JP2001210968A - 制御用電子機器 - Google Patents

制御用電子機器

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JP2001210968A
JP2001210968A JP2000019982A JP2000019982A JP2001210968A JP 2001210968 A JP2001210968 A JP 2001210968A JP 2000019982 A JP2000019982 A JP 2000019982A JP 2000019982 A JP2000019982 A JP 2000019982A JP 2001210968 A JP2001210968 A JP 2001210968A
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control electronic
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JP2000019982A
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English (en)
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Hiroshi Osaka
弘 大坂
Yumiko Ootsuka
ゆみ子 大塚
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Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本機器に異なる拡張機能を備えた複数の拡
張ユニットを選択的に着脱することにより、所望の拡張
機能を付加することのできる制御用電子機器を得るこ
と。 【解決手段】 基本となる機器に設けた開口部に複数の
拡張ユニットを選択的に着脱可能に装着して拡張機能を
付加するようにした制御用電子機器であって、拡張ユニ
ット70を、前後に機器への係止部80a,80bを有
し、背面に拡張基板101を装着する一対の支柱が立設
され、前面部72にコネクタ等が露出する開口部及び表
示穴72bの少なくとも1つが設けられた前面パネル7
1と、拡張機能を有し、前面パネル71に装着される拡
張基板101とによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御用電子機器に
係り、複数の拡張ユニットを選択的に使用することので
きる制御用電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、論理演算、順序操作、遅延、計
算及び算術演算などの制御動作を行わせるために、制御
手順を一連の命令語で記憶するメモリを有し、このメモ
リ内容に従って、ディジタル、アナログの入出力を介し
て諸種の機械やプロセスの制御を行うプログラマブルコ
ントローラ(以下、PCという)は、各種の産業分野に
おいて広く使用されている。このようなPCにおいて
は、所定の機能を備えた制御用電子機器に、さらに、入
出力機能、メモリ機能などを追加して、機能の拡張をは
かっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、従来
は、例えばパネル上に所定の機能を備えた制御用電子機
器(基本機器)と、これとは別に拡張機能を備えた1台
又は複数台の制御用電子機器(拡張機器)とを実装し、
必要に応じて基本機器と特定の拡張機器をケーブルで接
続して、拡張機能を付加していた。このため、大きなパ
ネルを必要とするばかりでなく、その都度ケーブルを着
脱しなければならないので、きわめて面倒であった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、基本機器に異なる拡張機能を備えた複数
の拡張ユニットを選択的に着脱することにより、所望の
拡張機能を付加することのできる制御用電子機器を得る
ことを目的したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御用電子
機器は、基本となる機器に設けた開口部に複数の拡張ユ
ニットを選択的に着脱可能に装着して拡張機能を付加す
るようにした制御用電子機器であって、前記拡張ユニッ
トを、前後に前記機器への係止部を有し、背面に拡張基
板を装着する一対の支柱が立設され、前面部にコネクタ
等が露出する開口部及び表示穴の少なくとも1つが設け
られた前面パネルと、拡張機能を有し、前記前面パネル
に装着される拡張基板とによって構成したものである。
