JP2001215554A - デジタルカメラ用シャッタ - Google Patents

デジタルカメラ用シャッタ

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JP2001215554A
JP2001215554A JP2000027245A JP2000027245A JP2001215554A JP 2001215554 A JP2001215554 A JP 2001215554A JP 2000027245 A JP2000027245 A JP 2000027245A JP 2000027245 A JP2000027245 A JP 2000027245A JP 2001215554 A JP2001215554 A JP 2001215554A
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JP
Japan
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rotor
shutter
regulating
pin
coil
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JP2000027245A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Watabe
伸昭 渡部
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタ羽根によって小口径の開口部を規制で
きるようにした低コスト化,小型化,省電力化に好適な
デジタルカメラ用シャッタを提供すること。 【解決手段】永久磁石製回転子3は、コイル6への通電
方向に対応して所定の角度だけ回転し、駆動ピン3bに
よってシャッタ羽根15,16を作動させる。シャッタ
羽根15,16は,各々、規制部材13の半月ピン13
cとピン13bを押し得るようになっている。コイル6
に通電しなくても、シャッタ羽根15,16の全開状態
と閉鎖状態とは、回転子3の磁力により鉄ピン8,9と
の間に作用する吸引力によって維持され、小口径の規制
状態は、閉じ作動方向へ働いている上記吸引力と、規制
部材13を付勢しているばね14の付勢力とによって維
持される。また、規制部材13は、ばね14によって、
そのピン13aの位置が、軸1fとばね掛け部1gとを
結ぶ線分のどちら側にあるかによって、何れかの方向へ
付勢されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対的に作動する
2枚のシャッタ羽根によって、露光開口部よりも小口径
の開口部によって撮影を行なえるようにした電動式のデ
ジタルカメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ用のレンズシャッタに
は、一般に、ノーマルクローズ方式と称されているもの
と、ノーマルオープン方式と称されているものがある。
そのうち、ノーマルクローズ方式のシャッタは、カメラ
の不使用時には、シャッタ羽根が閉鎖しており、電源ス
イッチが閉じられると全開となって、CCDなどの撮像
素子に結像した被写体像をモニターを介して観察できる
ようにしている。従って、このタイプのものは、電源ス
イッチを開けばシャッタ羽根も閉鎖する。他方、ノーマ
ルオープン方式のシャッタは、電源スイッチが開いてい
ても、シャッタ羽根は全開状態となっていて、電源スイ
ッチを閉じた段階では、シャッタ羽根は作動せず、その
ままの状態で被写体像の観察を可能としている。
【0003】そして、何れの方式のシャッタの場合に
も、カメラのレリーズボタンが押されると、シャッタ羽
根は開いた状態のままで、観察モードから撮影モードに
切り換えられ、撮像素子に対して撮影開始信号が与えら
れる。また、撮影の終了に際しては、最近では、撮像素
子に対して撮影終了信号を与えることによって終了させ
るのではなく、撮影終了信号によってシャッタ羽根に閉
じ作動を行わせ、露光開口部を完全に閉鎖した段階で終
了させるようにするのが普通になっている。そして、そ
の後、シャッタ羽根の閉鎖状態において記憶装置への撮
像情報の転送が完了すると、シャッタ羽根は、再び全開
状態にセットされ、観察モードとなって次の撮影に備え
るようになっている。
【0004】他方、デジタルカメラの中には、絞り羽根
を備えているものが知られている。その場合、絞り機構
としては、複数の絞り羽根を有していて口径の大きさを
連続的に変え得るようにしたものと、予め用意された口
径の開口部を一つ又は複数個用意しておき、選択的に露
光開口部に臨ませるようにしたものとがあるが、何れの
ものにおいても、電源スイッチが閉じた段階で直ちに口
径制御を行なうようにしたものと、レリーズボタンが押
された後、撮影に先立って口径制御の行なわれるように
したものとがある。
【0005】また、このようなシャッタ羽根や絞り羽根
