JP2002055375A - 絞り兼用シャッタ装置 - Google Patents

絞り兼用シャッタ装置

Info

Publication number
JP2002055375A
JP2002055375A JP2000239677A JP2000239677A JP2002055375A JP 2002055375 A JP2002055375 A JP 2002055375A JP 2000239677 A JP2000239677 A JP 2000239677A JP 2000239677 A JP2000239677 A JP 2000239677A JP 2002055375 A JP2002055375 A JP 2002055375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aperture
shutter
shutter blade
blade group
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000239677A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Kihara
原 朋 和 木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2000239677A priority Critical patent/JP2002055375A/ja
Publication of JP2002055375A publication Critical patent/JP2002055375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】絞り兼用シャッタ装置において、部品の増加及
びコスト増加を抑えつつ、シャッタ動作に要する時間の
短縮化、絞りの多段化を図る。 【解決手段】開口部10aを開閉可能でかつそれぞれ異
なる口径に絞り可能な第1絞り兼用シャッタ羽根群40
及び第2絞り兼用シャッタ羽根群50と、第1駆動源6
0及び第2駆動源70と、絞り位置において絞り兼用シ
ャッタ羽根群を保持し得る第1保持手段80及び第2保
持手段90とを備え、一方の組の絞り兼用シャッタ羽根
群に絞り動作を行なわせ、他方の組の絞り兼用シャッタ
羽根群にシャッタ動作を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラ等に搭載される絞り兼用シャッタ装置に関し、特
に、絞り動作とシャッタ動作とを兼ねることのできる絞
り兼用シャッタ羽根群を備え複数段の絞りが可能な絞り
兼用シャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラ等に搭載される従
来の絞り兼用シャッタ装置としては、例えば、開口部を
絞る絞り縁部を有する一対の絞り兼用シャッタ羽根と、
この一対の絞り兼用シャッタ羽根を駆動する電磁駆動源
等を備えたものが知られている。この絞り兼用シャッタ
装置は、絞り動作を行なわせる場合に、先ず電磁駆動源
に通電して絞り兼用シャッタ羽根を所定の位置まで移動
させて開口部を所定の口径に絞り、その絞り状態からシ
ャッタ動作を行なわせる場合に、さらに電磁駆動源に所
定レベルの通電を行なって絞り兼用シャッタ羽根を移動
させ開口部を閉鎖するというものである。
【0003】また、他の絞り兼用シャッタ装置として
は、所定の絞り開口を有し開口部の絞りのみを行なう絞
り専用の絞り羽根と、この絞り羽根を駆動する絞り専用
の電磁駆動源と、開口部を開閉してシャッタ動作のみを
行なうシャッタ動作専用のシャッタ羽根と、このシャッ
タ羽根を駆動するシャッタ専用の電磁駆動源等を備えた
ものが知られている。この絞り兼用シャッタ装置は、絞
り動作を行なわせる場合に、先ず絞り専用の電磁駆動源
に通電して絞り専用の絞り羽根を所定の位置まで移動さ
せてその絞り開口により開口部を所定の口径に絞り、そ
の絞り状態からシャッタ動作を行なわせる場合に、シャ
ッタ専用の電磁駆動源に通電してシャッタ専用のシャッ
タ羽根を移動させ開口部を閉鎖するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前者の
絞り兼用シャッタ装置においては、開口部を開放する開
放位置から閉鎖する閉鎖位置に至る途中の絞り位置に、
絞り兼用シャッタ羽根を留めて所望の絞り口径に安定さ
せた後、この絞り状態にある絞り兼用シャッタ羽根を閉
鎖位置に向けて移動させるため、静止した絞り状態から
シャッタ動作に移行する際に絞り兼用シャッタ羽根の加
速に時間を要し、その結果、開口部を完全に閉鎖してシ
ャッタ動作を完了するまでの時間が長くなるという問題
があった。さらに、絞り兼用シャッタ羽根を駆動する機
構の部品同士の隙間等が駆動力を伝達する際の遅延要因
となり、シャッタ動作の長時間化を助長するするという
問題があった。
【0005】また、上記後者の絞り兼用シャッタ装置に
おいては、絞り専用の絞り羽根及び電磁駆動源と、シャ
ッタ専用のシャッタ羽根及び電磁駆動源とを備えている
ため、部品点数が増加し、装置の大型化、高コスト化等
を招くという問題があった。さらに、絞り開口の口径が
異なる絞り専用の絞り羽根を複数個設けて絞りの多段化
を行なう場合、増加する絞り羽根に対応させて絞り専用
の電磁駆動源をさらに設ける必要があり、その結果、さ
らなる装置の大型化、高コスト化等を招くという問題が
あった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、部品の
増加及びコストの増加を極力抑えつつ、シャッタ動作に
要する時間の短縮化を図り、又、絞りの多段化を図るこ
