JP2001213930A - 抗菌性ポリウレタン樹脂組成物及び製造方法 - Google Patents

抗菌性ポリウレタン樹脂組成物及び製造方法

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JP2001213930A
JP2001213930A JP2000027186A JP2000027186A JP2001213930A JP 2001213930 A JP2001213930 A JP 2001213930A JP 2000027186 A JP2000027186 A JP 2000027186A JP 2000027186 A JP2000027186 A JP 2000027186A JP 2001213930 A JP2001213930 A JP 2001213930A
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polyurethane resin
antibacterial agent
antibacterial
diisocyanate
hot water
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JP2000027186A
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Shinjiro Hama
伸二郎 濱
Koichiro Nakamura
康一郎 中村
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体や環境にやさしい天然物系の抗菌剤を用
いた、抗菌性の他、諸物性に優れるポリウレタン樹脂及
び製造方法を提供する。 【解決手段】 穀類の熱水抽出エキスを主成分とする抗
菌剤を配合したポリウレタン樹脂により解決する。この
穀類としては、米、麦、トウモロコシ、大豆等であり、
抗菌剤には、穀物の熱水抽出エキスの他に、界面活性剤
を用いたものが好ましい。このポリウレタン樹脂の製造
方法は、プレポリマー化法であって、鎖延長反応時に、
前述の抗菌剤を配合した鎖延長剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物の熱水抽出エキス
を主成分とする抗菌剤を配合した抗菌性ポリウレタン樹
脂組成物及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂は、耐摩耗性、耐寒
性、耐薬品性、柔軟性、弾性、断熱性等に優れているた
め、塗料、コーティング剤、接着剤、インキバインダ
ー、磁気記録媒体、各種クッション、断熱材、エラスト
マー、繊維、合成皮革等、広範囲の分野で使用されてい
る。
【0003】近年、いわゆる「抗菌グッズ」と呼ばれる
ものが要望されていて、ウレタン分野も例外ではない。
また、病原性大腸菌O−157やMRSA(黄色ブドウ
球菌)の問題といった、従来では考えられなかった細菌
による被害が起きている。
【0004】ポリウレタン樹脂に抗菌性を持たせるため
には、抗菌剤を配合する方法が一般的である。この抗菌
剤としては、従来は銀・銅・亜鉛等を用いた金属系抗菌
剤や、有機リン系抗菌剤、第四級アンモニウム塩等が用
いられている。例えば、特開平1−161053号公報
には金属系抗菌剤を配合した軟質ポリウレタンフォーム
が示されている。また、特開平9−125002号公報
には、有機窒素硫黄系抗菌剤と銀系抗菌剤を併用した塗
料が具体的に示されている。特開平11−147927
号公報には、第四級アンモニウム塩系抗菌剤を用いたポ
リウレタン樹脂が記載されている。特開平11−130
958号公報には、抗菌剤の形態が不明であるが、推定
では粉末の抗菌剤であると思われるハローコートGK
(ゲンリ科研製)をドライブレンドした熱可塑性ポリウ
レタン樹脂が開示されている。しかしながら、これらの
抗菌剤は、人体にとっても少なからず影響を及ぼすもの
である。また、最近の環境問題を考慮すると好ましいも
のではない。
【0005】人体への影響や環境問題を考慮して、天然
系の抗菌剤を用いることが検討されている。例えば、特
開平10−183057号公報には、ウレタン系エマル
ジョン樹脂へ抗菌剤を添加し、塗装後乾燥させる床用塗
料が記載され、好ましい抗菌剤として、グレープフルー
ツ種子抽出物由来の抗菌剤が記載されている。茶又は茶
成分を含む粉末からなる抗菌剤をポリウレタン樹脂のマ
トリックスに取り入れたものが特開平10−12089
7号公報に開示されている。更に、茶の成分に注目し、
非ガレート系茶カテキン類を抗菌剤とするものが、特開
平11−302532号公報に記載されている。特開平
8−175905号公報に穀物の熱水抽出エキスを用い
た抗菌剤が示されているが、この公報には、ウレタン樹