は、種々の電磁駆動装置によって作動させられるように
なっているが、その電磁駆動装置の一つとして、最近で
はムービングマグネット型モータと称されている電流制
御式のモータが知られている。このモータは、永久磁石
製(通常2極)回転子が、その径方向位置において回転
軸と平行に延伸した出力ピン(駆動ピン)を有してい
て、その回転子が、固定子コイルに対する通電方向に対
応した方向へ所定の回転角度だけ回転できるように構成
されている。そして、このモータは、ステッピングモー
タに比較して、低コストで小型化が可能であり、消費電
力も少なくて済むという特徴がある。
【0006】しかしながら、いくら、ムービングマグネ
ット型モータが、低コスト化,小型化,省電力化に有利
であるとはいえ、シャッタ羽根を作動させるものと絞り
羽根を作動させるものとを、別々に設けるようにしたの
では些か問題であるし、シャッタ羽根と絞り羽根を別々
に設けるのも問題である。そのため、相対的に作動され
る2枚のシャッタ羽根で絞り羽根を兼用させるように
し、少なくとも撮影開始の直前から撮影中においては、
全開位置か口径規制位置(全開より小口径の開口部を形
成する位置)で、シャッタ羽根が確実に停止状態を維持
されているようにし、撮影終了時には、それらの位置か
ら閉鎖されるようにすると、好適な構成となる。本発明
は、そのように構成したデジタルカメラ用シャッタに関
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絞り羽根兼
用のシャッタ羽根を、デジタルカメラ用シャッタとして
構成する場合には、シャッタ羽根を、全開位置と、口径
規制位置と、閉鎖位置との少なくとも3箇所で、確実に
停止させておけるようにしなければならないが、その場
合にも、省電力化を図るという観点からは、それらの位
置でムービングマグネット型モータに対する通電を断っ
てしまっても、それらの停止位置が確実に維持されてい
るようにすることが好ましい。そして、それらの3箇所
のうち、全開位置と閉鎖位置とにおいては、固定子コイ
ルに通電をしていなくても、それらの位置を確実に維持
させておけるようにした簡単な構成が周知となってい
る。即ち、それは、回転子の各磁極の周面に対向する位
置に少なくとも一つの磁性体部材を配置しておき、回転
子の磁力によってそれらの磁性体部材との間に作用する
吸引力が、回転子の回転位置によって、回転子に対して
何れかの方向へ回転する力として作用するようにし、そ
の回転を夫々のストッパによって阻止しているようにし
た構成である。
【0008】ところが、そのような構成においては、固
定子コイルの通電を断ったときに、口径規制位置で、シ
ャッタ羽根を停止状態に維持しておけるようにするのが
困難である。即ち、上記の吸引力によって、回転子が、
全開方向へも閉鎖方向へも回転されないような中立位置
を口径規制位置とすればよいわけだが、その位置におい
て、姿勢差や僅かな振動に対しても、シャッタ羽根を確
実に維持させておけるようにすることは、不可能と言っ
ても過言ではない。従って、そのような問題を克服する
ためには、口径規制位置を、全開位置から閉鎖位置まで
の中間位置を越えた位置に設定し、回転子は、その位置
で、ばねによって付勢され且つストッパによって位置規
制されている規制部材(ばね自身が規制部材を兼ねてい
てもよい)により、上記吸引力による閉鎖方向への回転
を停止させられているように構成することが考えられ
る。
【0009】しかしながら、そのような構成にした場合
には、口径規制位置にあるシャッタ羽根を閉鎖位置まで
作動させるとき、回転子は、閉鎖位置に達するまで、上
記の規制部材を、ばねの付勢力に抗して作動させていか
なければならないため、可成りの大きな電力を必要とす
ることになる。しかも、そのばねの付勢力は、閉鎖位置
においては最大となっているために、固定子コイルの通
電を断った場合には、上記の吸引力が、そのばねの付勢
力に抗して、回転子を閉鎖位置に確実に維持すること
が、極めて困難になってしまうという問題点がある。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、固
定子コイルに対する通電方向に応じて、回転子が所定の
方向へ所定の角度だけ回転させられるようにした電流制
御式のモータが、その回転子と一体の駆動ピンによっ
て、相対的に作動する2枚のシャッタ羽根の開閉作動を
行わせ、固定子コイルに通電されていなくても、シャッ
タ羽根が、全開位置と、口径規制位置と、閉鎖位置との
3箇所で、好適に停止状態を維持され得るようにした、
低コスト化,小型化,省電力化に適した電動式のデジタ
ルカメラ用シャッタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のデジタルカメラ用シャッタは、2極に着
磁された永久磁石製回転子がその径方向位置に回転軸と
平行に延伸した駆動ピンを一体的に設けており該回転子
は固定子コイルに対する通電方向に対応して所定の回転
