JP2001210408A - フラット回路体の端末保持構造 - Google Patents
フラット回路体の端末保持構造Info
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- H01R12/50—Fixed connections
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- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 端子とフラット回路体との接続部分の保護が
行え、導体の変形や破断を防止することができるフラッ
ト回路体の端末保持構造を提供する。 【解決手段】 複数の導体１４を所定間隔毎に配置して
一対のベースフィルム１５，１５で挟み込んでなるＦＦ
Ｃ１１の端末部分に、各導体１４に導通する複数の端子
１２を接続した上で、各端子１２をコネクタハウジング
１３の各端子収容室１３Ａに収容するようにしたフラッ
ト回路体の端末保持構造において、ＦＦＣ１１の端末部
分の各導体１４の配置されていない部分に保持用孔１６
がそれぞれ開設され、コネクタハウジング１３に、保持
用孔１６内に係合される係合部としての隔壁２３を備え
たスペーサ１８が装着自在にされている。このような構
造により、端子１２とＦＦＣ１１との接続部分の保護が
行え、導体１４の変形や破断が確実に防止される。
行え、導体の変形や破断を防止することができるフラッ
ト回路体の端末保持構造を提供する。 【解決手段】 複数の導体１４を所定間隔毎に配置して
一対のベースフィルム１５，１５で挟み込んでなるＦＦ
Ｃ１１の端末部分に、各導体１４に導通する複数の端子
１２を接続した上で、各端子１２をコネクタハウジング
１３の各端子収容室１３Ａに収容するようにしたフラッ
ト回路体の端末保持構造において、ＦＦＣ１１の端末部
分の各導体１４の配置されていない部分に保持用孔１６
がそれぞれ開設され、コネクタハウジング１３に、保持
用孔１６内に係合される係合部としての隔壁２３を備え
たスペーサ１８が装着自在にされている。このような構
造により、端子１２とＦＦＣ１１との接続部分の保護が
行え、導体１４の変形や破断が確実に防止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル・フ
ラット・ケーブル（ＦＦＣ）やフレキシブル・プリント
・サーキット（ＦＰＣ）等のフラット回路体の端末保持
構造に関する。
ラット・ケーブル（ＦＦＣ）やフレキシブル・プリント
・サーキット（ＦＰＣ）等のフラット回路体の端末保持
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＦＦＣ等のフラット回路体を用
いて回路間の電気的な接続を行う場合、フラット回路体
の端末にコネクタを取り付けて、このコネクタを相手側
コネクタに接続するようにしている。
いて回路間の電気的な接続を行う場合、フラット回路体
の端末にコネクタを取り付けて、このコネクタを相手側
コネクタに接続するようにしている。
【０００３】従来のフラット回路体の端末保持構造とし
ては、図４に示すような実用新案登録第２５４９５８３
号公報に記載の技術が知られている。このフラット回路
体の端末保持構造は、図４（ａ）に示すように、端子
（ターミナル）１がＦＦＣ２の端末部分で導体３に接続
（所謂ピアッシング接続）され、図４（ｂ）に示すよう
に、この端子１がコネクタハウジング４の各端子収容室
４Ａに収容されるようになっている。尚、ＦＦＣ２の端
末には、導体３同士の間にスリット２Ａが形成され、コ
ネクタハウジング４の各端子収容室４Ａ内に端子１の略
全体が収容されるようになっている。
ては、図４に示すような実用新案登録第２５４９５８３
号公報に記載の技術が知られている。このフラット回路
体の端末保持構造は、図４（ａ）に示すように、端子
（ターミナル）１がＦＦＣ２の端末部分で導体３に接続
（所謂ピアッシング接続）され、図４（ｂ）に示すよう
に、この端子１がコネクタハウジング４の各端子収容室
４Ａに収容されるようになっている。尚、ＦＦＣ２の端
末には、導体３同士の間にスリット２Ａが形成され、コ
ネクタハウジング４の各端子収容室４Ａ内に端子１の略
全体が収容されるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術では、端子１とＦＦＣ２との接続部分に、例
えば、ワイヤハーネス製造時や組み付け時に、ＦＦＣ２
の引き回しにより外力が加わり易く、この接続部分の端
子１や導体３が変形もしくは破断するおそれがあった。
このため、ＦＦＣ２を用いたワイヤハーネスの製造工程
や組み付け工程では、ＦＦＣ２に過剰なテンションを加
