JP2001214068A - 結晶性樹脂組成物 - Google Patents

結晶性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001214068A
JP2001214068A JP2000025508A JP2000025508A JP2001214068A JP 2001214068 A JP2001214068 A JP 2001214068A JP 2000025508 A JP2000025508 A JP 2000025508A JP 2000025508 A JP2000025508 A JP 2000025508A JP 2001214068 A JP2001214068 A JP 2001214068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonionic surfactant
resin composition
crystalline resin
ester
nigrosine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000025508A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tsuruhara
徹 鶴原
Akihiko Hayashi
林  昭彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orient Chemical Industries Ltd filed Critical Orient Chemical Industries Ltd
Priority to JP2000025508A priority Critical patent/JP2001214068A/ja
Publication of JP2001214068A publication Critical patent/JP2001214068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 元の熱可塑性樹脂の特性を損なわずに鮮明に
着色され、外観及び表面光沢が良好であると共に十分な
耐光性を示し、而も機械的物性の良好な結晶性樹脂組成
物の提供。 【0073】 【解決手段】 結晶性を有する熱可塑性樹脂中に、
(a)乃至(e)からなる群より選ばれた1又は2以上
のノニオン系界面活性剤及びニグロシン或いはそのノニ
オン系界面活性剤とニグロシンとを混合して得られた黒
色染料を含有させる。 (a)エーテル型ノニオン系界面活性剤 (b)エーテルエステル型ノニオン系界面活性剤 (c)エステル型ノニオン系界面活性剤 (d)含窒素型ノニオン系界面活性剤 (e)多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外観及び表面光沢が
良好な結晶性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】熱可塑
性樹脂は、機械的及び化学的性質に優れているため、自
動車や電気・電子製品等の部品の分野におけるプラスチ
ック成型品に広く用いられており、エンジニアリングプ
ラスチックの分野でもますます需要が高まっている。ま
た熱可塑性樹脂に繊維状補強材を配合することにより、
耐熱性や耐薬品性を向上させたり、各種用途に合わせた
機械的特性を与えたりして、広範囲な工業的用途に適合
させる試みがなされている。特に近時においては、自動
車や自転車等の分野において、軽量化、工程の合理化及
び腐食の問題から、従来金属を使用していた部品を繊維
強化熱可塑性樹脂に替える動きが顕著である。
【0003】熱可塑性樹脂に対する着色は、装飾効果、
色分け効果、成形品の耐光性向上、内容物の保護や隠蔽
等の目的で行われ、産業界において最も重要なのが黒色
着色である。熱可塑性樹脂の黒色着色には、従来、カー
ボンブラック、黒色含金染料、アジン系染料及びペリノ
ンブラック等の種々の無機顔料や有機染顔料による着色
が試みられてきた。
【0004】このような具体的な試みとしては、ポリア
ミド樹脂がカ−ボンブラック及びニグロシンで着色され
た成形配合物(特公昭60−43379号公報)、ポリ
アミド樹脂がカーボンブラック及び銅フタロシアニン顔
料で着色された成形用組成物(特開昭60−22655
1号公報)、不飽和ポリエステル樹脂がアニリンブラッ
クとソルベントブルーで着色された成形用組成物(特公
平1−46524号公報)、ポリカーボネート樹脂にカ
ーボンブラックが添加された着色マスター用樹脂組成物
(特開昭61−236854号公報)、熱可塑性樹脂に
カーボンブラックと酸化チタンが添加されたプラスチッ
ク成形組成物(特開平5−186633号公報)等が挙
げられる。
【0005】また、繊維強化された着色熱可塑性樹脂の
例としては、熱可塑性樹脂、変性ポリオレフィン、繊維
状補強材及びカーボンブラックからなる熱可塑性樹脂組
成物(特開平3−50263号公報)、ポリアミド樹
脂、表面処理されたガラス繊維及びアジン系染料からな
るガラス繊維強化黒色ポリアミド樹脂組成物(特開平6
−128479号公報)、ポリカーボネート樹脂、ガラ
ス繊維及びカーボンブラックからなる強化ポリカーボネ
ート樹脂組成物(特開平6−212069号公報)等が
挙げられる。
【0006】上記の繊維強化された結晶性樹脂の着色に
おいては、樹脂中に繊維状補強材が存在するため、長時
間混練しても着色剤(例えば黒色顔料)が樹脂中に十分
に満遍なく均一に分散し難いという問題が存在する。特
に、成形時に、成形品表面に繊維補強材が浮き出て着色
