JP2001212914A - 多層ポリスチレン系樹脂発泡体及び容器 - Google Patents

多層ポリスチレン系樹脂発泡体及び容器

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JP2001212914A JP2000025468A JP2000025468A JP2001212914A JP 2001212914 A JP2001212914 A JP 2001212914A JP 2000025468 A JP2000025468 A JP 2000025468A JP 2000025468 A JP2000025468 A JP 2000025468A JP 2001212914 A JP2001212914 A JP 2001212914A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、生魚や生肉から染み出した血や肉
汁を吸収して容器の底に溜まることを防ぐと共に、血や
肉汁が外部に漏れ出すことを防ぐことができる容器を熱
成形によって得ることができる多層ポリスチレン系樹脂
発泡体であって、熱成形の際に加熱炉の中で波打つこと
がなく、熱成形が容易な多層ポリスチレン系樹脂発泡
体、及び該発泡体から熱成形によって得られた容器を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の多層ポリスチレン系樹脂発泡体
は、密度が200kg/m3を超え、700kg/m3
下、連続気泡率が40%以下、厚みが0.5〜2mmの
ポリスチレン系樹脂第一発泡体と、厚みが0.3〜2m
mの吸水性を有するポリスチレン系樹脂第二発泡体とを
積層してなる多層ポリスチレン系樹脂発泡体であって、
吸水量が0.03ml/cm2以上であるという構成に
より得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層ポリスチレン
系樹脂発泡体及び該多層ポリスチレン系樹脂発泡体から
得られる容器に関し、詳しくは生魚や生肉等の包装容器
の熱成形等に使用される多層ポリスチレン系樹脂発泡
体、及び該発泡体から熱成形によって得られる容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケット等において
は、生魚や生肉等は、ポリスチレン系樹脂を発泡させた
容器に入れられ、更に容器全体が透明フィルムによって
覆われた状態で販売されているものが殆どである。かか
る容器は、ポリスチレン系樹脂を押出発泡することによ
って製造した発泡シートから熱成形によって得られたも
のであって、軽量で適度の剛性を有し、簡便に使用でき
る上に安価であることから食品包装用容器として広く用
いられているものである。
【0003】しかし、生魚や生肉を上記ポリスチレン系
樹脂発泡容器に入れて店頭に並べておくと、生魚や生肉
から血や肉汁が染み出して容器の底に溜まるという問題
が発生した。即ち、血や肉汁が容器の底に溜まっままの
状態を放置しておくと、見栄えが悪い上に、不衛生な印
象を与え、更に血や肉汁が容器を覆っている透明フィル
ムから漏れ出して周囲を汚したり、包装を開封する際に
血や肉汁が零れ落ち周囲を汚すという問題が発生した。
【0004】この問題を解決する手段として、吸水性の
不織布を容器の底に敷いて、その上に生魚や生肉を置く
ことが長い間行われてきた。しかし、かかる方法は、不
織布を購入する費用を別途必用とするだけでなく、不織
布を容器の底に置くこと自体が手間を要するという新た
なる問題を生じさせるものであった。
【0005】上記新たなる問題を解決することを目的と
して、特開平9−254294号公報において、連続気
泡率が40%以下の独立気泡型のスチレン系樹脂発泡層
と、連続気泡率が50〜95%の連続気泡型のスチレン
系樹脂発泡層とを積層した構成のスチレン系樹脂発泡積
層シートが提案されている。かかる構成の発泡積層シー
トを用い、連続気泡型の発泡層を内側に向けて熱成形す
ることによって得られた容器を使用して生魚や生肉を包
装すると、内側の連続気泡型のスチレン系樹脂発泡層が
肉汁等を吸収するので、肉汁等が容器の底に溜まること
を防ぐと共に、外側の独立気泡型の発泡層が肉汁が外に
漏れ出すことを防ぐことはできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−254294号公報に記載されている構成のポリス
チレン系樹脂積層発泡シートは、加熱炉の中で発泡シー
