JP2001216193A - キャッシュ機構およびキャッシュ機構の動作制御方法 - Google Patents

キャッシュ機構およびキャッシュ機構の動作制御方法

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JP2001216193A JP2000021232A JP2000021232A JP2001216193A JP 2001216193 A JP2001216193 A JP 2001216193A JP 2000021232 A JP2000021232 A JP 2000021232A JP 2000021232 A JP2000021232 A JP 2000021232A JP 2001216193 A JP2001216193 A JP 2001216193A
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知明 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラインサイズを変更可能とする。 【解決手段】セレクタ226は、図示しないプロセッサ
からのインデックスアドレスビット数を変更するために
指示を記憶するセレクタコントロールレジスタ220の
記憶内容に応じて、インデックスアドレスのビット数を
選択する。したがって、プロセッサからの指示によって
インデックスアドレスのビット数を変更してラインサイ
ズを変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインメモリより
も高速にアクセス可能なキャッシュ機構の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データのアクセス速度を向上するため
に、現在では多くのコンピュータシステムにキャッシュ
機構が搭載されている。キャッシュ機構には、通常、1
度読み出し対象となったデータを含むデータ単位である
ブロックデータを複数個記憶している。そして、例えば
読み出し対象であるデータが、キャッシュ機構内に記憶
されている場合には、そのデータをプロセッサに渡し、
一方、キャッシュ機構内に記憶されていない場合には、
そのデータを含むブロックデータをメインメモリから読
み出して新たに登録するようにして、データ読み出し効
率を向上させている。そして、キャッシュ機構を搭載し
たコンピュータシステムでは、キャッシュのヒット率や
1ブロックデータ当りのサイズ(ラインサイズ)等によ
ってシステム性能が左右されることが知られている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャッシュ
機構における最適なラインサイズは、実行するジョブの
性質により変化してしまうのは周知の事実であり、この
ラインサイズを固定的なものとしていた従来のキャッシ
ュ機構においては、プログラムの種類によってはキャッ
シュ効率が悪化する可能性さえあった。
【0003】また、キャッシュ機構の内で、一番ハード
ウェアの規模を必要とするのは、データアレイを構成す
るRAMであり、この容量は、製造するチップサイズや
使用する製造技術によってその上限値がほぼ限られてお
り、同一のデータアレイ容量内でいかにしてヒット率の
高いキャッシュ機構を製造できるかは、ラインサイズの
選択に大きく依存することになるものの、従来ではライ
ンサイズが固定的なものとなっていたため、場合によっ
てはかなり低いヒット率となることを余儀なくされてい
た。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、ラインサイズを変更可能なキ
ャッシュ機構およびその動作制御方法を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内の請求項1に係る発明は、メインメモリ
より高速にデータアクセス可能なキャッシュ機構におい
て、プロセッサの指示に応答して、1ブロックデータの
サイズであるラインサイズを変更するラインサイズ変更
手段を備えたことを特徴とするようにした。
【0005】この請求項1に係る発明においては、ライ
ンサイズ変更手段は、プロセッサの指示に応答して、1
ブロックデータのサイズであるラインサイズを変更する
ので、例えば実行するプログラムの種類に応じたライン
サイズを設定でき、キャッシュヒット率を向上すること
ができる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、記憶されて
いる複数のブロックデータを管理するデータ制御手段
と、前記記憶されているブロックデータのアドレスを管
理するアドレス制御手段と、を備え、前記アドレス制御
手段は、読み出し対象データに対応するブロックデータ
が前記データ制御手段によって管理されていないと判断
した場合にはメインメモリ内の対応するブロックデータ