とのできるカメラ用の絞り兼用シャッタ装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の絞り兼用シャッ
タ装置は、露光用の開口部を開閉可能でかつそれぞれ異
なる口径に絞り可能な複数組の絞り兼用シャッタ羽根群
と、この複数組の絞り兼用シャッタ羽根群をそれぞれ独
立して駆動する複数の駆動源と、この複数の駆動源によ
り所定の絞り位置に移動させられた複数組の絞り兼用シ
ャッタ羽根群をそれぞれ保持し得る複数の保持手段とを
備え、上記複数組の絞り兼用シャッタ羽根群のうち少な
くとも一組の絞り兼用シャッタ羽根群は、開口部を所定
の口径に絞る絞り動作を行なうべく駆動され、上記複数
組の絞り兼用シャッタ羽根群のうち他の少なくとも一組
の絞り兼用シャッタ羽根群は、開口部を閉鎖するシャッ
タ動作を行なうべく駆動される、ことを特徴としてい
る。この構成によれば、少なくとも一組の絞り兼用シャ
ッタ羽根群により所定の口径に絞られた状態を維持した
ままで、他の少なくとも一組の絞り兼用シャッタ羽根群
が、加速させられた状態から開口部を瞬時に閉じるシャ
ッタ動作を行なうことになる。したがって、所望の絞り
動作が確実に行なわれると共に、シャッタ動作が短時間
で行なわれることになる。また、異なる口径に絞り可能
な絞り兼用シャッタ羽根群を複数組備えているため、絞
り動作を行なわせる絞り兼用シャッタ羽根群とシャッタ
動作を行なわせる絞り兼用シャッタ羽根群とを適宜選択
することにより、複数段の絞りが可能となる。
【0008】上記構成において、複数組の絞り兼用シャ
ッタ羽根群は、第1絞り兼用シャッタ羽根群と、第2絞
り兼用シャッタ羽根群とからなり、複数の駆動源は、第
1絞り兼用シャッタ羽根群を駆動する第1駆動源と、第
2絞り兼用シャッタ羽根群を駆動する第2駆動源とから
なり、複数の保持手段は、第1絞り兼用シャッタ羽根群
を所定の絞り位置に保持し得る第1保持手段と、第2絞
り兼用シャッタ羽根群を所定の絞り位置に保持し得る第
2保持手段とからなる、構成を採用することができる。
この構成によれば、例えば、第1絞り兼用シャッタ羽根
群を絞り動作に用い、第2絞り兼用シャッタ羽根群をシ
ャッタ動作に用いる場合、第1駆動源により駆動されて
第1絞り兼用シャッタ羽根群が所定の絞り位置に移動
し、第1保持手段によりその位置に保持された状態で、
第2駆動源により駆動されて第2絞り兼用シャッタ羽根
群が開口部を閉じる閉鎖位置に移動してシャッタ動作が
完了する。一方、第1絞り兼用シャッタ羽根群をシャッ
タ動作に用い、第2絞り兼用シャッタ羽根群を絞り動作
に用いる場合は、上記動作において第1絞り兼用シャッ
タ羽根群と第2絞り兼用シャッタ羽根群とが入れ代わ
り、絞りの口径が異なることになる。
【0009】上記構成において、第1絞り兼用シャッタ
羽根群は、開口部を第1の口径に絞る第1絞り縁部をそ
れぞれ有する一対のシャッタ羽根からなり、第2絞り兼
用シャッタ羽根群は、開口部を第2の口径に絞る第2絞
り縁部をそれぞれ有する他の一対のシャッタ羽根からな
る、構成を採用することができる。この構成によれば、
例えば、第1絞り兼用シャッタ羽根群を絞り動作に用
い、第2絞り兼用シャッタ羽根群をシャッタ動作に用い
る場合、一対の絞り兼用シャッタ羽根がその第1絞り縁
部により開口部を第1の口径に絞り、他の一対の絞り兼
用シャッタ羽根が開口部を閉じる閉鎖位置に移動してシ
ャッタ動作が完了する。一方、第2絞り兼用シャッタ羽
根群を絞り動作に用い、第1絞り兼用シャッタ羽根群を
シャッタ動作に用いる場合は、他の一対の絞り兼用シャ
ッタ羽根がその第2絞り縁部により開口部を第2の口径
に絞り、一対の絞り兼用シャッタ羽根が開口部を閉じる
閉鎖位置に移動してシャッタ動作が完了する。
【0010】上記構成において、保持手段は、駆動源の
駆動力により絞り兼用シャッタ羽根群が所定の絞り位置
に至ったときにその一部に係合して位置決めするセット
レバーと、この駆動力と拮抗する向きにかつ駆動力が所
定レベル以上のときに開口部を閉鎖する位置へ向けて絞
り兼用シャッタ羽根群が移動するのを許容するべくセッ
トレバーを付勢する弾性体とを有する、構成を採用する
ことができる。この構成によれば、例えば、絞り兼用シ
ャッタ羽根が絞り動作に用いられる場合、駆動源の駆動
力により絞り兼用シャッタ羽根群が閉鎖方向に向けて移
動すると、その一部が弾性体により付勢されたセットレ
バーに係合して所定の絞り位置に位置決めされる。一
方、シャッタ動作に用いられる場合、所定レベル以上の
駆動力により、絞り兼用シャッタ羽根群はセットレバー
に係合しつつも弾性体の付勢力に打ち勝って閉鎖位置に
至りシャッタ動作が完了する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図12
は、本発明に係る絞り兼用シャッタ装置の一実施形態を
示すものであり、図1は平面図、図2は周方向における
展開断面図、図3は絞り兼用シャッタ羽根群を示す平面
図、図4ないし図12は動作を説明する平面図及びタイ
ムチャートである。尚、図面においては、説明の便宜
上、その一部において点線とすべき隠れ線を実線にて示
している。
【0012】この実施形態に係る絞り兼用シャッタ装置
は、図1ないし図3に示すように、露光用の開口部10
a,20a,30aをそれぞれ形成する地板10、押え
板20、中間板30と、開口部10a,20a,30a
を開閉可能でかつそれぞれ異なる口径に絞り可能な複数
組(ここでは2組)の第1及び第2絞り兼用シャッタ羽
根群40,50と、この第1及び第2絞り兼用シャッタ
羽根群40,50をそれぞれ独立して駆動する複数(こ
こでは、2個)の第1及び第2駆動源としての電磁アク
チュエータ60,70と、第1及び第2絞り兼用シャッ
タ羽根群40,50をそれぞれ絞り位置に保持し得る複
数(ここでは、2個)の第1及び第2保持手段80,9
