JP2001214661A - ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 - Google Patents
ドアクローザにおけるアーム間の継手装置Info
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Abstract
ストアームを連結するための、構造が簡単で確実に作動
する継手装置を提供する。 【解決手段】 メインアーム2の先端に植設され、先端
を丸めるか或いはテーパを形成したアームピン5と、こ
のアームピン5と回動可能に嵌合できる筒体で、アジャ
ストアーム3の先端に装着されたアームピンブッシュ7
とを有し、このアームピンブッシュ7の内周面に形成し
たリング収納溝9内に、全体の形状がC字形で内径がア
ームピンブッシュのそれよりも小さい連結リング11を
収納すると共に、アームピン5の外周面に断面V字形の
係合溝6を形成し、アームピン5をアームピンブッシュ
7に嵌合させ、連結リング11をリング収納溝9と係合
溝6との間に跨がらせた状態でアームピンとアームピン
ブッシュとを軸線方向において拘束する。
Description
おける二つのアーム間の継手装置に関する。更に具体的
には、クローザ本体、メインアーム、アジャストアーム
及びブラケットを備えて成るドアクローザにおけるメイ
ンアームとアジャストアームを連結するための継手装置
に関する。
参照して説明する。同図に示されたドアクローザは、ク
ローザ本体1、メインアーム2、アジャストアーム3及
びブラケット4で構成され、メインアーム2とアジャス
トアーム3とを連結する継手装置は、メインアーム2の
端部に植設された突軸91の回りにフランジ付きの弾性
高分子材料製のブッシュ92を介し、アジャストアーム
3の端部をその嵌め孔をもって嵌め込む。
ーム3の端部が抜け出さないように、フランジ付きの止
めねじ93を、突軸91の先端部の雌ねじ孔に蝶合させ
て構成されている。
垂直方向の相対位置が設計値よりずれると継手装置にこ
じりが生じるので、通常、図5に示すようにアジャスト
アーム3の先端部に水平回動軸94を設け、これにより
こじりを吸収するようにしている。
継手装置においては、次に示すようになお改善すべき点
が見られる。すなわち、一つには、二つのアーム2、3
間はドアクローザが工場から出荷されるときは通常仮止
めされていて、ドアクローザの取付現場において、止め
ねじ93を取り外すことにより、両アーム2、3を一旦
分離させてクローザ本体1及びブラケット4を扉10及
び扉枠20にそれぞれ固定させた後、再び両アーム2、
3を止めねじ93で結合させる。
み作業を要してかなり面倒であり、また、ドアクローザ
の使用中における止めねじの緩みの問題もある。
出願人は、特願平9−320479号を以て、新規な継
ぎ手装置を提案した。
植設されると共に頂部にテーパ部を形成し、これに続く
円筒部の中間に溝部を形成したアームピンと、アームピ
ンの円筒部に回動可能に嵌合し、軸線方向の中間位置に
中心軸に関して対称的に一対の円弧状の溝を形成した中
空円筒状のアームピンブッシュと、アジャストアームの
先端に回動可能に装着され、アームピンブッシュを外側
から保持すると共に、巾方向の中間位置に平面部を除い
て全長にわたって切欠が形成された二又状のブッシュホ
ルダーと、同じくアジャストアームの先端にブッシュホ
ルダーと同軸に回動可能に装着され、アームピンの小径
部を両側から抱きかかえるようにして係合し、かつ、巾
方向の動きがアームピンブッシュ及びブッシュホルダー
の切欠に拘束された弾性のある二又状のクリップとを有
することを特徴とするものである。
る継ぎ手装置を改良し、更に構造を簡単にし、かつ作動
を確実にした新規な継ぎ手装置を提供することを目的と
している。
め、この発明は、メインアームの先端に中心軸を鉛直に
して植設され、先端を丸めるか或いはテーパを形成した
アームピンと、このアームピンと回動可能に嵌合できる
筒体で、アジャストアームの先端に、その中心軸を鉛直
面内で傾動可能に装着されたアームピンブッシュとを有
し、このアームピンブッシュの内周面にリング収納溝を
形成し、このリング収納溝内に、全体の形状がC字形で
内径がアームピンブッシュのそれよりも小さい連結リン
グを収納すると共に、アームピンの外周面に断面V字形
の係合溝を形成し、アームピンをアームピンブッシュに
嵌合させ、連結リングをリング収納溝と係合溝との間に
跨がらせた状態で、アームピンとアームピンブッシュと
を軸線方向において拘束するようにしたことを特徴とす
る。
参照して説明する。図1において符号5はアームピンを
示し、このアームピン5は、メーンアーム2の先端にお
いて上向きに、すなわちアジャストアーム3に向かっ
て、例えばかしめ等の結合方法によって植設されてい
る。
後述するメインアームとアジャストアームとの連結時連
結リングを拡開するため、丸められるか或いはテーパが
形成されている。
ームピン5の先端部に先細りのテーパが形成されると共
に、上端隅部が丸められている。
字形の係合溝6が形成されている。この係合溝6の断面
形状のV字の開角度は、例えば90度とする。
状のアームピンブッシュ7が装着されている。このアー
ムピンブッシュ7の内径は、上記アームピン5とガタ無
く嵌合でき、かつ円滑に回動できるように設定されてい
る。
に示すように厚板を断面略鍵穴形に成形したブッシュホ
ルダー8と、このブッシュホルダー8の平行板部及びア
ジャストアーム3の先端を貫通する前記水平回動軸94
とを介して、アジャストアーム3の先端にその中心軸を
傾動可能に装着されている。
着するのは、前記したように、クローザ本体1及びブラ
ケット4の垂直方向の相対位置が設計値よりずれたとき
のこじりを解消するためである。
断面が例えばコ字形で全体の形状が円形のリング収納溝
9が形成されている。
及び図4に示すように、断面が円形で全体の形状がC字
形の連結リング11が収納されている。
ように、アームピンブッシュ4の内径よりも小さくなる
ように設定されている。
字形の底面が形成する幅の狭い周面の内径は、図1に示
すように、連結リング11がリング収納溝9内で少し拡
開できるように設定されている。
例による継ぎ手装置は、図1に示すようにアームピン5
とアームピンブッシュ7とを整合させた後、例えばアー
ムピンブッシュ7の方を矢印に沿って下方に押動し、ア
ームピン5の先端とアームピンブッシュ7の下端開口部
とを先ず嵌合させる。
方に移動させると、今度はアームピン5の先端隅部が連
結リング11の内周部に当接し、両者の間に生じる楔作
用により、連結リング11が拡開してその内周縁がアー