成形品の光沢及び外観等が損なわれることが問題となっ
ていた。またこれらの従来の結晶性樹脂組成物は、外観
や表面光沢が必ずしも良好でなく、改善の余地が残され
ている。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
課題に鑑み行われたものであって、その目的とするとこ
ろは、元の熱可塑性樹脂の特性を損なわずに鮮明に着色
され、外観及び表面光沢が良好であると共に十分な耐光
性を示し、而も機械的物性の良好な結晶性樹脂組成物を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の結晶性樹脂組成物は、結晶性を有する熱可塑性樹脂
中に、下記(a)乃至(e)からなる群より選ばれた1
又は2以上のノニオン系界面活性剤及びニグロシンを含
有することを特徴とする(請求項1)。
【0009】また本発明の結晶性樹脂組成物は、結晶性
を有する熱可塑性樹脂中に黒色染料を含有してなる結晶
性樹脂組成物であって、前記黒色染料が、下記(a)乃
至(e)からなる群より選ばれた1又は2以上のノニオ
ン系界面活性剤とニグロシンとを混合して得られた黒色
染料であることを特徴とする(請求項4)。 (a)エーテル型ノニオン系界面活性剤 (b)エーテルエステル型ノニオン系界面活性剤 (c)エステル型ノニオン系界面活性剤 (d)含窒素型ノニオン系界面活性剤 (e)多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤
【0010】本発明者らは、結晶性を有する熱可塑性樹
脂中に、上記1又は2以上のノニオン系界面活性剤及び
ニグロシンを含有させることにより、或は、上記1又は
2以上のノニオン系界面活性剤とニグロシンとを混合し
て得られた黒色染料を含有させることにより、外観が良
好で表面光沢が優れ、均一且つ鮮明に黒色に着色され、
その変退色がほとんど起こらない成形物が得られ、而も
熱可塑性樹脂の流動性に支障が生じずスムーズに成形処
理を行いうることを見出し、本発明を完成した。なお、
上記黒色染料を用いることは、ニグロシンとノニオン系
界面活性剤を均一に混合したものを結晶性を有する熱可
塑性樹脂中に含有させることができるので好ましい。
【0011】この結晶性樹脂組成物は、上記ノニオン系
界面活性剤及びニグロシン或は上記黒色染料を含有しな
い結晶性樹脂組成物又は結晶性樹脂(他の成分を含まな
い結晶性樹脂)に比し結晶化温度が約10℃以上(例え
ば10乃至30℃程度)低い(請求項2、5)。
【0012】すなわち、結晶性を有する熱可塑性樹脂の
結晶化温度を低下させる方法として、結晶性を有する熱
可塑性樹脂中に、上記1又は2以上のノニオン系界面活
性剤及びニグロシンを含有させる方法、或は、上記1又
は2以上のノニオン系界面活性剤とニグロシンとを混合
して得られた黒色染料を含有させる方法を用いることが
できる。
【0013】また、上記の結晶性樹脂組成物は、繊維状
補強材を含有するものとすることができる(請求項
7)。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の結晶性樹脂組成物に含有
されるニグロシン及び本発明の結晶性樹脂組成物に含有
される黒色染料の原料となるニグロシンとしては、CO
LOR INDEXにC.I.SOLVENT BLA
CK 5及びC.I.SOLVENTBLACK 7と
して記載されているような黒色アジン系縮合混合物を用
いることができる。その合成は、例えば、アニリン、ア
ニリン塩酸塩及びニトロベンゼンを、塩化鉄の存在下、
反応温度160乃至180℃で酸化及び脱水縮合するこ
とにより行い得る。ニグロシンは、反応条件、仕込み原
料及び仕込比等の如何によって、種々の異なる化合物の
混合物として生成するが、例えば下記式(I)又は(I
I)に表されるような各種のトリフェナジンオキサジン
及び式(III)乃至(VI)で表されるようなフェナジン
アジン系化合物の混合物と推定されている。
【0015】
【化1】 [式(I)乃至(VI)中、XはCl又はOHを示す。]
【0016】市販されているニグロシンとしては、スピ
リットブラックSB、スピリットブラックSSBB、ス
ピリットブラックAB(以上、C.I.Solvent
Black5);ニグロシンベースSA、ニグロシンベ
ースSAP、ニグロシンベースEE、ニグロシンベース
EX、ニグロシンベースEX−BP(以上、C.I.S
olventBlack7)等を例示することができる
[何れもオリヱント化学工業社製のニグロシンの商品
名]。
【0017】上記(a)のエーテル型ノニオン系界面活
性剤は、例えば、アルキルポリオキシエチレンエーテ
ル、アリールポリオキシエチレンエーテル、アリールホ
ルムアルデヒド縮合ポリオキシエチレンエーテル、ポリ
オキシエチレンを親油基とするブロックポリマー、又は
ポリオキシエチレンポリオキシプロピルアルキルエーテ
ルとすることができる(請求項8)。
【0018】上記(b)のエーテルエステル型ノニオン
系界面活性剤は、例えば、グリセリンエステルのポリオ
キシエチレンエーテル、ソルビタンエステルのポリオキ
シエチレンエーテル、又はソルビトールエステルのポリ
オキシエチレンエーテルとすることができる(請求項
9)。
【0019】また、上記(c)のエステル型ノニオン系
界面活性剤は、例えば、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステル、グリセリンエステル、ポリグリセリンエステ
ル、ソルビタンエステル、プロピレングリコールエステ
ル、又はショ糖エステルとすることができる(請求項1
0)。