0等を、その基本構成として備えている。
【0013】図2に示すように、地板10と押え板20
との間には中間板30が挟まれて配置され、地板10と
中間位置30との間には、第1羽根室W1が画定されて
第1絞り兼用シャッタ羽根群40が配置されており、
又、押え板20と中間板30との間には、第2羽根室W
2が画定されて第2絞り兼用シャッタ羽根群50が配置
されている。また、図1に示すように、第1絞り兼用シ
ャッタ羽根群40及び電磁アクチュエータ60と第2絞
り兼用シャッタ羽根群50及び電磁アクチュエータ70
とは、開口部10a(20a,30a)を挟んでお互い
に対向するように配置されている。このように配置する
ことにより、第1絞り兼用シャッタ羽根群40と第2絞
り兼用シャッタ羽根群50とを効率良く重ね合わせて配
置することができ、装置の幅狭化による小型化、集約化
を行なうことができる。
【0014】電磁アクチュエータ(第1駆動源)60
は、図1ないし図3に示すように、N極及びS極に着磁
されかつ駆動力を外部に伝える駆動ピン61aを有して
所定の角度範囲を回動自在なロータ61と、励磁用のコ
イル62と、磁路を形成する円筒状のヨーク63と、磁
性ピン(不図示)等により構成されたムービングマグネ
ット型モータであり、コイル62への非通電状態で、時
計回りの回転端において時計回りに回転するように、
又、反時計回りの回転端において反時計回りに回転する
ように、それぞれ磁気的に付勢されている。
【0015】第1絞り兼用シャッタ羽根群40は、図3
(a)に示すように、地板10の支持軸11回りに回動
自在に支持された絞り兼用シャッタ羽根41と、地板1
0の支持軸12回りに回動自在に支持された絞り兼用シ
ャッタ羽根42とにより構成されて、開口部10a(2
0a,30a)を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置
との間を移動自在でかつ所定の口径に絞る絞り位置に位
置付けられ得る一対の絞り兼用シャッタ羽根を形成して
いる。絞り兼用シャッタ羽根41,42は、図3(a)
に示すように、それぞれ電磁アクチュエータ(第1駆動
源)60の駆動ピン61aが挿入される長孔41a,4
2aと、絞り状態において開口部10a(20a,30
a)を第1の口径(2R1)に絞るべく半径R1の円弧
状切り欠きをなす第1絞り縁部41b,42b等により
形成されている。
【0016】上記電磁アクチュエータ60と第1絞り兼
用シャッタ羽根群40との関係は、コイル62への非通
電の状態で図3(a)に示すように、第1絞り兼用シャ
ッタ羽根群40は、ロータ61の磁気的付勢力により開
口部10a(20a,30a)を開放する開放位置に位
置付けられて保持され、コイル62への通電によりロー
タ61が反時計回りに回転して開口部10a(20a,
30a)を閉鎖する閉鎖位置に向けて移動させられる。
そして、この閉鎖位置においても、コイル62への通電
が断たれた状態で、第1絞り兼用シャッタ羽根群40
は、ロータ61の磁気的付勢力により、その閉鎖位置に
保持される。
【0017】電磁アクチュエータ(第2駆動源)70
は、図1ないし図3に示すように、N極及びS極に着磁
されかつ駆動力を外部に伝える駆動ピン71aを有して
所定の角度範囲を回動自在なロータ71と、励磁用のコ
イル72と、磁路を形成する円筒状のヨーク73と、磁
性ピン(不図示)等により構成されたムービングマグネ
ット型モータであり、コイル72への非通電状態で、時
計回りの回転端において時計回りに回転するように、
又、反時計回りの回転端において反時計回りに回転する
ように、それぞれ磁気的に付勢されている。
【0018】第2絞り兼用シャッタ羽根群50は、図3
(b)に示すように、地板10の支持軸13回りに回動
自在に支持された絞り兼用シャッタ羽根51と、地板1
0の支持軸14回りに回動自在に支持された絞り兼用シ
ャッタ羽根52とにより構成されて、開口部10a(2
0a,30a)を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置
との間を移動自在でかつ所定の口径に絞る絞り位置に位
置付けられ得る一対の絞り兼用シャッタ羽根を形成して
いる。
【0019】絞り兼用シャッタ羽根51,52は、図3
(b)に示すように、それぞれ電磁アクチュエータ(第
2駆動源)70の駆動ピン71aが挿入される長孔51
a,52aと、絞り状態において開口部10a(20
a,30a)を第2の口径(2R2)に絞るべく半径R
2の円弧状切り欠きをなす第2絞り縁部51b,52b
等により形成されている。ここで、半径R2は半径R1
よりも大きく、すなわち、第2絞り縁部51b,52b
による絞り口径(2R2)は、第1絞り縁部41b,4
2bによる絞り口径(2R1)よりも大きくなるように
形成されている。
【0020】上記電磁アクチュエータ70と第2絞り兼
用シャッタ羽根群50との関係は、コイル72への非通
電の状態で図3(b)に示すように、第2絞り兼用シャ
ッタ羽根群50は、ロータ71の磁気的付勢力により開
口部10a(20a,30a)を開放する開放位置に位
置付けられて保持され、コイル72への通電によりロー
タ71が反時計回りに回転して開口部10a(20a,
30a)を閉鎖する閉鎖位置に向けて移動させられる。
【0021】このように、上記第1絞り兼用シャッタ羽
根群40及び第2絞り兼用シャッタ羽根群50を備えた
場合、開口部10a(20a,30a)を絞る段数は、
第1絞り兼用シャッタ羽根群40(第1絞り縁部41
b,42b)による最小の絞りと、第2絞り兼用シャッ
タ羽根群50(第2絞り縁部51b,52b)による中
間の絞りと、開口部10a(20a,30a)の口径そ
のものを絞り口径として使用する最大絞りとの3段階と
なる。
【0022】第1保持手段80は、図1及び図2に示す
