JP2001209517A - 制御プログラムを記録した媒体、制御装置および制御方法 - Google Patents

制御プログラムを記録した媒体、制御装置および制御方法

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JP2001209517A
JP2001209517A JP2000018012A JP2000018012A JP2001209517A JP 2001209517 A JP2001209517 A JP 2001209517A JP 2000018012 A JP2000018012 A JP 2000018012A JP 2000018012 A JP2000018012 A JP 2000018012A JP 2001209517 A JP2001209517 A JP 2001209517A
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Azusa Iwai
梓 岩井
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションプログラムとスプーラとプ
レビューワとドライバとが同時に実行されることによっ
て多くのメモリのワークエリアが必要になり、また、C
PUの処理負担が大きく同時に進行するプログラムの処
理速度を低下させてしまう。 【解決手段】 制御プログラムが機能別のモジュールに
よって構成されており、各機能を実現するのに必要最低
限のモジュールを実行し、必要でないものは終了する。
また、各モジュールは所定のジョブを実行するためのジ
ョブ実行プログラムと連携して各機能を実現するが、ジ
ョブ実行プログラムにおいても必要なもののみを実行
し、必要でないものは終了させる。従って、印刷処理お
よびプレビューにかかるリソースを低減可能であり、コ
ンピュータが高速で処理を実行することを可能にし、コ
ンピュータ操作を快適にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御プログラムを
記録した媒体、制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等コンピュータの周辺機器は、
一般には制御プログラムであるドライバが制御してい
る。すなわち、利用者がプリンタ等の周辺機器を使用す
る際には文書作成用アプリケーションプログラムにて印
刷指示等を出し、当該アプリケーションプログラム実行
下にてドライバが起動し、当該ドライバが当該印刷指示
に応じて指示された印刷文書実データを生成してプリン
タに出力するなどしている。ここで印刷文書は最終的な
印刷文書実データとして生成される前に一般的にはスプ
ーラに中間印刷ファイルとしてスプールされるようにな
っており、ドライバは上記アプリケーションプログラム
が使用している文書データを当該中間印刷ファイルに変
換したり、印刷文書実データに変換する機能を担ってい
る。
【0003】また、このようにプリンタにて文書等を印
刷する前には当該印刷イメージがプレビューできると便
利であり、ドライバの付属機能としてプレビューワが提
供されることもある。かかるプレビューにおいては利用
者に対して印刷イメージを示すため、上記ドライバが上
記アプリケーションプログラムとスプーラの実行下に
て、中間印刷ファイルをプレビューイメージ表示のため
のビットマップデータに変換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の制御プ
ログラムにおいては、以下の問題があった。すなわち、
上述の例において複数の処理が同時に進行してコンピュ
ータにて多くのリソースが必要になり、コンピュータ全
体として処理が非常に遅くなる。具体的には、アプリケ
ーションプログラムとスプーラとプレビューワとドライ
バとが同時に実行されることによって多くのメモリのワ
ークエリアが必要になる。また、上記ドライバにて画像
データ変換を実行したりプレビューワにて画像表示を実
行したりする処理は一般的にはCPUの処理負担が大き
く、同時に進行するプログラムの処理速度を低下させ
る。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、
印刷処理およびプレビューにかかるリソースを低減可能
であり、コンピュータが高速で処理を実行することを可
能にし、コンピュータ操作を快適にすることが可能な制
御プログラムを記録した媒体、制御装置および制御方法
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定のジョブを実行する
ためのジョブ実行プログラムからの要求に基づいて所定
の付随プログラムとともに起動される制御プログラムを
記録した媒体であって、同制御プログラムは複数の機能
別モジュールにて構成されているとともに、同機能別モ
ジュールは必要な機能別モジュール毎に実行および終了
可能であり、上記付随プログラムとともに起動される一
の機能別モジュールを実行終了させることによって上記
付随プログラムを終了させつつ他の機能別モジュールを
実行可能にする構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明において、本媒体には、所定のジョブを実行するため
のジョブ実行プログラムからの要求に基づいて所定の付
随プログラムとともに起動される制御プログラムが記録
されている。この制御プログラムは複数の機能別モジュ
ールからなり、当該機能別モジュールはジョブ実行プロ
グラムからの要求によって必要なときに実行され、必要
でなくなると終了する。このとき、当該機能別モジュー
ルとともに起動されている付随プログラムをも終了させ
ることができる。
【0007】従って、複数の制御プログラム全体として
一度にメモリのワークエリアを確保する場合に比べて、
確保すべきワークエリアが著しく低減される。また、各
モジュールが不要付随プログラムを終了させるのでやは
り確保すべきワークエリアが低減される。さらに、同時
に実行されるプログラムが低減することによってCPU
の処理負担も低減する。この結果、コンピュータ全体と
して各プロセスを高速で処理することが可能になり、コ
ンピュータ操作が快適になる。また、このように同時実
行するプログラムを終了させてリソースを解放させると
いう意味では、上記機能別モジュールによって上記ジョ
ブ実行プログラムを終了させることも考えられる。
【0008】このように、機能別モジュール毎に実行/
終了可能であり、不要な付随プログラムを終了させると
しても、どのように実行し、終了させるかは様々な態様
が考えられ、その一例として請求項2にかかる発明は、
請求項1に記載の制御プログラムを記録した媒体におい
て、上記機能別モジュールとジョブ実行プログラムと付
随プログラムとは、これらのいずれかまたは組み合わせ
を同時に実行し終了することが可能であり、上記ジョブ
実行中の一連の処理において上記各機能を必要最低限の
