JP2001217698A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2001217698A
JP2001217698A JP2000023239A JP2000023239A JP2001217698A JP 2001217698 A JP2001217698 A JP 2001217698A JP 2000023239 A JP2000023239 A JP 2000023239A JP 2000023239 A JP2000023239 A JP 2000023239A JP 2001217698 A JP2001217698 A JP 2001217698A
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power supply
circuit
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timer
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JP2000023239A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kuwabara
克佳 桑原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電しても簡単な構成でもとの状態に復帰で
きるスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 常開スイッチ4を閉成すると負荷回路2
を形成して商用交流電源eから負荷Lに電力を供給す
る。電源回路5でタイマFET起動回路7に電界効果ト
ランジスタQ1に出力してオンさせ、ダイオードブリッジ
11の直流出力端子間を短絡して、交流入力端子間に電流
を流させる。常開スイッチ4を開成してタイマFET起
動回路7の出力が停止した後は、電界効果トランジスタ
Q1のゲート、ソース間の寄生容量により電界効果トラン
ジスタQ1はオン状態を維持する。リセット回路12で電界
効果トランジスタQ1のゲート電圧を引き抜き、常開スイ
ッチ4を開成した後負荷Lへの電力の供給を停止する。
電界効果トランジスタQ1はリセット回路12による動作以
外ではオフしないため、停電復帰後も元の状態に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング手段
を開成した後所定時間遅延させた状態で開成するスイッ
チ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチ装置としては、
手動で動作するスイッチング手段と、このスイッチング
手段に並列に接続されこのスイッチング手段が閉成した
場合に閉成するスイッチング素子とを有するとともに、
スイッチング手段の開成を検出しこのスイッチング手段
の開成後の所定時間はスイッチング素子を閉成状態に維
持するタイマ回路とを有している。
【0003】そして、手動でスイッチング手段を閉成
し、このスイッチング手段が閉成するとスイッチング素
子も閉成し、スイッチング手段が開成されるとタイマ回
路により所定時間はスイッチング素子を閉成した状態に
維持して、スイッチング手段が開成された後の所定時間
は負荷に電力を供給させ、負荷をオフさせることを遅延
させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにスイッチング手段の閉成によりスイッチング素子
を閉成させたり、スイッチング手段が開成した後の所定
時間を検出するタイマ回路は、一般的には電子回路で構
成されるため、停電あるいは瞬時の停電が発生すると、
バックアップ用の電源を有さない限り、その状態は維持
できない。
【0005】このため、仮に電源が瞬時に復帰してもも
のと状態を維持できない問題を有しており、また、バッ
クアップ用の電源を装着すると装置が大型化、複雑化す
る問題を有している。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、停電しても簡単な構成でもとの状態に復帰できるス
イッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスイッチ
装置は、交流電源および負荷に対して直列に接続される
負荷回路を開閉するスイッチング手段と;交流入力端子
および直流出力端子を有し交流入力端子がスイッチング
手段に対して並列に接続された整流手段と;負荷回路の
閉路に入力端子が接続されスイッチング手段の閉成時に
出力する電源手段と;制御端子および対をなす主端子を
