JP2001217659A - マイクロ波増幅器 - Google Patents

マイクロ波増幅器

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JP2001217659A
JP2001217659A JP2000026721A JP2000026721A JP2001217659A JP 2001217659 A JP2001217659 A JP 2001217659A JP 2000026721 A JP2000026721 A JP 2000026721A JP 2000026721 A JP2000026721 A JP 2000026721A JP 2001217659 A JP2001217659 A JP 2001217659A
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harmonic
amplifier
circuit
component
stage
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Kazuhiko Nakahara
和彦 中原
Yasuyuki Ito
康之 伊藤
Yukinori Tarui
幸宣 垂井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多段構成のマイクロ波増幅器では、高
調波処理回路が最終段のトランジスタの出力側にのみ設
けられているので、マイクロ波増幅器の高出力化、高効
率化、低歪み化を充分に実現することができないという
課題があった。 【解決手段】 マイクロ波増幅回路において、多段構成
の増幅器を実現するためにそれぞれが各段の増幅器の構
成要素となる複数のトランジスタと、最終段のトランジ
スタの出力側に設けられた高調波処理回路と、少なくと
も最終段の前段のトランジスタ4の入力整合回路または
出力整合回路に設けられた高調波処理回路3,5とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯情報端末等
で使用される高出力の多段構成マイクロ波増幅器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば“A High Efficiency
GaAs Power Amplifier Module with aSingle Voltage f
or Digital Cellular Phone System”,IEEE 1998 MTT-
S Digest p443-446に示された従来のマイクロ波増幅器
の構成を示す回路図である。図11において、101は
入力端子、102はバイパスコンデンサ、103は整合
回路を構成する伝送線路、104は安定化抵抗、105
は第1段のFET、106はFET105についてのド
レインバイアス印加用線路、107はFET105につ
いて負帰還回路を構成するバイパスコンデンサ、108
は同じく負帰還回路を構成する抵抗、109は整合回路
を構成するコンデンサ、110は第2段のFET、11
1はFET110についてのドレインバイアス印加回路
および2倍波処理回路に対する共通な構成要素である線
路、112は2倍波処理回路を構成するトラップコンデ
ンサ、113は出力端子、Vdd1,Vdd2は電圧源
である。
【0003】図12は図11に示されたマイクロ波増幅
器内の第2段のFET110のドレイン側の2倍波処理
回路および基本波整合回路を示す図である。図12にお
いて、図11と同一符号は同一または相当部分を示すの
でその説明を省略する。2倍波処理回路は、基本波の約
1/8波長の電気長を有する2つの線路111、トラッ
プコンデンサ112およびバイパスコンデンサ102と
を有して構成されている。
【0004】次に動作について説明する。図12におい
て、FET110から2倍波処理回路をみたインピーダ
ンスΓLに関しては、トラップコンデンサ112の容量
がゼロの場合には基本波について1/4波長のショート
スタブがみえるので、基本波に対しては開放状態とな
り、2倍波に対しては先端部が接地されたショートスタ
ブと等価となる。そして、トラップコンデンサ112の
容量を変化させることで、接地点からの位相を変化させ
て2倍波に対する適切なインピーダンス設定を実施する
ことが可能となり、マイクロ波増幅器における高出力
化、高効率化、低歪み化の実現が可能となる。