【0020】また、上記(d)の含窒素型ノニオン系界
面活性剤は、例えば、脂肪酸アルカノールアミド、ポリ
オキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、又はアミンオキシドとすることができる
(請求項11)。
【0021】本発明における黒色染料は、上記のような
従来のニグロシンと、上記(a)乃至(e)からなる群
より選ばれた少なくとも1種のノニオン系界面活性剤と
を混合することにより製造し得る。混合方法は湿式混合
又は乾式混合のどちらの方法も採用できる。湿式混合に
よる場合、上記従来のニグロシンと上記ノニオン系界面
活性剤を、水系又は非水系(有機溶剤系)において混合
分散させた後、それを取り出すことにより本発明におけ
る黒色染料が得られる。
【0022】本発明における黒色混合染料の製造工程で
の従来のニグロシンと上記ノニオン系界面活性剤との混
合比は、ニグロシン1重量部に対し0.1乃至1.5重
量部が好ましい(請求項6)。本発明の結晶性樹脂組成
物における、従来のニグロシンと、それと共に含有され
る上記ノニオン系界面活性剤との比率も同様である(請
求項3)。0.1未満の場合は熱可塑性樹脂に対する分
散性の改良効果が少なくなるおそれがあり、1.5を越
えると生成した黒色染料がメルトし易くなって結晶とし
て取り出しにくい。特に好ましくは0.3乃至1.0重
量部である。本発明における黒色染料は、原料のニグロ
シンに対するノニオン系界面活性剤の量が大きくなるに
従い、有機溶剤に対する溶解性が増し、それにより、配
合及び成形工程において熱可塑性樹脂に対する分散性お
よび/または相溶性が向上するものと考えられる。
【0023】本発明の結晶性樹脂組成物における黒色染
料(又は従来のニグロシンと上記ノニオン系界面活性
剤)の使用量は、熱可塑性樹脂100重量%に対し、例
えば0.1乃至20重量%とすることができる。好まし
くは1乃至10重量%である。
【0024】本発明における結晶性樹脂としては、結晶
性を有する熱可塑性樹脂が好ましい。その例としては、
ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂及び
ポリエーテルエーテルケトン樹脂等が挙げられる。これ
らの熱可塑性樹脂は、単独で、或は2種類以上を混合し
て用いることができる。好ましいのは、ポリアミド樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、及びポリフェニレンスルフィド樹脂
からなる群から選ばれた1又は2以上の合成樹脂である
(請求項12)。また、これらの重合体を主体とする共
重合体若しくは混合物;これらにゴム又はゴム状樹脂等
のエラストマーを配合した熱可塑性樹脂;又はこれらの
熱可塑性樹脂を10重量%以上含有するポリマーアロイ
等も使用可能である。
【0025】本発明の結晶性樹脂組成物に用い得る繊維
状補強材は、特に限定されず、従来の合成樹脂の補強材
として用い得るものを、用途及び目的に応じ適宜使用し
得る。このような繊維状補強材の例としては、ガラス繊
維、炭素繊維、及び各種有機繊維を挙げることができ
る。例えばガラス繊維の場合、その含有量は、結晶性熱
可塑性樹脂100重量%に対し5乃至120重量%とす
ることが好ましい。5重量%未満の場合、十分なガラス
繊維補強効果が得られないおそれがあり、120重量%
を超えると成形性が低下することとなり易い。好ましく
は10乃至60重量%、特に好ましくは20乃至50重
量%である。
【0026】本発明の結晶性樹脂組成物は、必要に応じ
種々の添加剤を配合することも可能である。このような
添加剤としては、例えば助色剤、分散剤、充填剤、安定
剤、可塑剤、改質剤、紫外線吸収剤又は光安定剤、酸化
防止剤、抗菌・防かび剤、帯電防止剤、難燃剤、無機充
填剤及び耐衝撃性改良用のエラストマー等が挙げられ
る。
【0027】助色剤としては例えば、着色力の強化、耐
熱性や耐光性の向上、又は色調の調整のため、少量の無
機顔料、有機顔料又は有機染料等を用いることができ
る。
【0028】改質剤の例としては、アミノ変性シリコン
オイル及びアルキル変性シリコンオイル等のケイ素化合
物が挙げられる。
【0029】紫外線吸収剤又は光安定剤の例としては、
ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合
物、サリシレート系化合物、シアノアクリレート系化合
物、ベンゾエート系化合物、オギザアリド系化合物、ヒ
ンダードアミン系化合物及びニッケル錯塩等が挙げられ
る。
【0030】酸化防止剤の例としては、フェノール系化
合物、リン系化合物、イオウ系化合物及びチオエーテル
系化合物等が挙げられる。
【0031】抗菌・防かび剤の例としては、2−(4'
−チアゾリル)ベンズイミダゾール、10,10'−オ
キシビスフェノキシアルシン、N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)フタルイミド及びビス(2−ピリジルチオ
−1−オキシド)亜鉛等が挙げられる。
【0032】難燃剤の例としては、テトラブロモビスフ
ェノールA誘導体、ヘキサブロモジフェニールエーテル
及びテトラブロモ無水フタル酸等のハロゲン含有化合
物;トリフェニールホスフェート、トリフェニールホス
ファイト、赤リン及びポリリン酸アンモニウム等のリン
含有化合物;尿素及びグアニジン等の窒素含有化合物;
シリコンオイル、有機シラン及びケイ酸アルミニウム等
のケイ素含有化合物;三酸化アンチモン及びリン酸アン
チモン等のアンチモン化合物等が挙げられる。
【0033】無機充填剤の例としては、ガラスフレー