を読み出す指示を与え、一方、これ以外の場合には、前
記データ制御手段が管理する対応ブロックデータを出力
することによって、記憶する複数のブロックデータをメ
インメモリより高速に読み出し可能なキャッシュ機構に
おいて、前記ブロックデータを管理するアドレスである
管理アドレスのビット数を変更することによって、1ブ
ロックデータのサイズであるラインサイズを変更するラ
インサイズ変更手段を備えたことを特徴とするようにし
た。
【0007】この請求項2に係る発明においては、ライ
ンサイズ変更手段は、管理アドレスのビット数を変更す
ることによって、1ブロックデータのサイズであるライ
ンサイズを変更する。したがって、例えば固定記憶容量
の場合には、ビット数を多くすればそれだけ選択可能な
ブロックデータ数が多くなるため1ブロックデータサイ
ズ(ラインサイズ)が小さくなり、一方、ビット数を少
なくすればそれだけ選択可能なブロックデータ数が少な
くなるため1ブロックデータサイズ(ラインサイズ)が
大きくなり、管理アドレスのビット数の変更で最適なラ
インサイズが設定可能となる。
【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載のキャッシュ機構において、前記ラインサイズ変更
手段は、プロセッサからの管理アドレスビット数を変更
するために指示を記憶するレジスタと、このレジスタの
記憶内容に応じて管理アドレスのビット数を選択するセ
レクタとを含んで成ることを特徴とする。
【0009】この請求項3に係る発明においては、セレ
クタは、プロセッサからの管理アドレスビット数を変更
するために指示を記憶するレジスタの記憶内容に応じて
管理アドレスのビット数を選択するので、プロセッサか
らの指示によって管理アドレスのビット数を変更してラ
インサイズを変更するキャッシュ機構を簡易な構成で実
現できる。
【0010】また、請求項4に係る発明は、メインメモ
リより高速にデータアクセス可能なキャッシュ機構の動
作制御方法において、プロセッサの指示に応答して、1
ブロックデータのサイズであるラインサイズを変更する
ことを特徴とするキャッシュ機構の動作制御方法であ
る。
【0011】この請求項4に係る発明においても、プロ
セッサの指示に応答して、1ブロックデータのサイズで
あるラインサイズを変更するようにしたので、例えば実
行するプログラムの種類に応じたラインサイズを設定で
き、キャッシュヒット率を向上することができる。
【0012】なお、このような動作制御は、ハードウエ
アロジックで実現されるが、またコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に制御手順を記録しておき、コンピュー
タがこの記録媒体に記録した制御手順を読み取って実行
することによっても実現できる。即ち、メインメモリよ
り高速にデータアクセス可能なキャッシュ機構の動作制
御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体において、プロセッサの指示に応答して、1ブロ
ックデータのサイズであるラインサイズを変更する処理
を含む処理をコンピュータに実行させる記録媒体も提案
される。このような記録媒体としては、ROM、半導体
IC等が挙げられる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。この実施の形態のキャッシュ機
構は、プロセッサに内蔵することやプロセッサに付加さ
せることが可能であるが、以降の説明では、図3に示す
ように、キャッシュ機構200がプロセッサ100に直
接接続されていると共に、プロセッサ100のメインメ
モリ300へのアクセスは、キャッシュ機構200を介
して行われる情報処理システムを例に挙げて説明する。
また、最初に従来のキャッシュ機構の構成や動作につい
て説明し、その後、本発明の特徴的な構成や動作を説明
することによって本発明の理解の容易化に努める。ま
た、キャッシュ機構の一例として「set associative
型」のキャッシュ機構を例にとって説明する。
【0013】図2は、従来および本発明のキャッシュ機
構200のブロック構成図であり、従来および本発明の
アドレス制御部のブロック構成図は、それぞれ図9、図
1に示されている。この情報処理システムは、必要な指
示を与えるプロセッサ100と、メインメモリ300
と、このメインメモリ300よりもアクセス速度が高速
なキャッシュ機構200とを備えている。
【0014】キャッシュ機構200は、キャッシュ機構
に記憶されているデータのアドレスを登録するアドレス
アレイ230と、このアドレスを管理するアドレス制御
部500(本発明では符号210のもの)と、キャッシ
ュデータを記憶するデータアレイ250と、この記憶デ
ータの管理するデータ制御部240とを有している。ア
ドレスアレイ230やデータアレイ250はRAMで実
現でき、アドレス制御部210やデータ制御部240
は、ハードウエアロジックで実現できる。