脂への適用を示唆する記載はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人体
や環境に優しい天然物系の抗菌剤を用いた、抗菌性の他
に諸物性に優れるポリウレタン樹脂組成物及び製造方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、特定の抗菌剤を用いたポリウレタン樹脂が上記
課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させる
に至った。
【0008】すなわち、本発明は、以下の(1)〜
(3)に示されるものである。 (1)穀物の熱水抽出エキスを主成分とする抗菌剤を配
合した抗菌性ポリウレタン樹脂組成物。
【0009】(2)穀物の熱水抽出エキスを主成分とす
る抗菌剤を、鎖延長剤と混合してから、該混合物をイソ
シアネート基末端プレポリマーと混合して反応させるこ
とを特徴とする抗菌性ポリウレタン樹脂組成物の製造方
法。
【0010】(3)穀物の熱水抽出エキスを主成分とす
る抗菌剤を、水に希釈、溶解又は分散させた後、該抗菌
剤液をイソシアネート基末端プレポリマーと混合して反
応させることを特徴とする抗菌性ポリウレタン樹脂組成
物の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリウレタン
樹脂は、特に制限はなく、要求される性能等によって適
宜選択すればよい。このポリウレタン樹脂は、一般に活
性水素基含有化合物と有機ポリイソシアネート(一部モ
ノイソシアネートを含んでいてもよい)を反応させるこ
とで得られる。活性水素基含有化合物には、高分子ポリ
オールと鎖延長剤に大別される。また、必要に応じて反
応停止剤も好適に用いることができる。
【0012】高分子ポリオールには、ポリエステルポリ
オール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポ
リオール、アクリルポリオール、ポリオレフィンポリオ
ール等が挙げられる。鎖延長剤には、低分子ポリオー
ル、低分子ポリアミン、低分子アミノアルコール、水が
挙げられる。反応停止剤としては、モノアルコール、モ
ノアミン、アミノアルコール等が挙げられる。(アミノ
アルコールは、鎖延長剤及び反応停止剤の両方になりう
る。これは、イソシアネート基との反応性が、水酸基と
アミノ基では大きな差があるためである。)これらの活
性水素基含有化合物は、単独又は2種以上混合して使用
することができる。また、これらの活性水素基含有化合
物はカルボキシル基、アミノ基、スルホン酸基、リン酸
基等及びこれらの塩やエステルを含んでいてもよい。
【0013】高分子ポリオールとしてのポリエステルポ
リオールとしては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパ
ンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジ
オール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−プロパン
ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、
2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n
−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェ
ノールAのプロピレンオキサイド付加物、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低
分子ポリオール類と、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、ナフチレンジ
カルボン酸、トリメリット酸、水素添加トリメリット酸
等のポリカルボン酸(又はその無水物やアルキルポリエ
ステル等)とを脱水縮合反応(場合によっては脱アルコ
ール縮合反応)にて得られる両末端水酸基のポリエステ
ル及び、ε−カプロラクトンの開環重合にて得られるポ
リカプロラクトンジオール等が挙げられる。
【0014】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド等のエポキサイド
の単独又は混合物を、水、エチレングリコール、ジプロ
ピレンエーテルグリコール、1,4−ブタンジオール、
ネオペンチレグリコール等を開環重合の開始剤として得
られるポリエーテルポリオール及び、テトラヒドロフラ
ンを開環重合して得られるポリテトラメチレングリコー
ルが挙げられる。
【0015】ポリカーボネートポリオールの具体例とし
ては、上記のポリエステルポリオールに用いられる低分
子ポリオールとエチレンカーボネートとの脱エタノール
反応及び、低分子ポリオールとジフェニルカーボネート
との脱フェノール反応にて得られるものが挙げられる。