えないように取り扱いに注意を要するものであった。
た従来技術では、端子１とＦＦＣ２との接続部分に、例
えば、ワイヤハーネス製造時や組み付け時に、ＦＦＣ２
の引き回しにより外力が加わり易く、この接続部分の端
子１や導体３が変形もしくは破断するおそれがあった。
このため、ＦＦＣ２を用いたワイヤハーネスの製造工程
や組み付け工程では、ＦＦＣ２に過剰なテンションを加
えないように取り扱いに注意を要するものであった。
【０００５】そこで、本発明は、端子とフラット回路体
との接続部分の保護が行え、導体の変形や破断を防止し
たフラット回路体の端末保持構造を提供することを目的
としている。
との接続部分の保護が行え、導体の変形や破断を防止し
たフラット回路体の端末保持構造を提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
複数の導体を所定間隔を隔てるように配置して絶縁フィ
ルムで挟み込んでなるフラット回路体の端末部分に、該
フラット回路体の各導体に導通する複数の端子を接続し
た上で、該各端子をコネクタハウジングの各端子収容室
に収容するようにしたフラット回路体の端末保持構造に
おいて、前記フラット回路体の端末部分の前記各導体の
配置されていない部分に保持用開口部がそれぞれ開設さ
れ、前記コネクタハウジングに前記保持用開口部内に係
合される係合部を備えたスペーサが装着自在にされてい
ることを特徴とする。
複数の導体を所定間隔を隔てるように配置して絶縁フィ
ルムで挟み込んでなるフラット回路体の端末部分に、該
フラット回路体の各導体に導通する複数の端子を接続し
た上で、該各端子をコネクタハウジングの各端子収容室
に収容するようにしたフラット回路体の端末保持構造に
おいて、前記フラット回路体の端末部分の前記各導体の
配置されていない部分に保持用開口部がそれぞれ開設さ
れ、前記コネクタハウジングに前記保持用開口部内に係
合される係合部を備えたスペーサが装着自在にされてい
ることを特徴とする。
【０００７】このような構成の請求項１記載の発明で
は、フラット回路体の端末部分に、各導体に端子が電気
的に接続するように保持される。コネクタハウジングに
はスペーサが装着され、このスペーサの係合部はフラッ
ト回路体に形成された保持用開口部内に係合されて、フ
ラット回路体を保持している。このため、フラット回路
体は、スペーサの係合部で保持されるため、このフラッ
ト回路体に外力が作用してもその外力は絶縁フィルムに
加わり導体に及ぶことが抑制できる。その結果、導体の
変形や破断等を防止することができ、耐久性の高いフラ
ット回路体の端末保持構造を得ることができる。
は、フラット回路体の端末部分に、各導体に端子が電気
的に接続するように保持される。コネクタハウジングに
はスペーサが装着され、このスペーサの係合部はフラッ
ト回路体に形成された保持用開口部内に係合されて、フ
ラット回路体を保持している。このため、フラット回路
体は、スペーサの係合部で保持されるため、このフラッ
ト回路体に外力が作用してもその外力は絶縁フィルムに
加わり導体に及ぶことが抑制できる。その結果、導体の
変形や破断等を防止することができ、耐久性の高いフラ
ット回路体の端末保持構造を得ることができる。
【０００８】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のフラット回路体の端末保持構造であって、前記保持
用開口部は、前記フラット回路体の各導体の両側の前記
絶縁フィルムに開設された保持用孔であることを特徴と
する。
載のフラット回路体の端末保持構造であって、前記保持
用開口部は、前記フラット回路体の各導体の両側の前記
絶縁フィルムに開設された保持用孔であることを特徴と
する。
【０００９】したがって、請求項２記載の発明では、請
求項１記載の発明の作用に加えて、保持用開口部が保持
用孔であるため、フラット回路体の端末部分に容易に保
持用開口部を形成することができる。また、フラット回
路体の端末部分において、導体の両側に保持用開口部が
形成されているため、フラット回路体の幅方向全体に亙
ってフラット回路体に作用した外力を均一化することが
でき、導体に及ぶ影響を極力小さくすることができる。
求項１記載の発明の作用に加えて、保持用開口部が保持
用孔であるため、フラット回路体の端末部分に容易に保
持用開口部を形成することができる。また、フラット回
路体の端末部分において、導体の両側に保持用開口部が
形成されているため、フラット回路体の幅方向全体に亙
ってフラット回路体に作用した外力を均一化することが
でき、導体に及ぶ影響を極力小さくすることができる。
【００１０】さらに、請求項３記載の発明は、請求項１
に記載のフラット回路体の端末保持構造であって、前記