【0015】図9に示すように、従来のアドレス制御部
は、命令デコーダ212と、アドレス出力部400と、
比較器232と、制御部234とを備えている。そし
て、図4に示すように、アドレス上位ビット、インデッ
クスアドレス、ブロック内アドレスからなるアクセスア
ドレスがプロセッサ100から送られるようになってい
る。アクセスアドレスは、例えば40ビットのデータで
あり、データアレイ250の容量を64KB、システム
の1ワードを8バイトとし、ラインサイズを128B固
定と仮定すると、「64KB/128B(B:バイト)
=512」となるので、ブロックデータが512個とな
る。「set associative 型」のキャッシュ機構において
は、この512に分割された各ブロックデータをアクセ
スするためのアドレスが上記インデックスアドレスであ
り、512個のブロックデータをアクセスするのに必要
なインデックスアドレスのビット数は9ビットとなる。
また、ラインサイズに区切られたブロックデータ内をア
クセスするためのアドレスは、上記ブロック内アドレス
であり、128Bのブロックデータ内をアクセスするの
に必要なブロック内アドレスのビット数は7bitとな
る。したがって、上位ビットのビット数は24ビットと
なる。
【0016】次に従来機構の動作概要を図9を参照して
説明する。メモリアクセス命令には大きく分けてメモリ
からのリード動作とメモリへのライト動作があるが、こ
こではリード動作について説明を行う。プロセッサ10
0から発行されたメモリアクセス命令は、命令デコード
212がデコードして命令コード(ライトまたはリー
ド)やアドレスを出力する。比較器232は、アドレス
出力部400が出力するインデックスアドレス(B)で
指定されるアドレスアレイ230内のエリアに記憶され
たアドレスと、アドレス上位ビット(A)で指定される
アドレスとを比較し、一致する場合にはデータがキャッ
シュ内に有り、一方、一致しない場合にはデータがキャ
ッシュ内に無いと判断する。なお、図10に示すよう
に、過去に受け付けたアクセスアドレスのインデックス
アドレス(B)で指定されるアドレスアレイ230内の
エリアにその時のアドレス上位ビット(A)が既に記憶
されているので、比較器212によってデータがキャッ
シュ内に有るか否かを判定できる。
【0017】データがキャッシュに内に有る状態を「キ
ャッシュヒット」または単に「ヒット」と称し、ヒット
した場合には、制御部234は、データ制御部240に
該当データの出力を要求する。データ制御部240は、
データアレイ250から該当データを読み出して、プロ
セッサ100にメモリアクセス命令リプライとしてデー
タを返送し、キャッシュ動作を終了する。これに対し、
キャッシュ内にデータが無い状態を「キャッシュミス」
または単に「ミス」と称し、ミスの場合には、制御部2
34は、メインメモリ300に対してデータ要求を行
う。このメインメモリに対するデータ要求をミスリクエ
ストと称する。
【0018】キャッシュ機構を搭載した情報処理システ
ムでは、通常、ミスリクエストに対してメインメモリ
は、該当データを含むブロックデータを返送するように
構成されており、このブロックデータの大きさを「ライ
ンサイズ」と称する。ブロックデータが返送されてくる
と、データ制御部240は、データアレイ250にブロ
ックデータを登録する。ラインサイズは、通常、2のべ
き乗バイトに設定されており、ブロックデータは、ライ
ンサイズでアラインされたデータが返送されてくる。図
6は、ラインサイズ128Bの場合のミスリクエストに
対するデータの返送の様子を模式的に示している。例え
ばアドレスが98(HEX)であるデータリード要求に
対し、メインメモリ300からは、ラインサイズ128
Bで区切られているアドレス80(HEX)からの128B
分のデータを返送している。データ制御部240は、こ
の返送されてくる128Bデータをデータアレイ250
に登録すると共に、アドレス98(HEX)のデータを
プロセッサ100に返送する。 このようにして、従来
ではキャッシュ動作が行われているが、データアレイ2
50に登録される1ブロックデータのサイズであるライ
ンサイズは固定的なものである 。
【0019】次に本発明の特徴的な構成や動作を説明す
る。図1は、本発明の実施の形態のアドレス制御部21
0(アドレスアレイ230を含む)のブロック構成図で
ある。このアドレス制御部210は、命令デコーダ21
2と、命令出力部218と、アドレス出力部2226
と、比較器232と、制御部234とを有している。
【0020】命令出力部218は、命令デコード212
のデコード結果に得て従来のように命令コードD(リー
ドまたはライト)を制御部234に出力すると共に、プ
ロセッサ100が発行した専用のインデックスアドレス
切り替え命令を命令デコーダ212がデコードした結果
を格納するセレクトコントロールレジスタ230を備え
ている。図7に示すように、クロック信号に同期して動