角度だけ往復作動するモータと、前記駆動ピンに連動し
て相対的に作動し露光開口部の開閉作動を行なう2枚の
シャッタ羽根と、前記回転子の各磁極周面に対向して配
置されており前記回転子の磁力によって前記回転子との
間に作用する吸引力が前記回転子を前記回転角度の中間
位置を境にして前記シャッタ羽根の全開位置と閉鎖位置
の何れかの方向へ働くようにした磁性体からなる少なく
とも一つの磁気保持手段と、前記全開位置から前記中間
位置を越えて所定の角度だけ回転した口径規制位置にお
いて前記回転子の前記閉鎖位置方向への回転を直接又は
間接に停止させ得る規制手段と、を備えており、前記規
制手段は、前記地板に回転可能に取り付けられていて前
記口径規制位置と前記閉鎖位置とにおいて前記回転子の
回転を直接又は間接に停止させるために二つの規制位置
をとり得る規制部材と、前記規制部材の一部に巻回され
ていてその両端を前記地板に設けられたばね掛け部に掛
けており前記規制部材の所定の回転角度位置を境にして
前記規制部材を何れか一方の規制位置へ回転させるよう
に付勢するねじりコイルばねと、を有しており、前記規
制部材が、前記コイルへ通電されたときの前記回転子の
回転力によって、一方の規制位置から他方の規制位置へ
変位させられるようにする。
【0012】また、本発明のデジタルカメラ用シャッタ
においては、前記全開位置と、前記口径規制位置と、前
記閉鎖位置とにおいて、前記コイルに対し通電を断つこ
とにより、シャッタ羽根の前記各位置での停止状態が維
持されるようにすると、省電力化の点で有利になる。
【0013】また、本発明のデジタルカメラ用シャッタ
においては、前記シャッタ羽根が前記口径規制位置から
前記閉鎖位置へ作動するときには、一方のシャッタ羽根
が前記規制部材を押して、一方の規制位置から他方の規
制位置へ変位させ、前記閉鎖位置から前記口径規制位置
へ作動するときには、他方のシャッタ羽根が前記規制部
材を押して、前記他方の規制位置から前記一方の規制位
置へ変位させるようにすると、実用化に適した構成とな
る。更に、その場合、前記回転子の回転軸と略同心的に
配置された軸にばねが巻回されており、その両端が、前
記他方のシャッタ羽根と前記駆動ピンとに掛けられてい
るようにすると、そのばねの付勢力量を殆ど変動させる
ことなく、他方のシャッタ羽根のガタ寄せを行なうこと
が可能になり、且つ口径規制位置での口径が安定して得
られるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
4に示した実施例によって説明する。本実施例は、本発
明を、上記したノーマルオープン方式のシャッタに適用
したものであって、図1はカメラに組み込まれたとき撮
像素子側から視てシャッタの初期状態を示した平面図で
あり、図2は各部材の重なり関係を理解できるようにす
るために概略的に示した断面図である。また、図3はシ
ャッタ羽根が口径規制位置にある場合を示した平面図で
あり、図4はシャッタ羽根が閉鎖した状態を示した平面
図である。
【0015】先ず、図1及び図2を用いて本実施例の構
成を説明する。シャッタ地板1は合成樹脂製であり、補
助地板2との間に羽根室を形成し、両者は、図示してい
ない複数のビスによって相互に取り付けられている。ま
た、シャッタ地板1と補助地板2の中央部には円形をし
た開口部1a,2aが形成されており、それらの開口部
1a,2aを同心上に配置することにより露光開口部が
形成されている。更に、シャッタ地板1と補助地板2に
は、重なるように配置されている同形の切欠き部1b,
2bが形成されている。
【0016】シャッタ地板1の表面側、即ち撮像素子側
にはムービングマグネット型モータが取り付けられてい
る。ムービングマグネット型モータには、固定子コイル
の配置態様の違いから、大別して、特開平10−689
80号公報に記載されているタイプのものと、特開平1
0−148869号公報に記載されているタイプのもの
とがあるが、本実施例においては、後者のタイプに属す
るものを採用している。しかしながら、本発明は、その
ような後者のタイプのものに限定されるものではない。
【0017】先ず、回転子3は、径方向に着磁された2
極の永久磁石製であるが、本実施例の場合には、図2に
明示されているように、回転軸3aと、その回転軸3a
の径方向位置において回転軸3aと平行に延伸するよう
にして形成されている駆動ピン3bと、が合成樹脂製と
なっていて、アウトサート加工によって一体成形されて
いる。そして、上記の2極の境界線は、図1に一点鎖線
で示したように、その回転軸3aと駆動ピン3bとを通
る線となっている。尚、この種のモータの回転子として
は、回転軸3aや駆動ピン3bをも永久磁石製としたも
のが知られているが、本発明においては、回転子をその
ようにすることを妨げるものではない。
【0018】本実施例の固定子枠は、合成樹脂製の上枠
4と下枠5とで構成されており、それらによって回転軸
3aを軸受けし、上枠4の複数のフック部4a(図2に