トが加熱された場合に連続気泡型の発泡層にクラックが
生じるという現象が発生した。このような現象は、独立
気泡型の発泡層が気泡内の空気の膨張と共に縦方向、横
方向、厚み方向に膨張するのに対し、連続気泡型の発泡
層が殆ど膨張しないので、発泡シートが加熱炉の中で激
しく波打ち暴れ歪みが生じ、その結果、発生するもので
ある。
【0007】又、得られる熱成形品に大きな皺が発生し
たり、ブリッジと呼ばれる発泡シート同士の重なり等の
不良が生じたり、更に発泡シートが加熱ヒーターに接触
して変質しする(焦げたり、収縮したり、穴が開いたり
する)という弊害も生じ、特に波打ちが激しい場合には
熱成形できなくなるという問題さえ生じた。
【0008】本発明は、生魚や生肉から染み出した血や
肉汁を吸収して容器の底に溜まることを防ぐと共に、血
や肉汁が外部に漏れ出すことを防ぐことができる容器を
熱成形によって得ることができる多層ポリスチレン系樹
脂発泡体であって、熱成形の際に加熱炉の中で波打つこ
とがなく、熱成形が容易な多層ポリスチレン系樹脂発泡
体、及び該発泡体から熱成形によって得られた容器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多層ポリスチレ
ン系樹脂発泡体は、密度が200kg/m3を超え、7
00kg/m3以下、連続気泡率が40%以下、厚みが
0.5〜2mmのポリスチレン系樹脂第一発泡体と、厚
みが0.3〜2mmの吸水性を有するポリスチレン系樹
脂第二発泡体とを積層してなる多層ポリスチレン系樹脂
発泡体であって、吸水量が0.03ml/cm2以上で
あることを特徴とする。
【0010】上記ポリスチレン系樹脂第一発泡体の厚み
は、ポリスチレン系樹脂第二発泡体の厚みの1.2倍以
上であることが好ましく、ポリスチレン系樹脂第一発泡
体の表面気泡数は、20〜130個/4mm2であるこ
とが好ましい。
【0011】上記ポリスチレン系樹脂第一発泡体とポリ
スチレン系樹脂第二発泡体とは、共押出により形成さ
れ、積層されたものであることが好ましい。
【0012】本発明の容器は、上記多層ポリスチレン系
樹脂発泡体を熱成形して得られた容器であって、ポリス
チレン系樹脂第二発泡体が内面側に位置することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の多層ポリスチレン系樹脂
発泡体(以下、「多層発泡体」という。)は、ポリスチ
レン系樹脂第一発泡体(以下、「第一発泡体」とい
う。)とポリスチレン系樹脂第二発泡体(以下、「第二
発泡体」という。)とから構成される。
【0014】上記第一発泡体及び第二発泡体を構成する
基材樹脂は、共にポリスチレン系樹脂である。該ポリス
チレン系樹脂はスチレン系モノマーの単独重合体及び共
重合体を包含する。該単独重合体は下記の一般式(1)
で表されるスチレン系モノマーを成分単位とするもので
ある。該共重合体のスチレン系モノマー成分の含有量
は、35重量%以上が好ましく、50重量%以上がより
好ましい。
【0015】
【化1】 上記一般式(1)において、Rは水素原子またはメチル
基を示し、Zはハロゲン原子またはメチル基を示し、p
は0または1〜3の整数である。
【0016】上記スチレンの単独重合体や共重合体は、
ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、
スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共
重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリスチレン−ポリフェニレンエーテル
共重合体、ポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの
混合物などが例示される。
【0017】本発明で用いられるポリスチレン系樹脂
は、そのメルトフローレートが、200℃、49.03
Nの条件において、0.2〜30g/10分であること
が好ましく、1〜10g/10分であることがより好ま
しい。該メルトフローレートが30g/10分を超える
と、発泡層形成時にダイより押出された溶融樹脂を引取
ることができず発泡体の形成が困難になる虞れがある。
一方、0.2g/10分未満の場合は、押出圧力が上昇
しすぎて押出成形が困難になり、良質の発泡体を得るこ
とができなくなる虞れがある。
【0018】上記ポリスチレン系樹脂に、脆性改善等を
目的として耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−共役ジエ
