JP2002181069A - ユニバーサルジョイント - Google Patents

ユニバーサルジョイント

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JP2002181069A
JP2002181069A JP2000378632A JP2000378632A JP2002181069A JP 2002181069 A JP2002181069 A JP 2002181069A JP 2000378632 A JP2000378632 A JP 2000378632A JP 2000378632 A JP2000378632 A JP 2000378632A JP 2002181069 A JP2002181069 A JP 2002181069A
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JP
Japan
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yoke
bolt
key
outer ring
screw hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000378632A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Nagayama
彰英 永山
Kazushige Otsuka
和茂 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受カップのキー部とヨークのキー溝との嵌
合部に隙間が生じてもボルトへの過大な曲げ応力が作用
しないユニバーサルジョイントを提供すること。 【解決手段】 十字軸のトラニオン3を針状ころ4を介
して軸支する外輪カップ2と、この外輪カップ2に形成
したキー部5と嵌合するキー溝6を有するヨーク1と、
外輪カップ2のキー部5の両側位置に形成されたボルト
挿通孔7に挿通されかつ両ボルト挿通孔7に対向するヨ
ーク1のねじ孔8に螺合するボルト9とを備え、このボ
ルト9にて外輪カップ2をヨーク1に固定するユニバー
サルジョイントにおいて、上記ねじ孔8の開口部にこの
ねじ孔8より大径の円筒孔部10を形成し、上記ボルト
9の端部を、上記円筒孔部10に嵌合する円筒部11と
上記ねじ孔8に螺合するねじ部12とで形成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば産業機械
に使用されるユニバーサルジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、十字軸のトラ
ニオン32を針状ころ33を介して軸支する外輪カップ
31と、この外輪カップ31に形成したキー部34と嵌
合するキー溝35を有するヨーク30と、外輪カップ3
1のキー部34の両側位置に形成されたボルト挿通孔3
6,36に挿通されかつ両ボルト挿通孔36,36に対
向するヨーク30のねじ孔37,37に螺合するボルト
38とを備え、このボルト38にて外輪カップ31をヨ
ーク30に固定するユニバーサルジョイントが知られて
いる。上記外輪カップ31のキー部34は矩形であり、
ヨーク30のキー溝35も上記キー部34の側面34
a,34aがほぼ隙間なく嵌合される矩形状に形成され
ている。また、外輪カップ31のキー部34を除く座面
31aとヨーク30の外輪カップ31の取付け面30a
はそれぞれ平坦面とされて接合されている。さらに、外
輪カップ31に作用する転倒トルクAはキー溝35に嵌
合されたキー部34にて支承される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来ユニバーサ
ルジョイントにおいて、長期間の使用時、キー部34お
よびキー溝35が腐食し、キー部34のその嵌合部の側
面34aとキー溝35の側面35a間に隙間Sが生じ
る。この隙間が生じると、転倒トルクがキー部34で受
けるだけでなく、ボルト38とヨーク30のねじ孔37
の螺合する応力集中の高い部分にて曲げ応力を受けるよ
うになり、ボルトに過大な曲げ応力が図4に示すように
作用し、ボルトが破損する恐れがある。
【0004】そこで、この発明は、外輪カップのキー部
とヨークのキー溝との嵌合部に隙間が生じてもボルトへ
の過大な曲げ応力が作用しないユニバーサルジョイント
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、十字軸のトラニオンを針状ころを介して
軸支する外輪カップと、この外輪カップに形成したキー
部と嵌合するキー溝を有するヨークと、外輪カップのキ
ー部の両側位置に形成されたボルト挿通孔に挿通されか
つ両ボルト挿通孔に対向するヨークのねじ孔に螺合する
ボルトとを備え、このボルトにて外輪カップをヨークに
