JP2001217818A - 位相調整回路および位相調整方法 - Google Patents

位相調整回路および位相調整方法

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JP2001217818A
JP2001217818A JP2000022803A JP2000022803A JP2001217818A JP 2001217818 A JP2001217818 A JP 2001217818A JP 2000022803 A JP2000022803 A JP 2000022803A JP 2000022803 A JP2000022803 A JP 2000022803A JP 2001217818 A JP2001217818 A JP 2001217818A
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Akiko Sato
安貴子 佐藤
Hiroshi Ikuma
宏 伊熊
昭男 ▲高▼安
Akio Takayasu
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Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、nビット(bit )単位の位相調整を
行う位相調整回路において、シリアル入力信号をX・n
ビットのパラレル信号に変換後に位相調整可能な位相調
整回路およびその位相調整方法に関する。 【解決手段】本発明は、受信信号に含まれる位相調整情
報を用いて、受信信号に対してnビットをシフト単位と
する位相調整を行う位相調整回路において、受信信号を
X・n(Xは2以上の整数、nは自然数)ビットのパラ
レル信号に順次変換する変換手段と、パラレル信号を時
系列の順に記憶する複数の記憶部と、位相調整情報に応
じて複数の記憶部に対する読み出し制御を個別に行い、
時系列的に前後するパラレル信号または同一時点でのパ
ラレル信号を出力させる読み出し制御手段と、位相調整
情報に応じたパターンに従って、記憶部からの出力信号
を選択し、X・nビットのパラレル信号を出力する選択
手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、nビット(bit )
単位の位相調整を行う位相調整回路において、シリアル
入力信号をX・n(Xは2以上の整数)ビットのパラレ
ル信号に変換後に位相調整可能な位相調整回路およびそ
の位相調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、送信局から受
信局に伝送される光信号は、伝送中のジッタ(jitter)
やワンダ(wander)が生じたり、受信局の到着時間にば
らつきが生じたりする。このため、自己タイミング方式
によってタイミングクロックを受信信号から抽出する場
合では、受信局の書き込みクロック周波数は、送信局の
読み出しクロック周波数と微差が生じることになる。そ
のため、この周波数差が、情報ビットの欠落・重複を生
じさせてしまう。なお、光通信に限らず電気通信におい
ても同様である。
【0003】そこで、伝送フレームに周波数差の情報を
示すスタッフ情報を伝送フレーム中に設け、このスタッ
フ情報に基づいてスタッフバイトの挿入または挿抜する
こと(バイト単位の位相調整)によって、この周波数差
を吸収していた。次に、この周波数差を調整する概念に
ついて説明する。図15は、フレームフォーマットを示
す図である。
【0004】図16は、位相差とスタッフバイトとの関
係を示す図である。伝送フレームは、図15に示すよう
に、スタッフ情報バイトの領域、スタッフバイトの領域
および情報バイトの領域を備えたフレームフォーマット
である。情報バイトの領域は、通信すべき実情報を格納
する領域である。スタッフバイトの領域は、送信局の周
波数f1 と受信局の周波数f2 とが異なる場合に実情報
を格納する領域である。そして、スタッフ情報バイトの
領域は、スタッフ情報を格納する領域であり、スタッフ
情報は、伝送フレームにおいて実情報がどの位置から格
納されているかを示す情報である。
【0005】今、図16(a)に示すように、周波数f
1 と周波数f2 が一致する場合(f1 =f2 )では、周
波数を調整する必要がない。また、この場合において、
スタッフ情報は、実情報が情報バイトの領域の先頭位置
から格納されていることを示す情報である。そして、図
16(b)に示すように、周波数f1 が周波数f2 より
小さい場合(f1 <f2 )では、実情報に不足するバイ
トがあるので、情報バイトの領域の先頭位置から不足す
るバイト分だけずらす。この動作を正スタッフ動作と呼
ぶ。また、この場合において、スタッフ情報は、実情報
が情報バイトの領域の先頭位置から情報バイトの領域の
方へ何バイトずれて格納されているかを示す情報であ
る。
【0006】また、図16(c)に示すように、周波数
f1 が周波数f2 より大きい場合(f1 >f2 )では、
実情報に余るバイトがあるので、情報バイトの領域の先
頭位置から余るバイト分だけずらす。この動作を負スタ
ッフ動作と呼ぶ。また、この場合において、スタッフ情
報は、実情報が情報バイトの領域の先頭位置からスタッ
フバイトの領域の方へ何バイトずれて格納されているか
を示す情報である。
【0007】このように、スタッフ動作により周波数差
を吸収している。次に、スタッフ動作を行う通信システ
ムの1例として従来の光通信システムについて説明す
る。なお、簡単のためスタッフ動作の単位が1バイトで
はなく3ビットの場合について説明する。
【0008】図17は、従来の光通信システムの構成を
示す図である。図18は、従来の位相調整回路のブロッ
ク図である。図19は、アドレスと入力データとの関係
を示す図である。図20は、従来の位相調整回路のタイ
ムチャートを示す図である。ここで、図19および図2
0は、入力データが3ビットの場合を示す。
【0009】図17に示す従来の通信システムでは、送
信側の局101-sから送出された光信号は、光伝送路1
02を介して受信側の局101-rに受信される。各局1
01は、光/電気変換回路(以下、「O/E」と略記す
る。)111、シリアル/パラレル変換回路(以下、
「S/P」と略記する。)112、位相調整回路11
3、パラレル/シリアル変換回路(以下、「P/S」と
略記する。)114、電気/光変換回路(以下、「E/
O」と略記する。)115、クロック抽出回路116、
書き込みアドレス生成回路117、読み出しクロック発
生回路118および読み出しアドレス生成回路119と
を備えて構成される。
【0010】局101は、他の局から伝送された光信号
をO/E111で受信し、光信号を電気信号に変換す
る。変換された電気信号は、S/P112でシリアルデ
ータから3ビットのパラレルデータに変換される。変換
されたパラレルデータは、エラスティックメモリを備え
る位相調整回路113によって位相を調整される。ま
た、クロック抽出回路116は、周知の、例えば、タン
ク回路とリミッタを備えた回路や位相同期発振(PL
L)回路を備えた回路などであり、O/E111で変換
された電気信号からタイミングクロックを抽出する。抽
出されたタイミングクロックは、書き込みクロックf1
として位相調整回路113に供給される。読み出しクロ
ック発生回路118は、従属同期方式における主局から
供給されるクロックを読み出しクロックf2 として位相
調整回路113に供給する。
【0011】書き込みアドレス生成回路117は、信号
をエラスティックメモリ122(図18)に記憶する際
のアドレスを生成し、読み出しアドレス生成回路119
は、エラスティックメモリ122の記憶内容を読み出す
際のアドレスを生成する。局101は、位相を調整され
たパラレルデータを再びP/S114でシリアルデータ