ンブロック共重合体や、該共重合体の水添物を添加する
ことができる。
【0019】又、上記ポリスチレン系樹脂には、本発明
の目的を著しく損なわない範囲で、ポリオレフィン系樹
脂等の他の熱可塑性樹脂、必要に応じて各種の添加剤、
例えば、造核剤、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、
導電性付与剤、耐候剤、紫外線吸収剤、難燃剤、無機充
填剤等を添加することができる。
【0020】第一発泡体、第二発泡体の形成に用いる発
泡剤としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n
−ブタンとi−ブタンとの混合物、ペンタン、ヘキサン
等の脂肪族炭化水素、シクロブタン、シクロペンタン等
の環式脂肪族炭化水素、トリクロロフロロメタン、ジク
ロロジフロロメタン、1,1−ジフルオロエタン、1,
1−ジフルオロ−1−クロロエタン、1,1,1,2−
テトラフルオロエタン、メチルクロライド、エチルクロ
ライド、メチレンクロライド等のハロゲン化炭化水素お
よびこれらの混合物等の揮発型発泡剤を使用することが
できる。但し、オゾン層の破壊等環境へ悪影響を及ぼす
可能性のある特定のハロゲン化水素を含まないものを使
用することが好ましい。
【0021】又、本発明においては、アゾジカルボンア
ミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾビス
イソブチロニトリル、重炭酸ナトリウム等の分解型発泡
剤を使用したり、二酸化炭素等の無機ガスや水を使用す
ることもできる。又、上記各種の発泡剤を適宜混合して
用いることもできる。
【0022】本発明の多層発泡体を形成するには、発泡
剤量に特に制限はなく目標とする第一発泡体、第二発泡
体のそれぞれの密度に対応して適宜使用することができ
る。
【0023】尚、第二発泡体を連続気泡化するには、発
泡剤として少なくとも水を併用することが好ましく、水
だけで発泡させて連続気泡にすることもできる。
【0024】第一発泡体及び第二発泡体を形成するため
の気泡調整剤としては、タルク、カオリン、マイカ、シ
リカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、ク
レー、酸化アルミニウム、ベントナイト、ケイソウ土等
の無機物粉末、又は重炭酸ナトリウム、クエン酸モノナ
トリウム塩等が例示される。これらの気泡調整剤は、通
常は単独で使用されるが2種以上組合せて用いてもよ
い。
【0025】気泡調整剤として用いる無機物粉末は、粒
子径が小さいほど分散性が高まり発泡体の気泡径を小さ
くする効果が大きいので、使用量が少なくても気泡径を
小さくすることができる。かかる観点から無機物粉末の
平均粒子径(遠心沈降法)は30μm以下であることが
好ましく、20μm以下であることがより好ましく、1
5μm以下であることが更に好ましい。但し、平均粒子
径が小さくなるほど加工に費用がかかり、無機物粉末の
価格が高くなるので、0.1μmを下限とすることが好
ましい。上記無機物粉末の中でも、タルクが気泡径を小
さくする効果が大きいと共に安価なので最も好ましい。
尚、上記気泡調節剤として例示した無機物粉末をスチレ
ン系樹脂100重量部に対し、15〜45重量部添加し
たものを押出発泡せしめ、第二発泡体を連続気泡化する
こともできる。
【0026】本発明において、第一発泡体は連続気泡率
が40%以下の独立気泡率が高い発泡体である。連続気
泡率が40%を超えると、第一発泡体の機械的強度が弱
くなって、熱成形によってられる容器が包装用途に使用
できなくなる虞がある。又、熱成形時の二次発泡力が弱
くなって目的とする形状の容器を得ることができない虞
もある。
【0027】本明細書における連続気泡率の測定は、A
STM D−2856−70(手順C)に準じて次の様に
行なう。エアピクノメーターを使用して測定試料の真の
体積Vx(cm3)を求め、測定試料の外寸から見掛け
の体積Va(cm3)を求め、式(2)により連続気泡
率(%)を計算する。尚、真の体積Vxとは、測定試料
中の樹脂の体積と独立気泡部分の体積との和である。
【0028】
【数1】連続気泡率(%)={(Va−Vx)/(Va
−W/ρ)}×100(2) Wは測定試料の重量(g)、ρは発泡体を構成する基材
の密度(g/cm3)である。
【0029】尚、測定試料の調整は次のように行なう。
多層発泡体から第二発泡体部分を取除き第一発泡体部分