【0006】また、本発明に係る制御用電子機器は、基
本となる機器に設けた開口部に複数の拡張ユニットを選
択的に着脱可能に装着して拡張機能を付加するようにし
た制御用電子機器であって、前記拡張ユニットを、前後
に前記機器への係止部を有し、前面部にコネクタ等が露
出する開口部及び表示穴の少なくとも1つが設けられ、
該前面部の背面に拡張基板を装着する一対の支柱、及び
前記表示穴に対応して選択的に開口される複数の表示筒
が設けられた前面パネルと、一端が前記表示筒に挿入さ
れる複数の光導体を備えたプリズムと、拡張機能を有
し、前記前面パネルに装着されてこれに設けた光源が前
記プリズムの光導体に当接又は近接する拡張基板とによ
って構成したものである。
【0007】さらに、上記の前面パネルの係止部を、両
端部に設けられ両側壁に固定軸が設けられた凹状の嵌合
部、及び該嵌合部の両側後壁面に設けられて僅かに嵌合
部内に突出するリブと、両側壁に前記固定軸に回動可能
に嵌合される嵌合穴を有し、下方に係止片が設けられて
前記嵌合部内に装着される係止具とによって構成した。
【0008】また、上記のプリズムを、基台と、該基台
の一方の側に立設した複数の光導体と、前記基台の他方
の側に前記光導体に対応して設けた発光部とを透明の合
成樹脂材で構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】図8は本発明に係る制御用電子機
器の一例の外観を示す斜視図、図9,図10は図8の分
解斜視図、図11はケースの背面斜視図である。制御用
電子機器は、ベース本体1、ケース21、プリズム5
1,54、プリント基板集合体61、拡張ユニット70
等から構成されており、以下に、これらについて詳細に
説明する。61は筐体内に収容されたプリント基板集合
体で、図示しない多数の電子部品が搭載された第1のプ
リント基板であるCPU基板62、このCPU基板62
の上方に配設された第2のプリント基板であるI/O基
板63、及びこのI/O基板63の端部にこれと直交し
て取付けられた第3のプリント基板である端子基板64
からなり、端子基板64の両端部には係止爪65が設け
られている。なお、66はCPU基板62に設けた複数
のLEDの如き光源、67はI/O基板63に設けた複
数のLEDの如き光源、68はCPU基板62に設けた
拡張用のコネクタである。
【0010】ベース本体1において、2は低い周壁3を
有する基台で、隅部及び長手方向の中間部にはプリント
基板集合体61のCPU基板62が載置される支持部4
が設けられている。5a,5b,5c,5dは基台2の
隅部又はその近傍に立設された支柱で、一対の支柱5
a,5bの対向面には上下方向のほぼ中間部まで、端子
基板64の両端部が挿入される案内溝6が設けられてお
り、案内溝6の下端部には反対側に開口する係止穴7が
設けられている。また、他方の一対の支柱5c,5dの
上部にはI/O基板63の隅部が載置される支持部8が
形成されている。
【0011】9は係止爪を有し、基台2の長手方向の両
側に設けられてCPU基板62の両端部に係止する係止
片、10は周壁3に設けられ、後述のケース21の係止
片が係止する係止穴、11は制御パネルなどへの取付
腕、12は筐体をレール等へ取付ける場合の取付部材で
ある。
【0012】次に、筐体を構成するケース21について
説明する。なお、図12はケース21を上下逆にして前
面側を切除した斜視図、図13は同じく後面側を切除し
た斜視図で、図12、図13には後述の通気穴は省略し
てある。ケース21は、図9〜図13に示すように、下
面が開口された箱状に形成されており、周壁22には傾
斜して意匠性に富んだ多数の通気穴23が設けられてい
る。
【0013】25は周壁22の前面側から天板24にか
けて設けられた端子台(図示せず)の取付部で、端子基
板64との接続穴26が設けられており、その両側には
端子台を固定するためのねじ穴27が設けられている。
なお、28は端子台を取外す際にコインなどを嵌入して
取外しを容易にするための切欠き部である。
【0014】30は天板24の長手方向の一方の側に設
けられた拡張用の開口部、35はこの開口部を閉塞する
ダミーの前面パネルである。開口部30の両側壁には、
ダミーの前面パネル35の両側壁に設けたリブ36の案
内溝31が設けられており、この案内溝31はリブ36
を挿入し易いように、上部がハ字状に拡大されたY字状
に形成されている。32は開口部30の前後において周
壁22に設けた係止穴で、ダミーの前面パネル35の前
後に設けた係止片37(図には、後部側の係止片37は
示してない)が係止する。38は係止片37と一体に形
成され、これを押圧して係止穴32への係止片37の係