一つだけ図示)によって相互に取り付けられている。ま
た、図1においては図示を省略されているが、下枠5に
は、回転軸3aを中心にした円弧状の長孔5aが形成さ
れていて、そこに上記の駆動ピン3bが貫通されてお
り、更に、シャッタ地板1と補助地板2にも同形の長孔
1c,2cが形成されていて、その駆動ピン3bは、長
孔1cを貫通し、先端部を長孔2cに挿入させている。
そして、上枠4と下枠5の軸受け部を覆うようにしてコ
イル6が巻回されている。
【0019】また、筒状をした上枠4の外周面には、円
筒形をしたヨーク7が嵌合されている。更に、図1に示
されているように、2本の鉄ピン8,9(以下、総称し
て保持手段という場合がある)が、上枠4に形成された
溝孔に圧入されていて、回転子3の周面に対向するよう
にされている。尚、本実施例においては、保持手段とし
て二つの鉄ピン8,9を設けているが、このような磁性
体部材は、上記の各公報に記載されているように一つで
よい場合もあるし、後記の説明から理解できるような、
回転子との間に作用する吸引力を大きくしたい場合に
は、三つ以上設けても一向に差し支えない。そして、以
上のように構成されたモータは、二つのビス10,11
によってシャッタ地板1に取り付けられている。
【0020】次に、上記したモータ以外の、シャッタ地
板1の表面側の構成を説明する。シャッタ地板1には、
回転子3の回転軸3aと同心位置に軸1dが設けられて
いて、そこにねじりコイルばね12が回転可能に巻回さ
れている。そして、そのねじりコイルばね12の一端
は、上記の駆動ピン3bに掛けられており、他端は、円
弧状の長孔1eから羽根室内に挿入され、後述する一方
のシャッタ羽根に掛けられている。また、シャッタ地板
1には、軸1fと、ばね掛け部1gと、ストッパ1hが
設けられていて、軸1fの先端に形成された小径部は、
上記の下枠5に形成された孔に嵌合させられている。
【0021】また、この軸1fには、規制部材13が回
転可能に取り付けられており、その表面側にはピン13
aが設けられていて、背面側にはピン13bと半月ピン
13cとが設けられている。そのうち、ピン13bは、
シャッタ地板1に形成された長孔1iを貫通して、その
先端を補助地板2に形成された長孔2dに挿入してお
り、半月ピン13cは、上記した切欠き部1b,2bに
挿入されている。そして、この規制部材13は、図1に
おいて、時計方向の回転をストッパ1hによって阻止さ
れ、反時計方向の回転は、半月ピン13cが切欠き部1
b,2bの端面に当接して阻止されるようになってい
る。
【0022】更に、上記のピン13aには、ねじりコイ
ルばね14が回転可能に巻回され、その両端をばね掛け
部1gに掛けている。従って、このねじりコイルばね1
4は、図1の状態においては、規制部材13を反時計方
向へ回転させるように付勢しているが、この状態から、
その付勢力に抗して規制部材13を強制的に時計方向へ
回転させ、ピン13aが、軸1fとばね掛け部1gとを
結ぶ線分よりも右側に位置するようになると、その段階
からは、規制部材13を時計方向へ回転させるように付
勢する構成となっている。
【0023】次に、シャッタ地板1の背面側の構成を説
明する。シャッタ地板1には、二つの軸1j,1kと三
つのストッパ1m,1n,1pとが、一体成形によって
形成されている。そして、それらの先端は、何れも補助
地板2に形成された夫々の孔に嵌合させている。また、
軸1j,1kには、一対のシャッタ羽根15,16が回
転可能に取り付けられている。そして、シャッタ羽根1
5,16の長孔15a,16aには、周知のようにし
て、上記の駆動ピン3bが嵌合している。従って、シャ
ッタ羽根15,16は、図1において、回転子3が反時
計方向へ回転すると、開口部1aの閉じ作動を行い、そ
の後、回転子3が時計方向へ回転すると、開き作動を行
うようになっている。
【0024】また、一端を駆動ピン3bに掛けている上
記のねじりコイルばね12は、その他端をシャッタ羽根
16に掛けている。そのため、シャッタ羽根16は、そ
のねじりコイルばね12によって反時計方向、即ち閉じ
作動方向へ付勢されていることになる。更に、後述の作
動説明からも分かるように、規制部材13は、そのピン
13bがシャッタ羽根16に押されることによって反時
計方向へ回転させられ、半月ピン13cがシャッタ羽根
15に押されることによって時計方向へ回転させられ得
るようになっている。
【0025】次に、本実施例の作動を説明する。本実施
例は、上記したノーマルオープン方式と称されているタ
イプのシャッタであるため、シャッタ羽根15,16
は、撮影終了直後の状態以外には、撮像素子の全面を覆
ってしまうことがない。そして、図1は、カメラが使用
されていない場合の状態、即ち電源スイッチが閉じてい
ないときの状態(初期状態)を示している。そのため、
この状態においては、当然のことながら、コイル6には
通電されていないが、本実施例の場合には、このような