【0016】その他の高分子ポリオールとしては、アク
リルポリオール、水酸基含有ポリブタジエン、水酸基含
有水素添加ポリブタジエン、水酸基含有ポリイソプレン
などがある。
【0017】鎖延長剤としての低分子ポリオールには、
前述のポリエステルポリオールに用いられる低分子ポリ
オールが挙げられる。
【0018】低分子ポリアミンとしては、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、
ジシクロヘキシルジアミン、4,4′−メチレンビス
(シクロヘキシサンアミン)、ヒドラジン、ピペラジ
ン、ジエチレントリアミン等が挙げられる。
【0019】低分子アミノアルコールとしては、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノー
ルアミン、ジプロパノールアミン等が挙げられる。
【0020】反応停止剤としては、メタノール、エタノ
ール等のようなモノアルコール、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ジブチルアミン、モルホリン等のようなモノ
アミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等
のアミノアルコールが挙げられる。
【0021】有機ポリイソシアネートとしては、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5
−ナフチレンジイソシアネート、1,4−ナフチレンジ
イソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、m
−フェニレンジイソシアネート、o−キシリレンジイソ
シアネート、m−キシリレンジイソシアネート、p−キ
シリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソ
シアネート、2−ニトロジフェニル−4,4′−ジイソ
シアネート、2,2′−ジフェニルプロパン−4,4′
−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメ
タン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルプロパンジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ
ジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等の芳香族ジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2−メチル−1,5−
ペンタンジイソシアネート、3−メチル−1,5−ペン
タンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂
肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加
トリレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソ
シアネート、水素添加テトラメチルキシリレンジイソシ
アネート、シクロヘキシルジイソシアネート等の脂環族
ジイソシアネートや、これらの2種類以上の混合物があ
る。また、前記有機ジイソシアネートのウレタン変性
体、アロファネート変性体、ウレア変性体、ビウレット
変性体、カルボジイミド変性体、ウレトンイミン変性
体、ウレトジオン変性体、イソシアヌレート変性体等の
単品や混合物も使用できる。また、ポリフェニレンポリ
メチレンポリイソシアネートやクルードトリレンジイソ
シアネート等のポリメリックのイソシアネートも使用で
きる。
【0022】なお、本発明に用いるポリウレタン樹脂
は、有機溶剤の溶液、水分散液(水性エマルジョン)、
無溶媒の樹脂等、その形態には特に制限はない。
【0023】本発明に用いられる抗菌剤は、穀類から熱
水抽出されるエキスを含有するものである。この穀類と
しては、米、麦、トウモロコシ、大豆等が挙げられる。
穀物の熱水抽出エキスは、穀物例えば大豆、小豆等の豆
類、麦、米等をその2〜3倍重量の水に10〜30時間
浸漬した後、砕いて泥状にし、100℃付近で10〜2
0分加熱する。ついで80℃付近で20〜60分加熱し
た後、粗い目の布でろ過し白濁した乳液を得る。この乳
液に、使用した穀物の質量の4倍程度になるように水を
加える。この液に凝集剤例えば蟹殻抽出液等を加えて1
00℃付近で20〜60分加熱した後、ろ過すると黄色
透明の液体(pH4.5前後)を得る。この液を使用し
た穀物の半分前後の重量になるまで100℃付近で加熱
濃縮して穀物の熱水抽出液が得られる。この熱水抽出液
に界面活性剤を添加すると抗菌性が向上するので好まし
い。
【0024】この界面活性剤としては、アルキルジメチ