のみのサンプルを得る。第二発泡体部分は連続気泡率が
高く、比較的脆いためヤスリ等で削り取ることができ
る。得られたサンプルから縦40mm×横25mm×サ
ンプル厚みの試験片を複数枚きり出す。切り出した試験
片を複数枚積み重ねて厚み約25mmとしたものを測定
試料とする。
【0030】第一発泡体の密度は、200kg/m3
超え、700kg/m3以下、好ましくは250〜55
0kg/m3である。該密度が200kg/m3未満の場
合は、多層発泡体が加熱炉の中で激しく波打ち暴れて歪
みが生じ、第二発泡体にクラックが生じる。又、得られ
る熱成形品に大きな皺が発生したり、ブリッジと呼ばれ
る発泡シート同士の重なり等の不良が生じたり、更に発
泡シートが加熱ヒーターに接触して変質したり、波打ち
が激しい場合には熱成形できなくなる虞があり、成形品
が得られたとしても圧縮応力などの機械的な強度が不充
分なものとなる。更に、第一発泡体の厚みを薄くするこ
とが困難になるので、得られる容器が嵩張るという問題
も発生する。一方、密度が700kg/m3を超える場
合は、軽量で断熱性が優れるという発泡体の特徴がなく
なる。
【0031】上記波打ちの発生は、連続気泡率が低く独
立気泡率が高い第一発泡層が二次発泡することにより三
次元的に膨張して寸法が変化するのに対し、連続気泡率
が高い第二発泡層は二次発泡することがなく寸法が殆ど
変化しないことによるものである。又、第一発泡体の密
度が小さいほど二次発泡倍率が大きくなる傾向があるの
で、第一発泡体の密度が小さいほど波打ちが大きくな
る。
【0032】尚、第一発泡体の密度の測定は、連続気泡
率の測定試料の調整と同様にして、第一発泡体部分のみ
のサンプルを作製し、得られたサンプルに基きJIS
K6767の見掛け密度の測定に準拠して求める。
【0033】第一発泡体の厚みは、0.5〜2mmであ
る。該厚みが0.5mm未満の場合は、得られる容器の
強度や断熱性が不充分になる虞があり、2mmを超える
場合は得られる容器が嵩張りすぎる虞や、金型転写性等
の熱成形性が低下する可能性がある。
【0034】本発明において、第二発泡体は吸水可能に
構成されている。具体的には、第二発泡体は、連続気泡
率が高い発泡体として形成されることにより、吸水する
ことができる。従って、第二発泡体が血や肉汁に接して
さえいれば、血や肉汁を吸収するので、肉汁等が容器の
底に溜まることを防ぐことができる。尚、第二発泡体部
分は、強度において不充分である為、第二発泡体部分の
みの連続気泡率を直接的に測定することは困難であっ
た。
【0035】第二発泡体の厚みは0.3〜2mmであ
る。該厚みが0.3mm未満の場合は、第二発泡体の体
積が小さすぎて充分に血や肉汁を吸い取ることができな
い虞があり、熱成形によって外観良好な成形品を得るこ
とが難しくなる。一方、厚みが2mmを超える場合は得
られる容器が嵩張りすぎる虞があり、多層発泡体全体と
しての強度が不充分なものとなる。
【0036】本発明の多層発泡体の吸水量は、0.03
ml/cm2以上である。該吸水量が0.03ml/c
2未満の場合は、生魚や生肉の包装用容器等として充
分な吸水能を発揮することができない虞がある。尚、吸
水量は第二発泡体の連続気泡率や連続気泡を形成してい
る気泡膜に形成されている孔の大きさ、界面活性剤の塗
布や基材への練り込み等により調整することができる。
【0037】多層発泡体の吸水量の測定は次のように行
なう。まず、縦10cm、横2cmの多層発泡体の厚み
そのままの試験片を多層発泡体から切出し、外寸から見
掛けの体積A(cm3)を計算する。次に、メタノール
が入った最小目盛が0.5ml以下のメスシリンダーを
容易し、針金等を用いて試験片の全体をメスシリンダー
内のメタノール中に沈めて放置し、60秒経過後のメタ
ノールの液面の高さと、試験片を静める前のメタノール
の液面の高さとから試験片の真の体積B(cm3)を求
める。見掛けの体積Aと体積Bを式(3)に代入して得
られた値を吸水量とする。尚、上記測定は、温度25
℃、湿度50%の雰囲気において、メタノール温度25
℃の条件下において測定するものとする。
【0038】
【数2】 吸水量(ml/cm2)=(A−B)/20 (3) 式(3)中の係数20は試験片の平面部の面積(10c
m×2cm)である。
【0039】本発明における第二発泡体は平面部(表
面)に多数の孔を有するものである為、上記測定におい
て試験片の側面部からの吸水は特に問題とはならず、式
(3)で求められる吸水量が第二発泡体の連続気泡率の
指標となる。