機能別モジュールとジョブ実行プログラムと付随プログ
ラムとにて実現する構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記機能別モジュールとジョブ実行プロ
グラムと付随プログラムとは、所定の組み合わせで実行
される。すなわち、本制御プログラムの各機能は上記ジ
ョブ実行プログラムによって起動され、付随プログラム
と連携して所定のジョブを実行するので、個別の機能を
実行するために連携する必要最低限の組み合わせにて各
機能を実行し、当該機能を実行後には終了させる。この
結果、所定の機能毎に実行されているモジュールと付随
プログラムとジョブ実行プログラムとの組は時間の経過
とともに変化していき、これらは必要最低限のものであ
る。従って、実行時に確保されるワークエリアが低減さ
れる。
【0010】ここで、上記ジョブ実行プログラムはこれ
らの処理によって所定のジョブ実行を実現することがで
きればよく、例えば印刷装置において印刷ジョブを実行
する場合が考えられる。そこで、そのための構成の一例
として、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求
項2のいずれかに記載の制御プログラムを記録した媒体
において、上記制御プログラムによる制御対象は印刷装
置であり、上記機能別モジュールとジョブ実行プログラ
ムと付随プログラムとにおいて印刷ジョブの投入から印
刷終了までを制御するとともに、当該印刷ジョブの印刷
イメージをプレビューすることが可能である構成として
ある。
【0011】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記制御プログラムによる制御対象は印
刷装置である。この場合上記ジョブ実行プログラムとし
ては印刷ジョブを実行するために必要な複数のプログラ
ムが考えられ、利用者が印刷ジョブ実行の指示を出すア
プリケーションプログラムあるいは当該アプリケーショ
ンプログラムがジョブ投入を制御するためのモジュール
や、上記プレビューワ等が含まれる。また、この場合の
付随プログラムとしては当該ジョブ投入によって実行さ
れるスプーラ等のOSが提供する印刷プロセスが考えら
れる。このように、印刷装置における印刷ジョブ実行に
本発明を適用することにより、利用者がコンピュータに
て印刷指示を出した時やプレビュー時にコンピュータの
処理が遅くなって全体の操作や他のアプリケーションプ
ログラムにおける処理が妨げられにくくなる。
【0012】このように、本発明においては制御プログ
ラムの各機能を機能別に実行/終了させることができる
が、制御プログラムには種々の機能があり、いずれを実
行/終了させるかは様々な態様が考えられる。そこで、
そのための構成の一例として、請求項4にかかる発明
は、請求項3に記載の制御プログラムを記録した媒体に
おいて、上記複数の機能別モジュールの一つとして、上
記投入される印刷ジョブの中間印刷ファイルを生成する
中間印刷ファイル生成機能を上記コンピュータに実現さ
せる構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、中間印刷ファイルを生成する機能を個別
に実行/終了可能である。すなわち、印刷ジョブの実行
において同一の印刷ジョブに対して中間印刷ファイルを
生成するのは通常一度で十分であり、当該機能を必要な
ときに実行/終了させることによって不必要に多くのメ
モリのワークエリアを確保することがなくなる。むろ
ん、他の中間印刷ファイルを生成する場合や同一印刷ジ
ョブを再実行する場合には、再び当該機能を実行し中間
印刷ファイルを生成後に終了すればよい。
【0014】また、実行/終了させる制御プログラムの
他の一例として、請求項5にかかる発明は、請求項3ま
たは請求項4のいずれかに記載の制御プログラムを記録
した媒体において、上記複数の機能別モジュールの一つ
として、上記プレビュー実行時に上記中間印刷ファイル
を取得してプレビューデータを生成するプレビューデー
タ生成機能を上記コンピュータに実現させる構成として
ある。
【0015】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、プレビューデータを生成する機能を個別
に実行/終了可能である。すなわち、プレビュー時には
通常印刷イメージをディスプレイに表示するため、印刷
イメージ通りの画面表示を行う画像データを生成する必
要があり、中間印刷ファイルを当該画像データに変換す
る。例えば、中間印刷ファイルがRGBのドットマトリ
クスデータで表現されているとしても、印刷イメージ通
りの画面表示を行うためには印刷用紙全体を含む状態で
画面表示を実行する必要がある。かかる場合には当該R
GBのドットマトリクスデータを拡大/縮小するなどし
て印刷イメージ通りのビットマップデータを生成すれば
よい。ここでも当該機能を必要なときに実行/終了させ
ることによって不必要に多くのメモリのワークエリアを
確保することがなくなる。
【0016】さらに、実行/終了させる制御プログラム
の他の一例として、請求項6にかかる発明は、請求項5
に記載の制御プログラムを記録した媒体において、上記
複数の機能別モジュールの一つとして、印刷装置に対す
る印刷実データ出力時に上記プレビューデータを取得し
て印刷実データを生成する印刷実データ生成機能を上記
コンピュータに実現させる構成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、印刷実データを生成する機能を個別に実
行/終了可能である。すなわち、印刷実データを出力す
る際には印刷装置が受信して印刷を実行するための印刷
実データを生成する必要があり、当該生成機能を必要な
ときに実行/終了させることによって不必要に多くのメ
モリのワークエリアを確保することがなくなる。印刷実
データとしては例えばインクジェットプリンタにおいて
は印刷画像のCMYKデータに基づくものが考えられ
る。むろん、上記プレビューを実行しないときにプレビ
ューデータではなく中間印刷ファイルに基づいて印刷実
データを生成することも可能である。
【0018】さらに、実行/終了させる制御プログラム
の他の機能の例として、上記ジョブ実行プログラムある
いは付随プログラムを個々に終了させるものが考えられ
る。その一例として、請求項7にかかる発明は、請求項
3〜請求項6に記載の制御プログラムを記録した媒体に
おいて、上記複数の機能別モジュールの一つとして、印
刷ジョブの投入を行ったジョブ投入プログラムを終了さ
せるジョブ投入プログラム終了機能を上記コンピュータ
に実現させる構成としてある。
【0019】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、印刷ジョブの投入を行ったジョブ投入プ
ログラムを終了させることが可能である。すなわち、印
刷ジョブの投入を行うのは通常文書や図面の作成アプリ
ケーションプログラムであり、当該アプリケーションプ