ル−ベンザルコニウム−クロライド、ベンゼトニウム−
クロライド等の陽イオン界面活性剤、ラウリル−イミノ
−ジプロピオン酸、アルキル−ジアミノエチル−グリシ
ン塩酸塩等の両性イオン界面活性剤、ポリオキシ−プロ
ピレングリコール等の非イオン系界面活性剤が挙げられ
る。
【0025】本発明に用いる抗菌剤の好ましい組成は、
質量比で陽イオン界面活性剤/両性イオン界面活性剤/
非イオン系界面活性剤/穀物の熱水抽出エキス=20〜
30/2〜15/2〜10/5〜15である。
【0026】このような抗菌剤は市販されていて、例え
ばニッセキ(株)の「エスイーワン(SE−1)」が挙
げられる。
【0027】本発明において、ポリウレタン樹脂と抗菌
剤の好ましい配合比は、質量比でポリウレタン樹脂/抗
菌剤=100/0.1〜100/10、好ましくは10
0/0.5〜100/8である。
【0028】本発明のポリウレタン樹脂組成物には、必
要に応じて、顔料、染料、揺変剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、消泡剤、増粘剤、分散剤、界面活性剤、防腐
剤、触媒、充填剤等のような添加剤や硝化綿等の他樹脂
を適宜添加してもよい。
【0029】次に本発明のポリウレタン樹脂組成物の製
造方法を述べる。本発明のポリウレタン樹脂の合成方法
は、公知の方法が用いられる。すなわち、(1)活性水
素基含有化合物と有機ジイソシアネートとを、活性水素
基過剰の条件で所定分子量に達するまで反応させる方
法、(2)ポリオール成分と有機ジイソシアネートを、
イソシアネート基過剰の条件で反応させてイソシアネー
ト基含有プレポリマーを得て、次にこのプレポリマーを
低分子ポリオールや低分子ポリアミン等で鎖延長させる
方法等が挙げられる。
【0030】ポリウレタン樹脂を合成する際には、反応
触媒を用いることができる。この反応触媒としては、ジ
ブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレート
等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミンやトリエ
チルアミン等の有機アミンやその塩等が挙げられる。
【0031】本発明に用いるポリウレタン樹脂を合成す
る際、有機溶剤を用いることができる。この有機溶剤と
しては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
剤、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素
系溶剤、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メ
チルシクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ジエチルエー
テル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶剤、エチレングリコールジメチルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート等のセロソルブ系
溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等の一塩基酸エステル系
溶剤、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、フタル
酸ジオクチル等の二塩基酸エステル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等のイソシアネート基に不活性なものであれば特に制限
はない。また、条件によっては、イソプロパノールのよ
うなアルコール系溶剤や水を用いることができる。
【0032】なお、ポリウレタン樹脂と抗菌剤の配合
は、特にどの工程でも問題ないが、ポリウレタン樹脂の
合成中が好ましい。これは、抗菌剤を均一にポリウレタ
ン樹脂中に分散させることができるからである。
【0033】ポリウレタン樹脂の水分散液を得るには、
一般的は有機溶剤(好ましくは水への溶解度が大きく、
イソシアネート基と不活性なもの)中でポリウレタン樹
脂を合成し、その後水を加えて転相させ、有機溶剤を除
去することで得られる。
【0034】ポリウレタン樹脂の合成中に抗菌剤を配合
する方法を以下に述べる。 製造法1 有機ポリイソシアネートと、高分子ポリオール及び必要
に応じて鎖延長剤とを反応(ウレタン化反応)させて、
イソシアネート基末端プレポリマーを製造する。このと
きの反応温度は、30〜120℃、好ましくは40〜1
00℃である。また、このときに有機溶媒や触媒を用い
ることができる。
【0035】次に、鎖延長剤及び更に好ましくは反応停
止剤と、穀物の熱水抽出エキスを主成分とする抗菌剤を
配合する。このときの鎖延長剤は、低分子ポリアミンが
好ましい。また、反応停止剤は低分子モノアミン、低分