【0040】第二発泡体の密度は特に制限はないが、通
常は55〜550kg/m3である。
【0041】本発明の多層発泡体においては、第一発泡
体の厚みが第二発泡体の厚みの1.2倍以上であると共
に、第一発泡体の表面気泡数が20〜130個/4mm
2であることが好ましい。第一発泡体の表面気泡数は、
50〜100個/4mm2であることが更に好ましい。
【0042】第一発泡体の厚みが第二発泡体の厚みの
1.2倍以上の場合は、多層発泡体の機械的強度が強く
なり、更に剛性の強い容器を得ることができる。
【0043】第一発泡体の表面気泡数が20個/4mm
2未満の場合は、多層発泡体の熱成形時の成形性は良好
であるものの、第一発泡体の外観が悪くなり、得られる
容器が商品として通用しなくなる虞がある。一方、表面
気泡数が130個/4mm2を超える場合は、多層発泡
体を熱成形する際のシートの伸びが悪くなり、成形品の
形状によっては第一発泡体の表面に亀裂が入る虞があ
る。
【0044】本明細書における表面気泡数の測定は、顕
微鏡(株式会社キーエンス製デジタルHDマイクロスコ
ープVH−700)を用いて、第一発泡体の表面をテレ
ビ画面上に拡大して写し、該拡大された画面上において
実際の試料面積4mm2に相当する面積内の気泡径の数
を測定するものとする。具体的には、縦2mm以上、横
2mm以上の測定試料を、顕微鏡の試料台に第一発泡体
の表面がテレビ画面に写し出されるように水平に置き、
拡大倍率100倍(面積の拡大倍率で10000倍)に
拡大して、テレビ画面上において400cm2(実際の
試料面積4mm2に相当する)範囲内の気泡数を測定す
る。
【0045】上記表面気泡数の測定においては、テレビ
画面上の20cm角の正方形の内側を残してその周囲を
マスキングテープ等で貼り、該正方形の内部に存在する
気泡数を数える。尚、上記正方形の境界線上に気泡が存
在している場合は、相対する一の辺を跨っている気泡は
測定の対象とするが、相対する他の辺を跨っている気泡
は測定の対象としない。
【0046】本発明の多層発泡体の厚みは、1〜4mm
であることが好ましく、更に1〜2.5mmであること
が特に好ましい。該厚みが1mm未満の場合は、得られ
る容器の強度が弱くなる虞があり、4mmを超える場合
は、熱成形が容易でなくなると共に得られる成形品が嵩
張る虞がある。
【0047】又、多層発泡体の密度は、熱成形性に優れ
ている等の点から好ましくは150〜700kg/
3、更に好ましくは180〜600kg/m3である。
【0048】第一発泡体は、押出機を用いて基材樹脂、
気泡調整剤等の各種の添加剤、発泡剤を溶融混練して発
泡性溶融樹脂混合物とした後、目的とする樹脂温度に調
整された該発泡性溶融混合物を、高圧のダイ内から大気
圧下に放出することによって形成される。
【0049】第二発泡体の形成は、連続気泡を形成する
ために発泡剤として水を併用する以外は、第一発泡体と
同様に行なう。また、第二発泡体は従来公知の連続気泡
型の押出発泡シートの製造方法を適用し形成することも
できる。
【0050】第一発泡体を形成するための発泡剤の添加
量、気泡調整剤の添加量は、基材樹脂の種類、発泡剤の
種類、気泡調整剤の種類、発泡性溶融樹脂混合物の押出
温度、目的とする発泡体の密度等によって適宜選択でき
るが、通常は、基材樹脂100重量部に対して、発泡剤
は0.5〜10重量部である。
【0051】第一発泡体における表面気泡数や平均気泡
径の調整は、例えば、気泡調整剤としてタルクを基材樹
脂100重量部に対して0.5〜10重量部添加するこ
とによって行なう。尚、第一発泡体の表面気泡数は、気
泡調整剤の量を調節する以外に、溶融混合物が大気圧下
に放出される際に空気を吹きかけて冷却すること等によ
って微調整することができる。
【0052】第二発泡体を形成するための発泡剤の添加
量、気泡調整剤の添加量は、第一発泡体と同様である
が、連続気泡を形成するための水の添加量は、基材樹脂
100重量部に対して0.2〜5重量部である。
【0053】ダイから放出される発泡性溶融混合物の樹
脂温度は、基材樹脂の種類、発泡剤の種類・添加量、気
泡調整剤の種類・添加量や、目的とする発泡層の密度等
によって適宜選択できるが、通常は120〜220℃で
ある。
【0054】第一発泡体と第二発泡体とを積層する方法
としては、共押出法、熱融着法、接着剤を用いる方法等
が挙げられるが、本発明においては第二発泡体の脆さを
考慮すると、発泡工程と積層工程とを同時にしかも連続
的に行うことができる共押出によることが好ましい。