状態においても、回転子3の回転位置は、回転子3の磁
力の作用によって確実に維持されるようになっている。
【0026】即ち、この状態においては、回転子3のS
極と鉄ピン9との間に作用する吸引力が、N極と鉄ピン
8との間に作用する吸引力より大きいため、回転子3に
は時計方向へ回転する力が付与されている。そのため、
駆動ピン3bが、シャッタ羽根15,16を開き作動方
向へ押しているが、シャッタ羽根15の作動をストッパ
1mが阻止し、シャッタ羽根16の作動をストッパ1n
が阻止することによって、この状態が維持されている。
従って、シャッタ羽根15,16と軸1j,1kとの
間、及びシャッタ羽根15,16の長孔15a,16a
と駆動ピン3bとの間に公差が設けられていても、シャ
ッタ羽根15,16は、振動等によってガタ付くような
ことがない。
【0027】このような図1の状態において、先ず、電
源スイッチが閉じられる。周知のように、モニター装置
を備えたカメラの中には、電源スイッチが閉じられる
と、レリーズボタンを押さなくても、測光装置や測距装
置が働いて、被写界条件に対応した小口径の開口を自動
的に設定してしまうものがある。本発明は、そのような
仕様のカメラにも適用することが可能であるが、本実施
例の場合には、電源スイッチを閉じただけでは、口径を
自動的に設定しないカメラに用いられた場合で説明す
る。そのため、上記のように電源スイッチが閉じられて
も、コイル6には通電されず、図1に示された状態がそ
のまま維持されている。
【0028】そこで、先ず、撮影に際して小口径の開口
部が選択された場合について説明する。撮影に際してレ
リーズボタンが押されると、コイル6に対して順方向に
通電が開始され、回転子3は上記の保持手段(鉄ピン)
との間に作用する保持力(上記したようにして回転子3
を時計方向へ回転させるように作用している吸引力)に
抗して、反時計方向へ回転させられる。また、言うまで
もないことであるが、その保持力は回転子3が回転して
いくにしたがって弱くなっていく。そして、回転子3
は、その回転に伴って、駆動ピン3bによってシャッタ
羽根15,16を相対的に作動させ、開口部1aを閉じ
ていく。
【0029】その後、回転子3が、その回転可能な角度
の中間位置に達したとき、即ち、回転子3のN極とS極
の境界線が、鉄ピン8,9の中間位置に達したときに、
コイル6に対する順方向の通電を断つと、回転子3やシ
ャッタ羽根15,16の慣性力を考慮しなければ、理論
的には回転子3がその位置で停止し、その停止状態が維
持される筈である。しかしながら、上記した慣性力の影
響などによって、その位置で停止させるのは至難のこと
である。そして、もし、回転子3が、中間位置で停止せ
ず、若干でもずれた場合には、保持手段(鉄ピン8,
9)との間に作用する保持力のバランスが崩れてしま
い、回転子3は、何れかの方向へ回転していってしまう
ことになる。
【0030】そこで、本実施例においては、回転子3
を、そのような中間位置で停止させるのではなく、図3
に示すように、中間位置よりも僅かに反時計方向へ回転
させた位置で確実に停止させ、しかも、安定した小口径
の開口部が得られるようにしている。即ち、本実施例に
おいては、シャッタ羽根15,16が、図3に示された
直前の状態になったとき、コイル6に供給していた順方
向の通電を断つようにする。そのため、シャッタ羽根1
5,16は、慣性力によって図3の状態まで作動し、シ
ャッタ羽根15の先端が規制部材13の半月ピン13c
に当接して、図3の状態で停止する。
【0031】その場合、シャッタ羽根15が半月ピン1
3cを押して、一時的に規制部材13を時計方向へ回転
させてしまうようなことがあったとしても、軸1fとば
ね掛け部1gとを結ぶ線分よりもピン13aが右側とな
るまで回転されてしまうことはないので、ねじりコイル
ばね14の付勢力によって図3の状態に復帰することが
可能である。このことから、最終的に図3の状態が得ら
れるのであれば、コイル6に対する順方向の通電を断つ
タイミングは、シャッタ羽根15が半月ピン13cを押
し始めた直後でもよいことになるが、本実施例において
は、図3の状態を早く且つ容易に得られるようにするた
めに、上記のタイミングで、コイル6に対する通電を断
つようにしている。
【0032】そして、本実施例によれば、図3の状態が
得られた後、その状態が確実に維持されるようになって
いる。即ち、この状態においては、回転子3は、そのN
極と鉄ピン8との間に作用する吸引力が、S極と鉄ピン
9との間に作用する吸引力よりも若干大きいため、反時
計方向へ回転する力が付与されている。そのため、駆動
ピン3bによって、シャッタ羽根15,16は閉じ作動
方向へ作動する力を与えられていることになるが、その
力はねじりコイルばね14の付勢力による規制部材13
の反時計方向の回転力よりも可成り小さいために、この
状態が維持される。
【0033】また、シャッタ羽根15は、半月ピン13
cに押し付けられているので、図3に示された状態を確