ク、ガラスビーズ、シリカ、石英、無定形ケイ酸、タル
ク、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、アルミナ、金
属粉、カオリン、ケイ酸カルシウム、雲母及び珪灰石等
が挙げられる。
【0034】本発明の結晶性樹脂組成物は、原材料を任
意の配合方法により配合することにより得ることができ
る。これらの配合成分は、通常、できるだけ均質化させ
ることが好ましい。具体的には例えば、全ての原材料を
ブレンダー、ニーダーバンバリーミキサー、ロール、押
出機等の混合機で混合して均質化させて結晶性樹脂組成
物を得たり、或いは、一部の原材料を混合機で混合した
後、残りの成分を加えて更に混合して均質化させること
により結晶性樹脂組成物を得ることもできる。また、予
めドライブレンドされた原材料を加熱した押出機で溶融
混練して均質化した後、針金状に押出し、次いで所望の
長さに切断して着色粒状物(着色ペレット)として得る
こともできる。
【0035】また、本発明の結晶性樹脂組成物のマスタ
ーバッチは、任意の方法により得られる。例えば、マス
ターバッチのベースとなる熱可塑性樹脂の粉末又はペレ
ットと着色剤をタンブラーやスーパーミキサー等の混合
機で混合した後、押出機、バッチ式混練機又はロール式
混練機等により加熱溶融してペレット化又は粗粒子化す
ることにより得ることができる。また例えば、合成後未
だ溶融状態にあるマスターバッチ用熱可塑性樹脂に着色
剤を添加後、溶媒を除いてマスターバッチを得ることも
可能である。
【0036】本発明の結晶性樹脂組成物の成形は、通常
行われる種々の手順により行い得る。例えば、着色ペレ
ットを押出機、射出成形機、ロールミル等の加工機によ
り成形することにより行うことができる。また、熱加塑
性樹脂のペレット又は粉末、粉砕された着色剤、及び必
要に応じ各種の添加物を、適当なミキサー中で混合し、
この混合物を加工機を用いて成形することにより行うこ
ともできる。また例えば、適当な重合触媒を含有するモ
ノマーに着色剤を加え、この混合物を重合により所望の
熱可塑性樹脂として適当な方法で成形することもでき
る。成形方法としては、例えば射出成形、押出成形、圧
縮成形、ブロー成形、真空成形、インジェクションブロ
ー成形、回転成形、カレンダー成形、溶液流延等、一般
に行われる何れの成形方法を採用することもできる。
【0037】なお、本発明の結晶性樹脂組成物は、本質
的に、結晶性を有する熱可塑性樹脂、並びに、その熱可
塑性樹脂中に含有された、上記(a)乃至(e)からな
る群より選ばれた1若しくは2以上のノニオン系界面活
性剤及びニグロシン、又は前記ノニオン系界面活性剤と
ニグロシンとを混合して得られた黒色染料からなるも
の、或いは、本質的に、結晶性を有する熱可塑性樹脂、
並びに、前記ノニオン系界面活性剤、ニグロシン及び繊
維状補強材、又は前記黒色染料及び繊維状補強材からな
るものとすることができる。何れの場合も、本発明の基
本的な特性に影響を及ぼすことのない物質、例えば上記
のような添加剤等の1又は2以上を含んでもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の結晶性樹脂組成物は結晶化温度
が10℃以上低下するため、成形温度を低くすることが
でき、成形物の収縮量が小さくなるので、精密な成形物
の成形、寸法精度の厳しい要求に対する製品の実用化が
容易になる。また、冷却固化時間を短縮できると 共に
加熱装置にかける設備費も節約でき、大形成形物のにお
いて比較的小さな設備で成形できる。さらに成形物の特
性として外観、表面光沢が良好で、耐光性に優れ、経時
的な色相変化が極めて少なく、機械的物性も良好であ
る。そのため高級成形材料に最適である。
【0039】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、勿論本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。なお、以下の記述においては、「重量部」を「部」
と略す。
【0040】製造例1及び2は、ノニオン系界面活性剤
と従来のニグロシンとの混合による、本発明における黒
色染料の製造に関する。
【0041】製造例1 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル(第一工業
製薬社製 商品名:ノイゲンEA87)50gを水10
00gに分散させたものに、スピリットブラックAB
(オリヱント化学工業社製 ニグロシンの商品名)10
0gを加えた。この混合物を80℃まで昇温させ、3時
間撹拌した。その後、反応物を濾取し、その濾取物を水
洗して乾燥させることにより、黒色混合染料120g
(収率80%)を得た。
【0042】製造例2 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルを多鎖型高
分子ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬製 商品名:
ディスコール202)に代える以外は製造例1と同様に
処理して、黒色混合染料を得た。
【0043】次に、実施例1乃至4並びに比較例1乃至
3は、繊維状補強材を含有しない黒色ポリアミド樹脂組
成物に関する。
【0044】実施例1 ポリアミド樹脂(Dupont社製 商品名:Zyte
l 101L−NC10)1000gと製造例1で得た
黒色染料30gとをステンレス製タンブラーに入れ、2
0分間よく撹拌した。
【0045】この混合物をベント式押出機(エンプラ産
業社製 商品名:E30SV)を用いて270℃で溶融
混合して常法にて着色ペレット(2mmφ×2mm)を