ログラムがメモリのワークエリアを多く占有してしまう
ことが多く、CPUの処理にも多くの負担がかかるもの
が多い。そこで、かかる印刷ジョブ投入後にかかるアプ
リケーションプログラムを終了させることによって、必
要となるコンピュータのリソースが低減される。
【0020】さらに、上記ジョブ実行プログラムを個々
に終了させるものの他の一例として、請求項8にかかる
発明は、請求項3〜請求項7に記載の制御プログラムを
記録した媒体において、上記複数の機能別モジュールの
一つとして、中間印刷ファイルの格納と印刷実データの
出力とを管理するファイル管理プログラムを終了させる
ファイル管理プログラム終了機能を上記コンピュータに
実現させる構成としてある。
【0021】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、印刷ジョブの実行過程で中間印刷ファイ
ルの格納と印刷実データの出力とを管理するファイル管
理プログラムを終了させることが可能である。すなわ
ち、通常これらのファイル管理はOSが提供する印刷プ
ロセス、より具体的にはスプーラとして提供されており
OSによっては非常に当該プログラムの容量が大きいも
のがある。また、中間印刷ファイルをHDDやメモリ等
に格納した後には印刷実データを出力するまで当該印刷
プロセスにかかるプログラムを実行し続ける必要はな
い。そこで、当該印刷プロセスにかかるプログラムを終
了させることによって、必要となるコンピュータのリソ
ースが低減される。
【0022】さらに、上記ジョブ実行プログラムを個々
に終了させるものの他の一例として、請求項9にかかる
発明は、請求項3〜請求項8に記載の制御プログラムを
記録した媒体において、上記複数の機能別モジュールの
一つとして、プレビュー時に起動されるプレビュー実行
プログラムを終了させるプレビュー実行プログラム終了
機能を上記コンピュータに実現させる構成としてある。
【0023】上記のように構成した請求項9にかかる発
明においては、プレビュー実行プログラムを終了させる
ことが可能である。プレビュー実行プログラムは上記中
間印刷ファイルから生成されるプレビューデータに基づ
いて所定の印刷イメージを表示させることが可能であ
る。また、当該イメージを拡大/縮小可能に構成したり
当該イメージに「秘密事項」を示すスタンプを付加可能
に構成したりすることも可能である。従って、一般に画
像処理を含むプログラムであって容量は大きくCPUの
負担は重い。そこで、当該印刷プロセスにかかるプログ
ラムを終了させることによって、必要となるコンピュー
タのリソースが低減される。
【0024】むろん、以上述べてきた記録媒体は、磁気
記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよ
いし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く
同様に考えることができる。また、一次複製品、二次複
製品などの複製段階については全く問う余地無く同等で
ある。上記媒体とは異なるが、供給方法として通信回線
を利用して行なう場合であれば通信回線が伝送媒体とな
って本発明が利用されることになる。さらに、一部がソ
フトウェアであって、一部がハードウェアで実現されて
いる場合においても発明の思想において全く異なるもの
ではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応
じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあっても
よい。
【0025】このように、所定のジョブを実行する際に
ジョブ実行プログラムからの要求によって起動され、所
定の付随プログラムと連携して所定の制御対象を制御す
るにあたり、必要なジョブ実行プログラムあるいは付随
プログラムを実行して必要な機能のみを実現する手法は
実体のあるコンピュータにおいて実現され、その意味で
本発明をそのようなコンピュータからなる装置としても
適用可能であることは容易に理解できる。このため、請
求項10〜請求項18にかかる発明においても、基本的
には同様の作用となる。むろん、このような装置は単独
で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状
態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明
の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むもので
あって、適宜、変更可能である。
【0026】また、このような制御プログラムはかかる
制御に従って処理を進めていく上で、その根底にはその
手順に発明が存在するということは当然であり、方法と
しても適用可能であることは容易に理解できる。このた
め、請求項19〜請求項27にかかる発明においても、
基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも実体
のある媒体などに限らず、その方法としても有効である
ことに相違はない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項1
0、請求項19にかかる本発明によれば、制御にかかる
リソースを低減可能であり、コンピュータが高速で処理
を実行することを可能にし、コンピュータ操作を快適に
することができる。さらに、請求項2、請求項11、請
求項20にかかる発明によれば、効果的に制御にかかる
リソースを低減することができる。さらに、請求項3、
請求項12、請求項21にかかる発明によれば、印刷処
理およびプレビューにかかるリソースを低減可能であ
り、コンピュータが高速で処理を実行することを可能に
し、コンピュータ操作を快適にすることができる。さら
に、請求項4、請求項13、請求項22にかかる発明に
よれば、不必要に多くのリソースを確保することがなく
なる。さらに、請求項5、請求項14、請求項23にか
かる発明によれば、不必要に多くのリソースを確保する
ことがなくなる。
【0028】さらに、請求項6、請求項15、請求項2
4にかかる発明によれば、不必要に多くのリソースを確
保することがなくなる。さらに、請求項7、請求項1
6、請求項25にかかる発明によれば、不必要に多くの
リソースを確保することがなくなる。さらに、請求項
8、請求項17、請求項26にかかる発明によれば、不
必要に多くのリソースを確保することがなくなる。さら
に、請求項9、請求項18、請求項27にかかる発明に
よれば、不必要に多くのリソースを確保することがなく
なる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1はコンピュータに周辺機器と
して印刷装置が接続されている状態の概略ハードウェア
構成を示しており、図2は本発明がコンピュータにおい
てOS上に複数のモジュールからなるプリンタドライバ