に変換し、E/O115で光信号に変換して光伝送路1
02に送出する。なお、図17において、送信局では
「s」を、受信局では「r」を各局の構成要素の符号に
付す。
【0012】また、図18において、位相調整回路11
3は、スタッフ情報判定回路121とエラスティックメ
モリ122とを備えて構成される。S/P112からこ
の位相調整回路113に出力された入力データは、スタ
ッフ情報判定回路121とエラスティックメモリ122
とに入力される。エラスティックメモリ122は、この
入力データを書き込みクロックf1 のタイミングによっ
て次々と所定の書き込みアドレスに記憶する。この書き
込みクロックf1 は、局101に入射された光信号から
タイミング抽出回路116によって生成される。
【0013】この書き込み動作によって、図19に示す
ように入力データの「1・2・3」は、アドレス「0」
に書き込まれ、図20(a)、(b)に示すように、ア
ドレス番号「0」のMSB[2]に入力データ「1」が
書き込まれ、アドレス番号「0」の[1]に入力データ
「2」が書き込まれ、アドレス番号「0」のLSB
[0]に入力データ「3」が書き込まれる。そして、入
力データの「4・5・6」は、アドレス「1」に書き込
まれ、アドレス番号「1」のMSB[2]に入力データ
「4」が書き込まれ、アドレス番号「1」の[1]に入
力データ「5」が書き込まれ、アドレス番号「1」のL
SB[0]に入力データ「6」が書き込まれる。以下、
図20(c)に示す書き込みクロックf1 に合わせて同
様に、入力データ「7・8・9」、「10・11・1
2」、・・・、「19・20・21」、「22・23・
24」が、各アドレスの各バイト位置に書き込まれる。
なお、MSBは、最上位ビット(most significant bi
t)、LSBは、最下位ビット(least significant bit
)の略である。
【0014】スタッフ情報判定回路121は、入力デー
タのスタッフ情報を判別して、情報バイトの位置を特定
する読み出しイネーブル信号を読み出しクロックf2
(図20(d)参照)に合わせてエラスティックメモリ
122に出力する。例えば、図20(e)、(f)に示
すように、スタッフ情報判定回路121は、スタッフ情
報を判別してスタッフ判別信号を生成する。そして、ス
タッフ情報判定回路121は、スタッフ判別信号が
「1」の場合では、ハイレベル(以下、「Hi」と略記す
る。)から1クロック分だけローレベル(以下、「Lo」
と略記する。)に読み出しイネーブル信号を反転する。
また、スタッフ情報判定回路121は、スタッフ判別信
号が「2」の場合では、Hiから2クロック分だけLoに読
み出しイネーブル信号を反転する。
【0015】そして、エラスティックメモリ122は、
図20(d)ないし(h)に示すように、読み出しクロ
ックf2 のタイミングで読み出しイネーブル信号がHiの
場合にアドレス番号に従って順次に記憶されているデー
タを読み出し、出力データとして出力する。例えば、最
初の伝送フレームにおいて、入力データ「19」以降の
データに対しスタッフ情報が3ビット分の正スタッフ動
作を行う情報である場合について説明する。
【0016】この場合では、入力データ「1・2・
3」、「4・5・6」、・・・「16・17・18」の
スタッフ情報は、スタッフ動作を行う必要がないことを
示す情報であるので、スタッフ判定信号は「0」であ
り、読み出しイネーブル信号は、Hiである。そのため、
入力データ「1・2・3」、「4・5・6」、・・・
「16・17・18」がそれぞれ記憶されているアドレ
ス「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」の
データは、読み出しクロックf2 に合わせて順次に読み
出される。ところが、入力データ「19」以降のデータ
に対するスタッフ情報は、3ビット分の正スタッフ動作
を行うことを示す情報であるので、スタッフ信号は
「1」となって、読み出しイネーブル信号は、1クロッ
ク分だけLoになる。そのため、入力データ「19・20
・21」が記憶されているアドレス「6」のデータは、
図20(h)に「−」で表示するように、1クロック分
だけを読み出しが遅れて読み出される。これにより3パ
ラレルデータが一律に1クロック分位相シフトし、計3
ビットの位相調整が行われる。そして、入力データ「2
2」以降のスタッフ情報は、再びスタッフ動作を行う必
要がないことを示す情報であるので、スタッフ判定信号
は「0」であり、読み出しイネーブル信号は、Hiであ
る。そのため、入力データ「22・23・24」が記憶
されているアドレス「7」のデータは、読み出しクロッ
クf2 に合わせてそのまま読み出される。
【0017】また、例えば、2個目の伝送フレームにお
いて、入力データ「16」以降のデータに対しスタッフ
情報が6ビット分の正スタッフ動作を行う情報である場
合について説明する。この場合では、入力データ「1・
2・3」、「4・5・6」、・・・「13・14・1
5」のスタッフ情報は、スタッフ動作を行う必要がない
ことを示す情報であるので、スタッフ判定信号は「0」
であり、読み出しイネーブル信号は、Hiである。そのた
め、入力データ「1・2・3」、「4・5・6」、・・
・「13・14・15」がそれぞれ記憶されているアド
レス「0」、「1」、「2」、「3」、「4」のデータ
は、読み出しクロックf2 に合わせて順次に読み出され
る。ところが入力データ「16」以降のデータに対する
スタッフ情報は、6ビット分の正スタッフ動作を行うこ
とを示す情報であるので、スタッフ信号は「2」となっ
て、読み出しイネーブル信号は、2クロック分だけLoに
なる。そのため、入力データ「16・17・18」が記
憶されているアドレス「5」のデータは、図20(h)
に「−」で表示するように、2クロック分だけを読み出
しが遅れて読み出される。これにより3パラレルデータ
が一律に2クロック分位相シフトして出力されるため、
計6ビットの位相調整が行われる。そして、入力データ
「19・20・21」、「22・23・24」のスタッ
フ情報は、再びスタッフ動作を行う必要がないことを示
す情報であるので、スタッフ判定信号は「0」であり、
読み出しイネーブル信号は、Hiである。そのため、入力
データ「19・20・21」、「22・23・24」が
記憶されているアドレス「6」、「7」のデータは、読
み出しクロックf2 に合わせてそのまま読み出される。
【0018】上述では、正のスタッフ動作について説明
したが、同様に負のスタッフ動作についても説明でき
る。なお、図20は、第1番目の1ないし24のデータ
と第2番目の1ないし24を連続して図示したが、実際
には、スタッフ情報バイトの内容の判別などに時間を要
するので、第1番目と第2番目との間に時間的間隙があ
る。
【0019】周波数f1 と周波数f2 の差分は、このよ
うにスタッフ情報に従ってエラスティックメモリ122
に記憶されているデータを読み出すタイミングをシフト
することによって吸収される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日、通信
システムの通信容量の増大および通信速度の高速化が要
求されている。こうした要求に応えるため通信装置の処
理速度を高速化する必要があり、通信装置内の位相調整
回路も処理速度を高速化する必要がある。処理速度を高
速化すると、上述の位相調整回路では、消費電力が増加
するという問題がある。また、位相調整回路に使用され
るデバイスは、高速に動作する材料を選定するなどの制
約が課せられるという問題もある。
【0021】一方、スタッフ動作の最小シフト量の整数
(2以上)倍であるパラレルデータに変換することによ
って処理速度を高速化しようとすると、上述の位相調整
回路では、位相調整量がパラレルデータのビット単位で
あるので、スタッフ動作の最小シフト量を補償すること