ように、地板10の支持軸15回りに揺動自在に設けら
れたセットレバー81と、支持軸15と同軸上に設けら
れた弾性体としての捩じりスプリング82とにより構成
されている。セットレバー81は、その揺動端部におい
て垂直に突出し第1羽根室W1内まで伸長する係合ピン
81aと、この係合ピン81aが設けらた近傍の領域に
形成された掛止部81bとを有している。
【0023】捩じりスプリング82は、その一端部82
aが掛止部81bに掛止され、又、その他端部82bが
地板10の突起部16に掛止されて、セットレバー81
を(図1中において)反時計回りに回転させるように付
勢している。そして、セットレバー81は、係合ピン8
1aが地板10の切り欠き溝10bの端部10b´に当
接することにより、所定の位置に停止している。この位
置ないしは近傍の位置が、第1絞り兼用シャッタ羽根群
40を所定の絞り位置に保持する際の保持位置に対応す
ることになる。
【0024】第2保持手段90は、図1及び図2に示す
ように、地板10の支持軸17回りに揺動自在に設けら
れたセットレバー91と、支持軸17と同軸上に設けら
れた弾性体としての捩じりスプリング92とにより構成
されている。セットレバー91は、その揺動端部におい
て垂直に突出し第2羽根室W2内まで伸長する係合ピン
91aと、この係合ピン91aが設けらた近傍の領域に
形成された掛止部91bとを有している。
【0025】捩じりスプリング92は、その一端部92
aが掛止部91bに掛止され、又、その他端部92bが
地板10の突起部18に掛止されて、セットレバー91
を(図1中において)反時計回りに回転させるように付
勢している。そして、セットレバー91は、係合ピン9
1aが地板10の切り欠き溝10cの端部10c´に当
接することにより、所定の位置に停止している。この位
置ないしは近傍の位置が、第2絞り兼用シャッタ羽根群
50を所定の絞り位置に保持する際の保持位置に対応す
ることになる。
【0026】次に、上記実施形態に係る絞り兼用シャッ
タ装置を、例えば、デジタルスチルカメラに搭載した場
合の動作について、図4ないし図12の動作図及び制御
タイムチャートを参照しつつ説明する。尚、この実施形
態に係る絞り兼用シャッタ装置が搭載されるデジタルス
チルカメラには、種々の制御を司る制御手段としての制
御部(CPU等)、撮像素子としてのCCD、CCDか
ら出力された画像信号の記憶処理を行なう画像信号処理
回路、シャッタのレリーズ動作を行なう際のシャッタレ
リーズスイッチ、メインスイッチ等が設けられている。
【0027】先ず、撮影者がメインスイッチをONにす
ると、制御部から出力される制御信号によりCCDがO
N状態になり作動させられる。このとき、非通電状態に
おいて電磁アクチュエータ60,70のロータ61,7
1は磁気的付勢力によりそれぞれ時計回りに付勢され
て、第1絞り兼用シャッタ羽根群40及び第2絞り兼用
シャッタ羽根群50は、図4に示すように、開口部10
a(20a,30a)を全開した開放位置にあり、スト
ッパ10d,10e及びストッパ10f,10gに当接
して停止している。
【0028】上記のように、開口部10a(20a,3
0a)が開放された状態において、CCDに被写体光が
到達し、CCDの出力信号に基づいて、制御部は適正な
絞り値すなわち第1絞り兼用シャッタ羽根群40、第2
絞り兼用シャッタ羽根群50のいずれで絞りを行なうか
あるいは絞りを行なわないかの判断等を行なう。そし
て、第1絞り兼用シャッタ羽根群40及び第2絞り兼用
シャッタ羽根群50のいずれでも絞り動作を行なわない
作動モードでは、図4に示す状態のまま撮影に備えて待
機することになる。
【0029】ここで、図6に示すように、レリーズ動作
(レリーズスイッチON)が行なわれると、制御部から
の制御信号によりCCDがリセットされて電荷の蓄積を
開始すると同時に、セットレバー81を付勢する捩じり
スプリング82の付勢力に打ち勝つ駆動力を発生させる
ように、電磁アクチュエータ60のコイル62に所定レ
ベル以上の電流が所定時間流される。これにより、ロー
タ61が反時計回りに回転し、第1絞り兼用シャッタ羽
根群40は、図5に示すように、係合ピン81aに係合
しつつセットレバー81を時計回りに回転させると共に
直ちに閉鎖位置へ移動させられ、セットレバー81の係
合ピン81aが切り欠き溝10bの端部10b´´に当
接することにより停止する。これにより、第1絞り兼用
シャッタ羽根群40によるシャッタ動作が完了する。
【0030】上記一連の動作においては、CCDが蓄積
ON状態となってから第1絞り兼用シャッタ羽根群40
により開口部10a(20a,30a)が閉鎖されるま
での間が露出時間となる。続いて、制御部は画像信号処
理回路等を介して撮影された画像の信号を取り込む制御
を行ない、メモリカード等の記憶部に記憶させる。これ
により、1回の撮影動作が完了する。
【0031】その後、制御部から出力される信号によ
り、図6に示すようにコイル61に逆向きの電流が流さ
れると、ロータ61は時計回りに回転し、図4に示すよ
うに、第1絞り兼用シャッタ羽根群40は直ちに開放位
置へ移動させられ、ストッパ10d,10eに当接して
停止する。このように、上記の作動モードでは、第1絞
り兼用シャッタ羽根群40が、シャッタ動作のみに用い
られることになる。尚、ここでは、第1絞り兼用シャッ
タ羽根群40をシャッタ動作に用いたが、これに代えて
第2絞り兼用シャッタ羽根群50をシャッタ動作に用い
ることもでき、又、両方の絞り兼用シャッタ羽根群4
0,50をシャッタ動作に用いることもできる。
【0032】一方、被写体光に曝されたCCDの出力信
号に基づいて、制御部が第2絞り兼用シャッタ羽根群5
0により絞りを行なうと判断した場合の作動モードで
は、先ず、制御部から出力される信号により、図7に示