実に維持させられているが、他方のシャッタ羽根16
は、長孔16aと駆動ピン3bとの嵌合公差によってガ
タ付くようになっているので、カメラを構える姿勢など
によって若干でも変位してしまうようでは、常に所定の
開口口径を得ることができなくなってしまう。そこで、
本実施例においては、シャッタ羽根16に対して、ねじ
りコイルばね12が掛けられていて、シャッタ羽根16
を閉じ作動方向に付勢し、シャッタ羽根16も確実に図
3に示された状態を維持できるようにしている。
【0034】尚、本実施例においては、ねじりコイルば
ね12が、回転子3の回転軸3aと同心的に配置された
軸1d(図2参照)に回転可能に巻回されていて、且つ
その一端を駆動ピン3bに掛け、他端をシャッタ羽根1
6に掛けているので、回転子3の回転位置によって負荷
変動を生じさせてしまうようなことが全くない。また、
ねじりコイルばね12は、シャッタ羽根16を閉じ作動
方向へ付勢しているので、その付勢力は、保持手段によ
って与えられている閉じ作動方向への回転力に逆らうこ
ともなく、振動等によってもシャッタ羽根15,16が
開き作動方向へは作動しないように作用している。しか
しながら、カメラの仕様次第によっては、必ずしもこの
ように構成しなくてもよい場合がある。
【0035】このようにして、小口径の開口部が形成さ
れると、次に、撮像素子に撮影開始の信号が与えられ
る。そして、所定の撮影時間が経過すると、制御回路か
らシャッタ羽根15,16の閉じ信号が発せられ、コイ
ル6に対して再度順方向への通電が行なわれる。そのた
め、回転子3は、図3に示された状態から更に反時計方
向へ回転される。そして、その回転によって、シャッタ
羽根15は、半月ピン13cを押し、ねじりコイルばね
14の付勢力に抗して規制部材13を時計方向へ回転さ
せていくことになる。
【0036】しかしながら、規制部材13のピン13a
の位置が、軸1fとばね掛け部1gとを結ぶ線分よりも
右側になると、ねじりコイルばね14の付勢力は、規制
部材13を時計方向へ回転させるように作用するように
なる。そのため、その段階からは、規制部材13は、ス
トッパ1hに当接して停止させられるまで、急速に時計
方向へ回転させられる。このことから、ねじりコイルば
ね14の付勢力は、規制部材13の回転に伴い、ねじり
コイルばね14の両端がばね掛け部1gによって押し広
げられるので、途中までは回転子3の負荷として作用
し、しかも、その負荷が徐々に大きくなっていくが、そ
の後は、負荷として全く作用しなくなるわけである。従
って、最後までねじりコイルばねを緊張させていかなけ
ればならない構成に比較して、回転子3の駆動力が小さ
くてよいことになるから、消費電力は少なくて済むし、
場合によっては、モータ自体のコストを下げることも可
能になる。
【0037】このようにして、図3の状態からシャッタ
羽根15,16の閉じ作動が行なわれるが、シャッタ羽
根15,16が開口部1aを閉じた段階で、撮影が終了
する。そして、回転子3の回転は、その後、図4に示す
ように、シャッタ羽根15の先端が、規制部材13の半
月ピン13cに当接することによって停止させられる。
尚、シャッタ羽根15は、半月ピン13cに当接したと
き、その形状から若干撓まされてしまう。そのため、他
方のシャッタ羽根16は、その後も僅かに作動し、先端
がストッパ1pに当接することによって、その作動を阻
止されるようになっている。そして、最終的には、図4
に示されたように、その先端がストッパ1pから若干離
れた状態で静止することになる。
【0038】本発明は、この図4の状態において、コイ
ル6に対して順方向へ通電し続けることを妨げるもので
はないが、本実施例の場合には、消費電力を節約するた
めに、その順方向への通電を断ち、無通電状態にしてい
る。しかし、そのようにしても、図4の状態は確実に維
持される。即ち、この状態においては、回転子3のN極
と鉄ピン8との間に作用する吸引力が、S極と鉄ピン9
との間に作用する吸引力より大きくなっているため、回
転子3には反時計方向へ回転する力が付与されているか
らである。
【0039】尚、このことからも分かるように、本実施
例の場合には、コイル6に対する通電を断つタイミング
を、シャッタ羽根15,16が開口部1aを閉じて停止
する前にすることができる。即ち、その段階において
は、上記の保持手段の存在によって回転子3を反時計方
向へ回転させる力と、シャッタ羽根15,16の慣性力
とが働いている上に、ねじりコイルばね14の付勢力が
全く作用していないからである。しかしながら、シャッ
タ羽根15,16の閉じ作動は、出来るだけ速い方がよ
いから、余り前に通電を断つのは好ましいことではな
い。
【0040】このようにして、開口部1aが閉じられた
後、撮像情報が記憶装置に記憶されると、次の撮影に備
えて、シャッタ羽根15,16の開き作動が行わされ
る。そして、その場合には、閉じ作動の場合とは反対
に、コイル6に対して逆方向への通電が行なわれる。そ