ができないという問題である。より具体的には、最小シ
フト量が3ビットのとき、6ビットのパラレルデータに
変換した場合では、1個のアドレスに「1・2・3・4
・5・6」のデータが記憶されるため、「1・2・3・
4・5・6」の6ビット単位でしか位相調整をすること
ができない。つまり、「1・2・3」や「4・5・6」
の3ビット単位ごとに位相調整をすることができないと
いう問題である。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、受信信号に含まれる位相調整情報を用いて、受信信
号に対してnビットをシフト単位とする位相調整を行う
位相調整回路において、 受信信号をX・n(Xは2以
上の整数、nは自然数)ビットのパラレル信号に順次変
換する変換手段と、このパラレル信号を時系列の順に記
憶する複数の記憶部と、位相調整情報に応じて複数の記
憶部に対する読み出し制御を個別に行い、時系列的に前
後するパラレル信号または同一時点でのパラレル信号を
出力させる読み出し制御手段と、位相調整情報に応じた
パターンに従って、記憶部からの出力信号を選択し、X
・nビットのパラレル信号を出力する選択手段とを備え
て構成される。
【0023】請求項2に記載の発明では、受信信号に含
まれる位相調整情報を用いて、受信信号に対してnビッ
トをシフト単位とする位相調整を行う位相調整回路にお
いて、受信信号をX・n(Xは2以上の整数、nは自然
数)ビットのパラレル信号に順次変換する変換手段と、
このパラレル信号を時系列の順に記憶する第1の記憶部
と、第1の記憶部の出力信号を記憶する第2の記憶部
と、位相調整情報に応じて第1の記憶部および第2の記
憶部に対する読み出し制御を個別に行い、第2の記憶部
の出力信号が前に第1の記憶部から出力された信号とな
るように制御する読み出し制御手段と、位相調整情報に
応じたパターンに従って、第1の記憶部、第2の記憶部
からの出力信号を選択し、X・nビットのパラレル信号
を出力する選択手段とを備えて構成される。
【0024】請求項3に記載の発明では、受信信号に含
まれる位相調整情報を用いて、受信信号に対してnビッ
トをシフト単位とする位相調整を行う位相調整方法にお
いて、受信信号をX・n(Xは2以上の整数、nは自然
数)ビットのパラレル信号に順次変換する第1ステップ
と、このパラレル信号を時系列の順に複数の記憶部に記
憶する第2ステップと、位相調整情報に応じて複数の記
憶部に対する読み出し制御を個別に行い、時系列的に前
後するパラレル信号または同一時点でのパラレル信号を
出力させる第3ステップと、位相調整情報に応じたパタ
ーンに従って、記憶部からの出力信号を選択し、X・n
ビットのパラレル信号を出力する第3ステップとを含む
ことで構成される。
【0025】このような位相調整回路では、シフト単位
の整数(2以上)倍のパラレル信号に変換するので、単
位時間あたりの処理量を従来に較べて増加することがで
きる。さらに、この位相調整回路は、複数の記憶部から
の出力信号を選択手段が位相情報に応じたパターンで選
択的に出力するので、確実に位相を調整することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態の構成)第1の
実施形態は、本発明にかかる位相調整回路を備える通信
システムであり、従来例と同様に、特に、光通信システ
ムについての実施形態を示す。図1は、第1の実施形態
における光通信システムの構成および光通信装置の構成
を示す図である。
【0027】図2は、第1の実施形態にかかる信号のフ
レームフォーマットである。図3は、第1の実施形態に
おける位相調整回路のブロック図である。図1(a)に
おいて、受信側の局10-aは、光信号を光伝送路11を
介して受信側の局10-bに伝送する。このような2局間
の光通信システムは、ポイント・ツー・ポイント、スタ
ー形、リング形、階層型および網目形などの通信ネット
ワークの一部に見られる形態である。
【0028】各局10は、受信信号を処理する光通信装
置16を備えて構成される。この光通信装置16は、O
/E21、S/P22、位相調整回路23、P/S2
4、E/O25、クロック抽出回路26、書き込みアド
レス生成回路27、読み出しクロック発生回路28およ
び読み出しアドレス生成回路を備えて構成される。
【0029】なお、n(nは、自然数)ビットをシフト
単位として位相調整を行うものとする。光通信装置16
は、他の局から伝送された光信号をO/E21で受信
し、光信号を電気信号に変換する。変換された電気信号
は、S/P22でシリアルデータからnの整数X(X≧
2)倍である数X・nのパラレルデータに変換される。
変換されたパラレルデータは、位相調整回路23によっ
て位相を調整される。クロック抽出回路26は、周知
の、例えば、位相同期発振(PLL)回路を備えた回路
などであり、O/E21で変換された電気信号から周波
数fa のタイミングクロックを抽出する。抽出されたタ
イミングクロックfa は、書き込みクロックfa として
位相調整回路23に供給される。読み出しクロック発生
回路28は、従属同期方式における主局から供給される
クロックを読み出しクロックfb として位相調整回路2
3に供給する。また、書き込みアドレス生成回路27
は、信号を主記憶回路32(図3)に記憶する際のアド
レスを生成し、読み出しアドレス生成回路29は、主記
憶回路32の記憶内容を読み出す際のアドレスを生成す
る。
【0030】光通信装置16は、位相を調整されたパラ
レルデータを再びP/S24でシリアルデータに変換
し、E/O25で光信号に変換して光伝送路11に送出
する。光信号のフレームフォーマットは、図2に示すよ
うに、スタッフ情報バイトの領域、スタッフバイトの領
域および情報バイトの領域を備えて構成される。スタッ
フ情報バイトの領域には、位相情報が収容され、情報バ
イトの領域には、送信すべき実情報が収容され、スタッ
フバイトの領域には、位相のズレに応じて実情報が収容
される。
【0031】また、図3において、位相調整回路23
は、位相情報判定回路31と複数の記憶部を含む主記憶
回路32および選択回路33とを備えて構成される。位
相情報判定回路31は、クロック位相のずれ量を表す位
相情報に応じた信号を選択回路33に出力する。
【0032】主記憶回路32は、クロック抽出回路26
から供給される書き込みクロックfa および書き込みア
ドレス生成回路27から供給される書き込みアドレスに
従ってパラレルデータを順次各記憶部に記憶する。そし
て、読出クロック発生回路28から供給される読み出し
クロックfb および読み出しアドレス生成回路29から
供給される読み出しアドレスに従って記憶内容を選択回
路33に出力する。なお、その際、イネーブル信号が位
相調整情報であるスタッフ情報から生成され、位相調整
情報判定回路31からのこのイネーブル信号による読み
出し制御が個別に行われる。そして、選択回路33に与
えられる複数の記憶部からのパラレル信号は、時系列に
前後するか、同一の時点のものとなる。
【0033】選択回路33は、位相情報判定回路31の
出力に応じて、複数の記憶部からのパラレル信号を選択
してX・nビットのパラレル信号を出力する。このよう
な位相調整回路23では、スタッフ動作の最小シフト量
がnビットである場合でも、X・n(Xは2以上の整
数、nは自然数)ビットのパラレルデータに変換して位
相調整処理が可能となり、従来に比べて、単位時間あた
り整数X倍だけ処理量を多くすることができる。すなわ
ち、単位処理量あたり整数X分の1だけ処理速度を低速
にすることができる。さらに、この位相調整回路23
は、選択回路33が位相情報に応じたパターンで記憶部
からのパラレル信号を選択的に出力するので、確実に位
相を調整することができる。
【0034】次に、別の実施形態について説明する。 (第2の実施形態の構成)第2の実施形態における位相