すように電磁アクチュエータ70のコイル72に所定レ
ベルの電流が流され、ロータ71が反時計回りに回転す
ることで、図8に示すように、第2絞り兼用シャッタ羽
根群50は開口部10a(20a,30a)を直径2R
2の口径に絞る絞り位置に至り、絞り兼用シャッタ羽根
51の先端部が係合ピン91aに当接し、コイル72へ
の通電が断たれる。そして、ロータ71には反時計回り
の磁気的付勢力が作用するが、セットレバー91を付勢
する捩りスプリング92のばね力が大きいため、第2絞
り兼用シャッタ羽根群50は、その絞り位置に位置決め
保持される。
【0033】この待機状態で、図7に示すようにレリー
ズ動作(レリーズスイッチON)が行なわれると、制御
部から出力される制御信号によりCCDがリセットされ
て電荷の蓄積を開始すると同時に、セットレバー81を
付勢する捩じりスプリング82の付勢力に打ち勝つ駆動
力を発生させるように、電磁アクチュエータ60のコイ
ル62に所定レベル以上の電流が所定時間流される。こ
れにより、ロータ61が反時計回りに回転し、第1絞り
兼用シャッタ羽根群40は、図9に示すように、絞り兼
用シャッタ羽根41の先端部が係合ピン81aに係合し
つつセットレバー81を時計回りに回転させると共に直
ちに閉鎖位置へ移動させられ、セットレバー81の係合
ピン81aが切り欠き溝10bの端部10b´´に当接
することにより停止する。これにより、第1絞り兼用シ
ャッタ羽根群40によるシャッタ動作が完了する。
【0034】上記一連の動作においては、CCDが蓄積
ON状態となってから第1絞り兼用シャッタ羽根群40
により開口部10a(20a,30a)が閉鎖されるま
での間が露出時間となる。続いて、制御部は画像信号処
理回路等を介して撮影された画像の信号を取り込む制御
を行ない、メモリカード等の記憶部に記憶させる。これ
により、1回の撮影動作が完了する。
【0035】その後、制御部から出力される信号によ
り、図7に示すようにコイル61,72に逆向きの電流
が流されると、ロータ61,71は時計回りに回転し、
図4に示すように、第1絞り兼用シャッタ羽根群40及
び第2絞り兼用シャッタ羽根群50はそれぞれ直ちに開
放位置へ移動させられ、それぞれストッパ10d,10
e及びストッパ10f,10gに当接して停止する。そ
して、コイル62,72への通電が断たれても、ロータ
61,71には時計回りの磁気的付勢力が作用して、第
1絞り兼用シャッタ羽根群40及び第2絞り兼用シャッ
タ羽根群50は、その開放位置に保持されることにな
る。
【0036】このように、上記の作動モードでは、第2
絞り兼用シャッタ羽根群50が絞り動作のみに用いら
れ、第1絞り兼用シャッタ羽根群40がシャッタ動作の
みに用いられる。すなわち、第2絞り兼用シャッタ羽根
群50により開口部10a(20a,30a)を所定の
口径(2R2)に絞った状態を維持したままで、第1絞
り兼用シャッタ羽根群40が、加速させられた状態から
開口部10a(20a,30a)を瞬時に閉じるシャッ
タ動作を行なうことになる。したがって、所望の絞り動
作が確実に行なわれると共に、シャッタ動作が短時間で
行なわれることになる。
【0037】他方、被写体光に曝されたCCDの出力信
号に基づいて、制御部が第1絞り兼用シャッタ羽根群4
0により絞りを行なうと判断した場合の作動モードで
は、先ず、制御部から出力される信号により、図10に
示すように電磁アクチュエータ60のコイル62に所定
レベルの電流が流され、ロータ61が反時計回りに回転
することで、図11に示すように、第1絞り兼用シャッ
タ羽根群40は開口部10a(20a,30a)を直径
2R1の口径に絞る絞り位置に至り、絞り兼用シャッタ
羽根41の先端部が係合ピン81aに当接し、コイル6
2への通電が断たれる。そして、ロータ61には反時計
回りの磁気的付勢力が作用するが、セットレバー81を
付勢する捩りスプリング82のばね力が大きいため、第
1絞り兼用シャッタ羽根群40は、その絞り位置に位置
決め保持される。
【0038】この待機状態で、図10に示すようにレリ
ーズ動作(レリーズスイッチON)が行なわれると、制
御部から出力される制御信号によりCCDがリセットさ
れて電荷の蓄積を開始すると同時に、セットレバー91
を付勢する捩じりスプリング92の付勢力に打ち勝つ駆
動力を発生させるように、電磁アクチュエータ70のコ
イル72に所定レベル以上の電流が所定時間流される。
これにより、ロータ71が反時計回りに回転し、第2絞
り兼用シャッタ羽根群50は、図12に示すように、絞
り兼用シャッタ羽根51の先端部が係合ピン91aに係
合しつつセットレバー91を時計回りに回転させると共
に直ちに閉鎖位置へ移動させられ、セットレバー91の
係合ピン91aが切り欠き溝10cの端部10c´´に
当接することにより停止する。これにより、第2絞り兼
用シャッタ羽根群50によるシャッタ動作が完了する。
【0039】上記一連の動作においては、CCDが蓄積
ON状態となってから第2絞り兼用シャッタ羽根群50
により開口部10a(20a,30a)が閉鎖されるま
での間が露出時間となる。続いて、制御部は画像信号処
理回路等を介して撮影された画像の信号を取り込む制御
を行ない、メモリカード等の記憶部に記憶させる。これ
により、1回の撮影動作が完了する。
【0040】その後、制御部から出力される信号によ
り、図10に示すようにコイル61,72に逆向きの電
流が流されると、ロータ61,71は時計回りに回転
し、図4に示すように、第1絞り兼用シャッタ羽根群4
0及び第2絞り兼用シャッタ羽根群50はそれぞれ直ち
に開放位置へ移動させられ、それぞれストッパ10d,
10e及びストッパ10f,10gに当接して停止す
る。そして、コイル62,72への通電が断たれても、
ロータ61,71には時計回りの磁気的付勢力が作用し