【0055】上記共押出法は、第一発泡体を構成する基
材樹脂及び発泡剤等からなる発泡性溶融樹脂混合物と、
第二発泡体を構成する基材樹脂及び発泡剤等からなる発
泡性溶融樹脂混合物とを、ダイ内で又はダイから押出さ
れた直後に融着させ、一体としてシート状に押出された
多層発泡体とする方法である。
【0056】共押出法により多層発泡体を得るための方
法には、フラットダイを用いて板状に共押出すること
により積層された発泡体とする方法、環状ダイを用い
て筒状に共押出した後、該筒状発泡シートを切開いて積
層された発泡体とする方法、環状ダイを用いて筒状に
共押出しすると共に、該発泡シートの内面が接着可能な
状態にあるうちに挾圧ロールで該発泡シートを挟み込
み、内面を圧着することによって貼り合わせて積層され
た発泡体とする方法が挙げられる。
【0057】共押出法は、発泡工程と積層工程とを同時
にしかも連続的に行うことができるので生産性に優れる
上に、発泡体同士の接着性、外観が極めてよいものが得
られる。共押出法の中では、上記の環状ダイを用いて
筒状に共押出した後、該筒状発泡シートを切開いて発泡
体を得る方法が、広幅の発泡体を製造しやすいので好ま
しい。
【0058】本発明の多層発泡体の第一発泡体側には、
耐衝撃性ポリスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂フィルムを
積層することができる。該熱可塑性樹脂フィルムは、例
えば、押出機を用いて基材樹脂と各種の添加剤を溶融混
練した後、Tダイやサーキュラーダイ等の各種のダイか
らシート状に押出すことによって形成することができ
る。
【0059】熱可塑性樹脂フィルムの積層は、熱可塑性
樹脂フィルムと、第一発泡体や第二発泡体との押出樹脂
温度が異なるので、予め形成された多層発泡体に熱可塑
性樹脂フィルムを接着剤や、加熱融着や、押出ラミネー
トによって積層することが好ましい。但し、本発明はこ
れらに限定するものではなく、共押出しによって積層す
ることもできる。
【0060】本発明の容器は、上記多層発泡体を熱成形
して得られた容器であって、第二発泡体が内面側に位置
していることが好ましい。このように構成された容器
は、生魚や生肉を包装した場合に第二発泡体が血や肉汁
を吸い取るので、血や肉汁が染み出して容器の底に溜ま
ることがない。
【0061】本発明の容器は、雄型及び/又は雌型から
なる金型を使用して多層発泡体を熱成形することにより
得ることができる。該熱成形法としては、真空成形や圧
空成形、更にこれらの応用としてフリードローイング成
形、プラグ・アンド・リッジ成形、リッジ成形、マッチ
ド・モールド成形、ストレート成形、ドレープ成形、リ
バースドロー成形、エアスリップ成形、プラグアシスト
成形、プラグアシストリバースドロー成形等やこれらを
組み合わせた成形方法等が挙げられる。かかる熱成形法
は、短時間に連続して容器を得ることができるので、好
ましい方法である。
【0062】本発明の容器は、トレイ、丼、弁当箱、カ
ップ等の用途に用いられるが、生魚や生肉を包装するト
レイに最適である。
【0063】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0064】実施例1〜3、比較例1 実施例1〜3、比較例1において、第一発泡体の基材樹
脂として、出光石油化学株式会社製ポリスチレン「HH
32、メルトフローレート1.5g/10分」(以下、
「樹脂A」という。)を使用した。又、第二発泡体の基
材樹脂として、出光石油化学株式会社製ポリスチレン
「NF20、メルトフローレート9.0g/10分」と
電気化学株式会社製「UR510、メルトフローレート
25g/10分」とを重量比7:3で混合したもの(以
下、「混合樹脂B」という。)を使用した。
【0065】実施例1〜3、比較例1において第一発泡
体の発泡剤は、n−ブタン70重量%とiso−ブタン
30重量%からなるブタン混合物を使用し、第二発泡体
の発泡剤は水を使用し、気泡調節剤として松村産業株式
会社製のタルク「ハイフィラー♯12」を使用した。
【0066】第一発泡体の形成には、バレル直径115
mmの第一押出機とバレル直径150mmの第二押出機
とからなるタンデム押出機を使用した。第一押出機の原
料投入口から、表1に示す配合の「樹脂A」とタルクと
を投入して加熱混練し、約200℃に調整して溶融混合
物とした後、表1に示す配合のブタンを圧入して第一発
泡体を形成する発泡性溶融混合物とし、次いで、第二押
出機内で該発泡性溶融混合物の樹脂温度を170℃に調
整した。