調整回路は、第1の実施形態と同様の光通信システムの
光通信装置に備えて使用される。この光通信システムお
よび光通信装置の構成は、図1における位相調整回路2
3の代わりに第2の実施形態にかかる位相調整回路43
を使用することを除き、図1に示す構成と同様であるの
で、その説明を省略する。ただし、簡単のため3ビット
をシフト単位とすることにする。そして、信号のフレー
ムフォーマットも、図2に示す構成である。
【0035】図4は、第2の実施形態における位相調整
回路のブロック図である。図4において、第2の実施形
態にかかる位相調整回路43は、スタッフ情報判定回路
51、メモリ52、ラッチ回路53およびセレクタ回路
(以下、「SEL」と略記する。)54とを備えて構成
される。これら各要素において、スタッフ情報判定回路
51は読み出し制御手段に相当し、メモリ52は第1の
記憶部に相当し、ラッチ回路53は第2の記憶部に相当
し、SEL54は選択手段に相当する。なお、受信信号
をパラレル変換する変換手段に相当するS/P(この場
合では、6ビットのパラレル信号に変換する)は、図4
において省略されている。
【0036】入力データは、メモリ52およびスタッフ
情報判定回路51に入力される。スタッフ情報判定回路
51は、第1読み出しイネーブル信号をメモリ52に出
力し、第2読み出しイネーブル信号をラッチ回路53に
出力し、位相調整パターン信号をSEL54に出力す
る。メモリ52は、入力データおよび第1読み出しイネ
ーブル信号の他に、さらに、書き込みクロックfa 、書
き込みアドレス、読み出しクロックfb および読み出し
アドレスが入力され、一旦記憶した記憶内容をラッチ回
路53およびSEL54に出力する。ラッチ回路53の
出力は、SEL54に入力され、SEL54は、位相調
整パターン信号に従う出力データを出力する。
【0037】(第2の実施形態の作用効果)このような
位相調整回路43の作用効果について説明する。図5
は、第2の実施形態における位相調整回路のタイムチャ
ートを示す図である。図6は、アドレスと入力データと
の関係を示す図である。
【0038】図7は、位相調整パターン信号とスタッフ
判定信号およびシフト制御信号との関係を示す図であ
る。図8は、位相調整パターン信号と選択ビットとの関
係を示す図である。
【0039】なお、図5ないし図8において、RDT
は、メモリ52から読み出されるデータを意味し、SD
Tは、ラッチ回路53から読み出されるデータを意味
し、[]を添えた数字は、各データのビット位置を示
す。例えば、RDT[5]は、メモリ52から読み出さ
れたデータのMSBを示し、SDT[0]は、ラッチ回
路53から読み出されたデータのLSBを示す。また、
図5は、各1ないし24のデータを連続して図示した
が、実際には、スタッフ情報バイトの内容の判別などに
時間を要するので、各データ間に時間的間隙がある。
【0040】入力データを受信したメモリ52は、書き
込みクロックfa のタイミングによって次々と所定の書
き込みアドレスに従って入力データを記憶する。メモリ
52は、4個のアドレスを持ち、1個のアドレスには、
パラレルデータのデータ数に対応して6個のデータを記
憶することができる。書き込みアドレス生成回路27
(図1(b))は、「0」→「1」→「2」→「3」→
「0」のように最後のアドレスまで生成したら最初のア
ドレスに戻るように生成する。
【0041】なお、図5(a)は、メモリ52が24個
のデータをこのように巡回して記憶することから各デー
タを1から24の番号で示している。入力データは、図
6に示すように、第1番目のビットは、記憶すべきアド
レスのMSB[5]に書き込まれ、第2番目のビット
は、記憶すべきアドレスの[4]に書き込まれ、第3番
目のビットは、記憶すべきアドレスの[3]に書き込ま
れ、第4番目のビットは、記憶すべきアドレスの[2]
に書き込まれ、第5番目のビットは、記憶すべきアドレ
スの[1]に書き込まれ、第6番目のビットは、記憶す
べきアドレスの[0]に書き込まれる(図5(a)、
(b)、(c))。
【0042】よって、図5に示すように、例えば、入力
データの「1・2・3・4・5・6」は、アドレス
「0」に書き込まれ、MSB[5]に入力データ「1」
が書き込まれ、[4]に入力データ「2」が書き込ま
れ、[3]に入力データ「3」が書き込まれ、[2]に
入力データ「4」が書き込まれ、[1]に入力データ
「5」が書き込まれ、LSB[0]に入力データ「6」
が書き込まれる。入力データの「7・8・9・10・1
1・12」、「13・14・15・16・17・18」
および「19・20・21・22・23・24」も、そ
れぞれアドレス番号「1」、「2」および「3」に同様
に書き込まれる。
【0043】また、入力データを受信したスタッフ情報
判定回路51は、伝送フレームにおけるスタッフ情報を
格納するスタッフ情報バイトの領域を読み込み、スタッ
フ情報を判断する。スタッフ情報は、正のスタッフまた
は負のスタッフを行うために信号をシフトするクロック
数を示す情報(位相調整情報)である。スタッフ情報判
定回路51は、スタッフ情報からスタッフ判定信号を生
成する。このスタッフ判定信号は、例えば、「0」が
「スタッフ無し」を意味し、「1」が「受信信号を3ビ
ット分シフトさせる正のスタッフ」を意味し、「2」が
「受信信号を6ビット分シフトさせる正のスタッフ」を
意味する。
【0044】そして、スタッフ情報判定回路51は、ス
タッフ判定信号に応じてシフト制御信号を生成する。シ
フト制御信号は、図5(f)に示すようにスタッフ判定
信号が「1」になるごとにラッチして反転する信号であ
り、その初期値を「Lo 」とする。よって、例えば、ス
タッフ判定信号が「0・0・0・1・0・0・0・2・
0・0・0・1・0・0・0」である場合には、これに
応じて、シフト制御信号は、1ビット遅れて、「Lo・Lo
・Lo・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Lo・Lo・Lo・
Lo」になる。また、例えば、スタッフ判定信号が「Lo・
Lo・Hi・Lo・Hi・Lo・Lo・Hi・Lo」である場合には、こ
れに応じて、シフト制御信号は、1ビット遅れて、「Lo
・Lo・Hi・Hi・Lo・Lo・Lo・Hi・Hi」になる。
【0045】さらに、スタッフ情報判定回路51は、こ
れらスタッフ判定信号およびシフト制御信号に応じて第
1読み出しイネーブル信号および位相調整パターン信号
を生成する。第1読み出しイネーブル信号は、スタッフ
判定信号が「1」であって、かつ、シフト制御信号が
「Hi」、および、スタッフ判定信号が「2」であって、
かつ、シフト制御信号が「Hi」の場合に「Lo」となり、
それ以外の場合に「Hi」となる。この第1読み出しイネ
ーブル信号は、メモリ52に出力され、さらに、図5
(k)に示す第1読み出しイネーブル信号を1クロック
分シフトした第2読み出しイネーブル信号がラッチ回路
53に出力される。メモリ52およびラッチ回路53
は、読み出しイネーブル信号がHiの場合に、記憶してい
るデータを出力する。
【0046】位相調整パターン信号は、図7に示すよう
に、スタッフ判定信号が「0」であって、かつ、シフト
制御信号が「Lo」の場合に「A」となり、スタッフ判定
信号が「1」であって、かつ、シフト制御信号が「Lo」
の場合に「B」となり、スタッフ判定信号が「0」であ
って、かつ、シフト制御信号が「Hi」の場合に「C」と
なり、スタッフ判定信号が「2」であって、かつ、シフ
ト制御信号が「Lo」の場合に「D」となり、スタッフ判
定信号が「1」であって、かつ、シフト制御信号が「H
i」の場合に「E」となる。この位相調整パターン信号
は、SEL54に出力される。
【0047】そして、メモリ52は、図5(g)、
(h)および(j)に示すように、読み出しクロックf
b のタイミングで、第1読み出しイネーブル信号が「H