【0005】図13は、トラップコンデンサの容量変化
に応じた基本波および2倍波に対するインピーダンス変
化の軌跡を示す図である。図13に示されるように、基
本波に対するインピーダンスがほとんど変化しないのと
は対照的に、2倍波に対するインピーダンスはトラップ
コンデンサの容量変化に応じてリアクタンスが負の状態
から正の状態に変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波増幅
器は以上のように構成されているので、2倍波処理回路
をはじめとする高調波処理回路は最終段のトランジスタ
の出力側にのみに設けられているから、マイクロ波増幅
器の高出力化、高効率化、低歪み化を充分に実現するこ
とができないという課題があった。
【0007】また、高効率化等を実現するためには、最
終段以外の段のトランジスタについても効率の良い非線
形動作状態で動作させることが必要となるが、波形歪み
の劣化の防止が困難であるという課題があった。
【0008】また、従来のマイクロ波増幅器は、各段の
増幅器を接続したうえで多段化した後に、最終段に設け
られた高調波処理回路を用いて全体的な回路調整を実施
していたので、回路調整に時間を要するという課題があ
った。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、高出力化、高効率化および低歪み
化を実現できるマイクロ波増幅器を得ることを目的とす
る。
【0010】また、多段化したマイクロ波増幅器の回路
調整時間の短縮化を実現することができるマイクロ波増
幅器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマイクロ
波増幅器は、多段構成の増幅器を実現するためにそれぞ
れが各段の増幅器の構成要素となる複数のトランジスタ
と、最終段のトランジスタの出力側に設けられた高調波
処理回路と、少なくとも最終段の前段のトランジスタの
入力整合回路または出力整合回路に設けられた高調波処
理回路とを備えるようにしたものである。
【0012】この発明に係るマイクロ波増幅器は、各段
の増幅器の構成要素となる1または複数のトランジスタ
についてそれぞれ高調波成分を帰還させる帰還回路を設
けるようにしたものである。
【0013】この発明に係るマイクロ波増幅器は、多段
化された増幅器内で任意の隣接する2段の増幅器間に、
前段の増幅器の出力側に発生した高調波成分と後段の増
幅器の増幅作用により後段の増幅器の入力側に発生した
高調波成分とを互いに合成して当該高調波成分を打ち消
すための高調波処理回路を備えるようにしたものであ
る。
【0014】この発明に係るマイクロ波増幅器は、任意
の段のトランジスタからの出力信号を基本波成分と高調
波成分とに分波する分波手段と、高調波成分の位相調整
を実施する移相器と、高調波成分の振幅調整を実施する
減衰器と、基本波成分と調整された高調波成分とをミキ
シングするミキシング用トランジスタとを備えるように
したものである。
【0015】この発明に係るマイクロ波増幅器は、入力
信号を基本波成分と高調波成分とに分波する分波手段
と、高調波成分に対する位相調整を実施する移相器と、
高調波成分に対する振幅調整を実施する減衰器と、基本
波成分と調整された高調波成分とをミキシングするミキ
シング用トランジスタとからそれぞれ構成されて互いに
並列に配置される第1の増幅回路および第2の増幅回路
と、任意の段のトランジスタからの出力信号の電力を前
記第1の増幅回路と前記第2の増幅回路とに分配する電
力分配器とを備え、第1の増幅回路内のミキシング用ト
ランジスタの出力線と第2の増幅回路内のミキシング用
トランジスタの出力線とが接続されて電力合成された出
力信号が生成されるようにしたものである。
【0016】この発明に係るマイクロ波増幅器は、mf
0 −nf0 =f0 の関係を満たすm,nの高調波につい
て、m倍波処理回路とn倍波処理回路とを直列または並
列に接続するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
マイクロ波増幅器の構成を示す図である。図において、
1は入力端子、2は入力側の基本波整合回路、3は入力
側の高調波処理回路、4は第1段のFET(トランジス
タ)、5は出力側の高調波処理回路、6は出力側の基本
波整合回路、7は基本波整合回路2、高調波処理回路
3、FET4、高調波処理回路5および基本波整合回路