のため、回転子3には時計方向へ回転する力が付与さ
れ、上記した保持手段による閉じ位置での保持力に抗し
て時計方向へ回転させられる。そして、シャッタ羽根1
5,16が、図3に示された口径規制位置を過ぎた後に
は、シャッタ羽根16が、規制部材13のピン13bを
押し、ねじりコイルばね14の付勢力に抗して、規制部
材13を反時計方向へ回転させていくようになる。
【0041】そして、その後、規制部材13のピン13
aの位置が、軸1fとばね掛け部1gとを結ぶ線分より
も左側になると、規制部材13に対するねじりコイルば
ね14の付勢方向が逆になるので、規制部材13は急速
に反時計方向へ回転され、半月ピン13cが切欠き部1
bの端面に当接することによって停止させられる。ま
た、その過程において、半月ピン13cは、シャッタ羽
根15,16には、接触することがない。そして、この
ようなシャッタ羽根15,16の開き作動は、その後、
シャッタ羽根15,16がストッパ1m,1nに当接す
ることによって停止され、コイル6に対する通電が断た
れることによって、図1に示された状態と同じ状態にな
る。
【0042】尚、上記の開き作動の途中において、回転
子3が中間位置を越えた後であれば、その段階でコイル
6に対する通電を断っても、保持手段との間に作用する
吸引力によって、回転子3が図1に示した状態に復帰す
ることは言うまでもない。また、本実施例において、予
め連続撮影を行なうようにセットされている場合や、本
実施例の場合とは異なるが、電源スイッチが閉じた段階
で小口径の開口部が自動的に設定されてしまうようにし
た場合には、例えば、図4においてシャッタ羽根16の
右縁の一部をピン13b側に張り出すようにして押動部
を形成し、上記の開き作動の過程において、回転子3が
図3に示された状態になる前に、上記の押動部によって
ピン13bを押し、規制部材13を図3に示された状態
にさせてしまい、且つコイル6に対する通電を断つよう
にすれば、その開き作動を図3に示した状態で停止さ
せ、その位置から次の撮影を行なわせることが可能にな
る。
【0043】次に、上記のように小口径の開口部を選択
せず、大口径の開口部1a、即ち露光開口部のままで撮
影する場合を説明するが、上記した小口径の開口部を選
択した場合と重複する点が多いので、それらの点につい
ては、省略するか簡略化して説明することにする。先
ず、撮影に際してレリーズボタンが押されると、この場
合には直ちに、CCDなどの撮像素子に撮影開始の信号
が与えられる。そして、所定の撮影時間が経過すると、
制御回路からシャッタ羽根15,16の閉じ信号が発せ
られ、コイル6に対して順方向への通電が行なわれて、
回転子3は図1の状態から反時計方向へ回転させられ
る。
【0044】それによって、シャッタ羽根15,16
は、駆動ピン3bによって相対的に作動され、開口部1
aを閉じてゆくが、図3の状態になっても、コイル6に
対する通電は断たれず、その状態からは、シャッタ羽根
15が規制部材13の半月ピン13cを押して、閉じ作
動を続けて行く。そして、規制部材13のピン13aの
位置が、軸1fとばね掛け部1gとを結ぶ線分の右側に
なると、規制部材13がねじりコイルばね14の付勢力
によって急速に回転され、その後、シャッタ羽根15
が、既に停止している規制部材13の半月ピンに当接し
て、図4に示された状態になる。そのようにして、図4
に示された状態になると、コイル6に対する通電が断た
れ、撮像情報が記憶装置に記憶されるが、その後の作動
は、上記した小口径の開口部を選択した場合と実質的に
同じに行なわれ、図1と同じ状態に復帰する。
【0045】尚、上記の実施例においては、コイル6に
対して、常に同じ大きさの電流を供給することを前提に
して説明したが、回転子3が、シャッタ羽根15,16
だけを作動するときには、そのときだけ、電流(電圧)
値を下げるようにしても差し支えなく、そのようにした
場合には、消費電力の点で一層有利になる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明は、永久磁石回転
子が固定子コイルの通電方向に対応して所定の回転角度
範囲内で往復回転するムービングマグネット型モータ
が、その回転子と一体の駆動ピンによって、相対的に作
動する2枚のシャッタ羽根の開閉作動を行わせるほか、
そのシャッタ羽根を、簡単な構成によって、全開位置
と、口径規制位置と、閉鎖位置との3箇所で、的確に停
止させ、その停止状態を好適に維持させることができる
ようにしたから、デジタルカメラ用シャッタの低コスト
化,小型化に極めて有利である。また、シャッタ羽根を
口径規制位置から閉じさせるとき、規制部材を付勢して
いるねじりコイルばねを、シャッタ羽根の閉じ作動が終
了するまで緊張させていく必要がないので、省電力化を
図ることが可能になる。更に、固定子コイルに通電せず
に、上記の3箇所の全てにおいて、回転子の停止状態を
確実に維持させるようにすることもできるので、そのよ