有し制御端子に電圧を印加することにより主端子間を閉
成するとともに印加された電荷が放電するまで主端子間
の閉成を保持し主端子が整流手段の直流出力端子に接続
された電圧制御型のトランジスタと;電源手段からの出
力があるとトランジスタの制御端子に電圧を印加してト
ランジスタの主端子間を閉成させ、電源手段からの出力
が停止して所定時間経過するとリセット信号を出力する
制御手段と;並列に放電経路を有さず制御手段からリセ
ット信号が出力されるとトランジスタの電荷を放電させ
てトランジスタを開成させるリセット手段とを具備した
もので、スイッチング手段が閉成されると負荷回路が形
成されて交流電源から負荷に電力を供給するとともに、
電源手段は出力して制御手段はトランジスタの制御端子
に電圧を印加してトランジスタの主端子間を閉成させて
整流手段の直流出力端子間を短絡し、この状態でスイッ
チング手段が開成されると電源手段は出力を停止して制
御手段は所定時間そのままの状態でトランジスタの制御
端子に電圧を印加させず、トランジスタは放電回路を有
さないため別個にバックアップ電源などを設けたり制御
端子に電圧を印加しなくてもそのままの状態で閉成状態
を維持して整流手段の直流出力端子を閉成し、この直流
出力端子間が閉成されているため、交流入力端子間に交
流電流が流れて負荷に電力を供給しつづけ、制御手段で
所定時間を検出した後は制御手段はリセット信号を出力
してリセット手段によりトランジスタの電荷を放電させ
てトランジスタを開成し、このトランジスタの開成によ
り直流出力手段間は開成されて交流入力端子間は交流電
流が流れなくなり、交流電源からの電力は負荷に供給さ
れなくなる。
【0008】請求項2記載のスイッチ装置は、請求項1
記載のスイッチ装置において、制御手段は、電源手段か
らの出力が停止すると信号を出力するタイマ制御手段
と;電源手段からの出力があるとトランジスタの制御端
子に電圧を印加してトランジスタの主端子間を閉成さ
せ、タイマ制御手段からの出力があった後の所定時間後
にはリセット信号を出力する駆動手段とを具備したもの
で、電源手段の出力が停止するとタイマ制御手段から信
号を出力し、タイマ制御手段からの出力があった後の所
定時間後には駆動手段はリセット信号を出力して、所定
時間計籠に交流電源から負荷回路に電力を供給すること
を確実に停止する。
【0009】請求項3記載のスイッチ装置は、請求項1
または2記載のスイッチ装置において、制御手段の所定
時間を可変設定するタイマ時間設定手段を具備したもの
で、タイマ時間設定手段により容易に所定時間を設定可
能である。
【0010】請求項4記載のスイッチ装置は、請求項1
ないし3いずれか記載のスイッチ装置において、スイッ
チング手段、整流手段、電源手段、トランジスタ、制御
手段およびリセット手段が装着される基板と;少なくと
も一面に開口部を有し基板を収納するケース体と;ケー
ス体に取り付けられ開口部を閉塞するカバー体と;この
カバー体に対して揺動可能に設けられ一方に揺動した状
態でスイッチング手段を閉成し他方に揺動した状態でス
イッチング手段を開成する操作体とを具備したもので、
スイッチング手段、整流手段、電源手段、トランジス
タ、制御手段およびリセット手段が装着される基板をケ
ース体に収納してカバー体で閉塞することによりコンパ
クト化を図れるとともに、操作体の揺動により容易にス
イッチング手段を操作可能である。
【0011】請求項5記載のスイッチ装置は、請求項3
記載のスイッチ装置において、スイッチング手段、整流
手段、電源手段、トランジスタ、制御手段、リセット手
段およびタイマ時間設定手段が装着される基板と;少な
くとも一面に開口部を有し基板を収納するケース体と;
ケース体に取り付けられ開口部を閉塞するカバー体と;
このカバー体に設けられタイマ時間設定手段により所定
時間を設定する設定操作体と;カバー体に対して揺動可
能に設けられ一方に揺動した状態でスイッチング手段を
閉成し他方に揺動した状態でスイッチング手段を開成す
る操作体とを具備したもので、スイッチング手段、整流
手段、電源手段、トランジスタ、制御手段およびリセッ
ト手段が装着される基板をケース体に収納してカバー体
で閉塞することによりコンパクト化を図れるとともに、
操作体の揺動により容易にスイッチング手段を操作可能
であるとともに、設定操作体によりタイマ時間設定手段
を容易に操作してスイッチング手段開成後の遅延の所定
時間を容易に設定可能である。
【0012】請求項6記載のスイッチ装置は、請求項5
記載のスイッチ装置において、操作体は設定操作体を覆
った状態で揺動可能であるもので、不用意に設定操作体
が操作されて所定時間が変わってしまうことを防止す
る。
【0013】請求項7記載のスイッチ装置は、請求項4