て、第1絞り兼用シャッタ羽根群40及び第2絞り兼用
シャッタ羽根群50は、その開放位置に保持されること
になる。
【0041】このように、上記の作動モードでは、第1
絞り兼用シャッタ羽根群40が絞り動作のみに用いら
れ、第2絞り兼用シャッタ羽根群50がシャッタ動作の
みに用いられる。すなわち、第1絞り兼用シャッタ羽根
群40により開口部10a(20a,30a)を所定の
口径(2R1)に絞った状態を維持したままで、第2絞
り兼用シャッタ羽根群50が、加速させられた状態から
開口部10a(20a,30a)を瞬時に閉じるシャッ
タ動作を行なうことになる。したがって、所望の絞り動
作が確実に行なわれると共に、シャッタ動作が短時間で
行なわれることになる。
【0042】以上の制御シーケンスにより、開口部10
a(20a,30a)が再び開放されて、CCDに被写
体光が届くと、このCCDの出力信号に基づいて、制御
部は適正な絞り値すなわち第1絞り兼用シャッタ羽根群
40及び第2絞り兼用シャッタ羽根群50のいずれによ
り絞りを行なうかあるいは絞りを行なわないかの判断等
を行なう。このように、一連の制御シーケンスを繰り返
すことにより、複数回の撮影が行なわれることになる。
【0043】以上述べた一連の制御シーケンスにおいて
は、開口部10a(20a,30a)を絞る必要がある
場合に、第1絞り兼用シャッタ羽根群40及び第2絞り
兼用シャッタ羽根群50の一方を絞り動作のために用
い、他方をシャッタ動作のためにのみ用いるため、絞り
動作を確実に安定させた状態で、図13に示すように、
瞬時にシャッタ動作を完了させることができる。これに
より、所望の撮影を確実に行なうことができる。
【0044】上記の実施形態においては、絞り兼用シャ
ッタ羽根群として、第1絞り兼用シャッタ羽根群40と
第2絞り兼用シャッタ羽根群50との二組から構成され
るものを採用したが、これに限るものではなく、その他
複数組の絞り兼用シャッタ羽根群を採用し、少なくとも
一組の絞り兼用シャッタ羽根群に絞り動作を行なわせ、
他の少なくとも一組の絞り兼用シャッタ羽根群にシャッ
タ動作を行なわせる構成を採用することも可能である。
また、絞り兼用シャッタ羽根群40,50は、2枚の絞
り兼用シャッタ羽根41,42、51,52により構成
したが、これに限定されるものではなく、3枚あるいは
それ以上の枚数の絞り兼用シャッタ羽根により構成する
ことも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の絞り兼用シ
ャッタ装置によれば、露光用の開口部を開閉可能でかつ
それぞれ異なる口径に絞り可能な複数組の絞り兼用シャ
ッタ羽根群及びそれぞれに対応する複数の駆動源等を設
け、少なくとも一組の絞り兼用シャッタ羽根群に開口部
を所定の口径に絞る絞り動作を行なわせ、他の少なくと
も一組の絞り兼用シャッタ羽根群に開口部を閉鎖するシ
ャッタ動作を行なわせるようにしたことにより、所定の
口径に絞られた状態を安定させつつ、開口部を瞬時に閉
じるシャッタ動作を行なわせることができる。したがっ
て、所望の絞り動作が確実に行なわれると共に、シャッ
タ動作に要する時間の短縮化を行なうことができる。
【0046】また、異なる口径に絞り可能な絞り兼用シ
ャッタ羽根群を複数組備えているため、絞り動作を行な
わせる絞り兼用シャッタ羽根群とシャッタ動作を行なわ
せる絞り兼用シャッタ羽根群とを適宜選択することによ
り、複数段の絞りが可能となる。さらに、絞り兼用シャ
ッタ羽根群及び駆動源がそれぞれ二組の場合において、
これらを開口部を挟んでお互いに対向するように配置す
ることにより、配置スペースの有効利用が図れ、装置の
小型化、集約化を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絞り兼用シャッタ装置の一実施形
態を示す外観平面図である。
【図2】図1に示す絞り兼用シャッタ装置の断面図であ
る。
【図3】絞り兼用シャッタ装置の一部を構成する絞り兼
用シャッタ羽根群を示すものであり、(a)は第1絞り
兼用シャッタ羽根群を示す平面図、(b)は第2絞り兼
用シャッタ羽根群を示す平面図である。
【図4】第1絞り兼用シャッタ羽根群及び第2絞り兼用
シャッタ羽根群が開口部を開放した開放位置にある状態
を示す平面図である。
【図5】第1絞り兼用シャッタ羽根群がシャッタ動作を
行なって開口部を閉鎖する閉鎖位置に至った状態を示す
平面図である。
【図6】第1絞り兼用シャッタ羽根群をシャッタ動作に
用いる場合の制御を示すタイムチャートである。
【図7】第1絞り兼用シャッタ羽根群をシャッタ動作
に、第2絞り兼用シャッタ羽根群を絞り動作に用いる場
合の制御を示すタイムチャートである。
【図8】第1絞り兼用シャッタ羽根群が開放位置にあ
り、第2絞り兼用シャッタ羽根群が開口部を所定の口径
に絞る絞り位置にある状態を示す平面図である。
【図9】第2絞り兼用シャッタ羽根群が絞り位置にある
状態で、第1絞り兼用シャッタ羽根群がシャッタ動作を
行なって閉鎖位置に至った状態を示す平面図である。
【図10】第1絞り兼用シャッタ羽根群を絞り動作に、
第2絞り兼用シャッタ羽根群をシャッタ動作に用いる場
合の制御を示すタイムチャートである。
【図11】第1絞り兼用シャッタ羽根群が開口部を所定
の口径に絞る絞り位置にあり、第2絞り兼用シャッタ羽
根群が開放位置にある状態を示す平面図である。
【図12】第1絞り兼用シャッタ羽根群が絞り位置にあ
る状態で、第2絞り兼用シャッタ羽根群がシャッタ動作
を行なって閉鎖位置に至った状態を示す平面図である。
【図13】シャッタ動作を行なう絞り兼用シャッタ羽根
群の動作特性を示す図である。
【符号の説明】