止を解除する押圧部で、指を掛け易いように、下部が突
出する傾斜面に形成されている。
【0015】41は開口部30の側壁と、ケース21の
側壁22との間において天板24に形成されて上面に開
口し、CPU基板62に設けたLEDの如き光源66の
光信号を表示する複数の表示部を形成する表示穴、42
は天板24に設けられ、I/O基板63に設けたLED
の如き光源67の光信号を表示する複数の表示部を形成
する表示穴で、その内面側は筒状に形成されている。な
お、この表示穴42の天板24側には傾斜した楕円形状
の凹部が形成されて意匠性を高めている。
【0016】43a,43bは開口部30側の周壁22
の内壁面の表示穴41の両側の延長線上に設けた、後述
のCPUプリズムの取付用の一対のリブで、係止穴44
が設けられている。45a,45bは天板24の内面に
おいて、筒状の表示穴42の両側に設けられて後述のI
/Oプリズムを取付けるための複数の係止片で、係止爪
がいずれも同方向に設けられている。45cは係止片4
5aの間において天板24に設けられ、段部により上記
のI/Oプリズムを支持する一対の支持リブである。
【0017】46は後面側周壁22の内面に設けたI/
O基板63の押えリブ、47はケース21の下端部から
突設され、ベース本体1の係止穴10に係止する係止
片、47aは後述の拡張ユニット70の前面パネル71
の支柱82aに設けたリブ82cが嵌入する案内溝であ
る。48は後面側周壁に設けられたモジュラージャック
の差込穴、49は同じく拡張用のモジュラージャックの
差込穴で、不使用時はカバー50により閉じられてい
る。
【0018】51は第1のプリズムを構成するCPUプ
リズムで、例えば透明な合成樹脂材からなり、CPU基
板62に設けた光源66に対応し、上部に発光部が形成
された複数本の光導体52からなっている。そして、図
14に示すように、ケース21の周壁22の内面に沿っ
て取付用のリブ43a,43bの間に挿入され、先端部
を表示穴41内に嵌入すると共に、両側に設けた係止部
53を取付用リブ43a,43bに設けた係止穴44に
嵌合して装着される。
【0019】54は第2のプリズムであるI/Oプリズ
ムで、取付板55の一方の面には、取付板55と直交
し、かつI/O基板63に設けた光源67に対応して複
数本の光導体56が設けられており、他方の面にはこの
光導体56に連続して発光部57が形成されている。5
8は取付板55の一方の側に設けた一対の係止穴、59
は取付板55の係止穴58の反対側に設けた係止用の切
欠き部である。
【0020】上記のようなI/Oプリズム54は、その
発光部57をケース21の内側から表示穴42にそれぞ
れ挿入すると共に、図14に示すように、取付板55に
設けた係止穴58を一方の側に設けた係止片45aに嵌
入し、ついで取付板55を圧下する。これにより、取付
板は他方の係止片45bに沿って下降し、係止片45
a,45bの係止爪に係止して固定される。このとき、
取付板55の一方の側は支持リブ45cの段部により保
持され、他方の側は天板24に当接する。この場合、係
止片45a,45bの係止爪は同方向に設けられている
ので、I/Oプリズム54の着脱が容易である。
【0021】次に、本発明に係る拡張ユニットについて
説明する。図1は拡張ユニットの一例の斜視図、図2は
その分解斜視図で、この拡張ユニット70は、両側に係
止部80a,80bを有する前面パネル71と拡張用の
プリント基板101(以下、拡張基板という)とからな
っている。前面パネル71はダミーの前面パネル35と
ほぼ同じ形状のもので、図3、図4に示すように、天板
を形成する前面部72及び両側壁73a,73bを有す
るほぼ舟形に形成され、両側壁73a,73bの外面に
はケース21の拡張用の開口部30の両側壁に設けた案
内溝31に嵌入するリブ74が設けられている。
【0022】そして、前面側(図1の手前側)及び後面
側には、図3〜図5に示すように、凹状の嵌合部75
a,75bが設けられている。なお、嵌合部75a,7
5bは、前面側と後面側ともほほぼ同じ構造なので、以
下の説明では、図5により後面側の嵌合部75bについ
て説明する。
【0023】嵌合部75bの両側壁76a,76bに
は、対向して固定軸77a,77bが突設されており、
固定軸77a,77bの後面側には下方に開口する凹溝
78a,78bが設けられている(図には、固定軸77
a及び凹溝78aだけ示してある)。また、嵌合部75
bの両側に形成された後壁面にはL字状のリブ79a,
79bが突設され、その垂直片は僅かに嵌合部75b側
に突出している。なお、リブ79a,79bはI字状そ
の他の形状であってもよい。81は前面部72の嵌合部
75側に形成された仕切り壁である。