ないし6いずれか記載のスイッチ装置において、操作体
を一方に揺動した状態で閉成され他方に揺動した状態で
開成され別個の負荷回路を制御する開閉スイッチング手
段を具備したもので、スイッチ手段と開閉スイッチング
手段を操作体により同時に操作することにより、操作後
すぐに停止させたい開閉スイッチング手段により動作す
る負荷と操作後所定時間経過後に停止させたスイッチン
グ手段により動作する負荷とを操作体の操作により容易
に設定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスイッチ装置の一
実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1はスイッチ装置を示す回路図で、図2
はスイッチ装置を示す分解斜視図である。
【0016】スイッチ装置1は電気的には、図1に示す
ように、商用交流電源eに負荷Lが直列に接続されて負
荷回路2を構成し、この負荷回路2に対して直列にスイ
ッチ回路3が接続されている。
【0017】そして、スイッチ回路3は、負荷Lおよび
商用交流電源e間にスイッチング手段としての常開スイ
ッチ4および電源手段としての電源回路5が接続されて
いる。また、この電源回路5は、常開スイッチ4に対し
て直列に降圧トランスTrの一次巻線Tr1 が接続され、こ
の降圧トランスTrの二次巻線Tr2 には全波整流用のダイ
オードブリッジ6の交流入力端子が接続され、このダイ
オードブリッジ6の直流出力端子間には平滑用のコンデ
ンサC1および定電圧用のツェナダイオードZD1が接続さ
れ、このツェナダイオードZD1 は、駆動手段としてのタ
イマFET起動回路7に接続され、このタイマFET起
動回路7にはこのタイマFET起動回路7で計時するオ
フを遅延させるタイマ時間設定手段としての可変抵抗R8
が接続されている。さらに、ツェナダイオードZD1 には
タイマ制御手段としてのタイマスタート起動回路9が接
続され、このタイマスタート起動回路9はタイマFET
起動回路7に接続され、タイマFET起動回路7および
タイマスタート起動回路9などにて制御手段としての制
御回路10を構成している。
【0018】さらに、タイマFET起動回路7は、ダイ
オードD1を介して電圧により制御されるMOS型の電界
効果トランジスタ(FET)Q1のゲートが接続され、こ
の電界効果トランジスタQ1のドレイン、ソースは整流手
段としてのダイオードブリッジ11の直流出力端子間に接
続され、このダイオードブリッジ11の交流入力端子間は
電源回路5に対して並列に接続されている。なお、電界
効果トランジスタQ1のゲート、ソース間には、寄生容量
を有している。また、タイマFET起動回路7はリセッ
ト回路12に接続され、このリセット回路12は電界効果ト
ランジスタQ1のゲート、ソース間を短絡可能に接続さ
れ、このリセット回路12に対しては並列に電界効果トラ
ンジスタQ1の寄生容量に充電された電荷を放電させるた
めの他の放電回路は形成されていない。
【0019】スイッチ装置1は機械的には、図2に示す
ように、埋込配線器具で壁などに埋め込まれる筐体21を
有しており、この筐体21は前面に開口部22を有するケー
ス体23と、このケース体23の前面の開口部22を閉塞する
カバー体24を有しており、ケース体23内には基板部25が
収納され、この筐体21は図示しないサポートに取り付け
られる。
【0020】そして、基板部25は主となる表面側に位置
する第1の基板26と、この第1の基板26の側面側に位置
して第1の基板26に取り付けられた第2の基板27とを有
しており、これら第1の基板26および第2の基板27に
は、スイッチ回路3の降圧トランスTr、常開スイッチ4
などが装着され、第2の基板27には電界効果トランジス
タQ1が取り付けられ、この電界効果トランジスタQ1は第
2の基板27に取り付けられた金属性の放熱板28に接触さ
れている。
【0021】また、ケース体23の底面には、図示しない
電源線挿通孔が形成され、この電源線挿通孔に対向して
鎖状端子30が取り付けられている。さらに、第1の基板
26にはスイッチ端子31が取り付けられ、このスイッチ端
子31は可動端子32により電気的に開閉される。またさら
に、第1の基板26の表面に位置して揺動体33が揺動可能
に配設され、この揺動体33は前面に一対の保持部35,35
が形成され、この揺動体33の揺動により可動端子32をス
イッチ端子31に接離する開閉スイッチング手段としての
開閉スイッチ34が形成されている。
【0022】そして、この揺動体33を含めた第1の基板
26の前面に位置して、ケース体23の開口部22を閉塞する
カバー体24が取り付けられる。このカバー体24は対向す