10 地板 10b,10c 切り欠き溝 20 押え板 30 中間板 40 第1絞り兼用シャッタ羽根群 41b,42b 第1絞り縁部 50 第2絞り兼用シャッタ羽根群 51b,52b 第2絞り縁部 60 電磁アクチュエータ(第1駆動源) 70 電磁アクチュエータ(第2駆動源) 80 第1保持手段 81 セットレバー、81a 係合ピン 82 捩じりスプリング(弾性体) 90 第2保持手段 91 セットレバー、91a 係合ピン 92 捩じりスプリング(弾性体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/24 G03B 9/24 9/26 9/26 H04N 5/225 H04N 5/225 G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の開口部を開閉可能でかつそれぞ
    れ異なる口径に絞り可能な複数組の絞り兼用シャッタ羽
    根群と、前記複数組の絞り兼用シャッタ羽根群をそれぞ
    れ独立して駆動する複数の駆動源と、前記複数の駆動源
    により所定の絞り位置に移動させられた前記複数組の絞
    り兼用シャッタ羽根群をそれぞれ保持し得る複数の保持
    手段とを備え、 前記複数組の絞り兼用シャッタ羽根群のうち少なくとも
    一組の絞り兼用シャッタ羽根群は、前記開口部を所定の
    口径に絞る絞り動作を行なうべく駆動され、 前記複数組の絞り兼用シャッタ羽根群のうち他の少なく
    とも一組の絞り兼用シャッタ羽根群は、前記開口部を閉
    鎖するシャッタ動作を行なうべく駆動される、ことを特
    徴とする絞り兼用シャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数組の絞り兼用シャッタ羽根群
    は、第1絞り兼用シャッタ羽根群と、第2絞り兼用シャ
    ッタ羽根群とからなり、 前記複数の駆動源は、前記第1絞り兼用シャッタ羽根群
    を駆動する第1駆動源と、前記第2絞り兼用シャッタ羽
    根群を駆動する第2駆動源とからなり、 前記複数の保持手段は、前記第1絞り兼用シャッタ羽根
    群を所定の絞り位置に保持し得る第1保持手段と、前記
    第2絞り兼用シャッタ羽根群を所定の絞り位置に保持し
    得る第2保持手段とからなる、ことを特徴とする請求項
    1記載の絞り兼用シャッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1絞り兼用シャッタ羽根群は、前
    記開口部を第1の口径に絞る第1絞り縁部をそれぞれ有
    する一対のシャッタ羽根からなり、 前記第2絞り兼用シャッタ羽根群は、前記開口部を第2
    の口径に絞る第2絞り縁部をそれぞれ有する他の一対の
    シャッタ羽根からなる、ことを特徴とする請求項2記載
    の絞り兼用シャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記駆動源の駆動力に
    より前記絞り兼用シャッタ羽根群が所定の絞り位置に至
    ったときにその一部に係合して位置決めするセットレバ
    ーと、前記駆動力と拮抗する向きにかつ前記駆動力が所
    定レベル以上のときに前記開口部を閉鎖する位置へ向け
    て前記絞り兼用シャッタ羽根群が移動するのを許容する
    べく前記セットレバーを付勢する弾性体と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の絞
    り兼用シャッタ装置。
JP2000239677A 2000-08-08 2000-08-08 絞り兼用シャッタ装置 Pending JP2002055375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000239677A JP2002055375A (ja) 2000-08-08 2000-08-08 絞り兼用シャッタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000239677A JP2002055375A (ja) 2000-08-08 2000-08-08 絞り兼用シャッタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002055375A true JP2002055375A (ja) 2002-02-20

Family

ID=18731176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000239677A Pending JP2002055375A (ja) 2000-08-08 2000-08-08 絞り兼用シャッタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002055375A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316478A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
WO2010044294A1 (ja) * 2008-10-14 2010-04-22 セイコープレシジョン株式会社 羽根駆動装置及び光学機器
JP2011164506A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Canon Inc 光量調整装置とそれを有する撮像装置
JP2013076919A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Nidec Copal Corp 撮像装置用羽根駆動装置
CN108681021A (zh) * 2018-07-17 2018-10-19 宁波舜宇红外技术有限公司 镜头内置装置、红外光学镜头及测温热像仪
