JPH0648487Y2 - 眼鏡の蝶番 - Google Patents

眼鏡の蝶番

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JPH0648487Y2
JPH0648487Y2 JP1989077761U JP7776189U JPH0648487Y2 JP H0648487 Y2 JPH0648487 Y2 JP H0648487Y2 JP 1989077761 U JP1989077761 U JP 1989077761U JP 7776189 U JP7776189 U JP 7776189U JP H0648487 Y2 JPH0648487 Y2 JP H0648487Y2
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JP
Japan
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hinge
blade
diameter hole
screw
large diameter
Prior art date
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JP1989077761U
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JPH0316123U (ja
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弘之 岡田
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、眼鏡フレームにおけるレンズ枠とつるとを連
結する蝶番構造に関する。
(従来の技術) 眼鏡のレンズ枠とつるとを連結する蝶番構造は、米国特
許4256388号公報が開示されている。この技術による蝶
番の構成は、レンズ枠側蝶番耳とつる側蝶番耳とを互い
に接合し、下端の羽根を除いて回動軸線に沿い同一径の
挿通孔を設け、下端の羽根にはめねじが形成されてい
る。一方、回動軸となるねじは、脚部の先端にねじ部を
有し、頭部首下からねじ部の上端の間の無ねじ部を形成
し、この無ねじ部にねじ部の外径とほぼ等しい樹脂製の
ストレートなスリーブが装着されている。このねじを前
記挿通孔に挿入しねじ込んで構成されている。
(考案が解決しようとする課題) この従来の蝶番は、ねじを螺入することにより、スリー
ブの下端をめねじ部に当接して変形させ、挿通孔の下方
において接触させる構造であるため、眼鏡を使用中につ
るの開閉動作を繰返していると、しぶさ(開閉動作のか
たさ)が変化してつるがふらついたり、ねじが緩んで脱
落するなど初期の効果が無くなる課題が生じている。こ
のような課題を解消するため、最近になって実開平2−
121719号公報に示すようなものが考案されている。これ
は眼鏡ねじの脚部に段付きスリーブを装着し、この段付
きスリーブの大径部の外径を大径孔の孔径よりわずかに
大きくし、しかも大径部の長さを大径孔よりやや長く形
成し、これを眼鏡蝶番に螺入して連結するものである。
しかしながらこの場合、大径部の長さが大径孔よりやや
長く形成してあるので、眼鏡ねじを螺入していくと、小
径部は胴ぶくれを起こすとともに、この胴ぶくれの影響
と小径孔による大径部への作用を受けて大径部にも必要
以上の胴ぶくれが加わり、眼鏡ねじが十分に螺合されな
いとともにつる側蝶番耳には必要以上のしぶさが加わ
り、つるの開閉時につるが折れたり、曲がる恐れがある
等の課題も生じている。本考案はこれらの課題を解消す
ることを目的として案出されたものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、レンズ枠側蝶番耳2の羽根
をつる側蝶番耳7の羽根よりも1枚多く形成し、レンズ
枠側蝶番耳2の上端の羽根3に大径孔5を設けるととも
に下端の羽根4にめねじ6を形成し、一方、つる側蝶番
耳7の羽根8に小径孔9を設け、前記上端の羽根3側か
ら、脚部12に弾性材の段付きスリーブ16を装着した眼鏡
ねじ10を螺入した眼鏡の蝶番において、前記段付きスリ
ーブ16の大径部16aの外径を大径孔5の孔径よりわずか
に大きくし、しかも大径部16aの長さを大径孔5より短
く形成して組付け時に大径部16aの長さと大径孔5の長
さとの差だけ隙間を形成し、かつ、段付きスリーブ16の
小径部16bを小径孔9とほぼ等しい外径にし、しかも、
小径部16bの長さを小径孔9よりやや長く形成した眼鏡
ねじ10を螺入して連結したものである。
(作用) 両蝶番耳2、7の羽根3、8、4を互いに接合し、眼鏡
ねじ10を大径孔5から挿入してねじ込むことにより、大
径孔5に大径部16aが圧入されるとともに、段付きスリ
ーブ16の小径部16b下端がめねじ6に当接して押し上げ
られ、胴ぶくれ作用により小径孔9内を押圧する。この
結果、大径孔5では眼鏡ねじ10のゆるみを防止し、小径
孔9において開閉動作の摩擦抵抗を大きくし所望のしぶ
さ(開閉のかたさ)を保つことができる。
(実施例) 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。第1図
および第3図において1は眼鏡フレームにおける蝶番で
ある。この蝶番1はレンズ枠側蝶番耳2とつる側蝶番耳
7および眼鏡ねじ10とからなっている。レンズ枠側蝶番
耳2は上下2枚の羽根3,4を有しており、その上端の羽
根3には螺入する眼鏡ねじ10の段付きスリーブ16の大径
部16aよりやや小さい大径孔5が設けてあり、下端の羽
根4には前記大径孔5と同一軸線上にめねじ6が形成さ
れている。また、つる側蝶番耳7の羽根8はレンズ枠側
蝶番耳2の羽根数よりも1枚少なく形成してあり、この
羽根8には螺入する眼鏡ねじ10の段付きスリーブ16の小
径部16bとほぼ等しい小径孔9が貫通されている。一
方、蝶番1の回動軸となる眼鏡ねじ10は、第2図に示す
ように脚部12の先端にねじ部13が形成され、頭部11首下
からねじ部13上端の間にねじ部13の外径よりも小さい無
ねじ部14が形成され、その無ねじ部14の周面にはローレ
ット15が形成してある。さらに、無ねじ部14全体および