として実現された場合における概略構成図を示してい
る。尚、図2では主要な構成をモジュール(発明の構成
要素の手段にも該当する)として示している。
【0030】まず、図1に示す概略ハードウェア構成に
ついて説明する。コンピュータ10は演算処理の中枢を
なすCPU11を備えており、このCPU11はシステ
ムバス12を介してBIOSなどの記載されたROM1
3やRAM14にアクセス可能となっている。また、シ
ステムバス12には外部記憶装置としてのハードディス
クドライブ15とフロッピーディスクドライブ16とC
D−ROMドライブ17とが接続されており、ハードデ
ィスクドライブ15に記憶されたOS20やアプリケー
ションプログラム(APL)50,プレビューワ51等
がRAM14に転送され、CPU11はROM13とR
AM14に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。
すなわち、RAM14を一時的なワークエリアとして種
々のプログラムを実行する。
【0031】シリアル通信用I/O19aにはキーボー
ド41やマウス42の操作用入力機器が接続され、図示
しないビデオボードを介して表示用のディスプレイ18
も接続されている。さらに、印刷装置30とはパラレル
通信用I/O19bを介してパラレル接続が可能となっ
ている。本コンピュータ10の構成は簡略化して説明し
ているが、パーソナルコンピュータとして一般的な構成
を有するものを採用することができる。
【0032】むろん、本発明が適用されるコンピュータ
はパーソナルコンピュータに限定されるものではない。
この実施例はいわゆるデスクトップ型コンピュータであ
るが、ノート型であるとか、モバイル対応のものであっ
ても良い。また、コンピュータ10と印刷装置30との
接続インタフェースもパラレル通信用I/O19bに限
る必要はなく、シリアルインタフェースやSCSI,U
SB接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今後
開発されるいかなる接続態様であっても同様である。
【0033】この例では各プログラムの類はハードディ
スクドライブ15に記憶されているが、記録媒体はこれ
に限定されるものではない。例えば、フロッピーディス
ク16aであるとか、CD−ROM17aであってもよ
い。これらの記録媒体に記録されたプログラムはフロッ
ピーディスクドライブ16やCD−ROMドライブ17
を介してコンピュータ10にて読み込まれ、ハードディ
スクドライブ15にインストールされる。そして、ハー
ドディスクドライブ15を介してRAM14上に読み込
まれてコンピュータを制御することになる。また、記録
媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであってもよ
い。また、半導体デバイスとしてフラッシュカードなど
の不揮発性メモリなどを利用することも可能であるし、
モデムや通信回線を介して外部のファイルサーバにアク
セスしてダウンロードする場合には通信回線が伝送媒体
となって本発明が利用される。
【0034】印刷装置30は図示しないCPU,ファー
ムウェア等を備えており、当該ファームウェアに記載さ
れたプログラムに従って、上記コンピュータ10から送
信されるCMYKのデータやページ記述言語等からなる
印刷データをパラレル通信用I/Oを介して受信する。
そして、印刷装置30では当該データに基づいて所定の
モータでヘッドや印刷用紙搬送機構を駆動しつつ印刷を
実行する。
【0035】一方、図2に示すようにコンピュータ10
では、プリンタドライバはOS20上に組み込まれてお
り、上記パラレル通信用I/O19bを介して上記印刷
装置30と双方向通信を行って同印刷装置30にステー
タス情報を印刷させる処理を行う他、APL50から印
刷画像を受け取って所定のデータを生成したり、プレビ
ューワ51が使用する画像データを生成するなどの処理
を行う。また、OS20にはAPL50が扱う描画画像
や文書画像等のグラフィックスに関して当該APL50
とOS20とのインタフェースとなるGDI(Grap
hics Device Interface)21と
印刷にかかる画像データを上記ハードディスクドライブ
15にスプールするスプーラ22とが組み込まれてい
る。
【0036】さらに、上記プリンタドライバは具体的に
は、本実施形態においてはDRV1〜3の主に3つの機
能別に分けられて組み込まれており、当該各DRV1〜
3は個別に実行され終了することが可能である。DRV
1は、中間印刷ファイル生成モジュール1aを備えてお
り、上記GDI21からRGBのドットマトリクスデー
タを取得してスプールファイルを生成するとともに、A
PL50を終了させ、また、上記スプーラ22を起動/
終了させるための制御信号を出力することが可能であ
る。むろん、APL50は利用者がコンピュータを操作
する際の主なプログラムであって、利用者としては当該
APL50を実行し続けたい場合も多く、かかる場合に
は当該APL50を実行したままで同APL50に印刷
終了を意味する制御信号を出力して印刷終了待ち状態を
解放するようにしてもよい。
【0037】上記スプーラ22は上記DRV1からスプ
ールファイルを取得して上記ハードディスクドライブ1
5にスプールし、また、上記DRV3が生成する印刷実
データを上記パラレル通信用I/O19bを介して出力
して、上記印刷装置30に所定の画像を印刷させること
が可能である。上記DRV2はプレビューデータ生成モ
ジュール2aを備えており、上記ハードディスクドライ
ブ15にスプールされているスプールファイルのデータ
に基づいて当該データをプレビュー表示するためのBM
Pデータに変換することが可能である。プレビューワ5
1は当該DRV2が生成するBMPデータに基づいて上
記ディスプレイ18に所定の画像を表示させ、利用者に
よるキーボード41やマウス42の操作に応じてスタン
プマークの重畳やセピア色への変換,画像サイズの拡大
/縮小等を実行することが可能なモジュールである。上
記DRV2はかかる整形処理に応じてBMPデータを生
成することも可能である。
【0038】上記DRV3は印刷実データ生成モジュー
ル3aを備えており、上記ハードディスクドライブ15
にスプールされているスプールファイルを取得して、R
GBに基づく色データをCMYKに基づく色データに変
換するなどして、印刷装置30に出力するための印刷実
データを生成する。また、印刷時に上記スプーラ22を
起動することが可能であり、当該生成印刷実データを当
該スプーラに出力して印刷を実行させる。このように、
本実施形態においては、上記APL50が上記ジョブ投
入プログラムを構成し、上記スプーラ22が上記ファイ
ル管理プログラムを構成し、プレビューワ51が上記プ
レビュー実行プログラムを構成する。
【0039】図3はかかる構成において上記DRV1が
実行する処理のフローを示している。利用者はAPL5
0から印刷を実行する他、OS20に組み込まれたドラ