作するプロセッサ100は、所望のクロック立ち上がり
タイミングで、インデックスアドレス切り替え命令を発
行し、セレクトコントロールレジスタ230は、この発
行されたインデックスアドレス切り替え命令のデコード
結果を格納する。そして、このデコード結果は、インデ
ックスアドレスを図5に示すような6〜10ビットの内
のいずれに設定するかを定めるものである。
【0021】図5は、インデックスアドレスとラインサ
イズとの関係を示しており、本実施形態におけるデータ
アレイ250の容量を64KB固定とすると、インデッ
クスレジスタのビット数が9ビットの時にはブロックデ
ータ数が512個で1ラインサイズが128Bとなる。
これよりビット数が増加すると2のべき乗でブロックデ
ータ数が増加すると共にラインサイズが減少し、一方、
これよりビット数が減少すると2のべき乗でブロックデ
ータ数が減少すると共にラインサイズが増加する。
【0022】アドレス出力部225は、命令デコーダ2
12がデコードしたアクセスアドレスの内のアドレス上
位ビット(A)をアドレスアレイ230や比較器232
に出力し、ブロック内アドレス(C)をデータ制御部2
40に出力する。また、セレクタ226は、セレクタコ
ントロールレジスタ220の格納内容に応じてインデッ
クスアドレス(B)のビット数を選択する。このビット
数は、図5に示すように例えば6〜10ビットの内のい
ずれかのものとなる。
【0023】次に動作説明を行う。今、セレクタコント
ロールレジスタ230には、インデックスアドレス
(B)のビット数を9とするデコード結果が格納されて
いるものとする。したがって、セレクタ226は、イン
デックスアドレスを9ビットの情報とするものとする。
比較器232が、セレクタ226が出力する9ビットの
インデックスアドレス(B)で指定されるアドレスアレ
イ230内のエリアに記憶されたアドレスと、アドレス
上位ビット(A)で指定されるアドレスとを比較し、一
致している場合にはデータがキャッシュ内に有り、一
方、一致しない場合にはデータがキャッシュ内に無いと
判断する。
【0024】ヒットした場合には、制御部234は、デ
ータ制御部240に該当データの出力を要求する。この
際、インデックスアドレス(B)とブロック内アドレス
(C)とがデータ制御部240に送られるので読み出し
対象データを特定できる。データ制御部240は、デー
タアレイ250から該当データを読み出して、プロセッ
サ100にメモリアクセス命令リプライとしてデータを
返送し、キャッシュ動作を終了する。これに対し、ミス
の場合には、制御部234は、メインメモリ300に対
してミスリクエストを行い、メインメモリから読み出し
対象データを含むブロックデータが返送されて、データ
アレイに登録される。したがって、この場合には、図8
(a)に示すように、9ビットのインデックスアドレス
を用い、ブロックデータ数を512個(2の9乗個)、
ラインサイズ128Bとしてキャッシュ動作を行ってい
る。
【0025】次に、プロセッサ100がインデックスア
ドレス(B)のビット数を6ビットとするインデックス
アドレス切り替え命令を発行したとする。これを命令デ
コーダ212がデコードした結果は、セレクタコントロ
ールレジスタ230に格納される。すると、以降、セレ
クタ226は、インダックスアドレス(B)を6ビット
の情報とするものとする。比較器232が、セレクタ2
26が出力する6ビットのインデックスアドレス(B)
で指定されるアドレスアレイ230内のエリアに記憶さ
れたアドレスと、アドレス上位ビット(A)で指定され
るアドレスとを比較し、一致している場合にはデータが
キャッシュ内に有り、一方、一致しない場合にはデータ
がキャッシュ内に無いと判断する。
【0026】ヒットした場合には、制御部234は、デ
ータ制御部240に該当データの出力を要求する。この
際、インデックスアドレス(B)とブロック内アドレス
(C)とがデータ制御部240に送られるので読み出し
対象データを特定できる。データ制御部240は、デー
タアレイ250から該当データを読み出して、プロセッ
サ100にメモリアクセス命令リプライとしてデータを
返送し、キャッシュ動作を終了する。これに対し、ミス
の場合には、制御部234は、メインメモリ300に対
してミスリクエストを行い、メインメモリから読み出し
対象データを含むブロックデータが返送されて、データ
アレイに登録される。したがって、この場合には、図8
(b)に示すように、6ビットのインデックスアドレス
(B)を用い、ブロックデータ数を64個(2の6乗
個)、ラインサイズ1024Bとしてキャッシュ動作を
行うことになる。
【0027】以上説明してきたように本発明の実施の形
態によれば、ブロックデータの管理を行うためのインデ
ックスアドレス(B)のビット数を変更することによっ
て、1ブロックデータのサイズであるラインサイズを変
更する。したがって、例えば固定記憶容量の場合には、
ビット数を多くすればそれだけ選択可能なブロックデー