子アミノアルコールが好ましい。これは、イソシアネー
ト基と反応性が、水よりアミンのほうが大きいためであ
る。本発明に用いられる抗菌剤は水は分散又は溶解した
状態で用いられる場合が多い。水は分子量が小さいた
め、十分な抗菌剤を仕込もうとすると、同時にイソシア
ネート基に対して過剰量の水が仕込まれることになり、
ポリウレタン樹脂の分子量が上がりにくい。そこで、こ
のときにアミンを用いることにより、鎖延長反応を十分
に進行するので、ポリウレタン樹脂の分子量の制御が容
易となる。なお、鎖延長剤や反応停止剤の仕込み量は、
目標数平均分子量、イソシアネート含量等により決定さ
れる。なお、鎖延長剤等は、有機溶剤に溶解させて用い
るのが好ましく、この有機溶剤は、炭素数1〜6の低級
アルコールが好ましい。
【0036】その後、イソシアネート基末端プレポリマ
ーと、鎖延長剤、抗菌剤、及び必要に応じて反応停止剤
の混合物を混合して鎖延長反応させる。このときの反応
温度は80℃以下、好ましくは60℃以下である。温度
が高すぎると抗菌剤の抗菌能が低下しやすいためであ
る。
【0037】抗菌剤の存在下で行う鎖延長反応におい
て、鎖延長剤や反応停止剤がアミノ基含有化合物(低分
子ポリアミン、低分子モノアミン、低分子アミノアルコ
ール)が好ましいのは、アミノ基とイソシアネート基の
反応が極めて速く、熱エネルギーを供給することなく反
応が速やかに進行するためであり、抗菌剤に熱履歴を与
えることなくポリウレタン樹脂を製造できるためであ
る。
【0038】製造法2 有機ポリイソシアネートと、高分子ポリオール及び必要
に応じて鎖延長剤とを反応(ウレタン化反応)させて、
イソシアネート基末端プレポリマーを製造する。このと
きの反応温度は、30〜120℃、好ましくは40〜1
00℃である。また、このときに有機溶媒や触媒を用い
ることができる。
【0039】次に、穀物の熱水抽出エキスを主成分とす
る抗菌剤を水に希釈、溶解又は分散させて、抗菌剤液を
配合する。なお、この抗菌剤液には、反応停止剤を添加
することができる。反応停止剤としては、低分子モノオ
ール、低分子モノアミン、低分子アミノアルコールが挙
げられ、水への溶解性が大きなものが特に好ましい。こ
のときの水(や反応停止剤)の量は、反応系のイソシア
ネート基の含有量や目標分子量によって、決定される。
【0040】その後、イソシアネート基末端プレポリマ
ーと、抗菌剤液を混合して鎖延長反応させる。このとき
の反応温度は80℃以下、好ましくは60℃以下であ
る。温度が高すぎると抗菌剤の抗菌能が低下しやすいた
めである。鎖延長反応直前に触媒を添加してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明のポリウレタン樹脂組成物からの
成型物は、抗菌性に優れているので、抗菌塗料、抗菌フ
ィルム・シート、抗菌合成皮革、抗菌コーティング剤、
抗菌接着剤等の様々な分野に使用できる。また、本発明
に用いられる抗菌剤は、人体に対する毒性は低いもので
あるため、人体や食品に直接接触するような分野に特に
有効である。
【0042】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
例中における「%」は質量%を示す。
【0043】〔抗菌剤液の合成〕大豆60gを150g
の水に20時間浸漬した。次いで大豆を砕いて泥状に
し、100℃で15分加熱した後、80℃前後で30分
保ち、粗い目の布でろ過した。白濁した乳液に水を加え
て240gとし、蟹殻抽出液60gを加え、全量を30
0gとし100℃で30分加熱し、ろ過して固形物を分
離し、黄色透明の液体(pH4.5)を得た。この液を
加熱濃縮して大豆の抽出液30gの液体(大豆エキス)
を得た。別の容器に、以下の配合で各成分を混合して抗
菌剤液Aを得た。 アルキルジメチル−ベンザルコニウム−クロライド 25g ラウリル−イミノ−ジプロピオン酸 5g ポリオキシ−プロピレングリコール 5g 大豆エキス 10g 蒸留水 55g
【0044】〔抗菌剤を配合したポリウレレタン樹脂の
合成〕表1に示す仕込みでポリウレタン樹脂を製造し
た。 実施例1、2、比較例1、2 攪拌機、温度計、アリーン冷却管、窒素ガス導入管を組
んだ容量:2Lの反応装置に、ポリオールを仕込み、1
20℃にて減圧脱水してから、トルエンを50g仕込
み、均一に溶解させる。次いで、有機ポリイソシアネー
ト、触媒を仕込み、80℃にて3時間反応させ、その後
トルエンを64g、メチルエチルケトンを152g仕込
んで均一に攪拌し、温度を60℃以下にして、イソシア
ネート基末端プレポリマーの溶液を得た。この溶液に、
以下の配合のアミン液を仕込んで反応させ、ポリウレタ
ン樹脂溶液を得た。 アミン液配合(実施例1、2) イソプロパノール 112g IPDA 16.2g MEA 1.2g 抗菌剤液A 3.2g アミン液配合(比較例1、2) イソプロパノール 112g IPDA 16.2g MEA 1.2g