イバからプレビューを実行したり印刷を実行することが
可能であり、かかる場合に当該DRV1が実行される。
同図において、DRV1はステップS100にて上記ス
プーラ22を起動し、ステップS110にて上記中間印
刷ファイル生成モジュール1aを起動し、スプールファ
イルを生成するとともに当該スプールファイルを上記ス
プーラ22に出力する。
【0040】このようにしてスプーラ22によって上記
ハードディスクドライブ15にスプールファイルがスプ
ールされると、当該スプールファイルのデータを使用し
て印刷を実行可能になることは当然として、プレビュー
を実行することが可能になる。そこで、ステップS12
0では利用者が上記キーボード41等にてプレビュー実
行指示を入力したか否かを判別し、ステップS150で
は印刷実行指示を入力したか否かを判別する。ステップ
S120にてプレビュー実行指示が入力されたと判別さ
れたときには、ステップS130にて上記APL50が
実行中の場合には当該APL50を終了させる。さら
に、ステップS140にて上記スプーラ22を終了さ
せ、続いて上記DRV2とプレビューワ51とを起動す
る。
【0041】上記ステップS150にて印刷実行指示が
入力されたと判別されたときには、ステップS160に
て上記APL50が実行中の場合に当該APL50を終
了させる。さらに、ステップS170にて上記スプーラ
22を終了させ、続いて上記DRV3を起動する。上記
ステップS150にて印刷実行指示が入力されたと判別
されないときにはDRV1は終了する。このように、本
実施形態においては、ステップS130,S160の処
理が上記ジョブ投入プログラム終了機能を構成し、ステ
ップS140,S170の処理が上記ファイル管理プロ
グラム終了機能を構成する。
【0042】ここで、APL50には大小さまざまなプ
ログラムが想定され、場合によっては非常に多くのワー
クエリアを必要とする。また、スプーラ22は一般に大
きいプログラムであり、多くのワークエリアを必要とす
る。従って、このように印刷実行時とプレビュー実行時
にAPL50とスプーラ22とを終了させることによっ
て必要となるワークエリアが低減され、また同時に実行
されるプログラムも減るのでCPU11の処理負担が軽
くなって全体の処理速度が速くなる。
【0043】図4は上記DRV1のステップS110に
おける中間印刷ファイル生成モジュールの処理フローで
ある。同図において、ステップS112ではDRV1は
上記APL50にて扱っていた画像のデータであるRG
Bデータを上記GDI21を介して取得する。ステップ
S114においては同ステップS112にて取得したR
GBデータに基づいてスプールファイルを生成し、ステ
ップS116にて上記ステップS100にて起動された
スプーラ22に対して出力する。この結果、スプーラ2
2が上述のようにハードディスクドライブ15に当該ス
プールファイルをスプールし、以降APL50やスプー
ラ22が終了しても当該ファイルの画像をプレビューし
たり印刷したりすることが可能になる。このように、本
実施形態においてはDRV1のステップS110におけ
る上記中間印刷ファイル生成モジュール1aの処理が上
記中間印刷ファイル生成機能を構成する。
【0044】図5は上記DRV2の処理フローである。
同図において、DRV2の処理は主に上記プレビューデ
ータ生成モジュール2aにて実行され、ステップS20
0にて当該DRV2を起動させた上記DRV1を終了さ
せる。すなわち、直前まで起動していたDRV1の代わ
りにDRV2が起動されることになる。従って、DRV
1を実行するためのリソースが低減される。ステップS
210では上記同時に実行されるプレビューワ51にて
利用者が指示を出す表示ページの指定を取得し、ステッ
プS220にて当該取得ページに相当する画像データの
ファイルを上記スプールファイルから表示ファイルとし
て読み込む。
【0045】ステップS230では上記ディスプレイ1
8に所定のプレビュー表示を行うために当該表示ファイ
ルのデータを変換してBMPデータを生成し、ステップ
S240においては当該生成ファイルを上記プレビュー
ワ51に対して出力する。この結果、後述するようにプ
レビューワ51にてプレビュー画像が表示されるが、当
該プレビューワ51では画像の大きさを変更するなど、
所定の整形を実行することがある。
【0046】そこで、かかる整形処理に対応するために
DRV2ではステップS250において上記プレビュー
ワ51を介する整形処理が実行されたか否かを判別し、
当該整形処理が実行された場合にはステップS260に
て当該整形処理に対応した画像になるよう上記BMPデ
ータを整形する。そして、再びステップS240にて当
該整形後の生成ファイルの出力を実行して上記プレビュ
ーワ51にて整形画像を表示させ、ステップS250に
て整形処理が実行されたと判別されないときに、ステッ
プS270にて生成したBMPデータを上記ハードディ
スクドライブ15に格納し、DRV2における処理を終
了する。このように、本実施形態においてはDRV2の
ステップS210〜S240における処理が上記プレビ
ューデータ生成機能を構成する。
【0047】図6は上記プレビューワ51の処理フロー
である。同図において、プレビューワ51は上記ディス
プレイ18に図示しないユーザインタフェースを表示さ
せるなどして利用者にプレビュー表示ページを指定さ
せ、当該指定を受け付ける。ステップS310では上記
DRV2に対して当該指定を出力し、ステップS320
では上記DRV2が当該出力に応じてステップS240
にて出力する生成ファイルを表示ページのデータとして
取得する。同ステップS320にて表示ページのデータ
を取得すると、ステップS330にて当該表示ページデ
ータに基づいて上記ディスプレイ18に所定の画像を表
示させる。
【0048】プレビューワ51においては、印刷前に印
刷結果をイメージとして把握することの他、上述のよう
に所定の画像整形を実行することが可能になっており、
ステップS340にて当該整形処理が実行されたか否か
を判別する。同ステップS340にて整形処理が実行さ
れたと判別したときにはステップS350にて上記スタ
ンプマークの重畳や画像の拡大/縮小を実行する。この
とき、ステップS320においてはDRV2が上述のよ
うにして整形画像データを生成してステップS240に
て出力する整形画像データを取得し、ステップS330
にて整形後の画像を表示する。ステップS340にて整
形処理が実行されたと判別されないときにはステップS
360にて印刷を実行されたか否か判別し、同ステップ
S360にて印刷が実行されたと判別されたときに上記
DRV3を起動する。
【0049】図7は上記DRV3の処理フローである。
DRV3はDRV1あるいはDRV2が実行している状
態で印刷実行時に起動されることから、ステップS40
0にてDRV1あるいはDRV2を終了させる。また、
ステップS410では上記プレビューワ51が実行され
ている場合には同プレビューワ51を終了させる。すな