作成し、得られたペレットを120℃で6時間真空乾燥
させた。
【0046】このペレットの融点と結晶化温度を、JI
SK7121に従い、示差走査熱量計(セイコー電子工
業社製 DSC6100)を用いて下記の条件で測定し
た。
【0047】すなわち、上記の着色ペレットを容器に合
わせて切断し、容器に平らに均一に入れ、容器のふたを
載せ固定した。これを室温より20℃/minで300℃ま
で昇温させ、300℃で3min保持後、10℃/minで室
温まで冷却し、そのときのDSC曲線を記録して、融解
ピーク温度(融点)、結晶化ピーク温度(結晶化温度)
を求めた。
【0048】DSC測定による融点及び結晶化温度を表
1に示す。
【0049】実施例2 製造例1で得た黒色染料を製造例2で得た黒色染料に代
える以外は実施例1と同様に処理することにより、着色
ペレット(2mmφ×2mm)を得た。
【0050】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0051】実施例3 ポリアミド樹脂(Dupont社製 商品名:Zyte
l 101L−NC10)1000gとスピリットブラ
ックSB(オリヱント化学工業社製 ニグロシンの商品
名)20gと多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤(第一
工業製薬製 商品名:ディスコール201)10gをス
テンレス製タンブラーに入れ、20分間よく撹拌した。
【0052】この混合物を、ベント式押出機(エンプラ
産業社製 商品名:E30SV)を用いて270℃で溶
融混合し、常法にて着色ペレット(2mmφ×2mm)
を作成し、得られたペレットを120℃で6時間真空乾
燥させた。
【0053】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0054】実施例4 多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬製
商品名:ディスコール201)を多鎖型高分子ノニオン
系界面活性剤(第一工業製薬製 商品名:ディスコール
206)に代える以外は実施例3と同様に処理すること
により、着色ペレット(2mmφ×2mm)を得た。
【0055】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0056】比較例1 製造例1で得た黒色染料に代えて、スピリットブラック
AB(オリヱント化学工業社製 ニグロシンの商品名)
のみを用いる以外は実施例1と同様に処理して着色ペレ
ット(2mmφ×2mm)を得た。
【0057】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0058】比較例2 製造例1で得た黒色染料をカーボンブラックに代える以
外は製造例1と同様に処理して得た着色剤を、製造例1
で得た黒色染料に代えて用いる以外は実施例1と同様に
処理して着色ペレット(2mmφ×2mm)を得た。
【0059】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0060】比較例3 製造例1で得た黒色染料に代えて、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル(第一工業製薬社製 商品名:
ノイゲンEA87)のみを用いる以外は実施例1と同様
に処理して着色ペレット(2mmφ×2mm)を得た。
【0061】この着色ペレットについて実施例1と同様
にDSC測定により求めた融点及び結晶化温度を表1に
示す。
【0062】
【表1】 表1中、結晶化温度差=(実施例又は比較例の樹脂組成
物の結晶化温度)−(ポリアミド樹脂のみの結晶化温
度)であり、ポリアミド樹脂のみの結晶化温度は23
0.0℃である。
【0063】実施例5乃至8、並びに比較例4及び5
は、ガラス繊維を含有することにより繊維補強された黒
色ポリアミド樹脂組成物に関する。
【0064】実施例5 繊維強化ポリアミド樹脂(Dupont社製 商品名:
70G−33L)500gと製造例1で得た黒色染料1
5gとをステンレス製タンブラーに入れ、1時間よく撹
拌した。
【0065】この混合物をベント式押出機(エンプラ産
業社製 商品名:E30SV)を用いて300℃で溶融
混合して常法にて着色ペレットを作成し、得られたペレ
ットを120℃で6時間真空乾燥させた。乾燥後、射出
成形機(川口鉄鋼社製 商品名:KM50−C)を用い
て280乃至300℃で通常の方法によりそのペレット
を成形してテスト板を作成したところ、樹脂と染料との
相溶性の良い青味の黒色成形板[48×86×3(m
m)]が得られた。
【0066】実施例6 製造例1で得た黒色染料を製造例2で得た黒色染料に代
える以外は実施例5と同様に処理することにより、均一
な鮮明色の黒色成形板[48×86×3(mm)]が得
られた。
【0067】実施例7 繊維強化ポリアミド樹脂(Dupont社製 商品名:
70G−33L)500gとスピリットブラックSB
(オリヱント化学工業社製 ニグロシンの商品名)10
gとポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル(第一
工業製薬社製 商品名:ノイゲンEA87)5gをステ
ンレス製タンブラーに入れ、1時間よく撹拌した。
【0068】この混合物をベント式押出機(エンプラ産
業社製 商品名:E30SV)を用いて300℃で溶融
混合して常法にて着色ペレットを作成し、得られたペレ
ットを120℃で6時間真空乾燥させた。乾燥後、射出
成形機(川口鉄鋼社製 商品名:KM50−C)を用い