i」の場合にアドレスに従って記憶されているデータを
読み出し、全6ビットのデータをSEL54に出力し、
下位3ビット([2]、[1]および[0])のデータ
をラッチ回路53に出力する。
【0048】ラッチ回路53は、図5(k)および
(m)に示すように、読み出しクロックfb のタイミン
グで、第2読み出しイネーブル信号が「Hi」の場合に保
持している下位3ビットのデータをSEL54に出力す
る。第2読み出しイネーブル信号は、第1読み出しイネ
ーブル信号より1クロック遅れているので、ラッチ回路
53のデータは、図5(m)に示すように1クロック遅
れて出力される。
【0049】SEL54は、読み出しクロックfb のタ
イミングで、図8に示す位相調整パターン信号に応じて
データを出力する。すなわち、位相調整パターン信号が
「A」である場合は、メモリ52から出力された6ビッ
トのデータを出力する。位相調整パターン信号が「B」
である場合は、上位3ビットをドントケア(don't car
e)にし、かつ、下位3ビットをメモリ52から出力さ
れた上位3ビットにしたデータを出力する。なお、この
ドントケア用のビットは、不図示のドントケアビット生
成部等からSEL54に入力させることとすればよい。
位相調整パターン信号が「C」である場合は、上位3ビ
ットをラッチ回路53から出力された3ビットにし、か
つ、下位3ビットをメモリ52から出力された3ビット
にしたデータを出力する。位相調整パターン信号が
「D」である場合は、6ビットすべてをドントケアにす
る。位相調整パターン信号が「E」である場合は、上位
3ビットをドントケアにし、かつ、下位3ビットをラッ
チ回路53から出力された3ビットにしたデータを出力
する。
【0050】次に、第1番目の入力データ「19・20
・21」のスタッフ情報が1バイト分の正スタッフ動作
を行う情報を含む信号、第2番目の入力データ「16・
17・18」のスタッフ情報が2バイト分の正スタッフ
動作を行う情報を含む信号、および、第3番目の入力デ
ータ「10・11・12」のスタッフ情報が1バイト分
の正スタッフ動作を行う情報を含む信号が位相調整回路
43に順次に入力された場合について、図5に基づいて
説明する。
【0051】この場合では、第1番目の入力データ「1
・2・3」、「4・5・6」、・・・「16・17・1
8」のスタッフ情報は、スタッフ動作を行う必要がない
ことを示す情報であるので、スタッフ判定信号は「0」
である(図5(e))。このため、シフト制御信号は、
Loであり(図5(f))、第1読み出しイネーブル信号
は、Hiである(図5(g))。よって、第2読み出しイ
ネーブル信号は、Hiであり(図5(k))、位相調整パ
ターン信号は、Aである(図5(n))。
【0052】したがって、入力データ「1・2・3」お
よび「4・5・6」が記憶されているアドレス「0」の
データがSEL54で選択されて出力され、入力データ
「7・8・9」および「10・11・12」が記憶され
ているアドレス「1」のデータがSEL54で選択され
て出力され、そして、入力データ「13・14・15」
および「16・17・18」が記憶されているアドレス
「2」のデータがSEL54で選択されて出力される
(図5(p))。
【0053】そして、入力データ「19・20・21」
のスタッフ情報は、3ビット分の正スタッフ動作を行う
ことを示す情報であるので、スタッフ判定信号は「1」
となる(図5(e))。このため、シフト制御信号は、
次のクロックで反転してHiになるがこのクロックではま
だLoであり(図5(f))、第1読み出しイネーブル信
号は、Hiである(図5(g))。よって、第2読み出し
イネーブル信号は、Hiであり(図5(k))、位相調整
パターン信号は、Bである(図5(n))。
【0054】したがって、SEL54は、上位3ビット
をドントケアとし、かつ、下位3ビットをメモリ52か
ら出力された「19・20・21」とする「−・−・−
・19・20・21」を出力する(図5(p))。そし
て、第1番目の入力データ「22・23・24」、およ
び、第2番目の入力データ「1・2・3」、・・・「1
3・14・15」のスタッフ情報は、スタッフ動作を行
う必要がないことを示す情報であるので、スタッフ判定
信号は「0」である(図5(e))。このため、シフト
制御信号は、1クロック前におけるスタッフ判定信号
「1」によって反転してHiになり(図5(f))、第1
読み出しイネーブル信号は、Hiである(図5(g))。
よって、第2読み出しイネーブル信号は、Hiであり(図
5(k))、位相調整パターン信号は、Cである(図5
(n))。
【0055】したがって、SEL54は、上位3ビット
をラッチ回路53から出力された3ビットにし、かつ、
下位3ビットをアドレス「3」から出力された上位3ビ
ットにした「22・23・24・1・2・3」を出力
し、そして、上位3ビットをラッチ回路53から出力さ
れた3ビットにし、かつ、下位3ビットをアドレス
「0」から出力された上位3ビットにした「4・5・6
・7・8・9」を出力し、さらに、上位3ビットをラッ
チ回路53から出力された3ビットにし、かつ、下位3
ビットをアドレス「1」から出力された上位3ビットに
したおよび「10・11・12・13・14・15」を
出力する(図5(p))。
【0056】一方、入力データ「16・17・18」の
スタッフ情報は、6ビット分の正スタッフ動作を行うこ
とを示す情報であるので、スタッフ判定信号は「2」と
なる(図5(e))。このため、シフト制御信号は、Hi
のままであり(図5(f))、第1読み出しイネーブル
信号は、1クロックだけLoになる(図5(g))。よっ
て、第2読み出しイネーブル信号は、Lo,Hiであり(図
5(k))、位相調整パターン信号は、D・Cである
(図5(n))。
【0057】したがって、SEL54は、6ビットすべ
てがドントケアである「−・−・−・−・−・−」を出
力した後に、上位3ビットをラッチ回路53から出力さ
れた3ビットにし、かつ、下位3ビットをアドレス
「2」から出力された上位3ビットにした「16・17
・18・19・20・21」を出力する(図5
(p))。そして、第3番目の入力データ「19・20
・21」および「22・23・24」、ならびに、第3
番目の入力データ「1・2・3」、・・・、「7・8・
9」のスタッフ情報は、スタッフ動作を行う必要がない
ことを示す情報であるので、スタッフ判定信号は「0」
である(図5(e))。このため、シフト制御信号は、
Hiのままであり(図5(f))、第1読み出しイネーブ
ル信号は、Hiである(図5(g))。よって、第2読み
出しイネーブル信号は、Hiであり(図5(k))、位相
調整パターン信号は、Cである(図5(n))。
【0058】したがって、SEL54は、上位3ビット
をラッチ回路53から出力された3ビットにし、かつ、
下位3ビットをメモリ52から出力された3ビットにし
た「22・23・24・1・2・3」および「4・5・
6・7・8・9」を順次に出力する(図5(p))。一
方、第3番目の入力データ「10・11・12」のスタ
ッフ情報は、3ビット分の正スタッフ動作を行うことを
示す情報であるので、スタッフ判定信号は「1」となる
(図5(e))。このため、シフト制御信号は、次のク
ロックで反転してLoになるがこのクロックではまだHiで
あり(図5(f))、第1読み出しイネーブル信号は、
1クロックだけLoとなる(図5(g))。よって、第2
読み出しイネーブル信号は、Hiであり(図5(k))、
位相調整パターン信号は、Eである(図5(n))。
【0059】したがって、SEL54は、上位3ビット
をドントケアとし、かつ、下位3ビットをラッチ回路5
3から出力された「10・11・12」とする「−・−
・−・10・11・12」を出力する(図5(p))。
そして、第3番目の入力データ「13・14・15」、