わち、直前まで起動していたDRV1あるいはDRV2
の代わりにDRV3が起動され、プレビューワ51がバ
ックグラウンドで起動し続けることもなくなる。従っ
て、DRV1,DRV2,プレビューワ51を実行する
ためのリソースが低減される。このように、本実施形態
においては、ステップS410における処理が上記プレ
ビュー実行プログラム終了機能を構成する。
【0050】ステップS420では上記スプーラ22が
スプールし、あるいは上記DRV2が生成・格納したB
MPファイルを上記ハードディスクドライブ15から取
得する。ステップS430では当該取得したBMPファ
イルのRGBデータに基づいて画像の色データをCMY
Kデータに変換して印刷用実データを生成する。そして
ステップS440にて上記スプーラ22を起動し、ステ
ップS450にてCMYKデータに基づく印刷用実デー
タを当該スプーラ22に出力してDRV3の処理を終了
する。この結果、スプーラ22は取得した印刷実データ
を上記パラレル通信用I/O19bに出力し、印刷装置
30にて所定の画像が印刷される。ここで、スプーラ2
2の実行時には上記DRV1〜3やAPL50,プレビ
ューワ51が起動していないので、やはりリソースが低
減される。このように、本実施形態においては、DRV
3におけるステップS420〜S450の処理が上記印
刷実データ生成機能を構成する。
【0051】本実施形態においては、以上のフローに従
うことにより印刷ジョブの実行において付随プログラム
たるスプーラ22とジョブ実行プログラムたるAPL5
0およびプレビューワ51と制御プログラムたるDRV
1〜3とが連携して印刷ジョブを実行し、印刷装置30
を制御する。このとき、各ジョブ実行プログラムとDR
V1〜3とは個別機能を実現する際に最小限のものが実
行され、図8〜10にかかる状況の一例を示している。
尚、同図において実線で示すブロックは実行中のものを
示し、点線で示すブロックは実行されていないものを示
している。
【0052】図8は主にDRV1によって中間印刷ファ
イルが生成されるときに実行されるモジュールやプログ
ラムを示している。同図において、APL50では利用
者が印刷画像の元になる文書や画像等を作成する。利用
者が当該APL50から印刷を実行し、あるいはプレビ
ューを実行しようとする場合には、DRV1が実行さ
れ、DRV1は上記スプーラ22を起動する。また、上
記GDI21は当該APL50とDRV1とのインタフ
ェースになる。従って、かかる場合にはAPL50とG
DI21とDRV1とスプーラ22とを実行するための
ワークエリアが確保される。
【0053】この状況でAPL50とDRV1とが連携
して中間印刷ファイルを生成するため、DRV1はステ
ップS110にて中間印刷ファイル生成モジュールを起
動する。中間印刷ファイル生成モジュールは上記図4に
示すステップS112でGDI21を介して画像のRG
Bデータを取得し、ステップS114にてスプールファ
イルを生成してステップS116で当該ファイルをスプ
ーラ22に出力する。この結果、印刷あるいはプレビュ
ーを実行するための画像データは上記ハードディスクド
ライブ15にスプールされる。
【0054】プレビューを実行する場合には続いてDR
V2とプレビューワ51が起動され、このとき上記AP
L50とDRV1とスプーラ22とを起動し続ける必要
ないので、ステップS130,S140,S200にて
これらのプログラムを終了させる。図9はかかる状況を
示しており、同図に示すようにDRV2が上記ハードデ
ィスクドライブ15にスプールされたデータを使用して
プレビューワ51に対してプレビューに必要なデータを
提供するようになっている。従って、この場合はDRV
2とプレビューワ51とを実行するためのワークエリア
が確保される。
【0055】この状況でプレビューワ51とDRV2と
が連携してプレビューデータを生成し、プレビューを実
行するため、プレビューワ51はステップS300で利
用者の表示ページ指定を受け付けてステップS310に
て指定ページを出力する。すると、DRV2はステップ
S210にて表示ページ指定を取得してステップS22
0にて表示ページファイルを読み込んで、ステップS2
30でプレビュー表示のためのBMPデータを生成す
る。
【0056】プレビューワ51はステップS320にて
DRV2がステップS240にて出力するBMPファイ
ルの表示ページデータを取得し、ステップS330にて
当該取得データに基づいてディスプレイ18に画像を表
示してプレビューを実行する。さらに、スタンプマーク
の重畳等の所定の整形処理を実行する場合にはプレビュ
ーワ51はステップS320〜S350の処理を実行
し、DRV2はステップS240〜S260の処理を実
行して整形画像データを生成し、ディスプレイ18に整
形画像を表示する。
【0057】さらに、プレビューに続いて当該プレビュ
ー結果を印刷する場合には、プレビューワ51はステッ
プS300にて利用者が印刷実行を指示したと判別し、
DRV3を起動する。このとき、プレビューワ51とD
RV3とを起動し続ける必要はないので、DRV3はス
テップS400,S410にてDRV2およびプレビュ
ーワ51を終了させる。また、印刷実行のためにはスプ
ーラ22を起動する。図10はかかる状況を示してお
り、同図に示すようにDRV3が上記ハードディスクド
ライブ15に格納されたBMPファイルデータを使用し
て印刷実データを生成し、当該印刷実データをスプーラ
22に対して出力するようになっている。従って、この
場合はDRV3とスプーラ22とを実行するためのワー
クエリアが確保される。
【0058】スプーラ22とDRV3とが連携して印刷
装置30に対して印刷実データを出力するため、DRV
3はまずステップS420にて上記ハードディスクドラ
イブ15からBMPファイルを取得し、ステップS43
0にて色データをRGBからCMYKに変換する。そし
て、ステップS440にてスプーラ22を起動してステ
ップS450にて印刷実データを当該スプーラ22に出
力する。ここで、スプーラ22は取得した印刷実データ
を上記パラレル通信用I/O19bに出力するので印刷
装置30においては上記プレビュー時にプレビューして
いた通りの画像が印刷される。
【0059】このように、本発明においては、制御プロ
グラムが機能別のモジュールによって構成されており、
各機能を実現するのに必要最低限のモジュールを実行
し、必要でないものは終了する。また、各モジュールは
所定のジョブを実行するためのジョブ実行プログラムと
連携して各機能を実現するが、ジョブ実行プログラムに
おいても必要なもののみを実行し、必要でないものは終
了させる。従って、印刷処理およびプレビューにかかる
リソースを低減可能であり、コンピュータが高速で処理
を実行することを可能にし、コンピュータ操作を快適に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータの概略ハードウェア構成図であ
る。