6から構成される第1段の増幅器、8は第1段の増幅器
7と同一の構成を有する第2段の増幅器、9は出力端子
である。なお、基本波整合回路2と高調波処理回路3と
から入力整合回路が構成され、基本波整合回路6と高調
波処理回路5とから出力整合回路が構成される。
【0018】次に、高調波処理回路3,5について、2
倍波および3倍波を対象とした高調波処理回路の具体的
構成について説明する。図2は、入力側すなわちゲート
側の2倍波処理回路の構成の例を示す図である。11は
基本波整合回路2に接続する接続端子、12はFET4
のゲート端子に接続する接続端子、13は2倍波に対す
る接地を実現するためのショートスタブ、14はバイパ
スコンデンサ、15はショートスタブ13により実現さ
れる2倍波に対する接地点から位相を変化させるための
伝送線路である。
【0019】図3は、出力側すなわちドレイン側の2倍
波処理回路の構成の例を示す図である。図3において、
図2と同一符号は同一または相当部分を示すのでその説
明を省略する。16はFET4のドレイン端子に接続す
る接続端子、17は基本波整合回路6に接続する接続端
子である。
【0020】また、図4は入力側すなわちゲート側の3
倍波処理回路の構成の例を示す図である。20は基本波
整合回路2に接続する接続端子、21はFET4のゲー
ト端子に接続する接続端子、22は3倍波に対する接地
点を実現するためのオープンスタブ、23はオープンス
タブ22で実現した3倍波に対する接地点から位相を変
化させるための伝送線路である。
【0021】図5は、出力側すなわちドレイン側の3倍
波処理回路の構成の例を示す図である。図5において、
図4と同一符号は同一または相当部分を示すのでその説
明を省略する。24はFET4のドレイン端子に接続す
る接続端子、25は基本波整合回路6に接続する接続端
子である。
【0022】次に動作について説明する。図1に示され
る2段増幅器において、各段毎に入力側の高調波処理回
路3および出力側の高調波処理回路5を構成する伝送線
路15,23の電気長を高出力化等を実現するために各
々適宜設定する。特に、FET4についての出力整合回
路における2倍波等の偶数倍の高調波に対するインピー
ダンスを変化させると、当該インピーダンスの変化に応
じてゲインおよび効率が変化する。なお、低周波に関し
ては、FET4の出力整合回路において偶数倍の高調波
に対してインピーダンスを接地させれば、高効率化を図
れることが原理的に解明されている。しかし、マイクロ
波等の高調波に関しては、FET4の出力整合回路にお
いて偶数倍の高調波に対してインピーダンスを接地させ
るためには、FET4内部のリアクタンス成分を打ち消
すためのリアクタンス成分が必要となり、伝送線路15
等の電気長を変化させることで上記打ち消すためのリア
クタンス成分を得て高効率化を実現する。そして、伝送
線路15等の電気長の設定が終了した後に、第1段の増
幅器7と第2段の増幅器8とを接続してマイクロ増幅器
を多段化する。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第1段のFETの入力側および出力側並びに第2段
のFETの入力側および出力側に高調波処理回路を設け
るとともに、高調波処理回路を構成する伝送線路の電気
長を適宜設定できるように構成したので、各段毎のマイ
クロ波増幅器の回路調整を個別に実施することができる
から、全体的なマイクロ波増幅器の高出力化、高効率化
および低歪み化を実現できるという効果を奏する。
【0024】また、各段の高調波処理回路3,5に対す
る回路調整を実施した後に、各段の増幅器を接続して多
段化し、多段化された増幅器に対して最終的な微調整を
実施することで多段化増幅器の回路調整を実施すること
ができるから、多段化増幅器の回路調整時間の短縮化お
よび多段化増幅器の高性能化を実現できるという効果を
奏する。
【0025】なお、上記の実施の形態では、2段増幅器
を例に説明したが、3段以上の多段化された増幅器にお
いても、各段のFETの入力側または出力側に高調波処
理回路を設けることで同様の効果を得ることができる。
さらに、上記の実施の形態では、2倍波および3倍波の
除去を例に説明したが、4倍波以上の高調波についても
対応する高調波処理回路を用いて除去することが可能で
ある。
【0026】さらに、mf0 −nf0 =f0 の関係を満
たすm,nの高調波成分に対して、当該高調波成分に係
る高調波処理回路を併用することが考えられるが、例え