・・・、「22・23・24」のスタッフ情報は、スタ
ッフ動作を行う必要がないことを示す情報であるので、
スタッフ判定信号は「0」である(図5(e))。この
ため、シフト制御信号は、1クロック前におけるスタッ
フ判定信号「1」によって反転してLoになり(図5
(f))、第1読み出しイネーブル信号は、Hiである
(図5(g))。よって、第2読み出しイネーブル信号
は、1クロック遅れるからLo・Hi・Hiであり(図5
(k))、位相調整パターン信号は、A・Aである(図
5(n))。
【0060】したがって、入力データ「13・14・1
5」および「16・17・18」が記憶されているアド
レス「2」のデータがSEL54で選択されて出力さ
れ、入力データ「19・20・21」および「22・2
3・24」が記憶されているアドレス「1」のデータが
SEL54で選択されて出力される(図5(p))。第
2の実施形態における位相調整回路43は、このように
スタッフ情報バイトから位相調整量を読み出し、3
(n)ビットを位相シフト単位として、位相調整量に相
当するビット数だけデータをシフトするように動作する
ので、2倍(X・n倍)のパラレルデータに変換したと
しても位相を調整することができる。
【0061】ここで、位相調整パターンの作成方法につ
いて説明する。図9は、シフト単位の2倍のビット数に
パラレル変換する場合における位相調整パターンの考え
方を説明する図である。
【0062】第2の実施形態では、受信信号を「S」と
おくと、受信シリアルデータ「S1,S2 ,S3 ,S4
,S5 ,S6 ,S7 ,S8 ,・・・」は、6ビットの
パラレルデータに変換しており、従来の3ビットの場合
に対し2倍のビット数のパラレルデータとして処理され
る。ここで、S1 〜S3 =X1 、S4 〜S6 =Y1 、S
7 〜S9 =X2 、および、S10〜S12=Y2 とする。
【0063】第2の実施形態では、位相の調整単位は、
3ビットを単位として調整する必要があり、少なくとも
位相の調整量は、「スタッフ無し」、「3ビット分のシ
フト」および「6ビット分のシフト」とする。このた
め、図9(a)に示すように、メモリ52に記憶されて
いる「X1 Y1」を「スタッフ無し」の場合では、「X1
Y1 」(A)をそのまま出力すればよい。メモリ52
に記憶されている「X1 Y1 」を「3ビット分のシフ
ト」の場合では、「−X1 」(B)として出力し、これ
に続くデータを「Y1 X2 」(C)と出力する必要があ
る。メモリ52に記憶されている「X1 Y1 」を「6ビ
ット分のシフト」の場合では、「−−」(D)の後に
「X1 Y1 」(A)をそのまま出力すればよい。一方、
「Y1 X2」(C)の状態から「スタッフ無し」の場合
では、「Y1 X2 」(C)をそのまま出力すればよく、
「3ビット分のシフト」の場合では、「−Y1 」(E)
として出力し、これに続くデータを「X2 Y2 」(A)
と出力すればよく、「2クロック分のシフト」の場合で
は、「−−」(D)の後に「Y1 X2 」(C)をそのま
ま出力すればよい。
【0064】したがって、上述の如くAないしEの5個
の位相調整パターンを出力することができるようにSE
L54を動作させればよい。なお、第2の実施形態で
は、6ビットのパラレルデータに変換して処理する場合
について説明したがこれに限定されるものではない。位
相シフト単位のX倍(Xは、2以上の整数)について適
用することができる。
【0065】例えば、X=3倍として9ビットのパラレ
ルデータに変換して処理する場合では、位相調整パター
ンを図10に示すように9個のパターンを出力すること
ができるようにSEL54を動作させればよい。図10
は、シフト単位の3倍のビット数にパラレル変換する場
合における位相調整パターンの考え方を説明する図であ
る。
【0066】なお、この場合では、9ビットのパラレル
データに変換している。ここで、S1 〜S3 =X1 、S
4 〜S6 =Y1 、S7 〜S9 =Z1 、S10〜S12=X2
、S13〜S15=Y2 、S16〜S18=Z2 とする。ま
た、位相の調整量は、「スタッフ無し」、「3ビット分
のシフト」および「6ビット分のシフト」とする。そし
て、9ビットのパラレルデータに変換しているので、こ
れに対応してメモリは、1個のアドレスに3倍のデー
タ、つまり、9個のデータを記憶することができるよう
にする必要がある。
【0067】まず、位相調整パターンは、図10(a)
に示すように、「X1 Y1 Z1 」を「スタッフ無し」の
場合では、「X1 Y1 Z1 」(A#)をそのまま出力すれ
ばよい。「3ビット分のシフト」の場合では、「−X1
Y1 」(D#)を出力し、これに続くデータを「Z1 X2
Y2 」(C#)と出力する必要がある。「6ビット分のシ
フト」の場合では、「−−X1 」(G#)を出力し、これ
に続くデータを「Y1Z1 X2 」(B#)と出力する必要
がある。
【0068】また、位相調整パターンは、図10(b)
に示すように、「Y1 Z1 X2 」を「スタッフ無し」の
場合では、「Y1 Z1 X2 」(B#)をそのまま出力すれ
ばよい。「3ビット分のシフト」の場合では、「−Y1
Z1 」(E#)を出力し、これに続くデータを「X2 Y2
Z2 」(A#)と出力する必要がある。「6ビット分のシ
フト」の場合では、「−−Y1 」(H#)を出力し、これ
に続くデータを「Z1X2 Y2 」(C#)と出力する必要
がある。
【0069】そして、位相調整パターンは、図10
(c)に示すように、「Z1 X2 Y2 」を「スタッフ無
し」の場合では、「Z1 X2 Y2 」(C#)をそのまま出
力すればよい。「3ビット分のシフト」の場合では、
「−Z1 X2 」(F#)を出力し、これに続くデータを
「Y2 Z2 X3 」(B#)と出力する必要がある。「6ビ
ット分のシフト」の場合では、「−−Z1 」(J#)を出
力し、これに続くデータを「X2 Y2 Z2 」(A#)と出
力する必要がある。そして、すべてドントケアである
「−−−」(K#)(不図示)のパターンもある。
【0070】一方、D#の状態から「スタッフ無し」、
「3ビット分シフト」および「6ビット分シフト」は、
それぞれD#、G#、K#となり、G#の状態から「スタッフ無
し」、「3ビット分シフト」および「6ビット分シフ
ト」は、それぞれG#、K#、D#となり、上述のパターンに
なる。他のE#、H#、F#およびJ#も同様に上述のパターン
になる。
【0071】したがって、このようなA#ないしK#の10
個の位相調整パターンを出力することができるようにす
ればよい。同様に、負のスタッフの場合の位相調整パタ
ーン信号を決定することにより、負のスタッフの場合に
も対応することができる。次に、別の実施形態について
説明する。
【0072】(第3の実施形態の構成)第3の実施形態
における位相調整回路は、第1の実施形態と同様の光通
信システムの光通信装置に備えて使用される。この光通
信システムおよび光通信装置の構成は、図1における位
相調整回路23の代わりに第3の実施形態にかかる位相
調整回路63を使用することを除き、図1に示す構成と
同様であるので、その説明を省略する。そして、信号の
フレームフォーマットも、図2に示す構成である。
【0073】図11は、第3の実施形態における位相調
整回路のブロック図である。図11において、第3の実
施形態にかかる位相調整回路63は、スタッフ情報判定
回路71、メモリ72-1、72-2およびSEL74とを
備えて構成される。
【0074】なお、スタッフ情報判定回路71を制御手
段として用い、スタッフ情報判定回路71とSEL74
とを選択手段として用いている。入力データは、メモリ
72-1、72-2およびスタッフ情報判定回路71に入力
される。スタッフ情報判定回路71は、第1読み出しイ
ネーブル信号をメモリ72-1に出力し、第2読み出しイ
ネーブル信号をメモリ72-2に出力し、位相調整パターン