ムピン5の先端部外周面に嵌合するに致る。
連結リング11とアームピンの係合溝6とが整合し、連
結リング11の弾力により、図2に示すように、連結リ
ング11が係合溝6内に落込むようにしてこれと係合す
る。
リング11がアームピンの係合溝6とアームピンブッシ
ュのリング収納溝9の両方に跨がるようにして両者を上
下方向において拘束する。
と係合溝6との上下方向の相対位置を変えようとする力
は、両者の間に生じる楔作用により連結リング11を拡
開しようとする力に変換されるから、余程大きな力を作
用させない限り連結リング11が係合溝6を乗り越える
ことは困難である。
上下方向に引き離すと、楔作用で連結リング11が拡開
しながら係合溝6の上方の傾斜面を乗り越え、図1に示
すようにアームピン5をアームピンブッシュ7から抜き
外すことができる。
れず、種々に変形して実施することが可能である。
示のようにコ字形でなくてもよく、例えば連結リング1
1を上下方向において挟持する一対の内面の間隔が連結
リング11の上下方向の寸法より少し大きく設定してあ
れば、リング収納溝9の底面の形状は任意である。
内周縁がアームピンの係合溝6との間に楔作用が生じさ
えすれば任意である。
明は、メインアームの先端に植設され、先端を丸めるか
或いはテーパを形成したアームピンと、このアームピン
と回動可能に嵌合できる筒体で、アジャストアームの先
端に、その中心軸を鉛直面内で傾動可能に装着されたア
ームピンブッシュとを有し、このアームピンブッシュの
内周面にリング収納溝を形成し、このリング収納溝内
に、全体の形状がC字形の連結リングを収納すると共
に、アームピンの外周面に断面V字形の係合溝を形成
し、アームピンをアームピンブッシュに嵌合させ、連結
リングをリング収納溝と係合溝との間に跨がらせた状態
でアームピンとアームピンブッシュとを軸線方向におい
て拘束するようにしたから、簡単な構造でメインアーム
とアジャストアームとを確実に連結でき、しかも一動作
でこれらの着脱を行える、という優れた効果を奏する。
面拡大側面図で、連結前の状態を示す。
面拡大側面図で、連結後の状態を示す。
置を例示する正面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 メインアームの先端に中心軸を鉛直にし
て植設され、先端を丸めるか或いはテーパを形成したア
ームピンと、このアームピンと回動可能に嵌合できる筒
体で、アジャストアームの先端に、その中心軸を鉛直面
内で傾動可能に装着されたアームピンブッシュとを有
し、このアームピンブッシュの内周面にリング収納溝を
形成し、このリング収納溝内に、全体の形状がC字形で
内径がアームピンブッシュのそれよりも小さい連結リン
グを収納すると共に、アームピンの外周面に断面V字形
の係合溝を形成し、アームピンをアームピンブッシュに
嵌合させ、連結リングをリング収納溝と係合溝との間に
跨がらせた状態で、アームピンとアームピンブッシュと
を軸線方向において拘束するようにしたことを特徴とす
るドアクローザにおけるアーム間の継ぎ手装置。 - 【請求項2】 上記リング収納溝の断面形状がコ字形で
ある請求項1記載のドアクローザにおけるアーム間の継
ぎ手装置。 - 【請求項3】 上記連結リングの断面形状が円形である
請求項1記載のドアクローザにおけるアーム間の継ぎ手
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026397A JP3976978B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026397A JP3976978B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001214661A true JP2001214661A (ja) | 2001-08-10 |
JP3976978B2 JP3976978B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=18552134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000026397A Expired - Lifetime JP3976978B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3976978B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6871381B1 (en) * | 2003-05-28 | 2005-03-29 | Door closure with adjusting mechanism for controlling door closing speed | |
US8225458B1 (en) | 2001-07-13 | 2012-07-24 | Hoffberg Steven M | Intelligent door restraint |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000026397A patent/JP3976978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8225458B1 (en) | 2001-07-13 | 2012-07-24 | Hoffberg Steven M | Intelligent door restraint |
US9121217B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-09-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
US9995076B1 (en) | 2001-07-13 | 2018-06-12 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
US6871381B1 (en) * | 2003-05-28 | 2005-03-29 | Door closure with adjusting mechanism for controlling door closing speed |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3976978B2 (ja) | 2007-09-19 |
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