固定するユニバーサルジョイントにおいて、上記ねじ孔
の開口部にこのねじ孔より大径の円筒孔部を形成し、上
記ボルトの端部を、上記円筒孔部に嵌合する円筒部と上
記ねじ孔に螺合するねじ部とで形成したことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態について図1及び図2のユニバーサルジョイントを
参照しながら説明する。十字軸のトラニオン3を針状こ
ろ4を介して軸支する外輪カップ2と、この外輪カップ
2に形成したキー部5と嵌合するキー溝6を有するヨー
ク1と、外輪カップ2のキー部5の両側位置に形成され
たボルト挿通孔7,7に挿通されかつ両ボルト挿通孔
7,7に対向するヨーク1のねじ孔8,8に螺合するボ
ルト9,9とを備え、このボルト9,9にて外輪カップ
2をヨーク1に固定している。上記外輪カップ2のキー
部5は平面矩形であり、ヨーク1のキー溝6も上記キー
部5側面5a,5aがほぼ隙間なく嵌合される平面矩形
状に形成されている。また、外輪カップ2のキー部5を
除く座面2aとヨーク1の外輪カップ2の取付け面1a
はそれぞれ平坦面とされて接合されている。さらに、外
輪カップ2に作用する転倒トルクAはキー溝6に嵌合さ
れたキー部5にて支承される。
【0007】また、上記ヨーク1のねじ孔8,8は、そ
の開口部にねじ孔8,8より大径の円筒孔部10,10
が形成されている。この円筒孔部10,10の内面はね
じが形成されていない円滑面とされている。さらに、上
記ボルト9,9の端部は、上記円筒孔部10,10に接
触状態で嵌合される円筒部11,11と先端部側の上記
ネジ孔8,8に螺合するねじ部12,12とから形成さ
れている。
【0008】本発明は、上記構成とされ、長期間の使用
時、キー部5およびキー溝6が腐食し、キー部5のその
嵌合部の側面5aとキー溝6の側面6a間に隙間Sが生
じる。この隙間Sが生じると、転倒トルクがキー部5で
受けるだけでなく、ボルト9,9にても受けるようにな
るが、ボルト9,9のねじ部12,12とねじ孔8,8
の螺合部の上部にあるボルト9,9の円筒部11,11
とヨーク1の円筒孔部10,10の嵌合部、すなわち応
力集中の小さい部分で曲げ応力を受けるため、ボルト
9,9に過大な曲げ応力の作用が低減され、ボルトに過
大な曲げ応力が図4に示すように作用し、ボルト9,9
の破損の恐れが解消される。
【0009】
【発明の効果】本発明では、十字軸のトラニオンを針状
ころを介して軸支する外輪カップと、この外輪カップに
形成したキー部と嵌合するキー溝を有するヨークと、外
輪カップのキー部の両側位置に形成されたボルト挿通孔
に挿通されかつ両ボルト挿通孔に対向するヨークのねじ
孔に螺合するボルトとを備え、このボルトにて外輪カッ
プをヨークに固定するユニバーサルジョイントにおい
て、上記ねじ孔の開口部にこのねじ孔より大径の円筒孔
部を形成し、上記ボルトの端部を、上記円筒孔部に嵌合
する円筒部と上記ねじ孔に螺合するねじ部とで形成した
ため、外輪カップのキー部とヨークのキー溝との嵌合部
に隙間が生じても、ボルトの円筒部とヨークの円筒孔部
の嵌合部にて曲げ応力を受けるため、ボルトへの過大な
曲げ応力が作用せず、ボルトの破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態ユニバーサルジョイントの
断面図である。
【図2】図1のユニバーサルジョイントでのキー部隙間
状態図である。
【図3】従来のユニバーサルジョイントの断面図であ
る。
【図4】図3のユニバーサルジョイントでのキー部隙間
状態図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 外輪カップ 3 トラニオン 4 針状ころ 5 キー部 6 キー溝 7 ボルト挿通孔 8 ねじ孔 9 ボルト 10 円筒孔部 11 円筒部 12 ねじ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十字軸のトラニオンを針状ころを介して
    軸支する外輪カップと、この外輪カップに形成したキー
    部と嵌合するキー溝を有するヨークと、外輪カップのキ
    ー部の両側位置に形成されたボルト挿通孔に挿通されか
    つ両ボルト挿通孔に対向するヨークのねじ孔に螺合する
    ボルトとを備え、このボルトにて外輪カップをヨークに
    固定するユニバーサルジョイントにおいて、上記ねじ孔
    の開口部にこのねじ孔より大径の円筒孔部を形成し、上
    記ボルトの端部を、上記円筒孔部に嵌合する円筒部と上
    記ねじ孔に螺合するねじ部とで形成したことを特徴とす
    るユニバーサルジョイント。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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