る辺にそれぞれ1対づつ合計4個の係止爪36を有してお
り、一方、ケース体23は係止爪36に対応してケース体23
に形成された係止部37を有し、これら係止爪36は係止部
37に着脱可能に係止される。また、カバー体24には、保
持部35,35に対応して開口部41,41が形成され、これら
開口部41,41からは、揺動体33の揺動によりそれぞれい
ずれかの保持部35,35が突出するように形成されてい
る。
【0023】また、カバー体24の表面には揺動体33の揺
動軸に平行に先端が線状に突出した突部42,43が形成さ
れている。
【0024】さらに、第1の基板26に取り付けられた可
変抵抗R8に対応して、カバー体24には設定操作体44が回
動自在に取り付けられ、設定操作体44を回動することに
より遅延する時間を設定する。
【0025】またさらに、第1の基板26に取り付けられ
た常開スイッチ4に対応して、カバー体24には進退自在
の押圧体45が取り付けられている。
【0026】また、カバー体24には、図示しないサポー
トを取り付ける取付部46が形成されている。
【0027】そして、カバー体24の前面には、操作体51
が配設され、この操作体51の背面側には挟持部52が枠状
に突出して形成され、この挟持部52を揺動体33の保持部
35,35で挟持して揺動体33により操作体51を保持する。
なお、この操作体51により設定操作体44を覆った状態に
するので、不必要に設定操作体44を操作してしまうこと
を防止する。
【0028】また、操作体51には表示窓53が形成され、
この操作体51の表示窓53の背面にはレンズ54を取り付け
る取付部55が形成されている。
【0029】そして、操作体51の右側を押圧すると、揺
動体33の右側の保持体35が引っ込んだ状態に保持され、
左側の保持体35が突出した状態になって開閉スイッチン
グ装置34が閉成状態になるとともに、操作体51の右側が
奥まって位置して押圧体45が押圧されて常開スイッチ4
が閉成する。これにより、図1に示す負荷回路3とは別
個の図示しない負荷回路の閉路が形成されて、商用交流
電源eの電力がこの負荷回路に供給される。
【0030】一方、常開スイッチ4が閉成されることに
より、破線で示す商用交流電源e、負荷L、常開スイッ
チ4、降圧トランスTrの一次巻線Tr1 、商用交流電源e
の閉路で電流が流れ、降圧トランスTr1 の二次巻線Tr2
に電圧が誘起され、整流回路6で整流し、平滑用のコン
デンサC1で平滑し、ツェナダイオードZD1 で定電圧にす
る。そして、タイマFET起動回路7により電界効果ト
ランジスタQ1のゲート電圧を印加し、電界効果トランジ
スタQ1をオンにし、ダイオードブリッジ11の直流出力側
を閉成する。この閉成により、実線で示すダイオードブ
リッジ11の交流入力側に交流電流が流れる。
【0031】反対に、操作体51の左側を押圧すると、揺
動体33の左側の保持体35が引っ込んだ状態に保持され、
右側の保持体35が突出した状態になって開閉スイッチン
グ装置34が開成状態になるとともに、操作体51の右側が
突出して位置して押圧体45が押圧されずに常開スイッチ
4が開成する。これにより、図1に示す負荷回路3とは
別個の図示しない負荷回路の閉路が形成されて、商用交
流電源eの電力がこの負荷回路には供給されなくなる。
【0032】一方、常開スイッチ4が開成されることに
より、破線で示す商用交流電源e、負荷L、常開スイッ
チ4、降圧トランスTrの一次巻線Tr1 、商用交流電源e
の閉路は開成されて電流は流ず、降圧トランスTr1 の二
次巻線Tr2 に電圧が誘起さず、タイマFET起動回路7
の出力は停止するとともに、タイマスタート起動回路9
によりタイマFET起動回路7のタイマを起動させる。
このように、タイマFET起動回路7の出力が停止して
も電界効果トランジスタQ1はゲート、ソース間に放電回
路が形成されていないため、電界効果トランジスタQ1の
ゲート、ソース間の電荷は徐々に低下するにすぎず、電
界効果トランジスタQ1のゲート、ソース間の浮遊容量
により電界効果トランジスタQ1は自己保持され、電界効
果トランジスタQ1はオン状態を維持する。このように、
電界効果トランジスタQ1がオン状態でダイオードブリッ
ジ11の直流出力側を閉成することにより、実線で示すダ
イオードブリッジ11の交流入力側に交流電流が流れ、負
荷Lには電力が供給される。
【0033】その後、常開スイッチ4が開成して可変抵
抗R8で設定された時間が経過すると、タイマFET起動
回路7はリセット回路12に出力し、リセット回路12は電
界効果トランジスタQ1のゲート、ソース間を短絡してゲ
ート、ソース間に充電されている浮遊容量の電荷を放電
させてゲートの電荷を引き抜き、電界効果トランジスタ