CN110073286A (zh) * 2016-12-08 2019-07-30 三星电子株式会社 包括光圈的相机模块以及包括该相机模块的电子装置
WO2022141089A1 (zh) * 2020-12-29 2022-07-07 深圳市大疆创新科技有限公司 快门装置及其同步方法、控制方法以及拍摄设备

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316478A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
WO2010044294A1 (ja) * 2008-10-14 2010-04-22 セイコープレシジョン株式会社 羽根駆動装置及び光学機器
JP2010096871A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Seiko Precision Inc 羽根駆動装置及び光学機器
US8254008B2 (en) 2008-10-14 2012-08-28 Seiko Precision Inc. Blade drive device and optical device
KR101209963B1 (ko) 2008-10-14 2012-12-07 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 블레이드 구동 장치 및 광학 기기
JP2011164506A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Canon Inc 光量調整装置とそれを有する撮像装置
JP2013076919A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Nidec Copal Corp 撮像装置用羽根駆動装置
CN110073286A (zh) * 2016-12-08 2019-07-30 三星电子株式会社 包括光圈的相机模块以及包括该相机模块的电子装置
US11137569B2 (en) 2016-12-08 2021-10-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Camera module including aperture and electronic device including the same
CN110073286B (zh) * 2016-12-08 2021-11-09 三星电子株式会社 包括光圈的相机模块以及包括该相机模块的电子装置
CN108681021A (zh) * 2018-07-17 2018-10-19 宁波舜宇红外技术有限公司 镜头内置装置、红外光学镜头及测温热像仪
WO2022141089A1 (zh) * 2020-12-29 2022-07-07 深圳市大疆创新科技有限公司 快门装置及其同步方法、控制方法以及拍摄设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4803506A (en) Electromagnetic control device for cameras
US8465217B2 (en) Focal-plane shutter and optical equipment
JP2011113060A (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
US6903777B1 (en) Lens shutter for digital still cameras
US6585429B2 (en) Camera shutter unit having a shutter blade to open and close an exposure aperture
JP2002055375A (ja) 絞り兼用シャッタ装置
US6933980B1 (en) Shutter for digital still camera
JP3542325B2 (ja) カメラ用シャッタ装置
JP2008058614A (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP2002182269A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
US5349414A (en) Aperture-priority lens shutter apparatus for a camera
JP2001215553A (ja) 絞り装置
JP2002139767A (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JP2007212645A (ja) 光量制御装置
JP2002122900A (ja) カメラ用絞り機構
JP2006284783A (ja) セクタ駆動装置及びセクタ駆動方法
JP2002202544A (ja) デジタルカメラ用シャッタ
JP3477309B2 (ja) 秒時優先可能なカメラ
JP2001125165A (ja) カメラ用シャッタ
JP2001215554A (ja) デジタルカメラ用シャッタ
JP2002182267A (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JP2001188280A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JPH10123585A (ja) カメラ用シャッタ
JPH10148869A (ja) カメラ用シャッタ
US5875363A (en) Camera shutter