ばm=3,n=2とした場合には図2に示された2倍波
処理回路と図4に示された3倍波処理回路とを直列に接
続するとともに、図3に示された2倍波処理回路と図5
に示された3倍波処理回路とを直列に接続することで、
より効率的な高調波処理を実現することが可能となる。
【0027】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2によるマイクロ波増幅器の構成を示す図である。
図6において、図1と同一符号は同一または相当部分を
示すのでその説明を省略する。27はFET4について
の並列帰還回路(帰還回路)、28はFET4について
の直列帰還回路(帰還回路)である。
【0028】次に動作について説明する。マイクロ波増
幅器の非線形動作時において、FET4のドレイン・ゲ
ート間の寄生容量、あるいは並列帰還回路27または直
列帰還回路28によりFET4についての帰還回路を構
成して、FET4の出力側に発生した2倍波を入力側に
帰還させて増幅器に入力される信号波とミキシングす
る。この際、入力側整合回路および出力側整合回路に含
まれる2倍波処理回路を適切に構成することで、FET
4の入力側に発生する基本波成分および増幅動作により
増幅された基本波の合成電力が最大となる。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、2倍波成分を帰還させる帰還回路を設けるように構
成したので、FETの入力側に発生する基本波成分およ
び増幅動作により増幅された基本波の合成電力を最大に
することができるから、マイクロ波増幅器の高出力化を
実現することができるという効果を奏する。なお、この
実施の形態2によるマイクロ波増幅器における処理対象
は2倍波成分に限定されるものではなく、他の高調波成
分への適用も可能である。
【0030】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3によるマイクロ波増幅器の構成を示す図である。
図7において、図1と同一符号は同一または相当部分を
示すのでその説明を省略する。31は、増幅器の非線形
動作時に、第1段の増幅器7の出力側に発生した2倍波
2f0 1と第2段の増幅器8の増幅作用により増幅器8
の入力側に発生した2倍波2f0 2とを互いに合成して
2倍波成分を打ち消すための2倍波処理回路(高調波処
理回路)である。
【0031】図8は、この実施の形態3による2倍波処
理回路の例を示す回路図である。図8において、32は
第1段の増幅器7に接続する接続端子、33は振幅調整
回路(減衰器)を構成する抵抗、34,35はコンデン
サ、36はインダクタ、37はコンデンサ34,35お
よびインダクタ36から構成される位相調整回路、38
は第2段の増幅器8に接続する接続端子であり、Aは抵
抗33からなる振幅調整回路と位相調整回路37とを区
画する配線上の部位を示すものである。
【0032】次に動作について説明する。図7および図
8に示されるように、第1段の増幅器7と第2段の増幅
器8との間に振幅調整回路33と位相調整回路37とが
設けられているので、第1段の増幅器7の出力側に発生
した2倍波2f0 1は、振幅調整回路33により第2段
の増幅器8の入力側に発生した2倍波2f0 2と同じ振
幅を有するように減衰させられる。そして、2倍波2f
0 1と2倍波2f0 2との位相差が180度の奇数倍に
なるように位相調整回路37においてキャパシタンス、
インダクタンスの調整を適宜実施すれば、2倍波2f0
1と2倍波2f0 2とは打ち消し合うので、第1段の増
幅器7と第2段の増幅器8との間の2倍波成分を除去す
ることができる。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、第1段の増幅器7と第2段の増幅器8との間に、第
1段の増幅器7の出力側に発生した2倍波2f0 1と第
2段の増幅器8の増幅作用により増幅器8の入力側に発
生した2倍波2f0 2とを互いに合成して2倍波成分を
打ち消すための2倍波処理回路を設けるように構成した
ので、第1段の増幅器7と第2段の増幅器8との間の2
倍波成分を除去することができるという効果を奏する。
【0034】なお、この実施の形態3によるマイクロ波
増幅器における処理対象は2倍波成分に限定されるもの
ではなく、他の高調波成分への適用も可能である。ま
た、mf0 −nf0 =f0 の関係を満たすm,nの高調