【0045】実施例3、比較例3 攪拌機、温度計、アリーン冷却管、窒素ガス導入管を組
んだ容量:2Lの反応装置に、ポリオールを仕込み、1
20℃にて減圧脱水してから、1,4−BD、メチルエ
チルケトンを87g仕込み、均一に溶解させる。次に有
機ポリイソシアネートを仕込み、75℃にて3時間反応
させ、メチルエチルケトンを100g仕込んで均一にし
て、温度を60℃以下にした。次に反応停止剤を仕込ん
で、更に55℃で1時間反応させて、イソシアネート基
末端プレポリマーを得た。次に触媒を仕込んで均一に攪
拌し、抗菌剤液A又は水を仕込んで、75℃で5時間反
応させて、メチルエチルケトンを68g加えて、均一に
攪拌して、ポリウレタン樹脂溶液を得た。
【0046】実施例4、比較例4 攪拌機、温度計、アリーン冷却管、窒素ガス導入管を組
んだ容量:2Lの反応装置に、ポリオールを仕込み、1
20℃にて減圧脱水してから、DMPAのTEA塩のア
セトン溶液を仕込み、均一に溶解させる。次いで、有機
ポリイソシアネートを仕込み、50℃にて5時間反応さ
せ、その後アセトンを42g仕込んで均一に攪拌し、温
度を40℃以下にして、イソシアネート基末端プレポリ
マーの溶液を得た。この溶液に、以下の配合のアミン液
を仕込んで反応させ、ポリウレタン樹脂のアセトン溶液
を得た。その後、水を仕込み、減圧加熱してアセトンを
除去し、ポリウレタン樹脂の水分散体を得た。 DMPAのTEAアセトン溶液の配合(実施例4、比較
例4) アセトン 100g DMPA 20.1g TEA 15.2g アミン液配合(実施例4) アセトン 100g IPDA 19.9g MEA 2.7g 抗菌剤液A 3.2g アミン液配合(比較例4) アセトン 100g IPDA 19.9g MEA 2.7g
【0047】
【表1】
【0048】実施例1〜4、比較例1〜4、表1におい
て IPDI :イソホロンジイソシアネート MDI :4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート H12MDI :水素添加ジフェニルメタンジイソシア
ネート BA−1000:ポリ(ブチレンアジペート)ジオール 数平均分子量=1,000 HD−1000:ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)
ジオール 数平均分子量=1,000 IPDA :イソホロンジイソシアネート 1,4−BD :1,4−ブタンジオール DMPA :2,2−ジメチロールプロピオン酸 MEA :モノエタノールアミン MeOH :メタノール DBA :ジ−n−ブチルアミン DBTDL :ジブチルチンジラウレート TEA :トリエチルアミン
【0049】実施例5、比較例5 日本ポリウレタン工業製ニッポラン(登録商標)502
5(溶剤系ポリウレタン樹脂、固形分=45%)100
gに抗菌剤液Aを0.9g添加して、均一に混合した。
これをPA−5とする。また、ニッポラン5025その
ものをPB−5とした。
【0050】上記ポリウレタン樹脂溶液を離型紙にWE
Tで500μmになるようにキャストし、60℃で10
分、更に120℃で30分キュアさせて、ポリウレタン
フィルムを作成した。このフィルムを1cm角にカット
し、シャーレのDHL培地に入れて、35℃にて48時
間培養したところ、阻止円が確認されれば○、確認され
なければ×とした。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】〔抗菌性ポリウレタンコーティング剤〕 応用実施例1 日本ポリウレタン工業製ニッポラン5193(溶剤系ポ
リウレタン樹脂、固形分=30%)100gに抗菌剤液
Aを0.6g添加して、均一に混合した。このポリウレ
タン樹脂溶液を、OPPフィルムに、塗布厚:ドライで
3μmになるように塗布した。その後、70℃の熱風乾
燥機に5分間入れて、表面コートのOPPフィルムを作
成した。このフィルムで食パンを包装した後、四方をヒ
ートシールして、室温で保管した。2週間経過しても、
食パンの外観はほとんど変化が見られなかった。
【0053】応用実施例2 PA−1を、OPPフィルムに、塗布厚:ドライで3μ
mになるように塗布した。その後、70℃の熱風乾燥機
に5分間入れて、表面コートのOPPフィルムを作成し
た。このフィルムで食パンを包装した後、四方をヒート
シールして、室温で保管した。2週間経過しても、食パ
ンの外観はほとんど変化が見られなかった。
【0054】応用実施例3 日本ポリウレタン工業製WOE−305(水系ポリウレ
タン樹脂、固形分=40%)100gに抗菌剤液Aを
0.8g添加して、均一に混合した。このポリウレタン
樹脂溶液を、OPPフィルムに、塗布厚:ドライで3μ
mになるように塗布した。その後、70℃の熱風乾燥機
に5分間入れて、表面コートのOPPフィルムを作成し