【0024】82a,82bは背面の前面側及び後面側
において、側壁73bに沿って立設された一対の支柱
で、対向面には案内溝83a,83bが設けられてお
り、拡張基板101の両端部が挿入される。なお、支柱
82a,82bの上端部より若干下方には、案内溝83
a,83bに連通する係止穴(図示せず)が設けられて
いる。82cは支柱82aの背面側に突設されて、ケー
ス21に設けた案内溝47aに嵌入されるリブである。
84は前面部72の後面側の背面に形成され、後述の拡
張プリズムの発光部が挿入される複数の有底の表示筒
で、前後には係止爪を有する係止片85a,85bが立
設されている。なお、各表示筒84の前面部72側(底
部)は薄い板で閉塞されており、拡張基板101に設け
た光源に対応する表示筒84だけ開口して表示穴72b
を形成するようになっている。
【0025】86は透明な合成樹脂材からなる拡張プリ
ズムで、基台87の上面の一方の側にはL字状の複数本
の光導体88aが設けられ、他方の側には先端部が斜め
に切除された柱状の複数本の光導体88bが設けられて
おり、基台87の下面には、光導体88a,88bに対
応して円柱状の発光部89が設けられている。そして、
図6に示すように、発光部89を前面パネル71に設け
た表示筒84にそれぞれ挿入し、基台87を係止片85
a,85bで係止することにより、前面パネル71の背
面に装着される。
【0026】91a,91bはほぼ同じ構造の係止具
で、図3及び図5に示すように、前面パネル71の前後
端部に設けた嵌合部75a,75b内に挿入しうる形状
に形成された本体部92を有し、本体部92の両側壁9
3a,93bには、嵌合部75a,75bの両側壁76
a,76に設けた固定軸77a,77bに回動自在に嵌
合される嵌合穴94a,94bが設けられており、その
後側には凹溝78a,78bに嵌入する突部95a,9
5bが設けられている。96は係止爪を有し、本体部9
2から垂下した係止片で、背面にはストッパ片97が設
けられている。
【0027】このような係止具91a,91bは、前面
パネル71の前後端部に設けた嵌合部75a,75b内
に挿入され、その嵌合穴94a,94bが固定軸77
a,77bに嵌合されて回動自在に保持され、係止部8
0a,80bを構成する。このとき、係止具91a,9
1bの内方への回動は、本体部92の頂部が仕切り壁8
1に当接することにより阻止され、外方への回動は、通
常は凹溝78a,78bに嵌入した突部95a,95b
及び嵌合部75a,75b側に突出するリブ79a,7
9bの垂直片によって阻止され、強く力を加えるとこれ
らを乗越えて回動するが、その回動範囲は、係止片96
に設けたストッパ片97が嵌合部75a,75bの仕切
り壁81に当接することにより規制される。
【0028】再び図1、図2において、101は拡張基
板で、多数の電子部品等(図示せず)が搭載されて、そ
れぞれの機能に対応した電子回路などが形成されてい
る。なお、102は拡張基板101の下部に設けられ、
CPU基板62に設けたコネクタ68に接続される拡張
コネクタ、103はLEDの如き光源、104はスイッ
チ、端子台等の電気部品、105は拡張基板101の両
側縁部に設けた係止突部である。
【0029】上記のような拡張基板101は、その両側
縁部が前面パネル71の支柱82a,82bに設けた案
内溝83a,83bに挿入され、その係止突部105が
支柱82a,82bに設けた係止穴に係止して、一体的
に取付けられる。このとき、拡張コネクタ102はCP
U基板62のコネクタ68に接続され、光源103は前
面パネル71に装着した拡張プリズム86の光導体88
a,88bのいずれかの光導入部に当接又は近接して位
置し、電気部品104は前面部72に設けた開口部72
aに対面し又は挿入される。なお、光源103に当接又
は近接した光導体88a,88bが挿入された表示筒8
4は、前面部72を開口して表示穴72bを形成する。
【0030】ところで、この種拡張ユニット70には前
記のように各種の機能のものがあり、前面パネル71の
外形は同じであるが、それぞれの機能によって前面部7
2の構造が相違する。例えば、図1の前面部72には、
直線状に2個の開口部72aと3個の表示穴72bが設
けられており、図7(a)に示す前面パネル71の前面
部72には、コネクタが露出する開口部72cが1個だ
け設けられている。また、図7(b)に示す前面部72
には、図7(a)の開口部72cと形状の異なる開口部
72dと2個の表示穴72bが斜めに傾斜して設けられ
ている。
【0031】このように、前面パネル71の前面部72
には、拡張機能に応じて、拡張基板101に設けた電気
部品104に対応して1個または複数個の開口部72a