【0067】
【表1】
【0068】第二発泡体の形成には、バレル直径115
mmの第一押出機とバレル直径150mmの第二押出機
とからなるタンデム押出機を使用した。第一押出機の原
料投入口から、表1に示す配合の「混合樹脂B」とタル
クとを投入して加熱混練し、約200℃に調整して溶融
混合物とした後、表1に示す配合の水を圧入して第二発
泡体を形成する発泡性溶融混合物とし、次いで、第二押
出機内で該発泡性溶融混合物の樹脂温度を180℃に調
整した。
【0069】上記第一発泡体を形成する発泡性溶融樹脂
混合物の吐出量と、第二発泡体を形成する発泡性溶融樹
脂混合物の吐出量との比が1:1.7〜1:2.2とな
るように両発泡性溶融樹脂混合物を共押出用ダイ内に導
入して、該ダイ内で両者を合流させてから大気圧下に内
側を第一発泡体、外側を第二発泡体として筒状に押出発
泡することにより円筒状の発泡体を形成した。次に、該
円筒状の発泡体の内側及び外側に空気を吹きかけなが
ら、円筒状の発泡体を直径200mmの円柱状の冷却装
置側面上を通過させながら冷却した後、押出方向に切開
いて第一発泡体と第二発泡体とが積層された多層発泡体
を形成した。
【0070】実施例1〜3、比較例1において得られた
多層発泡体について、第一発泡体の厚み、密度、連続気
泡率、表面気泡数、第二発泡体の厚み、多層発泡体全体
の密度、厚み、吸水率を測定した結果を表2に示す。
【0071】
【表2】
【0072】多層発泡体、第一発泡体、第二発泡体の厚
みの測定は、多層発泡体の垂直断面写真を基にして求め
た値である。
【0073】多層発泡体の密度の測定は、JIS K6
767の見掛け密度の測定に準拠して求めた値である。
【0074】第一発泡体の連続気泡率の測定は、上記方
法により、10個の測定試料(n=10)について測定
を行ない、得られた値の算術平均値を連続気泡率とし
た。
【0075】第一発泡体の表面気泡数の測定は、上記方
法により、第二発泡体が積層されている面の反対面側の
10箇所(n=10)について測定を行ない、得られた
値の算術平均値を表面気泡数とした。
【0076】多層発泡体の吸水量の測定は、上記方法に
より、10個の測定試料(n=10)について測定を行
ない、得られた値の算術平均値を吸水量とした。
【0077】上記実施例1〜3、比較例1,2において
得られた多層発泡体について、プラグアシスト法により
第二発泡体が内面側に位置するように熱成形して、開口
部の長さ142mm、幅117mm、底部の長さ120
mm、幅95mm、深さ30mmのトレーを得た。
【0078】上記熱成形によって得られた各容器の熱成
形性、熱成形時の金型転写性、熱成形によって得られた
容器の吸水性についての評価を表3に示す。
【0079】
【表3】
【0080】熱成形性の評価は、次の様に行なった。 ○ ……… 良好 △ ……… 熱成形可能な加熱条件(具体的には加熱
時間)の範囲が狭く安定した熱成形を行なうことができ
ない。 × ……… 成形品に亀裂等が生じ、良好な容器を得
ることができない。
【0081】金型転写性の評価は、次の様に行なった。 ○ ……… 容器表面に艶があり、金型の文字や細い
線がはっきり転写されており、外観が優れている。 △ ……… 金型の文字や細い線はある程度転写され
るが、容器表面に艶がなく外観が悪い。 × ……… 金型の文字や細い線がはっきり転写され
ない。
【0082】吸水性の評価は、上記熱成形によって得ら
れた容器にインクにより着色したエタノール3mlを注
ぎ、容器内面の第二発泡体に吸収される様子を目視によ
り観察した。 ○ ……… 速やかに吸収される。 △ ……… 徐々に吸収される。 × ……… 殆ど吸収されない。
【0083】表3から、本発明の構成を有する多層発泡
体は熱成形性、金型転写性に優れ、該多層発泡体から得
られた容器は吸水性に優れたものである。
【0084】
【発明の効果】本発明の多層ポリスチレン系樹脂発泡体
は、密度が200kg/m3を超え、700kg/m3
下、連続気泡率が40%以下、厚みが0.5〜2mmの
ポリスチレン系樹脂第一発泡体と、厚みが0.3〜2m
mの吸水性を有するポリスチレン系樹脂第二発泡体とを
積層してなる多層ポリスチレン系樹脂発泡体であって、
吸水量が0.03ml/cm2以上である。即ち、本発
明の多層ポリスチレン系樹脂発泡体は、連続気泡率が低
く、発泡倍率の低いポリスチレン系樹脂第一発泡体と連
続気泡率が高いポリスチレン系樹脂第二発泡体とが積層
され、多層ポリスチレン系樹脂発泡体全体としての充分
な吸水性を示すものであり、熱成形時に多層ポリスチレ