た。このフィルムで食パンを包装した後、四方をヒート
シールして、室温で保管した。2週間経過しても、食パ
ンの外観はほとんど変化が見られなかった。
【0055】応用実施例4 PA−4を、OPPフィルムに、塗布厚:ドライで3μ
mになるように塗布した。その後、70℃の熱風乾燥機
に5分間入れて、表面コートのOPPフィルムを作成し
た。このフィルムで食パンを包装した後、四方をヒート
シールして、室温で保管した。2週間経過しても、食パ
ンの外観はほとんど変化が見られなかった。
【0056】応用比較例1 ニッポラン5193をそのまま用いた以外は、応用実施
例1と同様にして評価した。2週間後、食パンにカビが
発生していた。
【0057】応用比較例2 PB−1を用いた以外は、応用実施例1と同様にして評
価した。2週間後、食パンにカビが発生していた。
【0058】応用比較例3 WOE−305をそのまま用いた以外は、応用実施例1
と同様にして評価した。2週間後、食パンにカビが発生
していた。
【0059】応用比較例4 PB−4を用いた以外は、応用実施例1と同様にして評
価した。2週間後、食パンにカビが発生していた。
【0060】〔抗菌性ポリウレタン塗料〕 応用実施例5 日本ポリウレタン工業製ニッポラン5199(固形分=
30%)100gに抗菌剤液Aを1.0g添加して、均
一に混合した。このポリウレタン樹脂溶液に顔料、溶
剤、揺変剤を以下の割合で配合した後、ペイントシェイ
カーにて2時間分散させてポリウレタン塗料を調製し
た。配合処方を以下に示す。その後、厚さ1mmの軟鋼
板にアプリケータを用いて乾燥塗膜100μmになるよ
うに塗布し、60℃にて30分乾燥させ、その後100
℃にて30分キュアさせた。 ポリウレタン樹脂溶液 20.0g 酸化チタン 20.0g トルエン 30.0g 酢酸エチル 30.0g 表面処理炭酸カルシウム 2.0g コロネート(登録商標)L 2.5g ※コロネートL:日本ポリウレタン工業製ポリイソシア
ネート硬化剤
【0061】得られた塗装サンプルを、試験菌Escheric
hia coliを加えたGB寒天培地上に、塗膜を下にして静
置した。これを33℃で18時間培養した後、形成され
た阻止帯を測定した。阻止帯は2.0mm形成された。
【0062】応用実施例6 PA−2を用いた以外は、応用実施例5と同様にして評
価した。阻止帯は2.2mm形成された。
【0063】応用比較例5 ニッポラン5199をそのまま用いた以外は、応用実施
例5と同様にして評価した。阻止帯は形成されなかっ
た。
【0064】応用比較例6 PB−2を用いた以外は、応用実施例4と同様にして評
価した。阻止帯は形成されなかった。
【0065】〔抗菌性ポリウレタン合成皮革〕 応用実施例7 日本ポリウレタン工業製ニッポラン5111(固形分=
30%)100gに抗菌剤液Aを2.0g添加して、均
一に混合した。このポリウレタン樹脂溶液をPETシー
トに、膜厚:500μm(ウエット)になるように塗布
した。その後、水に10分間浸漬して、取り出してから
カレンダリングした。水中浸漬、カレンダリングのサイ
クルを3回繰り返した後、室温で1時間静置し、その後
60℃で1時間乾燥させてポリウレタン合成皮革を作成
した。
【0066】得られたサンプルを、試験菌Escherichia
coliを加えたGB寒天培地上に静置した。これを33℃
で18時間培養した後、形成された阻止帯を測定した。
阻止帯は2.0mm形成された。
【0067】応用実施例8 PA−1を用いた以外は、応用実施例7と同様にして評
価した。阻止帯は1.9mm形成された。
【0068】応用比較例7 ニッポラン5111をそのまま用いた以外は、応用実施
例7と同様にして評価した。阻止帯は形成されなかっ
た。
【0069】応用比較例8 PB−1を用いた以外は、応用実施例7と同様にして評
価した。阻止帯は形成されなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物の熱水抽出エキスを主成分とする抗
    菌剤を配合した抗菌性ポリウレタン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 穀物の熱水抽出エキスを主成分とする抗
    菌剤を、鎖延長剤と混合してから、該混合物をイソシア
    ネート基末端プレポリマーと混合して反応させることを
    特徴とする抗菌性ポリウレタン樹脂組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 穀物の熱水抽出エキスを主成分とする抗
    菌剤を、水に希釈、溶解又は分散させた後、該抗菌剤液
    をイソシアネート基末端プレポリマーと混合して反応さ
    せることを特徴とする抗菌性ポリウレタン樹脂組成物の
    製造方法。
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