て280乃至300℃で通常の方法によりそのペレット
を成形してテスト板を作成したところ、樹脂と染料との
相溶性の良い青味の黒色成形板[48×86×3(m
m)]が得られた。
【0069】実施例8 スピリットブラックSB(オリヱント化学工業社製 ニ
グロシンの商品名)をニグロシンベースEX(オリヱン
ト化学工業社製 ニグロシンの商品名)に代える以外は
実施例7と同様に処理することにより、れ均一な鮮明色
の黒色成形板[48×86×3(mm)]を得た。
【0070】表2に、実施例5乃至8において使用した
染料及びノニオン系界面活性剤を示す。
【0071】
【表2】 比較例4 製造例1で得た黒色染料に代えてスピリットブラックA
B(オリヱント化学工業社製 ニグロシンの商品名)を
用いる以外は実施例5と同様に処理して成形したとこ
ろ、表面光沢の十分でない黒色成形板[48×86×3
(mm)]を得た。
【0072】比較例5 製造例1で得た黒色染料に代えてカーボンブラックを用
いる以外は実施例5と同様に処理して成形したところ、
表面光沢の良くない黒色成形板[48×86×3(m
m)]を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67/02 C08L 67/02 77/00 77/00 81/02 81/02 Fターム(参考) 4J002 AA011 BB031 BB121 CF061 CF071 CH022 CH091 CL001 CN011 DA017 DL007 EU136 FA047 FD010 FD017 FD040 FD050 FD070 FD096 FD130 FD180 FD312

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性を有する熱可塑性樹脂中に、下記
    (a)乃至(e)からなる群より選ばれた1又は2以上
    のノニオン系界面活性剤及びニグロシンを含有すること
    を特徴とする結晶性樹脂組成物。 (a)エーテル型ノニオン系界面活性剤 (b)エーテルエステル型ノニオン系界面活性剤 (c)エステル型ノニオン系界面活性剤 (d)含窒素型ノニオン系界面活性剤 (e)多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤
  2. 【請求項2】上記ノニオン系界面活性剤及びニグロシン
    を含有しない結晶性樹脂又は結晶性樹脂組成物に比し結
    晶化温度が約10℃以上低い請求項1記載の結晶性樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】含有するニグロシンとノニオン系界面活性
    剤の比率が、ニグロシン1重量部に対しノニオン系界面
    活性剤0.3乃至1重量部である請求項1又は2記載の
    結晶性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】結晶性を有する熱可塑性樹脂中に黒色染料
    を含有してなる結晶性樹脂組成物であって、前記黒色染
    料が、下記(a)乃至(e)からなる群より選ばれた1
    又は2以上のノニオン系界面活性剤とニグロシンとを混
    合して得られた黒色染料であることを特徴とする結晶性
    樹脂組成物。 (a)エーテル型ノニオン系界面活性剤 (b)エーテルエステル型ノニオン系界面活性剤 (c)エステル型ノニオン系界面活性剤 (d)含窒素型ノニオン系界面活性剤 (e)多鎖型高分子ノニオン系界面活性剤
  5. 【請求項5】上記黒色染料を含有しない結晶性樹脂又は
    結晶性樹脂組成物に比し結晶化温度が約10℃以上低い
    請求項4記載の結晶性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】上記黒色染料におけるニグロシンとノニオ
    ン系界面活性剤の混合比が、ニグロシン1重量部に対し
    ノニオン系界面活性剤0.3乃至1重量部である請求項
    4又は5記載の結晶性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】繊維状補強材を含有する請求項1、2、
    3、4、5又は6記載の結晶性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】上記(a)のエーテル型ノニオン系界面活
    性剤が、アルキルポリオキシエチレンエーテル、アリー
    ルポリオキシエチレンエーテル、アリールホルムアルデ
    ヒド縮合ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチ
    レンを親油基とするブロックポリマー、又はポリオキシ
    エチレンポリオキシプロピルアルキルエーテルである請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載の結晶性樹脂組
    成物。
  9. 【請求項9】上記(b)のエーテルエステル型ノニオン
    系界面活性剤が、グリセリンエステルのポリオキシエチ
    レンエーテル、ソルビタンエステルのポリオキシエチレ
    ンエーテル、又はソルビトールエステルのポリオキシエ
    チレンエーテルである請求項1、2、3、4、5、6、
    7又は8記載の結晶性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】上記(c)のエステル型ノニオン系界面
    活性剤が、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グ