ン系樹脂発泡体が加熱炉の中で激しく波打ち暴れ歪みが
生じることがなく、又ポリスチレン系樹脂第二発泡体に
クラックが生じることもなく、熱成形性、金型再現性に
優れている。更に、圧縮強度等の機械的物性にも優れて
いる。
【0085】また、特に第一発泡体の厚みが第二発泡体
の厚みの1.2倍以上であることにより、機械的強度は
更に向上し、第一発泡体の表面気泡数が20〜130個
/4mm2であることにより熱成形性は最良のものとな
る。
【0086】本発明の容器は、上記多層ポリスチレン系
樹脂発泡体を熱成形して得られた容器であって、ポリス
チレン系樹脂第二発泡体が内面側に位置するという構成
を採用している。従って、生魚や生肉を包装してた場合
に、ポリスチレン系樹脂第二発泡体が血や肉汁等を吸収
するので、肉汁等が容器の底に溜まることを防ぐと共
に、外側のポリスチレン系樹脂第一発泡体が肉汁等が外
に漏れ出すことを防ぐことができる。又、該容器は、変
形しても内側のポリスチレン系樹脂第二発泡体にクラッ
クが発生しないので生魚や生肉等の包装用容器として好
適に使用できる。また、機械的強度に優れた容器であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 25:00 B29K 25:00 105:04 105:04 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00 Fターム(参考) 3E035 AA04 AA05 AB04 BA01 BA02 BA05 BA10 BC02 4F100 AK12A AK12B BA02 DA01 DJ01A DJ01B EH20 GB16 GB23 JA13A JA20A JD15 JL01 YY00 YY00A 4F208 AA13 AC03 AE05 AG03 AG20 AH58 AP14 MA01 MA02 MA05 MB01 MB22 MC03 MG05 MG13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度が200kg/m3を超え、700
    kg/m3以下、連続気泡率が40%以下、厚みが0.
    5〜2mmのポリスチレン系樹脂第一発泡体と、厚みが
    0.3〜2mmの吸水性を有するポリスチレン系樹脂第
    二発泡体とを積層してなる多層ポリスチレン系樹脂発泡
    体であって、吸水量が0.03ml/cm2以上である
    ことを特徴とする多層ポリスチレン系樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】 ポリスチレン系樹脂第一発泡体の厚み
    が、ポリスチレン系樹脂第二発泡体の厚みの1.2倍以
    上であると共に、ポリスチレン系樹脂第一発泡体の表面
    気泡数が20〜130個/4mm2であることを特徴と
    する請求項1記載の多層ポリスチレン系樹脂発泡体。
  3. 【請求項3】 ポリスチレン系樹脂第一発泡体とポリス
    チレン系樹脂第二発泡体とが共押出により形成され、積
    層されたものであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2のいずれかに記載の多層ポリスチレン系樹脂発泡
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の多層ポ
    リスチレン系樹脂発泡体を熱成形して得られた容器であ
    って、ポリスチレン系樹脂第二発泡体が内面側に位置す
    ることを特徴とする容器。
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JP2008189362A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Sekisui Plastics Co Ltd 食品用トレイ
JP2016216546A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 株式会社ジェイエスピー 熱成形用ポリスチレン系樹脂発泡シート
JP2017179139A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 積水化成品工業株式会社 ポリスチレン系樹脂発泡シート、積層シート、容器及び蓋体

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