波成分に対して、当該高調波成分に係る高調波処理回路
を併用することが考えられるが、例えばm=3,n=2
とした場合には図7に示された2倍波処理回路31と、
同様の機能を有する3倍波処理回路とを直列に接続する
ことで、より効率的な高調波処理を実現することが可能
となる。
【0035】実施の形態4.図9は、この発明の実施の
形態4によるマイクロ波増幅器の構成を示す図である。
図9において、図1と同一符号は同一または相当部分を
示すのでその説明を省略する。41は2個のゲート端子
を備えたデュアルゲートFET(ミキシング用トランジ
スタ)、42はFET4のドレイン端子に接続されて出
力信号を基本波成分と2倍波成分とに分波するダイプレ
クサ(分波手段)、43は2倍波成分に対する移相器、
44は2倍波成分に対する減衰器である。なお、この実
施の形態においては、移相器43と減衰器44とから2
倍波処理回路(高調波処理回路)45が構成される。
【0036】次に動作について説明する。トランジスタ
4の出力信号は、ダイプレクサ42により基本波成分と
2倍波成分とに分波される。基本波成分はデュアルゲー
トFET41の一方のゲート端子に入力され、2倍波成
分は移相器43および減衰器44により位相および振幅
が調整されてデュアルゲートFET41の他方のゲート
端子に入力される。デュアルゲートFET41は、一方
のゲート端子に入力された基本波成分と他方のゲート端
子に入力された2倍波成分とをミキシングして、増幅器
の非線形動作時にミキシング動作により基本波成分を調
整する。さらに、高調波処理回路5は出力側において2
倍波に対する処理を実施する。
【0037】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、第1段のFET4からの出力信号を基本波成分と2
倍波成分とに分波するダイプレクサ42と、2倍波成分
に対する位相・振幅調整を行う移相器43および減衰器
44と、基本波成分と調整された2倍波成分とをミキシ
ングするデュアルゲートFET41とを備えるように構
成したので、基本波成分に対して位相・振幅を適切に調
整した2倍波成分をミキシングすることで、増幅器の非
線形動作時において出力される基本波成分の高出力化お
よび低歪み化を実現することができる。
【0038】なお、上記の実施の形態4ではミキサ回路
の構成素子としてデュアルゲートFETを用いた例を示
したが、通常のシングルゲートFETを用いてミキサ回
路を構成することも可能である。
【0039】また、この実施の形態4によるマイクロ波
増幅器における処理対象は2倍波成分に限定されるもの
ではなく、他の高調波成分への適用も可能である。さら
に、mf0 −nf0 =f0 の関係を満たすm,nの高調
波成分に対して、当該高調波成分に係る高調波処理回路
を併用することが考えられるが、例えばm=3,n=2
とした場合には図9に示された2倍波処理回路45と、
同様の機能を有する3倍波処理回路とを並列に接続する
ことで、より効率的な高調波処理を実現することが可能
となる。なお、各高調波処理回路を並列に接続するの
は、各高調波処理回路が処理対象の高調波成分のみを通
過させるフィルタとしても機能するためである。
【0040】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5によるマイクロ波増幅器の構成を示す図であ
る。図10において、図1および図9と同一符号は同一
または相当部分を示すのでその説明を省略する。51は
第1段のFET4からの出力電力を分配する電力分配
器、52,53はそれぞれ2個のゲート端子を備えたデ
ュアルゲートFET(ミキシング用トランジスタ)、5
4,55はそれぞれ電力分配器51に接続されて電力が
分配されたFET4の出力信号を基本波成分と2倍波成
分とに分波するダイプレクサ(分波手段)、56,57
はそれぞれ2倍波成分に対する移相器、58,59はそ
れぞれ2倍波成分に対する減衰器である。移相器56お
よび移相器57は、それぞれの移相器により位相が偏移
された2倍波成分が互いに逆位相となるように、2倍波
成分に対する移相量が設定される。なお、この実施の形
態では、移相器56と減衰器58、および移相器57と
減衰器59とからそれぞれ2倍波処理回路(高調波処理
回路)60,61が構成される。さらに、ダイプレクサ
54、2倍波処理回路60およびデュアルゲートFET
52から第1の増幅回路62が構成され、ダイプレクサ