スペーサは、前記保持用開口部に対応して配置された係
合部としての隔壁と、該隔壁に一体に形成された天板と
でなり、前記コネクタハウジングに前記スペーサを装着
するスペーサ装着孔が設けられていることを特徴とす
る。
に記載のフラット回路体の端末保持構造であって、前記
スペーサは、前記保持用開口部に対応して配置された係
合部としての隔壁と、該隔壁に一体に形成された天板と
でなり、前記コネクタハウジングに前記スペーサを装着
するスペーサ装着孔が設けられていることを特徴とす
る。
【００１１】したがって、請求項３記載の発明では、請
求項１に記載の発明の作用に加えて、コネクタハウジン
グのスペーサ装着孔に、スペーサの隔壁から先に挿入し
て天板を外側から押すことにより、スペーサを極めて容
易に装着することができる。このため、コネクタハウジ
ングに予め端子を接続したフラット回路体の端末部分を
収容した状態でスペーサの装着を行うことで、迅速にフ
ラット回路体の端末保持構造を作成することができる。
求項１に記載の発明の作用に加えて、コネクタハウジン
グのスペーサ装着孔に、スペーサの隔壁から先に挿入し
て天板を外側から押すことにより、スペーサを極めて容
易に装着することができる。このため、コネクタハウジ
ングに予め端子を接続したフラット回路体の端末部分を
収容した状態でスペーサの装着を行うことで、迅速にフ
ラット回路体の端末保持構造を作成することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラット回路
体の端末保持構造の詳細を図面に示す実施形態に基づい
て説明する。尚、本実施形態ではフラット回路体として
ＦＦＣ（フレキシブル・フラット・ケーブル）を適用し
て説明する。
体の端末保持構造の詳細を図面に示す実施形態に基づい
て説明する。尚、本実施形態ではフラット回路体として
ＦＦＣ（フレキシブル・フラット・ケーブル）を適用し
て説明する。
【００１３】図１に示すように、本実施形態のフラット
回路体の端末保持構造は、ＦＦＣ１１と、このＦＦＣ１
１に接続された複数の端子１２と、これら端子１２を収
容する合成樹脂製のコネクタハウジング１３とから大略
構成されている。
回路体の端末保持構造は、ＦＦＣ１１と、このＦＦＣ１
１に接続された複数の端子１２と、これら端子１２を収
容する合成樹脂製のコネクタハウジング１３とから大略
構成されている。
【００１４】図１，図２に示すように、ＦＦＣ１１は、
例えば圧延した銅箔等でなる複数の導体１４を、接着剤
を用いて一対のベースフィルム（絶縁フィルム）１５，
１５で挟み込んだものである。
例えば圧延した銅箔等でなる複数の導体１４を、接着剤
を用いて一対のベースフィルム（絶縁フィルム）１５，
１５で挟み込んだものである。
【００１５】また、図１に示すように、ＦＦＣ１１の端
末部分には、導体１４間及び幅方向の最外側に位置する
導体１４の幅方向外側の一対のベースフィルム１５，１
５の積層部に、矩形の保持用孔（保持用開口部）１６が
それぞれ穿設されている。このＦＦＣ１１の端末では、
図１，図２に示すように、端子１２で導体１４を接続
（所謂ピアッシング接続）している。尚、図１，図２中
符号１２Ａは、端子１２と導体１４との接続部を示して
いる。
末部分には、導体１４間及び幅方向の最外側に位置する
導体１４の幅方向外側の一対のベースフィルム１５，１
５の積層部に、矩形の保持用孔（保持用開口部）１６が
それぞれ穿設されている。このＦＦＣ１１の端末では、
図１，図２に示すように、端子１２で導体１４を接続
（所謂ピアッシング接続）している。尚、図１，図２中
符号１２Ａは、端子１２と導体１４との接続部を示して
いる。
【００１６】コネクタハウジング１３は、合成樹脂で略
直方体形状に形成され、前部に複数の端子収容室１３Ａ
が形成されおり、後端面に端子１２及びＦＦＣ１１が挿
入される配線装着孔１７が形成されている。また、コネ
クタハウジング１３の上部には、後述するスペーサ１８
が装着されるスペーサ装着孔１９が形成されている。上
記各端子収容室１３Ａの前端面には、相手側端子が挿入
される矩形の接続孔２０が形成されている。さらに、そ
れぞれの端子収容室１３Ａの底部には、端子１２の下部
を係止する可撓性の係止腕（可撓性ランス）２１が一体
突出形成されている。
直方体形状に形成され、前部に複数の端子収容室１３Ａ
が形成されおり、後端面に端子１２及びＦＦＣ１１が挿
入される配線装着孔１７が形成されている。また、コネ
クタハウジング１３の上部には、後述するスペーサ１８
が装着されるスペーサ装着孔１９が形成されている。上
記各端子収容室１３Ａの前端面には、相手側端子が挿入
される矩形の接続孔２０が形成されている。さらに、そ