信号をSEL74に出力する。メモリ72-1は、入力デ
ータの上位3ビットおよび第1読み出しイネーブル信号
の他に、さらに、書き込みクロックfa 、書き込みアド
レス、読み出しクロックfb および読み出しアドレスが
入力され、一旦記憶した記憶内容をSEL74に出力す
る。メモリ72-2は、入力データの下位3ビットおよび
第2読み出しイネーブル信号の他に、さらに、書き込み
クロックfa 、書き込みアドレス、読み出しクロックf
b および読み出しアドレスが入力され、一旦記憶した記
憶内容をSEL74に出力する。SEL74は、位相調
整パターン信号に従う出力データを出力する。
【0075】(第3の実施形態の作用効果)このような
位相調整回路63の作用効果について説明する。図12
は、第3の実施形態における位相調整回路のタイムチャ
ートを示す図である。図13は、アドレスと入力データ
との関係を示す図である。
【0076】図13(a)は、メモリ72-1における関
係図であり、図13(b)は、メモリ72-2における関
係図である。図14は、位相調整パターン信号と選択ビ
ットとの関係を示す図である。なお、図12ないし図1
4において、RaDT は、メモリ72-1から読み出され
るデータを意味し、RbDT は、メモリ72-2から読み
出されるデータを意味し、[]を添えた数字は、各デー
タのビット位置を示す。例えば、RaDT [2]は、メ
モリ72-1から読み出されたデータのMSBを示し、R
bDT [0]は、メモリ72-2から読み出されたデータ
のLSBを示す。また、図5は、各1ないし24のデー
タを連続して図示したが、実際には、スタッフ情報バイ
トの内容の判別などに時間を要するので、各データ間に
時間的間隙がある。そして、位相調整パターン信号とス
タッフ判定信号およびシフト制御信号との関係は、図7
と同一なので、省略する。
【0077】入力データを受信したメモリ72-1は、書
き込みクロックfa のタイミングによって次々と所定の
書き込みアドレスに従って入力データを記憶する。入力
データは、図13(a)に示すように、6ビットのパラ
レルデータのうち上から3ビットが1個のアドレスに記
憶される。メモリ72-1の各アドレスをa0、a1、a2およ
びa3と表示する。そして、入力データを受信したメモリ
72-2は、書き込みクロックfa のタイミングによって
次々と所定の書き込みアドレスに従って入力データを記
憶する。入力データは、図13(b)に示すように、6
ビットのパラレルデータのうち下から3ビットが1個の
アドレスに記憶される。メモリ72-2の各アドレスをb
0、b1、b2およびb3と表示する(図8(a)、(b)、
(c))。
【0078】図13に示すように、例えば、入力データ
の「1・2・3・4・5・6」は、上から3ビットがア
ドレス「a0」に書き込まれ、下から3ビットがアドレス
「b0」に書き込まれる。そして、入力データ「1」、
「2」、「3」がアドレス「a0」の[2]、[1]、
[0]にそれぞれ書き込まれ、入力データ「4」、
「5」、「6」がアドレス「b0」の[2]、[1]、
[0]にそれぞれ書き込まれる。入力データの「7・8
・9・10・11・12」、「13・14・15・16
・17・18」および「19・20・21・22・23
・24」も、それぞれアドレス番号「1」、「2」およ
び「3」に同様に書き込まれる。
【0079】また、入力データを受信したスタッフ情報
判定回路71は、伝送フレームにおけるスタッフ情報を
格納するスタッフ情報バイトの領域を読み込み、スタッ
フ情報を判断する。スタッフ情報は、正のスタッフまた
は負のスタッフを行うために信号をシフトするビット数
を示す情報である。スタッフ情報判定回路71は、スタ
ッフ情報からスタッフ判定信号を生成する。このスタッ
フ判定信号は、例えば、「0」が「スタッフ無し」を意
味し、「1」が「3ビット分シフトさせる正のスタッ
フ」を意味し、「2」が「6ビット分シフトさせる正の
スタッフ」を意味する。
【0080】そして、スタッフ情報判定回路71は、ス
タッフ判定信号に応じてシフト制御信号を生成する。シ
フト制御信号は、図12(f)に示すようにスタッフ判
定信号が「1」になるごとに反転する信号であり、その
初期値を「Lo」とする。よって、例えば、スタッフ判定
信号が「0・0・0・1・0・0・0・2・0・0・0
・1・0・0・0」である場合には、これに応じて、シ
フト制御信号は、1ビット遅れて、「Lo・Lo・Lo・Hi・
Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Hi・Lo・Lo・Lo・Lo」にな
る。
【0081】さらに、スタッフ情報判定回路71は、こ
れらスタッフ判定信号およびシフト制御信号に応じて第
1読み出しイネーブル信号、第2読み出しイネーブル信
号および位相調整パターン信号を生成する。第1読み出
しイネーブル信号は、スタッフ判定信号が「1」であっ
て、かつ、シフト制御信号が「Hi」、および、スタッフ
判定信号が「2」であって、かつ、シフト制御信号が
「Hi」の場合に「Lo」となり、それ以外の場合に「Hi」
となる。この第1読み出しイネーブル信号は、メモリ7
2-1用の読み出し信号として、メモリ72-1に出力され
る。
【0082】第2読み出しイネーブル信号は、スタッフ
判定信号が「1」であって、かつ、シフト制御信号が
「Lo」、および、スタッフ判定信号が「2」であって、
かつ、シフト制御信号が「Hi」の場合に「Lo」となり、
それ以外の場合に「Hi」となる。この第2読み出しイネ
ーブル信号は、メモリ72-2用の読み出し信号として、
メモリ72-2に出力される。
【0083】位相調整パターン信号は、スタッフ判定信
号が「0」であって、かつ、シフト制御信号が「Lo」の
場合に「A」となり、スタッフ判定信号が「1」であっ
て、かつ、シフト制御信号が「Lo」の場合に「B」とな
り、スタッフ判定信号が「0」であって、かつ、シフト
制御信号が「Hi」の場合に「C」となり、スタッフ判定
信号が「2」であって、かつ、シフト制御信号が「Hi」
の場合に「D」となり、スタッフ判定信号が「1」であ
って、かつ、シフト制御信号が「Hi」の場合に「E」と
なる。この位相調整パターン信号は、SEL74に出力
される。
【0084】そして、メモリ72-1、72-2は、図12
(g)ないし(n)に示すように、読み出しクロックf
b のタイミングで、第1および第2読み出しイネーブル
信号が「Hi」の場合に各アドレスに従って記憶されてい
るデータを読み出し、各3ビットデータをSEL74に
出力する。なお、図12(j)、(n)を比較すると、
「1・2・3」と「4・5・6」(※)は、同一時点の
パラレルデータであり、「1・2・3」と「22・23
・24」(※※)は、時系列的に前後するパラレルデー
タとなっている。
【0085】SEL74は、読み出しクロックfb のタ
イミングで、図14に示す位相調整パターン信号に応じ
てデータを出力する。すなわち、位相調整パターン信号
が「A」である場合は、メモリ72-1から出力された3
ビットのデータを上から3ビットにし、かつ、メモリ7
2-2から出力された3ビットのデータを下から3ビット
にしたデータを出力する。位相調整パターン信号が
「B」である場合は、上から3ビットを例えば前述のよ
うにドントケア(don't care)にし、かつ、下から3ビ
ットをメモリ72-1から出力された上から3ビットにし
たデータを出力する。位相調整パターン信号が「C」で
ある場合は、上から3ビットをメモリ72-2から出力さ
れた3ビットにし、かつ、下から3ビットをメモリ72
-1から出力された3ビットにしたデータを出力する。位
相調整パターン信号が「D」である場合は、6ビットす
べてをドントケアにする。位相調整パターン信号が
「E」である場合は、上から3ビットをドントケアに