55、2倍波処理回路61およびデュアルゲートFET
53から第2の増幅回路63が構成される。
【0041】次に動作について説明する。電力分配器5
1は、FET4の出力信号の電力を分配して各信号をダ
イプレクサ54,55に入力する。ダイプレクサ54,
55はそれぞれ入力信号を基本波成分と2倍波成分とに
分波する。ダイプレクサ54により分波された基本波成
分はデュアルゲートFET52の一方のゲート端子に入
力され、2倍波成分は移相器56および減衰器58によ
り位相および振幅が調整されてデュアルゲートFET5
2の他方の端子に入力される。一方、ダイプレクサ55
により分波された基本波成分はデュアルゲートFET5
3の一方のゲート端子に入力され、2倍波成分は移相器
57および減衰器59により位相および振幅が調整され
てデュアルゲートFET53の他方の端子に入力され
る。移相器56および移相器57の移相量を適宜設定す
ることで、デュアルゲートFET52に入力される2倍
波成分とデュアルゲートFET53に入力される2倍波
成分とは逆位相となる。デュアルゲートFET52,5
3は、それぞれ一方のゲート端子に入力された基本波成
分と他方のゲート端子に入力された2倍波成分とをミキ
シングし、各デュアルゲートFETからの出力信号は電
力合成されて高調波処理回路5に入力される。この際、
2倍波成分は電力合成により打ち消される。
【0042】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、入力信号を基本波成分と2倍波成分とに分波するダ
イプレクサ54(55)と、2倍波成分に対する位相調
整を実施する移相器56(57)と、2倍波成分に対す
る振幅調整を実施する減衰器58(59)と、基本波成
分と2倍波成分とのミキシング動作を実施するデュアル
ゲートFET52(53)とを有して構成される増幅回
路を並列に配置するとともに、前段のFET4からの出
力信号の電力をそれぞれの増幅回路に分配する電力分配
器51を設け、さらに2つのデュアルゲートFETのド
レインを接続して電力合成するように構成したので、移
相器56および移相器57の移相量を適宜設定すること
で、デュアルゲートFET52に入力される2倍波成分
とデュアルゲートFET53に入力される2倍波成分と
を逆位相とすることができ、電力合成されるデュアルゲ
ートFETからの出力信号において2倍波成分を打ち消
すことができるから、増幅器の高出力化および低歪み化
を実現できるという効果を奏する。
【0043】また、この実施の形態5によるマイクロ波
増幅器における処理対象は2倍波成分に限定されるもの
ではなく、他の高調波成分への適用も可能である。さら
に、mf0 −nf0 =f0 の関係を満たすm,nの高調
波成分に対して、当該高調波成分に係る高調波処理回路
を併用することが考えられるが、例えばm=3,n=2
とした場合には図10に示された2倍波処理回路60お
よび2倍波処理回路61に対して、それぞれ同様の機能
を有する3倍波処理回路を並列に接続することで、より
効率的な高調波処理を実現することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、最終
段のトランジスタの出力側に設けられた高調波処理回路
のみではなく、少なくとも最終段の前段のトランジスタ
の入力整合回路または出力整合回路にも高調波処理回路
を設けるように構成したので、各段の増幅器毎に伝送線
路の電気長を適宜設定する等の調整を実施し、各段の高
調波成分に対する調整が終了した後に、複数の増幅器を
接続して多段化するとともに当該多段化増幅器に対して
最終的な微調整を実施することで多段化増幅器の回路調
整を完了できるから、多段化増幅器の回路調整時間の短
縮化および多段化増幅器の高性能化を実現できるという
効果を奏する。
【0045】この発明によれば、各段の増幅器の構成要
素となる1または複数のトランジスタについてそれぞれ
高調波成分を帰還させる帰還回路を備えるように構成し
たので、入力信号に対して高調波成分を適切に合成する
ことで、トランジスタの入力側に発生する基本波成分お
よび増幅動作により増幅された基本波の合成電力を最大
にすることができるから、マイクロ波増幅器の高出力化
を実現することができるという効果を奏する。
【0046】この発明によれば、多段化された増幅器内
で任意の隣接する2段の増幅器間に、前段の増幅器の出
力側に発生した高調波成分と後段の増幅器の増幅作用に