ねじ部13の上端をわずかに覆う位置まで、しかもねじ部
13の外径とほぼ等しい外径になるように、弾性材(合成
樹脂または硬質ゴム)による段付きスリーブ16が装着さ
れており、この段付きスリーブ16は上端が頭部11の座面
に接している。尚詳細には、段付きスリーブ16の大径部
16aの外径は大径孔5の孔径よりわずかに大きくしてあ
り、しかも大径部16aは大径孔5の長さよりもやや短く
してあり、ねじ込み組付けられた時、大径孔5の長さと
大径部16aの長さとの差の分だけ隙間が生じるようにな
っている。また、段付きスリーブ16の小径部16bは小径
孔9よりわずかに小さい外径にしてあり、しかも小径部
16bは小径孔9の長さより長くしてある。この眼鏡ねじ1
0を、接合した両蝶番耳の羽根3、8、4、の大径孔5
から挿入し、頭部11が大径孔5の上面に当接する位置ま
でねじ込み組付けられている。
このように構成された眼鏡の蝶番の作用を説明する。両
蝶番耳の羽根3、8、4を互いに接合し、眼鏡ねじ10を
上方から挿入してねじ込むと、大径孔5に大径部16aが
圧入されるとともに、段付きスリーブ16の小径部16bの
下端がめねじ6に当接して押し上げられ、胴ぶくれ作用
により小径孔9の内面を押圧する。この結果、大径孔5
では眼鏡ねじ10のゆるみを防止し、小径孔9において開
閉動作の摩擦抵抗を大きくし所望のしぶさ(開閉のかた
さ)をこの時、段付きスリーブ16の大径部16aの下端は
つる側蝶番耳7の上面に接することがなく、過大な抵抗
を受けることがない。
また、レンズ枠側蝶番耳の羽根を3枚とし、つる側蝶番
耳を2枚にした蝶番においてもほぼ同様に構成すること
が可能で、同等の作用効果となる。
(考案の効果) 以上説明した実施例から明らかなように、本考案の眼鏡
の蝶番は、レンズ枠側蝶番耳の上端の羽根に大径孔を設
け、下端の羽根にめねじを形成し、つる側蝶番耳の羽根
に小径孔を貫設し、この両蝶番耳を互いに接合して、弾
性材による段付きスリーブを装着した眼鏡ねじをねじ込
んで連結したものである。このように構成した眼鏡の蝶
番は、段付きスリーブの大径部と大径孔において圧入固
定され、小径部と小径孔において適度な圧力接触するた
めに、従来のストレートなスリーブで問題点となってい
た蝶番のふらつきやねじのゆるみもなく安定した蝶番構
造となった。その上、眼鏡の蝶番として最適なしぶい開
閉動作を長期にわたり保ことができる。更に、大径部の
長さを大径孔の長さよりやや短くしているので、この間
に隙間が形成され、眼鏡ねじを螺合するにつれて大径部
と大径孔との間には緩み止め力が加わるとともに小径部
とつる側蝶番耳の羽根の小径孔との間で小径部には適当
な胴ぶくれが発生し、一定以上の胴ぶくれは前記隙間に
逃げるので、過大な胴ぶくれが発生せず、最適なしぶさ
が得られ、この最適しぶさを保った開閉動作を長く保つ
ことができる。また、開閉時につるが折れたり、曲がっ
たりすることも皆無になる等の特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す眼鏡の蝶番の組立断面
図、第2図は第1図に使用される眼鏡ねじの正面図、第
3図は眼鏡の蝶番の部分を示す斜視図である。 1:蝶番、2:レンズ枠側蝶番耳 3:上端の羽根、4:下端の羽根 5:大径孔、6:めねじ 7:つる側蝶番耳、8:羽根 9:小径孔、10:眼鏡ねじ 11:頭部、12:脚部 13:ねじ部、14:無ねじ部 15:ローレット、16:段付きスリーブ 16a:大径部、16b:小径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ枠側蝶番耳(2)の羽根をつる側蝶
    番耳(7)の羽根(8)よりも1枚多く形成し、レンズ
    枠側蝶番耳(2)の上端の羽根(3)に大径孔(5)を
    設けるとともに下端の羽根(4)にめねじ(6)を形成
    し、一方、つる側蝶番耳(7)の羽根(8)に小径孔
    (9)を設け、前記上端の羽根(3)側から、脚部(1
    2)に弾性材の段付きスリーブ(16)を装着した眼鏡ね
    じ(10)を螺入した眼鏡の蝶番において、 前記段付きスリーブ(16)の大径部(16a)の外径を大
    径孔(5)の孔径よりわずかに大きくし、しかも大径部
    (16a)の長さを大径孔(5)の長さより短く形成して
    組付け時に大径部(16a)の長さと大径孔(5)の長さ
    との差だけ隙間を形成し、かつ、段付きスリーブ(16)
    の小径部(16b)を小径孔(9)とほぼ等しい外径に
    し、しかも、小径部(16b)の長さを小径孔(9)より
    やや長く形成した眼鏡ねじ(10)を螺入して連結したこ
    とを特徴とする眼鏡の蝶番。
JP1989077761U 1989-06-30 1989-06-30 眼鏡の蝶番 Expired - Lifetime JPH0648487Y2 (ja)

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JPH0316123U JPH0316123U (ja) 1991-02-18
JPH0648487Y2 true JPH0648487Y2 (ja) 1994-12-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003712A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日東精工株式会社 締結構造および締結ねじ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2684394B2 (ja) * 1988-10-28 1997-12-03 株式会社小島鐵工所 リムロールフォーミングラインの搬送方法

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JP2016003712A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日東精工株式会社 締結構造および締結ねじ

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