うにした場合には、省電力化にとって一層有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の初期状態を、カメラに組み込まれたと
き撮像素子側から視た平面図である。
【図2】各部材の重なり関係を理解できるようにするた
めに概略的に示した実施例の断面図である。
【図3】シャッタ羽根が口径規制位置にある場合を示し
た実施例の平面図である。
【図4】シャッタ羽根が閉鎖した状態を示した実施例の
平面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a,2a 開口部 1b,2b 切欠き部 1c,1e,1i,2c,2d,5a,15a,16a
長孔 1d,1f,1j,1k 軸 1g ばね掛け部 1h,1m,1n,1p ストッパ 2 補助地板 3 回転子 3a 回転軸 3b 駆動ピン 4 上枠 4a フック部 5 下枠 6 コイル 7 ヨーク 8,9 鉄ピン 10,11 ビス 12,14 ねじりコイルばね 13 規制部材 13a,13b ピン 13c 半月ピン 15,16 シャッタ羽根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2極に着磁された永久磁石製回転子がそ
    の径方向位置に回転軸と平行に延伸した駆動ピンを一体
    的に設けており該回転子は固定子コイルに対する通電方
    向に対応して所定の回転角度だけ往復作動するモータ
    と、前記駆動ピンに連動して相対的に作動し露光開口部
    の開閉作動を行なう2枚のシャッタ羽根と、前記回転子
    の各磁極周面に対向して配置されており前記回転子の磁
    力によって前記回転子との間に作用する吸引力が前記回
    転子を前記回転角度の中間位置を境にして前記シャッタ
    羽根の全開位置と閉鎖位置の何れかの方向へ働くように
    した磁性体からなる少なくとも一つの磁気保持手段と、
    前記全開位置から前記中間位置を越えて所定の角度だけ
    回転した口径規制位置において前記回転子の前記閉鎖位
    置方向への回転を直接又は間接に停止させ得る規制手段
    と、を備えており、前記規制手段は、前記地板に回転可
    能に取り付けられていて前記口径規制位置と前記閉鎖位
    置とにおいて前記回転子の回転を直接又は間接に停止さ
    せるために二つの規制位置をとり得る規制部材と、前記
    規制部材の一部に巻回されていてその両端を前記地板に
    設けられたばね掛け部に掛けており前記規制部材の所定
    の回転角度位置を境にして前記規制部材を何れか一方の
    規制位置へ回転させるように付勢するねじりコイルばね
    と、を有しており、前記規制部材が、前記コイルへ通電
    されたときの前記回転子の回転力によって、一方の規制
    位置から他方の規制位置へ変位させられるようにしたこ
    とを特徴とするデジタルカメラ用シャッタ。
  2. 【請求項2】 前記全開位置と、前記口径規制位置と、
    前記閉鎖位置とにおいて、前記コイルに対し通電を断つ
    ことにより、シャッタ羽根の前記各位置での停止状態が
    維持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    のデジタルカメラ用シャッタ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ羽根が前記口径規制位置か
    ら前記閉鎖位置へ作動するときには、一方のシャッタ羽
    根が前記規制部材を押して、一方の規制位置から他方の
    規制位置へ変位させ、前記閉鎖位置から前記口径規制位
    置へ作動するときには、他方のシャッタ羽根が前記規制
    部材を押して、前記他方の規制位置から前記一方の規制
    位置へ変位させるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のデジタルカメラ用シャッタ。
  4. 【請求項4】 前記回転子の回転軸と略同心的に配置さ
    れた軸にばねが巻回されており、その両端が、前記他方
    のシャッタ羽根と前記駆動ピンとに掛けられていること
    を特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ用シャッ
    タ。
JP2000027245A 2000-01-31 2000-01-31 デジタルカメラ用シャッタ Pending JP2001215554A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086547A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Nidec Copal Corp 光量調整装置

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