Q1をオフさせる。そして、電界効果トランジスタQ1がオ
フ状態でダイオードブリッジ11の直流出力側を開成する
ことにより、実線で示すダイオードブリッジ11の交流入
力側に交流電流が流ず、負荷Lへの電力が停止する。こ
のように、電界効果トランジスタQ1のゲート、ソース間
の浮遊容量を用いることにより、バックアップ用の電源
を別個に設けることなく、電界効果トランジスタQ1をオ
ンし続けることができ、常開スイッチ4の開成後の所定
時間負荷Lに電力を供給し続けることができる。
【0034】また、停電あるいは瞬時の停電が生じて
も、電界効果トランジスタQ1はそのままの状態で徐々に
ゲート、ソース間の浮遊容量の電荷を放電するにすぎな
いので、停電復帰後には元の状態に復帰できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載のスイッチ装置によれば、
スイッチング手段が開成されると電源手段は出力を停止
して制御手段は所定時間そのままの状態でトランジスタ
の制御端子に電圧を印加させないものの、トランジスタ
は放電回路を有さないため別個にバックアップ電源など
を設けたり制御端子に電圧を印加しなくてもそのままの
状態で閉成状態を維持して整流手段の直流出力端子を閉
成し、この直流出力端子間が閉成されているため、交流
入力端子間に交流電流が流れて負荷に電力を供給しつづ
け、制御手段で所定時間を検出した後は制御手段はリセ
ット信号を出力してリセット手段によりトランジスタの
電荷を放電させてトランジスタを開成して交流電源から
の電力は負荷に供給されなくなるので、バックアップ電
源を別個に用いることなく、所定時間遅延して停止で
き、また、停電が生じてもそのままの状態を保持するの
で停電回復後にもとの状態に復帰できる。
【0036】請求項2記載のスイッチ装置によれば、請
求項1記載のスイッチ装置に加え、電源手段の出力が停
止するとタイマ制御手段から信号を出力し、タイマ制御
手段からの出力があった後の所定時間後には駆動手段は
リセット信号を出力して、所定時間計籠に交流電源から
負荷回路に電力を供給することを確実に停止できる。
【0037】請求項3記載のスイッチ装置によれば、請
求項1または2記載のスイッチ装置に加え、制御手段の
所定時間を可変設定するタイマ時間設定手段を具備した
ので、タイマ時間設定手段により容易に所定時間を設定
可能できる。
【0038】請求項4記載のスイッチ装置によれば、請
求項1ないし3いずれか記載のスイッチ装置に加え、ス
イッチング手段、整流手段、電源手段、トランジスタ、
制御手段およびリセット手段が装着される基板をケース
体に収納してカバー体で閉塞することによりコンパクト
化を図れるとともに、操作体の揺動により容易にスイッ
チング手段を操作可能できる。
【0039】請求項5記載のスイッチ装置によれば、請
求項3記載のスイッチ装置に加え、スイッチング手段、
整流手段、電源手段、トランジスタ、制御手段およびリ
セット手段が装着される基板をケース体に収納してカバ
ー体で閉塞することによりコンパクト化を図れるととも
に、操作体の揺動により容易にスイッチング手段を操作
可能であるとともに、設定操作体によりタイマ時間設定
手段を容易に操作してスイッチング手段開成後の遅延の
所定時間を容易に設定可能できる。
【0040】請求項6記載のスイッチ装置によれば、請
求項5記載のスイッチ装置に加え、操作体は設定操作体
を覆った状態で揺動可能であるので、不用意に設定操作
体が操作されて所定時間が変わってしまうことを防止で
きる。
【0041】請求項7記載のスイッチ装置によれば、請
求項4ないし6いずれか記載のスイッチ装置に加え、ス
イッチング手段と開閉スイッチング手段を操作体により
同時に操作することにより、操作後すぐに停止させたい
開閉スイッチング手段により動作する負荷と操作後所定
時間経過後に停止させたスイッチング手段により動作す
る負荷とを操作体の操作により容易に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ装置の一実施の形態を示す回
路図である。
【図2】同上スイッチ装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】 2 負荷回路 4 スイッチング手段としての常開スイッチ 5 電源手段としての電源回路 7 駆動手段としてのタイマFET起動回路 8 タイマ時間設定手段としての可変抵抗 9 タイマ制御手段としてのタイマスタート起動回路 10 制御手段としての制御回路 11 整流手段としてのダイオードブリッジ 23 ケース体 24 カバー体 26 基板 34 開閉スイッチング手段としての開閉スイッチ装置 44 設定操作体 51 操作体 e 商用交流電源 Q1 電界効果トランジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源および負荷に対して直列に接続