タ数が多くなるため1ブロックデータサイズ(ラインサ
イズ)が小さくなり、一方、ビット数を少なくすればそ
れだけ選択可能なブロックデータ数が少なくなるため1
ブロックデータサイズ(ラインサイズ)が大きくなり、
インダックスアドレス(B)のビット数の変更で最適な
ラインサイズが設定可能となる。よって、例えば実行す
るプログラムの種類に応じたラインサイズを設定でき、
キャッシュヒット率を向上することができることにな
る。
【0028】また、セレクタ226は、プロセッサ10
0からのインデックスアドレスビット数を変更するため
に指示を記憶するセレクタコントロールレジスタ220
の記憶内容に応じてインデックスアドレス(B)のビッ
ト数を選択するので、プロセッサ100からの指示によ
ってインデックスアドレス(B)のビット数を変更して
ラインサイズを変更するキャッシュ機構を簡易な構成で
実現できる。
【0029】なお、この実施の形態では本発明を特に
「set associative型」のキャッシュ機構に適用したも
のについて説明したきたが、他の方式のキャッシュ機構
に対しても本発明は適用可能である。要するに、プロセ
ッサ100の指示に応答して、1ブロックデータのサイ
ズであるラインサイズを変更するように構成すれば良
い。
【発明の効果】以上説明したきたように、本発明によれ
ば、プロセッサの指示に応答して、ラインサイズを変更
可能としたので、例えば実行するプログラムの種類に応
じたラインサイズを設定でき、キャッシュヒット率を向
上することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アドレス制御部210のブロック構成図であ
る。
【図2】キャッシュ機構200の全体構成図である。
【図3】システム全体の構成図である。
【図4】アクセスアドレスのフォーマットの説明図であ
る。
【図5】インデックスアドレスとラインサイズとの対応
関係の説明図である。
【図6】メインメモリ300に対するブロックデータ読
み出しの模式的説明図である。
【図7】プロセッサ100の動作説明のためのタイミン
グチャートである。
【図8】本発明の動作を説明するための模式的説明図で
ある。
【図9】従来のアドレス制御部のブロック構成図であ
る。
【図10】アドレスアレイを用いた動作の模式的説明図
である。
【符号の説明】 100 プロセッサ 200 キャッシュ機構 210 アドレス制御部 212 命令デコーダ 218 命令出力部 220 セレクタコントロールレジスタ 225 アドレス出力部 226 セレクタ 230 アドレスアレイ 232 比較器 234 制御部 240 データ制御部 250 データアレイ 300 メインメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインメモリより高速にデータアクセス
    可能なキャッシュ機構において、 プロセッサの指示に応答して、1ブロックデータのサイ
    ズであるラインサイズを変更するラインサイズ変更手段
    を備えたことを特徴とするキャッシュ機構。
  2. 【請求項2】 記憶されている複数のブロックデータを
    管理するデータ制御手段と、前記記憶されているブロッ
    クデータのアドレスを管理するアドレス制御手段と、を
    備え、前記アドレス制御手段は、読み出し対象データに
    対応するブロックデータが前記データ制御手段によって
    管理されていないと判断した場合にはメインメモリ内の
    対応するブロックデータを読み出す指示を与え、一方、
    これ以外の場合には、前記データ制御手段が管理する対
    応ブロックデータを出力することによって、記憶する複
    数のブロックデータをメインメモリより高速に読み出し
    可能なキャッシュ機構において、 前記ブロックデータを管理するアドレスである管理アド
    レスのビット数を変更することによって、1ブロックデ
    ータのサイズであるラインサイズを変更するラインサイ
    ズ変更手段を備えたことを特徴とするキャッシュ機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のキャッシュ機構におい
    て、 前記ラインサイズ変更手段は、 プロセッサからの管理アドレスビット数を変更するため
    に指示を記憶するレジスタと、このレジスタの記憶内容
    に応じて管理アドレスのビット数を選択するセレクタと
    を含んで成ることを特徴とするキャッシュ機構。
  4. 【請求項4】 メインメモリより高速にデータアクセス
    可能なキャッシュ機構の動作制御方法において、 プロセッサの指示に応答して、1ブロックデータのサイ
    ズであるラインサイズを変更することを特徴とするキャ
    ッシュ機構の動作制御方法。
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