が、また拡張基板101に設けた光源103に対応して
拡張プリズム86を経た光を表示する1個または複数個
の表示穴72bが直線状、斜めあるいは千鳥状などに設
けられており、あるいは、拡張基板101の上部に取付
けたコネクタに対応して単独で又は開口部72a及び/
又は表示穴72bと共に、開口部72c,72dが設け
られている。このため、これらの製作がきわめて面倒で
コストアップを招来していた。
【0032】そこで、本発明においては、前面パネルを
成形する金型を、前面部72部分を除く側壁73a,7
3b、嵌合部75a,75b、支柱82a,82b、表
示筒84等からなる1台の第1の金型と、各種の前面部
72に対応した形状の複数台の第2の金型とによって構
成し、第1の金型と、第2の金型から選択した所望の金
型とを組合わせて前面パネル71を成形するようにし
た。これにより金型の制作費を節減し、コストを低減す
ることができた。
【0033】次に、上記のように構成した筐体に、プリ
ント基板集合体61を収容して組立てる手順の一例につ
いて説明する。なお、CPU基板62、I/O基板63
及び端子基板64は結合されてプリント基板集合体61
が形成されているものとし、また、ケース21にはCP
Uプリズム51及びI/Oプリズム54が取付けられて
いるものとする。
【0034】先ず、プリント基板集合体61のCPU基
板62をベース本体1上に載置し、圧下する。これによ
り、CPU基板62は第1の支持部4上に載置されると
共に、その長手方向の両縁部が係止片9の係止爪により
係止される。同時に、端子基板64の両端部が支柱5
a,5bの案内溝6に挿入され、その係止爪65が係止
穴7に係止し、また、I/O基板63の両端部が支柱5
c,5dの第2の支持部8上に載置される。このときの
状態を図15に示す。
【0035】これにより、プリント基板集合体61は、
ねじ等を使用することなくワンタッチでベース本体1に
位置決めされて確実に取付けられる。そして、CPU基
板62は係止片9に係止され、端子基板64は両端部に
設けた係止爪65が支柱5a,5bの係止穴7に係止す
るので、ベース本体1を横にしたり裏返えしたりして
も、プリント基板集合体61がベース本体1から外れた
り落下したりすることがない。
【0036】この状態で、端子台取付部25を端子基板
64側にしてケース21をプリント基板集合体61に嵌
合して、圧下する。これにより、ケース21の下端部に
設けた係止片47がベース本体1に設けた係止穴10に
係止し、両者はワンタッチで一体に結合される。このと
きの状態を図8に示す。なお、ケース21の装着によ
り、I/O基板63はその上面がケース21に設けた押
えリブ46によりがたつくことなくその位置に保持され
る。なお、拡張ユニット用の開口部30は、ダミーの前
面パネル35のリブ36をケース21の案内溝31に嵌
合して圧下し、係止片37の係止爪をケース21の係止
穴32に係止させることにより閉塞される。
【0037】このとき、CPUプリズム51の各光導体
52はCPU基板62の光源66に、また、I/Oプリ
ズム54の各光導体67はI/O基板63の光源67に
それぞれ当接又は近接して臨み、したがって、これら光
源66,67の何れかが発光すると、その光はCPUプ
リズム51又はI/Oプリズム54の対応する光導体5
2又は56中を伝播し、表示部41又は42が発光す
る。このようにして組立てられた制御用電子機器は、取
付腕11又は取付部材12によりパネルやレールなどに
実装される。
【0038】次に、上記の制御用電子機器に、拡張機能
を付加するためにケース1の開口部30に所望の拡張ユ
ニット70を装着する手順について説明する。なお、前
面パネル71には係止具91a,91bが取付けられて
おり、また、所望の機能を備えた拡張基板101が装着
されているものとする。さらに、前面パネル71に設け
た表示筒84のうち、拡張基板101に設けた光源10
3に対応する表示筒84の前面部72側(底部)は開口
されているものとする。
【0039】先ず、ダミーの前面パネル35の両端部に
設けた押圧部38を指で押して係止片37の係止爪を係
止穴32から外し、ダミーの前面パネル35をケース2
1から取外す。ついで、拡張ユニット70の拡張基板1
01を開口部30内に挿入して支柱82aに設けたリブ
82cを案内溝47aに嵌入して、ついで、前面パネル
71に設けたリブ74を案内溝31に嵌入して前面部7
2を圧下する。そして、係止具91a,91bの上部を
前面部72方向に押圧すれば、係止具91a,91bが
回動して係止片96の係止爪がケース21に設けた係止
穴32に係止し、ロックされる。
【0040】これにより、拡張基板101の下部に設け