れぞれの端子収容室１３Ａの底部には、端子１２の下部
を係止する可撓性の係止腕（可撓性ランス）２１が一体
突出形成されている。
【００１７】スペーサ１８は、天板２２の下面に、直角
をなすように複数の隔壁（係合部）２３が所定間隔を隔
てて平行に一体突出形成されている。尚、互いに隣接す
る隔壁２３，２３の間隔は、前記各端子収容室１３Ａ，
１３Ａの幅寸法とほぼ同一に設定されている。
をなすように複数の隔壁（係合部）２３が所定間隔を隔
てて平行に一体突出形成されている。尚、互いに隣接す
る隔壁２３，２３の間隔は、前記各端子収容室１３Ａ，
１３Ａの幅寸法とほぼ同一に設定されている。
【００１８】そして、スペーサ１８をコネクタハウジン
グ１３のスペーサ装着孔１９に装着した状態で、隔壁２
３同士で形成される空間と端子収容室１３Ａが連通する
ように設定されている。また、図３に示すように、各隔
壁２３は、コネクタハウジング１３に収容されたＦＦＣ
１１に開設された矩形の保持用孔１６にそれぞれ係合さ
れるようになっている。
グ１３のスペーサ装着孔１９に装着した状態で、隔壁２
３同士で形成される空間と端子収容室１３Ａが連通する
ように設定されている。また、図３に示すように、各隔
壁２３は、コネクタハウジング１３に収容されたＦＦＣ
１１に開設された矩形の保持用孔１６にそれぞれ係合さ
れるようになっている。
【００１９】次に、ＦＦＣ１１をコネクタハウジング１
３に組み付ける手順を説明する。まず、ＦＦＣ１１の端
末に端子１２を所定手段を介して導体１４に電気的に接
続する（所謂ピアッシング接続する）。その後、端子１
２を配線装着孔１７からコネクタハウジング１３内に挿
入して、各端子１２を対応する端子収容室１３Ａ内に差
し込む。このとき、端子１２は可撓性係止腕２１で係止
されて抜けが防止される。
３に組み付ける手順を説明する。まず、ＦＦＣ１１の端
末に端子１２を所定手段を介して導体１４に電気的に接
続する（所謂ピアッシング接続する）。その後、端子１
２を配線装着孔１７からコネクタハウジング１３内に挿
入して、各端子１２を対応する端子収容室１３Ａ内に差
し込む。このとき、端子１２は可撓性係止腕２１で係止
されて抜けが防止される。
【００２０】次に、スペーサ装着孔１９内に仮係止され
ているスペーサ１８を該スペーサ装着孔１９内に完全に
押し込む（本係止する）と、該スペーサ１８の隔壁２３
がＦＦＣ１１の保持用孔１６に係合される。尚、スペー
サ１８は、装着された時に係止爪（係止部）２４でコネ
クタハウジング１３に本係止される。
ているスペーサ１８を該スペーサ装着孔１９内に完全に
押し込む（本係止する）と、該スペーサ１８の隔壁２３
がＦＦＣ１１の保持用孔１６に係合される。尚、スペー
サ１８は、装着された時に係止爪（係止部）２４でコネ
クタハウジング１３に本係止される。
【００２１】本実施形態では、ＦＦＣ１１の端末部分の
一対のベースフィルム１５，１５に形成された保持用孔
１６に、スペーサ１８の隔壁２３が係合されることによ
り、ＦＦＣ１１の引き回しなどによって応力がかかって
も、ＦＦＣ１１と端子１２との接続部１２Ａにその応力
が及ぶことがないため、それらの接続部分を確実に保護
することができる。このため、ＦＦＣ１１の導体１４の
変形や破断をより確実に防止することができる。
一対のベースフィルム１５，１５に形成された保持用孔
１６に、スペーサ１８の隔壁２３が係合されることによ
り、ＦＦＣ１１の引き回しなどによって応力がかかって
も、ＦＦＣ１１と端子１２との接続部１２Ａにその応力
が及ぶことがないため、それらの接続部分を確実に保護
することができる。このため、ＦＦＣ１１の導体１４の
変形や破断をより確実に防止することができる。
【００２２】以上、前記実施形態について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に
付随する各種の変更が可能である。例えば、前記実施形
態では、フラット回路体としてＦＦＣを適用したが、Ｆ
ＰＣを適用してもよい。さらに、保持用開口部としての
保持用孔を全ての導体の両側に位置するように形成した
が、保持用孔の数は適宜変更が可能である。
本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に
付随する各種の変更が可能である。例えば、前記実施形
態では、フラット回路体としてＦＦＣを適用したが、Ｆ
ＰＣを適用してもよい。さらに、保持用開口部としての
保持用孔を全ての導体の両側に位置するように形成した
が、保持用孔の数は適宜変更が可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１記載の発明によれば、フラット回路体がスペーサの係