より後段の増幅器の入力側に発生した高調波成分とを互
いに合成して高調波成分を打ち消すための高調波処理回
路を備えるように構成したので、前段の増幅器と後段の
増幅器との間の高調波成分を除去することができるとい
う効果を奏する。
【0047】この発明によれば、任意の段のトランジス
タからの出力信号を基本波成分と高調波成分とに分波す
るダイプレクサと、高調波成分の位相調整を実施する移
相器と、高調波成分の振幅調整を実施する減衰器と、基
本波成分と調整された高調波成分とをミキシングするデ
ュアルゲートFETとを備えるように構成したので、基
本波成分に対して位相・振幅を適切に調整した高調波成
分をミキシングすることで、増幅器の非線形動作時にお
いて出力される基本波成分の高出力化および低歪み化を
実現することができるという効果を奏する。
【0048】この発明によれば、入力信号を基本波成分
と高調波成分とに分波するダイプレクサと、高調波成分
に対する位相調整を実施する移相器と、高調波成分に対
する振幅調整を実施する減衰器と、基本波成分と高調波
成分とのミキシング動作を実施するデュアルゲートFE
Tとから構成されて互いに並列に配置された第1の増幅
回路および第2の増幅回路と、任意の段のトランジスタ
からの出力信号の電力を第1の増幅回路と第2の増幅回
路とに分配する電力分配器とを備え、第1の増幅回路内
のデュアルゲートFETの出力線と第2の増幅回路内の
デュアルゲートFETの出力線とが接続されて電力合成
された出力信号が生成されるように構成されているの
で、電力合成される2つのデュアルゲートFETからの
出力信号において高調波成分を打ち消すことができるか
ら、増幅器の高出力化および低歪み化を実現できるとい
う効果を奏する。
【0049】この発明によれば、mf0 −nf0 =f0
の関係を満たすm,nの高調波について、m倍波処理回
路とn倍波処理回路とを直列または並列に接続するよう
に構成したので、より効率的な高調波処理を実現するこ
とが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマイクロ波増
幅器の構成を示す図である。
【図2】 入力側の2倍波処理回路の例を示す図であ
る。
【図3】 出力側の2倍波処理回路の例を示す図であ
る。
【図4】 入力側の3倍波処理回路の例を示す図であ
る。
【図5】 出力側の3倍波処理回路の例を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2によるマイクロ波増
幅器の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるマイクロ波増
幅器の構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による2倍波処理回
路の例を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態4によるマイクロ波増
幅器の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態5によるマイクロ波
増幅器の構成を示す図である。
【図11】 従来のマイクロ波増幅器の構成を示す回路
図である。
【図12】 マイクロ波増幅器内の2倍波処理回路およ
び基本波整合回路を示す図である。
【図13】 トラップコンデンサの容量変化に応じた基
本波および2倍波に対するインピーダンスの変化の軌跡
を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2 入力側基本波整合回路、3 入力側
高調波処理回路、4FET(トランジスタ)、5 出力
側高調波処理回路、6 出力側基本波整合回路、7 第
1段の増幅器、8 第2段の増幅器、9 出力端子、1
1,12,16,17,20,21,24,25 接続
端子、13 ショートスタブ、14バイパスコンデン
サ、15,23 伝送線路、22 オープンスタブ、2
7 並列帰還回路(帰還回路)、28 直列帰還回路
(帰還回路)、31 2倍波処理回路(高調波処理回
路)、32,38 接続端子、33 抵抗、34,35
コンデンサ、36 インダクタ、37 位相調整回
路、41,52,53 デュアルゲートFET(ミキシ
ング用トランジスタ)、42,54,55 ダイプレク
サ(分波手段)、43,56,57 移相器、44,5
8,59 減衰器、45,60,61 2倍波処理回路