【図2】ジョブ実行プログラムとプリンタドライバの概
略構成図である。
【図3】プリンタドライバの一部の機能にて実現する処
理のフローチャートである。
【図4】中間印刷ファイル生成モジュールのフローチャ
ートである。
【図5】プリンタドライバの一部の機能にて実現する処
理のフローチャートである。
【図6】プレビューワのフローチャートである。
【図7】プリンタドライバの一部の機能にて実現する処
理のフローチャートである。
【図8】中間印刷ファイル生成時に実行されるモジュー
ルやプログラムを示す図である。
【図9】プレビュー実行時に実行されるモジュールやプ
ログラムを示す図である。
【図10】印刷実データ生成時に実行されるモジュール
やプログラムを示す図である。
【符号の説明】
DRV1〜3…プリンタドライバ 1a…中間印刷ファイル生成モジュール 2a…プレビューデータ生成モジュール 3a…印刷実データ生成モジュール 10…コンピュータ 11…CPU 12…システムバス 13…ROM 14…RAM 15…ハードディスクドライブ 16…フロッピーディスクドライブ 16a…フロッピーディスク 17…CD−ROMドライブ 17a…CD−ROM 18…ディスプレイ 19a…シリアル通信用I/O 19b…パラレル通信用I/O 20…OS 21…GDI 22…スプーラ 30…印刷装置 41…キーボード 42…マウス 50…APL 51…プレビューワ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のジョブを実行するためのジョブ実
    行プログラムからの要求に基づいて所定の付随プログラ
    ムとともに起動される制御プログラムを記録した媒体で
    あって、 同制御プログラムは複数の機能別モジュールにて構成さ
    れているとともに、同機能別モジュールは必要な機能別
    モジュール毎に実行および終了可能であり、上記付随プ
    ログラムとともに起動される一の機能別モジュールを実
    行終了させることによって上記付随プログラムを終了さ
    せつつ他の機能別モジュールを実行可能としたことを特
    徴とする制御プログラムを記録した媒体。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の制御プログラムを
    記録した媒体において、 上記機能別モジュールとジョブ実行プログラムと付随プ
    ログラムとは、これらのいずれかまたは組み合わせを同
    時に実行し終了することが可能であり、上記ジョブ実行
    中の一連の処理において上記各機能を必要最低限の機能
    別モジュールとジョブ実行プログラムと付随プログラム
    とにて実現することを特徴とする制御プログラムを記録
    した媒体。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の制御プログラムを記録した媒体において、 上記制御プログラムによる制御対象は印刷装置であり、
    上記機能別モジュールとジョブ実行プログラムと付随プ
    ログラムとにおいて印刷ジョブの投入から印刷終了まで
    を制御するとともに、当該印刷ジョブの印刷イメージを
    プレビューすることが可能であることを特徴とする制御
    プログラムを記録した媒体。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の制御プログラムを
    記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、上記投入さ
    れる印刷ジョブの中間印刷ファイルを生成する中間印刷
    ファイル生成機能を上記コンピュータに実現させること
    を特徴とする制御プログラムを記録した媒体。
  5. 【請求項5】 上記請求項3または請求項4のいずれか
    に記載の制御プログラムを記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、上記プレビ
    ュー実行時に上記中間印刷ファイルを取得してプレビュ
    ーデータを生成するプレビューデータ生成機能を上記コ
    ンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラ
    ムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の制御プログラムを
    記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、印刷装置に
    対する印刷実データ出力時に上記プレビューデータを取
    得して印刷実データを生成する印刷実データ生成機能を
    上記コンピュータに実現させることを特徴とする制御プ
    ログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 上記請求項3〜請求項6に記載の制御プ
    ログラムを記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、印刷ジョブ
    の投入を行ったジョブ投入プログラムを終了させるジョ
    ブ投入プログラム終了機能を上記コンピュータに実現さ
    せることを特徴とする制御プログラムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 上記請求項3〜請求項7に記載の制御プ
    ログラムを記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、中間印刷フ
    ァイルの格納と印刷実データの出力とを管理するファイ
    ル管理プログラムを終了させるファイル管理プログラム
    終了機能を上記コンピュータに実現させることを特徴と
    する制御プログラムを記録した媒体。
  9. 【請求項9】 上記請求項3〜請求項8に記載の制御プ
    ログラムを記録した媒体において、 上記複数の機能別モジュールの一つとして、プレビュー
    時に起動されるプレビュー実行プログラムを終了させる
    プレビュー実行プログラム終了機能を上記コンピュータ
    に実現させることを特徴とする制御プログラムを記録し
    た媒体。
  10. 【請求項10】 所定のジョブを実行するためのジョブ
    実行プログラムからの要求に基づいて所定の付随プログ
    ラムとともに制御処理を実行する制御装置であって、 同制御装置は複数の機能別制御手段にて構成されている
    とともに、同機能別制御手段は必要な機能毎に上記制御
    処理を実行および終了可能であり、上記付随プログラム
    とともに開始される一の制御処理を実行終了させること
    によって上記付随プログラムを終了させつつ他の機能別
    制御手段による制御処理を実行可能としたことを特徴と