合部で保持されるため、このフラット回路体に外力が作
用してもその外力は絶縁フィルムに加わり導体に及ぶこ
とを抑制する効果がある。そして、導体の変形や破断等
を防止することができ、耐久性の高いフラット回路体の
端末保持構造を実現することができる。
１記載の発明によれば、フラット回路体がスペーサの係
合部で保持されるため、このフラット回路体に外力が作
用してもその外力は絶縁フィルムに加わり導体に及ぶこ
とを抑制する効果がある。そして、導体の変形や破断等
を防止することができ、耐久性の高いフラット回路体の
端末保持構造を実現することができる。
【００２４】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明の効果に加えて、保持用開口部が保持用孔であ
るため、フラット回路体の端末部分に極めて容易に保持
用開口部を形成することができる。また、フラット回路
体の端末部分において、導体の両側に保持用開口部が形
成されているため、フラット回路体の幅方向全体に亙っ
てフラット回路体に作用した外力を均一化することがで
き、導体に及ぶ影響を極力小さくする効果がある。
載の発明の効果に加えて、保持用開口部が保持用孔であ
るため、フラット回路体の端末部分に極めて容易に保持
用開口部を形成することができる。また、フラット回路
体の端末部分において、導体の両側に保持用開口部が形
成されているため、フラット回路体の幅方向全体に亙っ
てフラット回路体に作用した外力を均一化することがで
き、導体に及ぶ影響を極力小さくする効果がある。
【００２５】請求項３記載の発明によれば、請求項１に
記載の発明の効果に加えて、コネクタハウジングに予め
端子を接続したフラット回路体の端末部分を収容した状
態でスペーサの装着を行うことで、フラット回路体の端
末保持構造の組立工程を迅速に行うことが可能となる。
記載の発明の効果に加えて、コネクタハウジングに予め
端子を接続したフラット回路体の端末部分を収容した状
態でスペーサの装着を行うことで、フラット回路体の端
末保持構造の組立工程を迅速に行うことが可能となる。
【図１】本発明に係るフラット回路体の端末保持構造の
実施形態を示す部分破断分解斜視図である。
実施形態を示す部分破断分解斜視図である。
【図２】実施形態においてスペーサを装着する状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】（ａ）は従来のフラット回路体の端末部分に端
子を装着した状態を示す斜視図、（ｂ）は従来のフラッ
ト回路体の端末保持構造を示す分解斜視図である。
子を装着した状態を示す斜視図、（ｂ）は従来のフラッ
ト回路体の端末保持構造を示す分解斜視図である。
１１ ＦＦＣ（フラット回路体） １２ 端子 １３ コネクタハウジング １３Ａ 端子収容室 １４ 導体 １５ ベースフィルム（絶縁フィルム） １６ 保持用孔（保持用開口部） １８ スペーサ １９ スペーサ装着孔 ２２ 天板 ２３ 隔壁（係合部）
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の導体を所定間隔毎に配置して絶縁
フィルムで挟み込んでなるフラット回路体の端末部分
に、該フラット回路体の各導体に導通する複数の端子を
接続した上で、該各端子をコネクタハウジングの各端子
収容室に収容するようにしたフラット回路体の端末保持
構造において、 前記フラット回路体の端末部分の前記各導体の配置され
ていない部分に保持用開口部がそれぞれ開設され、前記
コネクタハウジングに前記保持用開口部内に係合される
係合部を備えたスペーサが装着自在にされていることを
特徴とするフラット回路体の端末保持構造。 - 【請求項２】 請求項１記載のフラット回路体の端末保
持構造であって、 前記保持用開口部は、前記フラット回路体の各導体の両
側の前記絶縁フィルムに開設された保持用孔であること
を特徴とするフラット回路体の端末保持構造。 - 【請求項３】 請求項１に記載のフラット回路体の端末
保持構造であって、 前記スペーサは、前記保持用開口部に対応して配置され
た前記係合部としての隔壁と、該隔壁に一体に形成され
た天板とでなり、前記コネクタハウジングに前記スペー
サを装着するスペーサ装着孔が設けられていることを特
徴とするフラット回路体の端末保持構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000017178A JP2001210408A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | フラット回路体の端末保持構造 |
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