    される負荷回路を開閉するスイッチング手段と;交流入
    力端子および直流出力端子を有し交流入力端子がスイッ
    チング手段に対して並列に接続された整流手段と;負荷
    回路の閉路に入力端子が接続されスイッチング手段の閉
    成時に出力する電源手段と;制御端子および対をなす主
    端子を有し制御端子に電圧を印加することにより主端子
    間を閉成するとともに印加された電荷が放電するまで主
    端子間の閉成を保持し主端子が整流手段の直流出力端子
    に接続された電圧制御型のトランジスタと;電源手段か
    らの出力があるとトランジスタの制御端子に電圧を印加
    してトランジスタの主端子間を閉成させ、電源手段から
    の出力が停止して所定時間経過するとリセット信号を出
    力する制御手段と;並列に放電経路を有さず制御手段か
    らリセット信号が出力されるとトランジスタの電荷を放
    電させてトランジスタを開成させるリセット手段と;を
    具備したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、 電源手段からの出力が停止すると信号を出力するタイマ
    制御手段と;電源手段からの出力があるとトランジスタ
    の制御端子に電圧を印加してトランジスタの主端子間を
    閉成させ、タイマ制御手段からの出力があった後の所定
    時間後にはリセット信号を出力する駆動手段と;を具備
    したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 制御手段の所定時間を可変設定するタイ
    マ時間設定手段を具備したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング手段、整流手段、電源手
    段、トランジスタ、制御手段およびリセット手段が装着
    される基板と;少なくとも一面に開口部を有し基板を収
    納するケース体と;ケース体に取り付けられ開口部を閉
    塞するカバー体と;このカバー体に対して揺動可能に設
    けられ一方に揺動した状態でスイッチング手段を閉成し
    他方に揺動した状態でスイッチング手段を開成する操作
    体と;を具備したことを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 スイッチング手段、整流手段、電源手
    段、トランジスタ、制御手段、リセット手段およびタイ
    マ時間設定手段が装着される基板と;少なくとも一面に
    開口部を有し基板を収納するケース体と;ケース体に取
    り付けられ開口部を閉塞するカバー体と;このカバー体
    に設けられタイマ時間設定手段により所定時間を設定す
    る設定操作体と;カバー体に対して揺動可能に設けられ
    一方に揺動した状態でスイッチング手段を閉成し他方に
    揺動した状態でスイッチング手段を開成する操作体と;
    を具備したことを特徴とする請求項3記載のスイッチ装
    置。
  6. 【請求項6】 操作体は設定操作体を覆った状態で揺動
    可能であることを特徴とする請求項5記載のスイッチ装
    置。
  7. 【請求項7】 操作体を一方に揺動した状態で閉成され
    他方に揺動した状態で開成され別個の負荷回路を制御す
    る開閉スイッチング手段を具備したことを特徴とする請
    求項4ないし6いずれか記載のスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072139A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Toshiba Lighting & Technology Corp 配線器具
CN104579268A (zh) * 2014-12-26 2015-04-29 青岛歌尔声学科技有限公司 一种开关电路及带有所述开关电路的电子产品

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JP2011072139A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Toshiba Lighting & Technology Corp 配線器具
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