し、かつ、下から3ビットをメモリ72-2から出力され
た3ビットにしたデータを出力する。
【0086】第3の実施形態における位相調整回路63
は、各素子が上述のように動作するので、例えば、第1
番目の入力データ「19」以降のデータに対してスタッ
フ情報が3ビット分の正スタッフ動作を行う情報を含む
信号、第2番目の入力データ「16」以降のデータに対
してスタッフ情報が6ビット分の正スタッフ動作を行う
情報を含む信号、および、第3番目の入力データ「1
0」以降のデータに対してスタッフ情報が3ビット分の
正スタッフ動作を行う情報を含む信号が順次に入力され
ると、図12(p)に示すよう、位相調整パターン信号
は、A・A・A・B・C・C・C・D・C・C・C・E
・A・Aとなるので、図12(r)に示すように、確実
に位相を調整する。
【0087】このように第3の実施形態における位相調
整回路63は、このようにスタッフ情報バイトから位相
調整量を読み出し、位相調整量に相当するビット数だけ
データをシフトするように動作するので、位相調整のシ
フト単位nビットの2倍以上のビット数のパラレルデー
タに変換したとしても位相を調整することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明にかかる位相調整回路は、以上説
明したように動作するので、位相調整のシフト単位nビ
ットの2倍以上のビット数でパラレル処理をしたとして
も、確実に位相を調整することができる。そして、単位
処理量あたりの周波数を下げることができる。このた
め、消費電力を抑制することができ、高速動作用の特殊
な素子を使用することなく、位相調整回路を作成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における光通信システムの構成
および光通信装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態にかかる信号のフレームフォー
マットである。
【図3】第1の実施形態における位相調整回路のブロッ
ク図である。
【図4】第2の実施形態における位相調整回路のブロッ
ク図である。
【図5】第2の実施形態における位相調整回路のタイム
チャートを示す図である。
【図6】アドレスと入力データとの関係を示す図であ
る。
【図7】位相調整パターン信号とスタッフ判定信号およ
びシフト制御信号との関係を示す図である。
【図8】位相調整パターン信号と選択ビットとの関係を
示す図である。
【図9】シフト単位の2倍のビット数にパラレル変換す
る場合における位相調整パターンの考え方を説明する図
である。
【図10】シフト単位の3倍のビット数にパラレル変換
する場合における位相調整パターンの考え方を説明する
図である。
【図11】第3の実施形態における位相調整回路のブロ
ック図である。
【図12】第2の実施形態における位相調整回路のタイ
ムチャートを示す図である。
【図13】アドレスと入力データとの関係を示す図であ
る。
【図14】位相調整パターン信号と選択ビットとの関係
を示す図である。
【図15】フレームフォーマットを示す図である。
【図16】位相差とスタッフバイトとの関係を示す図で
ある。
【図17】従来の光通信システムの構成を示す図であ
る。
【図18】従来の位相調整回路のブロック図である。
【図19】アドレスと入力データとの関係を示す図であ
る。
【図20】従来の位相調整回路のタイムチャートを示す
図である。
【符号の説明】
23、43、63 位相調整回路 31 位相情報判定回路 32 主記憶回路 33 選択回路 51、71 スタッフ情報判定回路 52、72 メモリ 53 ラッチ回路 54、74 セレクタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊熊 宏 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 ▲高▼安 昭男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5J106 AA03 BB01 DD00 DD21 DD33 DD37 DD43 GG14 GG19 HH02 KK25 KK29 5K034 AA15 EE01 HH01 HH02 HH05 HH24 HH25 HH36 HH42 HH46 5K047 AA15 BB02 GG11 GG45 LL04 LL05 MM24 MM53

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に含まれる位相調整情報を用い
    て、受信信号に対してnビットをシフト単位とする位相
    調整を行う位相調整回路において、 受信信号をX・n(Xは2以上の整数、nは自然数)ビ
    ットのパラレル信号に順次変換する変換手段と、 該パラレル信号を時系列の順に記憶する複数の記憶部
    と、 前記位相調整情報に応じて前記複数の記憶部に対する読
    み出し制御を個別に行い、時系列的に前後するパラレル
    信号または同一時点でのパラレル信号を出力させる読み
    出し制御手段と、 前記位相調整情報に応じたパターンに従って、前記記憶
    部からの出力信号を選択し、X・nビットのパラレル信
    号を出力する選択手段とを備えたことを特徴とする位相
    調整回路。
  2. 【請求項2】 受信信号に含まれる位相調整情報を用い
    て、受信信号に対してnビットをシフト単位とする位相
    調整を行う位相調整回路において、 受信信号をX・n(Xは2以上の整数、nは自然数)ビ
    ットのパラレル信号に順次変換する変換手段と、 該パラレル信号を時系列の順に記憶する第1の記憶部
    と、 該第1の記憶部の出力信号を記憶する第2の記憶部と、 前記位相調整情報に応じて該第1の記憶部および該第2
    の記憶部に対する読み出し制御を個別に行い、該第2の
    記憶部の出力信号が前に該第1の記憶部から出力された
    信号となるように制御する読み出し制御手段と、 前記位相調整情報に応じたパターンに従って、該第1の
    記憶部、該第2の記憶部からの出力信号を選択し、X・
    nビットのパラレル信号を出力する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする位相調整回路。
  3. 【請求項3】 受信信号に含まれる位相調整情報を用い
    て、受信信号に対してnビットをシフト単位とする位相
    調整を行う位相調整方法において、 受信信号をX・n(Xは2以上の整数、nは自然数)ビ
    ットのパラレル信号に順次変換する第1ステップと、 該パラレル信号を時系列の順に複数の記憶部に記憶する
    第2ステップと、 前記位相調整情報に応じて前記複数の記憶部に対する読
    み出し制御を個別に行い、時系列的に前後するパラレル
    信号または同一時点でのパラレル信号を出力させる第3
    ステップと、 前記位相調整情報に応じたパターンに従って、前記記憶
    部からの出力信号を選択し、X・nビットのパラレル信
    号を出力する第3ステップとを含むことを特徴とする位
    相調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008167054A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Fujitsu Ltd 光伝送システム
US8019228B2 (en) 2006-12-27 2011-09-13 Fujitsu Limited Optical switching transmission system with timing correction

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