    リセリンエステル、ポリグリセリンエステル、ソルビタ
    ンエステル、プロピレングリコールエステル、又はショ
    糖エステルである請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の結晶性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】上記(d)の含窒素型ノニオン系界面活
    性剤が、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレ
    ン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
    又はアミンオキシドである請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9又は10記載の結晶性樹脂組成物。
  12. 【請求項12】結晶性を有する熱可塑性樹脂が、ポリア
    ミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチ
    レンテレフタレート樹脂及びポリフェニレンスルフィド
    樹脂からなる群から選ばれた1又は2以上の合成樹脂で
    ある請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
    又は11記載の結晶性樹脂組成物。
JP2000025508A 2000-02-02 2000-02-02 結晶性樹脂組成物 Pending JP2001214068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025508A JP2001214068A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 結晶性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025508A JP2001214068A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 結晶性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001214068A true JP2001214068A (ja) 2001-08-07

Family

ID=18551362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000025508A Pending JP2001214068A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 結晶性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001214068A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091336A1 (de) * 2002-04-26 2003-11-06 Basf Aktiengesellschaft Flammgeschützte schwarze thermoplastische formmassen
JP2006257419A (ja) * 2005-03-01 2006-09-28 Degussa Ag 懸濁液
JP2008045077A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Univ Of Fukui 合成樹脂成形品表面の親水性疎水性制御法
US8372191B2 (en) 2008-12-12 2013-02-12 Evonik Carbon Black Gmbh Ink jet ink
US8574527B2 (en) 2007-12-12 2013-11-05 Evonik Carbon Black Gmbh Process for aftertreating carbon black
US8852739B2 (en) 2010-02-23 2014-10-07 Evonik Carbon Black Gmbh Carbon black, method for the production thereof, and use thereof
US8915998B2 (en) 2008-11-27 2014-12-23 Evonik Carbon Black Gmbh Pigment granulate, method for producing the same and use thereof
US9878911B2 (en) 2008-01-17 2018-01-30 Evonik Carbon Black Gmbh Carbon aerogels, process for their preparation and their use
CN107810239A (zh) * 2015-06-19 2018-03-16 巴斯夫欧洲公司 具有高的熔体流动和良好的机械性能的聚酰胺组合物

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091336A1 (de) * 2002-04-26 2003-11-06 Basf Aktiengesellschaft Flammgeschützte schwarze thermoplastische formmassen
JP2006257419A (ja) * 2005-03-01 2006-09-28 Degussa Ag 懸濁液