たコネクタ102がCPU基板62に設けたコネクタ6
8に接続され、また、拡張プリズム86の光導体88a
(又は88b)の光導入部は、拡張基板101の光源1
03にそれぞれ当接又は近接し、これら光源103のい
ずれかが発光すると、その光は光導体88a(又は88
b)内を伝播し、表示穴72b内で発光する。また、係
止具91a,91bは嵌合部75a,75bの両側から
内側に突出したリブ79a,79b及び凹溝78a,7
8bに嵌入した突部93a,93bによって回動が阻止
され、コネクタ68と102との接続と相俟って拡張ユ
ニット70は開口部30内にロックされ、振動等によっ
て緩んだり外れたりすることがない。
【0041】拡張ユニット70を取外し又は交換する場
合は、係止具91a,91bの上端部に指を掛けて固定
軸77a,77bを中心に外方に押しひらく。これによ
り、係止具91a,91bはその下面91cがケース2
1の開口部30の端面30aに当接して僅かに浮上り、
リブ79a,79b及び凹溝78a,78bによる阻止
が解除されて固定軸77a,77bを中心に回動し、係
止片96の係止爪が係止穴32から外れてロックが解除
される。この状態で前面パネル71を引上げれば、開口
部30から拡張ユニット70を取出すことができる。
【0042】このように、本発明によれば、ケーブル等
を使用することなく、基本となる制御用電子機器に設け
た開口部に、所望の拡張機能を有する拡張ユニットを着
脱可能に装着するだけでよいので、きわめて容易に拡張
機能を付加することができ、また、制御用電子機器を実
装するパネル等を小型化することができる。
【0043】また、拡張ユニットは、前面パネルに設け
た係止部を機器に設けた係止穴に係止することによりそ
の位置に確実に保持されるので、振動などにより緩んだ
り外れたりすることがない。さらに、拡張ユニットの前
面パネルに拡張プリズムを取付けることにより、配線な
どを行うことなく、簡単な構造で拡張基板に設けた光源
の光を前面部に導くことができるので、装置を簡素化す
ることができる。
【0044】上記の説明では、図8〜図15で説明した
制御用電子機器に、本発明に係る拡張ユニットを取付け
た場合を示したが、他の構造の制御用電子機器にも同様
にして上記の拡張ユニットを装着して機能を拡張するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る制御用電子機器は、基本と
なる機器に設けた開口部に複数の拡張ユニットを選択的
に着脱可能に装着して拡張機能を付加するようにした制
御用電子機器であって、拡張ユニットを、前後に機器へ
の係止部を有し、背面に拡張基板を装着する一対の支柱
が立設され、前面部にコネクタ等を露出させる開口部及
び表示穴の少なくとも1つが設けられた前面パネルと、
拡張機能を有し、前面パネルに装着された拡張基板とに
よって構成し、基本となる機器に所望の拡張ユニットを
簡単に装着しうるようにしたので、拡張機能の付加がき
わめて容易である。
【0046】また、拡張ユニットを、前後に機器への係
止部を有し、前面部にコネクタ等が露出する開口部及び
表示穴の少なくとも1つが設けられ、この前面部の背面
に拡張基板を装着する一対の支柱、及び表示穴に対応し
て選択的に開口される複数の表示筒が設けられた前面パ
ネルと、一端が表示筒に挿入される複数の光導体を備え
たプリズムと、拡張機能を有し、前面パネルに装着され
てこれに設けた光源がプリズムの光導体に当接又は近接
する拡張基板とによって構成したので、上記と同様の効
果が得られると共に、簡単な構造で光源の光を、表示穴
に導くことができる。
【0047】上記の前面パネルの係止部を、両端部に設
けられ両側壁に固定軸が設けられた凹状の嵌合部、及び
嵌合部の両側後壁面に設けられて僅かに嵌合部内に突出
するリブと、両側壁に固定軸に回動可能に嵌合される嵌
合穴を有し、下方に係止片が設けられて嵌合部内に装着
される係止具とによって構成したので、拡張ユニットを
開口部内に確実に保持することができ、振動などによっ
て緩んだり外れたりするおそれがない。
【0048】また、上記のプリズムを、基台と、該基台
の一方の側に立設した複数の光導体と、基台の他方の側
に光導体に対応して設けた発光部とを透明の合成樹脂材
で構成したので、簡単な構造で所望の光源の光を表示穴
に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る拡張ユニットの斜視
図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の前面パネルの分解斜視図である。
【図4】図3の背面斜視図及び拡張プリズムの斜視図で
ある。