    する制御装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項10に記載の制御装置にお
    いて、 上記機能別制御手段とジョブ実行プログラムと付随プロ
    グラムとは、これらのいずれかまたは組み合わせを同時
    に実行し終了することが可能であり、上記ジョブ実行中
    の一連の処理において上記各機能を必要最低限の機能別
    制御手段とジョブ実行プログラムと付随プログラムとに
    て実現することを特徴とする制御装置。
  12. 【請求項12】 上記請求項10または請求項11のい
    ずれかに記載の制御装置において、 上記制御装置による制御対象は印刷装置であり、上記機
    能別制御手段とジョブ実行プログラムと付随プログラム
    とにおいて印刷ジョブの投入から印刷終了までを制御す
    るとともに、当該印刷ジョブの印刷イメージをプレビュ
    ーすることが可能であることを特徴とする制御装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項12に記載の制御装置にお
    いて、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、上記投入され
    る印刷ジョブの中間印刷ファイルを生成する中間印刷フ
    ァイル生成手段を有することを特徴とする制御装置。
  14. 【請求項14】 上記請求項12または請求項13のい
    ずれかに記載の制御装置において、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、上記プレビュ
    ー実行時に上記中間印刷ファイルを取得してプレビュー
    データを生成するプレビューデータ生成手段を有するこ
    とを特徴とする制御装置。
  15. 【請求項15】 上記請求項14に記載の制御装置にお
    いて、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、印刷装置に対
    する印刷実データ出力時に上記プレビューデータを取得
    して印刷実データを生成する印刷実データ生成手段を有
    することを特徴とする制御装置。
  16. 【請求項16】 上記請求項12〜請求項15に記載の
    制御装置において、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、印刷ジョブの
    投入を行ったジョブ投入プログラムを終了させるジョブ
    投入プログラム終了手段を有することを特徴とする制御
    装置。
  17. 【請求項17】 上記請求項12〜請求項16に記載の
    制御装置において、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、中間印刷ファ
    イルの格納と印刷実データの出力とを管理するファイル
    管理プログラムを終了させるファイル管理プログラム終
    了手段を有することを特徴とする制御装置。
  18. 【請求項18】 上記請求項12〜請求項17に記載の
    制御装置において、 上記複数の機能別制御手段の一つとして、プレビュー時
    に起動されるプレビュー実行プログラムを終了させるプ
    レビュー実行プログラム終了手段を有することを特徴と
    する制御装置。
  19. 【請求項19】 所定のジョブを実行するためのジョブ
    実行プログラムからの要求に基づいて所定の付随プログ
    ラムとともに制御処理を実行する制御方法であって、 同制御方法は複数の機能別制御工程にて構成されている
    とともに、同機能別制御工程は必要な機能毎に上記制御
    処理を実行および終了可能であり、上記付随プログラム
    とともに開始される一の制御処理を実行終了させること
    によって上記付随プログラムを終了させつつ他の機能別
    制御工程による制御処理を実行可能としたことを特徴と
    する制御方法。
  20. 【請求項20】 上記請求項19に記載の制御方法にお
    いて、 上記機能別制御工程とジョブ実行プログラムと付随プロ
    グラムとは、これらのいずれかまたは組み合わせを同時
    に実行し終了することが可能であり、上記ジョブ実行中
    の一連の処理において上記各機能を必要最低限の機能別
    制御工程とジョブ実行プログラムと付随プログラムとに
    て実現することを特徴とする制御方法。
  21. 【請求項21】 上記請求項19または請求項20のい
    ずれかに記載の制御方法において、 上記制御方法による制御対象は印刷方法であり、上記機
    能別制御工程とジョブ実行プログラムと付随プログラム
    とにおいて印刷ジョブの投入から印刷終了までを制御す
    るとともに、当該印刷ジョブの印刷イメージをプレビュ
    ーすることが可能であることを特徴とする制御方法。
  22. 【請求項22】 上記請求項21に記載の制御方法にお
    いて、 上記複数の機能別工程の一つとして、上記投入される印
    刷ジョブの中間印刷ファイルを生成する中間印刷ファイ
    ル生成工程を有することを特徴とする制御方法。
  23. 【請求項23】 上記請求項21または請求項22のい
    ずれかに記載の制御方法において、 上記複数の機能別工程の一つとして、上記プレビュー実
    行時に上記中間印刷ファイルを取得してプレビューデー
    タを生成するプレビューデータ生成工程を有することを
    特徴とする制御方法。
  24. 【請求項24】 上記請求項23に記載の制御方法にお
    いて、 上記複数の機能別工程の一つとして、印刷装置に対する
    印刷実データ出力時に上記プレビューデータを取得して
    印刷実データを生成する印刷実データ生成工程を有する
    ことを特徴とする制御方法。
  25. 【請求項25】 上記請求項21〜請求項24に記載の
    制御方法において、 上記複数の機能別工程の一つとして、印刷ジョブの投入
    を行ったジョブ投入プログラムを終了させるジョブ投入
    プログラム終了工程を有することを特徴とする制御方
    法。
  26. 【請求項26】 上記請求項21〜請求項25に記載の
    制御方法において、 上記複数の機能別工程の一つとして、中間印刷ファイル
    の格納と印刷実データの出力とを管理するファイル管理
    プログラムを終了させるファイル管理プログラム終了工
    程を有することを特徴とする制御方法。
  27. 【請求項27】 上記請求項21〜請求項26に記載の
    制御方法において、 上記複数の機能別工程の一つとして、プレビュー時に起
    動されるプレビュー実行プログラムを終了させるプレビ
    ュー実行プログラム終了工程を有することを特徴とする
    制御方法。
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