JP2008045077A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Univ Of Fukui 合成樹脂成形品表面の親水性疎水性制御法
US8574527B2 (en) 2007-12-12 2013-11-05 Evonik Carbon Black Gmbh Process for aftertreating carbon black
US9878911B2 (en) 2008-01-17 2018-01-30 Evonik Carbon Black Gmbh Carbon aerogels, process for their preparation and their use
US8915998B2 (en) 2008-11-27 2014-12-23 Evonik Carbon Black Gmbh Pigment granulate, method for producing the same and use thereof
US8372191B2 (en) 2008-12-12 2013-02-12 Evonik Carbon Black Gmbh Ink jet ink
US8852739B2 (en) 2010-02-23 2014-10-07 Evonik Carbon Black Gmbh Carbon black, method for the production thereof, and use thereof
CN107810239A (zh) * 2015-06-19 2018-03-16 巴斯夫欧洲公司 具有高的熔体流动和良好的机械性能的聚酰胺组合物
US20180179361A1 (en) * 2015-06-19 2018-06-28 Basf Se Polyamide compositions with high melt flow and good mechanical properties
JP2018517833A (ja) * 2015-06-19 2018-07-05 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 高いメルトフローおよび良好な機械的性質を有するポリアミド組成物
US10669394B2 (en) * 2015-06-19 2020-06-02 Basf Se Polyamide compositions with high melt flow and good mechanical properties

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3599472B2 (ja) 黒色ポリアミド樹脂組成物
JP3757081B2 (ja) 水不溶性ニグロシン及びその関連技術
KR100365464B1 (ko) 유니버셜마스터배치
JP2001214068A (ja) 結晶性樹脂組成物
US8470912B2 (en) Granulated colorant and related art
JP5764835B1 (ja) プラスチック用着色剤およびそれを用いた着色組成物、成型品
JP4458680B2 (ja) 着色熱可塑性樹脂組成物及びその関連技術
JP2020132793A (ja) 樹脂着色用マスターバッチ、ポリアミド樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法
JP2001207063A (ja) 結晶性樹脂組成物
JP4493146B2 (ja) 黒色ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
US5079290A (en) Poly(arylene sulfide) composition
WO1982002053A1 (en) Polyester resin composition resistant against discoloration by light
JP3599445B2 (ja) 黒色ポリアミド樹脂組成物
TWI337192B (en) Pigment composition and use thereof in plastic
JP4745475B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物、製造法および成形体
CA2278018C (en) High-melting polyamide resin compositions and molded articles thereof
JP2004131612A (ja) プラスチック用着色剤およびその使用
JP4525191B2 (ja) 顔料組成物およびそのプラスチックにおける使用
JP4374837B2 (ja) プラスチック用着色剤およびその使用
JPH08127723A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP2613300B2 (ja) 樹脂組成物
JP2021001240A (ja) 樹脂着色用マスターバッチ、ポリアミド樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法
JP3641906B2 (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法
JP4061695B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物および成形体
JPH11148020A (ja) 熱可塑性樹脂用着色剤組成物