【図5】図1の要部の拡大斜視図である。
【図6】図1の要部の断面図である。
【図7】前面パネルの他の例の平面図である。
【図8】本発明に係る制御用電子機器の一例の外観斜視
図である。
【図9】図8の分解斜視図である。
【図10】図8の分解斜視図である。
【図11】図8のケースの背面斜視図である。
【図12】図8のケースの前面側及び側面の一部を切除
した斜視図である。
【図13】図8のケースの後面側及び側面の一部を切除
した斜視図である。
【図14】ケースにプリズムを取付けた状態を示す斜視
図である。
【図15】ケースにプリント基板集合体を取付けた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース本体 21 ケース 30 開口部 35 ダミーの前面パネル 51 CPUプリズム 52,56 光導体 54 I/Oプリズム 61 プリント基板集合体 62 CPU基板(第1のプリント基板) 63 I/O基板(第2のプリント基板) 64 端子基板(第3のプリント基板) 66,67,103 光源 70 拡張ユニット 71 前面パネル 72 前面部 72a 開口部 72b 表示穴 72c,72d 開口部 75a,75b 嵌合部 77a,77b 固定軸 79a,79b リブ 80a,80b 係止部 82a,82b 支柱 84 表示筒 86 拡張プリズム 88a,88b 光導体 89 発光部 91a,91b 係止具 94a,94b 嵌合穴 96 係止片 101 拡張基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA05 AA07 AA16 AA17 AA18 BB02 BB05 CC02 CC04 DD02 DD05 DR19 DR29 DR47 DR52 GG01 GG09 GG13 GG21 4E360 AB03 AB20 AB23 AB24 BA03 BA08 BA15 BC04 BC06 BC07 BD02 CA02 CA08 EA21 EA24 EC12 ED03 ED12 ED13 ED15 ED23 ED27 GA25 GA28 GA49 GA51 GA53 GA60 GB99

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本となる機器に設けた開口部に複数の
    拡張ユニットを選択的に着脱可能に装着して拡張機能を
    付加するようにした制御用電子機器であって、 前記拡張ユニットを、前後に前記機器への係止部を有
    し、背面に拡張基板を装着する一対の支柱が立設され、
    前面部にコネクタ等が露出する開口部及び表示穴の少な
    くとも1つが設けられた前面パネルと、 拡張機能を有し、前記前面パネルに装着される拡張基板
    とによって構成したことを特徴とする制御用電子機器。
  2. 【請求項2】 基本となる機器に設けた開口部に複数の
    拡張ユニットを選択的に着脱可能に装着して拡張機能を
    付加するようにした制御用電子機器であって、 前記拡張ユニットを、前後に前記機器への係止部を有
    し、前面部にコネクタ等が露出する開口部及び表示穴の
    少なくとも1つが設けられ、該前面部の背面に拡張基板
    を装着する一対の支柱、及び前記表示穴に対応して選択
    的に開口される複数の表示筒が設けられた前面パネル
    と、 一端が前記表示筒に挿入される複数の光導体を備えたプ
    リズムと、 拡張機能を有し、前記前面パネルに装着されてこれに設
    けた光源が前記プリズムの光導体に当接又は近接する拡
    張基板とによって構成したことを特徴とする制御用電子
    機器。
  3. 【請求項3】 前面パネルの係止部を、両端部に設けら
    れ両側壁に固定軸が設けられた凹状の嵌合部、及び該嵌
    合部の両側後壁面に設けられて僅かに嵌合部内に突出す
    るリブと、 両側壁に前記固定軸に回動可能に嵌合される嵌合穴を有
    し、下方に係止片が設けられて前記嵌合部内に装着され
    る係止具とによって構成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の制御用電子機器。
  4. 【請求項4】 プリズムを、基台と、該基台の一方の側
    に立設した複数の光導体と、前記基台の他方の側に前記
    光導体に対応して設けた発光部とを透明の合成樹脂材で
    構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の制御用
    電子機器。
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