
めさせることができる上、記録指示を取り消したときは
直ちにライブビューを見ることが可能である。したがっ
て、きわめて使い勝手のよいデジタルカメラとなる。
図。
ク図。
での撮影における表示の制御処理の流れを示すフローチ
ャート。
Claims (5)
- 【請求項1】 画像を撮影する撮影部と、画像を表示す
る表示部と、画像を記録媒体に記録する記録部と、画像
の記録指示のために操作される部材を含む複数の部材よ
り成る操作部とを備え、撮影部による画像の撮影と表示
部による撮影した画像の表示を繰り返し、その間に記録
指示に応じて記録用画像を撮影して記録するデジタルカ
メラであって、 記録指示が与えられた時に直ちに記録用画像を撮影する
第1の動作モードと、記録指示が与えられた後、所定時
間が経過した時に記録用画像を撮影する第2の動作モー
ドとを有するものにおいて、 第2の動作モードにおいては、記録指示が与えられた
後、前記所定時間が経過する前に、表示部による画像の
表示を停止することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項2】 第2の動作モードにおいて、記録用画像
を撮影した後、所定時間が経過した時に、画像の表示を
再開することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカ
メラ。 - 【請求項3】 第2の動作モードにおいて、記録用画像
を撮影した後、操作部のいずれかの部材が操作された時
に、画像の表示を再開することを特徴とする請求項1に
記載のデジタルカメラ。 - 【請求項4】 第2の動作モードにおいて、画像の表示
を停止した後、操作部のいずれかの部材が操作された時
に、画像の表示を再開することを特徴とする請求項1に
記載のデジタルカメラ。 - 【請求項5】 操作部には記録指示の取り消し指示のた
めに操作される部材が含まれており、 第2の動作モードにおいて、記録指示の後に取り消し指
示が与えられたときは、画像の表示を停止せず、また
は、停止した画像の表示を直ちに再開することを特徴と
する請求項1に記載のデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024715A JP2001218086A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024715A JP2001218086A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | デジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001218086A true JP2001218086A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18550657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000024715A Pending JP2001218086A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | デジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001218086A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009081543A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Fujifilm Corp | 撮像装置およびその自動撮影方法 |
JP2011130220A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000024715A patent/JP2001218086A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009081543A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Fujifilm Corp | 撮像装置およびその自動撮影方法 |
JP2011130220A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
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