(高調波処理回路)、51 電力分配器、62第1の増
幅回路、63 第2の増幅回路。
フロントページの続き (72)発明者 垂井 幸宣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J067 AA01 AA04 AA41 CA21 CA35 CA36 FA17 FA20 HA09 HA13 HA25 HA29 HA33 KA00 KA16 KA23 KA29 KA68 KS01 KS11 LS01 MA08 MA11 SA14 TA01 TA05 5J069 AA01 AA04 AA41 CA21 CA35 CA36 FA17 FA20 HA09 HA13 HA25 HA29 HA33 KA00 KA16 KA23 KA29 KA68 KC06 MA08 MA11 SA14 TA01 TA05 5J090 AA01 AA04 AA41 CA21 CA35 CA36 DN02 FA17 FA20 HA09 HA13 HA25 HA29 HA33 KA00 KA16 KA23 KA29 KA68 MA08 MA11 MN02 SA14 TA01 TA05 5J092 AA01 AA04 AA41 CA21 CA35 CA36 FA17 FA20 HA09 HA13 HA25 HA29 HA33 KA00 KA16 KA23 KA29 KA68 MA08 MA11 SA14 TA01 TA05 VL08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段構成の増幅器を実現するためにそれ
    ぞれが各段の増幅器の構成要素となる複数のトランジス
    タと、最終段のトランジスタの出力側に設けられた高調
    波処理回路と、少なくとも最終段の前段のトランジスタ
    の入力整合回路または出力整合回路に設けられた高調波
    処理回路とを備えることを特徴とするマイクロ波増幅
    器。
  2. 【請求項2】 各段の増幅器の構成要素となる1または
    複数のトランジスタについてそれぞれ高調波成分を帰還
    させる帰還回路を設けることを特徴とする請求項1記載
    のマイクロ波増幅器。
  3. 【請求項3】 多段化された増幅器内で任意の隣接する
    2段の増幅器間に、前段の増幅器の出力側に発生した高
    調波成分と後段の増幅器の増幅作用により後段の増幅器
    の入力側に発生した高調波成分とを互いに合成して当該
    高調波成分を打ち消すための高調波処理回路を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のマイクロ波増幅器。
  4. 【請求項4】 任意の段のトランジスタからの出力信号
    を基本波成分と高調波成分とに分波する分波手段と、高
    調波成分の位相調整を実施する移相器と、高調波成分の
    振幅調整を実施する減衰器と、基本波成分と調整された
    高調波成分とをミキシングするミキシング用トランジス
    タとを備えることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    波増幅器。
  5. 【請求項5】 入力信号を基本波成分と高調波成分とに
    分波する分波手段と、高調波成分に対する位相調整を実
    施する移相器と、高調波成分に対する振幅調整を実施す
    る減衰器と、基本波成分と調整された高調波成分とをミ
    キシングするミキシング用トランジスタとからそれぞれ
    構成されて互いに並列に配置される第1の増幅回路およ
    び第2の増幅回路と、任意の段のトランジスタからの出
    力信号の電力を前記第1の増幅回路と前記第2の増幅回
    路とに分配する電力分配器とを備え、第1の増幅回路内
    のミキシング用トランジスタの出力線と第2の増幅回路
    内のミキシング用トランジスタの出力線とが接続されて
    電力合成された出力信号が生成されることを特徴とする
    請求項1記載のマイクロ波増幅器。
  6. 【請求項6】 mf0 −nf0 =f0 の関係を満たす
    m,nの高調波について、m倍波処理回路とn倍波処理
    回路とを直列または並列に接続することを特徴とする請
    求項1記載のマイクロ波増幅器。
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